JP2012128915A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012128915A
JP2012128915A JP2010280572A JP2010280572A JP2012128915A JP 2012128915 A JP2012128915 A JP 2012128915A JP 2010280572 A JP2010280572 A JP 2010280572A JP 2010280572 A JP2010280572 A JP 2010280572A JP 2012128915 A JP2012128915 A JP 2012128915A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory cell
data
input
read
write
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010280572A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Fujikawa
敦史 藤川
Yukie Suzuki
幸英 鈴木
Takuyo Kodama
択洋 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Micron Memory Japan Ltd
Original Assignee
Elpida Memory Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Elpida Memory Inc filed Critical Elpida Memory Inc
Priority to JP2010280572A priority Critical patent/JP2012128915A/ja
Publication of JP2012128915A publication Critical patent/JP2012128915A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

【課題】半導体装置を検査する場合、検査に用いるテスタパターンの記述を容易にする半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置は、正論理でデータを記憶する第1のメモリセル領域と、負論理でデータを記憶する第2のメモリセル領域(メモリセルアレイ101)と、第2のメモリセル領域のメモリセルが選択されたとき、書き込み動作においては当該メモリセルへの外部から入力されたデータを論理反転して当該メモリセルに書き込み、読み出し動作においては当該メモリセルから読み出されたデータを論理反転して外部へ読み出すテスト回路(アドレス検知回路109、リードライトアンプ105)と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、テスト回路を内蔵する半導体装置に関する。
外部から書き込まれるデータを記憶するメモリセルを備える半導体装置の検査は、半導体試験装置(以下、テスタとする)により実施されている。テスタは、検査すべき半導体装置に、テストパターンに基づいて制御信号を供給して、半導体装置のメモリセルに書き込みを行なう。また、テスタは、検査すべき半導体装置に、テストパターンに基づいて制御信号を供給して、メモリセルに書き込んだデータを半導体装置から読み出し、読み出したデータをテスタ内部に設定される期待値と比較する。そして、テスタは、読み出したデータと期待値とが一致したか否かを判定することで半導体装置の良否を検査する。
テストパターンは、テスタのユーザーが記述し、テスタのパターン記憶部に記憶させるデータである。テスタは、制御部において、パターン記憶部に記憶されたテストパターンのデータを基に、検査すべき半導体装置に、半導体装置を制御する制御信号を供給する。テストパターンには、テストを行なうメモリセルを選択するアドレスを指定するアドレスシーケンス、「0」または「1」の書込データの論理、読出データの期待値、書込または読出の制御信号の論理が含まれる。
例えば、テストパターンとしては、メモリセルのアドレスを指定して、メモリセルアレイ内の全てのメモリセルにデータ「0」または「1」を書き込み、次にメモリセル各々に書き込んだデータを読み出して、期待値であるデータ「0」または「1」と比較するスキャンライトリードパターン(以下SCANWRパターン)と呼ばれるテストパターンがある。また、その他のテストパターンとしては、隣接するメモリセルに交互に「1」,「0」のデータを書き込んで読み出すチェッカーテストパターンと呼ばれるテストパターンや、マーチングテストパターンと呼ばれるテストパターン等の数多くのテストパターンが知られている。ユーザーは、半導体装置を検査するため多くのテストパターンを作成する。そして、テスタは、ユーザーが作成した多くのテスタパターンのデータを基に、制御信号を出力し、半導体装置の良否を検査する。
例えば、特許文献1には、多くのテストパターンを用いた半導体装置の検査への対応を容易にする半導体装置が開示されている。具体的には、テスタが半導体装置に供給するテストパターンにおいて、ユーザーは上記書込または読出の制御信号等の論理に反転制御信号DIMの論理を含ませる。
テスタは、テストパターンを用いて、この反転制御信号DIMを、半導体装置内のリードライトアンプ部(RWAMP部)に供給する。リードライトアンプ部は、メモリセルへのデータ書き込み、或いはメモリセルからのデータ読み出しを制御する回路である。リードライトアンプ部は、供給される反転制御信号DIMの論理により、メモリセルへのデータ書き込む際のデータ反転/非反転を制御し、或いはメモリセルからのデータ読み出す際のデータ反転/非反転を制御する。
特開2004−310918号公報
しかしながら、特許文献1の半導体装置において、テスタがテストパターンを基に反転制御信号DIMを供給する場合、例えば複数のメモリセルアレイ毎に所望のデータを供給したい場合、テストパターンに記述すべき記述データの量が大きくなりすぎ、古い型のテスタの様にパターン記憶部の容量の少ないテスタでは対応が出来ない可能性がある。
テストパターンは、マトリックス状に配置されるメモリセル(メモリセルアレイ)のレイアウトに依存し、レイアウトが異なるごとにユーザーに記述される。通常の半導体装置のメモリセルアレイのレイアウトにおいて、複数のメモリセルアレイは、メモリセルのワード線の位置を示し、ワード線を選択する際に用いるロウアドレスXADDのうち、上位アドレスの論理により区別されるように構成されている。例えば、複数のメモリセルアレイが上位アドレスのロウアドレスXADD[13:10]により下位側から、整数i(0≦i≦15)を用いて、メモリセルアレイMCAj(j=2×i)及びメモリセルアレイMCAk(k=2×i+1)の繰り返しで構成される場合を考える。なお、半導体装置におけるメモリセルは、ロウアドレスXADD[13:0]で位置が示されるワード線により選択される。
そして、このような複数のメモリセルアレイを備えた半導体装置に、上記SCANWRパターンを基に制御信号を供給し、半導体装置が備えるメモリセルアレイMCAj内の全てのメモリセルにデータ「0」、メモリセルアレイMCAk内の全てのメモリセルにデータ「1」を書き込む場合を考える。このSCANWRパターンの記述データにおいて、アドレスシーケンス、書込データの論理、及び書込制御信号の論理は、次のようになる。
(手順1a)メモリセルアレイMCAjのメモリセルにおいては、書込データの論理を「0」、書込制御信号の論理をそれぞれ「1」とし、ロウアドレスXADD[9:0]を0から1023までアドレスをインクリメントする。
(手順1b)次に、メモリセルアレイMCAkのメモリセルにおいては、書込データの論理、及び書込制御信号の論理をそれぞれ「1」とし、ロウアドレスXADD[9:0]を0から1023までアドレスをインクリメントする。
(手順2)そして、複数のメモリセルアレイについて、ロウアドレスXADD[13:10]を0から15までインクリメントしながら、交互に上記(手順1a)、(手順1b)を実行する。
この(手順1a)、(手順1b)及び(手順2)の組合せを、ビット線及びカラムスイッチの位置を示し、カラムスイッチを選択する際に用いるカラムアドレスYADDの最下位から最上位までインクリメントしながら実行することで、全てのメモリセルへのデータ書き込み動作が終了する。
また、全てのメモリセルへのデータ書き込み動作終了後、データ読み出し動作において、上記(手順1a)及び(手順1b)において、書込制御信号の論理を「1」とする代わりに、読出制御信号の論理を「1」とし、読出データの期待値を書き込み動作における書き込みデータの論理とする。そして、複数のメモリセルアレイについて、カラムアドレスYADDの最下位から最上位までインクリメントさせながら、上記(手順1a)、(手順1b)及び(手順2)を実行する。これにより、テスタは、SCANWRパターンデータに基づき、全てのメモリセルアレイにおけるメモリセル各々が、書き込まれたデータを正しく記憶しているか否かを検査する。
このように、複数のメモリセルアレイMCAiのレイアウトを有する半導体装置を検査する際に用いられる場合、テストパターンにおいては、メモリセルアレイの選択を変えるごとに、書込データの論理を上記(手順1a)から(手順1b)、或いは上記(手順1b)から(手順1a)のように変える必要がある。つまり、ユーザーが記述するテストパターンは、メモリセルアレイのレイアウトに依存するため、メモリセルアレイを切り替えるためには、テストパターンのアドレスシーケンスにおいて、切り替わり部分のロウアドレスXADDを指定する必要がある。
次に、上記の特許文献1の半導体装置に、同様に、上記SCANWRパターンを基に制御信号を供給し、メモリセルアレイMCAj内の全てのメモリセルにデータ「0」、メモリセルアレイMCAk内の全てのメモリセルにデータ「1」を書き込む場合を考える。このSCANWRパターンの記述データにおいて、アドレスシーケンス、書込データの論理、及び書込制御信号の論理は、次のようになる。
(手順1c)メモリセルアレイMCAjのメモリセルにおいては、書込データの論理、及び反転制御信号DIMの論理をそれぞれ「0」、書込制御信号の論理を「1」とし、ロウアドレスXADD[9:0]を0から1023までアドレスをインクリメントする。
(手順1d)次に、メモリセルアレイMCAkのメモリセルにおいては、書込データの論理を「0」、書込制御信号、及び反転制御信号DIMの論理をそれぞれ「1」とし、ロウアドレスXADD[9:0]を0から1023までアドレスをインクリメントする。
(手順2)そして、複数のメモリセルアレイについて、ロウアドレスXADD[13:10]を0から15までインクリメントしながら、交互に上記(手順1c)、(手順1d)を実行する。
この(手順1c)、(手順1d)及び(手順2)の組合せを、ビット線及びカラムスイッチの位置を示し、カラムスイッチを選択する際に用いるカラムアドレスYADDの最下位から最上位までインクリメントしながら実行することで、全てのメモリセルへのデータ書き込み動作が終了する。
また、全てのメモリセルへのデータ書き込み動作終了後、データ読み出し動作において、上記(手順1c)及び(手順1d)において、書込制御信号の論理を「1」とする代わりに、読出制御信号の論理を「1」とし、読出データの期待値を書き込み動作における書き込みデータの論理とする。そして、複数のメモリセルアレイについて、カラムアドレスYADDの最下位から最上位までインクリメントさせながら、上記(手順1c)、(手順1d)及び(手順2)を実行する。これにより、テスタは、SCANWRパターンデータに基づき、全てのメモリセルアレイMCAiにおけるメモリセル各々が、書き込まれたデータを正しく記憶しているか否かを検査する。
このように、特許文献1の半導体装置を検査する際に用いられるテストパターンにおいては、メモリセルアレイの選択を変えるごとに、書込データの論理を変える必要はないが、反転制御信号DIMの論理を、上記(手順1c)から(手順1d)、或いは上記(手順1d)から(手順1c)のように変える必要がある。そのため、メモリセルアレイを切り替えるに際して、テストパターンのアドレスシーケンスにおいて、切り替わり部分のロウアドレスXADD(上記例では1023)を指定する必要がある。従って、特許文献1の半導体装置であっても、上記(手順1a)、(手順1b)、及び(手順2)の組合せについて説明した半導体装置と同様に、テスタのパターン記憶部に記憶させるデータ量を減らすことはできない。そのため、特許文献1の半導体装置であっても、パターン記憶部の容量の少ないテスタでは、該半導体装置に制御信号を供給する際に用いる上記SCANWRパターンを含む様々なテストパターンの数が増加することに対応できないという問題があった。
また、そのようなパターン記憶部の容量の少ないテスタでなく、パターン記憶部の容量を十分備えるテスタであっても、半導体装置におけるメモリセルアレイのロウアドレスエリアが2のべき乗でうまく区切られないような構成の場合を考える。この場合、ロウアドレスエリアの境界を指定するにあたっては、テストパターンにおいて、上位のロウアドレスXADDのみならず、下位のロウアドレスXADDまでも記述する必要があり、テストパターンが非常に複雑となる問題がある。
例えば、半導体装置が備える複数のメモリセルアレイが、ロウアドレスXADD[13:0]により下位側から、整数n(0≦n≦7)を用いて、メモリセルアレイMCAp(p=3×n)、メモリセルアレイMCAq(q=3×n+1)、及びメモリセルアレイMCAr(r=3×i+2)の繰り返しで構成される場合を考える。
また、メモリセルアレイのロウアドレスエリアが2のべき乗でうまく区切られないような構成とは、上記複数のメモリセルアレイにおいて、連続する3個のメモリセルアレイMCAp、メモリセルアレイMCAq(q=p+1)、メモリセルアレイMCAr(r=q+1)が、上位のロウアドレスXADD[13:11]の論理で、まず他のメモリセルアレイと区切られる構成である。また、連続する3個のメモリセルアレイMCAp、メモリセルアレイMCAq、及びメモリセルアレイMCArは、更に下位のロウアドレスXADD[10:0]の論理で、次の様に区切られる構成である。
メモリセルアレイMCApは、0≦XADD[10:0]<P(Pは2のべき乗でない整数)、メモリセルアレイMCAqは、P≦XADD<Q(Qは2のべき乗でない整数)、メモリセルアレイMCArは、Q≦XADD<2048で区切られる。
次に、このような複数のメモリセルアレイMCAnを備える半導体装置に、上記SCANWRパターンを基に制御信号を供給し、メモリセルアレイMCAp内の全てのメモリセルにデータ「0」、メモリセルアレイMCAq内の全てのメモリセルにデータ「1」、メモリセルアレイMCAr内の全てのメモリセルにデータ「0」を書き込む場合を考える。このSCANWRパターンの記述データにおいて、アドレスシーケンス、書込データの論理、及び書込制御信号の論理は、次のようになる。
(手順1e)メモリセルアレイMCApのメモリセルにおいては、書込データの論理、及び反転制御信号DIMの論理をそれぞれ「0」、書込制御信号の論理を「1」とし、ロウアドレスXADD[10:0]を0から(P−1)までアドレスをインクリメントする。
(手順1f)次に、メモリセルアレイMCAqのメモリセルにおいては、書込データの論理を「0」、書込制御信号、及び反転制御信号DIMの論理をそれぞれ「1」とし、ロウアドレスXADD[10:0]をPから(Q−1)までアドレスをインクリメントする。
(手順1g)次に、メモリセルアレイMCArのメモリセルにおいては、書込データの論理、及び反転制御信号DIMの論理をそれぞれ「0」、書込制御信号の論理を「1」とし、ロウアドレスXADD[10:0]をQから2047までアドレスをインクリメントする。
(手順2)そして、複数のメモリセルアレイについて、上位のロウアドレスXADD[13:11]を0から7までインクリメントしながら、交互に上記(手順1e)、(手順1f)及び(手順1g)を実行する。
この(手順1e)、(手順1f)、(手順1g)及び(手順2)の組合せを、ビット線及びカラムスイッチの位置を示し、カラムアドレスYADDの最下位から最上位までインクリメントしながら実行することで、全てのメモリセルへのデータ書き込み動作が終了する。
また、全てのメモリセルへのデータ書き込み動作終了後、データ読み出し動作において、上記(手順1e)、(手順1f)及び(手順1g)において、書込制御信号の論理を「1」とする代わりに、読出制御信号の論理を「1」とし、読出データの期待値を書き込み動作における書き込みデータの論理とする。そして、複数のメモリセルアレイについて、カラムアドレスYADDの最下位から最上位までインクリメントさせながら、上記(手順1e)、(手順1f)、(手順1g)及び(手順2)を実行する。これにより、テスタは、SCANWRパターンデータに基づき、全てのメモリセルアレイにおけるメモリセル各々が、書き込まれたデータを正しく記憶しているか否かを検査する。
このように、特許文献1の半導体装置を検査する際のテストパターンは、パターン記憶部の容量の少ないテスタでなく、パターン記憶部の容量を十分備えるテスタであっても、メモリセルアレイのロウアドレスエリアが2のべき乗でうまく区切られないような構成の場合、そのエリアの境界を指定するにあたっては上位アドレス(上記例では上位のロウアドレスXADD[13:11])のみならず、下位のロウアドレスXADD[10:0]までも記述する必要がある。つまり、メモリセルアレイを切り替えるに際して、テストパターンのアドレスシーケンスにおいて、切り替わり部分のロウアドレスXADD(上記例ではP−1、P、Q−1、Q)を更に多く指定する必要があるため、アドレスシーケンスの記述が長くなるとともに、テストパターンが非常に複雑となる問題がある。そのため、半導体装置に制御信号を供給する際に用いる上記SCANWRパターンを含む様々なテストパターンの数が増加することにより、テストパターンを作成するユーザーの設計工数が増えてしまうという問題があった。
本発明による半導体装置は、正論理でデータを記憶する第1のメモリセル領域と、負論理でデータを記憶する第2のメモリセル領域と、前記第2のメモリセル領域のメモリセルが選択されたとき、書き込み動作においては当該メモリセルへの外部から入力されたデータを論理反転して当該メモリセルに書き込み、読み出し動作においては当該メモリセルから読み出したデータを論理反転して外部へ出力するテスト回路と、を備えている。
このように、テスト回路は、書き込み動作において、第2のメモリセル領域のメモリセルに、外部から入力されるデータを書き込む際、外部から入力されるデータを反転して、当該反転データを書きこむ。ここで、第1または第2のメモリセル領域のいずれか一方のメモリセル領域のメモリセルから他方のメモリセル領域のメモリセルに、或いは他方の領域のメモリセルから一方の領域のメモリセルに、テスタが連続してデータとして同じ電圧レベルのデータを書き込む場合を考える。この場合、テスト回路がテスタから入力されるデータを反転する。よって、テスタから反転データ、及び反転制御信号を供給する必要はなくなる。
また、テスト回路は、読み出し動作において、第2のメモリセル領域のメモリセルから読み出したデータを反転して、外部へ反転されたデータを出力する。ここで、第1または第2のメモリセル領域のいずれか一方のメモリセル領域のメモリセルのデータと他方のメモリセル領域のメモリセルのデータとを、或いは他方の領域のメモリセルのデータと一方の領域のメモリセルのデータとを、連続してテスタへ出力する場合を考える。この場合、テスト回路は、連続して読み出すメモリセルにデータとして同じ電圧レベルのデータが書き込まれている場合、同じ論理のデータを連続して外部へ出力する。よって、テスタには、連続して同じ論理のデータが入力されるので、テストパターンにおける期待値を反転する必要はなくなり、反転制御信号を供給する必要はなくなる。
これにより、テスタは半導体装置に反転制御信号(特許文献1記載の反転制御信号DIMなど)を制御信号として供給する必要はなくなり、半導体装置にテスタが制御信号を供給する際に用いられるテストパターンのデータにおいて、反転制御信号の論理の記載は不要となる。反転制御信号の論理の記載が不要となることにより、テストパターンのデータにおけるアドレスシーケンスにおいて下位のロウアドレスの指定も不要となる。
上記例でいえば、(手順1e)、(手順1f)、及び(手順1g)において、反転制御信号RM1の論理の記載が不要となり、下位のロウアドレス(上記例ではP−1、P、Q−1、Q)の指定も不要となり、(手順1e)〜(手順1f)を、一つのアドレスシーケンスで記載することができる。
このように、本発明によれば、テストパターンのデータ量を減らすことができるので、パターン記憶部の容量が少ないテスタであっても、テストパターンの数の増加に対応できる。また、上述の通り、テストパターンのデータの記述が簡単になり、テスタのユーザーもテストパターンのデータ作成を容易に行うことができる。つまり、本発明によれば、半導体装置自身にテストパターンの記述相当のテスト回路を持たせるため、テスタ側の負担(パターン記憶部の容量拡張の必要性、ユーザーのテストパターン設計の工数増大)を大きく軽減することが可能となる。
本発明の実施の形態に係わる半導体装置100の構成を示す図である。 図1に示すリードライトアンプ105の構成を示すブロック図である。 半導体装置100のメモリセルアレイのレイアウト構成を示す図である。 図3のレイアウト構成の一部を示す図である。 半導体装置100のテスト動作における動作タイミングチャートである。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係わる半導体装置100の全体構成を示すブロック図であり、半導体装置の一例としてDRAM(Dynamic Random Access Memory)を示している。
半導体装置100は、メモリセルアレイ101、センスアンプ102、サブワードドライバ103、Y選択回路104、リードライトアンプ105、入出力バッファ106、アドレスバッファ107、ロウデコーダ108、アドレス検知回路109、カラムデコーダ110、テストデコーダ111、ロウ系制御回路112、及びカラム系制御回路113を備える。
半導体装置100は、通常モードとしての読み出し動作及び書き込み動作において、通常のDRAMと同様に、外部から供給されるアドレス信号ADDに基づき、メモリセルアレイ101内のメモリセルMCを選択する。そして、半導体装置100は、通常モードとしての書き込み動作においては、外部から供給されるデータDATAを選択されたセルへ書き込む。また、半導体装置100は、通常モードとしての読み出し動作においては、選択されたメモリセルのデータを読み出し、外部へデータDATAを出力する。
また、半導体装置100は、テストモードとしての読み出し動作及び書き込み動作において、通常モードとしての読み出し動作及び書き込み動作と同様の動作を行う。さらに、半導体装置100は、テストモードとしての書き込み動作において、リードライトアンプ105及びアドレス検知回路109の動作により、特定のメモリセルアレイ101内のメモリセルMCへの書き込みデータを反転する。また、テストモードとしての読み出し動作において、特定のメモリセルアレイ101内のメモリセルMCの記憶するデータを反転して外部へ出力する。
以下、半導体装置100の備える各回路の動作について説明し、続いて、テストモードとしての書き込み動作及び読み出し動作における半導体装置100の動作について説明する。
図1に示すメモリセルアレイ101は、複数のワード線WLと、複数のビット線BLと、複数のワード線と複数のビットの各交点に設けられた複数のメモリセルMCから構成される。半導体装置100は、複数のメモリセルアレイ101を備えており、図1においては、この複数のメモリセルアレイのうちの一つのメモリセルアレイ101を示している。複数のメモリセルアレイ101の構成については後述する。
センスアンプ102は、読み出し動作において、ビット線上に現れるメモリセルから読み出した微弱なデータ出力を増幅する回路である。また、センスアンプ102は、書き込み動作においては、ビット線を介してメモリセルへデータを、後述するリードライトアンプ105とともに書き込む回路である。センスアンプ102は、一つのビット線対に対応して一つ設けられるが、図1においては、複数のセンスアンプ(後述するセンスアンプ列)をセンスアンプ102として示している。
サブワードドライバ103は、デコード信号XDECが入力されると、ワード線を駆動し、メモリセルMCとビット線BLとを接続する回路である。図1においては、複数のサブワードドライバのうちの一つのサブワードドライバ103を示している。
Y選択回路104は、カラムスイッチ(不図示)にカラム選択信号を出力し、一対のカラムスイッチのオン・オフを制御する回路である。一対のカラムスイッチは、一対のビット線にそれぞれ対応して設けられ、一対のビット線と一対のローカルIO線(不図示)とを接続する。すなわち、カラム選択信号に応答してオンとなるカラムスイッチは、データ読み出し動作の際には、センスアンプ102により読み出した信号をローカルIO線に出力する。
また、一対のローカルIO線は、複数のセンスアンプに共通に設けられるローカルIOアンプ(不図示)のセンスアンプ側の一対の入出力端子に接続される。このローカルIOアンプは、メモリセルアレイの数の増加により、ローカルIO線及びメインIO線が長くなり、読出し速度が低下することを防止するためのものである。そして、ローカルIOアンプの一対のリードライトアンプ105側の入出力端子は、一対のメインIO線を介してリードライトアンプ105のローカルIOアンプ側の一対の入出力端子に接続される。
つまり、メモリセルからのデータ読み出しの際、ローカルIOアンプは、カラムスイッチを介して、ローカルIO線に読み出されたセンスアンプの出力を増幅し、増幅結果を一対のメインIO線を介して、リードライトアンプ105のローカルIOアンプ側の一対の入出力端子に対して出力する。
また、メモリセルへのデータ書き込み動作においては、ローカルIOアンプは、リードライトアンプ105のローカルIOアンプ側の一対の入出力から入力される出力信号を増幅して、センスアンプとともに一対のビット線を駆動し、メモリセルへデータを書きこむ。
なお、通常のDRAMのセンスアンプ102からリードライトアンプ105までの構成は、以上のように一対のローカルIO線及びローカルIOアンプを備えるものであるが、本実施形態においては、この構成は特徴的な部分ではないので、センスアンプ102の出力は、カラムスイッチ及び一対のメインIO線を介して、リードライトアンプ105のセンスアンプ側の入出力端子へ接続されるものとする。
図1に戻って、リードライトアンプ105は、入出力端子をセンスアンプ102側と入出力バッファ106側にそれぞれ備え、センスアンプ102側において一対のメインIO線が接続される一対の入出力端子を一方の入出力端子とし、入出力バッファ106側においてリードライトバス信号線が入出力される入出力端子を他方の入出力端子とする。この一対のメインIO線は、一対のカラムスイッチの一端にそれぞれ接続される。一対のカラムスイッチの他端は、一対のビット線にそれぞれ接続される。
リードライトアンプ105は、半導体装置100の読み出し動作において、カラムスイッチを介して接続される一対のビット線からセンスアンプ102により増幅された一対のメインIO線の間の差電位を増幅して、この増幅結果を他方の入出力端子から、リードライトバス信号RWBSをリードライトバス信号線を介して、入出力バッファ106へ出力する。
また、リードライトアンプ105は、半導体装置100の書き込み動作において、入出力バッファ106からリードライトバス信号線を介して他方の入出力端子から入力されるリードライトバス信号RWBSを、一方の入出力端子から一対のメインIO線へ出力し、選択されたカラムスイッチを介して、センスアンプ102とともに一対のビット線を駆動し、メモリセルへデータを書き込む。
入出力バッファ106は、外部入出力端子に接続され、半導体装置100の書き込み動作において、外部から入力されるデータDATAをバッファリングして、リードライトバス信号線を介して、リードライトバス信号RWBSを、リードライトアンプ105の他方の入出力端子へ出力する。
また、入出力バッファ106は、半導体装置100の読み出し動作において、リードライトアンプ105の他方の入出力端子から、リードライトバス信号線を介して入力されるリードライトバス信号RWBSを、バッファリングしてデータDATAを外部端子へ出力する。
アドレスバッファ107は、外部(例えばテスタ)から、メモリセルのワード線の位置を示すロウアドレスXADD、ビット線及びカラムスイッチの位置を示す信号であるカラムアドレスYADDが入力される。
アドレスバッファ107は、テストデコーダ111により時分割で制御されることにより、その外部端子から入力されるアドレス信号ADDのうち、ロウアドレスXADDを内部アドレス信号XADとしてロウデコーダ108に、カラムアドレスYADDを内部アドレス信号YADとしてカラムデコーダ110に出力する。
なお、本実施形態において、ロウアドレスXADDは、14ビットのロウアドレスXADD[13:0]として外部から入力されるものとし、アドレスバッファ107は、内部アドレス信号XAD[13:0]をロウデコーダ108に出力するものとする。
ロウデコーダ108は、11ビットの内部アドレス信号XAD[10:0]を、複数のグループに分け、各グループの中で内部アドレス信号XADをデコードし、デコード結果の信号をメインワードドライバMWDに対して出力する。例えば、ロウデコーダ108は、内部アドレス信号XAD[10:0]を下位側から、4ビットの内部アドレス信号XAD[3:0]、4ビットの内部アドレス信号XAD[7:4]、3ビットの内部アドレス信号XAD[10:8]の3グループに分ける。
そして、ロウデコーダ108は、は、各グループから、16本、16本及び8本のデコード結果の信号であるデコード信号XDEC1[15]、デコード信号XDEC2[15]、デコード信号XDEC3[7]を生成し、複数のメインワードドライバMWDに対してそれぞれ出力する。
複数のメインワードドライバMWDは、デコード信号XDEC1[15]、XDEC2[15]、XDEC3[7]が入力され、これらに基づき、2の11乗、すなわち、2048のメインワード信号を複数のメモリセルアレイに対応して設けられる複数のサブワードドライバSWDに対して出力する。
また、ロウデコーダ108は、内部アドレス信号XAD[13:11]をデコーディングし、8本のデコード結果のデコード信号XDEC4[7]を、複数のサブワードドライバSWDに対して出力する。
複数のサブワードドライバSWDは、入力されるデコード信号XDEC4[7]と、さらに、複数のメインワードドライバMWDから入力される2048本のメインワード信号のアンド論理をとって、16384本のワード線のいずれかを駆動し、駆動するワード線のメモリセルのドレインとビット線を接続する。すなわち、16384本のワード線は、デコード信号XDEC1〜デコード信号XDEC4、つまりロウアドレスXADD[13:0]により位置が特定される。
さらに、ロウデコーダ108は、テストモードとしての書き込み動作及び読み出し動作において、複数のメインワードドライバMWDに出力するデコード信号XDEC1[15]、デコード信号XDEC2[15]、デコード信号XDEC3[7]を、アドレス検知回路109に対しても出力する。なお、アドレス検知回路109に対して出力する信号は、内部アドレス信号XAD[10:0]であってもよい。
アドレス検知回路109は、テストモードとしての書き込み動作及び読み出し動作において、ロウデコーダ108から入力されるデコード信号XDEC1〜デコード信号XDEC3の論理と、予め設定された、特定のメモリセルアレイに対応して設けられるメインワードドライバMWDに入力されるデコード信号XDEC1〜デコード信号XDEC3の論理と、を比較する。
なお、比較において、内部アドレス信号XAD[10:0]の論理と、特定のメモリセルアレイに対応して設けられるメインワードドライバMWDを特定する内部アドレス信号XAD[10:0]の論理、とを比較する構成としてもよい。
アドレス検知回路109は、比較結果が一致した場合、活性レベルの反転制御信号RM1をリードライトアンプ105に出力する。なお、詳細について、特定のメモリセルアレイの構成の説明とともに、後述する。
カラムデコーダ110は、内部アドレス信号YADを、デコードし、デコード結果の信号をY選択回路に対して出力する。
テストデコーダ111は、コマンド信号CMD(例えばチップセレクト信号CSB、ロウアドレスストローブ信号RASB、カラムアドレスストローブ信号CASB及びライトイネーブルWEB)を、例えば内部クロック信号に同期してラッチした後デコードし、デコード結果に応じて、ロウ系制御回路112及びカラム系制御回路113に対して、動作を指示する制御信号(内部コマンド信号、内部テスト信号TEST)を出力する。
なお、内部クロック信号は、例えば、半導体装置100に外部から入力されるクロック信号CK、クロック信号CKの相補的信号である反転クロック信号/CKと、入力されるクロック信号CK及び反転クロック信号/CKが有効か否かを示すクロックイネーブル信号CKEと、が入力されるクロック発生回路が発生する構成としてよい。
ロウ系制御回路112は、通常モードとしての動作及びテストモードとしての動作のいずれの動作においても、内部コマンド信号が入力されると、ロウデコーダ108を制御し、上述した内部アドレス信号XADをデコーディングする動作をロウデコーダ108に実行させる。
また、ロウ系制御回路112は、テストモードとしての動作において、内部テスト信号TESTが入力されると、ロウデコーダ108を制御し、デコーディング動作の結果発生したデコード信号XDEC1〜デコード信号XDEC3を内部アドレス検知回路109に出力させる。
カラム系制御回路113は、通常モードとしての動作及びテストモードとしての動作のいずれの動作においても、内部コマンド信号が入力されると、カラムデコーダ110を制御し、カラムデコーダ110に内部アドレス信号YADをデコーディングする動作を実行させる。
また、カラム系制御回路113は、通常モードとしての動作及びテストモードとしての動作のいずれの動作においても、センスアンプ102の活性タイミングを制御し、センスアンプ102に増幅動作を実行させる。
また、カラム系制御回路113は、通常モードとしての動作及びテストモードとしての動作のいずれの動作においても、リードライトアンプ105に読み出し、書き込み動作を実行させる。なお、テストモードとしての読み出し及び書き込み動作におけるリードライトアンプ105の読み出し、書き込み動作は本願の特徴部分であり、これについては後述する。
ここで、テストデコーダ111に入力されるコマンド信号と、半導体装置100の動作について説明する。
コマンド信号CMDには、半導体装置100にメモリセルに接続されるワード線の選択を指示するACTコマンドがある。半導体装置100は、このACTコマンドが入力されると、アドレスバッファに外部から入力されるアドレス信号のうち、ワード線の位置を示すロウアドレスXADDを基に、ロウアドレスXADDに対応するワード線選択を実行する。
すなわち、テストデコーダ111は、ACTコマンドが入力されると、内部コマンド信号をアドレスバッファ107に出力して、内部アドレス信号XADを出力させる。
また、テストデコーダ111は、内部コマンド信号をロウ系制御回路112に出力し、ロウ系制御回路112は内部コマンド信号を受けて、ロウデコーダ108にデコーディング動作を実行させる。
ロウデコーダ108は、内部アドレス信号XADをデコーディングして、デコード結果のデコード信号XDEC1〜XDEC4をワードドライバ及びサブワードドライバに出力する。
サブワードドライバ103は、入力されるメインワード信号及びデコード信号に基づき、自己に接続されるワード線WLを駆動し、ワード線WLに接続されたメモリセルMCを選択させる。
また、コマンド信号CMDには、メモリセルからのデータ読み出しを指示するREADコマンドがある。半導体装置100は、上記ACTコマンドに続いて、このREADコマンドが入力されると、アドレスバッファに外部から入力されるアドレス信号ADDのうち、カラムスイッチ及びビット線BLの位置を示すカラムアドレスYADDを基に、カラムアドレスYADDに対応するカラムスイッチ選択を実行する。
すなわち、上記ACTコマンドによりワード線が選択された後、テストデコーダ111は、READコマンドが入力されると、内部コマンド信号をアドレスバッファ107に出力して、内部アドレス信号YADを出力させる。
また、テストデコーダ111は、内部コマンド信号をカラム系制御回路113に出力し、カラム系制御回路113は内部コマンド信号を受けて、カラムデコーダ110にデコーディング動作を実行させる。
また、カラム系制御回路113は、センスアンプ102を活性化させ、ビット線対間の差電位を増幅させる。
また、Y選択回路104は、カラムデコーダ110から入力されるデコード信号に基づいてカラムスイッチを選択し、ビット線対とメインIO線対を接続させる。
また、カラム系制御回路113は、メインIO線対が接続されるリードライトアンプ105を制御し、リードライトアンプ105は、メインIO線対(後述するメインIO線MIOT及びメインIO線MIOB)間の差電位を増幅し、増幅結果に基づいて、リードライトバス線を介して、Lレベル(正論理「0」)またはHレベル(正論理「1」)のリードライトバス信号RWBSを、入出力バッファ106へ出力する。
つまり、メインIO線MIOTがLレベル(正論理「0」)、メインIO線MIOBがHレベル(負論理「0」)のとき、リードライトバス信号RWBSをLレベル(正論理「0」)とする。また、メインIO線MIOTがHレベル(正論理「1」)、メインIO線MIOBがLレベル(負論理「1」)のとき、リードライトバス信号RWBSをHレベル(正論理「1」)とする。
入出力バッファ106は、読み出し動作において、リードライトバス信号RWBSをバッファリングして外部入出力端子DQから出力する。
本実施形態において、入出力バッファ106は、リードライトバス信号RWBSの論理を変更しないで外部入出力端子DQからデータDATAを出力するものとする。
つまり、入出力バッファ106は、リードライトバス信号RWBSがLレベル(正論理「0」)のとき、外部へデータ「0」として、Lレベル(正論理「0」)のデータDATAを出力し、リードライトバス信号RWBSがHレベル(正論理「1」)のとき、外部へデータ「1」として、Hレベル(正論理「1」)のデータDATAを出力するものとする。
また、コマンド信号CMDには、メモリセルへのデータ書き込みを指示するWRITEコマンドがある。半導体装置100は、上記ACTコマンドに続いて、このWRITEコマンドが入力されると、READコマンドが入力される場合と同様に、アドレスバッファに外部から入力されるアドレス信号ADDのうちカラムスイッチの位置を示すカラムアドレスYADDを基に、カラムアドレスYADDに対応するカラムスイッチ選択を実行する。
すなわち、上記ACTコマンドによりワード線が選択された後、テストデコーダ111にWRITEコマンドが入力されると、READコマンドがされたときと同様に、内部コマンド信号を出力して、アドレスバッファ107及びカラム系制御回路を制御して、それぞれの回路に上述した動作を実行させる。
カラム系制御回路113は、センスアンプ102及びカラムデコーダ110に、上述したREADコマンドが入力された場合と同様の増幅動作及びデコーディング動作をそれぞれ実行させる。また、Y選択回路104は、上述したカラムスイッチ選択動作を実行する。
また、カラム系制御回路113は、メインIO線対が接続されるリードライトアンプ105を制御し、入出力バッファ106が出力するリードライトバス信号RWBSの論理に基づいて、メインIO線対(後述するメインIO線MIOT及びメインIO線MIOB)の両方を論理「0」または論理「1」のいずれか一方にする。
つまり、リードライトバス信号RWBSがLレベル(正論理「0」)の場合、メインIO線MIOTをLレベル(正論理「0」)、メインIO線MIOBをHレベル(負論理「0」)、リードライトバス信号RWBSがHレベル(正論理「1」)の場合、メインIO線MIOTをHレベル(正論理「1」)、メインIO線MIOBをLレベル(負論理「1」)とする。
入出力バッファ106は、書き込み動作において、外部入出力端子DQから入力するデータDATAをバッファリングして、リードライトバス信号RWBSをリードライトアンプ105に出力する。
本実施形態において、入出力バッファ106は、入力されるデータDATAの論理を変更しないで、リードライトバス信号RWBSをリードライトアンプ105に出力するものとする。
つまり、入出力バッファ106は、外部からデータ「0」としてLレベルのデータDATAが入力されると、Lレベル(正論理「0」)のリードライトバス信号RWBSを、外部からデータ「1」としてHレベルのデータDATAが入力されると、Hレベル(正論理「1」)のリードライトバス信号RWBSを、リードライトアンプ105に出力するものとする。
また、コマンド信号CMDには、半導体装置100にテスト動作を指示するTESTコマンドがある。半導体装置100は、このTESTコマンドが入力されると、上述したACTコマンドが入力され、かつACTコマンドに続いてREADコマンドが入力される場合と同様の動作(テストモードとしての読み出し動作)を実行する。また、半導体装置100は、このTESTコマンドが入力されると、ACTコマンドが入力され、かつACTコマンドに続いてWRITEコマンドが入力される場合と同様の動作(テストモードとして書き込み動作)を実行する。さらに、半導体装置100は、このTESTコマンドが入力されると、書き込み及び読み出し動作それぞれにおいて、テストモードに係る動作を実行する。
すなわち、テストデコーダ111は、TESTコマンドが入力されると、上記各内部コマンド信号を出力して、上述した通常モードとして書き込み及び読み出し動作を、上述した各回路に実行させるとともに、テスト信号TESTをロウ系制御回路112及びカラム系制御回路113に出力する。
ロウ系制御回路112は、テストモードとしての読み出し動作及び書き込みにおいて、テスト信号TESTが入力されると、上述したロウデコーダ108にデコード信号XDECを複数のメインワードドライバMWD及び複数のサブワードドライバSWDに出力させる制御を実行させるとともに、ロウデコーダ108にデコード信号XDEC1〜デコード信号XDEC3をアドレス検知回路に対して出力させる。
アドレス検知回路109は、テストモードとしての書き込み動作及び読み出し動作において、ロウデコーダ108から入力されるデコード信号XDEC1〜デコード信号XDEC3の論理と、予め設定された、特定のメモリセルアレイに対応して設けられるメインワードドライバMWDに入力されるデコード信号XDEC1〜デコード信号XDEC3の論理と、を比較する。アドレス検知回路109は、比較結果が一致した場合、活性レベルの反転制御信号RM1をリードライトアンプ105に出力する。
なお、アドレス検知回路109は、テストモードとして動作において比較結果が一致しない場合、及び、通常モードとしての動作の場合、反転制御信号RM1を非活性レベルにしている。
また、カラム系制御回路113は、テスト信号TESTが入力されると、センスアンプ102に増幅動作を実行させ、所定時間経過後、続いてカラムデコーダ110を制御する。また、Y選択回路104はカラムスイッチを選択し、ビット線対とメインIO線対を接続する。また、カラム系制御回路113は、リードライトアンプ105に、テストモードに係る動作を実行させる。詳細について以下に述べる。
図2は、図1に示すリードライトアンプ105の構成を示すブロック図である。
リードライトアンプ105は、データアンプ201、ライトアンプ202、データ反転制御回路リード用203、及びデータ反転制御回路ライト用204を備える。
データアンプ201は、半導体装置100の読み出し動作において、カラム系制御回路113が出力する活性レベルのデータアンプイネーブル信号DAEが入力され、メインIO線対(メインIO線MIOT及びメインIO線MIOB)の差電位を、一方が電源電圧レベル、他方が接地レベルになるまで増幅し、増幅結果(以下、増幅結果DAOUT)をデータ反転制御回路リード用203に出力する。
ここで、データアンプ201は、メインIO線MIOTの電位>メインIO線MIOBの場合、Hレベル(正論理「1」)の増幅結果DAOUTを出力するものとする。また、データアンプ201は、メインIO線MIOTの電位<メインIO線MIOBの場合、Lレベル(正論理「0」)の増幅結果DAOUTを出力するものとする。
データ反転制御回路リード用203は、読み出し動作において、反転制御信号RM1が非活性レベルのとき、増幅結果DAOUTを論理反転しないで、リードライトバス信号RWBSとして、リードライトバス線を介して入出力バッファ106に出力する。また、データ反転制御回路リード用203は、読み出し動作において、反転制御信号RM1が活性レベルのとき、増幅結果DAOUTを論理反転し、リードライトバス信号RWBSとして、リードライトバス線を介して入出力バッファ106に出力する。
つまり、データアンプ201及びデータ反転制御回路リード用203は、通常モードとしての読み出し動作において、反転制御信号RM1は非活性レベルであり、メインIO線MIOTの電位>メインIO線MIOBの場合、Hレベル(正論理「1」)のリードライトバス信号RWBSを出力し、メインIO線MIOTの電位<メインIO線MIOBの場合、Lレベル(正論理「0」)のリードライトバス信号RWBSを出力する。
また、データアンプ201及びデータ反転制御回路リード用203は、テストモードとしての読み出し動作において、反転制御信号RM1が非活性レベルのとき、通常モードとしての読み出し動作と同様に、メインIO線MIOTの電位>メインIO線MIOBの場合、Hレベル(正論理「1」)のリードライトバス信号RWBSを出力し、メインIO線MIOTの電位<メインIO線MIOBの場合、Lレベル(正論理「0」)のリードライトバス信号RWBSを出力する。
一方、データアンプ201及びデータ反転制御回路リード用203は、テストモードとしての読み出し動作において、反転制御信号RM1が活性レベルのとき、メインIO線MIOTの電位>メインIO線MIOBの場合、Lレベル(正論理「0」)のリードライトバス信号RWBSを出力し、メインIO線MIOTの電位<メインIO線MIOBの場合、Hレベル(正論理「1」)のリードライトバス信号RWBSを出力する。
ライトアンプ202は、半導体装置100の書き込み動作において、カラム系制御回路113が出力する活性レベルのライトアンプイネーブル信号WAEが入力され、データ反転制御回路ライト用204が出力する信号(以下、ライトアンプ入力信号WAINとする)の論理により、メインIO線対(メインIO線MIOT及びメインIO線MIOB)を駆動する。
ライトアンプ202は、ライトアンプ入力信号WAINがLレベル(正論理「0」)のとき、メインIO線MIOTの電位をLレベル(正論理「0」)に、メインIO線MIOBの電位をHレベル(負論理「0」)にする。
一方、ライトアンプ202は、ライトアンプ入力信号WAINがHレベル(正論理「1」)のとき、メインIO線MIOTの電位をHレベル(正論理「1」)に、メインIO線MIOBの電位をLレベル(負論理「1」)にする。
データ反転制御回路ライト用204は、書き込み動作において、反転制御信号RM1が非活性レベルのとき、リードライトバス信号RWBSを論理反転しないで、ライトアンプ入力信号WAINとして、ライトアンプ202に出力する。また、データ反転制御回路ライト用204は、書き込み動作において、反転制御信号RM1が活性レベルのとき、リードライトバス信号RWBSを論理反転し、ライトアンプ入力信号WAINとして、ライトアンプ202に出力する。
つまり、ライトアンプ202及びデータ反転制御回路ライト用204は、通常モードとしての書き込み動作において、反転制御信号RM1は非活性レベルであり、リードライトバス信号RWBSがLレベル(正論理「0」)の場合、メインIO線MIOTの電位をLレベル(正論理「0」)に、メインIO線MIOBの電位をHレベル(負論理「0」)にする。
また、ライトアンプ202及びデータ反転制御回路ライト用204は、通常モードとしての書き込み動作において、反転制御信号RM1は非活性レベルであり、リードライトバス信号RWBSがHレベル(正論理「1」)の場合、メインIO線MIOTの電位をHレベル(正論理「1」)に、メインIO線MIOBの電位をLレベル(負論理「1」)にする。
また、ライトアンプ202及びデータ反転制御回路ライト用204は、テストモードとしての書き込み動作において、反転制御信号RM1が非活性レベルのとき、通常モードとしての書き込み動作と同様に、リードライトバス信号RWBSがLレベル(正論理「0」)の場合、メインIO線MIOTの電位をLレベル(正論理「0」)に、メインIO線MIOBの電位をHレベル(負論理「0」)にする。
また、ライトアンプ202及びデータ反転制御回路ライト用204は、テストモードとしての書き込み動作において、反転制御信号RM1が非活性レベルのとき、通常モードとしての書き込み動作と同様に、リードライトバス信号RWBSがHレベル(正論理「1」)の場合、メインIO線MIOTの電位をHレベル(正論理「1」)に、メインIO線MIOBの電位をLレベル(負論理「1」)にする。
一方、ライトアンプ202及びデータ反転制御回路ライト用204は、テストモードとしての書き込み動作において、反転制御信号RM1が活性レベルのとき、リードライトバス信号RWBSがLレベル(正論理「0」)の場合、メインIO線MIOTの電位をHレベル(正論理「1」)に、メインIO線MIOBの電位をLレベル(負論理「1」)にする。
また、ライトアンプ202及びデータ反転制御回路ライト用204は、テストモードとしての書き込み動作において、反転制御信号RM1が活性レベルのとき、リードライトバス信号RWBSがHレベル(正論理「1」)の場合、メインIO線MIOTの電位をLレベル(正論理「0」)に、メインIO線MIOBの電位をHレベル(負論理「0」)にする。
次に、半導体装置100のメモリセルアレイのレイアウト構成について、図3及び図4を用いて説明する。
図3(a)は、半導体装置100に入力される14ビットのロウアドレスXADD[13:0]のうち、上位のロウアドレスXADD[13:11]を含むロウアドレスXADD[13:10]の論理を示している。また、図3(b)は、半導体装置100が備える複数のメモリセルアレイ、センスアンプ列、及び下位のロウアドレスXADD[10:0]でメモリセルアレイ内の位置が示されるワード線WLのレイアウト構成を示している。
また、図4は、図3(b)における複数のメモリセルアレイのうち連続する3個のメモリセルアレイについて、センスアンプ列、メインワードドライバMWD、及びサブワードドライバSWDのレイアウト構成を示している。
図3(b)を参照して、半導体装置100は、24個のメモリセルアレイを備えている。
24個のメモリセルアレイにおけるメモリセルは、ロウアドレスXADD[13:0]で半導体装置100における位置が示される16384本のワード線のいずれか1本で選択され、ビット線に接続される。
複数のメモリセルアレイは、上位のロウアドレスXADD[13:11]の論理及び下位のロウアドレスXADD[10:0]の論理により、ロウアドレスXADD[13:0]の下位側から順番に、24個のメモリセルアレイに区切られている。
また、連続する3個のメモリセルアレイは、下位のロウアドレスXADD[10:0]が2のべき乗でうまく区切られない構成で分割されている。
例えば、連続する3個のメモリセルアレイMCA0〜メモリセルアレイMCA2は、図3(a)及び図3(b)に示すように、ロウアドレスXADD[13:11]が全て論理「0」であるので他の21個のメモリセルアレイから区別されるとともに、下位のロウアドレスXADD[10:0]を用いて区切られている。
つまり、0≦XADD[10:0]<688(688は2のべき乗でない整数)のメモリセルアレイMCA0、688≦XADD[10:0]<1360(1360は2のべき乗でない整数)のメモリセルアレイMCA1、Q≦XADD[10:0]<2048のメモリセルアレイMCA2に区切られている。
これらの、メモリセルアレイMCA0〜メモリセルアレイMCA2におけるメモリセルにおいて、半導体装置100に外部から供給されるロウアドレスXADD[13:0]のうちロウアドレスXADD[13:11]が全て論理「0」であるとき、ロウアドレスXADD[10:0]の論理によって位置が示される1本のワード線が選択され、その選択されたワード線に接続されたメモリセルだけが対応するビット線と接続される。
その他のメモリセルアレイMCA3〜メモリセルアレイMCA23も、連続する3個のメモリセルアレイが、メモリセルアレイMCA0〜メモリセルアレイMCA2と同様に、2のべき乗でないロウアドレスXADD[10:0]により区切られている。
つまり、24個のメモリセルアレイは、整数n(0≦n≦7)を用いて、連続する3個のメモリセルアレイMCAp(p=n×3)、メモリセルアレイMCAq(q=p+1)、及びメモリセルアレイMCAr(r=q+1)が、上位のロウアドレスXADD[13:11]の論理で、まず他の21個のメモリセルアレイと区切られる。
また、連続する3個のメモリセルアレイMCAp、メモリセルアレイMCAq、及びメモリセルアレイMCArは、更に下位のロウアドレスXADD[10:0]の論理で、次の様に区切られる。
メモリセルアレイMCApは、0≦XADD[10:0]<688(688は2のべき乗でない整数)、メモリセルアレイMCAqは、688≦XADD[10:0]<1360(1360は2のべき乗でない整数)、メモリセルアレイMCArは、1360≦XADD[10:0]<2048で区切られる。
また、24個のメモリセルアレイにおけるメモリセルにおいて、ロウアドレスXADD[13:0]及びロウアドレスXADD[10:0]の論理によってその位置が示されるワード線が、読み出し動作または書き込み動作において16384本のうち1本選択されると、その選択されたワード線に接続されたメモリセルだけがビット線と接続される。
また、図3に示すように、センスアンプ列m(0≦m≦24)は、センスアンプ列m(0≦m≦23)がメモリセルアレイMCAmの左側に配置され、センスアンプ列24は、メモリセルアレイMCA23の右側に配置されている。
複数のセンスアンプ列mにおいて、ワード線が選択されるメモリセルアレイの両側にあるセンスアンプ列の一方が、読み出し動作または書き込み動作において、カラム系制御回路113により活性化される。
また、図3において不図示のカラムスイッチは、センスアンプ列が増幅動作を開始してから所定時間経過した後、Y選択回路が出力するカラム選択信号によりオンされ、ビット線対と、メインIO線対(図3において不図示)との接続を行う。
図4は、図3(b)に示す24個のメモリセルアレイのうち、連続する3個のメモリセルアレイMCAp(p=n×3)、メモリセルアレイMCAq(q=p+1)。及びメモリセルアレイMCAr(r=q+1)と、センスアンプ列、メインワードドライバMWD及びサブワードドライバSWDとのレイアウト構成を示している。
なお、図4において、図3に示したセンスアンプ列のうち、メモリセルアレイMCApの左側のセンスアンプ列SAp、及びメモリセルアレイMCArの右側のセンスアンプ列SAr+1は省略して示している。
図4において、図3に示すメモリセルアレイ各々は、サブワードドライバSWDによりそれぞれ分割され、配置されている。
メモリセルアレイMCApは、複数のサブワードドライバ(サブワードドライバSWDp1、サブワードドライバSWDp2、…)により、複数のメモリセルアレイ(メモリセルアレイMCAp1、メモリセルアレイMCAp2、…)に分割される。
同様に、メモリセルアレイMCAqは、複数のサブワードドライバ(サブワードドライバSWDq1、サブワードドライバSWDq2、…)により、複数のメモリセルアレイ(メモリセルアレイMCAq1、メモリセルアレイMCAq2、…)に分割される。
また、メモリセルアレイMCArは、複数のサブワードドライバ(サブワードドライバSWDr1、サブワードドライバSWDr2、…)により、複数のメモリセルアレイ(メモリセルアレイMCAr1、メモリセルアレイMCAr2、…)に分割される。
これらの複数のメモリセルアレイ各々は、複数のワード線、複数のビット線、複数のワード線と複数のビット線各々の交点に配置されるメモリセルから構成される。
また、図4において、分割されたメモリセルアレイ各々の左右には、センスアンプ列が配置される。
センスアンプ列SAp1(不図示)は、メモリセルアレイMCAp1の左側に配置され、センスアンプ列SAp2(不図示)は、メモリセルアレイMCAp2の左側に配置される。
センスアンプ列SApは、複数のセンスアンプ列(センスアンプ列SAp1、センスアンプ列SAp2、…)により構成される。
また、センスアンプ列SAq1は、メモリセルアレイMCAp1とメモリセルアレイMCAq1との間に配置され、センスアンプ列SAq2は、メモリセルアレイMCAp2とメモリセルアレイMCAq2との間に配置される。
センスアンプ列SAqは、複数のセンスアンプ列(センスアンプ列SAq1、センスアンプ列SAq2、…)により構成される。
同様に、センスアンプ列SAr1は、メモリセルアレイMCAq1とメモリセルアレイMCAr1との間に配置され、センスアンプ列SAr2は、メモリセルアレイMCAq2とメモリセルアレイMCAr2との間に配置される。
センスアンプ列SArは、複数のセンスアンプ列(センスアンプ列SAr1、センスアンプ列SAr2、…)により構成される。
また、分割されたメモリセルアレイ各々において、複数のビット線は、それぞれが対応するセンスアンプに接続され、さらに、それぞれが不図示のカラムスイッチを介して一対のメインIO線のいずれか一方に接続される。
例えば、メモリセルアレイMCAp1におけるビット線BLTは、センスアンプ列SAq1における1個のセンスアンプの一方の入力に接続されるとともに、カラムスイッチの一方の入力に接続される。このカラムスイッチの他方の入力は、上述したメインIO線MIOTに接続される。
ビット線BLTが接続されるセンスアンプの他方の入力には、メモリセルアレイMCAq1におけるビット線BLBが接続される。ビット線BLBは、ビット線BLTが接続されるカラムスイッチと対をなすカラムスイッチの一方の入力に接続される。このカラムスイッチの他方の入力は、上述したメインIO線MIOBに接続される。
例えば、ビット線BLTに接続される一つのメモリセルがワード線により選択されると、選択されたメモリセルが記憶するデータはビット線BLTに読み出される。センスアンプは、ビット線BLTとビット線BLBの間に生じる差電位を所定期間増幅し、選択されたメモリセルがデータとしてHレベルを記憶する場合、ビット線BLTをHレベルへ、ビット線BLBをLレベルへと増幅する。一方、センスアンプは、選択されたメモリセルがデータとしてLレベルを記憶する場合、ビット線BLTをLレベルへ、ビット線BLBをHレベルへと増幅する。
一対のビット線(ビット線BLT及びビット線BLB)が接続される一対のカラムスイッチがオンすると、ビット線BLTはメインIO線MIOTと、ビット線BLBはメインIO線MIOBと、それぞれ接続される。
半導体装置100の通常モードとしての読み出し動作において、メインIO線対が接続されるリードライトアンプ105は、上述した読み出し動作を行うので、半導体装置100は、選択されたメモリセルがデータとしてHレベルを記憶する場合、データ「1」としてHレベル(正論理「1」)のデータDATAを出力する。一方、半導体装置100は、通常モードとしての読み出し動作において、選択されたメモリセルがデータとしてLレベルを記憶する場合、データ「0」としてLレベル(正論理「0」)のデータDATAを出力する。
また、半導体装置100の通常モードとしての書き込み動作において、メインIO線対が接続されるリードライトアンプ105は、上述した書き込み動作を行う。つまり、半導体装置100は、外部からデータ「1」としてHレベル(正論理「1」)のデータDATAが入力される場合、選択されたメモリセルには、データ「1」としてHレベル(正論理「1」)が書き込まれる。一方、外部からデータ「0」としてLレベル(正論理「0」)のデータDATAが入力される場合、選択されたメモリセルには、データ「0」としてLレベルが書き込まれる。
つまり、ビット線BLTに接続されるメモリセルは、外部から、データ「0」としてLレベルのデータDATAが入力される場合、データ「0」としてLレベルが、データ「1」としてHレベルのデータDATAが入力される場合、データ「1」としてHレベルが、それぞれ書き込まれてデータとして記憶するので、正論理でデータを記憶するメモリセルである。
なお、図4において不図示のビット線BLTに隣接するビット線(ビット線BLT2とする)は、図4において不図示のセンスアンプ列SAp−1に接続される。また、ビット線BLT2は、メモリセルアレイMCAp1とセンスアンプ列SAp1を挟んで対向して配置されるメモリセルアレイMCAs1(s=p−1)内のビット線(ビット線BLB2とする)と対をなす。もちろん、メモリセルアレイMCAp1が24個のメモリセルアレイの左端に位置する場合、対をなすビット線がないのでその場合は基準電圧線(これもビット線BLB2とする)と対をなす。対をなすビット線対(ビット線BLT2及びビット線BLB2)は、センスアンプ列SAp1のセンスアンプに接続されるとともに、カラムスイッチを介して、一対のメインIO線に接続される。この一対のカラムスイッチがオンすると、ビット線BLT2はメインIO線MIOTと、ビット線BLB2はメインIO線MIOBと、それぞれ接続される。
つまり、ビット線BLT2に接続されるメモリセルは、外部から、データ「0」としてLレベルのデータDATAが入力される場合、データ「0」としてLレベルが、データ「1」としてHレベルのデータDATAが入力される場合、データ「1」としてHレベルが、それぞれ書き込まれてデータとして記憶するので、上記ビット線BLTに接続されるメモリセルと同様、正論理でデータを記憶するメモリセルである。
従って、メモリセルアレイMCAp1におけるメモリセルは、外部から、データ「0」としてLレベルのデータDATAが入力される場合、データ「0」としてLレベルが、データ「1」としてHレベルのデータDATAが入力される場合、データ「1」としてHレベルが、それぞれ書き込まれてデータとして記憶するので、正論理でデータを記憶するメモリセルである。
また、同様に、メモリセルアレイMCAp内の他のメモリセルアレイMCAp2、…等において、メモリセルアレイMCAp1と同様に、複数のビット線各々が対応するカラムスイッチを介して、メインIO線MIOTに接続される構成となっている。
よって、メモリセルアレイMCApにおけるメモリセルは、外部から、データ「0」としてLレベルのデータDATAが入力される場合、データ「0」としてLレベルが、データ「1」としてHレベルのデータDATAが入力される場合、データ「1」としてHレベルが、それぞれ書き込まれてデータとして記憶するので、正論理でデータを記憶するメモリセルである。
また、ビット線BLBに接続される一つのメモリセルがワード線により選択されると、選択されたメモリセルが記憶するデータはビット線BLBに読み出される。センスアンプは、上述の通りビット線BLTとビット線BLBの間に生じる差電位を所定期間増幅し、選択されたメモリセルがデータとしてHレベルを記憶する場合、ビット線BLBをHレベルへ、ビット線BLTをLレベルへと増幅する。一方、センスアンプは、選択されたメモリセルがデータとしてLレベルを記憶する場合、ビット線BLBをLレベルへ、ビット線BLTをHレベルへと増幅する。
一対のビット線(ビット線BLT及びビット線BLB)が接続される一対のカラムスイッチがオンすると、ビット線BLTはメインIO線MIOTと、ビット線BLBはメインIO線MIOBと、それぞれ接続される。
半導体装置100の通常モードとしての読み出し動作において、メインIO線対が接続されるリードライトアンプ105は、上述した読み出し動作を行うので、半導体装置100は、選択されたメモリセルがデータとしてHレベルを記憶する場合、データ「0」としてLレベル(正論理「0」)のデータDATAを出力する。一方、半導体装置100は、通常モードとしての読み出し動作において、選択されたメモリセルがデータとしてLレベルを記憶する場合、データ「1」としてHレベル(正論理「1」)のデータDATAを出力する。
また、半導体装置100の通常モードとしての書き込み動作において、メインIO線対が接続されるリードライトアンプ105は、上述した書き込み動作を行う。つまり、半導体装置100は、外部からデータ「1」としてHレベル(正論理「1」)のデータDATAが入力される場合、選択されたメモリセルには、データ「1」としてLレベル(正論理「0」)が書き込まれる。一方、外部からデータ「0」としてLレベル(負論理「1」)のデータDATAが入力される場合、選択されたメモリセルには、データ「0」としてHレベル(負論理「0」)が書き込まれる。
つまり、ビット線BLBに接続されるメモリセルは、外部から、データ「0」としてLレベルのデータDATAが入力される場合、データ「0」としてHレベルが、データ「1」としてHレベルのデータDATAが入力される場合、データ「1」としてLレベルが、それぞれ書き込まれてデータとして記憶するので、負論理でデータを記憶するメモリセルである。
なお、図4において、ビット線BLBに隣接する不図示のビット線(ビット線BLB3とする)は、センスアンプ列SAr1に接続される。また、ビット線BLB3は、メモリセルアレイMCAq1とセンスアンプ列SAr1を挟んで対向して配置されるメモリセルアレイMCAr1内のビット線(ビット線BLT3とする)と対をなす。対をなすビット線対(ビット線BLB3及びビット線BLT3)は、センスアンプ列SAr1のセンスアンプに接続されるとともに、カラムスイッチを介して、一対のメインIO線に接続される。この一対のカラムスイッチがオンすると、ビット線BLB3はメインIO線MIOBと、ビット線BLT3はメインIO線MIOTと、それぞれ接続される。
つまり、ビット線BLB3に接続されるメモリセルは、外部から、データ「0」としてLレベルのデータDATAが入力される場合、データ「0」としてHレベルが、データ「1」としてHレベルのデータDATAが入力される場合、データ「1」としてLレベルが、それぞれ書き込まれてデータとして記憶するので、上記ビット線BLBに接続されるメモリセルと同様、負論理でデータを記憶するメモリセルである。
従って、メモリセルアレイMCAq1におけるメモリセルは、外部から、データ「0」としてLレベルのデータDATAが入力される場合、データ「0」としてHレベルが、データ「1」としてHレベルのデータDATAが入力される場合、データ「1」としてLレベルが、それぞれ書き込まれてデータとして記憶するので、負論理でデータを記憶するメモリセルである。
また、同様に、メモリセルアレイMCAq内の他のメモリセルアレイMCAq2、…等において、メモリセルアレイMCAq1と同様に、複数のビット線各々が対応するカラムスイッチを介して、メインIO線MIOBに接続される構成となっている。
よって、メモリセルアレイMCAqにおけるメモリセルは、外部から、データ「0」としてLレベルのデータDATAが入力される場合、データ「0」としてHレベルが、データ「1」としてHレベルのデータDATAが入力される場合、データ「1」としてLレベルが、それぞれ書き込まれてデータとして記憶するので、負論理でデータを記憶するメモリセルである。
また、同様に、メモリセルアレイMCAr内の複数のメモリセルアレイ(メモリセルアレイMCAr1、メモリセルアレイMCAr2、…)において、メモリセルアレイMCAp1と同様に、複数のビット線各々が対応するカラムスイッチを介して、メインIO線MIOTに接続される構成となっている。
よって、メモリセルアレイMCArにおけるメモリセルは、外部から、データ「0」としてLレベルのデータDATAが入力される場合、データ「0」としてLレベルが、データ「1」としてHレベルのデータDATAが入力される場合、データ「1」としてHレベルが、それぞれ書き込まれてデータとして記憶するので、正論理でデータを記憶するメモリセルである。
図3に戻って、以上説明したように、連続する3個のメモリセルアレイMCAp〜メモリセルアレイMCArは、それぞれ正論理でデータを記憶するメモリセルアレイ、負論理でデータを記憶するメモリセルアレイ、正論理でデータを記憶するメモリセルアレイである。図3において、負論理でデータを記憶するメモリセルアレイをメモリセルアレイ「RM1 area」で示している。
図3において、ロウアドレスXADD[13:11]の論理が全てゼロでない複数のメモリセルアレイ(メモリセルアレイMCA3〜メモリセルアレイMCA23)は、連続する3個のメモリセルアレイを省略して示しているが、これらの連続する3個のメモリセルアレイの真ん中に位置するメモリセルアレイも、メモリセルアレイMCA1と同じく、メモリセルアレイ「RM1 area」である。
つまり、整数n(0≦n≦7)を用いて、メモリセルアレイMCAp(p=n×3)が正論理でデータを記憶するメモリセルアレイ、メモリセルアレイMCAq(q=p+1)がメモリセルアレイ「RM1 area」、メモリセルアレイMCAr(r=q+1)が正論理でデータを記憶するメモリセルアレイである。
メモリセルアレイ「RM1 area」におけるメモリセルは、テストモードとしての書き込み動作において、外部から入力されたデータが反転して書き込まれる。つまり、メモリセルアレイ「RM1 area」のメモリセルが選択された場合、正論理でデータを記憶するメモリセルアレイにおけるメモリセルが選択された場合に外部(テスタ)が供給するデータDATAと同じ論理のデータDATAを外部から供給するとする。メモリセルアレイ「RM1 area」におけるメモリセルがデータとして記憶する電圧レベルは、正論理でデータを記憶するメモリセルアレイにおけるメモリセルがデータとして記憶する電圧レベルと同じ電圧レベルになる。
また、テストモードとしての読み出し動作において、メモリセルアレイ「RM1 area」におけるメモリセルから読み出されるデータは、反転され、反転されたデータが外部にデータDATAとして読み出される。
そのため、まず、テストモードとしての書き込み動作において、メモリセルアレイ「RM1 area」のメモリセルを選択し、正論理でデータを記憶するメモリセルアレイにおけるメモリセルが選択された場合に外部(テスタ)が供給するデータDATAと同じ論理のデータDATAを外部から供給する。供給されたデータDATAは、反転されて、メモリセルアレイ「RM1 area」におけるメモリセルにデータとして記憶される。このメモリセルに記憶されたデータは、テストモードとしての読み出し動作において、反転され外部へデータDATAとして読み出される。つまり、メモリセルアレイ「RM1 area」から外部へデータDATAとして読み出されるデータを判定する期待値と、正論理でデータを記憶するメモリセルアレイのメモリセルから外部へデータDATAとして読み出されるデータを判定する期待値とを変える必要はない。
図4に戻って、メインワードドライバMWDpは、ロウデコーダ108が出力するデコード信号XDEC1[15]のうち数本、デコード信号XDEC2[15]のうち数本、及びデコード信号XDEC3[7]のうち数本が入力される。メインワードドライバMWDpは、ロウアドレスXADD[10:0]の論理が0≦XADD[10:0]<688のとき、ロウアドレスXADD[10:0]で位置が示されるメインワード信号を活性化して、複数のサブワードドライバ(サブワードドライバSWDp1、サブワードドライバSWDp2、…)に出力する。
同様に、メインワードドライバMWDqは、ロウデコーダ108が出力するデコード信号XDEC1[15]のうち数本、デコード信号XDEC2[15]のうち数本、及びデコード信号XDEC3[7]のうち数本が入力される。メインワードドライバMWDqは、ロウアドレスXADD[10:0]の論理が688≦XADD[10:0]<1360のとき、ロウアドレスXADD[10:0]で位置が示されるメインワード信号を活性化して、複数のサブワードドライバ(サブワードドライバSWDq1、サブワードドライバSWDq2、…)に出力する。
同様に、メインワードドライバMWDrは、上述の通り、ロウデコーダ108が出力するデコード信号XDEC1[15]のうち数本、デコード信号XDEC2[15]のうち数本、及びデコード信号XDEC3[7]のうち数本が入力される。メインワードドライバMWDrは、ロウアドレスXADD[10:0]の論理が1360≦XADD[10:0]<2047のとき、ロウアドレスXADD[10:0]で位置が示されるメインワード信号を活性化して、複数のサブワードドライバ(サブワードドライバSWDr1、サブワードドライバSWDr2、…)に出力する。
つまり、図4に示したメインワードドライバMWDp〜メインワードドライバMWDrが出力する2048本のメインワード信号のうち1本のメインワード信号が、ロウアドレスXADD[10:0]の論理により活性レベルになる。
また、図4において、メインワードドライバMWDpに対応して、複数個のサブワードドライバSWDp1、サブワードドライバSWDp2、…が配置される。これらのサブワードドライバSWDp1、サブワードドライバSWDp2、…は、全て同一構成の回路である。サブワードドライバSWDp1は、入力されるメインワード信号が活性レベルにあり、かつ、ロウデコーダ108から入力されるデコード信号XDEC4[n]が活性レベルにあるとき、メモリセルアレイMCAp1におけるワード線WL0a〜ワード線WL687aのうち一本を活性レベルにして、該ワード線に接続されるメモリセルを選択する。
同様に、サブワードドライバSWDp2は、入力されるメインワード信号が活性レベルにあり、かつ、ロウデコーダ108から入力されるデコード信号XDEC4[n]が活性レベルにあるとき、メモリセルアレイMCAp2におけるワード線WL0b〜ワード線WL687bのうち一本を活性レベルにして、該ワード線に接続されるメモリセルを選択する。
つまり、ロウアドレスXADD[13:0]のうち、上位のロウアドレスXADD[13:11]=n、下位のロウアドレスXADD[10:0]が0≦XADD[10:0]<688で位置が示されるワード線に接続される全てのメモリセルは、対応するビット線に接続される。
同様に、メインワードドライバMWDqに対応して、同一構成の複数個のサブワードドライバSWDq1、サブワードドライバSWDq2、…が配置される。サブワードドライバSWDq1は、入力されるメインワード信号が活性レベルにあり、かつ、ロウデコーダ108から入力されるデコード信号XDEC4[n]が活性レベルにあるとき、メモリセルアレイMCAq1におけるワード線WL688a〜ワード線WL1359aのうち一本を活性レベルにして、該ワード線に接続されるメモリセルを選択する。
同様に、サブワードドライバSWDq2は、入力されるメインワード信号が活性レベルにあり、かつ、ロウデコーダ108から入力されるデコード信号XDEC4[n]が活性レベルにあるとき、メモリセルアレイMCAq2におけるワード線WL688b〜ワード線WL1359bのうち一本を活性レベルにして、該ワード線に接続されるメモリセルを選択する。
つまり、ロウアドレスXADD[13:0]のうち、上位のロウアドレスXADD[13:11]=n、下位のロウアドレスXADD[10:0]が688≦XADD[10:0]<1360で位置が示されるワード線に接続される全てのメモリセルは、対応するビット線に接続される。
同様に、メインワードドライバMWDrに対応して、同一構成の複数個のサブワードドライバSWDr1、サブワードドライバSWDr2、…が配置される。サブワードドライバSWDr1は、入力されるメインワード信号が活性レベルにあり、かつ、ロウデコーダ108から入力されるデコード信号XDEC4[n]が活性レベルにあるとき、メモリセルアレイMCAr1におけるワード線WL1360a〜ワード線WL2047aのうち一本を活性レベルにして、該ワード線に接続されるメモリセルを選択する。
同様に、サブワードドライバSWDr2は、入力されるメインワード信号が活性レベルにあり、かつ、ロウデコーダ108から入力されるデコード信号XDEC4[n]が活性レベルにあるとき、メモリセルアレイMCAr2におけるワード線WL1360b〜ワード線WL2047bのうち一本を活性レベルにして、該ワード線に接続されるメモリセルを選択する。
つまり、ロウアドレスXADD[13:0]のうち、上位のロウアドレスXADD[13:11]=n、下位のロウアドレスXADD[10:0]が1360≦XADD[10:0]<2048で位置が示されるワード線に接続される全てのメモリセルは、対応するビット線に接続される。
このように、図4に示す連続する3個のメモリセルアレイMCAp(p=n×3)、メモリセルアレイMCAq(q=p+1)、及びメモリセルアレイMCAr(r=q+1)において、下位のロウアドレスXADD[10:0]の論理により、メインワードドライバMWDp〜メインワードドライバMWDrのうちのいずれかが、活性レベルのメインワード信号を一本出力する。
また、上位のロウアドレスXADD[13:11]の論理により、デコード信号XDEC4[n]が活性レベルにあるとき、活性レベルのメインワード信号を出力するメインワードドライバMWDp〜メインワードドライバMWDr各々に配置される複数のサブワードドライバ(サブワードドライバSWDp1、サブワードドライバSWDp2、…、サブワードドライバSWDq1、サブワードドライバSWDq2、…、サブワードドライバSWDr1、サブワードドライバSWDr2、…)は、対応するワード線を活性レベルにし、ワード線に接続されるメモリセルを選択する。このようにして、図3に示す24個のメモリセルアレイのうちのいずれか一個のメモリセルアレイにおいて、ロウアドレスXADD[13:0]の論理に基づいて、ワード線が選択される。
図3に戻って、メモリセルアレイ「RM1 area」を選択するワード線の位置を示すロウアドレスXADDは、下位のロウアドレスXADD[10:0]の論理で示すと、688≦XADD[10:0]<1360である。また、ロウデコーダ108は、下位のロウアドレスXADD[10:0]をデコードした結果であるデコード信号XDEC1[15]、デコード信号XDEC2[15]、デコード信号XDEC3[7]をメインワードドライバに出力する構成である。
従って、アドレス検知回路109において、688≦XADD[10:0]<1360
の範囲のロウアドレスXADD[10:0]が、半導体装置100の外部から入力されたとき、反転制御信号RM1を活性レベルにする論理が組み込まれていれば、テストモードとしての書き込み動作及び読み出し動作において、リードライトアンプ105を反転制御信号RM1で制御することができる。つまり、リードライトアンプ105は、テストモードとして書き込み動作において、メモリセルアレイ「RM1 area」のメモリセルへ、外部から入力された書き込みデータDATAを論理反転して、論理反転されたデータを書き込むことができる。また、リードライトアンプ105は、テストモードとして読み出し動作において、メモリセルアレイ「RM1 area」から読み出されたデータを論理反転して、論理反転されたデータを外部へデータDATAとして出力することができる。
そのため、アドレス検知回路109は、例えば、フューズ素子や不揮発性メモリからなる記憶領域を備え、この記憶領域に下位のロウアドレスXADD[10:0]を、688≦XADD[10:0]<1360の範囲で、ロウデコーダ108がデコードした場合の結果であるデコード信号XDEC1[15]、デコード信号XDEC2[15]、デコード信号XDEC3[7]に対応する論理を記憶させている。そして、アドレス検知回路109は、テストモードとしての書き込み動作及び読み出し動作において、記憶するデコード信号の論理と、実際にロウデコーダ108から入力されるデコード信号との論理を比較し、一致した場合に反転制御信号RM1を活性レベルにして、リードライトアンプ105に出力する。
図5を参照して、半導体装置100のテストモードとしての書き込み動作及び読み出し動作について説明する。
図5は、テストモードとしての動作における動作タイミングチャートであり、半導体装置100に供給されるコマンド、反転制御信号の電圧レベル、選択されたメモリセルに書き込まれるデータまたは選択されたメモリセルから読み出されるデータを示している。
また、時刻t1〜時刻t2の期間は、図3に示す複数のメモリセルアレイMCAn(0≦n<24)のメモリセルアレイMCAqにおけるメモリセルがアクセスされる期間(データが書き込まれ、或いはデータが読み出される期間)、を示している。また、時刻t2〜時刻t3の期間は、メモリセルアレイMCApまたはメモリセルアレイMCArにおけるメモリセルがアクセスされる期間、時刻t3以降の期間は、再びメモリセルアレイMCAqのメモリセルがアクセスされる期間を、それぞれ示している。
時刻t1において、TESTコマンドが入力されると、半導体装置における各回路は上述した各動作を行う。アドレス検知回路は、入力されるロウアドレスXADD[X13:0]のうち、下位のロウアドレスXADD[10:0]が688≦XADD<1359であるので、反転制御信号RM1を活性レベルにする。
TESTコマンドが、テストモードとしての書き込み動作を実行するよう示すコマンドである場合、入出力バッファ106は、外部から入力されるデータDATAがデータ「0」としてのLレベル(正論理「0」)ならば、リードライトバスを介してLレベル(正論理「0」)のリードライトバス信号RWBSをリードライトアンプ105に出力する。リードライトアンプ105は、反転制御信号RM1が活性レベルにあるので、Lレベルのリードライトバス信号RWBS(正論理「0」)を基に、メインIO線MIOTをHレベル(正論理「1」)、メインIO線MIOBをLレベル(負論理「1」)にする。
メモリセルアレイMCAqにおけるメモリセルが接続されるビット線はカラムスイッチを介してメインIO線MIOBに接続され、メインIO線MIOBと同じく、Lレベル(負論理「1」)となる。選択されたメモリセルには、データDATAのデータ「0」を反転したデータ「1」としてLレベルが書き込まれる。
つまり、外部から入力されたデータDATAが反転されない場合、選択されたメモリセルには、外部から入力されたデータDATAと同じくデータ「0」としてHレベルが書き込まれるわけであるが、外部から入力されたデータ「0」が反転されるため、外部から入力されたデータ「0」とは反対のデータ「1」としてLレベルが書き込まれる。
なお、外部から入力されたデータDATAがデータ「1」である場合、データ「1」は反転されてデータ「0」となり、選択されたメモリセルにはデータ「0」としてHレベルが書き込まれる。
このように、時刻t1〜時刻t2のテストモードとしての書き込み動作において、メモリセルアレイMCAqにおけるメモリセルには、外部から入力されたデータDATAを論理反転したデータが書き込まれる。
次に、時刻t1において供給されるTESTコマンドが、テストモードとしての読み出し動作を実行するよう示すコマンドである場合について説明する。なお、選択されたメモリセルはデータ「1」としてLレベルが書き込まれている場合を考える。
センスアンプは、増幅動作により、メモリセルアレイMCAqにおいてメモリセルが接続されるビット線の電位をLレベルに、該ビット線と対をなすビット線の電位をHレベルに増幅する。一対のカラムスイッチを介してこれらのビット線と接続されるメインIO線MIOTの電位はHレベル(正論理「1」)へ、メインIO線MIOBの電位はLレベル(負論理「1」)へと変化する。
リードライトアンプ105は、反転制御信号RM1が活性レベルであるので、メインIO線対の電位を増幅して、増幅結果を反転させ、リードライトバス信号RWBSをLレベル(正論理「0」)とする。入出力バッファ106は、データ「0」としてLレベル(正論理「0」)のデータDATAを出力する。
すなわち、外部へのデータDATAとして、選択されたメモリセルのデータ「1」の反転データ「0」が出力される。つまり、データが反転されない場合、外部へのデータDATAとして、データ「1」が出力されるわけであるが、データ反転されるため、データ「0」が出力される。
また、選択されたメモリセルにデータ「1」として書き込まれたデータは、テストモードとしての書き込み動作において、外部から入力されたデータDATAのデータ「0」が反転されてデータ「1」として書き込まれたデータであり、テストモードとしての読み出し動作において、同じメモリセルから読み出されたデータが反転されて、外部へのデータDATAとしてデータ「0」が出力される。従って、テスタ側におけるデータ照合(書込制御信号とともに供給した書き込みデータ(期待値)と、読出制御信号により半導体装置から入力されるデータとの比較)に問題は生じない。
なお、選択されたメモリセルにデータ「0」としてHレベルが書き込まれている場合、外部へのデータDATAとして、データ「1」が読み出される。上記と同じく、選択されたメモリセルにデータ「0」として書き込まれたデータは、テストモードとしての書き込み動作において、外部から入力されたデータ「1」が反転されてデータ「0」として書き込まれたデータであり、テストモードとしての読み出し動作において、同じメモリセルから読み出されたデータが反転されて、外部へのデータDATAとしてデータ「1」が出力される。そのため、上記と同じく、テスタ側におけるデータ照合(期待値との比較)に問題は生じない。
このように、時刻t1〜時刻t2のテストモードとしての読み出し動作において、メモリセルアレイMCAqにおけるメモリセルが記憶するデータは、論理反転され、論理反転されたデータが外部へデータDATAとして出力される。
時刻t2において、TESTコマンドが入力されると、半導体装置における各回路は上述した各動作を行う。アドレス検知回路は、入力されるロウアドレスXADD[X13:0]のうち、下位のロウアドレスXADD[10:0]が0≦XADD<688または1360≦XADD<2048であるので、反転制御信号RM1を非活性レベルに維持する。
TESTコマンドが、テストモードとしての書き込み動作を実行するよう示すコマンドである場合、入出力バッファ106は、入力されるデータDATAがデータ「0」としてのLレベル(正論理「0」)ならば、リードライトバスを介してLレベル(正論理「0」)のリードライトバス信号RWBSをリードライトアンプ105に出力する。リードライトアンプ105は、Lレベルのリードライトバス信号RWBS(正論理「0」)を基に、メインIO線対を反転しないで、メインIO線MIOTをLレベル(正論理「0」)、メインIO線MIOBをHレベル(負論理「0」)にする。
メモリセルアレイMCApまたはメモリセルアレイMCArにおけるメモリセルが接続されるビット線はカラムスイッチを介してメインIO線MIOTに接続され、メインIO線MIOTと同じくLレベル(正論理「0」)となる。選択されたメモリセルは外部から入力されたデータDATAの非反転データ、つまりデータ「0」としてLレベル(正論理「0」)が書き込まれる。つまり、データ反転されないので、データDATAと同じ論理のデータ「0」が書き込まれる。
なお、入力されるデータDATAがデータ「1」としてHレベル(正論理「1」)ならば、選択されたメモリセルにはデータ「1」としてHレベル(正論理「1」)が書き込まれ、外部から入力されたデータDATAと同じ論理のデータが書き込まれる。
このように、時刻t2〜時刻t3のテストモードとしての書き込み動作において、メモリセルアレイMCApまたはメモリセルアレイMCArにおけるメモリセルには、外部から入力されたデータDATAが論理反転されずにデータが書き込まれる。
次に、時刻t2において供給されるTESTコマンドが、テストモードとしての読み出し動作を実行するよう示すコマンドである場合について説明する。なお、選択されたメモリセルはデータ「0」としてLレベル(正論理「0」)が書き込まれている場合を考える。
センスアンプは、増幅動作により、メモリセルアレイMCApまたはメモリセルアレイMCArにおいてメモリセルが接続されるビット線の電位をLレベルに、該ビット線と対をなすビット線の電位をHレベルに増幅する。一対のカラムスイッチを介してこれらのビット線と接続されるメインIO線MIOTの電位はLレベル(正論理「0」)へ、メインIO線MIOBの電位はHレベル(負論理「0」)へと変化する。
リードライトアンプ105は、反転制御信号RM1が非活性レベルであるので、メインIO線対の電位を増幅して、増幅結果を反転させず、リードライトバス信号RWBSをLレベル(正論理「0」)とする。入出力バッファ106は、データ「0」としてLレベル(正論理「0」)のデータDATAを出力する。
すなわち、外部へのデータDATAとして、選択されたメモリセルのデータ「0」の非反転データ「0」が出力される。つまり、データが反転されないので、外部へのデータDATAとして、データ「0」が出力される。
また、選択されたメモリセルにデータ「0」として書き込まれたデータは、テストモードとしての書き込み動作において、外部から入力されたデータDATAのデータ「0」が反転されずにデータ「0」として書き込まれたデータであり、テストモードとしての読み出し動作において、同じメモリセルから読み出されたデータが反転されずに、外部へのデータDATAとしてデータ「0」が出力される。従って、上記と同じく、テスタ側におけるデータ照合に問題は生じない。
なお、選択されたメモリセルにデータ「1」としてHレベルが書き込まれている場合、外部へのデータDATAとして、データ「1」が読み出される。上記と同じく、選択されたメモリセルにデータ「1」として書き込まれたデータは、テストモードとしての書き込み動作において、外部から入力されたデータ「1」が反転されずに、データ「1」として書き込まれたデータであり、テストモードとしての読み出し動作において、同じメモリセルから入力されたデータが反転されずに、外部へのデータDATAとしてデータ「1」が出力される。そのため、上記と同じく、テスタ側におけるデータ照合(期待値との比較)に問題は生じない。
このように、時刻t2〜時刻t3のテストモードとしての読み出し動作において、メモリセルアレイMCApまたはメモリセルアレイMCArにおけるメモリセルが記憶するデータは、論理反転されずに、外部へデータDATAとして出力される。
なお、時刻t3以降においては、時刻t1〜時刻t2で説明したことと同じ動作が実行され、メモリセルアレイMCAqにおけるメモリセルがアクセスされる。
次に、このような複数のメモリセルアレイMCAnを備える半導体装置100に、上記SCANWRパターンを基に制御信号を供給し、メモリセルアレイMCAp内の全てのメモリセルにデータ「0」、メモリセルアレイMCAq内の全てのメモリセルにデータ「1」、メモリセルアレイMCAr内の全てのメモリセルにデータ「0」を書き込む場合を考える。このSCANWRパターンの記述データにおいて、アドレスシーケンス、書込データの論理、及び書込制御信号の論理は、次のようになる。なお、テスタが半導体装置100に供給する書込制御信号はテストモードとしての書き込み動作におけるTESTコマンド、読出制御信号はテストモードとしての読み出し動作におけるTESTコマンド、書込データの論理はデータDATAに相当する。また、アドレスシーケンスにおけるロウアドレスXADD[13:0]及びカラムアドレスYADDは、アドレス信号ADDに相当する。
(手順1h)メモリセルアレイMCAnのメモリセルにおいては、書込データの論理を「0」、書込制御信号の論理を「1」とし、ロウアドレスXADD[10:0]を0から2047までアドレスをインクリメントする。
(手順2)そして、複数のメモリセルアレイについて、ロウアドレスXADD[13:11]を0から15までインクリメントしながら、上記(手順1h)を実行する。
この(手順1h)、及び(手順2)の組合せを、ビット線及びカラムスイッチの位置を示し、カラムアドレスYADDの最下位から最上位までインクリメントしながら実行することで、全てのメモリセルへのデータ書き込み動作が終了する。
また、全てのメモリセルへのデータ書き込み動作終了後、データ読み出し動作において、上記(手順1h)において、書込制御信号の論理を「1」とする代わりに、読出制御信号の論理を「1」とし、読出データの期待値を書き込み動作における書き込みデータの論理とする。そして、複数のメモリセルアレイについて、カラムアドレスYADDの最下位から最上位までインクリメントさせながら、上記(手順1h)、及び(手順2)を実行する。
つまり、テスタは、上記テストパターンを基に制御信号等を半導体装置100に出力し、半導体装置100内の全てのメモリセルアレイにおけるメモリセルがデータとしてLレベルを記憶すべく、入出力バッファ106にデータ「0」としてLレベル(正論理「0」)のデータDATAを供給する。
ここで、テスタが、上記(手順1h)のアドレスシーケンスにより制御信号等を、半導体装置100に供給する間、半導体装置100は、図5を用いて説明した動作を実行する。
すなわち、下位のロウアドレスXADD[10:0]の論理が0≦XADD[10:0]<688の間は、図5の時刻t2〜t3に示すテストモードにおける書き込み動作が半導体装置100内で実行され、メモリセルアレイMCAp内の一本のビット線に接続された全てのメモリセルは、データ「0」としてLレベル(正論理「0」)が書き込まれる。
また、下位のロウアドレスXADD[10:0]の論理が688≦XADD[10:0]<1360の間は、図5の時刻t1〜t2に示すテストモードにおける書き込み動作が半導体装置100内で実行され、メモリセルアレイMCAq内の一本のビット線に接続された全てのメモリセルは、データ「1」としてLレベル(負論理「1」)が書き込まれる。
また、下位のロウアドレスXADD[10:0]の論理が1360≦XADD[10:0]<2047の間は、図5の時刻t2〜t3に示すテストモードにおける書き込み動作が半導体装置100内で実行され、メモリセルアレイMCAp内の一本のビット線に接続された全てのメモリセルは、データ「0」としてLレベル(正論理「0」)が書き込まれる。
続いて、カラムアドレスYADDがインクリメントされて最下位から最上位まで供給されると、メモリセルアレイMCAp内の全てのメモリセルにデータ「0」としてLレベル(正論理「0」)、メモリセルアレイMCAq内の全てのメモリセルにデータ「1」としてLレベル(負論理「1」)、メモリセルアレイMCAr内の全てのメモリセルにデータ「0」としてLレベル(正論理「0」)が書き込まれる。つまり、本実施形態において、テスタは、全てのメモリセルアレイにおける全てのメモリセルにデータとしてLレベルを書き込む。
また、引き続き、上記SCANWRパターンに基づき、テストモードとしての読み出し動作におけるTESTコマンドが供給されると、半導体装置100の全てのメモリセルアレイにおける全てのメモリセルが記憶したデータが読み出される。テスタは、入出力バッファ106がデータDATAとして出力する、データが連続して入力され、入力される連続されたデータと、先に半導体装置100に供給した連続する書き込みデータ「0」と同じ連続するデータ「0」(期待値)との比較を行う。テスタは、半導体装置100がSCANWRパターンを用いたテストにパス(すべてデータ「0」が読み出されるとパス)するか否か(データ「1」が読み出されるメモリセルがあるとフェイル)を検査する。
このように、特許文献1記載の半導体装置を検査する場合、検査に用いるアドレスシーケンスの記述が上述の様に(手順1e)〜(手順1g)であるの対し、半導体装置100を検査する場合、検査に用いるアドレスシーケンスの記述は上記(手順1h)で足りる。
つまり、半導体装置100を検査する際、上記のようなアドレスシーケンスの記述が短いSCANWRパターンデータに基づき、全てのメモリセルアレイにおけるメモリセル各々が、書き込まれたデータを正しく記憶しているか否かを検査することができる。
本発明の半導体装置は、正論理でデータを記憶する第1のメモリセル領域(メモリセルアレイMCAp、メモリセルアレイMCAr)と、負論理でデータを記憶する第2のメモリセル領域(メモリセルアレイMCAq)と、前記第2のメモリセル領域(メモリセルアレイMCAq)のメモリセルが選択されたとき、書き込み動作においては当該メモリセルへの外部から入力されたデータを論理反転して当該メモリセルに書き込み、読み出し動作においては当該メモリセルから読み出されたデータを論理反転して外部へ出力するテスト回路(リードライトアンプ105及びアドレス検知回路109)と、を備えた半導体装置(半導体装置100)である。
本発明の半導体装置において、テスト回路(アドレス検知回路109及びリードライトアンプ105)は、書き込み動作において、第2のメモリセル領域(上記例では第2のメモリセルアレイ領域であるメモリセルアレイMCAq)のメモリセルに、外部から入力されたデータ(データDATA)を書き込む際、外部から入力されたデータ(データDATA)を反転して、反転データを書きこむ。ここで、第1または第2のメモリセル領域のいずれか一方のメモリセル領域のメモリセルから他方のメモリセル領域のメモリセルに、或いは他方の領域のメモリセルから一方の領域のメモリセルに、テスタが連続してデータとして同じ電圧レベルのデータを書き込む場合を考える。この場合、テスト回路がテスタから入力されたデータを反転する。よって、テスタから反転データ、及び反転制御信号を供給する必要はなくなる。
また、テスト回路は、読み出し動作において、第2のメモリセル領域(上記例では第2のメモリセルアレイ領域であるメモリセルアレイMCAq)のメモリセルのデータを反転して、外部へ反転されたデータ(データDATA)を出力する。ここで、第1または第2のメモリセル領域のいずれか一方のメモリセル領域のメモリセルのデータと他方のメモリセル領域のメモリセルのデータとを、或いは他方の領域のメモリセルのデータと一方の領域のメモリセルのデータとを、連続してテスタへ出力する場合を考える。この場合、テスト回路は、連続して読み出すメモリセルにデータとして同じ電圧レベルのデータが書き込まれている場合、同じ論理のデータ(データDATA)を連続して外部へ出力する。よって、テスタには、連続して同じ論理のデータが入力されるので、テストパターンにおいて、期待値を反転する必要はなくなり、反転制御信号を供給する必要はなくなる。
これにより、テスタは半導体装置(半導体装置100)に反転制御信号(特許文献1記載の反転制御信号DIMなど)を制御信号として供給する必要はなくなり、半導体装置にテスタが制御信号を供給する際に用いられるテストパターンのデータにおいて、反転制御信号の論理の記載は不要となる。反転制御信号の論理の記載が不要となることにより、テストパターンのデータにおけるアドレスシーケンスにおいて下位のロウアドレスの指定も不要となる。
上記例でいえば、(手順1e)、(手順1f)、及び(手順1g)において、反転制御信号RM1の論理の記載が不要となるため、(手順1e)〜(手順1f)を、上述したとおり一つのアドレスシーケンス(手順1h)で記載することができる。
このように、本発明によれば、テストパターンのデータ量を減らすことができるので、パターン記憶部の容量が少ないテスタであっても、テストパターンの数の増加に対応できる。また、上述の通り、テストパターンのデータの記述が簡単になり、テスタのユーザーもテストパターンのデータ作成を容易に行うことができる。つまり、本発明によれば、半導体装置自身にテストパターンの記述相当のテスト回路を持たせるため、テスタ側の負担(パターン記憶部の容量拡張の必要性、ユーザーのテストパターン設計の工数増大)を大きく軽減することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の半導体装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、上記実施形態においては、ロウアドレスXADDは、14ビットのロウアドレスXADD[13:0]として外部から入力されるものとし、アドレスバッファ107は、内部アドレス信号XAD[13:0]をロウデコーダ108に出力する構成とした。しかし、これは例であって、ロウアドレスXADDが、15ビットのロウアドレスXADD[14:0]として外部から入力されるものとし、アドレスバッファ107が、内部アドレス信号XAD[14:0]をロウデコーダ108に出力する構成としてもよい。
また、上記実施形態においては、連続する3個のメモリセルアレイMCAp、メモリセルアレイMCAq、及びメモリセルアレイMCArは、下位のロウアドレスXADD[10:0]の論理で、メモリセルアレイMCApが0≦XADD[10:0]<688(688は2のべき乗でない整数)、メモリセルアレイMCAqが、688≦XADD[10:0]<1360(1360は2のべき乗でない整数)、メモリセルアレイMCArが、1360≦XADD[10:0]<2048で区切られるものとした。しかし、688、1360は、例として上げた数字であって、メモリセルアレイMCApにおいて、1本のビット線に属するメモリセルの数は688ビットに限られるものではない。また、メモリセルアレイMCAqにおいて、1本のビット線に属するメモリセルの数は672ビットに限られるものではない。また、メモリセルアレイMCArにおいて、1本のビット線に属するメモリセルの数は688ビットに限られるものではない。
例えば、メモリセルアレイMCAp、メモリセルアレイMCAq、及びメモリセルアレイMCArにおいて、メモリセルアレイの1本のビット線に属するメモリセルの数が、それぞれ684ビット、680ビット、684ビットであってもよい。この場合、連続する3個のメモリセルアレイMCAp、メモリセルアレイMCAq、及びメモリセルアレイMCArは、下位のロウアドレスXADD[10:0]の論理で、メモリセルアレイMCApが0≦XADD[10:0]<684、メモリセルアレイMCAqが、684≦XADD[10:0]<1364、メモリセルアレイMCArが、1364≦XADD[10:0]<2048で区切られる。
また、テスト時間の短縮のため、テスト動作におけるカラム選択は、複数のカラムを同時にオンし、書き込み動作において、外部からシリアルに入力されるデータDATAをリードライトアンプ105がシリアルに、複数選択されたカラムスイッチを介してビット線及びメモリセルに書き込む構成としてもよい。また、読み出し動作において、書き込み動作においてデータがシリアルに書き込まれたメモリセルのデータを、リードライトアンプ105が入出力バッファ106を介して、シリアルに外部へ出力する構成としてもよい。
また、上記実施形態の説明において、センスアンプ列を挟んでビット線対が、異なるメモリセルアレイに配置されるオープンビットライン型のメモリセルアレイを例にしたが、この例に限られず、ビット線対が同じメモリセルアレイに配置されるフォールディッドビットライン(Folded Bit Line)型のメモリセルアレイに本発明を適用してもよい。すなわち、第1のメモリセル領域及び第2のメモリセル領域は、レイアウト構成上離れる必要はなく、交互に第1のメモリセル領域及び第2のメモリセル領域が繰り返す構成となっていてもよい。
100…半導体装置、101,MCAi,MCAj,MCAk,MCAn,MCAp,MCAq,MCAr,MCAm,MCA0,MCA1,MCA2,MCA3,MCA23,MCAp1,MCAp2,MCAq1,MCAq2,MCAr1,MCAr2,MCAs1…メモリセルアレイ、102…センスアンプ、103,SWD,SWDp1,SWDp2,SWDq1,SWDq2,SWDr1,SWDr2…サブワードドライバ、MWD,MWDp,MWDq,MWDr…メインワードドライバ、104…Y選択回路、105…リードライトアンプ、106…入出力バッファ、107…アドレスバッファ、108…ロウデコーダ、109…アドレス検知回路、110…カラムデコーダ、111…テストデコーダ、112…ロウ系制御回路、113…カラム系制御回路、WL,WL0a,WL687a,WL688a,WL1359a,WL1360a,WL2047a,WL0b,WL687b,WL688b,WL1359b,WL1360b,WL2047b…ワード線、BL,BLT,BLB,BLT2,BLB2,BLT3,BLB3…ビット線、MC…メモリセル、XADD…ロウアドレス、YADD…カラムアドレス、XAD,YAD…内部アドレス信号、ADD…アドレス信号、CMD…コマンド信号、TEST…テスト信号、XDEC,XDEC1,XDEC2,XDEC3,XDEC4…デコード信号、RWBS…リードライトバス信号、RM1,DIM…反転制御信号、201…データアンプ、202…ライトアンプ、203…データ反転制御回路リード用、204…データ反転制御回路ライト用、DAE…データアンプイネーブル信号、WAE…ライトアンプイネーブル信号、WAIN…ライトアンプ入力信号、DAOUT…増幅結果、MIOT,MIOB…メインIO線、m,24,SAp,SAp1,SAp2,SAq,SAq1,SAq2,SAr,SAr1,SAr2…センスアンプ列

Claims (5)

  1. 正論理でデータを記憶する第1のメモリセル領域と、
    負論理でデータを記憶する第2のメモリセル領域と、
    前記第2のメモリセル領域のメモリセルが選択されたとき、書き込み動作においては当該メモリセルへの外部から入力されたデータを論理反転して当該メモリセルに書き込み、読み出し動作においては当該メモリセルから読み出したデータを論理反転して外部へ出力するテスト回路と、
    を備えた半導体装置。
  2. 前記テスト回路は、
    前記第2のメモリセル領域におけるメモリセルを選択するワード線の前記半導体装置における位置を示すアドレスを記憶し、
    テストモードとしての読み出し動作及び書き込み動作において、
    外部から前記半導体装置におけるメモリセルを選択するワード線の位置を示すアドレスが入力されると、記憶したアドレスと一致するか否かを比較し、
    一致する場合、反転制御信号を活性レベルにし、一致しない場合、反転制御信号を非活性レベルに維持するアドレス検知回路と、
    前記反転制御信号が活性レベルにあるとき、
    テストモードとしての書き込み動作においては、外部から入力されたデータを論理反転して、前記ワード線により選択されたメモリセルに、論理反転したデータを書き込み、
    テストモードとしての読み出し動作においては、前記ワード線により選択されたメモリセルから読み出したデータを論理反転して外部へのデータとして出力するリードライトアンプと、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1のメモリセル領域及び前記第2のメモリセル領域各々は、複数のワード線、複数のビット線、前記複数のビット線及び前記複数のビット線の交点に設けられる複数のメモリセルを有し、
    前記第1のメモリセル領域における複数のビット線各々は、前記半導体装置におけるビット線の位置を示すアドレスが外部から入力されると、前記複数のビット線各々と一対のメインIO線の一方と接続するカラムスイッチを備え、
    前記第2のメモリセル領域における複数のビット線各々は、前記半導体装置におけるビット線の位置を示すアドレスが外部から入力されると、前記複数のビット線各々と前記一対のメインIO線の他方と接続するカラムスイッチを備え、
    前記リードライトアンプは、前記一対のメインIO線各々に接続される一対の第1の入出力端子と、外部から入力されたデータが入出力される前記一対の第1の入出力端子とは異なる第2の入出力端子を有し、
    テストモードとしての書き込み動作において、前記反転制御信号が活性レベルのとき、
    前記第2の入出力端子に外部から入力されるデータを反転して、当該反転データを前記一対の第1の入出力端子から前記メインIO線各々へ出力し、オンする前記カラムスイッチ及び該カラムスイッチに対応するビット線を介して、前記第2のメモリセル領域のメモリセルに当該反転データを書き込むことを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記リードライトアンプは、
    テストモードとしての読み出し動作において、前記反転制御信号が活性レベルのとき、
    前記第2のメモリセル領域のメモリセルのデータであって、当該データが読み出されたビット線及び該ビット線に対応し、オンする前記カラムスイッチを介して、前記一対の第1の入出力端子に入力されるデータを反転して、当該反転データを前記第2の入出力端子から外部へのデータとして出力することを特徴とする請求項2または請求項3のいずれか一項に記載の半導体装置。
  5. 前記第1のメモリセル領域及び前記第2のメモリセル領域を組として複数組備え、
    前記複数組は、メモリセルに接続されるワード線の位置を示す複数のロウアドレスのうちの上位のロウアドレスにより、2のべき乗の組に区切られ、
    かつ、前記複数組各々において、前記第1のメモリセル領域及び第2のメモリセル領域各々は、前記複数のロウアドレスのうち、前記上位のロウアドレスを除く下位のロウアドレスに対応して2のべき乗でない本数のワード線を備えるように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項4いずれか一項に記載の半導体装置。
JP2010280572A 2010-12-16 2010-12-16 半導体装置 Pending JP2012128915A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010280572A JP2012128915A (ja) 2010-12-16 2010-12-16 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010280572A JP2012128915A (ja) 2010-12-16 2010-12-16 半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012128915A true JP2012128915A (ja) 2012-07-05

Family

ID=46645776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010280572A Pending JP2012128915A (ja) 2010-12-16 2010-12-16 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012128915A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019060573A1 (en) * 2017-09-22 2019-03-28 Qualcomm Incorporated DETECTION OF RANDOM TELEGRAPH NOISE DEFECTS IN A MEMORY

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019060573A1 (en) * 2017-09-22 2019-03-28 Qualcomm Incorporated DETECTION OF RANDOM TELEGRAPH NOISE DEFECTS IN A MEMORY
US10510431B2 (en) 2017-09-22 2019-12-17 Qualcomm Incorporated Detecting random telegraph noise defects in memory

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7697355B2 (en) Semiconductor memory and system with matching characteristics of signal supplied to a dummy signal line and a real signal line
US6215712B1 (en) Semiconductor memory device capable of multiple word-line selection and method of testing same
JP3841535B2 (ja) 半導体記憶装置
JPH11126491A (ja) 半導体記憶装置
US7027339B2 (en) Memory device employing open bit line architecture for providing identical data topology on repaired memory cell block and method thereof
US7466612B2 (en) Method for testing memory device
US20140226423A1 (en) Device
US20060181946A1 (en) Full-stress testable memory device having an open bit line architecture and method of testing the same
JPH1139862A (ja) 半導体記憶装置
KR100596436B1 (ko) 반도체 메모리 소자 및 그 테스트 방법
JP3884976B2 (ja) 半導体記憶装置およびテスト方法
KR20010060168A (ko) 스트레스 시험을 실행하는 다이나믹 메모리 디바이스
KR100543914B1 (ko) 리프레쉬 동작시 피크 전류를 줄일 수 있는 반도체 메모리장치
KR20040004101A (ko) 집적 메모리 및 가속화된 피로 동작
JP2012128915A (ja) 半導体装置
KR100473246B1 (ko) N개의 데이터 신호를 동시에 입력할 수 있는 반도체 기억장치
JP4068291B2 (ja) 半導体記憶装置
JPH08190786A (ja) 半導体記憶装置
US7274619B2 (en) Wordline enable circuit in semiconductor memory device and method thereof
US6415399B1 (en) Semiconductor memory device requiring performance of plurality of tests for each of plurality of memory circuits and method for testing the same
JP2003066108A (ja) 半導体テスト回路
JP2002237199A (ja) 半導体記憶装置
JP2004103119A (ja) 半導体記憶装置
JP2002313099A (ja) メモリ回路及びその試験方法
JP2005044436A (ja) 半導体記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20130731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20130801

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130905

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20131030

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131213