JP2012127496A - 簡単に交換可能なオートトランスミッション偏心軸 - Google Patents

簡単に交換可能なオートトランスミッション偏心軸 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、連続可変トランスミッションの正確性を制御することができるともに、トランスミッションの段数を増やすことができ、しかも、カウンターウェイト部材を元の状態に戻しやすくなり、大きな馬力に適用することができる、簡単に交換可能なオートトランスミッション偏心軸を提供する。
【解決手段】入力軸を備え、入力軸には移動可能な遠心台座が嵌合され、遠心台座と入力軸の間には弾性体が設けられ、遠心台座の一側には、開閉可能なカウンターウェイト部材が設けられ、カウンターウェイト部材によって遠心台座が連動して入力軸上で移動し、カウンターウェイト部材の一側には、バランスカウンターウェイトがつなげられる。前記カウンターウェイト部材には位置決め構造が設けられ、位置決め構造は、二つの固定部材と、固定部材間に設けられた弾性部材とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、連続可変トランスミッションメカニズムに関し、特に連続可変トランスミッションの正確性を制御することができるともに、トランスミッションの段数を増やすことができ、しかも、カウンターウェイト部材を元の状態に戻しやすくなり、大きな馬力に適用することができる、簡単に交換可能なオートトランスミッション偏心軸に関する。
乗り物の中で、連続可変トランスミッションシステムは、次の世代のトランスミッションであり、走行の過程において、連続且つ段階なしの速度変化を行うことができ、スムーズな走行ができるとともに、燃料の節約になり、且つ構造が簡単で、メンテナンスがしやすく、車体自体の構造も簡略化することができ、車両の性能が向上するとともに、エネルギーの消耗を減らすことができる。また、連続可変トランスミッションシステムは、連続可変トランスミッションの特性を備えており、変速の過程において、従来のように車両の変速による振動が起こることがなく、優れた操作性と快適さを備えている。このため、連続可変トランスミッションシステムは、車両のトランスミッションシステムの中で、非常に大きな発展の潜在能力がある。
本発明は、連続可変トランスミッションの正確性を制御することができるともに、トランスミッションの段数を増やすことができ、しかも、カウンターウェイト部材を元の状態に戻しやすくなり、大きな馬力に適用することができる、簡単に交換可能なオートトランスミッション偏心軸を提供することを目的とする。
本発明による簡単に交換可能なオートトランスミッション偏心軸は、入力軸と、遠心台座と、カウンターウェイト部材と、バランスカウンターウェイトとによって構成する。前記入力軸は、原動機の動力の入力により回転し、入力軸の両側には二つの平面部が設けられ、前記遠心台座は平面部に嵌合され、前記遠心台座は入力軸上で移動することができ、遠心台座と入力軸の間には弾性体が設けられ、遠心台座には外リングが設けられる。前記カウンターウェイト部材は、遠心台座の一側に設けられ、カウンターウェイト部材には開閉可能な枢設部が設けられ、カウンターウェイト部材に連動して遠心台座は入力軸上で移動する。前記バランスカウンターウェイトは前記カウンターウェイト部材の一側に設けられ、バランスカウンターウェイトとカウンターウェイト部材はつなげられる。前記カウンターウェイト部材には位置決め構造が設けられ、位置決め構造は、二つの固定部材と、固定部材間に設けられた弾性部材を備える。この位置決め構造により、連続可変トランスミッションの正確性を制御することができるともに、トランスミッションの段数を増やすことができ、しかも、カウンターウェイト部材を元の状態に戻しやすくなる。
本発明の分解斜視図である。 本発明の位置決め構造の斜視図である。 本発明の斜視図である。 本発明の断面図である。 本発明の動作を示した断面図である。 本発明の位置決め構造の実施例2を示した断面図である。 本発明の位置決め構造の実施例3を示した断面図である。 本発明の位置決め構造の実施例4を示した断面図である。 本発明の位置決め構造の実施例5を示した断面図である。 本発明の位置決め構造の実施例5の動作を示した断面図である。 本発明のカウンターウェイト部材の実施例2の分解斜視図である。 図11を組み合わせた後の断面図である。 図11を組み合わせた後の動作を示した断面図である。
図1と図3に示すように、本発明は、入力軸10と、遠心台座20と、二つのカウンターウェイト部材30、40、複数のバランスカウンターウェイト50とからなる。その内、カウンターウェイト部材30、40には、二つの位置決め構造60、70が設けられる。この位置決め構造60、70により、連続可変トランスミッションの正確性を制御することができるとともに、トランスミッションの段数を増やすことができ、しかも、カウンターウェイト部材を元の状態に戻しやすくなり、大きな馬力に適用することができる。
入力軸10は、原動機に連動して回転し、入力軸10にはカバー台座11が設けられ、カバー台座11の両側は平面部12を備える。
遠心台座20には開口部21が設けられ、遠心台座20は平面部12に嵌合され、遠心台座20は入力軸10上で移動することができる。遠心台座20と入力軸10の間には弾性体13が設けられ、遠心台座20には外リング22が設けられる。
カウンターウェイト部材30、40は、遠心台座20の両側にそれぞれ設けられ、カウンターウェイト部材30、40には、それぞれ、開閉可能な枢設部31、41が設けられる。なお、カウンターウェイト部材30には、遠心台座20を貫通する二つの動力伝導部32が設けられ、動力伝導部32カウンターウェイト部材40を貫通する。
バランスカウンターウェイト50は、二つで一組として、カウンターウェイト部材30、40の一側にそれぞれ設けられる。バランスカウンターウェイト50には、バランスカウンターウェイト部51と牽引部52とが設けられ、各バランスカウンターウェイト50のバランスカウンターウェイト部51と牽引部52は交差するように設けられる。また、牽引部52は、留め具53を介して枢設部31、41につなげられる。
図1と図2に示すように、本発明の位置決め構造60、70には、カウンターウェイト部材30、40から延伸して形成された二つの固定部材61、71と、固定部材61、71の間に設けられた弾性部材62、72とが設けられる。弾性部材62、72は桶型であり、異なる弾性係数を備える。
図3と図4と図5に示すように、入力軸10が原動機に連動して回転した時、バランスカウンターウェイト50によってバランスが保たれ、さらに、カウンターウェイト部材30、40の遠心力の作用によって、カウンターウェイト部材30、40の上端は外に開き、動力伝導部32はカバー台座11を押して、それに遠心台座20が連動し、外リング22はカバー台座11の平面部12で上下に移動し、遠心台座20が下に移動した時、弾性体13はカバー台座11へと圧縮され、外リング22上に設けられた駆動盤(図示せず)と入力軸10軸心に、偏心の大きさの自動調整が行われる。以上のように、入力軸10が回転する時に生じた遠心力により、カウンターウェイト部材30、40は位置ずれが生じる。
また、カウンターウェイト部材30、40に遠心力による位置ずれが生じた時、位置決め構造60、70の固定部材61、71と弾性部材62、72には位置制限效果が生じる。固定部材61、71が内側に圧縮されると、それに伴って、弾性部材62、72の弾力の制限を受けることにより、カウンターウェイト部材30、40の外に開く範囲が大きくなりすぎるのを防ぐことができる。また、連続可変トランスミッションの正確性を制御することができるとともに、トランスミッションの段数を増やすことができ、しかも、カウンターウェイト部材30、40の遠心力による位置ずれ作用が消えた後に元の状態に戻しやすくなり、大きな馬力に適用することができる。
図6は、本発明の位置決め構造の実施例2を示している。本実施例では、カウンターウェイト部材40に設けられる位置決め構造70aの説明を行う。位置決め構造70aの固定部材71aには、凸柱711aなどの取り付け部が設けられ、弾性部材72aは、固定部材71aの間に設けられるとともに異なる弾性係数をもつ二つの弾性部材721a、722aを備え、弾性部材722aの両端は、凸柱711aにそれぞれ固定される。
図7は、本発明の位置決め構造の実施例3である。位置決め構造70bの固定部材71bには凸柱711bが設けられ、弾性部材72bは、異なる弾性係数をもつ二つの弾性部材721b、722bを備え、弾性部材722bの両端は、凸柱711bにそれぞれ固定され、弾性部材721bは弾性部材722bの外部に被せられる。
図8は、本発明の位置決め構造の実施例4を示している。位置決め構造70cの固定部材71cには凸柱711cが設けられ、弾性部材72cは、両端から中央に向かって異なる弾性係数が形成され、弾性部材72cの両端は、凸柱711cにそれぞれ固定される。
図9と図10は、本発明の位置決め構造の実施例5を示している。位置決め構造70dの固定部材71dの間の弾性部材72dは、斜めにして設けられる。以上のような構造でも同様に、連続可変トランスミッションの正確性を制御することができるともに、トランスミッションの段数を増やすことができ、しかも、カウンターウェイト部材の遠心力による位置ずれ作用が消えた後に元の状態に戻しやすくなり、大きな馬力に適用することができる。
図11と図12は、本発明のカウンターウェイト部材の実施例2を示している。カウンターウェイト部材30a、40aには、動力伝導部が設けられておらず、カウンターウェイト部材30a、40aは二つのカウンターウェイト本体31a、41aを備え、カウンターウェイト本体31a、41aには枢設部32a、42aが設けられ、枢設部32aは、留め具53によってバランスカウンターウェイト50の牽引部52につなげられる。カウンターウェイト本体31a、41aの対応する側には複数の当接部33a、43aが設けられ、当接部33a、43aは入力軸10の上側と下側に当接する。また、二つのピン34aが、カウンターウェイト本体31aと、遠心台座20aと、カウンターウェイト本体41aとを貫通し、それにより、カウンターウェイト本体31a、41aに遠心台座20aが連動する。
図13は、本発明のカウンターウェイト部材の実施例2を示している。入力軸10が回転する時、同様に、カウンターウェイト部材30a、40aに遠心力の作用が生じ、カウンターウェイト本体31a、41aが外に開く。また、カウンターウェイト本体31a、41aは、当接部33a、43aによって入力軸10の上側と下側に当接し、それに遠心台座20aが連動し、外リング22はカバー台座11の平面部12で上下に移動し、遠心台座20が下に移動した時、弾性体13はカバー台座11へと圧縮され、外リング22と入力軸10軸心に、偏心の大きさの自動調整が行われる。
10 入力軸
11 カバー台座
12 平面部
13 弾性体
20 遠心台座
21 開口部
22 外リング
30 カウンターウェイト部材
31 枢設部
32 動力伝導部
40 カウンターウェイト部材
41 枢設部
50 バランスカウンターウェイト
51 バランスカウンターウェイト部
52 牽引部
53 留め具
60、70 位置決め構造
61、71 固定部材
62、72 弾性部材
20a 遠心台座
30a カウンターウェイト部材
31a カウンターウェイト本体
32a 枢設部
33a 当接部
34a ピン
40a カウンターウェイト部材
41a カウンターウェイト本体
42a 枢設部
43a 当接部
70a 位置決め構造
71a 固定部材
711a 凸柱
72a 弾性部材
721a、722a 弾性部材
70b 位置決め構造
71b 固定部材
711b 凸柱
72b 弾性部材
721b、722b 弾性部材
70c 位置決め構造
71c 固定部材
711c 凸柱
72c 弾性部材
70d 位置決め構造
71d 固定部材
72d 弾性部材

Claims (10)

  1. 入力軸と、遠心台座と、カウンターウェイト部材と、バランスカウンターウェイトとによって構成する、簡単に交換可能なオートトランスミッション偏心軸であって、
    入力軸は原動機の動力の入力により回転し、入力軸の両側には二つの平面部が設けられ、
    遠心台座は平面部に嵌合され、遠心台座は入力軸上で移動することができ、遠心台座と入力軸の間には弾性体が設けられ、
    カウンターウェイト部材は遠心台座の一側に設けられ、カウンターウェイト部材には開閉可能な枢設部が設けられるとともに、カウンターウェイト部材は二つの動力伝導部を備え、カウンターウェイト部材に連動することによって遠心台座は入力軸上で移動することができ、
    バランスカウンターウェイトは、カウンターウェイト部材の一側に設けられ、バランスカウンターウェイトとカウンターウェイト部材の枢設部はつなげられ、
    カウンターウェイト部材には位置決め構造が設けられ、位置決め構造は、二つの固定部材と、固定部材間に設けられた弾性部材を備え、
    この位置決め構造により、連続可変トランスミッションの正確性を制御することができるともに、トランスミッションの変化の段数を増やすことができ、しかも、カウンターウェイト部材を元の状態に戻しやすくなることを特徴とする、簡単に交換可能なオートトランスミッション偏心軸。
  2. 遠心台座の他側には、もう一つのカウンターウェイト部材が設けられ、前記動力伝導部はもう一つのカウンターウェイト部材を貫通することを特徴とする、請求項1に記載の簡単に交換可能なオートトランスミッション偏心軸。
  3. 前記弾性部材は、異なる弾性係数を備えることを特徴とする、請求項1に記載の簡単に交換可能なオートトランスミッション偏心軸。
  4. 前記固定部材には取り付け部が設けられることを特徴とする、請求項1に記載の簡単に交換可能なオートトランスミッション偏心軸。
  5. 前記取り付け部は凸柱であり、弾性部材は、異なる弾性係数をもつ二つの弾性部材からなり、その内一つの弾性部材の両端は凸柱に固定されることを特徴とする、請求項4に記載の簡単に交換可能なオートトランスミッション偏心軸。
  6. 前記取り付け部は凸柱であり、弾性部材は、異なる弾性係数をもつ二つの弾性部材を備え、その内一つの弾性部材の両端は凸柱に固定され、もう一つの弾性部材は前記弾性部材の外部に被せられることを特徴とする、請求項4に記載の簡単に交換可能なオートトランスミッション偏心軸。
  7. 前記取り付け部は凸柱であり、弾性部材は、両端から中央に向かって異なる弾性係数が形成され、弾性部材の両端にはそれぞれ凸柱に固定されることを特徴とする、請求項4に記載の簡単に交換可能なオートトランスミッション偏心軸。
  8. 前記固定部材間の弾性部材は、斜めにして設けられることを特徴とする、請求項1に記載の簡単に交換可能なオートトランスミッション偏心軸。
  9. カウンターウェイト部材の二つの動力伝導部は、遠心台座に貫通されることを特徴とする、請求項1に記載の簡単に交換可能なオートトランスミッション偏心軸。
  10. カウンターウェイト部材は二つのカウンターウェイト本体を備え、カウンターウェイト本体には複数の当接部が設けられ、当接部は入力軸に当接し、二つのピンがカウンターウェイト本体と遠心台座とを貫通することを特徴とする、請求項1に記載の簡単に交換可能なオートトランスミッション偏心軸。
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