JP2012120790A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一連の遊技の遊技時間と、この一連の遊技において所定図柄が所定の位置に表示されているときに停止操作がされた遊技回数とを測定して遊技レベルを判定するように構成されたスロットマシン1において、遊技レベルの判定基準として第1の判定基準と第2の判定基準を設け、遊技時間の測定中にエラーが発生しなかったときは、第1の判定基準により遊技時間と遊技回数に基づいて遊技レベルを判定し、エラーが発生したときは、第2の判定基準により遊技回数に基づいて遊技レベルを判定する。
【選択図】図11
Description
メイン制御基板100は、スロットマシン1における遊技の進行や演出等を含む全体を統括制御する手段であり、役の抽選を行う役抽選手段110、図柄表示手段20の駆動(回転及び停止)制御を行うリール制御手段120、図柄表示手段20が停止したときの図柄の判定を行う停止図柄判定手段130、入賞時の遊技メダルの払出し等を制御する払出し制御手段140、役抽選手段110で特別役に当選したときに、後述する有効ライン上に対応する図柄の組み合わせが停止するまで(入賞するまで)当選した状態を保持する特別役持ち越し手段150、遊技の進行や状態を制御する遊技状態制御手段160、及び、設定値を設定する設定値設定手段170を有して構成されている。このメイン制御基板100は、図5に示すように、演算等を行うメインCPU101と、役の抽選を行うための乱数発生器102と、CPU101が各種制御を行うときに、取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM103と、遊技の進行等に必要なプログラムを記憶しておくROM104と、サブ制御基板200と通信を行うI/F回路105と、を有しており、これらはバス106で接続されてデータの送受信が可能に構成されている。このメイン制御基板100において、メインCPU101は、ROM104に記録された遊技用制御プログラムをRAM103に展開して実行し、遊技の制御を行うように構成されている。
役抽選手段110は、乱数値を発生させる乱数発生手段111、この乱数発生手段111から乱数値を抽出する乱数抽出手段112、及び、複数の役の各々の当選確率が乱数値の取り得る範囲に対応して定義された役抽選テーブルを記憶する役抽選テーブル記憶手段114を有し、乱数抽出手段112により取得された乱数値及び役抽選テーブルにより役に当選したか否かを判定する乱数判定手段113と、を有して構成されている。ここで、役としては、図4に示すように、複数種類の特別役、複数種類の小役、及び、リプレイが設けられている。この役抽選手段110は、何らかの役に当選したときは、図示しないフラグ情報記憶手段に対して当選した役のフラグをオンにする。
リール制御手段120は、操作手段30のスタートレバー32及びストップボタン33が操作されたタイミングに応じて、リール21a〜21cの回転の開始及び停止の制御を行う。より具体的には、リール制御手段120は、スタートレバー32が操作されると、リール21a〜21cを回転させ、その後、後述する遊技状態制御手段160で管理されている遊技状態(例えば、通常遊技状態、特別遊技状態等)、役抽選手段110による抽選の結果、並びに、ストップボタン33(左ストップボタン33a、中ストップボタン33b、右ストップボタン33c)が操作されたタイミングに基づいて、リール21a〜21cの停止位置を決定すると共に、ステッピングモータの駆動を制御して、その決定した位置でリール21a〜21cの各々の回転を停止させる。
停止図柄判定手段130は、リール21a〜21cの全てが停止したときに、上述の有効ラインのいずれかに役の図柄の組み合わせが並んでいるか否かを判定し、並んでいるものがあれば当該遊技でその役が成立した(入賞した)と判定する。このとき、停止図柄判定手段130は、リール位置検出手段23a〜23cを用いて、例えばステッピングモータの停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ラインに位置する図柄を判定し、これに基づいて、役の成立(入賞)の有無を判定する。なお、リール21a〜21cを停止させる際の制御にテーブルを用いている場合には、リール21a〜21cが実際に停止してから停止図柄判定手段130が図柄の組み合わせを判定するのではなく、リール制御手段120によってテーブルを用いてリール21a〜21cの停止位置が定められた時に、有効ライン上に停止する図柄の組み合わせを判定するようにしてもよい。
払出し制御手段140は、停止図柄判定手段130による判定の結果、成立(入賞)している役(本実施形態に係るスロットマシンにおいては小役1〜3)に応じたメダルの払出しを行う。ここで、本実施形態に係るスロットマシン1においては、払出し制御手段140に設けられた遊技媒体貯留手段141により、内部に所定の枚数(例えば50枚)の遊技メダルを貯留することができる(以下、このスロットマシン1の内部に貯留されている遊技メダルを「クレジット」と呼ぶ)。メダル投入口51から最大のベット数(本実施の形態では3枚)以上の遊技メダルが投入されるか、若しくは、遊技メダルが払い出される役に入賞すると、払出し制御手段140は、その遊技メダルを遊技媒体貯留手段141に記憶(内部に貯留)する。なお、貯留されている遊技メダル(クレジット)の枚数が所定の枚数(上述の場合50枚)を超えると、払出し制御手段140は、超えた枚数の遊技メダルの払出しを、ホッパー装置50に行わせるように構成されている。
特別役持ち越し手段150は、役抽選手段110により特別役に当選し、図示しないフラグ情報記憶手段に、この特別役に対するフラグが立てられると、当選した特別役の図柄が有効ライン上に揃うまで、その当選役を持ち越し(フラグが立てられた状態を維持する)、図柄が揃うと特別役が入賞したと判定されてその特別役の持ち越しを終了する(フラグが下げられる)。なお、その他の役は、当選した遊技で図柄を揃えることができないと、フラグは下げられる(次遊技に持ち越すことはできない)。
遊技状態制御手段160は、このスロットマシン1における遊技状態を制御するものであり、通常遊技制御手段161、特別遊技制御手段162、及び、再遊技確率変動遊技制御手段163を有して構成される。図6に示すように、このスロットマシン1の電源が投入されたときやリセットされたとき(「RAMクリア」とも呼ばれる)のような初期状態において、遊技状態制御手段160は、通常遊技制御手段161を実行し、このスロットマシン1は、通常遊技状態(非内部中)RT0になる。ここで、「非内部中」とは、電源投入やRAMクリア時のように特別役に当選していない状態のことを指す。そして、役抽選手段110により特別役に当選すると、ボーナス内部中状態RT2に移行する。ここで、「内部中」とは、特別役に当選はしているが、有効ライン上にこの特別役に対応する図柄を揃えていない状態のことであり、遊技状態制御手段160においては、引き続き通常遊技制御手段161が実行されている。なお、ボーナス内部中状態RT2に移行すると、特別役持ち越し手段150により、当選した特別役の図柄が有効ライン上に揃うまで当選役が持ち越される(すなわち、ボーナス内部中状態RT2が継続される)。
設定値設定手段170は、図示しない設定スイッチの操作により、本実施形態に係るスロットマシン1における役の抽選や払い出しに関する設定等を行うものである。例えば、1〜6までの6段階の設定値を設定することができ、役抽選手段110は、当該設定値に応じて役の当選確率を変化させ、これにより、払い出される遊技メダルの出玉率(払出し率)を変化させるように構成されている。
このようなスロットマシン1においては、遊技の結果に外部からの影響を加えることができないように、遊技を制御するメイン制御基板100とその遊技に対する演出を制御するサブ制御基板200とは分離して構成されている。そのため、メイン制御基板100は、サブ制御基板200で実行される演出を制御するために、上述の当選結果や遊技状態等の遊技に関する情報(制御状態)を含む制御コマンドをサブ制御基板200に送信するように構成されており、サブ制御基板200の演出制御基板300は、この制御コマンドを受信してその演出の態様を決定し、演出手段40を構成する画像表示装置41、各種演出用ランプ42、及び、放音部(スピーカー)43により映像、光及び音響効果を用いて演出を行うように構成されている。
次に、図7〜図9を合わせて用いてメイン制御基板100で制御される各遊技における処理について説明する。ここで、図7は遊技開始時に遊技者がベット操作及びスタートレバー操作をするまでの処理の流れを示し、図8はリールの回転から停止までの処理の流れを示し、図9はリール停止後の処理の流れを示している。なお、以降の説明において、メイン制御基板100のメインCPU101で実行される遊技用制御プログラムによる機能を「メイン制御手段」と呼ぶ。
は、ベットボタン31(ベットボタン31a又はMAXベットボタン31b)を操作して遊技者の望む遊技メダルの数のベットを行う。メイン制御手段は、このベット操作が行われることを監視し(ステップS600)、ベット操作が行われると、さらに、遊技者によりスタートレバー32が操作されたか否かを監視する(ステップS601)。そして、スタートレバー32が操作されると、役抽選手段110により役の抽選を行う(ステップS602)。役抽選手段110による役の抽選が行われると、メイン制御手段は、メダル投入口51から投入された遊技メダルの枚数か若しくはベットボタン31の操作によりベットされた遊技メダルの枚数等の情報を含むベット情報をサブ制御基板200に送信し(ステップS603)、次に、スタートレバー32が操作された情報をサブ制御基板200に送信し(ステップS604)、さらに役の抽選結果である当選情報をサブ制御基板200に送信する(ステップS605)。
図10は、1回の遊技において、メイン制御基板100からサブ制御基板200の演出制御基板300に送信される制御コマンドの流れの一例を示す説明図である。メイン制御基板100において、遊技の実行が可能になると、遊技メダルの受付(ベット)が可能になったことを示す遊技状態コマンドC500が送信される。そして、遊技者により遊技メダルが投入されるか若しくはベットボタン31(ベットボタン31a又はMAXベットボタン31b)が操作されると、ベットコマンドC501が送信される。このベットコマンドC501には投入された遊技メダルの枚数の情報(ベット情報)も含まれる。そして、遊技者によりスタートレバー32が操作されると、操作がされたことを通知する回胴回転開始受付コマンドC502が送信される。さらに、役の抽選結果や遊技状態を含み演出態様の決定を指示するための条件装置状態番号コマンドC503が送信され、リール21a〜21cが回転を開始すると、回転が開始されたことを通知する回胴回転開始コマンドC504が送信される。そして、3つのストップボタン33a〜33cが遊技者により押されて、対応するリール21a〜21cの回転が停止される毎に、第1停止受付コマンドC505及び回胴回転停止コマンドC506、第2停止受付コマンドC507及び回胴回転停止コマンドC508、並びに、第3停止受付コマンドC509及び回胴回転停止コマンドC510が送信され、最後に、全てのリール21a〜21cが停止したことを示す全回胴回転停止コマンドC511が送信される。なお、これらのコマンドには、ストップボタン33a〜33cが操作されたときに中段に表示されている図柄の情報(回胴停止受付位置)や、中段に停止した図柄の情報(停止位置)が含まれる。また、全てのリール21a〜21cが停止した後、停止した図柄に応じた演出の開始を指示するための、表示されている図柄の組み合わせに関する情報を示す作動図柄表示コマンドC512が送信される。この作動図柄表示コマンドC512は、例えば、特別役や再遊技役の図柄が有効ライン上に揃った場合に、対応する演出の実行をサブ制御基板200に指示するためのコマンドであり、図柄に応じた演出が無い場合も送信される。
本実施形態に係るスロットマシン1のサブ制御基板200の演出制御基板300で実行される演出として、特別役(MB)に対応する図柄が有効ライン上に揃ったときに実行される一連の特別遊技(上述の「MB遊技」)において、遊技者の操作に関する情報を測定し、その測定結果に基づいて遊技者の遊技レベルを判定し、さらに、この判定結果に応じて演出パターンが選択される演出を有する。以下に、この遊技レベルに応じた演出について図11〜図13を用いて説明する。ここで、図11は、演出制御基板300における処理の構成を示す説明図であり、図12は遊技レベル判定テーブルのデータ構造を示す説明図であり、図13は演出抽選テーブルのデータ構造を示す説明図である。
図11に示すように、演出制御基板300のサブCPU310にはROM340から読み出されたプログラムである演出制御手段(サブ制御手段)311が実行されている。また、RAM330には、MBに対応する図柄が有効ライン上に揃ったときの特別遊技における遊技時間が計測されて記憶される遊技時間記憶手段331、この特別遊技において、所定の図柄が所定の位置(例えば、中段)にあるときに停止操作がされた遊技回数を記憶する停止位置情報記憶手段332、上記遊技時間の測定中に、メイン制御基板100からエラー通知コマンドを受信したことを記憶するエラー情報記憶手段333、ROM340から読み出された遊技レベル判定テーブルを記憶する遊技レベル判定テーブル記憶手段334、当該特別遊技が終了したときに実行される演出抽選テーブルを記憶する演出抽選テーブル記憶手段335、及び、上記演出のための演出パターンが記憶する演出パターン記憶手段336が設けられている。また、演出制御手段311は、さらに、遊技時間測定手段312、停止位置判定手段313、エラー検出手段314、遊技レベル判定手段315、抽選テーブル選択手段316、演出抽選手段317、及び、演出実行手段318から構成される。
MB遊技は、特別遊技状態の一種である第二種特別役物に係る役物連続作動装置が作動する遊技であって、図4に示す特別役4又は5(MB)に当選し、この特別役4又は5に対応する図柄が有効ラインに揃った遊技の次の遊技から開始される。このMB遊技では、全ての小役(小役1〜3)が、抽選が行われることなく当選した状態となっている。また、このMB遊技において、リール制御手段120は、ストップボタン33(33a〜33c)が押されたときから、1コマ分以内で、リール21a〜21cの回転を停止させるよう定められている(本実施形態に係るスロットマシン1では、左リール21aが該当する)。また、このMB遊技においては、小役のいずれかの図柄が有効ライン上に揃うように構成されている。また、以上のような図柄配置と停止制御により、左リール21aの図柄のうち、赤7又は青7は、それらが中段にあるときに左ストップボタン33aを押すと、この中段に停止させることができるように構成されている。すなわち、図3を参照して説明すると、左リール21aの赤7が中段にあるときに左ストップボタン33aを操作すると、ベルが下段にあるため小役1(ベル−ベル−ベル)を有効ライン上に揃えることができるので、赤7が中段にある状態で左リール21aが停止される。一方、赤7が上段にあるときに左ストップボタン33aを操作すると、ベルが中段にあるため小役1を有効ライン上に揃えることができるので、赤7が上段にある状態で左リール21aが停止される。また、赤7が下段にあるときに左ストップボタン33aを操作すると、1コマ分滑って、上段にベルが引き込まれて停止する。すなわち、赤7が中段にあるときに左ストップボタン33aを操作しないと、この赤7を中段に停止させることはできない。
遊技時間測定手段312は、MB遊技が実行される特別遊技状態Bに移行したときの最初の遊技のスタートレバー32の操作から、この一連のMB遊技が終了する最後の遊技の遊技メダルの払出しの終了までの時間を計測し、遊技時間記憶手段331に記憶する。スタートレバー32の操作や遊技メダルの払出しの終了は、メイン制御基板100から送信される上述の制御コマンド(条件装置状態番号コマンドC503やメダル払出終了コマンドC514)により判定する。なお、MB遊技の開始の判定は、回胴回転開始コマンドC504で判断しても良い。また、MB遊技の終了の判定は、メダル払出開始コマンドC513に含まれる遊技メダルの枚数(払い出される遊技メダルの枚数)をカウントし、上記終了条件以上になったときに、MB遊技が終了すると判断しても良いし、作動終了コマンドC515によりMB遊技の終了を判断しても良い(以降の説明では、払い出された遊技メダルの枚数で判断する場合を示す)。
停止位置判定手段313は、一連のMB遊技の各々において、左リール21aの所定の位置(中段)に所定の図柄(赤7又は青7)が位置するときに、左ストップボタン33aが操作されたか否かを判定し、操作された遊技の回数をカウントしてその回数を停止位置情報記憶手段332に記憶する。左リール21aの中段に所定の図柄が位置するときに左ストップボタン33aが操作されたか否かは、第1停止受付コマンドC505または回胴回転停止コマンドC506に含まれる回転停止受付位置、若しくは、停止位置を用いて判断する。なお、所定の位置で停止操作がされたか否かの判断対象は、左リール21aに限定されることはなく、中リール21bや右リール21cで判断しても良いし、これらのリール21a〜21cのうちの2つ、若しくは、全てのリール21a〜21cで判断しても良い。
エラー検出手段314は、メイン制御基板100から送信される制御コマンドのうち、遊技者の操作(技量)に関わらず、遊技時間に影響を与えるエラー(外的要因による不利益を遊技者に与えるエラー)に関する制御コマンド(エラー通知コマンド)が送信されたときに、エラー情報記憶手段333にそのエラーに関する情報(エラー情報)を記憶する(例えば、本実施形態に係るスロットマシン1ではフラグを立てる)ことにより、遊技時間測定手段312による遊技時間の計測中にエラーが発生したことを記憶する。ここで、遊技時間に影響を与えるエラーとしては、前扉3の開放や電源断等の遊技の進行を遅らせるエラーや、ホッパー装置50のエラーのように遊技メダルの払出しが止まる結果、遊技の進行を遅らせるエラーがある。
遊技レベル判定手段315は、一連のMB遊技が終了したときに、遊技者のレベルを判定するものであり、遊技時間記憶手段331に記憶された遊技時間、停止位置情報記憶手段332に記憶された停止回数、及び、エラー情報記憶手段333に記憶されたフラグの情報に基づいて、遊技レベル判定テーブル記憶手段334に記憶された遊技レベル判定テーブルを用いて遊技レベルが決定される。
抽選テーブル選択手段316は、上述の遊技レベル判定手段315による遊技レベルの判定結果、及び、メイン制御基板100の設定値設定手段170で設定された設定値に基づいて、演出抽選テーブル記憶手段335に記憶されている演出抽選テーブルの中から、予め決められた抽選テーブルが選択される。本実施形態に係るスロットマシン1において、MB遊技終了時に実行される演出パターンには1〜8の8種類が設けられており、遊技レベル毎に、設定値に対する各演出パターンの当選確率が定義されている。この図13に示すように、遊技レベルが高いほど、選択された演出パターンによりこのスロットマシン1の設定値を推定しやすいように当選確率が設定されている。この演出パターンの当選確率の設定により、例えば、「1〜6のどれが設定値として設定されているのか」、「設定値が偶数なのか奇数なのか」、または、「設定値が1〜3のいずれかか、4〜6のいずれかか」を推定できるように演出パターンが選択される。なお、設定値設定手段170で設定値が設定されると、メイン制御基板100は、その設定値を上述の制御コマンドとしてサブ制御基板200に送信するように構成されている。また、設定値の示唆の内容は一例であり、この演出パターンに限定されることはない。
演出抽選手段317は、乱数発生器320で発生した乱数(例えば、0〜255までの乱数)と、上述の抽選テーブル選択手段316で選択された抽選テーブルとを用いて、演出パターンの抽選を行う。
演出実行手段318は、上記遊技レベル判定手段315で判定された遊技レベルと、演出抽選手段317で抽選により決定された演出パターンに基づいて、演出を決定し、画像音響生成基板400を介して画像表示装置41や演出用ランプ42を作動させる演出を行う。例えば、遊技レベルに応じて演出用ランプ42aの点滅パターンを変化させるとともに、演出パターンに応じて演出用ランプ42bの色を変える演出を行う。このように構成することにより、遊技者は、演出用ランプ42aの点滅パターンにより、判定された遊技レベルを知ることができるとともに、演出用ランプ42bの色(点灯しないときを含む)により、設定値を推定することができる。具体的には、演出用ランプ42aが左右方向に並んで10灯配置されているときに、遊技レベルがCのときには、左右の1灯が点滅し、遊技レベルがBのときには、左右の3灯が点滅する。また、遊技レベルがAのときには10灯全てが点滅し、遊技レベルがSのときには、右から左に順に点灯及び消灯するのを繰り返す。また、演出用ランプ42bが6色の点灯が可能に構成されているときに、演出パターン1〜6が選択されたときは、何れかの色で点灯し、演出パターン7のときには、演出用ランプ42bが虹色に点灯し(上記6色が同時に、若しくは、交互に点灯する)、演出パターン8のときには演出用ランプ42bは点灯しない。このような各演出パターンの内容は、演出パターン記憶部336に記憶されている。なお、演出実行手段318で実行される演出として、遊技レベルと設定値を示唆する演出のいずれか一方だけを実行するように構成しても良い。また、本発明が上記演出の具体例に限定されることはない。
それでは、図14〜図16を合わせて用いて演出制御基板300で制御される演出の処理について説明する。ここで、図14は遊技時間の計測を開始するまでの処理の流れを示し、図15は遊技時間の計測開始後から演出を実行するまでの処理の流れを示し、図16はMB遊技の終了判定処理の流れを示している。
本実施形態に係るスロットマシン1のように、MB遊技等の一連の遊技における遊技結果から、遊技者の遊技レベルを判定する(例えば、遊技にかかる時間と、所定の図柄を所定の位置に停止させることができた遊技回数とに基づいて遊技レベルを判定する)ように構成されている場合に、前扉3の開放、ホッパー装置50のエラーや、電源断のように、遊技者の技量に関係なく遊技時間に影響する(すなわち、遊技時間を遅らせる)エラーが発生すると、正確な遊技レベルを判定することができなくなり、また、この遊技レベルに基づいて演出が実行される場合に、遊技者に不利益を与える可能性がある。そのため、遊技レベルの判定中(本実施形態の場合、MB遊技の開始から終了までの遊技時間の測定中)に、上記のようなエラーが発生したときは、エラーが発生しなかったときの遊技レベルの判定基準とは異なる判定基準を用いることにより(本実施形態の場合には、遊技時間が最短のときの区分の時の判断基準と同じ判断基準を用いるように構成されている)、このようなエラーの発生による不利益を遊技者に与えないようにすることができる。
以上の説明において、遊技レベルを判定するためのMB遊技における遊技時間の測定は、単に、MB遊技の開始から終了まで(最初のスタートレバー32の操作から、最後の遊技メダルの払出しまで)の時間を測定していたが、このような構成によると、遊技メダルの払出しが、ホッパー装置50による遊技メダルの払出しか、払出制御手段140内に貯留されるのかによる違いが考慮されない。特に、同じ枚数の遊技メダルの払出しでも、ホッパー装置50による払出しに要する時間と、払出制御手段140内に貯留するときに要する時間とが異なるようなスロットマシン1の場合、いずれの方法により遊技メダルが払出されるかにより、遊技時間の評価に大きな影響を与えることになる。
20 図柄表示手段
30 操作手段
100 メイン制御基板(メイン制御手段)
170 設定値設定手段
200 サブ制御基板(サブ制御手段)
300 演出制御基板(サブ制御手段)
312 遊技時間測定手段
313 停止位置判定手段
314 エラー検出手段
315 遊技レベル判定手段
317 演出抽選手段
318 演出実行手段
Claims (6)
- 図柄を変動させて表示させる図柄表示手段と、
遊技者からの操作を受け付ける操作手段と、
前記操作手段からの入力に応じて、役の抽選を行うとともに前記図柄表示手段により表示される前記図柄の変動及び停止をさせ、前記抽選により前記役に当選し、かつ、前記役に対応する前記図柄の組み合わせが有効ライン上に停止したときは、当該役に応じた数の遊技媒体の払出しを含む利益を与える遊技を制御するメイン制御手段と、
前記遊技に応じた演出を行うサブ制御手段と、を有し、
前記サブ制御手段は、
前記メイン制御手段で実行される遊技のうち、所定の開始条件を満たしてから所定の終了条件を満たすまで継続される一連の遊技が行われる時間の少なくとも一部を遊技時間として測定する遊技時間測定手段と、
前記一連の遊技の各々において、前記図柄が変動している状態で所定の図柄が所定の位置にあるときに、当該図柄を停止させる操作が前記操作手段に対して行われた遊技回数を検出する停止位置判定手段と、
前記一連の遊技において発生するエラーのうち、前記操作手段の操作に関わらず、前記遊技時間測定手段で測定される前記遊技時間を変化させるエラーの少なくとも一部を検出するエラー検出手段と、
前記遊技時間、前記遊技回数、及び、前記エラー検出手段で検出された前記エラーに基づいて、前記遊技者の遊技レベルを判定する遊技レベル判定手段と、
2以上の演出パターンを有し、前記遊技レベル判定手段で判定された前記遊技レベルに基づいて、前記2以上の演出パターンの中から1つの演出パターンを抽選により選択する演出抽選手段と、
前記演出抽選手段で選択された前記演出パターンに基づいて前記演出を実行する演出実行手段と、を有し、
前記遊技レベル判定手段は、第1の判定基準と第2の判定基準とを有し、前記エラー検出手段により前記エラーが検出されなかったときは、前記第1の判定基準に基づいて前記遊技レベルを判定し、前記エラー検出手段により前記エラーが検出されたときは、前記第2の判定基準に基づいて前記遊技レベルを判定することを特徴とする遊技機。 - 前記第1の判定基準は、前記遊技時間及び前記遊技回数に基づいて前記遊技レベルを判定するように構成され、前記第2の判定基準は、前記遊技回数に基づいて前記遊技レベルを判定するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記第2の判定基準は、前記第1の判定基準のうちの前記遊技者にとって最も有利な判定基準以上の判定基準であることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
- 前記エラー検出手段で検出するエラーは、前記遊技の進行を遅らせるエラー、及び、前記遊技媒体の払出しを遅らせるエラーの少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の遊技機。
- 前記メイン制御手段は、前記遊技における払出し率を決定するための設定値を設定する設定値設定手段を有し、
前記2以上の演出パターンには、前記設定値を示唆する演出パターンを含み、
前記演出抽選手段は、前記遊技レベルが高いほど、前記設定値を示唆する演出パターンが選択される確率が高くなるように構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の遊技機。 - 前記メイン制御手段で抽選される前記役には、入賞すると所定の終了条件を満たすまで遊技者に有利な遊技である特別遊技が実行される特別役を含み、
前記一連の遊技は、前記特別遊技であり、
前記終了条件は、前記一連の遊技において払い出された遊技メダルの枚数であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の遊技機。
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JP2017064322A (ja) * | 2015-10-02 | 2017-04-06 | 株式会社三共 | スロットマシン |
JP2019097758A (ja) * | 2017-11-30 | 2019-06-24 | 山佐株式会社 | 遊技機 |
JP2019209067A (ja) * | 2018-06-08 | 2019-12-12 | 株式会社オリンピア | 遊技機 |
JP2020048797A (ja) * | 2018-09-26 | 2020-04-02 | 株式会社藤商事 | 遊技機 |
JP2020130452A (ja) * | 2019-02-15 | 2020-08-31 | 株式会社コナミアミューズメント | スロットマシン |
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2010
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