JP2012128785A - 画像処理装置、有識者情報蓄積方法および有識者情報蓄積プログラム - Google Patents

画像処理装置、有識者情報蓄積方法および有識者情報蓄積プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】キーワードに関する知識を有するユーザを特定する。
【解決手段】MFPは、文書を処理するためのジョブを受け付けるジョブ受付部53と、ジョブを実行するジョブ実行部55と、ジョブ実行部により実行されたジョブの対象となった文書からキーワードを抽出するキーワード抽出部57と、ジョブ実行部によるジョブの実行に応じて、ジョブの対象となった文書から抽出されたキーワードと、ジョブの実行を指示した指示者を識別するユーザ識別情報または/およびジョブの対象となった文書の作成者を識別するためのユーザ識別情報とを含むジョブ履歴情報91を記憶するジョブ履歴記憶部116と、を備える。
【選択図】図3

Description

この発明は、画像処理装置、有識者情報蓄積方法および有識者情報蓄積プログラムに関し、特に、ジョブを実行する画像処理装置、その画像処理装置で実行される有識者情報蓄積方法および有識者情報蓄積プログラムに関する。
文書を作成する際に、これまでに蓄積された文書を参考にしながら作成したり、知識を有する人から助言等を得て作成したりする。参考とするための文書を蓄積された多くの文書のうちから抽出する技術としては、キーワードを入力してデータベース等を検索する技術が知られているが、検索によって抽出される文書の数が多い場合には適切な文書を選択する作業が煩わしい。このため、文書の有用性を、アクセス数で判定する技術が知られている(特許文献1)。
一方、作成しようとする文書のテーマ、使用する用語などの知識を有するユーザから助言を得る場合に、そのようなユーザを探す必要がある。特開2008−191894号公報には、ユーザによって操作される複数のクライアント計算機にインターネットを介して接続され、プロセッサ、メモリ及びインターフェースを備えるWEBサーバであって、検索キーワードと、当該検索キーワードを検索したユーザとの対応を示す検索履歴を記憶し、検索キーワードを含む検索要求を、前記クライアント計算機から受信し、前記受信した検索要求から検索キーワードを抽出し、前記検索履歴に基づいて、前記抽出された検索キーワードに対応するユーザを特定し、前記特定されたユーザに関する情報を、同一の検索キーワードを過去に検索したユーザに関する情報として、前記受信した検索要求の送信元であるクライアント計算機に送信することを特徴とするWEBサーバが記載されている。
しかしながら、検索結果がすべて成功するとは限らず、また、検索結果が成功したとしてもユーザが検索結果を利用しているとは限らない。このため、従来のWEBサーバは、過去に同じ検索を実行したユーザを特定することはできるが、特定されたユーザがキーワードに関する知識を有する有識者であるとは限らないといった問題がある。
特開2007−293746号公報 特開2008−191894号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の一つは、キーワードに関する知識を有するユーザを特定することが可能な画像処理装置を提供することである。
この発明の他の目的は、キーワードに関する知識を有するユーザを特定することが可能な有識者検索方法を提供することである。
この発明の他の目的は、キーワードに関する知識を有するユーザを特定することが可能な有識者検索プログラムを提供することである。
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、画像処理装置は、文書を処理するためのジョブを受け付けるジョブ受付手段と、ジョブを実行するジョブ実行手段と、ジョブ実行手段により実行されたジョブの対象となった文書からキーワードを抽出するキーワード抽出手段と、ジョブ実行手段によるジョブの実行に応じて、ジョブの対象となった文書から抽出されたキーワードと、ジョブの実行を指示した指示者を識別するユーザ識別情報または/およびジョブの対象となった文書の作成者を識別するためのユーザ識別情報とを含むジョブ履歴情報を記憶するジョブ履歴記憶手段と、を備える。
この局面に従えば、実行されたジョブの対象となった文書からキーワードが抽出され、キーワードと、ジョブの実行を指示した指示者または/およびジョブの対象となった文書の作成者を識別するためのユーザ識別情報とを含むジョブ履歴情報が記憶される。ジョブ履歴情報からキーワードを含む文書に対してジョブの実行を指示したユーザを特定することができる。ジョブの実行を指示したユーザは、ジョブ実行の対象となった文書に含まれるキーワードに関して知識を有するはずである。このため、キーワードに関する知識を有するユーザを特定することが可能な画像処理装置を提供することができる。
好ましくは、外部から文書とユーザ識別情報とを含むプリントジョブを受信するプリントジョブ受信手段を、さらに備え、ジョブ受付手段は、プリントジョブ受信手段により受信されたプリントジョブを受け付け、ジョブ実行手段は、プリントジョブに含まれる文書の画像を形成し、ジョブ履歴記憶手段は、プリントジョブに含まれる文書から抽出されたキーワードと、プリントジョブに含まれる文書から抽出される作成者のユーザ識別情報または/およびプリントジョブに含まれるユーザ識別情報とを含むジョブ履歴情報を記憶する。
好ましくは、操作者を認証する認証手段と、認証された操作者による操作を受け付ける操作受付手段と、をさらに備え、ジョブ受付手段は、操作受付手段によりジョブの実行を指示する操作が受け付けられると、該指示されたジョブを受け付け、ジョブ履歴記憶手段は、指示されたジョブの処理対象となる文書から抽出されたキーワードと、指示されたジョブの処理対象となる文書から抽出される作成者のユーザ識別情報または/および認証された操作者のユーザ識別情報とを含むジョブ履歴情報を記憶する。
好ましくは、原稿画像を読み取り画像データを出力する原稿読取手段を、さらに備え、ジョブ実行手段は、認証手段により操作者が認証された後にジョブ受付手段により受け付けられるジョブが原稿読取手段に原稿画像を読み取らせる処理を含む場合、原稿読取手段が出力する画像データを処理対象の文書とする。
好ましくは、文書を記憶する記憶手段を、さらに備え、ジョブ実行手段は、認証手段により操作者が認証された後にジョブ受付手段により受け付けられるジョブが記憶手段に記憶された文書を読み出す処理を含む場合、読み出す処理を実行して読み出した文書を処理対象とする。
好ましくは、キーワードを受け付けるキーワード受付手段と、受け付けられたキーワードを含むジョブ履歴情報を抽出するために記憶されたジョブ履歴情報を検索するジョブ履歴検索手段と、ジョブ履歴検索手段による検索によって抽出された少なくとも1つのジョブ履歴情報に基づいて、受け付けられたキーワードに関連する関連ユーザを特定する関連ユーザ特定手段と、特定された関連ユーザに関するユーザ情報を通知するユーザ情報通知手段と、をさらに備える。
この局面に従えば、キーワードが受け付けられると、キーワードを含むジョブ履歴情報が抽出され、抽出された少なくとも1つのジョブ履歴情報に基づいて、キーワードに関連する関連ユーザが特定され、関連ユーザに関するユーザ情報が通知される。このため、キーワードに関連する知識を有するユーザを特定することができる。
好ましくは、関連ユーザ特定手段は、抽出された少なくとも1つのジョブ履歴情報の数を、該ジョブ履歴情報に含まれるユーザ識別情報ごとに集計し、ユーザ別に集計されたジョブ履歴情報の数をユーザ別ジョブ実行回数に決定するユーザ別ジョブ実行回数集計手段を、含み、決定されたユーザ別ジョブ実行回数に基づいて関連ユーザを特定する。
この局面に従えば、ユーザ別に集計されたジョブ履歴情報の数をユーザ別ジョブ実行回数に決定し、ユーザ別ジョブ実行回数に基づいて関連ユーザが特定される。このため、キーワードを含む文書に対するジョブの実行を指示した回数で、キーワードをよく知るユーザか否かを判断することができる。
好ましくは、関連ユーザ特定手段は、複数のユーザを少なくとも1つのグループに分類した分類テーブルを用いて、ユーザ別に算出されたユーザ別ジョブ実行回数をグループごとに集計し、グループ別ジョブ実行回数を算出するグループ集計手段をさらに含み、算出されたグループ別ジョブ実行回数に基づいて、関連ユーザに特定する。
この局面に従えば、グループ別に集計されたジョブ履歴情報の数をグループ別ジョブ実行回数に決定し、グループ別ジョブ実行回数に基づいて関連ユーザが特定される。このため、キーワードを含む文書に対するジョブの実行を指示した回数で、グループに属するユーザにキーワードが知られているか否かを判断することができる。
この発明の他の局面によれば、有識者検索方法は、ジョブを実行するジョブ実行手段を備えた画像形成装置で実行される有識者検索方法であって、文書を処理するためのジョブを受け付けるステップと、ジョブ実行手段により実行されたジョブの対象となった文書からキーワードを抽出するステップと、ジョブ実行手段によるジョブの実行に応じて、ジョブの対象となった文書から抽出されたキーワードと、ジョブの実行を指示した指示者を識別するユーザ識別情報または/およびジョブの対象となった文書の作成者を識別するためのユーザ識別情報とを含むジョブ履歴情報を記憶するステップと、を含む。
この局面に従えば、キーワードに関する知識を有するユーザを特定することが可能な有識者検索方法を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、有識者検索プログラムは、ジョブを実行するジョブ実行手段を備えた画像形成装置を制御するコンピュータで実行される有識者検索プログラムであって、文書を処理するためのジョブを受け付けるステップと、ジョブ実行手段により実行されたジョブの対象となった文書からキーワードを抽出するステップと、ジョブ実行手段によるジョブの実行に応じて、ジョブの対象となった文書から抽出されたキーワードと、ジョブの実行を指示した指示者を識別するユーザ識別情報または/およびジョブの対象となった文書の作成者を識別するためのユーザ識別情報とを含むジョブ履歴情報を記憶するステップと、をコンピュータに実行させる。
この局面に従えば、キーワードに関する知識を有するユーザを特定することが可能な有識者検索プログラムを提供することができる。
本実施の形態の1つにおけるMFPの外観を示す斜視図である。 MFPのハードウエア構成の一例を示すブロック図である。 MFPが備えるCPUの機能の一例を、HDDに記憶されるデータとともに示すブロック図である。 ユーザデータの一例を示す図である。 ジョブ履歴情報の一例を示す図である。 ジョブ実行処理の流れの一例を示すフローチャートである。 関連ユーザ検索処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰り返さない。
図1は、本実施の形態の1つにおけるMFPの外観を示す斜視図である。図1を参照して、MFP100は、自動原稿搬送装置(ADF)10と、画像読取部20と、画像形成部30と、給紙部40と、後処理部50と、を含む。
ADF10は、原稿給紙トレイ11上にセットされた複数枚の原稿を1枚ずつ自動的に画像読取部20のプラテンガラス上に設定された所定の原稿読み取り位置まで搬送し、画像読取部20により原稿画像が読み取られた原稿を原稿排紙トレイ12上に排出する。画像読取部20は、原稿読取位置に搬送されてきた原稿に光を照射する光源と、原稿で反射した光を受光する光電変換素子とを含み、原稿のサイズに応じた原稿画像を走査する。光電変換素子は、受光した光を電気信号である画像データに変換して、画像形成部30に出力する。給紙部40は、給紙トレイに収納された用紙を画像形成部30に搬送する。
画像形成部30は、周知の電子写真方式により画像を形成するものであって、外部から受信された画像データ、または、画像読取部20から入力される画像データにシェーディング補正などの各種のデータ処理を施し、データ処理後の画像データに基づいて、給紙部40により搬送される用紙に画像を形成する。
後処理部50は、画像が形成された用紙を排紙する。後処理部50は、複数の排紙トレイを有し、画像が形成された用紙をソートして排紙することが可能である。また、後処理部50は、パンチ穴加工部、ステープル加工部を備えており、排紙された用紙にパンチ穴加工、またはステープル加工することが可能である。また、MFP100は、その上面にユーザとのユーザインターフェースとしての操作パネル9を備えている。
図2は、MFPのハードウエア構成の一例を示すブロック図である。図2を参照して、MFP100は、メイン回路101と、ファクシミリ部122と、通信制御部123と、を含む。メイン回路101は、自動原稿搬送装置(ADF)10と、画像読取部20と、画像形成部30と、給紙部40と、後処理部50とに接続されている。
メイン回路101は、中央演算装置(CPU)111と、CPU111の作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)112と、CPU111が実行するプログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)113と、表示部114と、操作部115と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)116と、データ通信制御部117と、を含む。
CPU111は、RAM112、ROM113、表示部114、操作部115、HDD116およびデータ通信制御部117とそれぞれ接続され、メイン回路101の全体を制御する。また、CPU111は、ファクシミリ部122、通信制御部123、ADF10、画像読取部20、画像形成部30、給紙部40、後処理部50と接続され、MFP100の全体を制御する。
表示部114は、液晶表示装置(LCD)、有機ELD(Electro Luminescence Display)等の表示装置であり、ユーザに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。操作部115は、複数のキーを備え、キーに対応するユーザの操作による各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受け付ける。操作部115は、表示部114上に設けられたタッチパネルを含む。
データ通信制御部117は、TCP(Transmission Control Protocol)またはFTP(File Transfer Protocol)等の通信プロトコルで通信するためのインターフェースであるLAN端子118と、シリアル通信のためのシリアル通信インターフェース端子119とを有する。データ通信制御部117は、CPU111からの指示に従って、LAN端子118またはシリアル通信インターフェース端子119に接続された外部の機器との間でデータを送受信する。
LAN端子118に、ネットワークに接続するためのLANケーブルが接続される場合、データ通信制御部117は、LAN端子118を介して接続された他のコンピュータと通信する。さらに、データ通信制御部117は、インターネットに接続された他のコンピュータと通信する。
シリアル通信インターフェース端子119に機器が接続された場合、データ通信制御部117は、シリアル通信インターフェース端子119に接続された機器、例えば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラまたは携帯情報端末との間で通信して画像データを入出力する。また、シリアル通信インターフェース端子119には、フラッシュメモリを内蔵したメモリカード119Aが接続可能である。CPU111は、データ通信制御部117を制御して、メモリカード119AからCPU111が実行するためのプログラムを読出し、読み出したプログラムをRAM112に記憶し、実行する。
なお、CPU111が実行するためのプログラムを記憶する記録媒体としては、メモリカード119Aに限られず、フレキシブルディスク、カセットテープ、光ディスク(CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)/MO(Magnetic Optical Disc/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード、光カード、マスクROM、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)などの半導体メモリ等の媒体でもよい。さらに、CPU111がインターネットに接続されたコンピュータからプログラムをダウンロードしてHDD116に記憶する、または、インターネットに接続されたコンピュータがプログラムをHDD116に書込みするようにして、HDD116に記憶されたプログラムをRAM112にロードしてCPU111で実行するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU111により直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
通信制御部123は、CPU111をPSTN7に接続するためのモデムである。MFP100には、PSTN7における電話番号が予め割り当てられており、PSTN7に接続されたファクシミリ装置からMFP100に割り当てられた電話番号に発呼があると、通信制御部123がその発呼を検出する。通信制御部123は、発呼を検出すると通話を確立し、ファクシミリ部122に通信させる。
ファクシミリ部122は、PSTN7に接続され、PSTN7にファクシミリデータを送信する、またはPSTN7からファクシミリデータを受信する。ファクシミリ部122は、受信したファクシミリデータを、HDD116に記憶するとともに、画像形成部30でプリント可能なプリントデータに変換して、画像形成部30に出力する。これにより、画像形成部30は、ファクシミリ部122により受信されたファクシミリデータを用紙にプリントする。また、ファクシミリ部122は、HDD116に記憶されたデータをファクシミリデータに変換して、PSTN7に接続されたファクシミリ装置に送信する。
図3は、MFPが備えるCPUの機能の一例を、HDDに記憶されるデータとともに示すブロック図である。図3に示すMFP100が備えるCPU111の機能は、CPU111がROM113、HDD116またはメモリカード119Aに記憶された有識者情報蓄積プログラムを実行することにより、CPU111に形成される機能である。
図3を参照して、MFP100が備えるHDD116は、ユーザデータ97を記憶する。ユーザデータ97は、ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、ユーザに関連するユーザ関連情報と、ユーザが所属するグループを識別するためのグループ識別情報と、を含む。ユーザ関連情報は、ユーザに割り当てられた電話番号、電子メールアドレス等の連絡先情報を含む。さらに、グループ情報は、予め定められた複数のグループのうちで、ユーザが分類されるグループを識別するためのグループ識別情報である。グループは、複数のユーザを分類するために、予め定められた類であり、特に限定されるものではない。ここでは、グループを、ユーザが所属する会社としている。また、グループは、ユーザが有する知識で分類するグループであってもよく、例えば、専門とする知識分野別であってもよい。
図4は、ユーザデータの一例を示す図である。図4を参照して、ユーザデータ97は、ユーザごとに1つのユーザレコードを複数含む。ユーザレコードは、ユーザ名の項目と、E−mailの項目と、電話番号の項目と、所属の項目と、を含む。ユーザ名の項目は、ユーザを識別するためのユーザ識別情報が設定される。E−mailの項目は、ユーザの連絡先としてユーザに割り当てられた電子メールアドレスが設定される。電話番号の項目は、ユーザの連絡先としてユーザに割り当てられた電話番号が設定される。所属の項目は、ユーザが属するグループとしてユーザが所属する部署名が設定される。
図3に戻って、CPU111は、MFP100を操作するユーザを認証する認証部51と、ジョブを受け付けるジョブ受付部53と、ジョブを実行するジョブ実行部55と、キーワードを抽出するキーワード抽出部57と、ジョブ履歴情報を生成するジョブ履歴情報生成部59と、ジョブ履歴検索部61と、キーワードを受け付けるキーワード受付部63と、関連ユーザを特定する関連ユーザ特定部69と、関連ユーザに関するユーザ情報を通知するユーザ情報通知部81と、を含む。
認証部51は、MFP100を操作するユーザを認証する。具体的には、認証部51は、ログイン画面を表示部114に表示する。ログイン画面は、ユーザ識別情報を入力する領域と、パスワードなどの認証情報を入力する領域とを含む。ユーザが操作部115にユーザ識別情報とパスワードとを入力すると、操作部115からユーザ識別情報とパスワードとを受け付け、受け付けたユーザ識別情報とパスワードとをデータ通信制御部117を介してネットワークで接続された認証サーバに送信し、認証サーバに認証させる。認証サーバは、ユーザ識別情報とパスワードとを受信すると、そのユーザ識別情報とパスワードとを予め記憶されている認証用データと比較し、両者が一致すれば認証成功を示す認証結果を返信するが、両者が一致しなければ認証失敗を示す認証結果を返信する。ここで、認証用データは、ユーザを識別するためのユーザ識別情報とパスワードとを含む。
認証部51は、データ通信制御部117が認証サーバから認証結果を受信すると、その認証結果を受け付ける。認証部51は、認証結果が認証成功を示す場合、ジョブ受付部53およびジョブ履歴情報生成部59に、ログインユーザのユーザ識別情報を出力するが、認証結果が認証失敗を示す場合、エラーメッセージを表示部114に表示する。認証部51により認証成功を示す認証結果が受信された場合、その後に操作部115に入力される操作は、認証されてログインが許可されたユーザによる操作として受け付けられる。
ジョブ受付部53は、入力されるジョブを受け付け、受け付けられたジョブをジョブ実行部55に出力する。ジョブは、MFP100が有する機能をMFP100に実行させるための指令であり、例えば、プリント機能を実行させるためのプリントジョブ、ファクシミリ送受信機能を実行させるためのファクシミリ送受信ジョブ、原稿を読み取り画像データを記憶または送信させるスキャンジョブ、原稿を読み取り画像データをプリントさせるコピージョブを含む。また、ジョブは、と、そのジョブの実行を指示したユーザのユーザ識別情報を含む。
ジョブ受付部53は、データ通信制御部117が外部からプリントデータとユーザ識別情報との組を受信すると、受信されたプリントデータとユーザ識別情報との組をプリントジョブとして受け付け、プリントジョブをジョブ実行部55に出力する。データ通信制御部117は、例えば、ネットワークで接続されたパーソナルコンピュータからプリントデータを受信する。
また、ジョブ受付部53は、認証部51からユーザ識別情報が入力された後、ログインユーザが操作部115にジョブの実行を指示するジョブ実行指示操作を入力すると、ジョブを受け付け、認証部51から入力されるユーザ識別情報を含み、ジョブ実行指示操作により特定されるジョブをジョブ実行部55に出力する。ジョブ実行指示操作により特定されるジョブは、HDD116に記憶されている文書93をプリントするプリントジョブ、画像読取部20が原稿を読み取って出力する画像データをHDD116に文書93として記憶するスキャンジョブ、画像読取部20が原稿を読み取って出力する画像データをファクシミリ送信するファクシミリ送信ジョブ、画像読取部20が原稿を読み取って出力する画像データを画像形成部30にプリントさせるコピージョブ、画像読取部20が原稿を読み取って出力する画像データまたはHDD93に記憶されている文書93を電子メールで送信する送信ジョブを、含む。
ジョブ実行部55は、ジョブ受付部53からジョブが入力されると、ジョブを実行する。ジョブ実行部55は、ジョブを実行する際の対象となる文書が、HDD116に記憶されている文書93の場合、文書管理部67に文書の読出しを依頼し、文書管理部67からジョブ実行の対象となる文書93を取得し、取得された文書93に対してジョブを実行する。ジョブ実行部55は、スキャンジョブまたはコピージョブを実行する場合、画像読取部20が原稿を読み取って出力する画像データを処理対象となる文書とする。ジョブ実行部55は、プリントジョブを実行する場合、データ通信制御部117が外部から受信されるプリントデータを処理対象となる文書とする。ジョブ実行部55は、ジョブ実行の処理対象となった文書をキーワード抽出部57に出力し、ジョブの実行が終了すると、実行したジョブの種類を識別するためのジョブ識別情報をジョブ履歴情報生成部59に出力する。
キーワード抽出部57は、ジョブ実行部55から文書が入力されると、入力される文書に含まれる文字列のうちから予め定められた規則に適合する文字列をキーワードとして抽出する。抽出するキーワードは、予め定められた基準で抽出される。予め定められた基準は、例えば、名詞ならばすべて抽出してもよいし、予め登録された名詞のみを抽出するようにしてもよい。また、文字数で制限してもよい。キーワード抽出部57は、文書が画像の場合、OCR(Optical Character Reader)処理を実行してキーワードを抽出する。キーワード抽出部57は、抽出されたキーワードをジョブ履歴情報生成部59に出力する。キーワード抽出部57は、複数のキーワードを抽出する場合は、複数のキーワードのすべてをジョブ履歴情報生成部59に出力する。
ジョブ履歴情報生成部59は、認証部51からユーザ識別情報が入力され、ジョブ実行部55からジョブ識別情報が入力され、キーワード抽出部57からキーワードが入力される。ジョブ履歴情報生成部59は、ジョブ実行部55からジョブ識別情報が入力されると、そのジョブ識別情報と、ユーザ識別情報と、キーワードとを含むジョブ履歴情報を生成し、HDD116に記憶する。これにより、HDD116にジョブ履歴情報91が記憶される。
図5は、ジョブ履歴情報の一例を示す図である。図5を参照して、ジョブ履歴情報は、ジョブの種類の項目と、日時の項目と、文書名の項目と、ユーザ名/作成者名の項目と、キーワードの項目と、を含む。ジョブの種類の項目は、ジョブの種類を識別するためのジョブ識別情報が設定される。文書名の項目は、ジョブ実行の対象となった文書の文書識別情報が設定される。ユーザ名/作成者の項目は、ジョブの実行を指示したログインユーザのユーザ識別情報と、ジョブ実行の対象となった文書の作成者のユーザ識別情報とが設定される。図では、1つの項目の上段にジョブの実行を指示したログインユーザのユーザ識別情報を示し、下段にジョブ実行の対象となった文書の作成者のユーザ識別情報を示している。また、1つの項目に1つのユーザ識別情報が設定されている場合は、ジョブの実行を指示したログインユーザとジョブ実行の対象となった文書の作成者とが同一であることを示している。
図3に戻って、キーワード受付部63は、ユーザが入力するキーワードを受け付ける。ユーザが操作部115にキーワードを入力する場合、操作部115からキーワードを受け付ける。また、MFP100がPC400〜402によって遠隔操作される場合、例えば、ユーザがPC400にキーワードを入力すれば、PC400は、入力されたキーワードをMFP100に送信するので、データ通信制御部117がPC400からキーワードを受信する。この場合には、データ通信制御部117からキーワードを受け付ける。キーワード受付部63は、受け付けられたキーワードをジョブ履歴検索部61および文書検索部65に出力する。
ジョブ履歴検索部61は、キーワード受付部63からキーワードが入力されると、入力されたキーワードでHDD116に記憶されているジョブ履歴情報91を検索し、HDD116に記憶されているジョブ履歴情報91のうちからキーワードを含むジョブ履歴情報91を抽出する。HDD116に記憶されているジョブ履歴情報91であって、キーワードの項目にキーワード受付部63から入力されるキーワードと同じキーワードが設定されているジョブ履歴情報91を抽出する。ジョブ履歴検索部61は、抽出されたジョブ履歴情報91を、関連ユーザ特定部69に出力する。
関連ユーザ特定部69は、ユーザ別実行回数集計部71と、グループ集計部79と、を含む。
ユーザ別実行回数集計部71は、ジョブ履歴検索部61から入力されるジョブ履歴情報のすべてを対象として、ジョブ履歴情報の数をユーザ別に集計することによってユーザ別ジョブ実行回数を算出する。ユーザ別ジョブ実行回数は、同じユーザ識別情報を含むジョブ履歴情報の数であり、ジョブの実行を指示した回数を示す。ジョブ履歴情報は、ユーザ識別情報を含むので、同じユーザ識別情報を含むジョブ履歴情報を同じユーザに分類し、ユーザ識別情報ごとにジョブ履歴情報の数をカウントすることによってユーザ別ジョブ実行回数を算出する。
ユーザ別実行回数集計部71は、出力設定がユーザ別設定に設定されているか、または、グループ別設定に設定されているかを判断する。出力設定は、ユーザ別設定とグループ別設定とのいずれかに予め設定される設定値であり、ユーザが、MFP100に予め入力することにより設定される。ユーザ別実行回数集計部71は、出力設定がユーザ別設定に設定されている場合、ユーザ別ジョブ実行回数が多い順にユーザ識別情報を並び換え、ユーザ別ジョブ実行回数が多い順に優先順位を付けたユーザ識別情報をユーザ情報通知部81に出力する。また、ユーザ別実行回数集計部71は、ユーザ識別情報の数がM個以上の場合、ユーザ識別情報をユーザ別ジョブ実行回数が多い順に並び換え、ユーザ別ジョブ実行回数が多い順に上位M個のユーザ識別情報をユーザ情報通知部81に出力する。ここでMは、予め定められたしきい値であり、ユーザが、MFP100に予め入力することにより設定される。
ユーザ別実行回数集計部71は、出力設定がグループ別設定に設定されている場合、ユーザ別ジョブ実行回数をグループ集計部79に出力する。
グループ集計部79は、出力設定がグループ別設定に設定されている場合、ユーザ別実行回数集計部71から入力されるユーザ別ジョブ実行回数のすべてを対象として、ユーザ別ジョブ実行回数をグループ別に集計し、グループ別ジョブ実行回数を算出する。グループ別ジョブ実行回数は、グループ別のユーザ別ジョブ実行回数の和である。グループ集計部79は、ユーザデータ97を参照して、ユーザ識別情報のユーザが分類されているグループのグループ識別情報を特定する。そして、グループ識別情報が同じユーザ識別情報を同じグループに分類し、グループ別ジョブ実行回数を算出する。グループ集計部79は、グループ別ジョブ実行回数が最大のグループを特定し、特定されたグループのグループ識別情報を、ユーザ情報通知部81に出力する。
ユーザ情報通知部81は、出力設定がユーザ別設定に設定されている場合、関連ユーザ特定部69から最大でM個のユーザ識別情報が入力され、出力設定がグループ別設定に設定されている場合、関連ユーザ特定部69から1つのグループ識別情報が入力される。ユーザ情報通知部81は、出力設定がユーザ別設定に設定されている場合、関連ユーザ特定部69から入力される最大でM個のユーザ識別情報それぞれの連絡先情報を、ユーザデータ97を参照して取得し、ユーザ識別情報と連絡先情報との組を出力する。ユーザ情報通知部81は、出力設定がグループ別設定に設定されている場合、関連ユーザ特定部69から入力される1つのグループ識別情報で特定されるグループに分類されたユーザそれぞれの連絡先情報を、ユーザデータ97を参照して取得し、ユーザ識別情報と連絡先情報との組を出力する。
ユーザ情報通知部81は、キーワード受付部63によってキーワードが操作部115から受け付けられる場合は、ユーザ識別情報と連絡先情報との組を表示部114に表示する。ユーザ情報通知部81は、キーワード受付部63によってキーワードがデータ通信制御部117から受け付けられる場合は、ユーザ識別情報と連絡先情報との組を、データ通信制御部117を介して、キーワードを送信してきた装置に送信する。
図6は、ジョブ実行処理の流れの一例を示す不とーチャートである。図6に示すジョブ実行処理はMFP100が備えるCPU111がROM113、HDD116またはメモリカード119Aに記憶されたジョブ実行プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。ジョブ実行プログラムは、有識者情報蓄積プログラム一部である。
図6を参照して、CPU111は、ユーザの認証に成功したか否かを判断する(ステップS01)。MFP100Bを操作するユーザから、ユーザ識別情報とパスワードとの入力を受け付け、認証サーバに、認証を依頼し、認証サーバから認証成功を示す認証結果を受信したならば認証に成功したと判断する。ユーザの認証に成功したならば処理をステップS02に進めるが、そうでなければ処理をステップS09に進める。ステップS09においては、ジョブを受信したか否かを判断する。データ通信制御部117が、ネットワークに接続されたパーソナルコンピュータからプリントデータとユーザ識別情報との組を受信したならばジョブを受信したと判断する。ジョブを受信したならば処理をステップS10に進めるが、そうでなければ処理をステップS15に進める。
ステップS02においては、ジョブ実行指示を受け付けたか否かを判断する。操作部115にジョブ実行指示操作が入力されたならばジョブ実行指示を受け付ける。ジョブ実行指示を受け付けたならば処理をステップS03に進めるが、そうでなければ処理をステップS08に進める。ジョブは、MFP100が有する機能をMFP100に実行させるための指令である。
ステップS03においては、ログインユーザを指示ユーザに設定する。そして、ジョブを実行する(ステップS04)。そして、ジョブを実行する際に処理の対象となる文書からキーワードを抽出する(ステップS05)。ジョブを実行する際に処理の対象となる文書は、ステップS02において受け付けられたジョブ実行指示によって定まり、HDD116に記憶されている文書93、画像読取部20が原稿を読み取って出力する画像データ、およびデータ通信制御部がPC400,401,402から受信するプリントデータを含む。ジョブを実行する際に処理の対象となる文書が画像データの場合、画像データをOCR処理し、キーワードを抽出する。
次のステップS06においては、ジョブ履歴情報を生成する。そして、生成されたジョブ履歴情報をHDD116に記憶する(ステップS07)。ジョブ履歴情報は、ステップS03において設定された指示ユーザのユーザ識別情報と、ステップS05において抽出されたキーワードと、ステップS04において実行されたジョブの種類を識別するためのジョブ識別情報とを含む。
ステップS08においては、ログアウト条件が成立したか否かを判断する。操作部115に予め設けられたキーが押下される場合、または、ユーザが操作部115に操作を入力することなく所定の時間が経過した場合、ログアウト条件が成立したと判断する。ログアウト条件が成立したならば処理をステップS15に進めるが、そうでなければ処理をステップS02に戻す。ステップS15においては、電源がOFFに切り換えられたか否かを判断する。電源がOFFに切り換えられたならば処理を終了するが、そうでなければ処理をステップS01に戻す。
一方、ステップS09においてジョブが受信される場合、ステップS10において、指示ユーザを特定する。ステップS09においてプリントデータとともに受信されるユーザ識別情報で識別されるユーザを指示ユーザとして特定する。次のステップS11においては、ステップS09において受信されたジョブを実行する。そして、ジョブを実行する際に処理の対象となる文書からキーワードを抽出する(ステップS12)。ジョブを実行する際に処理の対象となる文書は、ステップS09において受信されたジョブに含まれるプリントデータである。プリントデータが画像データの場合、プリントデータをOCR処理し、キーワードを抽出する。
次のステップS13においては、ジョブ履歴情報を生成する。そして、生成されたジョブ履歴情報をHDD116に記憶し(ステップS14)、処理をステップS15に進める。ジョブ履歴情報は、ステップS10において設定された指示ユーザのユーザ識別情報と、ステップS12において抽出されたキーワードと、ステップS11において実行されたジョブの種類、ここではプリントジョブを識別するためのジョブ識別情報とを含む。ステップS15においては、電源がOFFに切り換えられたか否かを判断し、電源がOFFに切り換えられたならば処理を終了するが、そうでなければ処理をステップS01に戻す。
図7は、関連ユーザ検索処理の流れの一例を示すフローチャートである。図7に示す関連ユーザ検索処理はMFP100が備えるCPU111がROM113、HDD116またはメモリカード119Aに記憶された有識者検索プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。
図7を参照して、CPU111は、キーワードを受け付けたか否かを判断する(ステップS21)。ユーザが操作部115にキーワードを入力する場合、操作部115からキーワードを受け付け、データ通信制御部117がネットワークに接続されたパーソナルコンピュータからキーワードを受信する場合、データ通信制御部117からキーワードを受け付ける。キーワードを受け付けるまで待機状態となり(ステップS21でNO)、キーワードを受け付けると(ステップS21でYES)、処理をステップS22に進める。
ステップS22においては、受け付けられたキーワードでHDD116に記憶されているジョブ履歴情報91を検索する。HDD116に記憶されているジョブ履歴情報91のうちからキーワードの項目にステップS21において受け付けられたキーワードと同じキーワードが設定されているジョブ履歴情報91を抽出する。そして抽出された少なくとも1つのジョブ履歴情報91のすべてを対象として、ジョブ履歴情報91の数をユーザ別に集計することによって、ユーザ別ジョブ実行回数を算出する(ステップS23)。ジョブ履歴情報91は、ユーザ識別情報を含むので、同じユーザ識別情報を含むジョブ履歴情報を同じユーザに分類し、ユーザ識別情報ごとにジョブ履歴情報の数をカウントする。
次のステップS24においては、出力設定の設定状態によって処理を分岐させる。出力設定がユーザ別設定に設定されているならば処理をステップS25に進め、出力設定がグループ別設定に設定されているならば処理をステップS29に進める。ステップS25においては、ステップS23において算出されたユーザ別ジョブ実行回数が多い順にユーザ識別情報を並び換える。そして、ユーザ別ジョブ実行回数が多い順に上位M個のユーザ識別情報を選択する(ステップS26)。そして、選択されたユーザ識別情報のユーザを関連ユーザに設定する(ステップS27)。最大でM人のユーザが関連ユーザに設定される。
さらに、関連ユーザのユーザ識別情報を含むユーザデータ97をHDD116から読み出し(ステップS28)、処理をステップS33に進める。ステップS33においては、関連ユーザの連絡先情報を、ステップS33において読み出されたユーザデータ97から取得する。そして、ユーザ識別情報と連絡先情報との組を出力し、処理を終了する。ステップS21においてキーワードが操作部115から受け付けられる場合は、ユーザ識別情報と連絡先情報との組を表示部114に表示し、キーワードがデータ通信制御部117から受け付けられる場合は、ユーザ識別情報と連絡先情報との組を、データ通信制御部117を介して、キーワードを送信してきた装置に送信し、処理を終了する。
一方、ステップS29においては、ユーザデータ97をHDD116から読み出す。ユーザデータ97を参照して、ユーザ識別情報のユーザが分類されているグループのグループ識別情報を特定する。そして、次のステップS30においては、ステップS23において算出されたユーザ別ジョブ実行回数を対象として、グループ識別情報ごとにユーザ別ジョブ実行回数を積算し、グループ別トータル回数を算出する。
次のステップS31においては、グループ別ジョブ実行回数が最大のグループを選択グループに選択する。次のステップS32においては、選択グループに選択されたグループに分類されたユーザを関連ユーザに設定し、処理をステップS33に進める。
ステップS33においては、処理がステップS32から進む場合、関連ユーザの連絡先情報を、ステップS29において読み出されたユーザデータ97から取得する。そして、ユーザ識別情報と連絡先情報との組を出力し(ステップS34)、処理を終了する。ステップS21においてキーワードが操作部115から受け付けられる場合は、ユーザ識別情報と連絡先情報との組を表示部114に表示し、キーワードがデータ通信制御部117から受け付けられる場合は、ユーザ識別情報と連絡先情報との組を、データ通信制御部117を介して、キーワードを送信してきた装置に送信し、処理を終了する。
以上説明したように本実施の形態におけるMFP100は、画像処理装置として機能し、受け付けられたジョブを実行し、ジョブの対象となった文書からキーワードを抽出し、キーワードとジョブの実行を指示した指示者を識別するユーザ識別情報または/およびジョブの対象となった文書の作成者を識別するためのユーザ識別情報とを含むジョブ履歴情報をHDD116に記憶する。このため、ジョブ履歴情報からキーワードを含む文書に対してジョブの実行を指示したユーザを特定することができる。ジョブの実行を指示したユーザは、ジョブ実行の対象となった文書に含まれるキーワードに関して知識を有するはずである。このため、キーワードに関する知識を有するユーザを特定するためのジョブ履歴情報を記憶することができる。
さらに、キーワードが受け付けられると、キーワードを含むジョブ履歴情報を抽出し、抽出された少なくとも1つのジョブ履歴情報に基づいて、キーワードに関連する関連ユーザを特定し、関連ユーザの電子メールアドレスまたは電話番号を含むユーザ情報を出力する。このため、キーワードに関連する知識を有するユーザを通知することができる。
また、ユーザ別に集計されたジョブ履歴情報の数をユーザ別ジョブ実行回数に決定し、ユーザ別ジョブ実行回数に基づいて関連ユーザを特定する。このため、キーワードを含む文書に対するジョブの実行を指示した回数で、キーワードをよく知るユーザか否かを判断することができる。
さらに、グループ別に集計されたジョブ履歴情報の数をグループ別ジョブ実行回数に決定し、グループ別ジョブ実行回数に基づいて関連ユーザを特定する。このため、キーワードを含む文書に対するジョブの実行を指示した回数で、グループに属するユーザにキーワードが知られているか否かを判断することができる。
なお、上述した実施の形態においては、画像処理装置の一例としてMFP100を説明したが、図6および図7に示した処理をMFP100に実行させる有識者検索方法またはその有識者検索方法をMFP100が備えるCPU111に実行させる有識者検索プログラムとして発明を捉えることができるのは言うまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 MFP、9 操作パネル、10 ADF、20 画像読取部、30 画像形成部、40 給紙部、50 後処理部、51 認証部、53 ジョブ受付部、55 ジョブ実行部、57 キーワード抽出部、59 ジョブ履歴情報生成部、61 ジョブ履歴検索部、63 キーワード受付部、65 文書検索部、67 文書管理部、69 関連ユーザ特定部、71 ユーザ別実行回数集計部、79 グループ集計部、81 ユーザ情報通知部、91 ジョブ履歴情報、93 文書、97 ユーザデータ、101 メイン回路、111 CPU、112 RAM、113 ROM、114 表示部、115 操作部、116 HDD、117 データ通信制御部、119A メモリカード、122 ファクシミリ部、123 通信制御部。

Claims (10)

  1. 文書を処理するためのジョブを受け付けるジョブ受付手段と、
    前記ジョブを実行するジョブ実行手段と、
    前記ジョブ実行手段により実行されたジョブの対象となった文書からキーワードを抽出するキーワード抽出手段と、
    前記ジョブ実行手段によるジョブの実行に応じて、ジョブの対象となった文書から抽出されたキーワードと、ジョブの実行を指示した指示者を識別するユーザ識別情報または/およびジョブの対象となった文書の作成者を識別するためのユーザ識別情報とを含むジョブ履歴情報を記憶するジョブ履歴記憶手段と、を備えた画像処理装置。
  2. 外部から前記文書とユーザ識別情報とを含むプリントジョブを受信するプリントジョブ受信手段を、さらに備え、
    前記ジョブ受付手段は、前記プリントジョブ受信手段により受信されたプリントジョブを受け付け、
    前記ジョブ実行手段は、前記プリントジョブに含まれる文書の画像を形成し、
    前記ジョブ履歴記憶手段は、前記プリントジョブに含まれる文書から抽出されたキーワードと、前記プリントジョブに含まれる文書から抽出される作成者のユーザ識別情報または/および前記プリントジョブに含まれるユーザ識別情報とを含むジョブ履歴情報を記憶する、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 操作者を認証する認証手段と、
    前記認証された操作者による操作を受け付ける操作受付手段と、をさらに備え、
    前記ジョブ受付手段は、前記操作受付手段によりジョブの実行を指示する操作が受け付けられると、該指示されたジョブを受け付け、
    前記ジョブ履歴記憶手段は、前記指示されたジョブの処理対象となる文書から抽出されたキーワードと、前記指示されたジョブの処理対象となる文書から抽出される作成者のユーザ識別情報または/および前記認証された操作者のユーザ識別情報とを含むジョブ履歴情報を記憶する、請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 原稿画像を読み取り画像データを出力する原稿読取手段を、さらに備え、
    前記ジョブ実行手段は、前記認証手段により操作者が認証された後に前記ジョブ受付手段により受け付けられるジョブが前記原稿読取手段に原稿画像を読み取らせる処理を含む場合、前記原稿読取手段が出力する画像データを処理対象の文書とする、請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 文書を記憶する記憶手段を、さらに備え、
    前記ジョブ実行手段は、前記認証手段により操作者が認証された後に前記ジョブ受付手段により受け付けられるジョブが前記記憶手段に記憶された文書を読み出す処理を含む場合、前記読み出す処理を実行して読み出した文書を処理対象とする、請求項3に記載の画像処理装置。
  6. キーワードを受け付けるキーワード受付手段と、
    前記受け付けられたキーワードを含むジョブ履歴情報を抽出するために前記記憶されたジョブ履歴情報を検索するジョブ履歴検索手段と、
    前記ジョブ履歴検索手段による検索によって抽出された少なくとも1つのジョブ履歴情報に基づいて、前記受け付けられたキーワードに関連する関連ユーザを特定する関連ユーザ特定手段と、
    前記特定された関連ユーザに関するユーザ情報を通知するユーザ情報通知手段と、をさらに備えた、請求項1〜5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 前記関連ユーザ特定手段は、前記抽出された少なくとも1つのジョブ履歴情報の数を、該ジョブ履歴情報に含まれるユーザ識別情報ごとに集計し、ユーザ別に集計されたジョブ履歴情報の数をユーザ別ジョブ実行回数に決定するユーザ別ジョブ実行回数集計手段を、含み、
    前記決定されたユーザ別ジョブ実行回数に基づいて関連ユーザを特定する、請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記関連ユーザ特定手段は、複数のユーザを少なくとも1つのグループに分類した分類テーブルを用いて、前記ユーザ別に算出されたユーザ別ジョブ実行回数をグループごとに集計し、グループ別ジョブ実行回数を算出するグループ集計手段をさらに含み、
    前記算出されたグループ別ジョブ実行回数に基づいて、関連ユーザに特定する、請求項7に記載の画像処理装置。
  9. ジョブを実行するジョブ実行手段を備えた画像形成装置で実行される有識者検索方法であって、
    文書を処理するためのジョブを受け付けるステップと、
    前記ジョブ実行手段により実行されたジョブの対象となった文書からキーワードを抽出するステップと、
    前記ジョブ実行手段によるジョブの実行に応じて、ジョブの対象となった文書から抽出されたキーワードと、ジョブの実行を指示した指示者を識別するユーザ識別情報または/およびジョブの対象となった文書の作成者を識別するためのユーザ識別情報とを含むジョブ履歴情報を記憶するステップと、を含む有識者検索方法。
  10. ジョブを実行するジョブ実行手段を備えた画像形成装置を制御するコンピュータで実行される有識者検索プログラムであって、
    文書を処理するためのジョブを受け付けるステップと、
    前記ジョブ実行手段により実行されたジョブの対象となった文書からキーワードを抽出するステップと、
    前記ジョブ実行手段によるジョブの実行に応じて、ジョブの対象となった文書から抽出されたキーワードと、ジョブの実行を指示した指示者を識別するユーザ識別情報または/およびジョブの対象となった文書の作成者を識別するためのユーザ識別情報とを含むジョブ履歴情報を記憶するステップと、を前記コンピュータに実行させる有識者検索プログラム。
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