JP2012123005A - 電子カセッテ及び電子カセッテに組み込まれる電子カセッテ本体 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子カセッテ本体からケーシングを着脱する際に、あるいはケーシングを装着した状態で電子カセッテ本体を運搬する際に、放射線検出器の表面に擦り傷が発生するのを防止することができ、耐久性や画像診断性に対する信頼性が高く、且つ使い勝手や収納等の利便性にも優れた電子カセッテ及び電子カセッテに組み込まれる電子カセッテ本体を提供する。
【解決手段】患者14を透過した放射線Xを検出して放射線画像情報に変換する放射線検出器44を囲繞する電子カセッテ本体30と、前記電子カセッテ本体30を挿入するケーシング32と、を有する電子カセッテ24であって、電子カセッテ本体30はその上面部と下面部にそれぞれ複数の穴部68、66を有し、前記ケーシング32はその底面部に前記穴部66に係合する突起部58を有するとともに支持部57に前記穴部68に係合する可動爪60を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、被写体を透過した放射線を検出し、前記検出した前記放射線を放射線画像情報に変換する放射線検出器を備えた電子カセッテ及び電子カセッテに組み込まれる電子カセッテ本体に関する。
医療分野において、被写体に放射線を照射し、該被写体を透過した前記放射線を放射線検出器に導いて放射線画像情報を撮影する放射線画像撮影システムが広汎に使用されている。前記放射線検出器としては、前記放射線画像情報が露光記録される従来からの放射線フイルムや、蛍光体に前記放射線画像情報としての放射線エネルギを蓄積し、励起光を照射することで前記放射線画像情報を輝尽発光光として取り出すことのできる蓄積性蛍光体パネルが知られている。これらの放射線検出器は、前記放射線画像情報が記録された放射線フイルムを現像装置に供給して現像処理を行い、あるいは、前記蓄積性蛍光体パネルを読取装置に供給して読取処理を行うことで、可視画像を得ることができる。
一方、手術室等においては、患者に対して迅速且つ的確な処置を施すため、撮影後の放射線検出器から直ちに放射線画像情報を読み出して表示できることが必要である。このような要求に対応可能な放射線検出器として、放射線を直接電気信号に変換し、あるいは、放射線をシンチレータで可視光に変換した後、電気信号に変換して読み出す固体検出素子を用いた放射線検出器が開発されている。
前記放射線検出器を組み込んだ放射線検出装置は、放射線画像撮影システムの一部として所定位置に据え置かれる据置型と、持ち運び自在の携帯型(カセッテ型)とに分類される。後者のカセッテ型放射線検出装置(以下、単に電子カセッテという。)は、可搬性を向上させるために放射線検出器の軽量化が望まれる一方で、撮影時に患者から与えられる負荷、落下衝撃等の外部負荷にも耐え得る強度が必要とされる。
そして、従来においては、電子カセッテ本体に着脱自在なケーシングを設け、撮影タイプに応じて電子カセッテ本体のケーシングを着脱して撮影を行うワークフローが提案されている。
特許文献1は、ケーシング内にレール等で取り出し可能に電子カセッテ本体を内蔵することで、衝撃吸収材を取り外すことが容易となり保守性を向上させるようにした装置を開示している。
また、特許文献2は、電子カセッテ本体の表面と側面周囲を囲う形状の着脱可能なケーシングとに衝撃吸収用の弾性体を設けることで、電子カセッテの可搬性やベッドへの挿入操作性等を向上させるようにした装置を開示している。
さらに、特許文献3は、電子カセッテ本体の側面の各辺に着脱可能な衝撃吸収手段を設けることで、電子カセッテ本体に耐衝撃性、耐振動性、耐防水性をもたせるようにした装置を開示している。
さらに、特許文献4は、大重量の患者の下方に配置することを容易にしながら放射線を検出する部位が損傷を受ける可能性を抑えるようにした電子カセッテ本体を収納するケーシングを開示している。
特開2002−311526号公報 特開2005−6806号公報 特開2006−6424号公報 特開2006−293368号公報
上述した特許文献1〜4に係る装置のいずれについても、電子カセッテ本体からケーシングを着脱する際に、電子カセッテ本体がケーシングの開口部又は内面と擦れることにより、放射線検出器の表面に擦り傷が発生するおそれがある。
例えば、放射線検出器の撮影面の材質として炭素繊維強化プラスチック(Carbon Fiber Reinforced Plastics;以下、略してCFRPという。)がよく用いられる。このような材料の表面に擦り傷が発生すると、炭素繊維が露出してヒゲ状傷(ささくれ)になることがある。
そして、前記放射線検出器の検出面側に擦り傷が発生すると、その傷の発生箇所での放射線の検出量が不均一となり、取得される放射線画像に擦り傷の痕が写り込むことから、画像診断に影響を及ぼす可能性もある。このような擦り傷は、放射線検出器の角部に限られず、ケーシングの着脱の際に接触を繰り返す箇所に生じ易い。
したがって、仮に、放射線検出器の撮影面上にPETなどの保護フイルムを貼ったとしても、電子カセッテ本体の使用の都度ケーシングとの接触を繰り返すことにより、保護フイルムが破れてその露出箇所にヒゲ状傷が発生するおそれがある。
また、ケーシングを装着した状態で電子カセッテを運搬する際にも、振動等に伴いケーシング内壁との接触が起こるので、電子カセッテ本体からケーシングを着脱する場合と同様の懸念がある。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、電子カセッテ本体からケーシングを着脱する際に、あるいはケーシングを装着した状態で電子カセッテ本体を運搬する際に、放射線検出器の表面に擦り傷が発生するのを防止することができ、耐久性や画像診断性に対する信頼性が高く、且つ使い勝手が良く収納等の安定性が確保され、しかも可搬性に優れた電子カセッテ及び電子カセッテに組み込まれる電子カセッテ本体を提供することを目的とする。
本発明に係る電子カセッテは、被写体を透過した放射線を検出して放射線画像情報に変換する放射線検出器を囲繞する電子カセッテ本体と、電子カセッテ本体を挿入するケーシングと、を有し、ケーシングは開口部を有する矩形状のケーシング本体を有し、開口部の上部に支持部を設け、支持部に前記開口部に対し進退動作可能な複数の可動爪を設けるとともに開口部の下部に複数の突起部を設け、電子カセッテ本体の上部に可動爪の先端が係合する第1の複数の穴部を設け、該電子カセッテ本体の下部に突起部が臨入する第2の複数の穴部が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、電子カセッテ本体に複数設けられた第2の穴部にそれぞれケーシングに設けられた突起部が係合し、且つ複数の第1の穴部にケーシングから突出する可動爪の先端が係合するので、ケーシング本体に電子カセッテ本体を収納した際に、収納の安定性が確保され、且つ可搬性に優れる効果が得られる。しかも、前記のように電子カセッテ本体の収納の安定性が確保されることから、撮影された放射線画像にブレが生じることなく、画像診断性に対する信頼度が高くなるという特有の効果が得られる。
また、本発明に係る電子カセッテは、ケーシング本体に可動爪を電子カセッテ本体の第1の穴部に進退させるためのスライダを設けることを特徴とする。
この発明によれば、電子カセッテ本体とケーシング本体とを可動爪とスライダとによって一体化するために、可搬性に優れ、使い勝手が向上し、収納の際の利便性が向上する効果が得られる。
さらに、電子カセッテにおいて、可動爪は第1の穴部に指向して弾発力を付与するスプリングで付勢されることが望ましい。
この構成によれば、ケーシング本体と、電子カセッテ本体の一体化が図られるとともに、ケーシング本体からの電子カセッテ本体の取り出しも容易であり、その結果、使い勝手が向上する。
本発明に係る電子カセッテにおいて、電子カセッテ本体は放射線が入射する入射面を前記開口部から露呈させた状態でケーシングに保持されることを特徴とする。
この発明によれば、ケーシングの形状が写り込むのを阻止して画像診断性が向上するという効果が得られる。
なお、電子カセッテにおいて、電子カセッテ本体は放射線が入射する入射面をケーシングの背面に対面するようにケーシングに保持させてもよい。
また、ケーシングは、放射線検出器の画像検出領域を超えるサイズの開口部を放射線入射方向に対して垂直な面に有することを特徴とする。
この発明によれば、ケーシングに画像検出領域を超えるサイズの開口部を放射線入射方向に対して垂直な面に設けたので、ケーシングの形状が放射線画像に写り込むことを防止することができ、これによって画像診断性に対する信頼性が高く、且つ使い勝手や収納等の利便性にも優れた電子カセッテを提供することができる。
さらに、ケーシングは、電子カセッテ本体に囲繞された放射線検出器の画像検出領域以外の領域で電子カセッテ本体の収容面と接触するように電子カセッテ本体を収容することを特徴とする。
この発明によれば、放射線検出器の画像検出領域以外の領域で、電子カセッテ本体がケーシングに接触するようにしたので、電子カセッテ本体からケーシングを着脱する際に、あるいはケーシングを装着した状態で電子カセッテ本体を運搬する際に、放射線検出器の画像検出領域内の表面に擦り傷が発生するのを防止でき、電子カセッテ本体とケーシングとの接触部が放射線画像に写り込むことがないので、特に画像診断性に対する信頼性が高く、且つ使い勝手や収納等の利便性にも優れた電子カセッテを提供することができる。なお、ケーシング及び電子カセッテ本体の接触部位は擦過性の優れた材質からなることが好ましい。特に、CFRP等のような繊維を硬化させて成形した材料でないことが好ましい。
さらに、ケーシングは、電子カセッテ本体の収容面と離間するように電子カセッテ本体を収容することを特徴とする。
この発明によれば、電子カセッテ本体の放射線検出面と離間するようにケーシングに収容可能にしたので、電子カセッテ本体からケーシングを着脱する際に、あるいはケーシングを装着した状態で電子カセッテ本体を運搬する際に、電子カセッテ本体とケーシングが接触して放射線検出器の表面に擦り傷が発生するのを防止することができ、該擦り傷の痕の写り込みによる画像診断への悪影響がなくなる。これにより、特に耐久性に対する信頼性が高く、且つ使い勝手や収納等の利便性にも優れた電子カセッテを提供することができる。
さらに、ケーシングは、電子カセッテ本体の収容面とケーシングの内壁に設けられる保護部材とを接触させて電子カセッテ本体を収容することを特徴とする。
この発明によれば、電子カセッテ本体の収容面と保護部材とを接触させるように電子カセッテ本体をケーシングに収容可能にしたので、電子カセッテ本体からケーシングを着脱する際に、あるいはケーシングを装着した状態で電子カセッテ本体を運搬する際に、電子カセッテ本体とケーシングが擦れて放射線検出器の表面に擦り傷が発生するのを防止することができるので、該擦り傷の痕の写り込みによる画像診断への悪影響がなくなる。これにより、耐久性や画像診断性に対する信頼性がさらに高く、且つ使い勝手や収納等の利便性にも優れた電子カセッテを提供することができる。
さらにまた、本発明に係る電子カセッテは、ケーシング本体の上部に一体的に把持部を形成したことを特徴とする。
把持部がケーシングと一体的であるので、可搬性に優れるとともに使い勝手が良く、収納の際に利便性があるとの効果が得られる。
またさらに、本発明に係る電子カセッテは、可動爪が係合する第1の穴部と、突起部が臨入する第2の穴部はそれぞれサイズの異なることを特徴とする。
この発明によれば、電子カセッテの可搬性に優れ、しかもケーシング本体に電子カセッテ本体を安定して保持することができる。
本発明に係る電子カセッテは、少なくとも電子カセッテ本体の上部と下部がケーシング本体の開口部を形成する電子カセッテ本体の収容面より離間して、該電子カセッテ本体が該ケーシング本体の内部に収納されることを特徴とする。
この発明によれば、ケーシング本体の放射線画像の写り込みが回避され、信頼性が確保される効果が得られる。
また、本発明に係る電子カセッテは、可動爪が前記第1の穴部に係合した際に、ロック機構によってロックされることを特徴とする。
この発明によれば、可搬性に優れ且つ使い勝手が向上する利点がある。
さらにまた、本発明に係る電子カセッテは、ロック機構がスプリングと、スプリングによって弾発付勢されるスライダとからなり、スライダの先端部は可動爪のテーパ面に係合することにより該可動爪をロック状態に維持することを特徴とする。
この発明によれば、スプリングとスライダとからなるロック機構によって、電子カセッテ本体とケーシング本体の一体化がはかれるために可搬性に優れ、使い勝手が向上する利点がある。
また、本発明は、被写体を透過した放射線を検出して放射線画像情報に変換する放射線検出器を囲繞する電子カセッテ本体であって、電子カセッテ本体は保護カバー内に収納される放射線検出器と、カセッテ制御部と、バッテリと、送受信機とを含み、保護カバーの上面部と下面部に位置決め用の複数の穴部又は凹部を有することを特徴とする。
この発明によれば、保護カバーの上面部と下面部に設けた複数の穴部又は凹部を用いることによって電子カセッテ本体を位置決めすることができる。
さらに、本発明は、電子カセッテ本体において、保護カバーの上面部に設けられる複数の穴部又は凹部は上面部の端部近傍に互いに所定間隔離間して形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、保護カバーの上面部に設けられる互いに離間した複数の穴部又は凹部によって電子カセッテ本体を安定して位置決めできる効果が得られる。
さらにまた、本発明は、電子カセッテ本体において、保護カバーの下面部に設けられる複数の穴部又は凹部は下面部の端部近傍に互いに所定間隔離間して形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、保護カバーの下面部に設けられる互いに離間した複数の穴部又は凹部によって電子カセッテ本体を容易に装着し、位置決めできる。
さらにまた、本発明は、電子カセッテ本体において、保護カバーの上面部と下面部にそれぞれ設けられる複数の穴部又は凹部はそれぞれ上下方向で対応する位置に形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、保護カバーの上面部と下面部にそれぞれ設けられる複数の穴部又は凹部をそれぞれ上下方向で対応する位置に形成したので、穴部又は凹部を利用してより一層電子カセッテの位置決めを堅固に行なうことができる利点がある。
本発明によれば、被写体を透過した放射線を検出して放射線画像情報に変換する放射線検出器を囲繞する電子カセッテ本体と、電子カセッテ本体を挿入するケーシングと、を有し、ケーシングは開口部を有するケーシング本体を有し、開口部の上部に支持部を設け、支持部に開口部に臨む可動爪を設けるとともに開口部の下部に突起部を設け、電子カセッテ本体の上部に可動爪が係合する複数の第1の穴部を設け、該電子カセッテ本体の下部に突起部が臨入する複数の第2の穴部が設けられ、突起部は所定間隔離間する複数の突起部であり、複数の突起部の離間間隔に対応して電子カセッテ本体に第2の穴部が設けられるように構成したので、ケーシング本体に電子カセッテ本体を収納した際に、収納の安定性が確保され、且つ可搬性に優れる効果が得られる。しかも、収納の安定性が得られる結果、撮影された放射線画像にブレが生じることなく、画像診断性に対する信頼度が高くなるという特有の効果が得られる。
本実施の形態に係る電子カセッテが用いられる放射線画像撮影システムが設置された手術室の概略斜視説明図である。 電子カセッテ本体の内部構成を示す斜視図である。 第1の実施形態における電子カセッテの斜視図である。 図4Aは、第1の実施形態における電子カセッテの正面図である。図4Bは、図4Aの一部省略IVB−IVB線断面図である。 第1の実施形態の変形例における図4AのIVB−IVB線断面図である。 第2の実施形態における電子カセッテの斜視図である。 第2の実施形態における電子カセッテの正面図である。 図8Aは、第3の実施形態における電子カセッテの斜視図である。図8Bは、第3の実施形態における電子カセッテの蓋部の一部省略斜視図である。 第4の実施形態における電子カセッテの斜視図である。 第4の実施形態の変形例における電子カセッテの斜視図である。 第5の実施形態における電子カセッテの斜視図である。 第5の実施形態の変形例における電子カセッテの斜視図である。 図13Aは、第6の実施形態における電子カセッテの斜視図である。図13Bは、図13AのXIIIB−XIIIB線断面図である。 第7の実施形態における電子カセッテの斜視図である。 第7の実施形態における電子カセッテの閉蓋時の概略断面図である。 第7の実施形態の変形例における電子カセッテの斜視図である。 第7の実施形態の変形例における電子カセッテの閉蓋時の概略断面図である。 第8の実施形態における電子カセッテの断面図である。 第9の実施形態における電子カセッテの断面図である。 第10の実施形態における電子カセッテの正面図である。
以下、本発明に係る電子カセッテについて、それに組み込まれる電子カセッテ本体との関係で好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係る電子カセッテが用いられる放射線画像撮影システム10が設置された手術室12の概略斜視説明図である。手術室12には、放射線画像撮影システム10に加えて、患者(被写体)14が横臥する手術台16が配置されるとともに、医師18が手術に使用する各種器具が載置される器具台20が手術台16の側部に配置される。また、手術台16の周りには、麻酔器、吸引器、心電計、血圧計等、手術に必要な様々な機器が配置される。
放射線画像撮影システム10は、撮影条件に従った線量からなる放射線Xを患者14に照射するための撮影装置22と、患者14を透過した放射線Xを検出する放射線検出器(図2参照)を内蔵した電子カセッテ(放射線検出装置)24と、放射線検出器によって検出された放射線Xに基づく放射線画像を表示する表示装置26と、撮影装置22、電子カセッテ24及び表示装置26を制御するコンソール(電子カセッテ24の外部制御装置)28とを備える。電子カセッテ24は、放射線検出器を内蔵する電子カセッテ本体30と、該電子カセッテ本体30を収容し且つ該電子カセッテ本体30に着脱自在であるケーシング32とから構成される。コンソール28と、撮影装置22、電子カセッテ24、及び表示装置26との間では、破線で示す無線通信による信号の送受信が行われる。
撮影装置22は、自在アーム34に連結され、患者14の撮影部位に応じた所望の位置に移動可能であるとともに、医師18による手術の邪魔とならない位置に待避可能である。同様に、表示装置26は、自在アーム36に連結され、撮影された放射線画像を医師18が容易に確認できる位置に移動可能である。
図2は、電子カセッテ本体30の内部構成を示す斜視図である。電子カセッテ本体30は、放射線Xを透過させる材料からなる保護カバー38を備える。保護カバー38の内部には、保護カバー38の一面40側から、患者14を透過した放射線Xを検出する放射線検出器44、及び放射線Xのバック散乱線を吸収する鉛板46が順に配設される。なお、保護カバー38の一面40をグリッドとして構成してもよい。
また、保護カバー38の内部には、電子カセッテ本体30の電源であり電圧Vccを供給するバッテリ48と、バッテリ48から供給される電力により放射線検出器44を駆動制御するカセッテ制御部50と、放射線検出器44によって検出した放射線Xの情報を含む信号をコンソール28との間で送受信するカセッテ送受信機52とが収容される。なお、カセッテ制御部50及びカセッテ送受信機52には、放射線Xが照射されることによる損傷を回避するため、保護カバー38の一面40側に鉛板等を配設しておくことが好ましい。
ところで、図1に示すような手術手技を行う際は、ケーシング32を装着した電子カセッテ本体30(電子カセッテ24)を使用する利点は大きい。
第1に、電子カセッテ本体30を患者14に敷設するため、電子カセッテ本体30は直接的に荷重を受けやすい。すなわち、耐荷重性を向上するためには、ケーシング32を装着することが望ましい。
第2に、手術等の緊急処置時では、単なる静止画撮影のみならず、動画撮影、電子カセッテ本体30の室内・室外運搬(手術室12や撮影室等)や、棚からの取り出し・収納等の作業が想定される。つまり、電子カセッテ本体30の位置・姿勢を移動する頻度が高くなり、床への落下や、他の物体との衝突等の可能性がそれだけ高くなる。すなわち、衝突強度を向上するためには、ケーシング32を装着することが望ましい。
第3に、手術手技に伴って患者14の血液等の付着物が生じるため、その対策が必要となる。特に、電子カセッテ本体30の保護カバー38表面に血液等が付着すると、保健衛生上問題となる。すなわち、電子カセッテ本体30への直接的付着を防止するためには、ケーシング32を装着することが望ましい。例えば、ケーシング32を取り外して洗浄すればよく、電子カセッテ本体30と比べて安価なケーシング32を必要に応じて交換すればよい。これにより、電子カセッテ本体30の損傷を防止できるので、寿命を長くすることができる。
基本的には以上のように構成される電子カセッテの第1の実施形態について、次に、図3及び図4を参照しながらさらに詳細に説明する。
図3は第1の実施形態における電子カセッテ24の斜視図、図4Aは第1の実施形態における電子カセッテ24の正面図、図4Bは図4Aの一部省略IVB−IVB線断面図である。
図3に示すように、電子カセッテ24は、電子カセッテ本体30とケーシング32とを備える。ケーシング32は、矩形状の本体54を有し、この本体54は一方の側面に大きく開口する開口部56を有する。前記開口部56の上部に支持部57を設け、この支持部57に可動爪60と、この可動爪60を変位させるスライダ62を設ける。本体54の上部に把手(把持部)64を備える。前記開口部56に嵌合する電子カセッテ本体30は、開口部56を形成する本体54の底面に二つの突起部58を形成しておく。電子カセッテ本体30は、下面部に二つの穴66と、上面部に二つの穴68とを備える。
ここで、本体54は、電子カセッテ24全体の軽量化を図るため、マグネシウム、マグネシウム合金、アルミニウム又はアルミニウム合金等の軽金属材料で構成することができる。
図4Aに示すように、円錐形状の突起部58は、ケーシング32の下内壁に二つ設けられており、電子カセッテ本体30の底面に形成された穴66にそれぞれ嵌合する。ここで、電子カセッテ本体30とケーシング32を嵌合する手段は、突起部58と穴66に限定されないことは言うまでもなく、例えば穴66に代えて凹部たる溝であってもよい。
図4Aに示すように、可動爪60は、前記支持部57の内部に電子カセッテ本体30の上部の穴68、68に対応して二つ設けられており、コイルスプリング67によって図4Aにおいて下方へと指向して弾発付勢される。前記可動爪60の一側面にテーパ面が形成される。スライダ62は、前記可動爪60の近傍に設けられ、その先端部は可動爪60のテーパ面に臨む。すなわち、可動爪60のテーパ面に指向してスライダ62の先端を押圧すると、可動爪60は図においてコイルスプリング67の弾発力に抗して上方へ移動可能である。
把手64は、本体54と一体的に成型されており、電子カセッテ本体30及びケーシング32を把持可能な程度の強度を有している。
図4Bに示すように、電子カセッテ本体30は、放射線Xの入射面側(保護カバー38の一面40側)がケーシング32の背面72を指向し、且つ、前記一面40とケーシング32の背面72と接触しないように所定間隔離間して保持される。
以上のように構成しているので、前記保護カバー38の一面40を奥に向け電子カセッテ本体30を保持しつつ、二つの突起部58に電子カセッテ本体30の穴68を嵌合した状態で電子カセッテ本体30をケーシング32の背面72に近づけ、スライダ62を可動爪60のテーパ面に押圧して横方向に移動させ、コイルスプリング67の弾発力に抗して持ち上げ、次いでスライダ62を解放すれば、可動爪60と穴68とが二箇所で係合し、ケーシング32を電子カセッテ本体30にロックするように装着することができる。すなわち、全体として電子カセッテ本体30を放射線Xの入射方向に略平行に移動させてケーシング32の開口部56から装入することができる。一方、ケーシング32に電子カセッテ本体30を収容した状態で移動させて可動爪60を持ち上げ、可動爪60を穴68から離脱させればケーシング32から電子カセッテ本体30を取り外すことができる。
また、図1に示す手術室12内での電子カセッテ24の使用状態下では、ケーシング32は密閉性を有しないまでも、手術台16(下方)側に開口するように敷置しているので、ケーシング32内部への血液等の流入を阻止することができる。さらに、ケーシング32には把手64を有しているので、電子カセッテ24の運搬が容易となり作業性が向上する。
以下、ケーシング32に電子カセッテ本体30を収容した状態で該電子カセッテ本体30が背面72と対向する面(図4Bでは、保護カバー38の一面40)を収容面という。放射線Xの入射面側が背面72側である場合は前記一面40が収容面であり、放射線Xの入射面側が開口部56側である場合は前記一面40の反対側である他面70が収容面である。第1の実施形態では、電子カセッテ本体30の収容面が前記一面40又は他面70になるようないずれの構成をも採ることができる。
図5は、第1の実施形態の変形例における図4AのIVB−IVB線断面図である。
図5に示すように、この変形例ではケーシング32の背面72の内側に保護部材73を固着している。前記保護部材73は、スポンジ、ゴム等の弾性体からなる。電子カセッテ本体30は、放射線Xの入射面側(保護カバー38の一面40側)が背面72を指向し、且つ、前記一面40とケーシング32の保護部材73とが接触するように保持される。
以上のように構成しているので、放射線Xの入射面側(保護カバー38の照射面40側)が背面72を向く方向に、すなわち、放射線Xの入射方向に平行に電子カセッテ本体30をケーシング32に着脱でき、電子カセッテ本体30の保護になる。
ここで、電子カセッテ本体30の収容面が保護カバー38の一面40又は他面70になるようないずれの構成をも採ることができる。保護カバー38の一面40側を保護するため、電子カセッテ本体30の収容面が前記一面40側になるように構成することが特に好ましい。
次いで、本発明に係る電子カセッテの第2の実施形態について図6及び図7を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態において第1の実施形態と同一である構成要素には、同一の参照符号を付して詳細な説明を省略し、以下同様とする。
図6は第2の実施形態における電子カセッテ24の斜視図であり、図7は第2の実施形態における電子カセッテ24の正面図である。
図6に示すように、この第2の実施形態では本体54の背面内壁に緩衝部材74を8つ設けている。緩衝部材74は、擦過性の優れた材質から構成することができる。特に、CFRP等のような繊維を硬化させて成形した材料以外の材料を用いてもよい。
図7に示すように、緩衝部材74は、放射線Xが照射される電子カセッテ本体30の保護カバー38の一面40のうち、放射線検出器44の配設領域(画像検出領域)以外の領域のみでケーシング32の背面72と接触するように構成されている。
以上のように構成しているので、放射線Xの入射面側(保護カバー38の一面40側)がケーシング32の背面72を向く方向に、すなわち、放射線Xの入射方向に電子カセッテ本体30をケーシング32に衝撃なく着脱でき、電子カセッテ本体30の保護になる。
次いで、本発明に係る電子カセッテの第3の実施形態について図8を参照しながら説明する。
図8Aは第3の実施形態における電子カセッテ24の斜視図、図8Bは第3の実施形態における電子カセッテ24の蓋部の一部省略斜視図である。
図8Aに示すように、電子カセッテ本体30は、保護カバー38と、前記保護カバー38の長手方向に沿ってその両側部からそれぞれ外方に突出して延在する凸部80とを備える。ケーシング32は、本体54を有し、その長辺側の両側部に把手64を設けている。本体54の把手64、64の内壁部には凹部82、82が延在している。本体54の短辺側側部に設けられた開口部56は蓋部84によって開閉自在である。蓋部84はヒンジ86によって回動可能であり、その反対側にはスライダ90が設けられている。スライダ90は蓋部84の長穴88を摺動自在であり、その先端部に爪94を有し、該爪94は凹部82の近傍に設けた凹部96に嵌合自在である。
従って、保護カバー38の一面40を上方に向け電子カセッテ本体30を保持しつつ、本体54の凹部82、82に電子カセッテ本体30の凸部80、80を係合させれば、電子カセッテ本体30の凸部80、80はケーシング32内に収容される。すなわち、放射線Xの入射方向に対して垂直方向に移動させてケーシング32の開口部56から装入することができる。さらに、蓋部84をヒンジ86を介して閉じ、スライダ90を押動して爪94を凹部96に挿入すれば、電子カセッテ本体30はケーシング32に完全に収納されることになる。
次いで、本発明に係る電子カセッテの第4の実施形態について図9を参照しながら説明する。
図9に示すように、電子カセッテ本体30は、保護カバー38を有し、この保護カバー38はその長尺な両端部に案内部100を備える。ケーシング32は、本体54と、把手64と、本体54の開口部56を開閉する蓋部84と、前記開口部56の一端部側に設けられる蓋嵌合部102とを有する。蓋部84の裏面には固定部材104が設けられるとともに、その一端部には、嵌合爪106、106が突設され、他端部には嵌合爪108、108が設けられる。一方、本体54の開口部56の一方の端部近傍には嵌合爪106、106を受容する嵌合孔110、110が設けられ、その他方の端部近傍には嵌合爪108、108を受容する嵌合孔112、112が設けられる。
案内部100、100は、電子カセッテ本体30よりもその高さ方向において高く膨出形成され、電子カセッテ本体30の側部で長手方向に延在するように保護カバー38と一体化される。案内部100、100は放射線検出器44を配設する領域の外側に設けられている。
蓋部84は、ケーシング32の蓋嵌合部102に着脱することにより開口部56を開閉できる。固定部材104は、スポンジやゴム等の衝撃吸収材を用いることができる。
以上のように構成しているので、保護カバー38の一面40を上方に向け電子カセッテ本体30を保持しつつ、開口部56から矢印方向(又はその反対方向)にスライドさせることにより、電子カセッテ本体30をケーシング32に装着し、また、この逆に、ケーシング32に装着された電子カセッテ本体30を取り外すことができる。すなわち、放射線Xの入射方向に対して垂直方向に移動させてケーシング32の開口部56から着脱することができる。ここで、開口部56は、案内部100を有するH字型の電子カセッテ本体30を隙間なく収容できる寸法に形成したので、保護カバー38の一面40と本体54の底面内壁とが接触することなくスライドできる。さらに、蓋部84の嵌合爪106を嵌合孔110に挿入した後に、蓋部84の嵌合爪108を嵌合孔112に嵌合することにより、蓋部84により開口部56を閉じることができる。
図10は、第4の実施形態の変形例における電子カセッテ24の斜視図である。
図10に示すように、電子カセッテ本体30は、保護カバー38を有し、この保護カバー38はその長尺な両端部に案内部100を備える。ケーシング32は、本体54と、把手64と、本体54の開口部56を開閉する蓋部84と、前記開口部56の一端部側に設けられる蓋嵌合部102とを有する。
案内部100、100は、電子カセッテ本体30よりもその高さ方向において高く膨出形成され、電子カセッテ本体30の側部で長手方向に延在するように保護カバー38と一体化される。案内部100、100は放射線検出器44を配設する領域の外側に設けられている。案内部100、100の上面略中央に凹部114、114が長手方向に延在している。案内部100、100の下面略中央に凹部115、115が長手方向に延在している。
一方、ケーシング32の本体54の上面内壁部の両側側面近傍には凸部116、116が長手方向に延在するように設けられ、本体54の下面内壁部の両側側面近傍には凸部117、117が長手方向に延在するように設けられている。
従って、保護カバー38の一面40を上方に向け、電子カセッテ本体30を保持しつつ、ケーシング32の本体54の凸部116、116及び凸部117、117を電子カセッテ本体30の案内部100、100の凹部114、114及び凹部115、115と係合させれば、電子カセッテ本体30はケーシング32に容易に収容することができ、また取り外すことも可能である。すなわち、放射線Xの入射方向に対して垂直方向に移動させてケーシング32の開口部56から着脱することができる。
次いで、本発明に係る電子カセッテの第5の実施形態について図11を参照しながら説明する。
図11に示すように、電子カセッテ本体30は、保護カバー38と、この保護カバー38の両側に設けられた把手64、64とを有する。把手64、64は、弓型の形状を有しており、本体54の両方の側面部に左右対称となるように設けられている。前記保護カバー38と把手64、64との間には、互いに平行になるように上面に凹部120、120と、下面に凹部122、122が形成される。ケーシング32は、本体54を有し、その短尺な一側面に開口部56を形成するとともに一対の長尺な側面にスリット124、124が形成される。前記スリット124、124によって前記長尺な側面には上部案内部126、126と、下部案内部128、128とが設けられる。
以上のように構成しているので、把手64、64を両手で把持し、保護カバー38の一面40を下方に向け電子カセッテ本体30を保持しつつ、上部案内部126に凹部120を、下部案内部128に凹部122を嵌め込んだ状態で開口部56から矢印方向(その反対方向)にスライドさせることにより、電子カセッテ本体30にケーシング32を装着し、またその反対に取り外すことができる。すなわち、放射線Xの入射方向に対して垂直方向に移動させてケーシング32の開口部56から着脱することができる。
図12は、第5の実施形態の変形例における電子カセッテ24の斜視図である。
電子カセッテ本体30は、保護カバー38を備える。ケーシング32は、本体54を有し、この本体54には開口部56が形成され、その長尺な側面にスリット124、124が形成される。前記スリット124、124の形成によってこれらを形成する側壁部には上部案内部126が形成される。なお、図中、参照符号132は固定爪を示す。
前記スリット124、124は、固定爪132まで延在しており、上部案内部126を形成している。前記固定爪132は、開口部56付近に短手方向(長手方向の垂直方向)に延在している。
以上のように構成しているので、把手64を両手で把持し、保護カバー38の一面40を下方に向け電子カセッテ本体30を保持しつつ、凹部120と上部案内部126とを嵌め込み、電子カセッテ本体30を開口部56から矢印方向にスライドさせ、ケーシング32の尾端部130に押し当てた状態で電子カセッテ本体30を下方に押し下げ、電子カセッテ本体30を固定爪132で嵌合することにより、電子カセッテ本体30にケーシング32に装着することができる。また、嵌合した電子カセッテ本体30と固定爪132とを分離し、尾端部130に押し当てた状態で電子カセッテ本体30を上方に押し上げ、凹部120を上部案内部126に嵌め込んだ状態で開口部56から矢印方向の反対方向にスライドさせることにより、電子カセッテ本体30をケーシング32から取り外すことができる。すなわち、放射線Xの入射方向に対して垂直方向に移動させてケーシング32の開口部56から着脱することができる。
この実施形態では、電子カセッテ本体30をケーシング32の底面に当てる構造を有するので、保護カバー38の一面40とケーシング32との空間をなくすことができると同時に、保護カバー38の一面40と患者14との距離を最小限にすることができる。これにより、放射線散乱に伴う放射線画像情報の劣化(放射線画像の画質低下)を低減することができる。
次いで、本発明に係る電子カセッテの第6の実施形態について図13を参照しながら説明する。図13Aは第6の実施形態における電子カセッテ24の斜視図であり、図13Bは図13AのXIIIB−XIIIB線断面図である。
図13Aに示すように、電子カセッテ本体30は、保護カバー38と、前記保護カバー38の長手方向の両側側面部からそれぞれ外方に突出する円柱形状の突起部134、134と、突起部136、136を有する。ケーシング32は、本体54を有し、その短尺な一側面に開口部56を形成するとともに一対の長尺な側面にスリット124、124が形成される。前記スリット124、124によって前記長尺な側面には上部案内部126、126と、下部案内部128、128と、尾端部に至る間に変曲部140、140を有し、それぞれの変曲部138、140から図において上方へと立ち上がり且つ水平へと延在するスリット142、144を設ける。
図13Bに示すように、ケーシング32の内側上面に保護部材73が設けられる。保護部材73は、スポンジ、ゴム等の弾性体から構成され、ケーシング32の本体54の上面内壁上の略全面に固着されている。電子カセッテ本体30は、放射線Xの入射面側(保護カバー38の一面40側)がケーシング32の本体54の上面を指向し、保護カバー38の一面40とケーシング32の保護部材73とが接触し、且つ、本体54の下面内壁と前記一面40の他面70とが空間146を設けて離間するように保持される。
以上のように構成しているので、保護カバー38の一面40を上方に向け電子カセッテ本体30を保持しつつ、開口部56から矢印方向(又はその反対方向)にスライドさせ、奥側の突起部134をケーシング32の変曲部140に押し当てた状態で電子カセッテ本体30を斜め上方に押し上げ、電子カセッテ本体30の突起部134(136)をスリット142(144)の最奥部まで突き当て、電子カセッテ本体30の保護カバー38の一面40側を保護部材73に密接することにより、電子カセッテ本体30にケーシング32に装着保持することができる。また、密接した電子カセッテ本体30と保護部材73とを分離し、電子カセッテ本体30を斜め下方に押し下げ、突起部134(136)を変曲部138(140)まで移動させ、開口部56から矢印方向の反対方向にスライドさせることにより、電子カセッテ本体30をケーシング32から取り外すことができる。すなわち、放射線Xの入射方向に対して垂直方向に移動させてケーシング32の開口部56から着脱することができる。
この実施形態では、電子カセッテ本体30をケーシング32の上面に当てる構造を有するので、保護カバー38の一面40とケーシング32との空間をなくすことができると同時に、保護カバー38の一面40と患者14との距離を最小限にすることができる。これにより、放射線散乱に伴う放射線画像情報の劣化(放射線画像の画質低下)を低減することができる。
次いで、本発明に係る電子カセッテの第7の実施形態について図14及び図15を参照しながら説明する。
図14に示すように、この実施形態は、基本的には第1の実施形態(図3)と略同様の構成を採るが、開口部56を被蓋する蓋部150をケーシング32に設けている点が異なる。
矩形状の蓋部150は、ケーシング32に対向して開口している。蓋部150は、2個のヒンジ152、152を介してケーシング32の一方の長辺側側部と回動自在に連結されている。蓋部150の他方の長辺側側部には、円柱状の突起部154、154が2個固設されている。
本体54の上面側外壁の開口部56側には、鈎型状のロック部材156、156が2個設けられている。ロック部材156、156は、固定軸を中心に矢印方向にそれぞれ回動自在である。なお、ロック部材156、156は、蓋部150を回動させケーシング32と密接させる際に突起部154、154とそれぞれ併設する位置関係下にあり、この状態で該突起部154、154とそれぞれ係合自在である。
以上のように構成しているので、蓋部150をケーシング32に接近するように回動させ、蓋部150がケーシング32に密接した状態でロック部材156、156をそれぞれ矢印方向に回動させ、突起部154、154に係合させることにより、ロックするように閉蓋することができる(図15参照)。一方、ロック部材156、156をそれぞれ矢印方向の反対方向に回動させ、係合した突起部154、154と分離させ、蓋部150をケーシング32に離間するように回動することにより、ロックが解除され開蓋することができる。
つまり、蓋部150を用いてケーシング32を被蓋することにより、ケーシング32に収納された電子カセッテ本体30の露出を防止可能であり、電子カセッテ本体30の保護になる。また、ヒンジ152、152を介して蓋部150を回動することで、容易に開蓋又は閉蓋できる。
また、ケーシング32を装着した状態下で閉蓋することで、外部からの異物の流入を防止可能である。例えば、手術手技等を行う際に、電子カセッテ本体30への血液等の付着を防止できる。その後、ケーシング32に付着した血液等を洗浄するため洗浄液を用いる場合においても、電子カセッテ本体30への洗浄液の付着を防止できる。
また、閉蓋時のケーシング32は、ゴムを含む弾性体からなるパッキン材の付設により、密閉性を有していることが好ましい。これにより、ケーシング32の上下を撮影時と同じ位置・姿勢に配置する場合に、血液や洗浄液等がケーシング32の内部に流入することを阻止できる。
次いで、本発明に係る電子カセッテの第7の実施形態の変形例について図16及び図17を参照しながら説明する。
図16に示すように、ケーシング32と蓋部160とが分離して設けられているのが、第7の実施形態(図14及び図15)と異なる点である。なお、説明の便宜のため、電子カセッテ本体30の構成を省略している。
矩形平板状の蓋部160の上方側面部には、短手方向に延在する3個の嵌合爪162、162、162が一体的に形成されている。蓋部160の下方部には、その法線方向に延在する3個の嵌合爪164、164、164が一体的に形成されている。
一方、ケーシング32の上面には、開口部56の指向方向に突出する突出部166が、該ケーシング32の長手方向に延在して設けられている。突出部166の内壁には、3個の嵌合爪162、162、162を受容する3個の嵌合孔168、168、168が設けられている。ケーシング32の下面には、3個の嵌合爪164、164、164を受容する3個の嵌合孔170、170、170が設けられている。
以上のように構成しているので、蓋部160を把持しつつ、蓋部160の嵌合爪162、162、162をケーシング32の嵌合孔168、168、168にそれぞれ嵌合させ、さらに、蓋部160の嵌合爪164、164、164をケーシング32の嵌合孔170、170、170にそれぞれ嵌合させることにより、蓋部160が取り付けられ、閉蓋することができる(図17参照)。一方、嵌合爪164、164、164と嵌合孔170、170、170とを分離させ、さらに、嵌合爪162、162、162と嵌合孔168、168、168とを分離させることにより、蓋部160が取り外され、開蓋することができる。
つまり、蓋部160を用いてケーシング32を被蓋することにより、ケーシング32に収納された電子カセッテ本体30の露出を防止可能であり、電子カセッテ本体30の保護になる。また、電子カセッテ24の使用態様に応じて、蓋部160を自在に装着又は取り外しが可能であり、利便性が向上する。
次いで、本発明に係る電子カセッテの第8の実施形態について図18を参照しながら説明する。
図18に示すように、この実施形態は、基本的には第1の実施形態の変形例(図5)と略同様の構成を採るが、ケーシング32の内壁に放射線遮蔽部材(放射線防護部)200を固着している点が異なる。この放射線遮蔽部材200は、例えば、鉛、タングステン、ステンレス合金等の金属や、これらの金属を少なくとも1つ以上含む熱可塑性樹脂からなる。
以上のように構成しているので、放射線Xの入射面側(保護カバー38の照射面40側)が背面72を向く方向に、すなわち、放射線Xの入射方向に平行に電子カセッテ本体30をケーシング32に着脱できる。ケーシング32が電子カセッテ本体30を収容している状態で照射された放射線Xは、電子カセッテ本体30及びケーシング32の内部で散乱され、ケーシング32に設けられた放射線遮蔽部材200により吸収される。これにより、電子カセッテ本体30が備える電子部品及び回路基板(例えば、図2に示す放射線検出器44、カセッテ制御部50、カセッテ送受信機52)への放射線Xの照射を防止可能となり、電子部品等の誤動作、性能劣化、更には損傷を防ぐことができる。また、放射線散乱に伴う放射線画像情報の劣化(放射線画像の画質低下)を低減できる。
次いで、本発明に係る電子カセッテの第9の実施形態について図19を参照しながら説明する。
図19に示すように、この実施形態は、基本的には第6の実施形態(図13B)と略同様の構成を採るが、ケーシング32の内壁にEMC対策部材(EMC対策部)201を固着している点が異なる。このEMC対策部材201は、例えば、アルミ箔を貼付し、導電性の塗装をし、あるいはケーシング32の全面に無電解ニッケルめっきを施して設けている。
以上のように構成しているので、電子カセッテ本体30の保護カバー38の一面40側を保護部材73に密接することにより、電子カセッテ本体30をケーシング32に装着保持することができる。ケーシング32が電子カセッテ本体30を収容している状態で電子カセッテ本体30を作動させるとき、ケーシング32に設けられたEMC対策部材201により、電子カセッテ本体30が備える回路基板及び該回路基板に搭載された電子部品(例えば、図2に示す放射線検出器44、カセッテ制御部50、カセッテ送受信機52等)に対するノイズ低減対策を含めたEMC対策を行うことができる。すなわち、回路基板及び電子部品から発生するノイズによって放射線検出器44等や外部の電子機器が誤動作することを回避するとともに、外部からケーシング32に侵入するノイズによって電子部品が誤動作することを回避することが可能となる。
これにより、電子カセッテ本体30の制御に用いるクロック周波数を上げる設計が可能となり、放射線撮影のサイクルタイムを短縮し、また連続撮影可能回数を増加することができる。
なお、ケーシング32の本体54を、CFRPに導電層を設けるような構成とした場合でも、上述した効果を得ることができる。
次いで、本発明に係る電子カセッテの第10の実施形態について図20を参照しながら説明する。
図20に示すように、この実施形態は、基本的には第1の実施形態(図4A)と略同様の構成を採るが、ケーシング32の本体の54の底面内壁に熱伝導部材(放熱部)202を固着している点が異なる。この熱伝導部材202は、例えば、マグネシウム合金、アルミニウム合金、カーボンナノチューブを配合したアルミニウム合金や、熱伝導性樹脂を用いることができる。ここで、熱伝導性樹脂とは、酸化亜鉛、窒化アルミニウム、窒化ホウ素等の高熱伝導率の無機粉や、アルミニウムや銀、銅などの金属粉を熱伝導フィラとして充填した熱可塑性樹脂である。
以上のように構成しているので、前記保護カバー38の一面40を奥に向け電子カセッテ本体30を保持しつつ、二つの突起部58に電子カセッテ本体30の穴68を嵌合した状態で電子カセッテ本体30をケーシング32の背面72に近づけ、スライダ62を可動爪60のテーパ面に押圧して横方向に移動させ、コイルスプリング67の弾発力に抗して持ち上げ、次いでスライダ62を解放すれば、可動爪60と穴68とが二箇所で係合し、電子カセッテ本体30の側面(穴68を有する面)をケーシング32の熱伝導部材202に密接させた状態で、ケーシング32を電子カセッテ本体30にロックするように装着することができる。
ケーシング32が電子カセッテ本体30を収容している状態で電子カセッテ本体30を作動させるとき、電子カセッテ本体30から発生した熱は、ケーシング32に設けられた熱伝導部材202、本体54を介し、ケーシング32の外部に放出される。これにより、電子カセッテ本体30の制御に用いるクロック周波数を上げる設計が可能となり、放射線撮影のサイクルタイムを短縮し、また連続撮影可能回数を増加することができる。
なお、ケーシング32の本体54に熱伝導部材202を設ける構成に限られず、電子カセッテ本体30の保護カバー38に接触し得る部材(例えば、突起部58や可動爪60)を熱伝導率が高い材料を用いて構成する場合でも、上述した効果を得ることができる。
第8〜第10の実施形態の構成について、例えば、第8の実施形態(図18)にEMC対策部材201、熱伝導部材202を併せて設けてもよく、他の実施形態(第1〜第7の実施形態)においても放射線遮蔽部材200、EMC対策部材201、又は熱伝導部材202を構成に含めることができることはいうまでもない。
なお、この発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
例えば、本発明の各実施形態に係るケーシング32は、電子カセッテ本体30全体を囲繞するように設けられているが、電子カセッテ本体30の一部、具体的には放射線検出器44のみを囲繞するように設けてもよい。放射線画像を検出する部位である放射線検出器44を保護すれば十分だからである。
この場合、図2に示すように、放射線検出器44と制御ユニット(バッテリ48、カセッテ制御部50及びカセッテ送受信機52)とを固設してもよい。あるいは、前記制御ユニットは、放射線検出器44に対してヒンジ部を介して回動可能に連結してもよい。そうすれば、放射線検出器44にケーシング32を装着した状態下で、患者14の撮影態様に応じて前記制御ユニットを適切な位置に移動できる。例えば、放射線撮影の妨げにならない位置・角度に前記制御ユニットを退避できる。
24…電子カセッテ 30…電子カセッテ本体
32…ケーシング 38…保護カバー
40…一面 54…本体
56…開口部 58…突起部
60…可動爪 62…スライダ
64…把手 66、68…穴
70…他面 72…背面
73…保護部材 74…緩衝部材
80、116、117…凸部 82、96、114、115、120、122…凹部
84、150、160…蓋部 86、152…ヒンジ
100…案内部 102…蓋嵌合部
104…固定部材 106、108、162、164…嵌合爪
110、112、168、170…嵌合孔
124…スリット 126…上部案内部
128…下部案内部 132…固定爪
154…突出部 156…ロック部材
200…放射線遮蔽部材 201…EMC対策部材
202…熱伝導部材

Claims (18)

  1. 被写体を透過した放射線を検出して放射線画像情報に変換する放射線検出器を囲繞する電子カセッテ本体と、
    前記電子カセッテ本体を挿入するケーシングと、を有し、
    前記ケーシングは開口部を有する矩形状のケーシング本体を有し、前記開口部の上部に支持部を設け、前記支持部に前記開口部に対し進退動作可能な複数の可動爪を設けるとともに前記開口部の下部に複数の突起部を設け、
    前記電子カセッテ本体の上部に前記可動爪の先端が係合する第1の複数の穴部を設け、該電子カセッテ本体の下部に前記突起部が臨入する第2の複数の穴部が設けられていることを特徴とする電子カセッテ。
  2. 請求項1記載の電子カセッテにおいて、
    前記ケーシング本体に前記可動爪を前記電子カセッテ本体の第1の穴部に進退させるためのスライダを設けることを特徴とする電子カセッテ。
  3. 請求項2記載の電子カセッテにおいて、
    前記可動爪は前記第1の穴部に指向して弾発力を付与するスプリングで付勢されることを特徴とする電子カセッテ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子カセッテにおいて、
    前記電子カセッテ本体は、放射線が入射する入射面を前記開口部から露呈させた状態で前記ケーシングに保持されることを特徴とする電子カセッテ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子カセッテにおいて、
    前記電子カセッテ本体は、放射線が入射する入射面を前記ケーシングの背面に対面するように前記ケーシングに保持されることを特徴とする電子カセッテ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子カセッテにおいて、
    前記ケーシングは、前記放射線検出器の画像検出領域を超えるサイズの開口部を放射線入射方向に対して垂直な面に有する
    ことを特徴とする電子カセッテ。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の電子カセッテにおいて、
    前記ケーシングは、前記電子カセッテ本体に囲繞された前記放射線検出器の画像検出領域以外の領域で前記電子カセッテ本体の収容面と接触するように前記電子カセッテ本体を収容する
    ことを特徴とする電子カセッテ。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の電子カセッテにおいて、
    前記ケーシングは、前記電子カセッテ本体の収容面と離間するように前記電子カセッテ本体を収容することを特徴とする電子カセッテ。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の電子カセッテにおいて、
    前記ケーシングは、前記電子カセッテ本体の収容面と前記ケーシングの内壁に設けられる保護部材とを接触させて前記電子カセッテ本体を収容する
    ことを特徴とする電子カセッテ。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の電子カセッテにおいて、
    前記ケーシング本体の上部に一体的に把持部を形成したことを特徴とする電子カセッテ。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の電子カセッテにおいて、
    前記可動爪が係合する第1の穴部と、前記突起部が臨入する第2の穴部はそれぞれサイズの異なることを特徴とする電子カセッテ。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載の電子カセッテにおいて、
    少なくとも前記電子カセッテ本体の上部と下部が前記ケーシング本体の前記開口部を形成する電子カセッテ本体の収容面より離間して該電子カセッテ本体が該ケーシング本体の内部に収納されることを特徴とする電子カセッテ。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の電子カセッテにおいて、
    前記可動爪は前記第1の穴部に係合した際に、ロック機構によってロックされることを特徴とする電子カセッテ。
  14. 請求項13記載の電子カセッテにおいて、
    前記ロック機構はスプリングと、前記スプリングによって弾発付勢されるスライダとからなり、前記スライダの先端部は前記可動爪のテーパ面に係合することにより該可動爪をロック状態に維持することを特徴とする電子カセッテ。
  15. 被写体を透過した放射線を検出して放射線画像情報に変換する放射線検出器を囲繞する電子カセッテ本体であって、
    前記電子カセッテ本体は保護カバー内に収納される前記放射線検出器と、カセッテ制御部と、バッテリと、送受信機とを含み、前記保護カバーの上面部と下面部に位置決め用の複数の穴部又は凹部を有することを特徴とする電子カセッテ本体。
  16. 請求項15記載の電子カセッテ本体において、
    前記保護カバーの上面部に設けられる複数の穴部又は凹部は前記上面部の端部近傍に互いに所定間隔離間して形成されていることを特徴とする電子カセッテ本体。
  17. 請求項15又は16に記載の電子カセッテ本体において、
    前記保護カバーの下面部に設けられる複数の穴部又は凹部は前記下面部の端部近傍に互いに所定間隔離間して形成されていることを特徴とする電子カセッテ本体。
  18. 請求項15〜17のいずれかに記載の電子カセッテ本体において、
    前記保護カバーの上面部と下面部にそれぞれ設けられる複数の穴部又は凹部はそれぞれ上下方向で対応する位置に形成されていることを特徴とする電子カセッテ本体。
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