JP2012127123A - ハイブリッド型建設機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】 旋回油圧モータの減速時に旋回用電動機で回生発電を行なっても、旋回油圧モータで発生する減速トルクを、旋回用電動機で発電を行なわない従来の旋回油圧モータでの減速トルクと同じ程度にすることを課題とする。
【解決手段】 建設機械は、旋回体3を旋回駆動する旋回機構2と、旋回機構2を駆動して旋回体を旋回させる旋回油圧モータ21と、旋回油圧モータを駆動制御する油圧回路32と、旋回体の減速時に回生発電を行なう旋回用電動機300とを含む。旋回体を減速する際に、旋回用電動機300にて発電する間、旋回油圧モータ21が発生する減速トルクを低減する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、旋回体の旋回駆動を油圧モータで行なうハイブリッド型建設機械に関する。
ハイブリッド式ショベル等のハイブリッド型建設機械において、例えば旋回体を旋回させるための旋回機構を油圧アクチュエータで駆動することが提案されている。このようなハイブリッド式ショベルでは、旋回機構を駆動する油圧アクチュエータとして旋回油圧モータが用いられる。
旋回油圧モータに電動発電機を接続し、旋回用油圧モータの減速時に電動発電機で発電して旋回体の慣性力を電気エネルギに変換して回収する回生システムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2008−63888号公報
特許文献1に開示された回生システムでは、旋回油圧モータの減速時に電動発電機を発電運転させるため、旋回油圧モータが発生する減速トルク(制動力)に加えて電動発電機を駆動して発電するために生じる減速トルク(制動力)が旋回油圧モータに加わる。このため、旋回油圧モータでの減速トルク(制動力)が通常より大きいトルクとなってしまい、旋回体に急制動をかけたような状態となるおそれがある。そのような場合、操作者は急制動をかけるような操作は行なっていないので、操作者に違和感を与えてしまうといった問題が生じる。
そこで、旋回油圧モータの減速時に発電機で発電を行なっても、旋回油圧モータの減速力を、発電機で発電を行なわない従来の旋回油圧モータの減速力と同じ程度にすることができる技術の開発が望まれている。
本発明によれば、旋回体を有する建設機械であって、該旋回体を旋回駆動する旋回機構と、該旋回機構を駆動して前記旋回体を旋回させる旋回油圧モータと、該旋回油圧モータを駆動制御する油圧回路と、前記旋回体の減速時に回生発電を行なう旋回用電動機とを有し、前記旋回体を減速する際に、前記旋回用電動機にて発電する間、前記旋回油圧モータが発生する減速トルクを低減することを特徴とする建設機械が提供される。
上述の建設機械において、前記旋回油圧モータから作動油が排出される側の作動油供給排出ポートに接続されたリリーフバルブのリリーフ圧を下げることで、前記旋回油圧モータが発生する減速トルクを低減することが好ましい。また、前記リリーフバルブのリリーフ圧を、前記旋回油圧モータの加速中に予め下げておくことが好ましい。また、前記旋回油圧モータから作動油が排出される側のポートに接続されたリリーフバルブのリリーフ圧は、前記旋回油圧モータの回転速度に基づいて下げられることが好ましい。前記旋回用電動機の電流指令値は、前記旋回油圧モータの回転速度と、前記旋回油圧モータの2つの作動油供給排出ポートの油圧の差とに基づいて設定されることとしてもよい。前記旋回用電動機の電流指令値は、予め設定された発電トルクに基づいて設定されることとしてもよい。前記旋回用電動機の電流指令値は、前記旋回油圧モータへの速度指令値に基づいて設定されることとしてもよい。また、前記旋回油圧モータの加速中には、前記旋回用電動機にゼロ速度指令が供給されて前記旋回用電動機は駆動されないこととしてもよい。
旋回油圧モータの減速時に旋回用電動機で発電を行なっても、旋回油圧モータの駆動用油圧回路において油圧を調整して旋回油圧モータが発生する減速トルクを低減することができる。したがって、旋回油圧モータの減速時に旋回用電動機で発電を行なって減速トルクが発生したとしても、旋回油圧モータが発生する減速トルクが低減されて、旋回油圧モータの減速トルクが過度に増大しないように制御することができる。
本発明の一実施形態によるハイブリッド式ショベルの側面図である。 図1に示すハイブリッド式ショベルの駆動系の構成を示すブロック図である。 旋回油圧モータを制御する油圧回路の回路図であり、旋回油圧モータを正転方向に加速するときの状態が示されている。 旋回油圧モータを制御する油圧回路の回路図であり、リリーフ圧を変更せずに旋回油圧モータを正転方向に減速するときの状態が示されている。 旋回油圧モータを制御する油圧回路の回路図であり、リリーフ圧を下げてから旋回油圧モータを正転方向に減速するときの状態が示されている。 可変リリーフバルブのリリーフ圧を制御するための制御機能ブロック図である。 旋回用電動機の発電運転を制御するための制御機能ブロック図である。 回生制御を行った際の制御要素の変化を示すタイムチャートである。 旋回用電動機の速度(回転数)に基づいてモータ制御電流指令を生成する制御機能ブロック図である。 旋回用電動機を旋回機構に接続したハイブリッド式ショベルの構成を示す図である。
次に、実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるハイブリッド式ショベルを示す側面図である。
ハイブリッド式ショベルの下部走行体1には、旋回機構2を介して上部旋回体3が搭載されている。上部旋回体3には、ブーム4が取り付けられている。ブーム4の先端に、アーム5が取り付けられ、アーム5の先端にバケット6が取り付けられている。ブーム4,アーム5及びバケット6は、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9によりそれぞれ油圧駆動される。上部旋回体3には、キャビン10が設けられ、且つエンジン等の動力源が搭載される。
図2は、図1に示すハイブリッド式ショベルの駆動系の構成を示すブロック図である。図2において、機械的動力系は二重線、高圧油圧ラインは実線、パイロットラインは破線、電気駆動・制御系は実線でそれぞれ示されている。
機械式駆動部としてのエンジン11と、アシスト駆動部としての電動発電機12は、変速機13の2つの入力軸にそれぞれ接続されている。変速機13の出力軸には、油圧ポンプとしてメインポンプ14及びパイロットポンプ15が接続されている。メインポンプ14には、高圧油圧ライン16を介してコントロールバルブ17が接続されている。
コントロールバルブ17は、ハイブリッド式ショベルにおける油圧系の制御を行う制御装置である。下部走行体1用の油圧モータ1A(右用)及び1B(左用)、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9は、高圧油圧ラインを介してコントロールバルブ17に接続される。
また、旋回機構2を駆動するための旋回油圧モータ21がコントロールバルブ17に接続される。旋回油圧モータ21は、油圧回路320を介してコントロールバルブ17に接続されるが、図2には油圧回路320は示されていない。油圧回路320に関しては後で説明する。
電動発電機12には、インバータ18Aを介して、蓄電器としてのキャパシタを含む蓄電系120が接続される。蓄電系120には、インバータ18Bを介して旋回用電動機300が接続される。図2において、図示の便宜上、旋回用電動機300と旋回油圧モータ21とは離れて示されているが、旋回油圧モータ21の回転軸は旋回用電動機300の回転軸に機械的に接続されている。したがって、旋回油圧モータ21が油圧駆動されて回転軸が回転することで、旋回用電動機300が駆動され、発電運転が行なわれる。旋回用電動機300で発電された電力は、回生電力としてインバータ18Bを経て蓄電系120に供給される。
パイロットポンプ15には、パイロットライン25を介して操作装置26が接続される。 操作装置26は、レバー26A、レバー26B、ペダル26Cを含む。レバー26A、レバー26B、及びペダル26Cは、油圧ライン27及び28を介して、コントロールバルブ17及び圧力センサ29にそれぞれ接続される。圧力センサ29は、電気系の駆動制御を行うコントローラ30に接続されている。
コントローラ30は、ハイブリッド式ショベルの駆動制御を行う主制御部としての制御装置である。コントローラ30は、CPU(Central Processing Unit)及び内部メモリを含む演算処理装置で構成され、CPUが内部メモリに格納された駆動制御用のプログラムを実行することにより実現される装置である。
コントローラ30は、圧力センサ29から供給される信号を速度指令に変換し、旋回用電動機300の駆動制御を行う。圧力センサ29から供給される信号は、旋回機構2を旋回させるために操作装置26を操作した場合の操作量を表す信号に相当する。コントローラ30は、電動発電機12の運転制御(電動(アシスト)運転又は発電運転の切り替え)を行うとともに、蓄電系120の昇降圧コンバータを駆動制御することによりキャパシタの充放電制御を行う。コントローラ30は、キャパシタの充電状態、及び電動発電機12の運転状態(電動(アシスト)運転又は発電運転)、旋回用電動機300の運転状態(発電運転)に基づいて、昇降圧コンバータの昇圧動作と降圧動作の切替制御を行い、これによりキャパシタの充放電制御を行う。ここで、キャパシタ19を例にとって説明したが、キャパシタ19の代わりに、リチウムイオン電池等の充放電可能な二次電池、又は、電力の授受が可能なその他の形態の電源を蓄電器として用いてもよい。
次に、本実施形態における旋回油圧モータ21の駆動を制御する油圧回路320について説明する。図3は油圧回路320の回路図であり、旋回油圧モータ21を正転方向に加速するときの状態が示されている。図4は油圧回路320の回路図であり、リリーフ圧を変更せずに旋回油圧モータ21を正転方向に減速するときの状態が示されている。図5は油圧回路320の回路図であり、リリーフ圧を下げてから旋回油圧モータ21を正転方向に減速するときの状態が示されている。
油圧回路320は、コントロールバルブ17から旋回油圧モータ21のAポートに油圧を供給する油圧ライン322Aと、コントロールバルブ17から旋回油圧モータ21のBポートに油圧を供給する油圧ライン322Bとを有している。
油圧ライン322Aを介してコントロールバルブ17から旋回油圧モータ21のAポートに高圧の作動油が供給されると、旋回油圧モータ21は所定の方向に回転する。このときの回転方向を正回転方向とする。Aポートに供給された高圧の作動油は旋回油圧モータ21を駆動して低圧の作動油となり、Bポートから排出されて油圧ライン322Bを介してコントロールバルブ17に戻る。反対に、油圧ライン322Bを介してコントロールバルブ17から旋回油圧モータ21のBポートに高圧の作動油が供給されると、旋回油圧モータ21は逆方向に回転する。Bポートに供給された高圧の作動油は旋回油圧モータ21を駆動して低圧の作動油となり、Aポートから排出されて油圧ライン322Aを介してコントロールバルブ17に戻る。
すなわち、旋回油圧モータ21が正転加速中は、吸込側であるAポート側の油圧回路が高圧となり、排出側であるBポート側の油圧回路は低圧となる。逆に、旋回油圧モータ21が逆転加速中は、吸込側であるBポート側の油圧回路が高圧となり、排出側であるAポート側の油圧回路は低圧となる。
なお、旋回油圧モータ21の回転軸は変速機22を介して旋回機構2に接続されており、旋回油圧モータ21が駆動されることで旋回機構2が作動し、上部旋回体3を旋回させることができる。旋回油圧モータ21が正回転方向に回転することで、上部旋回体3を例えば右方向に旋回させることができ、旋回油圧モータ21が逆方向に回転することで、上部旋回体3を例えば左方向に旋回させることができる。
油圧ライン322Aには、リリーフバルブ324Aの油圧供給ポートが接続される。リリーフバルブ324Aの油圧開放ポートは、メイクアップ油圧ライン326に接続される。メイクアップ油圧ライン326は、作動油タンク330に戻る低圧の作動油が流れる油圧ラインである。同様に、油圧ライン322Bには、リリーフバルブ324Bの油圧供給ポートが接続される。リリーフバルブ324Bの油圧開放ポートは、メイクアップ油圧ライン326に接続される。
油圧ライン322Aの、リリーフバルブ324Aが接続された位置とコントロールバルブ17との間には、逆止弁328Aの閉止側ポートが接続される。逆止弁328Aの開放側ポートはメイクアップ油圧ライン326に接続される。すなわち、逆止弁328Aは、メイクアップ油圧ライン326から油圧ライン322Aへの作動油の流れは許容するが、油圧ライン322Aからメイクアップ油圧ライン326への作動油の流れは許容しない。
同様に、油圧ライン322Bの、リリーフバルブ324Bが接続された位置とコントロールバルブ17との間には、逆止弁328Bの閉止側ポートが接続される。逆止弁328Bの開放側ポートはメイクアップ油圧ライン326に接続される。すなわち、逆止弁328Bは、メイクアップ油圧ライン326から油圧ライン322Bへの作動油の流れは許容するが、油圧ライン322Bからメイクアップ油圧ライン326への作動油の流れは許容しない。
以上のようにリリーフバルブ324A,324B及び逆止弁328A,328Bを含む油圧回路は、旋回油圧モータ21の駆動を制御するための一般的な油圧回路である。ここで、本実施形態では、リリーフバルブ324A,324Bのリリーフ圧は可変となっており、外部からの信号によりリリーフ圧を変更することができる。以下、リリーフバルブ324A,324Bを可変リリーフバルブ324A,324Bとも称する。
具体的には、可変リリーフバルブ324A,324Bの各々には電磁比例弁が設けられており、コントローラ30からの電気信号により電磁比例弁が作動してパイロット圧を変更することで、パイロット圧により設定されるリリーフ圧を変更することができる。可変リリーフバルブ324A,324Bの各々は、この電磁比例弁を内蔵したものとしてもよく、あるいは、電磁比例弁を別個に設けてもよい。
また、旋回油圧モータ21の回転軸には、旋回用電動機300の回転軸が接続されており、旋回油圧モータ21の回転に伴って旋回用電動機300も回転するようになっている。旋回油圧モータ21の回転軸と旋回用電動機300の回転軸との間に変速機を設けて、旋回油圧モータ21と旋回用電動機300の回転数を異ならせてもよい。旋回用電動機300はインバータ18Bを介して、DC電源としての蓄電器及びコンバータを有する蓄電系120に接続されている。
ここで、旋回機構2を旋回加速させるために必要な旋回油圧モータ21の回転トルクをτa1とし、この回転トルクτa1を発生させるために旋回油圧モータ21を正回転方向に加速する場合、図3に示すように、コントロールバルブ17が開いて油圧回路320の油圧ライン322Aから高圧の作動油が旋回油圧モータ21のAポートに供給される。このときの作動油の圧力は、可変リリーフバルブ324Aに設定されたリリーフ圧を上限として制御される。旋回油圧モータ21は高圧(リリーフ圧)の作動油により駆動され、低圧となった作動油がBポートから排出されて油圧ライン322Bを通ってコントロールバルブ17に戻る。このとき、旋回油圧モータ21はトルクτa2を発生する。したがって、変速機22を介して旋回機構2を駆動するためのトルクτa1は、油圧回路320から供給される油圧で旋回油圧モータ21が駆動された際に発生する回転トルクτa2に等しくなる(τa1=τa2)。加速時においては、旋回用電動機300で発電させると、旋回動作に負荷となってしまう。したがって、加速時においては、旋回用電動機300で発電させることはない。
一方、減速時において発電に必要な回転速度以上で旋回油圧モータ21が回転している場合には、上部旋回帯3の慣性力を用いて旋回用電動機300で発電させることができる。すなわち、旋回用電動機300で発電させるには、上部旋回体3が減速旋回中であること、かつ、旋回油圧モータ21が発電に必要な回転数以上で回転していることが条件である。
しかしながら、減速時において発電に必要な回転速度以上で旋回油圧モータ21が回転している場合であっても、単に、旋回用電動機300を用いて発電させただけでは以下の問題が発生するおそれがある。以下に具体的に説明する。
旋回機構2を旋回減速させるための旋回油圧モータ21のトルクをτb1とし、このトルクτb1を発生させるために旋回油圧モータ21を正回転方向で減速する場合、図4に示すように、コントロールバルブ17が閉じられる。すると、コントロールバルブ17から作動油は供給されないので、メイクアップ油圧ライン326から低圧の作動油が逆止弁328Aを介して油圧ライン322Aに流れ、この低圧の作動油が旋回油圧モータ21のAポートに供給される。旋回油圧モータ21は上部旋回体3及び旋回機構2の慣性力により正転方向に回転しているため、Aポートに供給された低圧の油圧はBポートから排出される。ここで、コントロールバルバ17が閉じられているため、Bポートから排出された作動油はコントロールバルブ17に流れることができず、Bポートから出た部分において作動油が蓄積されて油圧が上昇する。この油圧が可変リリーフバルブ324Bのリリーフ圧を超えると、作動油は可変リリーフバルブ324Bを流れてメイクアップ油圧ライン326に流れることとなる。したがって、このときの旋回油圧モータ21のBポートにおける油圧は可変リリーフバルブ324Bのリリーフ圧に等しくなる。
このとき、リリーフバルブ324Bのリリーフ圧が従来のように高圧に固定されている場合(可変リリーフ圧ではない場合)、旋回油圧モータ21のBポートの圧力はリリーフバルブ324Bのリリーフ圧に等しい高圧となる。これにより、旋回油圧モータ21には回転方向とは逆方向のトルクτb2が発生する。
したがって、リリーフバルブ324Bのリリーフ圧が従来のように高圧に固定されており、且つ旋回用電動機300が設けられていない(回生発電を行なっていない)場合、変速機22を介して旋回機構2に加わるトルクτb1(制動トルク)は、旋回油圧モータ21が発生するトルクτb2に等しくなる(τb1=τb2)。また、旋回油圧モータ21が逆回転方向で減速する場合にも同様である。
ここで、図4に示すように、旋回用電動機300を油圧旋回モータ21に接続して油圧旋回モータ21の減速時に回生電力を得ることとすると、旋回用電動機300を駆動して発電するためのトルクτb3も制動トルクとして働く。したがって、旋回用電動機300を用いて油圧回生を行なうと、変速機22を介して旋回機構2に加わるトルクτb1(制動トルク)は、旋回油圧モータ21が発生するトルクτb2に、旋回用電動機300を駆動して発電するためのトルクτb3を加えたトルクとなり(τb1=τb2+τb3)、大きな制動トルクが発生してしまう。この大きな制動トルクは、操作者が意図しないような急制動を生じさせ、操作者に違和感を与えるおそれがある。
そこで、本実施形態では、旋回油圧モータ21を減速する場合には、図5に示すように、予め可変リリーフバルブ324Bにリリーフ圧設定信号Sを供給して可変リリーフバルブ324Bのリリーフ圧を所定の低い値に設定しておく。これにより、旋回油圧モータ21のBポートにおける油圧は、可変リリーフバルブ324Bに設定された低いリリーフ圧となり、旋回油圧モータ21により発生する制動トルクはトルクτb2より小さなトルクτb2*となる。
したがって、このときに変速機22を介して旋回機構2に加わるトルクτb1*(制動トルク)は、旋回油圧モータ21が発生する小さなトルクτb2*に、旋回用電動機300を駆動して発電するためのトルクτb3を加えたトルクとなる(τb1*=τb2*+τb3)。ここで、変速機22を介して旋回機構2に加わるトルクτb1*(制動トルク)を、従来の構成で旋回機構2に加わるトルクτb1(制動トルク)に等しくするには、τb1*=τb1としてτb1*=τb2*+τb3に代入することで、τb1=τb2*+τb3となり、この式からτb2*=τb2−τb3が得られる。
すなわち、旋回油圧モータ21が発生する制動トルクτb2*が(τb2−τb3)に等しくなるように可変リリーフバルブ324Bのリリーフ圧を小さくしておくことで、制動トルクτb2*は、従来旋回油圧モータ21により発生していた制動トルクに等しい値となり、急制動が生じず、操作者に違和感を与えることなく旋回用電動機300を駆動して回生発電を行なうことができる。
次に、旋回用電動機300において発電をさせるために、旋回油圧モータ21が減速状態にあること、すなわち、排出側の油圧回路が高圧状態であることを判定するとともに、
可変リリーフバルブ324A,324Bのリリーフ圧を小さくするための制御について説明する。上述のように、正回転している旋回油圧モータ21を減速しながら旋回用電動機300で回生発電を行なうときに、可変リリーフバルブ324Bのリリーフ圧を小さい値に設定する。一方、逆回転している旋回油圧モータ21を減速しながら旋回用電動機300で回生発電を行なうときには、可変リリーフバルブ324Aのリリーフ圧を小さい値に設定する。図6は可変リリーフバルブ324A,324Bのリリーフ圧を制御するための制御機能ブロック図である。
まず、旋回用電動機300の回転速度から旋回油圧モータ21の回転速度(回転数)を求める。旋回用電動機300が変速機を介して旋回油圧モータ21に接続されている場合、減速比換算部42は旋回用電動機300回転数を変速機での減速比で換算して旋回油圧モータ21の回転数を求める。旋回油圧モータ21の回転数は、例えば旋回油圧モータ21が正転しているときは正(+)の値とし、旋回油圧モータ21が逆転しているときは負(−)の値とする。旋回油圧モータ21が停止しているときは旋回油圧モータ21の回転数はゼロとなる。そこで、符号検出部44により旋回油圧モータ21の回転数の値の符号を求める。この旋回油圧モータ21の回転数が正の値のときには、符号検出部は"1"を出力し、回転数がゼロのときにゼロ"0"を出力し、負の値のときには"−1"を出力する。すなわち、旋回油圧モータ21が正回転しているときには符号検出部44から出力される値は"1"であり、旋回油圧モータ21が停止しているときには符号検出部44から出力される値は"0"であり、旋回油圧モータ21が逆回転しているときには符号検出部44から出力される値は"−1"である。符号検出部44から出力される値は乗算部50に入力される。
減速比換算部42で求められた旋回油圧モータ21の回転数の値は、絶対値検出部46により絶対値とされ、回転数比較部48に供給される。回転数比較部48には予め定められた回転数閾値が供給されている。回転数比較部48は、旋回油圧モータ21の回転数の絶対値と回転数閾値とを比較し、回転数の絶対値が回転数閾値以上のときには"1"を出力し、回転数の絶対値が回転数閾値未満のときには"0"を出力する。この回転数閾値は、旋回油圧モータ21の回転数が、旋回用電動機300を駆動して発電運転させることのできる回転数の範囲の下限値に相当する。すなわち、旋回油圧モータ21の回転数が回転数閾値以上であるということは、旋回用電動機300を駆動して発電運転させることができることを意味する。回転数比較部48から出力される値"1"又は"0"は乗算部50に入力される。
乗算部50は、符号判定部44から出力された値"1"、"0"又は"−1"と、回転数比較部48から出力された値"1"又は"0"とを掛け合わせて得られた値を出力する。例えば、符号判定部44から出力された値が"1"であり、回転数比較部48から出力された値が"1"であった場合、乗算部50はこれらを掛け合わせて得られた値"1"を出力する。また、例えば、符号判定部44から出力された値が "1"であり、回転数比較部48から出力された値が"0"であった場合、乗算部50はこれらを掛け合わせて得られた値"0"を出力する。
乗算部50から出力される値"1"、"0"又は"−1"は、モード設定部52に供給される。モード設定部52は、乗算部50から出力される値に基づいて、可変リリーフバルブ324A,324Bのリリーフ圧を、通常時モードの値と発電時モードの値の間で切り替える。通常時モードの値とは旋回油圧モータ21に高圧の作動油を供給して駆動する場合のリリーフ圧力の値であり、発電時モードの値とは旋回用電動機300を発電運転して回生電力を発生させる場合のリリーフ圧力の値である。
いま、符号判定部44から出力された値が"1"又は"−1"であり、回転数比較部48から出力された値が"0"である場合は、乗算部50から出力される値は"0"となる。この場合、旋回油圧モータ21が正転か逆転かはわからないが、その回転数が回転数閾値未満であることを意味する。この条件の場合、旋回油圧モータ21の回転数は発電運転するのに十分な回転数ではないため、A側の可変リリーフバルブ322A及びB側の可変リリーフバルブ322Bには、通常時モードのリリーフ圧を設定する。したがって、乗算部50から出力される値が"0"である場合は、モード設定部52では、切替部54を、通常時モードの値がA側可変リリーフバルブ324Aに設定されるように切り替え、且つ、切替部56を、通常時モードの値がB側可変リリーフバルブ324Bに設定されるように切り替える。
なお、符号判定部44から出力された値が"0"である場合は、回転数比較部48から出力された値が"0"ではなく"1"である場合でも、乗算部50から出力される値は"0"となる。この場合は、旋回油圧モータ21は停止しており、A側の可変リリーフバルブ322A及びB側の可変リリーフバルブ322Bには、通常時モードのリリーフ圧を設定しておいてよい。
以上のように、回転数比較部48から出力された値が"0"である場合及び符号判定部44から出力された値が"0"である場合に、乗算部50から出力される値が"0"となるが、いずれの場合も旋回用電動機を発電運転できる条件ではない。したがって、乗算部50から出力される値が"0"であるときには、モード設定部52では、切替部54を、通常時モードの値がA側可変リリーフバルブ324Aに設定されるように切り替え、且つ、切替部56を、通常時モードの値がB側の可変リリーフバルブ324Bに設定されるように切り替える。
一方、乗算部50から出力される値が"1"である場合は、符号判定部44から出力された値が"1"であり且つ回転数比較部48から出力された値が"1"である条件のみである。したがって、乗算部50から出力される値が"1"であることは、旋回油圧モータタ21が正転しており、且つ、その回転数が発電するために十分な回転数閾値以上であることを意味する。旋回油圧モータ21が正転方向に加速している場合は、可変リリーフバルブ324A(A側の可変リリーフバルブ324Aとも称する)のリリーフ圧を通常時モードの高圧に設定して、高圧の作動油が旋回油圧モータ21のAポートに供給されるように制御する必要がある。旋回油圧モータ21が正転方向に減速している場合は、コントロールバルブ17は閉じられているので、メイクアップ油圧ライン326から低圧の作動油が逆止弁328Aを介して油圧ライン322Aに流れる。このときは、吸込側であるAポートは低圧になるが、A側の可変リリーフバルブ324Aのリリーフ圧は通常時モードの高圧に設定される。
一方、旋回油圧モータ21が正転方向に加速している場合は、排出側であるBポートは低圧になる。旋回油圧モータ21が正転方向に減速している場合は、コントロールバルブ17は閉じられているので、排出側であるBポートは高圧となる。このとき、モード設定部52の切替部56を発電モードに切り替え、可変リリーフバルブ324B(B側の可変リリーフバルブ324Bと称することもある)のリリーフ圧を発電時モードの低圧に設定して、排出側の油圧回路の圧力を低圧に設定する。これにより、旋回油圧モータ21にブレーキとして加わる回転トルクが小さくなる。その結果、旋回油圧モータ21が正転方向に減速している場合に、旋回用電動機300にて発電するためのトルクが加わっても、操作者に違和感を与えることなく上部旋回体3を減速させることができる。
また、旋回油圧モータ21が正転方法に加速、若しくは等速回転している場合であっても、排出側であるBポートはリリーフ設定圧よりも低圧であるため、加速中であっても、B側の可変リリーフバルブ324Bのリリーフ圧を発電時モードの低圧に設定できる。このため、加速か減速かに係わらず、旋回油圧モータ21が正転方向に回転しており、且つ、発電するために十分な回転数閾値以上であると判断されると、モード設定部52の切替部56を発電モードに切り替えて、B側の可変リリーフバルブ324Bのリリーフ圧を、発電時モードの低圧に設定することができる。
一方、乗算部50から出力される値が"−1"である場合は、符号判定部44から出力された値が"−1"であり且つ回転数比較部48から出力された値が"1"である条件のみである。したがって、乗算部50から出力される値が"−1"であることは、旋回油圧モータタ21が逆転しており、且つ、その回転数が発電するために十分な回転数閾値以上であることを意味する。旋回油圧モータ21が逆転方向に加速している場合は、B側の可変リリーフバルブ324Bのリリーフ圧を通常時モードの高圧に設定して、高圧の作動油が旋回油圧モータ21のBポートに供給されるように制御する必要がある。旋回油圧モータ21が逆転方向に減速している場合は、コントロールバルブ17は閉じられているので、メイクアップ油圧ライン326から低圧の作動油が逆止弁328Bを介して油圧ライン322Bに流れる。このときは、吸込側であるBポートは低圧になるが、B側の可変リリーフバルブ324Bのリリーフ圧は通常時モードの高圧に設定される。
一方、旋回油圧モータ21が逆転方向に加速している場合は、排出側であるAポートは低圧になる。旋回油圧モータ21が逆転方向に減速している場合は、コントロールバルブ17は閉じられているので、排出側であるAポートは高圧となる。このとき、モード設定部52の切替部56を発電モードに切り替え、A側の可変リリーフバルブ324Aのリリーフ圧を発電時モードの低圧に設定して、排出側の油圧回路の圧力を低圧に設定する。これにより、旋回油圧モータ21にブレーキとして加わる回転トルクが小さくなる。その結果、旋回油圧モータ21が逆転方向に減速している場合に、旋回用電動機300にて発電するためのトルクが加わっても、操作者に違和感を与えることなく上部旋回体3を減速させることができる。
また、旋回油圧モータ21が逆転方法に加速、若しくは等速回転している場合であっても、排出側であるAポートはリリーフ設定圧よりも低圧であるため、加速中であっても、A側の可変リリーフバルブ324Aのリリーフ圧を発電時モードの低圧に設定できる。このため、加速か減速かに係わらず、旋回油圧モータ21が逆転方向に回転しており、且つ、発電するために十分な回転数閾値以上であると判断されると、モード設定部52の切替部56を発電モードに切り替えて、A側の可変リリーフバルブ324Aのリリーフ圧を、発電時モードの低圧に設定することができる。
また、乗算部50から出力される値は、発電許可フラグ生成部58にも供給される。発電許可フラグ生成部58は、乗算部50から出力される値の絶対値を、発電許可フラグとして出力する。すなわち、発電許可フラグ生成部58は、乗算部50から出力される値が"1"又は"−1"の場合は、発電許可フラグとして"1"を出力し、乗算部50から出力される値が"0"の場合は、発電許可フラグとして"0"を出力する。乗算部50から出力される値が"1"又は"−1"の場合は、旋回油圧モータ21の回転数が回転数閾値以上であり、旋回用電動機300を発電運転することができる回転数であるため、発電許可フラグを"1"として発電可能であることを示す。乗算部50から出力される値が"0"の場合は、旋回油圧モータ21の回転数が回転数閾値未満であり、旋回用電動機300を発電運転することができる回転数では無いため、発電許可フラグを"0"として発電不可であることを示す。
以上のモード設定部52による切り替え制御を、乗算部50から出力される値に関してまとめると以下のようになる。
まず、乗算部50から出力される値が"1"の場合は、旋回油圧モータ21の正回転中に旋回用電動機300による発電が可能な条件が含まれていると判断して、B側の可変リリーフバルブ342Bのリリーフ圧を発電時モードの値(低圧)に設定する。乗算部50から出力される値が"1"以外の場合(これをelseと称する)には、旋回用電動機300による発電が可能な条件は含まれていないと判断して、B側の可変リリーフバルブ342Aのリリーフ圧を通常時モードの値(高圧)に設定する。
そして、乗算部50から出力される値が"−1"の場合は、旋回油圧モータ21の逆回転中に旋回用電動機300による発電が可能な条件が含まれていると判断して、A側の可変リリーフバルブ342Aのリリーフ圧を発電時モードの値(低圧)に設定する。乗算部50から出力される値が"−1"以外の場合(これをelseと称する)には、旋回用電動機300による発電が可能な条件は含まれていないと判断して、A側の可変リリーフバルブ342Aのリリーフ圧を通常時モードの値(高圧)に設定する。
以上のリリーフ圧切替制御によれば、旋回油圧モータ21が正回転しているときには、A側の可変リリーフバルブ342Aのリリーフ圧は通常時モードの値(高圧)に設定され、B側の可変リリーフバルブ342Bのリリーフ圧は発電時モードの値(低圧)に設定される。一方、旋回油圧モータ21が逆回転しているときには、B側の可変リリーフバルブ342Bのリリーフ圧は通常時モードの値(高圧)に設定され、A側の可変リリーフバルブ342Aのリリーフ圧は発電時モードの値(低圧)に設定される。
しかしながら、図6に示すブロック図では、旋回油圧モータ21の回転方向、及びその回転数が発電するために十分な回転数閾値以上であることを判別できても、旋回油圧モータ21が加速中であるか、減速中であるかの判別はできない。
仮に、加速中に旋回用電動機300で発電動作を行なってしまうと、旋回動作に対して負荷が加わることとなり、スムーズな加速を行なうことができなくなる。このため、旋回用電動機で発電動作を行なうには、旋回油圧モータ21が減速中であることを判別する必要がある。
そこで、次に、旋回油圧モータ21が減速中であることを判別した後の、旋回用電動機300の発電制御について説明する。図7は旋回用電動機300の発電制御の制御機能ブロック図である。
旋回用電動機300を発電運転するには、旋回油圧モータ21が減速中である必要がある。旋回油圧モータ21が減速中であるか否かを判断するために、減算部62で旋回油圧モータ21のAポートの圧力とBポートの圧力の差を求め、この圧力差をトルク変換部64でトルクに換算する。トルク変換部64で得られたトルク値は乗算部66に供給される。
一方、減速比換算部68は、旋回用電動機300の回転数に減速比を掛け合わせて旋回油圧モータ21の回転数を求める。得られた旋回油圧モータ21の回転数は乗算部66に供給される。乗算部66は、トルク変換部64から供給されたトルク値と、減速比換算部68から供給された旋回油圧モータ21の回転数とを掛け合わせて得られた値を減速判定部70に供給する。
トルク換算部64から供給されるトルク値は、旋回油圧モータ21が正回転しており且つ加速中である場合は正の値(プラス)となり、旋回油圧モータ21が正回転しており且つ減速中である場合は負の値(マイナス)となる。一方、トルク換算部64から供給されるトルク値は、旋回油圧モータ21が逆回転しており且つ加速中である場合は負の値(マイナス)となり、旋回油圧モータ21が逆回転しており且つ減速中である場合は正の値(マイナス)となる。
減速判定部70は、乗算部66から供給された値と、予め設定された閾値とを比較し、乗算部66から供給された値が閾値未満のときには減速中であることを示す値として"1"を出力し、乗算部66から供給された値が閾値以上のときには減速中では無いことを示す値として"0"を出力する。減速判定部70から出力された値は論理積(AND)部72の入力端に供給される。旋回用電動機300により発電させているときは、確実に減速状態である必要がある。すなわち、Aポート側の圧力とBポート側の圧力との差圧が、確実にマイナスである必要がある。このため、発電電力を発生させるための閾値は、マイナスの値となる。
論理積部72のもう一方の入力端には、上述の発電許可フラグ生成部58から出力される発電許可フラグ(発電許可を示す"1"又は発電不可を示す"0")が入力される。論理積部72は、減速判定部70から供給される値と発電許可フラグとの論理和を求め、得られた値を出力する。論理積部72から出力される値は、発電許可フラグが"1"であり且つ旋回油圧モータ21が減速中であることを示す値が"1"のときにのみ"1"となり、それ以外の条件であるとき(発電許可フラグが"0"であるとき又は減速中では無いとき)には"0"となる。したがって、論理積部72が出力する値が、"1"のときにのみ旋回用電動機300を発電運転させる。
そこで、論理積部72から出力する値を切替部74に供給し、旋回用電動機300の発電電流を制御するモータ制御電流指令を切り替える。具体的には、切替部74は、論理積部72から供給された値が"0"である場合には、発電電流をゼロにするモータ制御電流指令を出力する状態に切り替える。すなわち、発電許可フラグが"0"(発電不可)であるか又は減速中では無い場合は、モータ制御電流指令をゼロにして旋回用電動機300が発電運転を行わないようにする。
一方、論理積部72から供給された値が"1"である場合には、切替部74は、旋回用電動機300が発電運転を行うようにモータ制御電流指令を出力する状態に切り替える。ここで、モータ制御電流指令を生成するための発電トルク指令は、エンジン11の出力、電動発電機12の出力、蓄電系120の蓄電量などに基づいて決定される指令値であるが、旋回用発電機300の回転方向(すなわち旋回油圧モータ21の回転方向)は考慮されていない。そこで、減速比換算部68からの出力を符号検出部76に供給して旋回油圧モータ21の回転数の符号(正の値か負の値か)に基づいて、旋回用発電機300の回転方向を判定する。符号検出部76は、旋回油圧モータ21の回転数が正の値のときは正回転を示す値として"1"を出力し、旋回油圧モータ21の回転数がゼロのときは停止していることを示す値として"0"を出力し、旋回油圧モータ21の回転数が負の値のときは逆回転を示す値として"−1"を出力する。符号検出部76から出力される値は、乗算部78において発電トルク指令に掛け合わされ、旋回用発電機300の回転方向が考慮された発電トルク指令となる。
なお、切替部74において発電トルク指令が選択されると、発電トルク指令はローパスフィルタ80を介して出力される。ローパスフィルタ80は、発電トルク指令に時定数を掛けてモータ制御電流指令にし、旋回用発電機300のトルクが滑らかに立ち上がるように制御する。
次に、上述の可変リリーフバルブ制御と旋回用電動機発電制御により達成される旋回用電動機300による回生制御について説明する。図8は回生制御を行った際の制御要素の変化を示すタイムチャートである。図8(a)は上部旋回体3に加わる旋回トルク(旋回機構2に加わる旋回トルクに相当する)の変化を示す。図8(b)は旋回用電動機300により発生するトルクの変化を示す。図8(c)は旋回用電動機300の回転数(上部旋回体3の旋回速度に相当する)の変化を示す。図8(d)はA側の可変リリーフバルブ324Aに設定されたリリーフ圧の変化を示し、図8(e)はA側の可変リリーフバルブ324Aに設定されたリリーフ圧の変化を示す。
図8に示す例では、旋回油圧モータ21が時刻t1において正回転方向に加速され、時刻t2において減速され、時刻t3において停止している。その後、旋回油圧モータ21は時刻t4において逆回転方向に加速され、時刻t2において減速され、時刻t3において停止している。したがって、図8(c)に示すように、旋回用電動機300の回転数は、時刻t1から時刻t2にかけてゼロから上昇し、その後、時刻t2から時刻t3にかけて減少しゼロに戻る。時刻t1から時刻t2までは、図8(a)に示すように、旋回機構2に作用する旋回トルクは加速トルクであり、旋回油圧モータ21が駆動して発生するトルクである。
時刻t1において旋回油圧モータ21が正回転方向に加速されると、図6における符号検出部44は正回転を示す値"1"を出力する。また、旋回用電動機300の回転数が、時刻t1から上昇し始めると、時刻t1より少し後に回転数閾値を越え、図6に示す回転数比較部48は回転しているということを示す値"1"を出力する。これにより、乗算部50から値"1"が出力される。すると、モード設定部52の切替部56が発電時モードに切り替えを行い、B側の可変リリーフバルブ324Bのリリーフ圧が低い圧力に設定される。これにより、図8(e)に示すように、B側の可変リリーフバルブ324Bのリリーフ圧は、時刻t1を過ぎてから通常時モードの高いリリーフ圧から発電時モードの低いリリーフ圧へと減少する。一方、モード設定部52の切替部54は、乗算部50から出力される値が"1"でありelse("−1"以外)であるので、切り替えは行なわれず、通常時モードが維持される。したがって、図8(d)に示すように、A側の可変リリーフバルブ324Aのリリーフ圧は、時刻t1を過ぎてからも通常時モードの高いリリーフ圧に維持される。
このように、旋回油圧モータ21が正回転方向に加速しはじめた段階で、A側の可変リリーフバルブ324Aのリリーフ圧は通常時モードの高いリリーフ圧に維持されるが、B側の可変リリーフバルブ324Bのリリーフ圧は発電時モードの低いリリーフ圧へと減少する。ただし、この時点では旋回油圧モータ21は加速中であり、旋回用電動機300による発電は行われない。すなわち、時刻t1を過ぎてから時刻t2までの間は、発電許可フラグが発電を許可する値"1"となっているが、図7に示す減速判定部70から出力される値は"0"であり、論理積部72は値"0"を出力するので、切替部74からの出力はゼロ指令であり、旋回用電動機300は発電運転を行わない。
時刻t2になると、旋回油圧モータ21による旋回加速は停止され、旋回油圧モータ21による旋回減速が行なわれる。したがって、時刻t2まで上昇していた旋回電動機300の回転数は、時刻t2において減少に転じ、時刻t3においてゼロになり、旋回電動機300は停止する。このとき、旋回機構2に対して旋回油圧モータ21が発生する減速トルクが加わるが、図8(e)に示すようにB側の可変リリーフバルブ324Bのリリーフ圧は時刻t2より前に発電時モードの低いリリーフ圧に変更されており、旋回油圧モータ21は低いリリーフ圧に相当する減速トルクしか発生しない。
一方、時刻t2において減速が開始されると、図7における減速判定部70は減速を示す値"1"を出力する。したがって、すでに図6の発電許可フラグ生成部58からは発電許可フラグとして"1"が出力されているので、論理積部72は、発電許可フラグの値"1"と減速を示す値"1"との論理輪をとって、値"1"を出力する。これにより、図7における切替部74は、発電トルク指令が選択されるように切り替えを行ない、モータ制御電流指令が出力される。したがって、時刻t2において、旋回用電動機300はモータ制御電流指令に従って発電を行ない、図8(b)に示すように、旋回用電動機300による減速トルク(制動トルク)が発生する。
以上のように、旋回機構2に加わる減速トルクは、図8(a)に示すように、低いリリーフ圧に相当する減速トルクと旋回用電動機300による減速トルク(点線で示す)との和となる。このように、減速時の回生発電により発生する減速トルク分だけ、旋回油圧モータ21で発生する減速トルクを低減しているので、時刻t2から時刻t3までの間に発生する減速トルクは、旋回用電動機300が設けられていない場合に旋回油圧モータ21のみで発生する減速トルクに等しくすることができる。これにより、減速時に回生発電が行なわれて減速トルクが発生しても、旋回機構2に加わる減速トルクは従来と同様であり、操作者への違和感(自分が意図した減速より大きく減速したこと)を無くすことができる。
ここで、旋回が停止する時刻t3の少し前において、旋回用電動機300の回転数が回転数閾値より小さくなるので、図6における回転数比較部48からは、回転数が閾値未満となったことを示す値"0"が出力される。したがって、乗算器50が出力する値は、"1"から"0"へと変化する。しかし、乗算器50の出力は"−1"以外(else)であるので、モード設定部52の切替部54は通常時モードを維持し、A側の可変リリーフバルブ324Aのリリーフ圧は通常時モードの高いリリーフ圧のままに維持される。一方、乗算器50の出力は"1"以外(else)となるので、モード設定部52の切替部56は通常時モードへの切り替えを行ない、B側の可変リリーフバルブ324Bのリリーフ圧は通常時モードの高いリリーフ圧に戻される。
以上の時刻t1〜時刻t3までの制御は、旋回油圧モータ21が正回転方向に加速及び減速を行なうときの制御である。時刻t4〜時刻t6までの間は、旋回油圧モータ21が逆回転方向に加速及び減速を行なうときの制御であるが、トルク及び回転数の符号(正負)が変わるだけで、実質的な制御は時刻t1〜時刻t3までの制御と変わりないので、その説明は省略する。
次に、図7に示す旋回用電動機発電制御において、旋回用電動機の速度(回転数)に基づいてモータ制御電流指令を生成する構成について、図9を参照しながら説明する。図9において、図7に示す構成部分と同等の部分には同じ符号を付し、その説明は省略する。
図9に示す構成では、発電トルク指令は用いられず、運転者のレバー操作により生成されたレバー信号から生成した速度指令を用いる。論理積部72は、発電許可フラグの値と旋回油圧モータ21の減速を示す値との論理和を選択切替部82に供給する。選択切替部82は、論理積部72から出力される値が"1"のときにはレバー信号から生成した速度指令を選択してこの速度指令が減算部84を介してトルク指令生成部86に供給されるように切り替え、論理積部72から出力される値が"0"のときには、減速比換算部68から出力される旋回油圧モータ21の速度値(回転数)を選択してこの速度値が減算部84を介してトルク指令生成部86に供給されるように切り替える。減算部84は、減速比換算部68から出力された旋回油圧モータ21の速度値を減算するものである。
したがって、論理積部72から出力される値が"0"のときには、減速比換算部68から出力される旋回油圧モータ21の速度値が選択されて減算部84に供給され、減算部84では減速比換算部68から出力される旋回油圧モータ21の速度値が減算されるため、減算部84からはゼロ指令値が出力され、このゼロ指令値がトルク指令生成部86に供給される。したがって、トルク指令生成部86が生成するモータ制御電流指令はゼロであり、旋回用発電機300は発電運転を行なわない。
一方、論理積部72から出力される値が"1"のときには、レバー信号から生成された速度指令が選択されて減算部84に供給され、減算部84では減速比換算部68から出力される旋回油圧モータ21の速度値が減算される。したがって、減算部84からは、操作者の操作に基づいた速度指令から旋回油圧モータ21の現在の速度を減算した値が出力され、この値がトルク指令生成部86に供給される。したがって、トルク指令生成部86が生成するモータ制御電流指令は、操作者が意図する減速トルクから、旋回油圧モータ21により発生する減速トルクを減算した減速トルクに相当する。すなわち、旋回用電動機300はこの減速トルクが発生するように発電運転を行なえばよい。
なお、トルク指令生成部86が生成するモータ制御電流指令は、可変リリーフバルブ324A,324Bのリリーフ圧を下げたことによる旋回油圧モータ21の減速トルクの減少分より大きくならないように、上下限制限部88でリミットがかけられ、所定の範囲に収められてから出力される。
上述の実施形態では、旋回油圧モータ21に対して旋回用電動機300が直接あるいは変速機を介して接続されているが、図10に示すように、旋回用電動機300を旋回機構2に直接あるいは変速機23を介して接続することもできる。図10において、図3に示す構成部品と同等な部品には同じ符号を付し、その説明は省略する。
1 下部走行体
1A、1B 油圧モータ
2 旋回機構
3 上部旋回体
4 ブーム
5 アーム
6 バケット
7 ブームシリンダ
8 アームシリンダ
9 バケットシリンダ
10 キャビン
11 エンジン
12 電動発電機
13 変速機
14 メインポンプ
15 パイロットポンプ
16 高圧油圧ライン
17 コントロールバルブ
18A,18B インバータ
21 旋回油圧モータ
22 変速機
25 パイロットライン
26 操作装置
26A、26B レバー
26C ペダル
27 油圧ライン
28 油圧ライン
29 圧力センサ
30 コントローラ
42 減速比率換算部
44 符号検出部
46 絶対値検出部
48 回転数比較部
50 乗算部
52 モード設定部
54,56 切替部
58 発電許可フラグ生成部
62 減算部
64 トルク換算部
66 乗算部
68 減速比換算部
70 減速判定部
72 論理積部
74 切替部
76 符号検出部
78 乗算部
80 ローパスフィルタ
82 選択切替部
84 減算部
86 トルク指令生成部
88 上下限制限部
120 蓄電系
300 旋回用電動機
320 油圧回路
322A,322B 油圧ライン
324A,324B 可変リリーフバルブ
326 メイクアップ油圧ライン
328A,328B 逆止弁
330 作動油タンク

Claims (8)

  1. 旋回体を有する建設機械であって、
    該旋回体を旋回駆動する旋回機構と、
    該旋回機構を駆動して前記旋回体を旋回させる旋回油圧モータと、
    該旋回油圧モータを駆動制御する油圧回路と、
    前記旋回体の減速時に回生発電を行なう旋回用電動機と
    を有し、
    前記旋回体を減速する際に、前記旋回用電動機にて発電する間、前記旋回油圧モータが発生する減速トルクを低減することを特徴とする建設機械。
  2. 請求項1記載の建設機械であって、
    前記旋回油圧モータから作動油が排出される側の作動油供給排出ポートに接続されたリリーフバルブのリリーフ圧を下げることで、前記旋回油圧モータが発生する減速トルクを低減することを特徴とする建設機械。
  3. 請求項1又は2記載の建設機械であって、
    前記リリーフバルブのリリーフ圧を、前記旋回油圧モータの加速中に予め下げておくことを特徴とする建設機械。
  4. 請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の建設機械であって、
    前記旋回油圧モータから作動油が排出される側のポートに接続されたリリーフバルブのリリーフ圧は、前記旋回油圧モータの回転速度に基づいて下げられることを特徴とする建設機械。
  5. 請求項1乃至4のうちいずれか一項記載の建設機械であって、
    前記旋回用電動機の電流指令値は、前記旋回油圧モータの回転速度と、前記旋回油圧モータの2つの作動油供給排出ポートの油圧の差とに基づいて設定されることを特徴とする建設機械。
  6. 請求項1乃至5のうちいずれか一項記載の建設機械であって、
    前記旋回用電動機の電流指令値は、予め設定された発電トルクに基づいて設定されることを特徴とする建設機械。
  7. 請求項1乃至5のうちいずれか一項記載の建設機械であって、
    前記旋回用電動機の電流指令値は、前記旋回油圧モータへの速度指令値に基づいて設定されることを特徴とする建設機械。
  8. 請求項1乃至7のうちいずれか一項記載の建設機械であって、
    前記旋回油圧モータの加速中には、前記旋回用電動機にゼロ速度指令が供給されて前記旋回用電動機は駆動されないことを特徴とする建設機械。
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