JP2012124981A - ブラシレスモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 特別な部材を追加することなくロータの抜け止め構造を実現できるブラシレスモータを実現する。
【解決手段】 軸受部の周囲に配されたステータコア14とステータコアの表面に配されたコアカバー15を有するステータSと、回転軸22とロータケース21と駆動用磁石25を有するロータRとを具備するブラシレスモータにおいて、コアカバー15自体に、回転軸22の溝22aに入り込む抜け止め部を一体に形成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ディスク、光磁気ディスク等を回転させるためのブラシレスモータに関する。
ディスクに記録された情報を読み取り、あるいは情報をディスクに書き込むヘッド機構を備えたディスク装置は、例えばCD、DVD、MD等の光ディスク、光磁気ディスク装置として知られている。
このようなディスク装置では、ディスクを回転駆動するいわゆるスピンドルモータとして、外転型のブラシレスモータが用いられている。
ディスク装置の使用に際しては、スピンドルモータのロータに一体化されたターンテーブルに対してディスクを着脱させる必要があり、ディスクをターンテーブルから取り外す際には、ロータが軸受から抜ける方向の力が加わる。そのため、スピンドルモータには、ロータが軸受から抜けないようにするための機構が要求される。
このような要求に対し特許文献1では、図11に示すように、軸受ハウジング103に保持された軸受102の端部に、回転軸101の外径よりも小さい孔を有する弾性体のワッシャ104をキャップ105により固定し、回転軸101のワッシャ104を貫通する部分にスリット101aを設けている。
図11のスピンドルモータによれば、ディスクを取り外す際にロータが図11の上方向に移動すると、ワッシャ104の内径部が回転軸101のスリット101aを設けた段差部分に当接し、ロータがステータから抜けるのを防止することができる。
また、図11のスピンドルモータによれば、回転軸101のスリット101aとワッシャ104とで構成されたラビリンスによって、軸受部のオイルが飛散するのを防止することもできる。
特開平11−55898号公報
しかしながら、図11のモータでは、ロータの抜け止め機構やオイルの飛散防止機構のために、ワッシャ104とキャップ105を必要とするため、部材数が増え、製造コストがアップする問題がある。
そこで、本発明は、特別な部材を追加することなくロータの抜け止め構造を実現できるブラシレスモータを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の請求項1のブラシレスモータは、
軸受部と、前記軸受部の周囲に配されたステータコアと、前記ステータコアの表面に配されたコアカバーを有するステータと、
前記軸受部に回転可能に支持された回転軸と、前記回転軸と一体に回転するロータケースと、前記ロータケースに固定された駆動用磁石を有するロータと、を具備するブラシレスモータにおいて、
前記回転軸は、外周に円環状の溝を有し、
前記コアカバーは、前記溝に入り込む抜け止め部を有することを特徴としているものである。
また、本発明の請求項2のブラシレスモータは、
軸受部と、前記軸受部の周囲に配されたステータコアと、前記ステータコアの表面に配されたコアカバーを有するステータと、
前記軸受部に回転可能に支持された回転軸と、前記回転軸と一体に回転するロータケースと、前記ロータケースに固定された駆動用磁石を有するロータと、を具備するブラシレスモータにおいて、
前記ロータケースは、前記回転軸が取り付けられるバーリング部の外周に円環状の溝を有し、
前記コアカバーは、前記溝に入り込む抜け止め部を有することを特徴とするブラシレスモータ。
また、本発明の請求項3のブラシレスモータは、請求項1または請求項2のブラシレスモータにおいて、前記コアカバーは、前記軸受部の上面を覆っていることを特徴としているものである。
また、本発明の請求項4のブラシレスモータは、請求項1乃至3のいずれかのブラシレスモータにおいて、前記ステータコアは、中心側の円環状部と、該円環状部に連結された複数の突極が形成された板状コアで構成され、前記円環状部に、前記ロータケースを吸引する吸引用磁石が配され、前記コアカバーは、前記吸引用磁石を位置決めするための位置決め部を有することを特徴としているものである。
本発明のブラシレスモータによれば、コアカバーに、回転軸の溝もしくはロータケースのバーリング部の溝に入り込む抜け止め部を設けているため、特別な部材を追加することなくロータの抜け止め構造を実現できる。
また、コアカバーが軸受部の上面を覆うようにしたものにあっては、特別な部材を追加することなく軸受内のオイルの飛散を防止することができる。
また、コアカバーに、吸引用磁石を位置決めするための位置決め部を更に設けたものにあっては、特別な部材を追加することなくロータの抜け止め構造及びロータの吸引構造を実現できる。
本発明の第1の実施形態例に係るブラシレスモータM1の側面図であり、紙面右半分を断面で示している。 図1のブラシレスモータにおけるステータコア14の平面図である。 図1のブラシレスモータにおけるコアカバー15を示し、(a)は平面図、(b)は(a)の線A−Aに沿って切断した断面図である。 本発明のブラシレスモータに適用できるコアカバーの別の例を示し、(a)は平面図、(b)は(a)の線B−Bに沿って切断した断面図である。 本発明のブラシレスモータに適用できるコアカバーの別の例を示し、(a)は平面図、(b)は(a)の線C−Cに沿って切断した断面図である。 本発明のブラシレスモータの別の例を示す側面図であり、紙面右半分を断面で示している。 本発明の第2の実施形態例に係るブラシレスモータM2の側面図であり、紙面右半分を断面で示している。 図7のブラシレスモータにおけるコアカバー15Cを示し、(a)は平面図、(b)は(a)の線D−Dに沿って切断した断面図である。 本発明のブラシレスモータに適用できるコアカバーの別の例を示し、(a)は平面図、(b)は(a)の線E−Eに沿って切断した断面図である。 本発明のブラシレスモータに適用できるコアカバーの別の例を示し、(a)は平面図、(b)は(a)の線F−Fに沿って切断した断面図である。 従来例のスピンドルモータの断面図である。
以下に図面に基づいて本発明の実施の形態を例示的に説明するが、本発明はこれらの実施形態例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において各構成部材などを適宜変更して実施できるものである。
(第1の実施形態例)
本実施形態例に係るブラシレスモータの構成を図1により説明する。図1は本例のブラシレスモータM1を示す側面図であり、紙面右半分を断面で示している。
このブラシレスモータM1は、主に、ステータSとロータRとで構成されている。
ステータSは、軸受ホルダ12と軸受13からなる軸受部と、この軸受部の周囲に配されたステータコア14と、ステータコア14の表面に配されたコアカバー15、16を有する。
軸受ホルダ12は、真鍮を有底円筒状に切削加工したものであり、表面に印刷回路を形成したいわゆる鉄基板あるいは印刷配線板に鉄板を重ねて取り付けたベース11に取り付けられている。
また、ベース11上には、後述の駆動用磁石25と対向するようにホール素子18が設けられており、このホール素子18によってロータRの回転を検出することができるようになっている。
軸受ホルダ12の内側には軸受13が収容されて軸受部を構成しており、軸受ホルダ12の外側にはステータコア14が取り付けられている。
また、軸受ホルダ12の底部にはスラスト部材が固定されており、このスラスト部材に後述の回転軸22の下端が当接することにより、ロータRの下方側への移動を制限している。
軸受13は、筒状の焼結メタルに潤滑油を含浸させたもので、軸受ホルダ12の内周側に圧入等で固定されている。
なお、軸受ホルダ12と軸受13は同一材料で一体化しても良いし、ベース11と樹脂等で一体化させる構成でも良い。
ステータコア14は、図2に示すように、中心側の円環状部14aと、この円環状部14aの外周に連結されて磁気的につながった複数の突極14bが形成された板状コアの積層体からなる。なお、本例のステータコア14は、30度ピッチで12個の突極14bを有している。
このステータコア14は、円環状部14aの内側に軸受ホルダ12を嵌め込むことにより、軸受ホルダ12に対し固定されている。
ステータコア14は、磁性金属材料により形成されており、通常磁性金属材料は導電性材料でもあることから、ステータコアの表面には、上下方向から絶縁性樹脂からなるコアカバー15、16がそれぞれ配され、これらのコアカバー15、16を介してコイル17が巻かれている。本例では、コイル17はスター結線で三相とするため、U、V、W相が各突極14bに順に巻かれ、各相のコイルはそれぞれ4個の突極に巻かれている。
上側のコアカバー15は、図3に示すように、ステータコア14の円環状部14aに配される環状部15aと、この環状部15aの外周に放射状に連結された複数の分岐部15bと、環状部15aの内径側に立設された環状壁15cと、環状壁15cから内径側に突き出る鍔部15dからなる。
分岐部15bは、凹形状の断面を有し、ステータコア14の突極14bと同様、30度ピッチで12個設けられており、ステータコア14の各突極14bに装着される。
環状壁15cは、軸受ホルダ12の上部の外周に配される。
鍔部15dは、軸受ホルダ12と軸受13の上面を覆うように配される。
鍔部15dの中央には孔15eが設けられており、後述の回転軸22は孔15eを通して軸受部に挿入されている。
鍔部15dは、詳しくは後述するが、ロータRに図1の上方向への力が作用した際に、ロータRがステータSから抜けるのを防止するものである。
ロータRは、軸受部に回転可能に支持された回転軸22と、回転軸22と一体に回転するロータケース21と、ロータケース21に固定された駆動用磁石25を有する。
ロータケース21は、磁性を有する板材でキャップ状に形成されており、回転軸22と同軸で円筒状に形成された円筒部21aと、回転軸22と直角な面で形成された平面部21bを有している。
ロータケース21の円筒部21aの内側には、ステータコア14の突極14bと径方向で対向する円筒形状の駆動用磁石25が取り付けられている。この駆動用磁石25は円周方向にNS交互に複数極着磁されている。
また、ロータケース21の平面部21bには、ロータRをターンテーブルとして機能させるために平面部21bに一体に形成されたディスクガイド23および摩擦シート24を有している。
回転軸22は、ロータケース21の平面部21bの中心に固定され、コアカバー15の孔15eを通して軸受13に回転可能な状態で支持されている。
回転軸22の外周には円環状の溝22aが形成されている。
コアカバー15の孔15eの直径は、溝22aが形成されていない部分の回転軸22の直径よりも小さく、溝22aが形成されている部分の回転軸22の直径よりも大きい。これにより、コアカバー15の鍔部15dの内径部は、回転軸22に接触しない状態で溝22aに挿入されている。
ロータRのステータSへの組み付けは、回転軸22を軸受13に挿入することにより行われる。
この組み付けの際、回転軸22が鍔部15dの内径部に当たることになるが、鍔部15dは、樹脂等の弾性材料で構成されているコアカバー15の内側から延設されており、回転軸22によって押圧されると、鍔部15dの内径部は軸方向下方に弾性変形することができる。
そして、最終的には図1に示すように、回転軸22は軸受13に挿通され、コアカバー15の鍔部15dの内径部は、回転軸22に接触しない状態で溝22aに入り込む。
このため、例えばディスクを取り外す際にロータRが図1の上方向に移動すると、溝22aの下面22bが鍔部15dに当接し、ロータRがステータSから抜けるのを防止することができる。
すなわち、回転軸22の溝22aに入り込んでいる鍔部15dは、ロータRがステータSから抜けるのを防止する抜け止め部として機能しているものである。
このように、本例のブラシレスモータM1では、コアカバー15に、回転軸22の溝22aに入り込んで抜け止め部として機能する鍔部15dを一体に形成しているため、特別な部材を追加することなくロータの抜け止め構造を実現できる。
また、本例のブラシレスモータM1では、コアカバーの鍔部15dによって軸受ホルダ12と軸受13の上面が覆われているため、特別な部材を追加することなく軸受内の潤滑油の飛散を防止することができ、モータの高寿命化が図られる。
なお、本例では、ロータRの抜け止め部として機能するコアカバー15の鍔部15dを平坦なリング状に形成しているが、鍔部15dの厚みや形状などを適宜設計することにより、抜け止め力を自由に調整できるものである。具体的には、例えば図4や図5に示すようなコアカバーを用いることができる。
図4のコアカバー15Aは、鍔部15dに切り欠き部15fを設けて複数の舌片に分離し、鍔部15dを容易に弾性変形し得る形状としたものである。
また、図5のコアカバー15Bは、鍔部15dの内側に軸方向下方に傾斜する傾斜部15gを設けたものである。このような形状とすることにより、回転軸22は傾斜部15g上を容易に摺動し、傾斜部15gを容易に弾性変形させることが可能になり、ロータRの組み付けを簡単に行うことができる。また、ロータRの組み付け後は、より大きな抜け止め力を発揮することができる。
また、図1のブラシレスモータでは回転軸22に設けた溝22aに鍔部15dを抜け止め部として入り込ませているが、図6のように、回転軸22が取り付けられるロータケース21のバーリング部21cの外周に円環状の溝21dを形成し、この溝21dに鍔部15dを抜け止め部として入り込ませることもできる。このような構成であっても、特別な部材を追加することなくロータの抜け止め構造を実現でき、また、コアカバーの鍔部15dによって軸受ホルダ12と軸受13の上面が覆われているため、特別な部材を追加することなく軸受内の潤滑油の飛散を防止することができ、モータの高寿命化が図られる。
なお、図6のコアカバー15においても、ロータの抜け止め部として機能する鍔部15dの内径部の形状は、図4や図5に示したコアカバー15A、15Bのように形成することができる。
(第2の実施形態例)
本実施形態例に係るブラシレスモータの構成を図7により説明する。図7は本例のブラシレスモータM2を示す側面図であり、紙面右半分を断面で示している。
本例のブラシレスモータM2と図1のブラシレスモータM1との違いは、本例のブラシレスモータM2では、ロータRをステータS側に吸引するための吸引用磁石31を設けるとともに、吸引用磁石31を位置決めするための位置決め部15hを設けたコアカバー15Cを用いている点である。
ディスクを回転駆動させるスピンドルモータでは、ディスクの回転に伴ってディスクに浮上力が発生する場合がある。この浮上力によってロータが軸方向に移動するとディスクの高さが変化し、データの読取りエラーや書込みエラーが発生し易くなる。
このようなエラーを防止するため、本例のブラシレスモータM2では、ロータRをステータS側に吸引するための吸引用磁石31を設けている。
この吸引用磁石31は、軸方向に2極着磁された円環状の磁石からなり、ステータコア14の円環状部14aの上に配されて、ロータケース21の平面部21bを吸引するようにしている。
吸引用磁石31の位置がモータ毎に異なると、モータの品質にバラツキが生じることになるため、吸引用磁石31を正確に位置決めする必要がある。
このため本例では、図8に示すように、コアカバー15Cに吸引用磁石31を位置決めするための位置決め部15hを設けている。
この位置決め部15hは、分岐部15bの内側で軸方向に立ち上がる環状壁15cと、鍔部15dの下面に形成した垂下壁15iによって構成されている。
環状壁15cと垂下壁15iの高さは吸引用磁石31の厚みにほぼ等しく、環状壁15cの内径は吸引用磁石31の外径にほぼ等しく、垂下壁15iの外径は吸引用磁石31の内径にほぼ等しい。
これにより、鍔部15dの下には、吸引用磁石31が収容される空間32が形成されている。
本例のブラシレスモータM2によれば、吸引用磁石31を位置決め部15hの内側に装着した状態で、コアカバー15Cをステータコア14に装着することにより、吸引用磁石31の中心が回転軸22の中心に一致するように吸引用磁石31は自動的に位置決めされる。
このため、第1の実施形態例のブラシレスモータM1による効果に加え、特別な部材を追加することなく、また特別な治具を用いることなく、ロータRの軸方向への移動を防止する吸引用磁石31を極めて簡単に位置決めして、ロータRの吸引構造を実現することができる。
本例では、吸引用磁石31として円環状のものを用いたが、回転軸の心振れを防止するために、ロータRに回転軸方向(いわゆるスラスト方向)だけでなく半径方向(いわゆるラジアル方向)にも磁力により一定の力を作用させる場合には、吸引用磁石として円弧状の磁石を用いる場合がある。
吸引用磁石として円弧状の磁石を用いる場合には、例えば図9や図10に示すようなコアカバーを用いることができる。
図9に示すコアカバー15Dは、吸引用磁石として180度の円弧状の磁石を用いる場合に適用できるものである。
このコアカバー15Dの位置決め部15hは、分岐部15bの内側で軸方向に立ち上がる環状壁15cと、鍔部15dの下面に半円状に形成した垂下壁15iと、垂下壁15iの両端に連続する仕切り壁15jからなる。
これにより、鍔部15dの下には、180度の円弧状の吸引用磁石が収容される空間32が形成されている。
図10に示すコアカバー15Eは、吸引用磁石として90度の円弧状の磁石を用いる場合に適用できるものである。
このコアカバー15Eの位置決め部15hは、分岐部15bの内側で軸方向に立ち上がる環状壁15cと、鍔部15dの下面に90度の円弧状に形成した垂下壁15iと、垂下壁15iの両端に連続する仕切り壁15jからなる。
これにより、鍔部15dの下には、90度の円弧状の吸引用磁石31が収容される空間32が形成されている。
このように、所定の角度を有する円弧状の吸引用磁石を用いる場合には、コアカバー15Dやコアカバー15Eのように、吸引用磁石の形状に対応する空間32を形成するための仕切り壁15jを一体成形したコアカバーを用いるのがよい。このようなコアカバーを用いれば、吸引用磁石を位置決め部に装着した状態で、コアカバーをステータコアに装着することにより、吸引用磁石を自動的に位置決めすることができる。
なお、図8乃至図10に示したコアカバー15C、15D、15Eにおいても、ロータの抜け止め部として機能する鍔部15dの内径部の形状は、図4や図5に示したコアカバー15A、15Bのように形成することができる。
また、図8乃至図10に示したコアカバー15C、15D、15Eにおいても、ロータの抜け止め部として機能する鍔部15dの内径部を、図6のようにロータケース21のバーリング部21cの溝21dに入り込ませることもできる。
以上説明したように、本発明のブラシレスモータによれば、回転軸の溝もしくはロータケースのバーリング部の溝に入り込む抜け止め部をコアカバー自体に設けているため、特別な部材を追加することなく、必須部材である回転軸(もしくはロータケース)とコアカバーによってロータの抜け止め構造を実現できる。
また、コアカバー自体に、吸引用磁石を位置決めするための位置決め部を更に設けた場合には、特別な部材を追加することなく、また特別な治具を用いることなく、ロータの抜け止め構造及びロータの吸引構造を実現できる。
11 ベース
12 軸受ホルダ
13 軸受
14 ステータコア
14a 円環状部
14b 突極
15、15A、15B、15C、15D、15E、16 コアカバー
15a 環状部
15b 分岐部
15c 環状壁
15d 鍔部
15e 孔
15f 切り欠き部
15g 傾斜部
15h 位置決め部
15i 垂下壁
15j 仕切り壁
17 コイル
18 ホール素子
21 ロータケース
21a 円筒部
21b 平面部
21c バーリング部
21d 溝
22 回転軸
22a 溝
22b 溝の下面
23 ディスクガイド
24 摩擦シート
25 駆動用磁石
31 吸引用磁石
32 空間
M1、M2 スピンドルモータ
R ロータ
S ステータ

Claims (4)

  1. 軸受部と、前記軸受部の周囲に配されたステータコアと、前記ステータコアの表面に配されたコアカバーを有するステータと、
    前記軸受部に回転可能に支持された回転軸と、前記回転軸と一体に回転するロータケースと、前記ロータケースに固定された駆動用磁石を有するロータと、を具備するブラシレスモータにおいて、
    前記回転軸は、外周に円環状の溝を有し、
    前記コアカバーは、前記溝に入り込む抜け止め部を有することを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 軸受部と、前記軸受部の周囲に配されたステータコアと、前記ステータコアの表面に配されたコアカバーを有するステータと、
    前記軸受部に回転可能に支持された回転軸と、前記回転軸と一体に回転するロータケースと、前記ロータケースに固定された駆動用磁石を有するロータと、を具備するブラシレスモータにおいて、
    前記ロータケースは、前記回転軸が取り付けられるバーリング部の外周に円環状の溝を有し、
    前記コアカバーは、前記溝に入り込む抜け止め部を有することを特徴とするブラシレスモータ。
  3. 前記コアカバーは、前記軸受部の上面を覆っていることを特徴とする請求項1または2に記載のブラシレスモータ。
  4. 前記ステータコアは、中心側の円環状部と、該円環状部に連結された複数の突極が形成された板状コアで構成され、
    前記円環状部に、前記ロータケースを吸引する吸引用磁石が配され、
    前記コアカバーは、前記吸引用磁石を位置決めするための位置決め部を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のブラシレスモータ。

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