JP2012131257A - 吸気系冷却構造 - Google Patents

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晃 西村
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Abstract

【課題】 エアクリーナの空気導入口が車幅方向にずれている場合にも、エアクリーナの吸気口に向けて外気を送ることができる吸気系冷却構造を提供する。
【解決手段】 車体前部に設けられたバンパの下部側に空気導入用開口部が設けられ、エンジンルームの上部側に配置されたエアクリ−ナの吸気口が前記空気導入用開口部に対して車幅方向にずれて配置され、かつエアクリーナの前方に空気取り入れ口を設けることができない構成の車両の吸気系冷却構造において、前記バンパ1の下部側に設けられた空気導入用開口部1aの後部側に前記エアクリーナ5の吸気口50に向けて外気を案内するエアガイド4を設け、このエアガイド4の外気を通すガイド部40を基端部に対して先端部側を設定位置から車幅方向に所定角度θ傾斜させたことにある。
【選択図】 図6

Description

本発明は、外気をエアクリーナの吸気口に送り、エアクリーナ本体を効率良く冷却するための吸気系冷却構造に関する。
エンジンルームに配設されたエンジンの上部には、エンジンのシリンダに、外気を取り入れるエアクリーナが配置されている。このエアクリーナの前方には、バンパに組付けられるグリル部用パネルが配置されており、このグリル部用パネルに、デザイン上の観点から空気取り入れ口を設けることができない場合がある。このような車両においては、走行時にエアクリーナを通して効率良く外気を取り入れることが難しかった。その結果、エアクリーナからエンジンへと供給される吸入空気の温度が高くなり、吸気効率が低下してエンジン出力の向上を妨げる要因となっていた。
このような場合、バンパに設けられた外気導入口であるバンパーグリル部の後部側に外気偏向部材を設け、この外気偏向部材によってエアクリーナの方向に外気を案内するように構成した先行技術(特許文献1)が知られている。
特開2006−44572号公報
しかしながら、特許文献1の先行技術によれば、外気偏向部材は、バンパーグリル部の後部側に設け、その後方側の斜め上方に配置されたエアクリーナの吸気口に外気を案内するようにしている。したがって、エアクリーナの外気導入口が車幅方向にずれている場合には、適用することができなかった。
本発明は、上記課題を解決し、エアクリーナの空気導入口が車幅方向にずれている場合にも、エアクリーナの吸気口に向けて外気を送ることができる吸気系冷却構造を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、車体前部に設けられたバンパの下部側に空気導入用開口部が設けられ、エンジンルームの上部側に配置されたエアクリ−ナの吸気口が前記空気導入用開口部に対して車幅方向にずれて配置され、かつエアクリーナの前方に空気取り入れ口を設けることができない構成の車両の吸気系冷却構造において、前記バンパの下部側に設けられた空気導入用開口部の後部側に前記エアクリーナの吸気口に向けて外気を案内するエアガイドを設け、このエアガイドの外気を通すガイド部を基端部に対して先端部側を設定位置から車幅方向に所定角度傾斜させたことにある。このエアガイドはバンパの空気導入用開口部に設けられた網部に前記エアガイド部の空気取り入れ口を組付けて装着されている。また、エアガイド部は、前部の空気取り入れ口から後部の空気排出口までの通路を前記バンパの背面に沿って配設し、かつ該通路の流路断面を空気排出口に向けて次第に大きくなるように車体後方に向けて拡開させて形成してある。
本発明によれば、車両前方から流入した外気がエアガイド部に沿って偏向されてエアクリーナの吸気口に入りやすくなる。こうして、エアクリーナからエンジンへと供給される吸入空気の温度が下がり、吸気効率が向上してエンジンの出力向上を図ることができる。また、エンジン出力の向上に伴い燃費を改善することができる。
本発明の吸気系冷却構造の実施の形態を示す車両前部の断面斜視図である。 本発明の吸気系冷却構造の実施の形態を図1の背面側から見た斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 エアガイドを示す斜視図である。 図1のバンパを取り除いて正面から見た図である。 図1のバンパを取り除いて平面から見た図である。 図1のバンパを取り除いて側面から見た図である。
以下、図示の実施の形態を、図面を参照しながら、詳細に説明する。
図1ないし図4において、車両の車体前部に組付けられるバンパ1には、中央下部側に外気を取り入れる空気導入用開口部1aが設けられている。このバンパ1の後部側には、前記空気導入用開口部1aを覆う格子あるいは網状のネット2が組付けられている。このネット2は、合成樹脂製のもので、バンパ1の後面側に取り付けられている。また、バンパ1の上部側の中央部のグリル部を設ける位置には、グリル用パネル3が取り付けられている。このパネル3には、デザイン上、空気取り入れ口が設けられていない。パネル3の車幅方向の外側には、ヘッドランプ30が配置されている。上記ネット2は、上下方向は、バンパ1の下端付近からバンパ1の上方に配置されるパネル3の上端付近にわたって延びている。このネット2は、主にバンパ1の補強や、バンパ1に取り付けられるフォグランプベゼル等の部品の支持部の剛性確保のために設けられている。
前記ネット2の後部側には、後述するエアクリーナ5に向けて外空を送るエアガイド4が装着されている。エアガイド4は、バンパ1の空気導入用開口部1aの上方部に設けられ、このエアガイド4は、エアクリーナ5の吸気口50よりも車幅方向の中央側に位置して設けられている。
このエアガイド4は、図5に示すように、両側側壁40aと後部壁40bとからなり、上方に向けて徐々に車体後方側に拡開する横断面略U字形状のガイド部40と、両側側壁40aの車体幅方向に延設された両側支持部40cと、この両側支持部40cの下方側に延出された支持部延長部40dと、両側支持部40cの下端部相互、および前記支持部延長部40dの上端部および下端部相互を連結した連結部40e,40e,40eとから構成されている。前記支持部延長部40dと、連結部40e,40e,40eとによって開口部41,42が形成されている。
前記連結部40e,40e,40eには、ネット2の横桟20にそれぞれ係合する段部40fが設けられ、この段部40fの壁面には、ネット2の背面に後方へ向けて突設された爪部21が係合する係合孔40gが形成されている。また、図4に示すように両側支持部40cの上端部には、前記ネット2の上部壁面22のねじ孔22aに、ねじ10を介して固定するためのねじ孔40hが設けられている。
前記エアガイド4のガイド部40は、図6に示すように、車体前方側に位置する基端部側の空気取り入れ口43から車体後方側に位置する先端部側の空気排出口44までの導風経路をエアクリーナ5の吸気口50側に近づけるために、途中から吸気口50の方向に向けて車体幅方向の外側に向けて全体を傾斜させて延出させている。この傾斜位置Pは、ガイド部40全体を基端部Sから傾けてもよく、あるいは基端部から約1/3程度の位置P1から傾けてもよく、また基端部から約1/2程度の位置P2から傾けてもよい。また、傾斜角度θについても、例えば、∠10°≦θ1≦30°、∠20°≦θ2≦40°、∠30°≦θ3≦60°、∠40°≦θ4≦80°など、エアクリーナ5の吸気口50の位置に合わせて任意に設定することができる。このガイド部40の全長についても、吸気口50の位置に合わせて長さLを設定することができる。
エアガイド4は、前記支持部延長部40dと連結部40e,40e,40eとで囲まれた開口部41,42を、バンパ1の空気導入用開口部1aの下半分に配設している。これにより、エアガイド4の開口部41,42から導入される外気により、エアクリーナ5以外の機器の冷却に利用するようにしている。
図6ないし図8はエンジンルーム内の各機器の配置構成を示したものである。
バンパ1の開口部1aのネット2後方にはラジエータ6とともにコンデンサ7が配設され、このコンデンサ7の横に車幅方向に並んで前記エアガイド4が組付けられている。このコンデンサ7の後方には、エンジン8が配設されており、このエンジン8の上部にエアクリーナ5が配設されている。このエアクリーナ5は、パネル3の後方に配置され、外気が直接入ってこない位置にレイアウトされている。エアクリーナ5には吸気用のエアクリーナパイプ51が車幅方向に延出されて設けられており、車幅方向の片側で車体前方に向けてエアクリーナパイプ51端部の吸気口50を開口している。
エアクリーナパイプ51は、硬質合成樹脂製のもので、エアクリーナパイプ51の端部に合成ゴム製のエアクリーナホースを用いた吸気口50が装着されている。エアクリーナパイプ51は、図7に示すように、平面視で、若干前方に曲がっており、このエアクリーナパイプ51の先端に、吸気口50が設けられている。エアクリーナホースを用いた吸気口50は、エアクリーナパイプ51の端部よりも平面視で、さらに前方に向いており、かつ前端の開口が前方側に向くように配置されている。
このエアクリーナパイプ51の吸気口50に向けて外気を送るように前記エアガイド4のガイド部40を延出させている。エアクリーナパイプ51には、レゾネータ部が一体でパイプの前方に形成されている。9は開口部41,42の後方側に配設された空調装置用のコンプレッサである。
次に、上記実施の形態の作用を説明する。
バンパ1の空気導入用開口部1aから導入される外気は、エアガイド4のガイド部40を通って案内され、エアクリーナ5のエアクリーナパイプ51端部の吸気口50に向けて供給される。エアガイド4のガイド部40は、途中から車幅方向に傾斜して形成されているので、エアクリーナ5の吸気口50に向けて効率良く供給することができる。よって、エアクリーナ5の吸気口50の前方に空気取り入れ口が設けられていない車両においても、外気を効率良くエアクリーナ5に送ることができることから、エアクリーナ5からエンジン8へと供給される吸入空気の温度が下がり、吸気効率が向上してエンジン8の出力向上を図ることができる。エンジン8の出力の向上に伴い燃費を改善することもできる。
また、ガイド部40は、図3に示すように車体後方側に拡開して形成されているので、外気をエンジンルーム内に効率良く拡散することができる。これによって、エンジンルーム内の上部側の空気を冷やすことができるので、開口部41,42から導入される外気と合わせて、空調装置用のコンプレッサ9等の他の加熱部品の冷却も図ることができる。さらに、エアガイド4のガイド部40が設けられていない部分には、開口部41,42を形成する支持部延長部40dと連結部40e,40e,40eとで枠組み部を形成しているので、エアガイド4全体の剛性が向上し、かつネット2に確実に固定することができる。またさらに、開口部41,42から導入される外気は、ラジエータ6およびコンデンサ7の後方側に位置する機器を効率良く冷却することができる。
本発明は、上記実施の形態のみに限定されるものではなく、例えば、上記実施の形態では、1つのエアガイド4をネット2に組付けたが、複数のエアガイド4を組み付けることもできる。この場合、1つのエアガイド4は、エアクリーナ5の吸気口50に近づけ、別のエアガイド4は、エアクリーナ5の本体部分あるいは、他の冷却部品に向けることもできる。等、その他、本発明の要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施し得ることは言うまでもない。
1 バンパ
1a 空気導入用開口部
2 ネット
3 パネル
4 エアガイド
5 エアクリーナ
6 ラジエータ
7 コンデンサ
8 エンジン
9 空調装置用のコンプレッサ
10 ねじ
20 横桟
21 爪部
40 ガイド部
40a 側壁
40b 後部壁
40c 支持部
40d 支持部延長部
40e,40e,40e連結部
40f 段部
40g 係合孔
40h ねじ孔
41,42 開口部
43 空気取り入れ口
44 空気排出口
50 吸気口
51 エアクリーナパイプ



Claims (3)

  1. 車体前部に設けられたバンパの下部側に空気導入用開口部が設けられ、エンジンルームの上部側に配置されたエアクリ−ナの吸気口が前記空気導入用開口部に対して車幅方向にずれて配置され、かつエアクリーナの前方に空気取り入れ口を設けることができない構成の車両の吸気系冷却構造において、前記バンパの下部側に設けられた空気導入用開口部の後部側に前記エアクリーナの吸気口に向けて外気を案内するエアガイドを設け、このエアガイドの外気を通すガイド部を基端部に対して先端部側を設定位置から車幅方向に所定角度傾斜させたことを特徴とする吸気系冷却構造。
  2. 前記バンパの空気導入用開口部に設けられた網部に前記エアガイド部の空気取り入れ口を組付けたことを特徴とする請求項1に記載の吸気系冷却構造。
  3. 前記エアガイド部は、前部の空気取り入れ口から後部の空気排出口までの通路を前記バンパの背面に沿って配設し、かつ該通路の流路断面を空気排出口に向けて次第に大きくなるように車体後方に向けて拡開させて形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の吸気系冷却構造。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015116887A (ja) * 2013-12-17 2015-06-25 マツダ株式会社 自動車の前部構造

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