JP2012125989A - 冊子状送付物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】封書表紙片2と封書裏紙片3との間に中綴じ用紙片4a、4bが一側端縁で接着され、中綴じ用紙片4a、4bには、葉書用紙片部7が設けられ、折り畳み予定線8により第1葉書用紙片部7aと第2葉書用紙片部7bに区分けされ、第2葉書用紙片部7a上に右端辺に沿って粘着剤16が設けられ、粘着剤16がない領域に再剥離再貼付可能な粘着剤9が設けられ、粘着剤16及び再剥離再貼付可能な粘着剤9の上側に剥離紙10が貼付され、第1葉書用紙片部7aには、葉書用紙片部7を折り畳み予定線8から折り畳んだ場合に、第2葉書用紙片部7bの粘着剤16と重なる領域を挟んで両側にハーフカット18a、18bが形成され、封書表紙片2と封書裏紙片3の三周縁部が直接重なり合う部分において剥離可能に接着されている。
【選択図】図3
Description
例えば通信会社では、顧客に対して商品の広告宣伝のために利用したり、また過去に製品を購入した顧客の購買情報に基づいて、その関連商品の販売促進を行うために冊子状のダイレクトメールを送ったりすることもある。
これらのダイレクトメールを利用する際において特に重要な点としては、まず発送されたダイレクトメールが、受取人により開封されるという点であり、開封率をいかにしてアップさせることができるかが重要となる。
通常ダイレクトメールでは、受取人である顧客にとって要求もしていない送付物が突然に届くことが多いため、ダイレクトメールを受け取った顧客が、そのダイレクトメールを開封しないまま内容も見ずに廃棄してしまう傾向がある。
したがって、ダイレクトメールの送り主側としては、販売促進上の第一段階として、まず顧客にダイレクトメールの封筒を開けてもらい、内容物を見てもらうようにすることが重要となる。
そのために、ダイレクトメールの開封率をアップさせるような工夫が求められている。
更に、2枚のシートが貼り合わせた圧着式のハガキであると、受取人からの申込を受けるため等の返信用の葉書用紙等を同封して送りたい場合でも、同封することができないという不便がある。
参考文献2は、冊子の上端と下端が接着されていないため、冊子内に個人情報などが記載されている場合、盗み見られる可能性があるという問題がある。
また参考文献3、4では、二つ折りされる表紙片および裏表紙片の間に小冊子本体を挟み込んで取り付けるために中綴じ用の金具を使用する必要や、更に、二つ折りされる表紙片および裏表紙片の間に小冊子本体を挟み込んで取り付ける中綴じ工程を行うための高価な製造設備が必要でありコストがかかるなどの問題がある。
更に、2つ折り用の葉書用紙が内蔵されているので、その内蔵された葉書用紙を使用して葉書で簡単に申し込みなどを行うことができるという効果がある。
更に、2つ折り用の葉書用紙で作成された葉書が不正に開封された場合には、葉書の一端辺縁部分に設けられた粘着剤により接着されているハーフカットの部分から紙剥けするために、開封した痕跡が残ることで開封されたことを確認することができ、また紙向けされた部分も簡単に再接着することができないので、不正があったことを確認できるという効果がある。
図1乃至図3に示すように、本発明の実施形態に係る冊子状送付物1は、矩形形状からなり、略同一寸法を有する封書表紙片2と封書裏紙片3との間に、前記封書表紙片2又は前記封書裏紙片3よりも縦横寸法が小さなサイズを有する複数枚の中綴じ用紙片4a,4bが重ね合わされた構成を有している。
尚、この実施形態では、2枚の中綴じ用紙片4a,4bを備えた形態について説明してあるが、中綴じ用紙片は、使用者の必要に応じて2枚に限らず所望の枚数を用いることができる。
上記したように、複数枚の中綴じ用紙片4a,4bの縦横寸法が、前記封書表紙片2と前記封書裏紙片3の縦横寸法よりも小さなサイズで形成されているので、封書表紙片2の三周縁部と、封書裏紙片3の三周縁部とにおいて、直接接触して重なり合う部分が設けられている。
また、封書表紙片2と複数枚の中綴じ用紙片4a,4bと封書裏紙片3とは、それら紙片の左側の一側端縁部において、それぞれが接着剤5により接着された綴じ部により一体化されている。
葉書用紙片部7には、該葉書用紙片部7の横方向の略中央部に折り畳み予定線である折り用ミシン目8が、前記切り取り用ミシン目6と平行に形成されている。
また、葉書用紙片部7については、図3に示すように、葉書用紙片部7において折り用ミシン目8で2つに区画された左側にある一方を第1葉書用紙片部7aとし、右側にある他方を第2葉書用紙片部7bとして説明する。
また、再剥離再貼付可能な粘着剤9の上面には、剥離紙10が剥離可能に貼付されている。
この再剥離再貼付可能な粘着剤9とは、その再剥離再貼付可能な粘着剤9の上面に貼付されている剥離紙10を剥離させて、折り用ミシン目8から葉書用紙片部7を2つ折りさせて接着剤9により貼着させた後でも、貼着してある葉書用紙片部7を再度剥離することが可能な接着力を有する接着剤であり、従来から公知の接着剤を用いることができる。
この再剥離再貼付可能な粘着剤9は、密着面の密着及び再剥離を容易にするように調整されており、バインダー成分と粘着性微球成分等が混合されている。
バインダー成分は、アクリルエマルジョン型粘着剤等が用いられ、粘着性微球成分には、大きさが10〜150μmの微粒子状でメタアクリル酸エステル等の材質が使用される。
また、剥離効果を増すために剥離紙10の裏面であって、第2葉書用紙片部7bの上面に設けられた粘着剤16と接触する領域に剥離剤17を設けてもよい。
この平行に形成されたハーフカット18a,18bは、葉書用紙片部7で2つ折りの葉書を作成する時に、折り用ミシン目8から葉書用紙片部7を2つ折りすることで、粘着剤16が平行に形成されたハーフカット18a,18bの間の領域部分で接着されるように構成してある。
仮に第三者が不正に2つ折り葉書を見開いた場合には、平行に形成されたハーフカット18a,18bの間の部分で紙剥けが生じるために、その紙剥けされた状態から、第三者が不正に2つ折り葉書を見開いた痕跡が残るようにしてある。
また、葉書の裏面となる葉書用紙片部7a又は葉書用紙片部7bの裏面には、図7に示すように予め申込欄13など所望の印刷をしておくことが好ましい。
封書表紙片2と封書裏紙片3は、封書表紙片2の三周縁部と、封書裏紙片3の三周縁部と、が直接重なり合う部分において、剥離可能な擬似接着剤11により剥離可能に接着されている。
いずれにしても、封書表紙片2の三周縁部において郵送中に簡単に剥離することなく、開封時に材破することなく開封できる構造となっていればよい。
また、封書表紙片2の三周縁部と、封書裏紙片3の三周縁部と、を剥離可能に接着する擬似接着剤11は、図2に示すように「OPEN」という表示がされている封書表紙片2と封書裏紙片3の1つの角部の領域を除いて設けることが好ましい。
これにより紙片の角部を指でつまんで簡単に開封させることができる。
この場合は、冊子状送付物1を手渡しする配布用封筒として用いる場合に適する。
冊子状送付物1は、図1に示すように封書表紙片2の三周縁部と、封書裏紙片3の三周縁部と、が直接接触状態で重なり合う部分において、剥離可能な擬似接着剤11により剥離可能に接着されて、密封された状態で郵送され、または配布される。
次に、冊子状送付物1の受取人は、図1に示すように封書表紙片2の角部の「OPEN」表示部分14から指で紙片を摘んでめくり上げて、図2に示すように開封させる。
そして、開封した受取人は、封書表紙片2の裏面や、中綴じ用紙片4a及び封書裏紙片3などに記載されている内容を読んだ後に、受取人が、それらの内容に基づいて申し込みを行なう場合には、中綴じ用紙片4bの葉書用紙片部7aに印刷されている申込欄13などに申し込み内容を記入する。
そして、この葉書15を郵便ポストに投函するなどして郵送させる。
また、冊子状送付物1の内部に申込書や返信用葉書が備えられているので、受取人が直ぐに返信用の葉書を用いて申し込みの処理を行うことができるように構成されている。
2 封書表紙片
3 封書裏紙片
4a,4b 中綴じ用紙片
5 接着剤
6 切り取り用ミシン目
8 折り用ミシン目
7 葉書用紙片部
7a 第1葉書用紙片部
7b 第2葉書用紙片部
9 再剥離再貼付可能な粘着剤
10 剥離紙
11 擬似接着剤
13 申込欄
14 「OPEN」表示部分
15 葉書
16 粘着剤
17 剥離剤
18a,18b ハーフカット
Claims (3)
- 略同一寸法を有する封書表紙片と封書裏紙片との間に、前記封書表紙片又は前記封書裏紙片よりも縦横寸法が小さなサイズを有する中綴じ用紙片が、前記封書表紙片の三周縁部と、前記封書裏紙片の三周縁部とにおいて直接重なり合う領域を残した状態で重ね合わされ、前記封書表紙片と前記封書裏紙片と前記中綴じ用紙片の一側端縁で接着された綴じ部により一体化されている冊子状送付物であって、
前記中綴じ用紙片には、前記一側端縁部と平行に形成された切り取り予定線により区分けされた葉書用紙片部が、前記綴じ部の反対側に設けられ、
前記葉書用紙片部は、該葉書用紙片部の略中央部に前記一側端縁部と平行に形成された折り畳み予定線により第1葉書用紙片部と第2葉書用紙片部に区分けされ、
前記第2葉書用紙片部の封書表紙片側の面の前記折り畳み予定線と反対側の端辺に沿って帯状に粘着剤が設けられ、更に、前記粘着剤が設けられていない領域には、再剥離再貼付可能な粘着剤が設けられ、前記粘着剤及び前記再剥離再貼付可能な粘着剤の上側に剥離紙が剥離可能に貼付され、
前記第1葉書用紙片部には、前記葉書用紙片部を前記折り畳み予定線から2つに折り畳んだ場合に、前記第2葉書用紙片部の粘着剤と重なる領域を間に挟んで両側の位置にハーフカットが形成され、
前記封書表紙片と前記封書裏紙片は、前記封書表紙片の三周縁部と、前記封書裏紙片の三周縁部と、が直接重なり合う部分において剥離可能に接着されていることを特徴とする冊子状送付物。 - 前記切り取り予定線がミシン目であることを特徴とする請求項1記載の冊子状送付物。
- 前記折り畳み予定線がミシン目であることを特徴とする請求項1記載の冊子状送付物。
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2010
- 2010-12-15 JP JP2010278766A patent/JP5750880B2/ja active Active
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