JP2012123858A - ケース、磁気テープライブラリ装置および収納物の落下防止方法 - Google Patents

ケース、磁気テープライブラリ装置および収納物の落下防止方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数の収納物が収納されているケースから収納物を1つ取り出す場合に、他の収納物が落下することを防止する。
【解決手段】 ケース1は、ケース壁2と、係止部材4と、移動部材5とを有する。ケース壁2には、ケース内部7とケース外部8をつなぐ開口部位10が形成されている。係止部材4は、ケース内部7における予め定められた係止位置Paと、当該係止位置Paとは異なる退避位置Pbとに移動可能である。移動部材5は、ケース内部7に収納されている収納物11が開口部位10を通ってケース外部8に出る場合に係止部材4を退避位置Pbから係止位置Paに移動する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ケース、磁気テープライブラリ装置および収納物の落下防止方法に関する。
図12は、磁気テープカートリッジを収納するケースの一例を模式的に示す斜視図である(特許文献1参照)。このケース100は、図11に示すような磁気テープカートリッジ(以下、略してカートリッジとも記す)101を収納するケースである。このケース100は、図13に示すように、カートリッジ101を2個収納できる。
当該ケース100は、図12に示すように、底壁103と、周壁104と、定荷重ばね105とを有している。
周壁104は、底壁103に立設している。これら底壁103と周壁104によって、カートリッジ101をする収納室110が形成されている。収納室110の大きさは、次に述べる開口部位106から奥側に向かう方向に並ぶ態様で、2個のカートリッジ101を収納できる大きさである(図13参照)。
周壁104には、カートリッジ101を通す開口部位106(以下、抜き差し口とも記す)が形成されている。この抜き差し口106の大きさは、カートリッジ101を1個ずつ通す大きさである。周壁104には、さらに、抜き差し口106の近傍に、舌片部位(レバー)107が形成されている。この舌片部位107の自由端部分には、ストッパ108が設けられている。このストッパ108は、抜き差し口106に突き出ている。また、ストッパ108は、舌片部位107の撓み変形によって、抜き差し口106から後退する方向に移動可能となっている。
上記抜き差し口106に突出しているストッパ108は、収納室110の内部のカートリッジ101の背面111を係止することによって、カートリッジ101が収納室110から抜き差し口106を通って抜け出ることを防止する。
定荷重ばね105は、底壁103に取り付けられている。定荷重ばね105は、収納室110内のカートリッジ101に、抜き差し口106に向かう方向F(図13参照)の付勢力を作用する。なお、そのようにカートリッジ101には付勢力が作用するが、前述したように、カートリッジ101の背面111がストッパ108に係止することにより、ケース100からのカートリッジ101の飛び出しが防止される。
上記のようなケース100からカートリッジ101を取り出す場合には、舌片部位(レバー)107を操作して、ストッパ108とカートリッジ101の係合状態を解除する。これにより、定荷重ばね105の付勢力によって、抜き差し口106に近い方(手前側)のカートリッジ101の一部が抜き差し口106からケース外部に押し出される。この押し出されたカートリッジ101の部分を例えば把持して抜き出すことによって、カートリッジ101の取り出しが完了する。一方、そのカートリッジ101の抜き出しに伴って、定荷重ばね105の付勢力によって、図14に示すように、奥側のカートリッジ101が抜き差し口106に向かって移動する。
特開2010−86578号公報
上記したケース100には、次のような問題が有る。すなわち、ここで、ケース100に2個のカートリッジ101が収納されているとする。この状態から、作業者が、抜き差し口106に近い方(手前側)のカートリッジ101を取り出す場合には、例えば、作業者が、前述したように、舌片部位(レバー)107を操作することによって、ストッパ108とカートリッジ101の係合状態を解除する。これにより、手前側のカートリッジ101が、定荷重ばね105の付勢力によって、抜き差し口106から押し出される。そして、作業者は、そのカートリッジ101を把持してケース100から取り出すことができる。
しかしながら、そのカートリッジ101を取り出した後も引き続き、作業者が、ストッパ108を抜き差し口106から後退させた状態を継続させると、奥側のカートリッジ101の移動をストッパ108で止めることができない。このために、奥側のカートリッジ101も、手前側のカートリッジ101に続いて、抜き差し口106からケース外部に出てくる。作業者が、その奥側のカートリッジ101を取り出すつもりが無い場合には、奥側のカートリッジ101が出てくるとは思わないことが考えられる。この場合には、作業者が奥側のカートリッジ101を受け取らずに、当該カートリッジ101が落下するという事態が発生する危険性が高い。
本発明は上記課題を解決するためになされた。すなわち、本発明の主な目的は、複数の収納物が収納されているケースから収納物を1つ取り出す場合に、他の収納物が落下することを防止できるケース、磁気テープライブラリ装置および収納物の落下防止方法を提供することにある。
本発明のケースは、
ケース内部とケース外部をつなぐ開口部位が形成されているケース壁と、
前記ケース内部における予め定められた係止位置と、当該係止位置とは異なる退避位置とに移動可能な係止部材と、
前記ケース内部に収納されている収納物が前記開口部位を通って前記ケース外部に出る場合に前記係止部材を前記退避位置から前記係止位置に移動する移動部材と
を有している。
本発明の磁気テープライブラリ装置は、
磁気テープカートリッジを収納物として収納する上記本発明のケースが配設される筐体を有し、
前記筐体には、当該筐体に配設されている前記ケースの移動部材の動きを阻止する移動阻止部材が設けられている。
本発明の収納物の落下防止方法は、
ケース内部とケース外部をつなぐ開口部位が形成されているケース壁の内部における予め定められた係止位置と、当該係止位置とは異なる退避位置とに移動可能な係止部材を設け、
前記ケース内部に収納されている収納物が前記開口部位を通って前記ケース外部に出る場合に前記係止部材を前記退避位置から前記係止位置に移動する。
本発明によれば、複数の収納物が収納されているケースから収納物を1つ取り出す場合に、他の収納物が落下することが防止できる。
本発明に係る第1実施形態のケースを簡略化して示す平面図である。 本発明に係る第1実施形態の磁気テープライブラリ装置の構成を説明する際に利用する図である。 本発明に係る第2実施形態のケースを収納物と共に表した斜視図である。 図3のケースに収納物を収納した状態の一形態例を模式的に示す斜視図である。 図3のケースにおいて、第2ストッパが第1ストッパに連動した状態の一例を模式的に示す斜視図である。 図6Bと共に、第1ストッパと第2ストッパの動作例を説明する図である。 図6Aと共に、第1ストッパと第2ストッパの動作例を説明する図である。 図3のケースが配置される磁気テープライブラリ装置の一実施形態を模式的に示す斜視図である。 図7の磁気テープライブラリ装置にケースが設置された状態例を模式的に示す斜視図である。 磁気テープライブラリ装置の筐体に設けられる移動阻止部材の一形態例を示す斜視図である。 図9の移動阻止部材による第2ストッパの移動阻止状態の一形態例を示す斜視図である。 収納物の一形態例を示す斜視図である。 図11を収納するケースの一形態例を模式的に示す斜視図である。 図12のケースに収納物が収納されている状態を表した斜視図である。 図12のケースに収納物が収納されている別の状態を表した斜視図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明に係る第1実施形態のケースを簡略的に示す平面図である。この第1実施形態のケース1は、ケース壁2と、係止部材4と、移動部材5とを有する。ケース壁2には、ケース内部7とケース外部8をつなぐ開口部位10が形成されている。係止部材4は、ケース内部7における予め定められた係止位置Paと、当該係止位置Paとは異なる退避位置Pbとに移動可能である。移動部材5は、ケース内部7に収納されている収納物11が開口部位10を通ってケース外部8に出る場合に係止部材4を退避位置Pbから係止位置Paに移動する。
この第1実施形態のケース1では、ケース1から収納物11を取り出す際に、移動部材5によって、係止部材4が退避位置Pbから係止位置Paに移動する。このため、収納物11とは別の収納物12が開口部位10に向かう方向Bに移動しようとしても、係止部材4が、収納物12を係止できる。これにより、ケース1は、収納物12が開口部位10を通ってケース外部8に出ることを防止できる。すなわち、この第1実施形態のケース1では、ケース1から収納物11を取り出す場合に、他の収納物12が落下する事態を回避できる。
図2は、本発明に係る第1実施形態の磁気テープライブラリ装置を簡略的に示す図である。この磁気テープライブラリ装置13は、筐体14を有している。この筐体14には、磁気テープカートリッジ16を収納物11,12として収納する前述したケース1が配設される。この筐体14は、移動阻止部材15が設けられている。この移動阻止部材15は、筐体14に配設されているケース1の移動部材5の動きを阻止する。
この磁気テープライブラリ装置13は、上記のように、移動阻止部材15を有している。このために、ケース1が筐体14に配設されている状態では、移動阻止部材15によって、移動部材5は動かない。つまり、係止部材4が動かないために、ケース1は、筐体14に配設されている場合には、係止部材4を有していない状態と等価な状態となる。このため、磁気テープライブラリ装置13は、ケース1に対して、大きな設計変更を行うことなく、対応することができる。
(第2実施形態)
以下に、本発明に係る第2実施形態を説明する。
図3は、第2実施形態のケースを収納物と共に簡略化して示す斜視図である。この第2実施形態のケース20は、収納物である磁気テープカートリッジ(カートリッジ)21を収納するケースである。なお、このケース20は、トレイあるいはセルと呼ばれることもある。
この第2実施形態では、ケース20は、ケース壁23と、第1ストッパ24と、係止部材である第2ストッパ25と、移動部材である連動部材26とを有している。ケース壁23は、底壁27と、当該底壁27に立設している周壁28とを有している。これら底壁27と周壁28によって、カートリッジ21を収納する収納室29が形成されている。周壁28には、カートリッジ21が1個ずつ通ることが可能な開口部位である抜き差し口30が形成されている。また、周壁28には、挿入口34が形成されている。この第2実施形態では、周壁28は、抜き差し口30から収納室29の奥側へ、あるいは、収納室29の奥側から抜き差し口30に向かって移動するカートリッジ21を案内する(ガイドする)ガイド壁として機能する。このような周壁28と底壁27による収納室29の大きさは、抜き差し口30から奥側に向かうに従って、図4に示すように、2個のカートリッジ21が並んで収納できる大きさである。
さらに、周壁28の外壁面には、抜き差し口30の近傍に、突出片40a,40bが形成されている。これら突出片40a,40bは、底壁27に連接している周壁基端側から周壁先端側に向かう方向に、空隙を間にして、配置されている。突出片40a,40bには、それぞれ、貫通孔41が形成されている。貫通孔41の形状は、周壁28に対する遠近方向に長い長穴形状である。
さらにまた、周壁28の外壁面には、押さえ部材42の一端部分が固定されている。この押さえ部材42の他端部分は、突出片40a,40bの間の空隙に配置されている。当該押さえ部材42の他端部分は、自由端部となっている。かつ、押さえ部材42は、弾性変形可能な材料により構成されている。このため、押さえ部材42の自由端側に、周壁28から離れる方向の力を加えることによって、押さえ部材42を弾性変形させることができる。このように押さえ部材42が弾性変形している場合には、周壁28に向かう方向の復元力が発生する。
上記突出片40a,40bと押さえ部材42は、周壁28(ケース壁23)に、後述のように連動部材26を保持する保持部材を構成する。
底壁27には、定荷重ばね31が取り付けられている。この定荷重ばね31は、収納室29に収納されているカートリッジ21に対して、抜き差し口30に向かう方向の付勢力を作用する。
第1ストッパ24は、抜き差し口30に突き出る態様で配置されている。図6A、図6Bは、第1ストッパ24を図3のカートリッジ21側から見た模式的な平面図である。なお、図6Aと図6Bにおいては、周壁28の突出片40a,40bおよび押さえ部材42の図示は省略されている。
図4と図6Aに示されるように、第1ストッパ24は、収納室29に収納されているカートリッジ21の背面21bを係止することにより、カートリッジ21が抜き差し口30から出てしまうことを防止する。当該第1ストッパ24は、取り付け部材33に接合されている。当該取り付け部材33は、この第2実施形態では、細板状であり、かつ、弾性変形可能となっている。当該取り付け部材33の一端部分33a(図6A参照)は、周壁28の外壁面に固定されている。取り付け部材33の他端部分33bは、自由端部である。第1ストッパ24は、その取り付け部材33の自由端部分33bに接合している。
図5と図6Bに示されるように、第1ストッパ24は、抜き差し口30から後退する方向αの力が作用することによる取り付け部材33の撓み変形によって、抜き差し口30から後退できる。これにより、第1ストッパ24とカートリッジ21の係合状態が解除となる。この係合状態の解除および定荷重ばね31の付勢力によって、抜き差し口30の近傍に配置されていたカートリッジ21は、抜き差し口30からケース20(収納室29)の外部に押し出される。これにより、カートリッジ21は、ケース20から容易に抜き出し可能となる。
連動部材26は、バー36と、軸部材37とを有している。図4、図5に示されるように、バー36は、周壁28の突出片40a,40bの間の空隙を突き通す態様で配置されている。バー36の一端部分36aは、第1ストッパ24からの押圧力が作用する部分である。バー36の他端部分は、この第2実施形態では、第2ストッパ25として機能する。換言すれば、バー36の他端部分は、第2ストッパ25と一体化している。なお、一体化とは、例えば成型技術等により一体成型される場合と、別々に製造されたバー36と第2ストッパ25が接合材料により接合している場合とを含む。
バー36には、第1ストッパ24からの押圧力が作用する部分36aと、第2ストッパ25との間である部分に、回転中心部位である軸部材37が設けられている。その軸部材37は、突出片40a,40bの貫通孔41に挿通されている。前述したように、貫通孔41の形状は、周壁28に対する遠近方向に長い長穴形状である。このため、貫通孔41に挿通されている軸部材37は、周壁28に対し遠近方向に変位可能であるが、押さえ部材42の弾性変形による復元力によって、軸部材37は周壁28に押し付け固定される。換言すれば、突出片40a,40bおよび押さえ部材42は、連動部材26を周壁28に保持する保持部材である。
バー36は、第1ストッパ24に、抜き差し口30から後退する方向αの力が作用した場合に、その力に基づいた第1ストッパ24からの押圧力を受けて、図6Aの状態から図6Bの状態へと、軸部材37を中心にして回転する。これにより、第2ストッパ25は、第1ストッパ24の移動方向とは逆向きに移動する。つまり、連動部材26(バー36)は、第1ストッパ24の移動に連動して第2ストッパ25を移動する。なお、バー36には、第1ストッパ24からの押圧力を受ける部分に凹部43が形成されている。この凹部43によって、バー36は、抜き差し口30から後退する方向に移動している第1ストッパ24をがたつきなく受けることができる。また、カートリッジ21は、当該カートリッジ21をケース20に挿入する際に挿入先端側となる角部分に、切り欠き22(図3等を参照)を有している。このため、図6Bに示されるように、バー36は、第1ストッパ24の移動に連動して回転変位する際に、切り欠き22によってカートリッジ21に妨げられることなく、収納室29の内部に入り込むことができる。
第2ストッパ25は、バー36の回転に伴って、図6Aに示す退避位置から、周壁28の挿入口34を通って、収納室29の図6Bに示す係止位置に移動する。これにより、第2ストッパ25は、カートリッジ21の背面21bを係止できる。
この第2実施形態のケース20は上記のように構成されている。上記したように、この第2実施形態のケース20では、図5に示すように、第1ストッパ24が抜き差し口30から後退する方向に移動すると、連動部材26によって、第2ストッパ25が係止位置に移動する。これにより、抜き差し口30に近い方のカートリッジ21を取り出す際に、奥側のカートリッジ21は第2ストッパ25に係止するので、当該奥側のカートリッジ21は落下を回避できる。
図7は、本発明に係る第2実施形態の磁気テープライブラリ装置を簡略化して示すモデル図である。この磁気テープライブラリ装置50は、筐体(シャーシ)51と、電源52と、ドライブ装置53と、搬送装置(アクセッサ機構)54と、制御基盤(LCC(Library Control Card))55とを有している。
この磁気テープライブラリ装置50は、図8に示されるように、収納ケース(マガジン)57を着脱自在に設置できる。その収納ケース57は、第2実施形態におけるケース20を取り出し容易な状態で収納する。図8の例では、収納ケース57には、複数のケース20が収納されている。
筐体51には、図7に示されるように、ガイドレール58が形成されている。このガイドレール58は、収納ケース57を着脱する際に当該収納ケース57をガイドする部材である。さらに、筐体51には、移動阻止部材である凸部材60が形成されている。この凸部材60の形成位置は、収納ケース57が図8に示されるような予め定められたセット位置に設置された状態において、収納ケース57内のケース20に形成されている突出片40a,40bに対応する部分である。図9は、その凸部材60の一形態例を模式的に示す図である。この凸部材60の形態例では、凸部材60の側面には、凹面部位61が形成されている。図10に示すように、その凹面部位61は、ケース20の軸部材37を受ける部分である。
この第2実施形態では、ケース20(収納ケース57)が磁気テープライブラリ装置50のセット位置に設置された状態において、凸部材60は、ケース20の軸部材37(バー36)を、押さえ部材42の弾性力に抗って、周壁28から離れる方向β(図10参照)に移動する。移動後のバー36の配置位置は、第1ストッパ24がカートリッジ21の背面21bとの係合状態を解除する位置まで移動した状態においても、第1ストッパ24と接しない位置である。なお、凸部材60の大きさ、および、突出片40a,40bの長穴41の長手方向の長さは、バー36(軸部材37)をそのような位置に移動することができるように設計されている。
凸部材60によるバー36の移動によって、バー36は、第1ストッパ24に連動しなくなる。つまり、凸部材60は、連動部材26による第1ストッパ24と第2ストッパ25の連動可能状態を解除し、かつ、この連動解除状態を維持する。換言すれば、凸部材60は、第2ストッパ25の移動を阻止する部材である。また、突出片40a,40bと押さえ部材42を有する保持部材は、第1ストッパ24の移動と第2ストッパ25の移動との連動を解除可能な状態で、バー36と軸部材37を有する連動部材を保持する。
ドライブ装置53は、カートリッジ21内の磁気テープ(図示せず)の記録や再生を行う装置である。搬送装置54は、収納ケース57内のケース20からカートリッジ21を取り出してドライブ装置53に搬送する機能を備えている。さらに、搬送装置54は、ドライブ装置53からケース20に向けてカートリッジ21を搬送する機能を備えている。制御基盤55に形成されている制御回路(図示せず)は、ドライブ装置53や搬送装置54の動作を制御する機能を備えている。電源52は、ドライブ装置53と搬送装置54と制御基盤55の制御回路に電力を供給する装置である。なお、この第2実施形態では、ドライブ装置53と搬送装置54と制御基盤55の制御回路と電源52の各構成は、様々に提案されている構成のうちから適宜な構成を採用してよく、その説明は省略する。
この磁気テープライブラリ装置50は、前記の如く、解除維持部材である凸部材60を有している。この凸部材60は、設置されたケース20における第1ストッパ24と第2ストッパ25の連動解除状態を維持できる。このため、この第2実施形態におけるケース20は、磁気テープライブラリ装置50に設置されている状態においては、第2ストッパ25および連動部材26が設けられていない場合と同様な状態となる。これにより、磁気テープライブラリ装置50は、第2ストッパ25および連動部材26が設けられていないケースに対応する搬送装置54を設計変更することなく、第2実施形態のケース20に対応することができる。
(その他の実施形態)
なお、この発明は第1や第2の実施形態に限定されるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例えば、第2実施形態では、連動部材26のバー36の端部分が第2ストッパ25として機能する。これに代えて、第2ストッパ25は、バー36とは別体の部材により構成してもよい。例えば、第2ストッパ25は、周壁28の一部で形成される舌片部位により構成されてもよい。
また、第2実施形態では、ケース20は、第2ストッパ25を係止位置から退避位置にケース自身で戻すことが難しい構成である。これに対して、ケース20は、例えば、ねじりコイルばね等の弾性部材を利用して、第2ストッパ25を係止位置から退避位置にケース自身で戻す構成を備えてもよい。
さらに、第2実施形態では、連動部材26は、第1ストッパ24の移動に連動して第2ストッパ25を退避位置から係止位置に移動する。この連動部材26に代えて、カートリッジ21がケース20から出る際に第1ストッパ24を利用せずに第2ストッパ25を退避位置から係止位置に移動する移動部材を設けてもよい。
さらに、第2実施形態では、保持部材(突出片40a,40bと押さえ部材42)は、連動部材26を周壁28に対して遠近方向に移動可能な状態で保持する。これに対して、例えば、上記のような、第2ストッパ25を係止位置から退避位置にケース自身で戻す構成を備える場合においては、ケース20が磁気テープライブラリ装置50に設置された状態において、第1ストッパ24と第2ストッパ25の連動可能状態を解除しなくてもよい。このため、このような場合には、ケース20は、連動部材26を周壁28から離れる方向に移動可能に保持する構成(つまり、第1ストッパ24と第2ストッパ25の連動可能状態を解除可能な構成)を備えていなくともよい。
さらに、第2実施形態では、ケース20は、2個のカートリッジ21を収納可能な大きさである。これに対して、ケース20は、3個以上のカートリッジ21を収納可能であってもよい。
1,20 ケース
2,23 ケース壁
4 係止部材
5 移動部材
10 開口部位
11 収納物
13,50 磁気テープライブラリ装置
14,51 筐体
21 カートリッジ
24 第1ストッパ
25 第2ストッパ
26 連動部材
30 抜き差し口
34 挿入口
60 凸部材

Claims (7)

  1. ケース内部とケース外部をつなぐ開口部位が形成されているケース壁と、
    前記ケース内部における予め定められた係止位置と、当該係止位置とは異なる退避位置とに移動可能な係止部材と、
    前記ケース内部に収納されている収納物が前記開口部位を通って前記ケース外部に出る場合に前記係止部材を前記退避位置から前記係止位置に移動する移動部材と
    を有しているケース。
  2. 前記開口部位に対して進退方向に移動可能な第1ストッパをさらに有し、
    前記係止部材である第2ストッパは、前記収納物とは別の収納物であって且つ前記開口部位に向かう方向に移動する前記別の収納物を係止する係止位置と、前記別の収納物との係合状態を解除する退避位置とに移動可能であり、
    前記移動部材は、前記開口部位から後退する前記第1ストッパの移動に連動して前記第2ストッパを前記退避位置から前記係止位置に移動する連動部材である請求項1記載のケース。
  3. 前記連動部材は、前記第1ストッパと一体化あるいは当接する部分と、前記第2ストッパと一体化あるいは当接する部分との間に設けられる回転中心部位を有し、
    当該連動部材は、前記第1ストッパが前記開口部位から後退方向に移動している場合に前記回転中心部位を中心にして回転し、前記第2ストッパを前記第1ストッパの移動方向とは逆方向に動かすことにより、前記第2ストッパを前記退避位置から前記係止位置に移動する請求項2記載のケース。
  4. 前記第1ストッパの移動と、前記第2ストッパの移動との連動を解除可能な状態で前記連動部材を前記ケース壁に保持する保持部材を、さらに、有している請求項2又は請求項3記載のケース。
  5. 前記係止部材の前記退避位置は、前記ケース外部に設定され、
    前記ケース壁には、さらに、前記係止部材を前記ケース内部に挿入する挿入口が形成されている請求項1乃至請求項4の何れか一つに記載のケース。
  6. 磁気テープカートリッジを収納物として収納する請求項1乃至請求項4の何れか一つに記載のケースが配設される筐体を有し、
    前記筐体には、当該筐体に配設されている前記ケースの移動部材の動きを阻止する移動阻止部材が設けられている磁気テープライブラリ装置。
  7. ケース内部とケース外部をつなぐ開口部位が形成されているケース壁の内部における予め定められた係止位置と、当該係止位置とは異なる退避位置とに移動可能な係止部材を設け、
    前記ケース内部に収納されている収納物が前記開口部位を通って前記ケース外部に出る場合に前記係止部材を前記退避位置から前記係止位置に移動する収納物の落下防止方法。
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