JP2012129025A - 照明器具 - Google Patents

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Sadaharu Kamata
禎治 鎌田
Susumu Matsuno
将 松野
Iwatomo Moriyama
厳與 森山
Masanao Hieda
正直 稗田
Toshitake Kitagawa
寿丈 北川
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Abstract

【課題】 器具本体にねじ孔を要することなく複数の発光モジュールを器具本体にねじ止めできて、製造コストの低減可能な照明器具を提供する。
【解決手段】 照明器具は、器具本体11と、複数の発光モジュール35と、複数のモジュール固定ねじ40を具備する。器具本体11は第1部材12と第2部材22を備え、これら両部材をその長手方向に延びる一側縁部12a,22aを互に離間させて連結する。両部材のうちの一方の部材12に、離間された一側縁部12a,22a間に対向する支持部16を設ける。支持部16にその長手方向に延びるモジュール用溝条19を形成する。複数のねじ通し部を有したモジュール基板36に発光部37を複数実装してなる発光モジュール35を、支持部16の長手方向に間隔的に配設する。モジュール固定ねじ40をねじ通し部に通してモジュール用溝条19にねじ込んで、各発光モジュール35を支持部16に固定したことを特徴としている。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、例えば複数の発光モジュールを備えた照明器具に関する。
下方に開口する溝条をなしたアルミニウムの押し出し型材製の照明装置本体の中央板状部の下面に、発光モジュールを取付けるとともに、照明装置本体の長手方向両端に夫々側端部材を装着し、かつ、照明装置本体に発光モジュールを覆って半透明のカバー体を装着した照明装置が、従来技術として知られている。
この照明装置において、発光モジュールは、矩形状の配線基板に複数のLED(発光ダイオード)を、配線基板の長手方向に沿って所定の間隔で一直線上に設けて形成されている。この発光モジュールは、両面テープや接着剤を用いて照明装置本体の中央板状部に取付けられている。
この場合、発光モジュールがその発光時に発する熱で接着剤は劣化することがあるので、接着のみに依存して取付けられた発光モジュールの照明装置本体への取付け信頼性は低い。
一般的に発光モジュールをねじ止めすれば、発光モジュールの取付け信頼性を向上することができる。
このねじ止め作業を照明装置本体の開口を通して行うことは、照明装置本体が長手を有していて、その開口幅が狭い場合には、作業空間が制限される結果、発光モジュールの取付け作業性が低下する。特に、照明装置本体の長手方向に複数の発光モジュールを間隔的に並べて取付ける構成の照明装置で、発光モジュールの取付け作業性の低下は、製造コストが高まる因子となる。
又、ねじ止めを行うには、一般的に、照明装置本体の発光モジュール設置部に、固定ねじがねじ込まれるねじ孔を予め設けて置く必要がある。ねじ孔は、一個の発光モジュールに付き複数必要で、それに応じた加工コストが必要となるに伴い、照明装置の製造コストが高まる因子となる。特に、照明装置本体の長手方向に複数の発光モジュールを間隔的に並べて取付ける構成の照明装置においては、数多くのねじ孔加工が必要であるので、照明装置の製造コストが高まる。
更に、同じ長さの照明装置本体であっても、それに取付けられる発光モジュールの数や長さが異なる場合、或いは照明装置の長さが異なる場合等、それらの設計仕様のバリエーションに応じたパターンでねじ孔を照明装置本体に設ける必要がある。このため、照明装置の製造会社は、照明装置の長さ等の設計仕様に適合するパターンのねじ孔を設けた照明装置本体を数多く用意する必要がある。このように部品の種類が増えることは、在庫管理などが面倒になるので、照明装置の製造コストが高まる因子となる。
特開2007−26723号公報
実施形態は、発光モジュールを固定するためのねじ孔を器具本体に要することなく複数の発光モジュールを器具本体にねじ止めでき、かつ、製造コストを低減可能な照明器具を提供することにある。
前記課題を解決するために、実施形態の照明器具は、器具本体と、複数の発光モジュールと、複数のモジュール固定ねじを具備する。器具本体は第1部材と第2部材を備え、これら両部材をその長手方向に延びる一側縁部を互に離間させて連結する。両部材のうちの一方に、離間された一側縁部間に対向する支持部を設ける。支持部にその長手方向に延びるモジュール用溝条を形成する。複数のねじ通し部を有したモジュール基板に発光部を複数装着してなる発光モジュールを、支持部の長手方向に間隔的に配設する。モジュール固定ねじをねじ通し部に通してモジュール用溝条にねじ込んで、各発光モジュールを支持部に固定したことを特徴としている。
実施形態の照明器具によれば、発光モジュールを固定するためのねじ孔を器具本体に要することなく複数の発光モジュールを器具本体にねじ止めでき、かつ、製造コストを低減可能である、という効果を期待できる。
実施例1に係る照明器具をその器具ホルダとともに示す斜視図である。 図1の照明器具をその器具ホルダとともに示す断面図である。 図1の照明器具の一部を分解して示す斜視図である。 図1の照明器具を示す断面図である。 図1の照明器具を図4とは異なる位置で示す断面図である。 図4中F6部の拡大図である。 図1の照明器具の器具本体の一部を示す斜視図である。
実施形態1の照明器具は、第1部材と第2部材を備え、これら両部材の長手方向に延びる一側縁部を互に離間させて前記両部材を連結するとともに、前記離間された一側縁部間に対向する支持部を前記両部材のうちの一方に設け、かつ、前記支持部の長手方向に延びるモジュール用溝条を前記離間された一側縁部間に臨んで前記支持部に形成した器具本体と;複数のねじ通し部を有したモジュール基板に発光部を複数装着してなり、前記ねじ通し部を前記モジュール用溝条に対向させるとともに前記発光部を前記離間された一側縁部間に向けて前記支持部に、この支持部の長手方向に間隔的に配置された複数の発光モジュールと;前記ねじ通し部を通って前記モジュール用溝条にねじ込まれて前記発光モジュールを前記支持部に固定した複数のモジュール固定ねじと;を具備することを特徴としている。
この実施形態1で、第1部材と第2部材は合成樹脂製又は金属製若しくはこれらの複合材で形成できる。両部材を金属製とする場合には、プレス成型等により形成することができる他、少なくとも発光モジュールが固定される部材については押し出し型材、特に、軽量化と放熱性と防錆性を確保するためにアルミニウム合金の押し出し型材とすることが好ましい。この実施形態1で、一方の部材が有する支持部は、板状であることが好ましいが、中空構造であっても差し支えない。この実施形態1で、モジュール用溝条は、単一であっても、又は複数で互に平行に設けられていてもよいとともに、支持部を有した一方の部材が押し出し型材でない場合には、切削加工等によってモジュール用溝条を設けることも可能である。
この実施形態1で、モジュール基板のねじ通し部は、その数を減らす上でモジュール基板の幅方向中央部に設けることが好ましいが、モジュール基板の側縁に切り欠くように設けてもよい。この実施形態1で、発光部とは、通電により発光するものであって、例えばLEDチップを発光素子として有したLED発光パッケージ等のLED発光部を好適に用いることができる。各発光部のモジュール基板に対する配置は、任意であるが、モジュール基板の長手方向に一定間隔で配設することが望ましい。
この実施形態1で、モジュール固定ねじには、支持部にねじ込み可能であれば、如何なる構成のねじを用いることもできるが、セルフタッピングねじを用いることが好ましい。
この実施形態1は、例えば建物の壁面等を照明するために好適に用いることができるが、他の照明用途にも適用可能である。これとともに、器具本体の長さは任意であるとともに、発光モジュールの使用数は器具本体の長さ等に適合するように設定すればよい。
実施形態1では、発光モジュールが内蔵される器具本体の第1部材と第2部材とが連結される前の状態で、一方の部材に設けた支持部に複数の発光モジュールをねじ止めできるので、このねじ止めのための作業空間が広く確保されるに伴い、ねじ止め作業を容易に行える。
更に、このねじ止めは、モジュール基板のねじ通し部にモジュール固定ねじを通すとともに、このねじを、ねじ通し部に対向された支持部のモジュール用溝条にねじ込むことでなされる。この場合、支持部の長手方向に延びているモジュール用溝条の互に異なる箇所に各モジュール固定ねじがねじ込まれるので、製造上、モジュール固定ねじの使用数に応じた数のねじ孔を支持部に設ける必要がない。これとともに、支持部の長手方向の任意箇所に各発光モジュールをねじ止めすることが可能である。
実施形態2の照明器具は、実施形態1において、前記発光モジュールが有した複数の前記発光部にわたるような長さを有するレンズ部、及びこのレンズ部の幅方向両側に夫々突設された取付け脚を有し、かつ、これら取付け脚の少なくとも一方にねじ通し部が形成されたレンズを備え、前記モジュール用溝条と平行なレンズ用溝条を前記モジュール用溝条の両側に夫々形成し、前記取付け脚のねじ通し部を通って前記レンズ用溝条にねじ込まれたレンズ固定ねじで前記レンズを前記支持部に前記発光モジュールを覆って固定したことを特徴としている。
この実施形態2で、レンズ固定ねじには、支持部にねじ込み可能であれば、如何なる構成のねじを用いることもできるが、セルフタッピングねじを用いることが好ましい。
実施形態2では、実施形態1において、更に、第1部材と第2部材が連結される前の状態で、一方の部材に設けた支持部にレンズ固定ねじを用いてレンズをねじ止めできる。この場合、支持部の長手方向に延びているレンズ用溝条の互に異なる箇所に各レンズ固定ねじがねじ込まれるので、製造上、レンズ固定ねじの使用数に応じた数のねじ孔を支持部に設ける必要がない。これとともに、支持部の長手方向の任意箇所でかつ各発光モジュールの配置に適合した位置にレンズをねじ止めすることが可能である。
実施形態3の照明器具は、実施形態1又は2において、前記発光部を発光させる電源ユニットを備え、前記モジュール用溝条と平行な電源用溝条を前記モジュール用溝条に対して前記支持部の幅方向にずれて形成し、前記電源用溝条にねじ込まれた複数のユニット固定ねじで前記電源ユニットを前記支持部の背面に固定したことを特徴としている。
この実施形態3で、支持部の背面とは、離間された一側縁部間に対向する支持部の正面とは反対側の面を指している。
実施形態3では、実施形態1又は2において、更に、第1部材と第2部材が連結される前の状態で、一方の部材に設けた支持部の背面にユニット固定ねじを用いて電源ユニットをねじ止めできる。この場合、支持部の長手方向に延びている電源用溝条の互に異なる箇所に各ユニット固定ねじがねじ込まれるので、製造上、ユニット固定ねじの使用数に応じた数のねじ孔を支持部に設ける必要がない。これとともに、支持部の長手方向の任意箇所に電源ユニットをねじ止めすることが可能である。更に、各溝条が支持部の幅方向にずれているので、モジュール固定ねじとユニット固定ねじとが干渉することがない。
実施形態4の照明器具は、実施形態2又は3において、前記レンズを前記モジュール基板に位置決めする位置決め部を前記取付け脚に設け、この位置決め部が、前記レンズ固定ねじのねじ込みに伴い前記モジュール基板の側縁部の正面に接する基板接触面と、この面から折れ曲がるように連続して前記側縁部の側面を覆うカバー面を有していることを特徴としている。
この実施形態4において、レンズを発光モジュールの幅方向に位置決めするために、カバー面は基板接触面に対して略直角に折れ曲がるように連続していることが好ましく、より好ましくは、カバー面はモジュール基板の側縁部の側面に接するように設けるとよい。
実施形態4では、実施形態2又は3において、更に、支持部にレンズがねじ止めされるに伴って、取付け脚の位置決め部が有した基板接触面がモジュール基板に接して、レンズ部を発光モジュールの発光部に対して光軸が延びる方向に位置決めする。こうした位置決めによれば、発光部とレンズ部の光入射面との間の距離が、取付け脚のレンズ固定ねじが通る部位の厚みの公差内でのばらつき、及びモジュール基板の厚みの公差内でのばらつきの影響を受けない。
実施形態5は、実施形態1から4のいずれかにおいて、前記発光モジュールを覆うように設けられる配光制御部材を備え、前記両部材の長手方向全長にわたって延びてこの長手方向の端が開放された部材用溝条を、前記両部材の前記一側縁部と前記支持部との間に夫々設け、前記配光制御部材を、この配光制御部材の幅方向両側縁を前記部材用溝条に嵌めて前記両部材間に取付けたことを特徴としている。
この実施形態5で、配光制御部材としては、金属や合成樹脂製などからなるルーバや拡散透光性のカバー等を挙げることができる。この配光制御部材は、器具本体の全長にわたる長さの単一部材でも、又は、複数の発光モジュールにわたってこれらを覆うように配設される長さを有した部材でもよく、或いは、一個の発光モジュールと略同じ長さを有して発光モジュールを個別に覆うように配設されるものでもよい。
実施形態5では、実施形態1から4のいずれかにおいて、更に、器具本体外に出射される光の配光を制御する配光制御部材を器具本体の所定位置に配設する場合、器具本体の長手方向両端が開放された部材用溝に、この溝の一端から他端に向けて配光制御部材を挿入しスライドさせることによって、この配光制御部材を第1部材と第2部材の離間された一側縁部間に容易に配設することが可能である。
実施形態6の照明器具は、実施形態5において、前記配光制御部材が前記発光モジュールと略同じ長さでかつ同数用いられているとともに、これら配光制御部材と前記器具本体の長手方向に交互に配置される複数の目隠し部材を備え、前記配光制御部材と前記目隠し部材とを、それらの幅方向両側縁を前記部材用溝条に嵌めて前記両部材間に取付けたことを特徴としている。
この実施形態6で、目隠し部材は、金属又は合成樹脂で形成できるとともに、平板であっても良く、或いは、配光制御部材がルーバである場合、目隠し板部にルーバのルーバ片に相当する板部を有して、ルーバ及び目隠し部材の意匠の連続性を確保するようにしても差し支えない。
実施形態6では、実施形態5において、更に、配光制御部材と同様に、目隠し部材を、器具本体の長手方向両端が開放された部材用溝に、この溝の一端から他端に向けて目隠し部材を挿入しスライドさせることによって、容易に器具本体に配設することが可能である。こうした配設に伴い器具本体の長手方向について配光制御部材が目隠し部材で位置決めされるので、各配光制御部材を各発光モジュールに正しく対向させることができる。これとともに、各目隠し部材によって、各発光モジュールの長手方向の両側を覆い隠して、器具本体の内蔵部品等の視認を防止することが可能である。
以下、実施例1の照明器具について、図1〜図7を参照して詳細に説明する。
図1及び図2中符号1は例えば上向きに光を出射して被照射対象である建物の壁面を照明するための照明装置を示している。この照明装置1は、所定の長さを有した長尺な照明器具2と、この照明器具2を支持する複数例えば2台の器具ホルダ3を備えている。
照明器具2は、図3〜図5に示すように器具本体11と、複数の発光モジュール35と、複数のモジュール固定ねじ40(図4参照)と、複数のレンズ41と、複数のレンズ固定ねじ46と、1個以上例えば二個の電源ユニット51と、複数のユニット固定ねじ52と、1個以上例えば複数の配光制御部材具体的にはルーバ55と、複数の目隠し部材61(図3参照)を備えている。
器具本体11は、第1部材12と、第2部材22と、一対の側板34を備えている。第1部材12及び第2部材22は同じ長さであって、これらには、金属の型材例えばアルミニウム合金の押し出し型材を所定の長さを切断して得たものが使用されている。側板34も金属例えばアルミニウム合金製である。これら側板34は後述する設置用溝条18の端に連続する凹部34a(図3参照)を有している。
第1部材12はその一側縁部12aにカバー用溝条13を有している。カバー用溝条13は、第1部材12の長手方向全長にわたって延びていて、その長手方向の端は夫々開放されている。第1部材12はその他側縁部12bに連結用溝条14を有している。連結用溝条14も、第1部材12の長手方向全長にわたって延びていて、その長手方向の端は夫々開放されている。
第1部材12にはその一側縁部12a及び他側縁部12bの夫々に固定孔15を有している。これら固定孔15も、第1部材12の長手方向全長にわたって延びていて、その長手方向の端は夫々開放されている。各固定孔15の長手方向両端部は雌ねじ溝が加工されているが、これを省略してもよい。
第1部材12はその一側縁部12aと他側縁部12bとの間に位置して支持部16が設けられている。支持部16は、例えば比較的肉厚な板状をなしていて、第1部材12の長手方向全長にわたって延びているとともに、その厚み方向の両面は平行で、かつ、その一面は正面で他面は背面である。
更に、第1部材12はその一側縁部12aと支持部16との間に部材用溝条17を有している。この部材用溝条17も、第1部材12の長手方向全長にわたって延びていて、その長手方向の端は夫々開放されている。
同様に、第1部材12はその外面に開放する設置用溝条18を有している。この設置用溝条18も、第1部材12の長手方向全長にわたって延びていて、その長手方向の端は夫々開放されている。部材用溝条17はCチャンネル状の肉部で囲まれて形成されているとともに、この部材用溝条17の奥壁から支持部16が部材用溝条17の長手方向に延びて、かつ、外部に開放された溝条開口とは反対方向に突出されている。
図4及び図7に示すように支持部16には、前記一側縁部12a側の面つまり前記正面に開放する一本のモジュール用溝条19と、一本のレンズ用溝条20が夫々形成されている。レンズ用溝条20は、モジュール用溝条19と平行でかつこのモジュール用溝条19の片側に設けられている。これらモジュール用溝条19とレンズ用溝条20は、支持部16の長手方向全長にわたって延びていて、その長手方向の端は夫々開放されている。
更に、支持部16には、連結用溝条14側の面つまり前記背面に開放する二本の電源用溝条21が形成されている。二本の電源用溝条21は、互に平行であって、かつ、モジュール用溝条19及びレンズ用溝条20に対して支持部16の幅方向にずれて設けられている。これら電源用溝条21は、支持部16の長手方向全長にわたって延びていて、その長手方向の端は夫々開放されている。
第2部材22はその一側縁部22aにカバー用溝条23を有している。カバー用溝条23は、第2部材22の長手方向全長にわたって延びていて、その長手方向の端は夫々開放されている。第2部材22は折れ曲がった連結板部24を有して断面略L字形状を成している。連結板部24は、前記他側縁部12bの角に係合する段部24aと、この段部24aから突出されたパッキン取付け縁24bを有している。
第2部材22はその一側縁部22a及び折れ曲がった角部22bの夫々に固定孔25を有している。これら固定孔25も、第2部材22の長手方向全長にわたって延びていて、その長手方向の端は夫々開放されている。各固定孔25の長手方向両端部は雌ねじ溝が加工されているが、これを省略してもよい。
更に、第2部材22はその一側縁部22a側に部材用溝条27を有している。この部材用溝条27は、第2部材22の長手方向全長にわたって延びていて、その長手方向の端は夫々開放されている。
第1部材12の一側縁部12aと第2部材22の一側縁部22aとの間には、これらに挟まれて透明な照明カバー例えばガラス板28が配設されている。ガラス板28の長さは第1部材12及び第2部材22の長さと同じである。防水パッキン29が被されたガラス板28の幅方向両側縁は、カバー用溝条13,23に夫々密に嵌入されている。更に、防水パッキン30が被された連結板部24のパッキン取付け縁24bは、連結用溝条14に密に嵌入されている。これとともに、連結板部24の段部24aは第1部材12の他側縁部12bに係合されている。
このように第1部材12と第2部材22とが組み合わされた状態で、これらの部材は複数本の第1ねじ31(1本のみ図4及び図5に夫々示す。)及び複数本の第2ねじ32(1本のみ図4及び図5に夫々示す。)で連結されている。
即ち、各第1ねじ31は、第1部材12から挿入されて第2部材22の内側部位に予め形成された連結用のねじ孔(図示しない)に螺合されている。この第1ねじ31の締め付けによりガラス板28を第1部材12と第2部材22との間に挟んだ状態に保持している。各第2ねじ32も、第1部材12から挿入されて第2部材22の角部22bの内側部位に予め形成された連結用のねじ孔(図示しない)に螺合されている。この第2ねじ32の締め付けにより、他側縁部12bへの段部24aの当たりを確保しているとともに、防水パッキン30が被嵌されたパッキン取付け縁24bの連結用溝条14への挿入を確保している。なお、第1ねじ31及び第2ねじ32のねじ頭と第1部材12との間には防水パッキンが夫々挟み込まれている。
第1ねじ31及び第2ねじ32の先端部はいずれも第2部材22を貫通していないので、器具本体11外に突出して照明器具2の外観を損なうことがない。以上のように第1部材12と第2部材22とが連結された状態で、第1部材12の一側縁部12aと第2部材22の一側縁部22aとは、互にガラス板28をスペーサとして器具本体11の幅方向に離間されているとともに、第1部材12の部材用溝条17と第2部材22の部材用溝条27とが器具本体11の幅方向に対向されている。
更に、第1部材12と第2部材22とが連結された状態で、支持部16の先端縁は第2部材22の内面に接近し、かつ、支持部16は、離間された一側縁部12a,22a間のガラス板28に器具本体11の内部から対向している。このため、支持部16に形成されたモジュール用溝条19は離間された一側縁部12a,22a間に臨んでいる。又、支持部16の背面は連結板部24に対向しており、このため、電源用溝条21は連結板部24に臨んでいる。
又、側板34は第1部材12と第2部材22の長手方向両端に夫々装着されている。この装着は、第1部材12と第2部材22の長手方向両端と側板34との間に図示しない防水パッキンを挟んだ状態で、図3に示すねじ33を側板34の四隅に通して固定孔15又は固定孔25にねじ込むことで実現されている。したがって、器具本体11は防水構造をなして組立てられている。
図3〜図5に示すように各発光モジュール35は、長方形のモジュール基板36に、複数の発光部37及び一対の電線コネクタ38を装着するとともに、複数のねじ通し部例えばねじ通孔39を設けて形成されている。
各発光部37は、例えばモジュール基板36の長方向中央に位置し、かつ、モジュール基板36の長手方向に一定間隔毎に実装されて、このモジュール基板36が有する図示しない配線パターンを介して電気的に直列に接続されている。これらの発光部37には例えばLEDパッケージからなるLEDが用いられている。したがって、発光モジュール35はLED発光モジュールであり、これを備えた照明器具2はLED照明器具である。
LEDパッケージは、電極が設けられたベース上にLEDチップを実装するとともに、このLEDチップを収容する円錐台上の凹部を有した反射体を装着し、凹部に蛍光体入りの透光性封止樹脂を充填して形成されている。このLEDパッケージにおいて、青色発光をするLEDチップが用いられているので、白色照明光を得るために、黄色の蛍光体が用いられている。
LEDの発光は、半導体のp−n接合に順方向電流を流すことで実現されるので、LEDは電気エネルギーを直接光に変換する固体素子である。こうした発光原理で発光する半導体発光素子は、通電によりフィラメントを高温に白熱させて、その熱放射により可視光を放射させる白熱電球と比較して、省エネルギー効果を有するものである。
電線コネクタ38はモジュール基板36の長手方向の両端部に夫々実装されている。これら電線コネクタ38には、それらの間に配設された複数の発光部37がなした列の端が電気的に接続されている。
図3に示すようにねじ通孔39は、例えば各発光部37とともにモジュール基板36の長手方向中央に設けられている。ねじ通孔39の径はモジュール用溝条19の幅よりも若干大きい。なお、ねじ通孔39に代えて、モジュール基板36の側縁に開放される切り欠きを設けて、それをねじ通し部とすることもできる。
各発光モジュール35は、支持部16にその長手方向に沿って間隔的に配設され、好ましくは等間隔に配設されて支持部16にねじ止めされている。
即ち、発光モジュール35は、そのねじ通孔39をモジュール用溝条19に対向させて支持部16の正面に重ねられ、この状態で夫々のねじ通孔39を通ってモジュール用溝条19にねじ込まれたモジュール固定ねじ40で、支持部16に固定されている。各モジュール固定ねじ40にはセルフタッピングねじを用いることが好ましい。
こうした発光モジュール35の取付け手順によれば、支持部16の長手方向に延びているモジュール用溝条19の互に異なる箇所に、各モジュール固定ねじ40がねじ込まれるので、モジュール固定ねじ40の使用数に応じた数のねじ孔を支持部16に設ける必要がなく、製造上有利である。
これとともに、モジュール用溝条19が支持部16の長手方向に延びているので、支持部16の長手方向の任意箇所に各発光モジュール35をねじ止めすることが可能である。そのため、器具本体11の長さが異なる照明器具2や、器具本体11の長さが同じでも、この器具本体に対する複数の発光モジュール35の使用数や配設ピッチが異なる照明器具2を製造する場合にも、これらの製品仕様に合わせてねじ孔を支持部16に設ける必要がないにも拘らず、複数の発光モジュール35を製品仕様に適合した位置にねじ止めして支持部16に取付けることが可能である。
前記手順で支持部16に固定された各発光モジュール35の発光部37は、第1部材12と第2部材22の互に離間された一側縁部12a,22a間のガラス板28に向いている。固定された各発光モジュール35のうちで、支持部16の長手方向に隣接した発光モジュール35同士は、その電線コネクタ38に両端が接続された図示しない絶縁被覆電線により電気的に直列に接続されている。なお、電気的に直列接続された発光モジュール群の両端は、器具本体11の長手方向の一端部に設けられた正極用及び負極用の給電部(図示しない)に、図示しない絶縁被覆電線を介して接続されている。
図3〜図5に示すようにレンズ41は、透光性合成樹脂の一体成形品からなり、レンズ部42と、このレンズ部42の両側に夫々複数突設された取付け脚43を備えている。レンズ部42は、少なくとも一つの発光モジュール35の各発光部37にわたるような長さを有しているとともに、光入射溝42aを有している。この光入射溝42aの底面は光入射面である。このレンズ部42の長手方向に直交する断面の形状は各部同じである。
なお、実施例1ではレンズ41が発光モジュール35と同数用いられているが、レンズ41は、第1部材12及び第2部材22と同じ長さの一本物でも良いし、或いは、第1部材12及び第2部材22より短くかつ隣接した複数の発光モジュール35にわたる長さを有して形成されていても良い。
各取付け脚43は、レンズ部42の裏側方向に突出された基部と、この基部から折れ曲がった脚端部とを有して、側面視略L字形状をなしている。レンズ部42の長手方向と直交する方向、つまり、幅方向に対向する取付け脚43の脚端部は互に遠ざかる方向に折れ曲がっている。更に、両取付け脚43は脚端部を厚み方向に貫通したねじ通し部44(図3参照)を有している。なお、実施例1では、一方の取付け脚43のみにねじ通し部44をけるようにしても差し支えない。これとともに、取付け脚43の基部と脚端部とが成した角部には位置決め部45が設けられている。
図6に示すように位置決め部45は、基板接触面45aと、カバー面45bを有して形成されている。基板接触面45aは、モジュール基板36の側縁部の正面(図では上面)36aに接する面である。カバー面45bは、基板接触面45aに連続してモジュール基板36の側縁部の側面36bを覆うように設けられている。カバー面45bは、好ましくは基板接触面45aに直角に折れ曲がるように連続していて、前記側縁部の側面36bに接するようになっている。
各レンズ41は、以下の手順で発光モジュール35を覆って支持部16に取付けられている。
即ち、まず、支持部16に固定されているモジュール基板36の側縁部に、レンズ41が有した各取付け脚43の位置決め部45を係合させて、モジュール基板36上にレンズ41を配置する。
これに伴い、位置決め部45の基板接触面45aはモジュール基板36の側縁部の正面(図では上面)36aに接し、かつ、基板接触面45aとカバー面45bとなした角が、モジュール基板36の側縁部の正面36aと側面26bとがなした角に係合されるようになる。そのため、レンズ41が発光モジュール35の幅方向に位置決めされて、レンズ部42の光入射溝42aが発光モジュール35の各発光部37に正しく対向された状態に保持される。
しかも、レンズ41の脚端部はモジュール基板36からその幅方向に食み出している。この食み出した脚端部の下面は支持部16に接触しておらず、これらの間には若干の隙間が形成されている。これとともに、前記幅方向の位置決めに伴い、取付け脚43の脚端部に形成されたねじ通し部44がレンズ用溝条20に正しく対向される。
次に、必要により、モジュール基板36をガイドとしてこの基板の長手方向にレンズ41を移動させて、モジュール基板36の長手方向についてレンズ41を適正位置に配置する。この状態で、レンズ用溝条20に対向した一方の取付け脚43のねじ通し部44にレンズ固定ねじ46を通して、このねじをレンズ用溝条20にねじ込む。これとともに、他方の取付け脚43とこれを覆うように接近している第1部材12の脚対向壁部12cとの間に、板ばねを折り曲げてなる脚押えばね47を挟設する。これにより、各レンズ41が夫々対向した発光モジュール35を光出射方向から覆って支持部16に固定される。この場合のねじ込みと脚押えばね47の力で、位置決め部45の基板接触面45aがモジュール基板36の側縁部の正面36aに密接される。
なお、脚押えばね47は第1部材12の全長にわたるように延びていて各レンズ41を押えているが、レンズ41毎に配設することも可能である。又、支持部16への他方の取付け脚43の固定は、脚押えばね47に代えて、一方の取付け脚43の支持部16への取付けと同様に、取付け脚43を通るレンズ固定ねじと、支持部16に設けられてレンズ固定ねじがねじ込まれるレンズ用溝条とによって行うことも可能である。
以上のレンズ取付け手順によれば、支持部16の長手方向に延びているレンズ用溝条20の互に異なる箇所に各レンズ固定ねじ46がねじ込まれるので、レンズ固定ねじ46の使用数に応じた数のねじ孔を支持部16に設ける必要がない。これとともに、レンズ用溝条20が支持部16の長手方向に延びているので、支持部16の長手方向の任意箇所でかつ各発光モジュール35の配置に適合した位置にレンズ41をねじ止めすることが可能である。
更に、支持部16にレンズ41がねじ止めされるに伴って、取付け脚43の位置決め部45が有した基板接触面45aがモジュール基板36の正面36aに接して、レンズ部42を発光モジュール35の発光部37に対して光軸が延びる方向に位置決めできる。こうした位置決めによれば、発光部37とレンズ41の光入射面との間の距離が、レンズ固定ねじ46が通る取付け脚43の脚端部の厚みの公差内でのばらつき、及びモジュール基板36の厚みの公差内でのばらつきの影響を受けない。したがって、前記距離の精度が高められるから、発光部37が発した光を設計通りにレンズ部42で制御して出射することが可能である。
なお、取付け脚43の脚端部をモジュール基板36に重ねてねじ止めしても、同様に前記距離の精度を高めることはできる。しかし、この場合、モジュール基板36の幅を広くする必要があるので好ましくない。
電源ユニット51は例えば二個使用されている。これらの電源ユニット51は各発光モジュール35に給電してその発光部37を発光させるために使用されており、これらは支持部16の背面にねじ止めされている。
すなわち、電源ユニット51は、そのユニットベースの長手方向両端部に夫々図示しないねじ通し部を有している。これらのねじ通し部を支持部16の電源用溝条21に対向するように電源ユニット51を支持部16の背面に配置した上で、ねじ通し部にユニット固定ねじ52(図4及び図5参照)を通して電源用溝条21にねじ込むことにより、電源ユニット51が支持部16に固定されている。
この場合、支持部16の長手方向に延びている電源用溝条21の互に異なる箇所に各ユニット固定ねじ52がねじ込まれるので、ユニット固定ねじ52の使用数に応じた数のねじ孔を支持部16に設ける必要がなく、製造上有利である。これとともに、電源用溝条21が支持部16の長手方向に延びているので、支持部16の長手方向の任意箇所に電源ユニット51をねじ止めすることが可能である。
更に、電源用溝条21は、モジュール用溝条19及びレンズ用溝条20に対して支持部16の幅方向にずれて設けられているので、モジュール固定ねじ40及びレンズ固定ねじ46とユニット固定ねじ52とが干渉することがない。したがって、支持部16の両面に発光モジュール35及びレンズ41と電源ユニット51とを振分けて適正に取付けることが可能である。
図3〜図5に示すようにルーバ55は、板金のプレス加工品であり、長方形をなすルーバ枠55aの内側に複数例えば二枚のルーバ片55bを有して形成されている。ルーバ片55bはルーバ枠55aに対して直角に折れ曲がって設けられている。ルーバ55は、発光モジュール35と同数用いられていて、それらの長さは一つの発光モジュール35の長さと略同じである。なお、ルーバ55は、第1部材12及び第2部材22と同じ長さの一本物でも良いし、或いは、第1部材12及び第2部材22より短くかつ隣接した複数の発光モジュール35にわたる長さに形成されていても良い。
これらのルーバ55は、そのルーバ枠55aの幅方向の枠部を、第1部材12の部材用溝条17と第2部材22の部材用溝条27に嵌めることによって、発光モジュール35を覆うように第1部材12と第2部材22間に取付けられている。
図3に示すように複数の目隠し部材61は、四角い金属板からなる。各目隠し部材61は、その両側縁を部材用溝条17,27に夫々嵌めることによって、第1部材12と第2部材22間に器具本体11の長手方向に沿ってルーバ55と交互に取付けられている。これらの目隠し部材61は各発光モジュール35の長手方向の両側を覆い隠している。
これにより、発光モジュール35の長手方向の両側に露出されたモジュール用溝条19及びレンズ用溝条20の一部、並びに発光モジュール35を電気的に直列に接続するための電線が覆い隠されている。したがって、これらの視認が防止されて、照明器具2の体裁を向上することが可能である。
次に、照明器具2を組立てる手順を説明する。
まず、器具本体11を既述の手順で組立てる前に、器具本体11に内蔵される部品である複数の発光モジュール35及び複数の電源ユニット51の夫々を、第1部材12の支持部16に既述の手順でねじ止めするとともに、複数のレンズ41を既述の手順で支持部16に取付ける。このように第1部材12と第2部材22が連結される前の状態で、第1部材12の支持部16に前記各部品を夫々固定できるため、発光モジュール35、レンズ41、及び電源ユニット51をねじ止めするための作業空間が、器具本体11の内部空間に制約されずに広く確保される。したがって、ねじ止め等を伴う部品取付け作業が容易である。
この後、第1部材12と第2部材22とを連結する。この場合、防水パッキン29が装着されたガラス板28を、第1部材12の一側縁部12aのカバー用溝条13と、第2部材22の一側縁部22aのカバー用溝条23とに夫々に嵌めるとともに、第2部材22の防水パッキン30が装着されたパッキン取付け縁24bを第1部材12の連結用溝条14に嵌め入れてから、第1ねじ31及び第2ねじ32を用いて第1部材12と第2部材22を連結する。
次に、第1部材12と第2部材22との間に、器具本体11に内蔵される部品である複数のルーバ55と複数の目隠し部材61を支持する。これらルーバ55と目隠し部材61は、長手方向の端が開放されている第1部材12の部材用溝条17と第2部材22の部材用溝条27に、これら溝条の一端から交互に挿入し、かつ、溝条の他端に向けて順次スライドさせることによって、容易に支持することが可能である。
最後に、第1部材12及び第2部材22の長手方向両端の夫々に図示しない防水パッキンを挟んで側板34を被せてから、これら側板34を固定孔25にねじ込まれる側板固定用のねじ33で固定して、器具本体11を組立てる。これにより、照明器具2が組立てられる。
なお、二個の側板34のうちの一方を、連結された第1部材12及び第2部材22の長手方向一端に予めねじ止めして置いてから、既述の手順でルーバ55と目隠し部材61を支持させ、この後に残った方の側板34をねじ止めするようにしてもよい。このようにする場合には、先行してねじ止めされた側板を、始めにスライドして取付けられる目隠し部材61のストッパとして利用できるとともに、スライドされる部材がスライド方向に抜けることがないので、より作業性がよい。
前記組立てに伴い、第1部材12と第2部材22との間にこれらの長手方向に沿って交互に支持されたルーバ55と目隠し部材61とが互に接し合うとともに、交互に配置された各ルーバ55及び各目隠し部材61が側板34で器具本体11の長手方向に挟持される。これにより、各ルーバ55及び各目隠し部材61を格別な固定部品を用いることなく、動かないように器具本体11に配設できる。
更に、こうした照明器具2の組立てにより、器具本体11の長手方向についてルーバ55と目隠し部材61が夫々位置決めされて、各ルーバ55を各発光モジュール35に正しく対向させることができる。これとともに、各目隠し部材61によって、隣接した発光モジュール35を電気的に接続するための配線、及びモジュール用溝条19とレンズ用溝条20の各一部の視認が防止されて、照明器具2の体裁を向上することが可能である。
又、図1及び図2に示すように前記器具ホルダ3は、ホルダベース71と、サポートアーム72と、サポートヘッド73と、レール74と、連結ねじ75などを備えている。
ホルダベース71は照明器具2の設置箇所に固定される部材であって、これにサポートアーム72の一端部が回動可能に枢支されている。なお、図1中符号76はサポートアーム72の回動を案内するとともにこのサポートアーム72の任意の回動位置に保持するための部材の一部を示している。サポートアーム72は、図2中矢印方向に伸縮可能であり、ねじ止めにより任意の長さに保持される。サポートヘッド73はサポートアーム72の先端部に設けられている。
金属製のレール74は、設置用溝条18と略同じ長さであって、この設置用溝条18に内蔵されている。連結ねじ75は、レール74の複数個所に支持されていて、図4及び図5に示すように設置用溝条18の長手方向に延びる細長い溝条開口を通っている。この連結ねじ75にナット77が螺合されて、レール74が器具本体11に固定されている。このレール74には設置用溝条18の溝条開口を通る図示しない連結軸が突設されていて、この連結軸にサポートヘッド73が固定されている。
第1部材12の設置用溝条18に器具ホルダ3のレール74を嵌め込んだ後に、ナット77を締め付けることによって、第1部材12と器具ホルダ3とが連結されるようになっている。この状態で、前記連結軸にサポートヘッド73を固定することにより、器具本体11がその光出射方向を上向きにして器具ホルダ3に取付けられている。
この照明器具2への通電により、電源ユニット51を経由して各発光モジュール35への給電が行われると、各発光部37が発光する。そのため、これら発光部37が発した直進性の高い光が、レンズ41により広げられた後、ルーバ55により配光を制御されて、
第1部材12の一側縁部12aと第2部材22の一側縁部22aとの間に挟まれたガラス板28を通って、建物の壁面等の照明対象に向けて出射され照明に供される。
又、既述の構成の照明器具2は、その器具本体11の第1部材12及び第2部材22が、押し出し型材製であるので、製造上において以下の利点がある。
即ち、押し出し型材を所定の長さにして切断することにより、器具本体11の長さが異なる照明器具2の構成部品とできる。
そして、等間隔に配設される発光モジュール35は、器具本体11の長さが異なると、その配設ピッチも異なるが、既述のように器具本体の長さ仕様に合わせてねじ孔を支持部16に設ける必要がないにも拘らず、複数の発光モジュール35を製品仕様に適合した位置にねじ止めして支持部16に取付けることが可能である。同様に、器具本体11の長さが同じでもこの本体に対する複数の発光モジュール35の使用数や配設ピッチが異なる照明器具2を製造する場合にも、これらの製品仕様に合わせてねじ孔を支持部16に設ける必要がないにも拘らず、複数の発光モジュール35を製品仕様に適合した位置にねじ止めして支持部16に取付けることが可能である。
更に、既述の構成の照明器具2は、発光モジュール35と、レンズ41と、ルーバ55とが一つの発光ユニットを形成した構成ではなく、支持部16に発光モジュール35及びレンズ41を固定するとともに、支持部16とは別のルーバ支持部つまり部材用溝条17,27にルーバ55に支持させて、このルーバ55をレンズ41に対向するように配設している。これにより、製造上において前記発光ユニットを備えた照明器具2の不具合を改善可能である。
即ち、発光ユニットにおいては、配光設計に応じたルーバを使用する必要がある。このため、照明器具の製造会社においては、ルーバ等が異なる照明器具の種類に応じて多種類の発光ユニットを用意して置く必要があり、部品管理が複雑になる。しかも、ルーバがない発光ユニットを加える場合には、更に、用意する発光ユニットの種類が増えて、部品管理が複雑化する。
しかし、実施例1の照明器具2は、発光ユニットを用いないで、この照明器具2を組立てるに伴って発光ユニットに相当する構成を備えた照明器具2を形成できる。これにより、ルーバの種類及びルーバの使用の有無を選択することで、発光モジュール35及びレンズ41を多種類の照明器具に対する共通部品とできるため、部品管理が楽になり、低コストで照明器具2を製造することが可能となる。
なお、実施例1の照明器具2を屋内に設ける場合、各防水パッキンを省略できる他、ガラス板28を省略することもできる。ガラス板を省略した照明器具とする場合、第1部材12の一側縁部12aと第2部材22の一側縁部22aとを、所定の間隔を隔てて離間した状態に保持する間隔手段を、第1ねじ31のまわりに設けて実施すればよい。間隔手段としては、第1ねじ38のねじ軸を段付きにしてその段部を第2部材に当てる手段や、第1ねじ31の外周に嵌合されるスリーブ等を挙げることが可能である。
2…照明器具、11…器具本体、12…第1部材、12a…第1部材の一側縁部、16…支持部、17…第1部材の部材用溝条、19…モジュール用溝条、20…レンズ用溝条、21…電源用溝条、22…第2部材、22a…第2部材の一側縁部、27…第2部材の部材用溝条、35…発光モジュール、36…モジュール基板、37…発光部、39…ねじ通孔(ねじ通し部)、40…モジュール固定ねじ、41…レンズ、42…レンズ部、43…ねじ通し部、45…位置決め部、45a…基板接触面、45b…カバー面、46…レンズ固定ねじ、51…電源ユニット、52…ユニット固定ねじ、55…ルーバ(配光制御部材)、61…目隠し部材

Claims (6)

  1. 第1部材と第2部材を備え、これら両部材の長手方向に延びる一側縁部を互に離間させて前記両部材を連結するとともに、前記離間された一側縁部間に対向する支持部を前記両部材のうちの一方に設け、かつ、前記支持部の長手方向に延びるモジュール用溝条を前記離間された一側縁部間に臨んで前記支持部に形成した器具本体と;
    複数のねじ通し部を有したモジュール基板に発光部を複数装着してなり、前記ねじ通し部を前記モジュール用溝条に対向させるとともに前記発光部を前記離間された一側縁部間に向けて前記支持部に、この支持部の長手方向に間隔的に配置された複数の発光モジュールと;
    前記ねじ通し部を通って前記モジュール用溝条にねじ込まれて前記発光モジュールを前記支持部に固定した複数のモジュール固定ねじと;
    を具備することを特徴とする照明器具。
  2. 前記発光モジュールが有した複数の前記発光部にわたるような長さを有するレンズ部、及びこのレンズ部の幅方向両側に夫々突設された取付け脚を有し、かつ、これら取付け脚の少なくとも一方にねじ通し部が形成されたレンズを備え、
    前記モジュール用溝条と平行なレンズ用溝条を前記モジュール用溝条の両側に夫々形成し、前記取付け脚のねじ通し部を通って前記レンズ用溝条にねじ込まれたレンズ固定ねじで前記レンズを前記支持部に前記発光モジュールを覆って固定したことを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記発光部を発光させる電源ユニットを備え、
    前記モジュール用溝条と平行な電源用溝条を前記モジュール用溝条に対して前記支持部の幅方向にずれて形成し、前記電源用溝条にねじ込まれたユニット固定ねじで前記電源ユニットを前記支持部の背面に固定したことを特徴とする請求項1又は2に記載の照明器具。
  4. 前記レンズを前記モジュール基板に位置決めする位置決め部を前記取付け脚に設け、この位置決め部が、前記レンズ固定ねじのねじ込みに伴い前記モジュール基板の側縁部の正面に接する基板接触面と、この面から折れ曲がるように連続して前記側縁部の側面を覆うカバー面を有していることを特徴とする請求項2又は3に記載の照明器具。
  5. 前記発光モジュールを覆うように設けられる配光制御部材を備え、
    前記両部材の長手方向全長にわたって延びてこの長手方向の端が開放された部材用溝条を、前記両部材の前記一側縁部と前記支持部との間に夫々設け、
    前記配光制御部材を、この配光制御部材の幅方向両側縁を前記部材用溝条に嵌めて前記両部材間に取付けたことを特徴とする請求項1から4のうちのいずれか一項に記載の照明器具。
  6. 前記配光制御部材が前記発光モジュールと略同じ長さでかつ同数用いられているとともに、これら配光制御部材と前記器具本体の長手方向に交互に配置される複数の目隠し部材を備え、前記配光制御部材と前記目隠し部材とを、それらの幅方向両側縁を前記部材用溝条に嵌めて前記両部材間に取付けたことを特徴とする請求項5に記載の照明器具。
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