JP2012120680A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】、主制御基板から副制御基板への一方向のシリアル伝送方式通信で伝達された指令信号に誤りが生じても、その誤りの訂正が図れる遊技機の提供。
【解決手段】主制御基板2Aから連続して二つの指令信号が出力される毎に、これら二つの指令信号について所定の演算を行って補正信号を算出する補正信号算出手段44と、二つの指令信号及び補正信号を順次送信する送信制御部45とを設ける。そして、受信回路側でパリティチェックを行い、二つの指令信号の一方に誤りを見つけたら、補正信号から二つの指令信号の他方を減じて、訂正信号を生成し、誤りのある指令信号を訂正信号で置き換える。これにより、一方向のシリアル伝送方式通信で指令信号を伝送した際に、伝送した指令信号に誤りが生じても、誤りビットの訂正を図ることができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、遊技の進行に係る装置の動作を主に制御する主制御基板と、遊技の演出に係る装置の動作を主に制御する副制御基板とを備え、主制御基板から副制御基板へ誤り検出ビット付きのデジタル信号からなる指令信号をシリアル通信で伝送する通信手段が設けられている遊技機に関する。
従来から、スロットマシン等の遊技機は、遊技者が遊技を進行させていくと、その遊技状況に応じて様々な演出を実行するように形成されている。
このような遊技機には、一般的に、遊技の進行に係る遊技装置と、この遊技装置の動作を主に制御する主制御基板と、遊技の演出に係る演出装置と、この演出装置の動作を主に制御する副制御基板とが設けられている。
ここで、副制御基板は、主制御基板からの指令を受け、受けた指令に基づいて演出装置を制御することで、遊技状況に応じた演出装置の制御が行えるようになっている。
このため、遊技機には、主制御基板から副制御基板へデジタルの指令信号を伝送しており、指令信号を伝送するにあたり、遊技機でも、通信手段として、デジタル信号を直列に伝送するシリアル伝送方式が利用されている(例えば、特許文献1参照)。
このようなシリアル伝送方式を採用すれば、1バイトを構成するビットの数だけ心線が必要となるパラレル伝送方式のケーブルと異なり、USB(Universal Serial Bus)等では心線数が5本程度の細いケーブルが採用でき、ケーブルの取り回しが容易となるうえ、パラレル伝送方式のように、1バイトを構成するビットを同期させる必要がないので、パラレル伝送方式におけるクロックのずれが原理的に発生せず、伝送路を長くすること、あるいは、通信速度を高速にすることが容易に実現できる。
特開2007−222690号公報
前述のような遊技機では、主制御基板が副制御基板からの信号を受信することは、不正行為を防止するために行っておらず、シリアル伝送方式通信を採用する場合でも、主制御基板から副制御基板への一方向の通信のみを行い、逆方向、すなわち、副制御基板から主制御基板への通信は行わない方が好ましい。
このような一方向のシリアル伝送方式通信を採用した場合、雑音による通信障害等で指令信号の一部に誤りビットが生じ、且つ、この誤りビットを検出したとしても、リトライ等の信号を副制御基板から主制御基板へ返すことができないので、通信をやり直して正しい信号を副制御基板に伝送することができず、指令信号に誤りが生じ、誤った指令信号がそのまま副制御基板に伝達され、副制御基板が誤動作するという問題がある。このため、一方向のシリアル伝送方式通信を採用しても、副制御基板に伝達された指令信号の誤りを訂正できるようにしたい、という要望がある。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、主制御基板から副制御基板への一方向のシリアル伝送方式通信で伝達された指令信号に誤りが生じても、その誤りの訂正が図れる遊技機を提供することである。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、前述の目的を達成するためになされたものである。以下に、各発明の特徴点を、図面に示した発明の実施の形態を用いて説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、遊技の進行に係る装置の動作を主に制御する主制御基板(2A)と、遊技の進行に直接関与しない装置の動作を主に制御する副制御基板(2D)とを備えた遊技機(1)であって、前記主制御基板(2A)から前記副制御基板(2D)へ誤り検出ビット付きのデジタル信号からなる指令信号をシリアル通信で伝送する通信手段(30)が設けられ、前記通信手段(30)には、前記主制御基板(2A)からの指令信号を送信するための送信手段(40)と、この送信手段(40)から受信した指令信号を受信するための受信手段(50)とが設けられ、前記送信手段(40)には、前記主制御基板(2A)から連続して二つの指令信号が出力される毎に、これら二つの指令信号について所定の演算を行って補正信号を算出する補正信号算出手段(44)と、前記主制御基板(2A)から連続して二つの指令信号が出力される毎に、当該二つの指令信号及び補正信号を、順次、前記受信手段(50)へ送信する送信制御手段(45)とが設けられ、前記受信手段(50)には、前記送信手段(40)から受信した二つの受信指令信号のそれぞれについて誤り検出ビットのチェックを行い、これら二つの受信指令信号に誤りがあるか否かの検出を行う誤り検出手段(62B, 63B)と、前記誤り検出手段(62B, 63B)が二つの受信指令信号の一方に誤りを検出した場合、二つの受信指令信号の他方及び補正信号について、前記補正信号算出手段(44)が行った演算の逆演算を行って訂正信号を算出し、二つの受信指令信号の一方を算出した訂正信号に置き換えることで誤りを訂正する信号訂正手段(62C,62D,63C,63D) とが設けられていることを特徴とする。
(請求項2)
(特徴点)
請求項2記載の発明は、前述した請求項1に記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項2に記載された発明は、前記受信手段(50)に、前記主制御基板(2A)から前記副制御基板(2D)へ送信されるすべての指令信号が記憶された指令信号記憶手段(72)と、前記送信手段(40)から二つの受信指令信号を受信する毎に、前記指令信号記憶手段(72)に記憶されている指令信号の中から、その時点の遊技状況に応じて受信しうる一つ以上の指令信号を選択し、選択した一つ以上の指令信号を含む受信候補指令信号群を生成し、この受信候補指令信号群の中に前記信号訂正手段(62C,62D,63C,63D) が訂正した訂正信号と一致するものがあれば、通信が正常に行われていると判定する通信状態判定手段(73, 74)とが設けられていることを特徴とする。
(請求項3)
(特徴点)
請求項3記載の発明は、前述した請求項2に記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項2に記載された発明は、遊技の進行にともなって遊技状況が一の遊技段階から次の遊技段階へと順次変化していくように形成されているとともに、変化する遊技段階毎に前記副制御基板(2D)が受信しうる指令信号が予め設定され、前記通信状態判定手段(73, 74)は、遊技の進行によって一の遊技段階から次の遊技段階へ変化する毎に、指令信号の異なる組み合わせからなる受信候補指令信号群を順次生成していくように形成されていることを特徴とする。
(請求項1の効果)
以上のように構成されている本発明は、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、主制御基板から連続して二つの指令信号が出力される毎に、これら二つの指令信号について所定の演算を行って補正信号を算出する補正信号算出手段と、主制御基板から連続して二つの指令信号が出力される毎に、当該二つの指令信号及び補正信号を、順次、受信手段へ送信する送信制御手段とを送信手段に設ける一方、受信手段に、送信手段から受信した二つの受信指令信号のそれぞれについて誤り検出ビットのチェックを行い、これら二つの受信指令信号に誤りがあるか否かの検出を行う誤り検出手段と、誤り検出手段が二つの受信指令信号の一方に誤りを検出した場合、二つの受信指令信号の他方及び補正信号について、補正信号算出手段が行った演算の逆演算を行って訂正信号を算出し、二つの受信指令信号の一方を算出した訂正信号に置き換えることで誤りを訂正する信号訂正手段とを設け、雑音による通信障害等で受信した指令信号である受信指令信号が誤りビットを含む場合には、二つの受信指令信号の他方及び補正信号について、補正信号算出手段が行った演算の逆演算を行って訂正信号を算出し、二つの受信指令信号の一方を算出した訂正信号に置き換えるようにしたので、主制御基板から副制御基板まで到達する間に、二つの指令信号の一方に誤りビットが発生した場合には、誤りビットの発生していない指令信号と訂正信号とから、誤りビットを正しいビットに訂正することができる。
このため、シリアル伝送方式通信で伝達される二つの指令信号及び補正信号の計三つの信号のうち、二つ以上の信号に誤りビットが発生しなければ、その誤りを訂正することができる一方、連続して伝送されるこれら三つの信号のうち二つ以上の信号に誤りビットが発生する確率は、充分に低確率となるので、主制御基板から副制御基板へ一方向にシリアル伝送方式通信で指令信号を伝送した際に、伝送した指令信号に誤りが生じても、誤りビットの訂正を図ることができ、これにより、前記目的が達成される。
(請求項2の効果)
請求項2記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項2記載の発明によれば、主制御基板から副制御基板へ送信されるすべての指令信号が記憶された指令信号記憶手段と、送信手段から二つの受信指令信号を受信する毎に、指令信号記憶手段に記憶されている指令信号の中から、その時点の遊技状況に応じて受信しうる一つ以上の指令信号を選択し、選択した一つ以上の指令信号を含む受信候補指令信号群を生成し、この受信候補指令信号群の中に信号訂正手段が訂正した訂正信号と一致するものがあれば、通信が正常に行われていると判定する通信状態判定手段とを受信手段に設けたので、信号訂正手段が訂正した訂正信号が受信候補指令信号群の中に含まれる指令信号のいずれにも一致しない場合、通信が正常に行われていない、換言すると、シリアル伝送方式通信で伝達された二つの指令信号及び訂正信号の計三つの信号のうち、二つ以上の信号に誤りビットが発生した通信異常が生じたと判定することができる。
そして、通信状態判定手段によって通信異常と判定された場合において、二つの指令信号の一方及び訂正信号に誤りビットが発生しているときは、受信候補指令信号群の中に含まれる指令信号のうち、訂正信号に最も近似する指令信号を選択し、選択した指令信号を訂正信号の代わりに採用して主制御基板からの指令とし、この指令信号に基づいて副制御基板が装置を制御すれば、装置の動作について違和感を遊技者に感じさせず、また、何らかの動作異常が発生しているのではないかとの疑惑を招くことがなくなり、これにより、通信異常による遊技への影響を最低限に抑止することができる。
(請求項3の効果)
請求項3記載の発明によれば、上記した請求項2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項3記載の発明によれば、遊技の進行にともなって遊技状況が段階的に変化するように形成し、変化する遊技段階毎に副制御基板が受信しうる指令信号が予め設定され、遊技の進行によって一の遊技段階から次の遊技段階へ変化する毎に、指令信号の異なる組み合わせからなる受信候補指令信号群を順次生成していくように、通信状態判定手段を形成したので、次の遊技段階へ移行するまでは、同一の受信候補指令信号群を利用して指令信号の選択が行え、通信状態判定手段が受信候補指令信号群を生成する回数が低減される。これにより、副制御基板側でシリアル伝送方式通信における通信異常を判定し、さらに、通信異常の影響を抑える処理を行っても、副制御基板側の負荷の増加を最低限にすることができ、シリアル伝送方式通信の伝送速度の維持が容易に達成され、主制御基板及び副制御基板間の通信に何ら支障をきたすことがない。
本発明の一実施形態に係る遊技機であるスロットマシンを示す正面図である。 前記実施形態に係るスロットマシンの内部を示す正面図である。 前記実施形態に係る主制御基板及び副制御基板を示すブロック図である。 前記実施形態に係る送信手段である送信回路を示すブロック図である。 前記実施形態に係る受信手段である受信回路を示すブロック図である。 前記実施形態の要部である誤信号検出訂正部を示すブロック図である。 前記実施形態の要部である通信異常修復部を示すブロック図である。 前記実施形態に係る主制御基板の動作を説明するためのフローチャートである。 前記実施形態に係る主制御基板の各段階における指令を示すテーブルである。 前記実施形態における指令信号送信処理を説明するためのフローチャートである。 前記実施形態における指令信号受信処理を説明するためのフローチャートである。 前記実施形態の受信指令信号ホールド処理を説明するためのフローチャートである。 前記実施形態に係る誤信号検出訂正処理を説明するためのフローチャートである。 前記実施形態に係る通信異常修復処理を説明するためのフローチャートである。
以下に、本発明を実施するための最良の形態である実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(スロットマシン1の概略構成)
本実施形態に係る遊技機としてのスロットマシン1は、図1に示すように、三個の回転リール11の各々に記された複数種類の図柄が所定の組み合わせとなるように、回転している回転リール11を停止させる遊技を行うものである。また、スロットマシン1は、遊技媒体として金属製のメダルを採用したものであり、メダルの投入によって遊技を開始するように形成されている。
このようなスロットマシン1には、図1の如く、当該スロットマシン1の各種装置を収納するとともに、正面形状が長方形となった筐体2が備えられている。
筐体2は、前面全体が開口された箱状の部材である。そして、筐体2の前面開口は、当該筐体2に回動可能に取り付けられた前扉3で塞がれるようになっている。なお、前扉3は、閉じられると、自動的に施錠されるようになっている。
前扉3は、その前面をほぼ二分する上部パネル部4及び下部パネル部5を備えたものとなっている。そして、下部パネル部5の下方には、入賞時に払い出されるメダルを貯留する受皿部6Aが一体成形された受皿ユニット6が設けられている。また、上部パネル部4と下部パネル部5との間には、遊技に係る操作を行うための操作卓7が遊技者側に突出するように形成されている。
ここで、上部パネル部4及び下部パネル部5は、意匠的に優れた外観を確保するために、合成樹脂製の化粧板が表面に張り付けられたものとなっている。
(上部パネル部4)
上部パネル部4には、図1中、操作卓7の上方且つ幅方向の中央部分において長方形状に形成された表示窓4Aが設けられている。
ここで、筐体2内部に設けられた三個の回転リール11の各々は、その外周面に複数種類の図柄に記されている。そして、各回転リール11の図柄は、筐体2の外部から表示窓4Aを通して目視可能となっている。なお、回転リール11の内部には、回転リール11を内側から照射する図示しないリール照明部が設けられている。
上部パネル部4の上端縁部分には、正面形状が左右に細長い逆台形状に形成された演出用照明装置4Bが設けられている。この演出用照明装置4Bは、上部パネル部4の上端縁部分のほぼ中央に配置され、その両端部は、演出用照明装置4Bの角隅部分まで達することなく、その手前の位置で途切れたものとなっている。
また、上部パネル部4の上側における両角近傍には、正面形状が湾曲した帯状に形成されるとともに、漢数字の「八」を描く一対の演出用照明装置4Cが設けられている。これらの演出用照明装置4Cの各々は、その上端部が演出用照明装置4Bの端部近傍に配置されるとともに、その下端側の部分が上部パネル部4の側縁へ向かって斜め下方に延びたものとなっている。
さらに、上部パネル部4の両方の側縁には、その間に表示窓4Aを挟むようにして配置された一対の演出用照明装置4Dが設けられている。
これらの演出用照明装置4B〜4Dの各々は、赤色のレンズの内部に配置された高輝度発光ダイオード等の光源を備え、遊技の進行に応じて、その光源の点灯又は点滅により、遊技における視覚的な演出効果を高めるものである。
表示窓4A及び演出用照明装置4Bの間には、遊技の演出用画像を表示する液晶表示装置4Eが設けられている。この液晶表示装置4Eは、動画を含む様々な画像を、遊技の進行に応じて表示するものである。
液晶表示装置4Eの下側における両角近傍には、遊技に係る効果音を発生するスピーカを備えた音声出力部4Fがそれぞれ設けられている。
(操作卓7)
操作卓7は、遊技における操作に必要な各種のスイッチ類が配置されたものである。
すなわち、操作卓7における図1中右端の部分には、前扉3の施錠を解除するための鍵が挿入される鍵穴7Aが設けられている。この鍵穴7Aの左斜め上方には、メダルを投入するためのメダル投入口7Bが開口されたメダル投入部7Cが設けられている。
メダル投入口7Bの左斜め下方には、三個の回転リール11のそれぞれを停止させる際に操作される三個のストップスイッチ7Dが設けられている。これら三個のストップスイッチ7Dのうち、左端に配置されているストップスイッチ7Dの左斜め上方には、後述するマックスベットスイッチ7Eが設けられている。
また、左端のストップスイッチ7Dの左方であって、マックスベットスイッチ7Eの左斜め下方の位置には、三個の回転リール11を一斉に回転させる際に操作されるスタートスイッチ7Fが設けられている。
ここで、マックスベットスイッチ7Eの図1中左側の近傍には、1枚ベットスイッチ7G及び精算スイッチ7Hが設けられている。
マックスベットスイッチ7Eは、遊技者等が1回の押圧操作を行うと、一般的には、3枚のメダルをベットすることを命令する投入指令信号であるマックスベット信号を送出するものである。
換言すると、マックスベットスイッチ7Eは、1回の押圧操作でベット可能な最大枚数(一般的には3枚)のメダルをベットするための投入スイッチである。
また、1枚ベットスイッチ7Gは、遊技者等が1回の押圧操作を行うと、1枚のメダルをベットすることを命令する投入指令信号である1枚ベット信号を送出するものである。
換言すると、1枚ベットスイッチ7Gは、1回の押圧操作で1枚のメダルをベットするための投入スイッチである。
残りの精算スイッチ7Hは、遊技者等が押圧操作を行うと、貯留メダルの精算動作を実行すること、あるいは、ベットされたメダルを元に戻すことを命令する精算指令信号を送出するものである。
(下部パネル部5及び受皿ユニット6)
下部パネル部5には、スロットマシン1のモデルタイプを表す象徴するキャラクター等が描かれたパネル5Aが設けられている。
受皿ユニット6には、メダルを貯留する前述の受皿部6Aに加えて、入賞時に受皿部6Aへ向かって払い出されるメダルを排出させるメダル払出口6Bと、遊技に係る効果音を発生するスピーカを備えた音声出力部6Cとが設けられている。
(筐体2内蔵の遊技用装置)
次いで、筐体2内に設けられている遊技用装置等の装置について簡単に説明する。
筐体2の内部には、図2に示すように、三個の回転リール11が回転自在に支持するとともに、これらの回転リール11のそれぞれを駆動する図2には示されていないステッピングモータ11A を備えたリールユニット10、内部に多数のメダルを貯留させる容器部21を備えるとともに受皿部6Aに向かってメダルを排出するホッパユニット20、遊技用装置の遊技動作やホッパユニット20の動作を制御するマイクロコンピュータからなるCPUを備えた主制御基板2A、及び、これらの装置に電力を供給する電源装置9等が設けられている。
主制御基板2Aは、遊技の進行に係る装置の動作を主に制御するものとなっておる。
すなわち、主制御基板2Aは、マックスベットスイッチ7Eからの投入指令信号、1枚ベットスイッチ7Gからの投入指令信号、及び、精算スイッチ7Hからの精算指令信号を受信すると、それぞれの信号に応じて、リールユニット10やホッパユニット20等、遊技の進行に係る装置に対して、所定の制御動作を行う制御装置である。
また、前扉3の裏側には、図2の如く、表側の液晶表示装置4Eの対応した位置に配置されている、換言すると、前扉3の上端縁近傍中央に配置されているとともに、液晶表示装置4E等の演出用装置の制御を行う副制御基板2D、及び、図2中表示窓4Aの左側の端縁下方に配置されるとともに、メダル投入口7Bに投入されたメダルを選別するメダルセレクタ8等が設けられている。
副制御基板2Dは、遊技の進行に直接関与しない装置、例えば、演出用照明装置4B〜4D及び液晶表示装置4E等の動作を主に制御するものとなっている。
(通信手段30)
以上において、スロットマシン1には、主制御基板2Aから副制御基板2Dへ誤り検出ビット付きのデジタル信号からなる指令信号をシリアル通信で伝送する通信手段30が設けられている。
具体的には、通信手段30は、図3に示すように、主制御基板2A及び副制御基板2Dの両方にまたがって設けられたものである。そして、通信手段30には、図3の如く、主制御基板2Aからの指令信号を送信するための送信手段である送信回路40と、この送信回路40から受信した指令信号を受信するための受信手段である受信回路50とが設けられている。
なお、指令信号は、パリティチェックビット付きのデジタル信号となっている。
そして、主制御基板2Aは、リールユニット10等の動作を制御する主制御基板2Aの主要回路である主制御回路2Eと、通信手段30の一部である送信回路40とを備えたものである。
一方、副制御基板2Dは、液晶表示装置4E等の動作を制御する副制御基板2Dの主要回路である副制御回路2Fと、通信手段30の一部である受信回路50とを備えたものである。
(送信回路40)
送信回路40は、主制御回路2Eから送られてくるパラレル形式の指令信号をシリアル形式の指令信号に変換するとともに、主制御回路2Eからの指令信号に基づく演算で後述する補正信号を算出するものである。
すなわち、送信回路40には、図4に示すように、その後段で信号処理が円滑に行えるように、主制御回路2Eからの指令信号を一時的に保持する入力バッファ部41と、連続して二つの指令信号をそれぞれホールドする第1及び第2指令信号ホールド部42, 43と、補正信号を算出する補正信号算出部44と、内部で変換したシリアル形式の指令信号を順次外部へ送信する送信制御部45とが設けられている。
入力バッファ部41は、主制御基板2Aから連続して二つの指令信号が出力される毎に、これら二つの指令信号を第1及び第2指令信号ホールド部42, 43にそれぞれ振り分けるものである。
更に詳しく説明すると、入力バッファ部41は、主制御基板2Aから二つの指令信号を連続して受けると、これら二つの指令信号のうち、最初に受けた第1指令信号を第1指令信号ホールド部42へ送り、二番目に受けた第2指令信号を第2指令信号ホールド部43に送るように形成されたものである。
第1指令信号ホールド部42は、入力バッファ部41からの第1指令信号を受けると、次の第1指令信号を受け取るまで、当該第1指令信号を保持し、次の第1指令信号を受け取ると、古い第1指令信号を新しい第1指令信号に置き換えるものである。
また、第1指令信号ホールド部42は、保持している第1指令信号を補正信号算出部44及び送信制御部45の両方へ送るように形成されている。
第2指令信号ホールド部43は、入力バッファ部41からの第2指令信号を受けると、次の第2指令信号を受け取るまで、当該第2指令信号を保持し、次の第2指令信号を受け取ると、古い第2指令信号を新しい第2指令信号に置き換えるものである。
また、第2指令信号ホールド部43は、保持している第2指令信号を補正信号算出部44及び送信制御部45の両方へ送るように形成されている。
補正信号算出部44は、主制御基板2Aから連続して二つの指令信号が出力される毎に、これら二つの指令信号について所定の演算を行って補正信号を算出する補正信号算出手段である。
すなわち、補正信号算出部44は、主制御基板2Aから連続して二つの指令信号が出力される毎に、第1及び第2指令信号ホールド部42, 43を経由して前述の二つの指令信号を第1及び第2指令信号として受け取るように形成されている。
そして、補正信号算出部44は、受け取った第1指令信号と第2指令信号とを加算し、その算出結果である補正信号とし、算出した補正信号を送信制御部45へ送るように形成されている。
送信制御部45は、主制御基板2Aから連続して二つの指令信号が出力される毎に、二つの指令信号及び補正信号を、順次、副制御基板2D側の受信回路50へ送信するものである。
すなわち、送信制御部45は、第1及び第2指令信号ホールド部42, 43のそれぞれから第1及び第2指令信号を受信し、且つ、補正信号算出部44から補正信号を受信すると、速やかに、第1指令信号、第2指令信号及び補正信号を順番に受信回路50へ送信するように形成されている。
(受信回路50)
受信回路50は、主制御基板2Aから送られてくるシリアル形式の指令信号をパラレル形式の指令信号に復元するとともに、送られてきた信号の誤りを検出して訂正する処理等を行うものである。
この受信回路50には、図5に示すように、受信した主制御基板2Aからの指令信号である受信指令信号の誤りの検出及び訂正を行う誤信号検出訂正部60と、送信回路40及び受信回路50の間で行われる通信の異常を修復する通信異常修復部70とが設けられている。
誤信号検出訂正部60は、送信回路40から受信した二つの指令信号及び補正信号を受信する毎に、受信した二つの指令信号である第1及び第2受信指令信号のそれぞれについて誤り検出を行い、且つ、誤りを検出すると、その訂正を行うものとなっている。
この誤信号検出訂正部60には、図6に示すように、その後段で信号処理が円滑に行えるように、送信回路40からの指令信号を一時的に保持する入力バッファ部61と、第1受信指令信号について誤り検出とその訂正とを行う第1信号処理部62と、第2受信指令信号について誤り検出とその訂正とを行う第2信号処理部63と、受信した補正信号をホールドする補正信号ホールド部64と、その後段に接続される通信異常修復部70の信号の受信が円滑に行えるように、信号を一時的に保持する出力バッファ部65とが設けられている。
入力バッファ部61は、送信回路40から連続して第1受信指令信号、第2受信指令信号及び補正信号を受信する毎に、これら第1受信指令信号、第2受信指令信号及び補正信号のそれぞれを第1信号処理部62及び第2信号処理部63並び補正信号ホールド部64にそれぞれ振り分けるものである。
更に詳しく説明すると、入力バッファ部61は、送信回路40から三つの信号を連続して受けると、これら三つの受信信号のうち、最初に受けた第1受信指令信号を第1信号処理部62へ送り、二番目に受けた第2受信指令信号を第2信号処理部63へ送り、三番目に受けた補正信号を補正信号ホールド部64へ送るように形成されている。
また、第1信号処理部62は、前述したように、第1受信指令信号について誤りの検出を行い、第1受信指令信号に誤りがあるときは、その訂正を行うものである。
この第1信号処理部62には、図6の如く、受信した第1受信指令信号をホールドする第1信号ホールド部62A と、第1受信指令信号に誤りがあるか否かの検出を行う誤り検出手段としての第1誤り検出部62B と、送信回路40側の補正信号算出部44が行った演算の逆演算を行う第1逆演算部62C と、第1受信指令信号を訂正信号に置き換える信号訂正手段としての選択スイッチ部62D とが設けられている。
さらに、第2信号処理部63は、第1信号処理部62と同様の構成を有するものであり、前述したように、第2受信指令信号について誤りの検出を行い、第2受信指令信号に誤りがあるときは、その訂正を行うものである。
この第2信号処理部62には、図6の如く、受信した第2受信指令信号をホールドする第2信号ホールド部63A と、第2受信指令信号に誤りがあるか否かの検出を行う誤り検出手段としての第2誤り検出部63B と、送信回路40側の補正信号算出部44が行った演算の逆演算を行う第2逆演算部63C と、第2受信指令信号を訂正信号に置き換える信号訂正手段としての選択スイッチ部63D とが設けられている。
また、補正信号ホールド部64は、ホールドしている補正信号を第1信号処理部62の第1逆演算部62C 及び第2信号処理部63の第2逆演算部63C の両方へ送るように形成されたものとなっている。
以下に、第1信号処理部62について更に詳しく説明する。
第1信号処理部62の第1信号ホールド部62A は、ホールドしている第1受信指令信号を、第1誤り検出部62B 及び選択スイッチ部62D 、並びに、第2信号処理部63側の第2逆演算部63C の三箇所へ送るものとなっている。
第1誤り検出部62B は、第1受信指令信号及についてパリティチェックを行うことで、第1受信指令信号に誤りがあるか否かの検出を行うものである。
そして、第1誤り検出部62B は、検出を行った結果、誤りが有る場合には誤り検出信号を、第1逆演算部62C と、通信異常修復部70とに送るように形成されている。
第1逆演算部62C は、補正信号ホールド部64から送られてくる補正信号と、後述するように、第2信号処理部63側の第2信号ホールド部63A から送られてくる第2受信指令信号とに基づいて訂正信号を算出するものである。
具体的には、第1逆演算部62C は、補正信号ホールド部64がホールドしている補正信号から、第2信号ホールド部63A がホールドしている第2受信指令信号を減じる減算を行うとともに、その減算の結果である差を訂正信号として通信異常修復部70へ送るように形成されている。
選択スイッチ部62D は、第1誤り検出部62B から誤り検出信号を受けると、第2受信指令信号を訂正信号に置き換える動作を行うものとなっている。
さらに具体的に説明すると、選択スイッチ部62D は、第1誤り検出部62B から誤り検出信号を受けた場合、第1逆演算部62C を出力バッファ部65に接続し、第1逆演算部62C が算出した訂正信号を出力バッファ部65に受信させ、且つ、通信異常修復部70へ送信させるものとなっている。
一方、選択スイッチ部62D は、第1誤り検出部62B から誤り検出信号を受けなかった場合、第1信号ホールド部62A を出力バッファ部65に接続し、第1信号ホールド部62A がホールドしている第1受信指令信号を出力バッファ部65に受信させ、且つ、通信異常修復部70へ送信させるものとなっている。
次に、第2信号処理部63について更に詳しく説明する。
第2信号処理部63の第2信号ホールド部63A は、ホールドしている第2受信指令信号を、第2誤り検出部63B 及び選択スイッチ部63D 、並びに、第1信号処理部62側の第1逆演算部62C の三箇所へ送るものとなっている。
第2誤り検出部63B は、第2受信指令信号についてパリティチェックを行うことで、第2受信指令信号に誤りがあるか否かの検出を行うものである。
そして、第2誤り検出部63B は、検出を行った結果、誤りが有る場合には誤り検出信号を、第2逆演算部63C と、通信異常修復部70とに送るように形成されている。
第2逆演算部63C は、補正信号ホールド部64から送られてくる補正信号と、第1信号処理部62側の第1信号ホールド部62A から送られてくる第1受信指令信号とに基づいて訂正信号を算出するものである。
具体的には、第2逆演算部63C は、補正信号ホールド部64がホールドしている補正信号から、第1信号ホールド部62A がホールドしている第1受信指令信号を減じる減算を行うとともに、その減算の結果である差を訂正信号として通信異常修復部70へ送るように形成されている。
選択スイッチ部63D は、第2誤り検出部63B から誤り検出信号を受けると、第2受信指令信号を訂正信号に置き換える動作を行うものとなっている。
さらに具体的に説明すると、選択スイッチ部63D は、第2誤り検出部63B から誤り検出信号を受けた場合、第2逆演算部63C を出力バッファ部65に接続し、第2逆演算部63C が算出した訂正信号を出力バッファ部65に受信させ、且つ、通信異常修復部70へ送信させるものとなっている。
一方、選択スイッチ部63D は、第2誤り検出部63B から誤り検出信号を受けなかった場合、第2信号ホールド部63A を出力バッファ部65に接続し、第2信号ホールド部63A がホールドしている第2受信指令信号を出力バッファ部65に受信させ、且つ、通信異常修復部70へ送信させるものとなっている。
出力バッファ部65は、第1信号処理部62及び第2信号処理部63のそれぞれから信号を受信すると、速やかに、第1信号処理部62からの信号及び第2信号処理部63からの信号の順に、当該受信した信号を通信異常修復部70へ送信するように形成されている。
通信異常修復部70は、受信回路50が受信した受信指令信号が、その時点の遊技状況に応じて受信しうるものであるか否かを判定し、受信しうるものであると判定した場合に、通信が正常に行われていると判定するものである。
すなわち、通信異常修復部70には、図7に示すように、入力信号を一時的に保持する入力バッファ部71と、受信しうるすべての指令信号を記憶した指令信号記憶部72と、その時点の遊技状況に応じて受信しうる一つ以上の指令信号を含む受信候補指令信号群を生成する候補信号群生成部73と、当該通信異常修復部70が受信した信号が前述の受信候補指令信号群の一つと一致するか否かを判定する通信状態判定部74と、前述の受信候補指令信号群の中から、当該通信異常修復部70の受信した信号に最も近似した信号を抽出する最近似信号抽出部75と、内部の信号経路の切換を行うことで信号の選択を行う信号選択部76と、出力すべき信号を一時的に保持可能な出力バッファ部77とが設けられている。
入力バッファ部71は、その後段で信号処理が円滑に行えるように、誤信号検出訂正部60からの受信指令信号又は訂正信号を一時的に保持するものである。
入力バッファ部71は、誤信号検出訂正部60から受信した受信指令信号又は訂正信号を、候補信号群生成部73、通信状態判定部74及び信号選択部76の3箇所へ送信するように形成されている。
指令信号記憶部72は、主制御基板2Aから副制御基板2Dへ送信されるすべての指令信号が記憶された指令信号記憶手段である。
候補信号群生成部73は、指令信号記憶部72に記憶されている指令信号の中から、その時点の遊技状況に応じて受信しうる一つ以上の指令信号を選択し、選択した一つ以上の指令信号を含む受信候補指令信号群を生成するものである。
この際、スロットマシン1の遊技状況は、遊技の進行にともなって、一の遊技段階から次の遊技段階へと順次段階的に変化していくようになっている。
主制御基板2Aから送信され副制御基板2Dが受信しうる指令信号は、変化する遊技段階毎に予め設定されている。また、これらすべての指令信号の各々には、指令を示す指令データ部と、当該指令信号が属する遊技段階を示す属性コードを含むヘッダ部とが設けられている。
前述の候補信号群生成部73は、入力バッファ部71を経由して誤信号検出訂正部60から受信した受信指令信号又は訂正信号に含まれる属性コードから、その時点の遊技状況、換言すると、その時点の遊技段階を断定するようになっている。
また、候補信号群生成部73は、誤信号検出訂正部60を経由して送信回路40から受信した二つの信号(具体的には、受信指令信号又は受信指令信号に相当する訂正信号)を受信する毎に、指令信号記憶部72に記憶されている指令信号の中から、その時点の遊技状況、換言すると、その時点の遊技段階を示す属性コードを有する指令信号を選択・抽出することで、受信候補指令信号群を生成するようになっている。
これにより、候補信号群生成部73は、遊技の進行によって一の遊技段階から次の遊技段階へ変化する毎に、指令信号の異なる組み合わせからなる受信候補指令信号群を順次生成していくように形成されている。
なお、候補信号群生成部73は、誤信号検出訂正部60を経由して送信回路40から受信した二つの信号の属する遊技段階が異なる場合は、受信候補指令信号群を生成しないようになっている。
通信状態判定部74は、受信候補指令信号群の中に選択スイッチ部62D, 63Dが訂正した訂正信号と一致するものがあれば、通信が正常に行われていると判定するものである。
すなわち、通信状態判定部74には、受信候補指令信号群に含まれるすべての指令信号から入力バッファ部71から送られてきた一の信号を減じる減算を行う減算部74A と、この減算部74A の減算結果から受信候補指令信号群の中に一致するものがあるか否かの判定を行う一致判定部74B とが設けられている。
減算部74A は、入力バッファ部71から一の信号を受信する毎に、受信候補指令信号群に含まれるすべての指令信号を一つずつ受信し、すべての指令信号について、入力バッファ部71から受信した一の信号との差を算出し、得られた差を示す差信号を一致判定部74B 及び最近似信号抽出部75へ送信するものとなっている。
一致判定部74B は、減算部74A から受信した差信号のうち、一つでも値が「0」となったものがある場合に、受信候補指令信号群の中に、入力バッファ部71から受信した一の信号と一致するものが存在していると判定するとともに、通信が正常に行われていると判定し、且つ、通信が正常に行われていると判定すると、通信正常信号を信号選択部76へ送信するようになっている。
ここで、通信状態判定部74の後段に接続される信号選択部76は、通信状態判定部74側の一致判定部74B から通信正常信号を受信しなかった場合、通信状態判定部74が通信に異常有りと判定したと見なすようになっている。
最近似信号抽出部75は、減算部74A が算出した差に基づいて、受信候補指令信号群に含まれる指令信号のうち、入力バッファ部71から受信した一の信号に最も近い値を有する最近似信号を探し出すものである。
すなわち、最近似信号抽出部75には、減算部74A から受信した差信号が示す値の絶対値を算出する絶対値算出部75A と、絶対値算出部75A が算出した絶対値が、それまで算出したもののなかで最小であるか否かを判定する最小値判定部75B と、受信候補指令信号群に含まれる指令信号のうち、前述の最近似信号となるものをホールドする最近似信号ホールド部75C とが設けられている。
絶対値算出部75A は、受信候補指令信号群に含まれるすべての指令信号についての差信号を受信するとともに、受信した差信号の絶対値を算出し、算出した絶対値を示す絶対値信号を次々に最小値判定部75B へ送信するものである。
最小値判定部75B は、絶対値算出部75A から次々に絶対値信号を受信すると、最初に受信した絶対値信号をホールドし、2回目以降に受信した絶対値信号については、減算部74A から絶対値信号を受信する毎に、ホールドしている絶対値信号と値を比較して、今回受信した絶対値信号の値がホールドしている絶対値信号よりも小さい場合に、ホールドしている絶対値信号を今回受信した絶対値信号に更新してホールドするものである。
このような最小値判定部75B は、ホールドしている絶対値信号を新たな絶対値信号に更新すると、更新信号を最近似信号ホールド部75C へ送信するようになっている。
最近似信号ホールド部75C は、候補信号群生成部73から指令信号を減算部74A へ受信するのと同期して、受信候補指令信号群に含まれる指令信号を候補信号群生成部73から次々に受信するようになっている。
また、最近似信号ホールド部75C は、最小値判定部75B がホールドしている絶対値信号を新たな絶対値信号に更新する際に送信する更新信号を、当該最小値判定部75B から受信するようになっている。
そして、最近似信号ホールド部75C は、候補信号群生成部73から次々に指令信号を受信すると、最初に受信した指令信号をホールドし、2回目以降に受信した指令信号については、最小値判定部75B からの更新信号を受信する毎に、ホールドしている指令信号を今回受信した指令信号に更新してホールドするものである。
これにより、最近似信号ホールド部75C には、それまでに受信した指令信号のうち、入力バッファ部71から減算部74A へ送られてきた一の信号に最も近似した指令信号がホールドされ、最終的に、最近似信号ホールド部75C は、受信候補指令信号群に含まれる指令信号の中から最近似信号を選択して信号選択部76へ送信するようになっている。
信号選択部76は、入力バッファ部71を経由して誤信号検出訂正部60から受信した一の信号、及び、最近似信号ホールド部75C から送信されてくる最近似信号の何れか一方を選択し、選択した信号を出力バッファ部77へ送信するものとなっている。
この信号選択部76には、二つの信号の論理和を算出するOR回路76A と、信号の論理値を反転するインバータ回路76B と、二つの信号の論理積を算出するAND回路76C と、入力バッファ部71からの信号及び誤信号検出訂正部60からの信号の何れか一方を選択する選択スイッチ部76D とが設けられている。
OR回路76A は、誤信号検出訂正部60側の第1誤り検出部62B からの誤り検出信号、及び、同じく誤信号検出訂正部60側の第2誤り検出部63B からの誤り検出信号の二つの信号を受信し、これらの信号の和を算出して、その和を示す和信号をAND回路76C へ送信するようになっている。
インバータ回路76B は、一致判定部74B からの通信正常信号を受信し、この通信正常信号の論理値を反転した信号であって、通信に異常があることを示す通信異常信号をAND回路76C へ送信するようになっている。
AND回路76C は、OR回路76A からの和信号、及び、インバータ回路76B からの通信異常信号の二つの信号を受信し、これらの信号の積を算出して、その積を示す積信号を選択スイッチ部76D へ送信するようになっている。
選択スイッチ部76D は、AND回路76C から積信号を受信し、積信号の値が「0」の場合、誤信号検出訂正部60からの信号を出力バッファ部77へ送り、積信号の値が「1」の場合、最近似信号ホールド部75C からの最近似信号出力を出力バッファ部77へ送るようになっている。
具体的には説明すると、選択スイッチ部76D は、誤信号検出訂正部60側の第1誤り検出部62B 及び第2誤り検出部63B の両方が検出信号を送信していない場合、及び、一致判定部74B が通信正常信号を送信している場合のいずれかの場合に、誤信号検出訂正部60からの信号を出力バッファ部77へ送るようになっている。
換言すると、選択スイッチ部76D は、誤信号検出訂正部60で第1受信指令信号及び第2受信指令信号の両方に誤りがないと判定されたこと、及び、通信状態判定部74で通信が正常であると判定されたことのいずれか一方を条件として、誤信号検出訂正部60からの信号を出力バッファ部77へ送るようになっている。
一方、選択スイッチ部76D は、誤信号検出訂正部60側の第1誤り検出部62B 及び第2誤り検出部63B の少なくとも一方が誤り検出信号を送信し、且つ、一致判定部74B が通信正常信号を送信していない場合に、最近似信号ホールド部75C からの最近似信号出力を出力バッファ部77へ送るようになっている。
換言すると、選択スイッチ部76D は、誤信号検出訂正部60で第1受信指令信号及び第2受信指令信号の少なくとも一方に誤りがあると判定され、且つ、通信状態判定部74で通信に異常があると判定されたことを条件として、最近似信号ホールド部75C からの最近似信号出力を出力バッファ部77へ送るようになっている。
出力バッファ部77は、選択スイッチ部76D から信号を受信すると、速やかに、選択スイッチ部76D からの信号を副制御回路2Fへ送信するものとなっている。
以上のような受信回路50は、受信した二つの受信指令信号の両方に誤りがない、あるいは、通信が正常に行われている場合、送信回路40が送信した指令信号あるいは内部で訂正した訂正信号を副制御回路2Fへ送信するようになっている。
一方、受信回路50は、受信した二つの受信指令信号の少なくとも一方に誤りがあり、且つ、通信に異常がある場合、通信異常修復部70が受信した受信指令信号又は訂正信号に最も近似する指令信号を受信候補指令信号群の中から選び、選んだ指令信号を最近似信号として副制御回路2Fへ送信するようになっている。
次に、本実施形態に係る本実施形態に係る主制御基板2Aによる主制御処理、主制御基板2Aの送信回路40による指令信号送信処理、及び、副制御基板2Dの受信回路50による指令信号受信処理について図8〜図14のフローチャートを参照しながら説明する。
ここで、主制御基板2A側の主制御処理及び指令信号送信処理と、副制御基板2D側の指令信号受信処理とは、互いに独立した並行処理となっており、主制御基板2Aの主制御処理における処理の節目、換言すると、一の遊技段階から次の遊技段階へ移行する毎に、主制御基板2Aから副制御基板2Dへ指令信号が送られ、この指令信号によって、副制御基板2D側の各制御処理が主制御基板2Aの制御処理に同期させられるようになっている。
(主制御基板2Aによる主制御処理)
最初に、本実施形態に係る主制御基板2Aによる主制御処理について図8を参照しながら説明し、その後、遊技の各ステップ、換言すると、遊技の各遊技段階で主制御基板2Aから送信される指令信号について図9を参照しながら説明する。
スロットマシン1の電源が投入されると、主制御基板2Aによる主制御処理が開始され、これにより、スロットマシン1の遊技動作が開始される。この際、主制御処理は、図8の如く、ステップMS1000から処理が開始される。
すなわち、スロットマシン1の電源が投入されると、図8に示すように、ステップMS1000において、遊技者によってメダルが投入されるまで、遊技を進行させずに待機するとともに、液晶表示装置4Eに遊技者を誘引するためのデモ動画を表示させるメダル投入待機処理が開始される。
このメダル投入待機処理は、遊技者によってメダルが投入される、あるいは、メダルのベット操作が行われるまで継続し、メダルの投入又はメダルのベット操作によって終了する。メダル投入待機処理が終了したら、次のステップMS2000へ進む。
ステップMS2000では、遊技者によってメダルが投入される際に行われるベット時処理が行われる。具体的に説明すると、ステップMS2000では、遊技者によってメダル投入口7Bにメダルが投入されたことを報知するメダル投入音、あるいは、遊技者によってベットスイッチ7E, 7Gが操作されたことを報知するベット音を発生させる処理等が行われる。
メダルのベット操作が完了するとベット時処理が終了するので、次のステップMS3000へ進む。
ステップMS3000は、遊技者によってスタートスイッチ7Fが操作される前のスタート操作前段階である。このステップMS3000では、ビッグボーナス(以下「BB」という。)やリプレイタイム(以下「RT」という。)に当選している場合に、BBやRTの当選時特有の演出であって、BBやRTへの当選を示唆する演出を行うスタート操作待機処理が開始される。
このスタート操作待機処理は、遊技者によってスタートスイッチ7Fが操作されるまで継続し、スタートスイッチ7Fの操作によって終了する。スタート操作待機処理が終了したら、次のステップMS3100へ進む。
ステップMS3100では、遊技者によってスタートスイッチ7Fが操作される際に行われるスタート操作時処理が行われる。具体的に説明すると、ステップMS3100では、スタートスイッチ7Fの操作に僅かに遅れて、回転リール11の回転開始を演出する演出処理としてのスタート操作時処理が行われる。なお、実行される演出は、予め複数種類用意され、抽選等でそのうちの一つを選び、選ばれた一の演出が実行されるようにするのが好ましい。
スタートスイッチ7Fが操作された瞬間にスタート操作時処理が終了するので、次のステップMS3200へ進む。
ステップMS3200では、主制御基板2Aの内部で遊技におけるアタリ/ハズレを決めるとともに、アタリを選んだ場合には当選した役をも決める当否抽選処理が行われる。
このステップMS3200では、当否抽選が終わって抽選結果がでると、その抽選結果の内容を示す信号、例えば、当選した場合の役の種類を示す信号が指令信号として主制御基板2Aから副制御基板2Dへ送信される。
ここで、当選した場合の役の種類を示す信号は、副制御基板2Dにとっては、当該信号が示す所定の演出の実行を指令する演出指令信号でもある。
前述の抽選結果の内容を示す指令信号の送信が完了したら、当否抽選処理が終了するので、次のステップMS4000へ進む。
ステップMS4000では、三個の回転リール11について、一斉に回転を開始させるとともに、回転リール11の回転開始を報知する回転開始音を発生させるリール回転開始処理が行われる。このリール回転開始処理によって、三個の回転リール11が一斉に回転を開始したら、次のステップMS4100へ進む。
ステップMS4100では、回転リール11が停止されるまでの間、回転リール11の回転を演出する演出処理としてのリール回転時処理が実行される。例えば、ステップMS4100では、回転リール11の回転速度が所定の回転速度に達する前に、回転リール11の回転速度を変更する演出を行うこともできる。このようなリール回転時処理が終了したら、次のステップMS5000へ進む。
ステップMS5000では、遊技者によって一のストップスイッチ7Dが操作された際に行われるストップ操作時処理が行われる。
具体的に説明すると、ステップMS5000では、一のストップスイッチ7Dの操作を契機に、該当する回転リール11を停止させるとともに、回転リール11の停止を報知する回転停止音を発生するストップ操作時処理が行われる。
このストップ操作時処理で該当する回転リール11が停止したら、次のステップMS5100へ進む。
ステップMS5100では、三個の回転リール11がすべて停止したか否かが判定される。
このステップMS5100で、三個の回転リール11がすべて停止したと判定されなかった場合、ステップMS5200へ進む一方、三個の回転リール11がすべて停止したと判定された場合には、ステップMS6000へ進む。
ステップMS5200では、一の回転リール11が停止する際に行われるリール個別停止時処理が行われる。具体的に説明すると、ステップMS5200では、ストップスイッチ7Dの操作に僅かに遅れて、入賞を期待させる画像を液晶表示装置4Eに表示する演出処理としてのリール個別停止時処理が行われる。なお、実行される演出は、予め複数種類用意され、抽選等でそのうちの一つを選び、選ばれた一の演出が実行されるようにするのが好ましい。
そして、次のストップスイッチ7Dが操作されると、ステップMS5000へ戻ると同時に、リール個別停止時処理は終了する。
ステップMS6000では、すべての回転リール11が停止された際に、当否抽選で当選した役に対応する図柄(作動図柄)を液晶表示装置4Eに表示する演出処理である全リール停止時処理が実行される。この作動図柄を液晶表示装置4Eに表示したら、次のステップMS6100へ進む。
ステップMS6100では、停止した三つの回転リール11が示す図柄が、当否抽選で当選した役であってメダルの払い出しを伴う役に対応しているか否かが判定される。要約すると、ステップMS6100では、停止図柄が入賞役に対応しているか否かが判定される。
このステップMS6100で、停止図柄が入賞役に対応していると判定された場合、ステップMS6200へ進む。
一方、停止図柄が入賞役に対応していると判定された場合、MS1000から開始された主制御処理は、以上で完了となる。
ステップMS6200では、入賞した役に対応した枚数のメダルを遊技者に払い出すメダル払出処理が行われる。このステップMS6200でメダルの払い出しが終了すると、MS1000から開始された主制御処理が完了となる。
続いて、図8に示した各ステップが実行される遊技の各遊技段階において、主制御基板2Aから副制御基板2Dへ送信される指令信号の一例について、図9を参照しながら簡、単に説明する。
まず、ステップMS1000の実行段階であるメダル投入前段階では、図9に示すように、遊技者を誘引するためのデモ動画を液晶表示装置4Eに表示させる表示指令が主制御基板2Aから副制御基板2Dへ送信される。
ステップMS2000の実行段階であるベット時段階では、メダルの投入を報知するメダル投入音、あるいは、ベットスイッチの操作を報知するベットスイッチ操作音等を発生させる発生指令が送信される。
ステップMS3000の実行段階であるスタート操作前段階では、BB又はRTに移行する可能性がある場合には、その旨を報知する特殊音を発生させる等、特有の報知演出を実行させる報知演出指令が送信される。
ステップMS3100の実行段階であるベット時段階では、メダルの投入音、あるいは、ベットスイッチの操作音を発生させる発生指令が送信される。
ステップMS3200の実行段階である当否抽選段階では、当否抽選に対応した演出を実行させる演出指令が送信される。
ステップMS4000の実行段階であるリール回転開始段階では、回転リール11の回転が開始されることを報知する回転開始音を発生させる発生指令が送信される。
ステップMS4100の実行段階であるリール回転時段階では、回転リールを利用した演出等を実行させる実行指令が送信される。
ステップMS5000の実行段階であるストップ操作時段階では、回転リール11を停止させることを報知する回転停止音を発生させる発生指令が送信される。
ステップMS5200の実行段階であるリール停止段階では、入賞を期待させる画像を液晶表示装置4Eに表示する演出を実行させる実行指令が送信される。
ステップMS5000の実行段階であるストップ操作時段階では、回転リール11を停止させることを報知する回転停止音を発生させる発生指令が送信される。
ステップMS5200の実行段階であるリール停止段階では、入賞を期待させる画像を液晶表示装置4Eに表示する演出を実行させる実行指令が送信される。
ステップMS6000の実行段階である全リール停止時段階では、当否抽選で当選した当選役に対応した図柄の組み合わせを液晶表示装置4Eに表示する演出を実行させる実行指令が送信される。
ステップMS6200の実行段階であるメダル払出段階では、払い出されるメダルの枚数等のメダル払出に関する情報を液晶表示装置4Eに表示させる表示指令が送信される。
通常遊技においては、進行していく各遊技段階のそれぞれにおいて、前述のような指令信号が送信される一方、BBやRTにおいては、通常遊技における各指令指令信号に加えて、BBゲームやRTゲームにおける特有の指令信号が送信される。
以下に、BBゲームやRTゲームにおいて付加される指令信号について説明する。
BBゲームを実行中のBB段階では、BBゲームに移行してから、それまでに払い出されたメダルの枚数と、遊技において費やしたメダルの枚数との差である純増枚数を液晶表示装置4E等に表示する表意指令が送信される。
また、BBゲームが終了するBB終了段階では、BBゲームが終了することを報知するBB終了音を発生させる発生指令が送信される。
RTゲームが開始されるRT開始段階では、RTゲームが開始されることを報知するRT開始音を発生させる発生指令が送信される。
逆に、RTゲームが終了するRT終了段階では、RTゲームが終了することを報知するRT終了音を発生させる発生指令が送信される。
また、遊技が終了している状態で、遊技者が精算スイッチ7Hを押圧操作すると、遊技段階は、精算段階に移行する。
この精算段階では、まず、精算開始時に精算が開始されることを報知する精算開始音を発生させる発生指令が送信され、この後、精算のためにクレジットされている枚数のメダルが遊技者に払い出される。この際、未精算のメダルの枚数、すなわち、メダルの残枚数を液晶表示装置4E等に表示させる表示指令が送信される。
そして、精算が終了する精算終了段階では、精算が終了することを報知する精算終了音を発生させる発生指令が送信される。
(主制御基板2Aによる指令信号送信処理)
次に、指令信号送信処理について図10を参照しながら説明する。
スロットマシン1の電源が投入されると、主制御基板2Aの送信回路40によって指令信号送信処理が開始される。この指令信号送信処理は、図10の如く、ステップTS1000から処理が開始される。
まず、図10に示すように、ステップTS1000において、制御変数nの初期値を設定する初期値設定処理を行う。具体的には、制御変数nの値を「1」とする処理を行う。この初期値設定処理が終了したら、次のステップTS2000へ進む。
ステップTS2000では、送信回路40が主制御回路2Eから指令信号を受信したか否かが判定される。
このステップTS2000で、主制御回路2Eから指令信号を受信したと判定されなかった場合、主制御回路2Eから指令信号を受信するまで、ステップTS2000を繰り返し行う待機処理が行われる。
一方、ステップTS2000で、主制御回路2Eから指令信号を受信したと判定された場合、次のステップTS2100へ進む。
ステップTS2100では、指令信号ホールド処理が行われる。この指令信号ホールド処理は、主制御回路2Eから受信した指令信号を制御変数nに対応した第n指令信号とし、この第n指令信号を、第1指令信号ホールド部42及び第2指令信号ホールド部43のうち、該当する方へ収納する処理となっている。この指令信号ホールド処理が終了したら、次のステップTS2200へ進む。
ステップTS2200では、制御変数nのインクリメント処理を行う。具体的には、制御変数nの値に「1」を加える処理を行う。このインクリメント処理が終了したら、次のステップTS2300へ進む。
ステップTS2300では、制御変数nの値が「3」に達したか否かが判定される。
このステップTS2300で、制御変数nの値が「3」に達したと判定されなかった場合、ステップTS2000へ戻る一方、ステップTS2300で、制御変数nの値が「3」に達したと判定された場合、次のステップTS3000へ進む。
ステップTS3000では、補正信号算出部44によって補正信号を算出する補正信号算出処理が行われる。すなわち、第1指令信号に第2指令信号を加えて補正信号を算出する処理がなされる。この補正信号算出処理が終了したら、次のステップTS4000へ進む。
ステップTS4000では、送信回路40が主制御回路2Eから連続的に受信した二つの指令信号、すなわち、第1指令信号及び第2指令信号、並びに、補正信号算出部44が算出した補正信号を、シリアル形式に変換し、シリアル形式に変換した第1指令信号、第2指令信号及び補正信号を、副制御基板2D側の受信回路50へ順次送信するシリアル送信処理を行う。このシリアル送信処理が終了したら、一回分の指令信号送信処理は完了する。
(副制御基板2Dによる指令信号受信処理)
次に、指令信号受信処理について図11〜図14を参照しながら説明する。
スロットマシン1の電源が投入されると、副制御基板2Dの受信回路50によって指令信号受信処理が開始される。この指令信号受信処理は、図11に示すように、ステップRS1000、ステップRS2000及びステップRS6000のそれぞれから開始される三つの処理を含むものとなっている。
指令信号受信処理を概略説明すると、指令信号受信処理は、図11の如く、まず、ステップRS1000において、受信した指令信号である受信指令信号をホールドする受信指令信号ホールド処理が開始される。次に、ステップRS2000において、受信指令信号に対して誤り検出及び誤りの訂正を行う誤信号検出訂正処理が開始される。続いて、ステップRS6000において、主制御基板2A側の送信回路40との間の通信に異常があるか否かの判定及びその異常の修復を行う通信異常修復処理が開始される。
以下に、指令信号受信処理について詳細に説明する。
指令信号受信処理のうち、最初に実行される受信指令信号ホールド処理は、図12に示すように、ステップRS1100において、制御変数mの初期値を設定する初期値設定処理を行う。具体的には、制御変数mの値を「1」とする処理を行う。この初期値設定処理が終了したら、次のステップRS1200へ進む。
ステップステップRS1200では、受信回路50が主制御基板2Aから指令信号を受信したか否かが判定される。
このステップRS1200で、主制御基板2Aから指令信号を受信したと判定されなかった場合、主制御基板2Aから指令信号を受信するまで、ステップRS1200を繰り返し行う待機処理が行われる。
一方、ステップRS1200で、主制御基板2Aから指令信号を受信したと判定された場合、次のステップRS1300へ進む。
ステップRS1300では、制御変数mの値が「3」に達したか否かが判定される。
このステップRS1300で、制御変数mの値が「3」に達したと判定された場合、ステップRS1600へ進む。一方、ステップRS1300で、制御変数mの値が「3」に達したと判定されなかった場合、次のステップRS1400へ進む。
ステップRS1400では、受信指令信号ホールド処理が行われる。この受信指令信号ホールド処理は、主制御基板2Aから受信した指令信号である受信指令信号を制御変数mに対応した第m受信指令信号とし、この第m受信指令信号を、第1信号ホールド部62A 及び第2信号ホールド部63A のうち、該当する方へ納める処理となっている。この受信指令信号ホールド処理が終了したら、次のステップRS1500へ進む。
ステップRS1500では、制御変数mのインクリメント処理を行う。具体的には、制御変数mの値に「1」を加える処理を行う。このインクリメント処理が終了したら、次のステップRS1600へ進む。
ステップRS1300からステップRS1600へ進んだ場合、ステップRS1600では、主制御基板2Aからの補正信号を、補正信号ホールド部64へ納める補正信号ホールド処理が行われる。この補正信号ホールド処理が終了すると、受信指令信号ホールド処理が完了し、次の誤信号検出訂正処理が開始される。
続いて、誤信号検出訂正処理について詳細に説明する。
ステップRS2000から開始される誤信号検出訂正処理は、図13に示すように、ステップRS2100において、第1受信指令信号及び第2受信指令信号のそれぞれについて、パリティチェックによる誤り検出を行うパリティチェック処理を行う。このパリティチェック処理が終了したら、次のステップRS2200へ進む。
ステップRS2200では、パリティチェック処理で第1受信指令信号及び第2受信指令信号の少なくとも一方に誤りがあったか否かが判定される。
このステップRS2200で、第1受信指令信号及び第2受信指令信号の少なくとも一方に誤りがあったと判定された場合、ステップRS3000へ進む。
一方、ステップRS2200で、第1受信指令信号及び第2受信指令信号の少なくとも一方に誤りがあったと判定されなかった場合、換言すると、第1受信指令信号及び第2受信指令信号のいずれにも誤りがなかった判定された場合、次のステップRS2300へ進む。
ステップRS2300では、第1受信指令信号及び第2受信指令信号を、副制御回路2Fが遂行すべき真正な指令信号として設定する遂行指令設定処理が行われる。この遂行指令設定処理が終了したら、ステップRS2300を以て、誤信号検出訂正処理が完了し、次の通信異常修復処理におけるステップRS8000へ進む。
なお、ステップRS8000では、真正な指令信号として設定された第1指令信号及び第2指令信号を副制御回路2Fへ送り、第1受信指令信号及び第2受信指令信号を副制御回路2Fに受信させる副制御回路受信処理が行われ、この副制御回路受信処理が完了すると、一回分の指令信号受信処理は完了する。
一方、ステップRS2200からステップRS3000へ進んだ場合、ステップRS3000では、パリティチェック処理で第1受信指令信号に誤りがあったか否かが判定される。
このステップRS3000で、第1受信指令信号に誤りがあったと判定されなかった場合、ステップRS4000へジャンプする。
一方、ステップRS3000で、第1受信指令信号に誤りがあったと判定された場合、次のステップRS3100へ進む。
ステップRS3100では、受信した補正信号から第2受信指令信号を減じて、第1受信指令信号とすべき訂正信号を算出する訂正信号算出処理を行う。この訂正信号算出処理が終了したら、次のステップRS3200へ進む。
ステップRS3200では、ステップRS3100で算出した訂正信号を第1受信指令信号とする処理、換言すると、第1受信指令信号を訂正信号に置き換える第1信号置換処理を行う。この第1信号置換処理が終了したら、次のステップRS4000へ進む。
ステップRS4000では、パリティチェック処理で第2受信指令信号に誤りがあったか否かが判定される。
このステップRS4000で、第2受信指令信号に誤りがあったと判定されなかった場合、ステップRS5000へジャンプする。
一方、ステップRS4000で、第2受信指令信号に誤りがあったと判定された場合、次のステップRS4100へ進む。
ステップRS4100では、受信した補正信号から第1受信指令信号を減じて、第2受信指令信号とすべき訂正信号を算出する訂正信号算出処理を行う。この訂正信号算出処理が終了したら、次のステップRS4200へ進む。
ステップRS4200では、ステップRS4100で算出した訂正信号を第2受信指令信号にする処理、換言すると、第2受信指令信号を訂正信号に置き換える第2信号置換処理を行う。この第2信号置換処理が終了したら、次のステップRS5000へ進む。
ステップRS5000では、その時点における第1受信指令信号及び第2受信指令信号を通信異常修復部70へ送信する中間信号送信処理が行われ、第1受信指令信号及び第2受信指令信号を送信する中間信号送信処理が完了したら、誤信号検出訂正処理が完了し、次の通信異常修復処理を開始するためにステップRS6000へ進む。
次に、通信異常修復処理について詳細に説明する。
ステップRS6000から開始される通信異常修復処理は、図14に示すように、ステップRS6100において、制御変数kの初期値を設定する初期値設定処理を行う。具体的には、制御変数kの値を「1」とする処理を行う。この初期値設定処理が終了したら、次のステップRS7000へ進む。
ステップRS7000では、第k受信指令信号が前述のステップRS3200で訂正されたものであるか否かが判定される。換言すると、ステップRS7000では、ステップRS3000で第1受信指令信号に誤りが検出されたか否かが判定される。
ステップRS7000で、第k受信指令信号が訂正されたものであると判定されなかった場合、ステップRS7500へジャンプする。
一方、ステップRS7000で、第k受信指令信号が訂正されたものであると判定された場合、次のステップRS7100へ進む。
ステップRS7100では、候補信号群生成部73によって、その時点の遊技段階において受信しうる一つ以上の指令信号を含む受信候補指令信号群を生成する受信候補指令信号群生成処理が行われる。この受信候補指令信号群生成処理が完了したら、次のステップRS7200へ進む。
ステップRS7200では、ステップRS7100で生成した受信候補指令信号群の中に第k受信指令信号と一致するものがあるか否かが判定される。要約すると、ステップRS7200では、生成した受信候補指令信号群の中に第k受信指令信号があるか否かが判定される。
このステップRS7200で、受信候補指令信号群の中に第k受信指令信号があると判定された場合、ステップRS7500へジャンプする。
一方、ステップRS7200で、受信候補指令信号群の中に第k受信指令信号があると判定されなかった場合、次のステップRS7300へ進む。
ステップRS7300では、候補信号群生成部73の中から、第k受信指令信号に最も近似する指令信号(最近似信号)を選択する最近似信号選択処理が行われる。この最近似信号選択処理が完了したら、次のステップRS7400へ進む。
ステップRS7400では、ステップRS7300で選択した最近似信号を第k受信指令信号とする処理、換言すると、第k受信指令信号を最近似信号に置き換える第k信号置換処理を行う。この第k信号置換処理が終了したら、次のステップRS7500へ進む。
ステップRS7500では、その時点で設定されている第k受信指令信号を、副制御回路2Fが遂行すべき第k指令信号として設定する遂行指令設定処理が行われる。この遂行指令設定処理が終了したら、次のステップRS7600へ進む。
ステップRS7600では、制御変数kのインクリメント処理を行う。具体的には、制御変数kの値に「1」を加える処理を行う。このインクリメント処理が終了したら、次のステップRS7700へ進む。
ステップRS7700では、制御変数kの値が「3」に達したか否かが判定される。
このステップRS7700で、制御変数kの値が「3」に達したと判定されなかった場合、ステップRS7000へ戻る。一方、ステップRS7700で、制御変数kの値が「3」に達したと判定された場合、次のステップRS8000へ進む。
ステップRS8000では、指令信号として設定された第1指令信号及び第2指令信号を副制御回路2Fへ送り、第1指令信号及び第2指令信号を副制御回路2Fに受信させる副制御回路受信処理が行われ、この副制御回路受信処理が完了すると、一回分の指令信号受信処理は完了する。
前述のような本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、主制御基板2Aから連続して二つの指令信号が出力される毎に、これら二つの指令信号について所定の演算を行って補正信号を算出する補正信号算出手段44と、主制御基板2Aから連続して二つの指令信号が出力される毎に、当該二つの指令信号及び補正信号を、順次、受信手段へ送信する送信制御部45とを送信回路40に設ける一方、受信回路50に、送信回路40から受信した二つの受信指令信号のそれぞれについて誤り検出ビットのチェックを行い、これら二つの受信指令信号に誤りがあるか否かの検出を行う第1及び第2誤り検出部62B, 63Bと、第1及び第2誤り検出部62B, 63Bが二つの受信指令信号の一方に誤りを検出した場合、二つの受信指令信号の他方及び補正信号について、補正信号算出手段が行った演算の逆演算を行って訂正信号を算出し、二つの受信指令信号の一方を算出した訂正信号に置き換えることで誤りを訂正する選択スイッチ部62D, 63Dとを設け、雑音による通信障害等で受信した指令信号である受信指令信号が誤りビットを含む場合には、二つの受信指令信号の他方及び補正信号について、補正信号算出部44が行った演算の逆演算を行って訂正信号を算出し、二つの受信指令信号の一方を算出した訂正信号に置き換えるようにしたので、主制御基板2Aから副制御基板2Dまで到達する間に、二つの指令信号の一方に誤りビットが発生した場合には、誤りビットの発生していない指令信号と訂正信号とから、誤りビットを正しいビットに訂正することができる。
このため、シリアル伝送方式通信で伝達される二つの指令信号及び補正信号の計三つの信号のうち、二つ以上の信号に誤りビットが発生しなければ、その誤りを訂正することができる一方、連続して伝送されるこれら三つの信号のうち二つ以上の信号に誤りビットが発生する確率は、充分に低確率となるので、主制御基板2Aから副制御基板2Dへ一方向にシリアル伝送方式通信で指令信号を伝送した際に、伝送した指令信号に誤りが生じても、誤りビットの訂正を図ることができる。
また、主制御基板2Aから副制御基板2Dへ送信されるすべての指令信号が記憶された指令信号記憶部72と、送信回路40から二つの受信指令信号を受信する毎に、指令信号記憶部72に記憶されている指令信号の中から、その時点の遊技状況に応じて受信しうる一つ以上の指令信号を選択し、選択した一つ以上の指令信号を含む受信候補指令信号群を生成する候補信号群生成部73と、この候補信号群生成部73が生成した受信候補指令信号群の中に信号訂正手段が訂正した訂正信号と一致するものがあれば、通信が正常に行われていると判定する通信状態判定部74とを受信回路50に設けたので、選択スイッチ部62D, 63Dが訂正した訂正信号が受信候補指令信号群の中に含まれる指令信号のいずれにも一致しない場合、通信が正常に行われていない、換言すると、シリアル伝送方式通信で伝達された二つの指令信号及び訂正信号の計三つの信号のうち、二つ以上の信号に誤りビットが発生した通信異常が生じたと判定することができる。
そして、通信状態判定部74によって通信異常と判定された場合において、二つの指令信号の一方及び訂正信号に誤りビットが発生しているときは、受信候補指令信号群の中に含まれる指令信号のうち、訂正信号に最も近似する指令信号を選択し、選択した指令信号を訂正信号の代わりに採用して主制御基板2Aからの指令とし、この指令信号に基づいて副制御基板2Dが装置を制御すれば、装置の動作について違和感を遊技者に感じさせず、また、何らかの動作異常が発生しているのではないかとの疑惑を招くことがなくなり、これにより、通信異常による遊技への影響を最低限に抑止することができる。
さらに、遊技の進行にともなって遊技状況が段階的に変化するようにスロットマシン1を形成し、変化する遊技段階毎に副制御基板が受信しうる指令信号が予め設定され、遊技の進行によって一の遊技段階から次の遊技段階へ変化する毎に、指令信号の異なる組み合わせからなる受信候補指令信号群を順次生成していく候補信号群生成部73を設け、この候補信号群生成部73が生成していく受信候補指令信号群の中に、訂正信号に一致するものがあるか否かに基づいて、通信に異常があるか否かの判定を行う通信状態判定部74を採用したので、次の遊技段階へ移行するまでは、同一の受信候補指令信号群を利用して指令信号の選択が行え、候補信号群生成部73が受信候補指令信号群を生成する回数が低減される。これにより、副制御基板2D側でシリアル伝送方式通信における通信異常を判定し、しかも、通信異常の影響を抑える処理を行っても、副制御基板2D側の負荷の増加を最低限にすることができ、シリアル伝送方式通信の伝送速度の維持が容易に達成され、主制御基板2A及び副制御基板2D間の通信に何ら支障をきたすことがない。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形及び改良などをも含むものである。
例えば、前記実施形態では、補正信号を算出するにあたり、第1指令信号に第2指令信号を加える加算を行う補正信号算出部44を採用したが、補正信号を算出する際の演算は、加算に限らず、減算、乗算及び除算のいずれでもよい。
また、前記実施形態では、受信指令信号について誤りを検出する際に、構成ビットの数値の和が偶数となるように、誤り検出ビットの数値を設定するパリティチェックを利用したが、これに限らず、構成ビットの数値の和が奇数となるように、誤り検出ビットの数値を設定するオドチェックを利用してもよい。
さらに、前記実施形態では、指令信号記憶部72に記憶されている指令信号の中から、その時点の遊技状況、換言すると、その時点の遊技段階を示す属性コードを有する指令信号を選択・抽出することで受信候補指令信号群を生成する候補信号群生成部73を採用したが、これに限らず、遊技におけるすべての遊技段階毎に、主制御基板から副制御基板へ送信されるすべての指令信号が配列された受信候補指令信号群テーブルを記憶した信号群テーブル記憶部を採用し、各遊技段階で必要となる受信候補指令信号群を、受信候補指令信号群テーブルの中から引き出すようにしてもよい。
また、遊技機としては、スロットマシンに限らず、遊技球を遊技媒体として利用するパチンコ機でもよい。
パチンコ機を遊技機として採用する場合、主制御基板としては、スロットマシンの場合と同様に、遊技の進行に係る装置の動作を制御する制御基板を採用しなければならないが、副制御基板としては、液晶表示装置等の演出用装置を制御する演出動作制御基板だけでなく、遊技球の払い出しを制御する払出制御基板を採用することもできる。
1 遊技機としてのスロットマシン
2A 主制御基板
2D 副制御基板
30 通信手段
40 送信手段としての送信回路
44 補正信号算出手段としての補正信号算出部
45 送信制御手段としての送信制御部
50 受信手段としての受信回路
62B, 63B 誤り検出手段としての誤り検出部
62C, 63C 信号訂正手段を形成する逆演算部
62D, 63D 信号訂正手段を形成する選択スイッチ部
72 指令信号記憶手段としての指令信号記憶部
73 通信状態判定手段としての候補信号群生成部
74 通信状態判定手段としての通信状態判定部

Claims (3)

  1. 遊技の進行に係る装置の動作を主に制御する主制御基板と、遊技の進行に直接関与しない装置の動作を主に制御する副制御基板とを備えた遊技機であって、
    前記主制御基板から前記副制御基板へ誤り検出ビット付きのデジタル信号からなる指令信号をシリアル通信で伝送する通信手段が設けられ、
    前記通信手段には、前記主制御基板からの指令信号を送信するための送信手段と、この送信手段から受信した指令信号を受信するための受信手段とが設けられ、
    前記送信手段には、
    前記主制御基板から連続して二つの指令信号が出力される毎に、これら二つの指令信号について所定の演算を行って補正信号を算出する補正信号算出手段と、
    前記主制御基板から連続して二つの指令信号が出力される毎に、当該二つの指令信号及び補正信号を、順次、前記受信手段へ送信する送信制御手段とが設けられ、
    前記受信手段には、
    前記送信手段から受信した二つの受信指令信号のそれぞれについて誤り検出ビットのチェックを行い、これら二つの受信指令信号に誤りがあるか否かの検出を行う誤り検出手段と、
    前記誤り検出手段が二つの受信指令信号の一方に誤りを検出した場合、二つの受信指令信号の他方及び補正信号について、前記補正信号算出手段が行った演算の逆演算を行って訂正信号を算出し、二つの受信指令信号の一方を算出した訂正信号に置き換えることで誤りを訂正する信号訂正手段とが設けられていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記受信手段には、
    前記主制御基板から前記副制御基板へ送信されるすべての指令信号が記憶された指令信号記憶手段と、
    前記送信手段から二つの受信指令信号を受信する毎に、前記指令信号記憶手段に記憶されている指令信号の中から、その時点の遊技状況に応じて受信しうる一つ以上の指令信号を選択し、選択した一つ以上の指令信号を含む受信候補指令信号群を生成し、この受信候補指令信号群の中に前記信号訂正手段が訂正した訂正信号と一致するものがあれば、通信が正常に行われていると判定する通信状態判定手段とが設けられていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 遊技の進行にともなって遊技状況が一の遊技段階から次の遊技段階へと順次変化していくように形成されているとともに、変化する遊技段階毎に前記副制御基板が受信しうる指令信号が予め設定され、
    前記通信状態判定手段は、遊技の進行によって一の遊技段階から次の遊技段階へ変化する毎に、指令信号の異なる組み合わせからなる受信候補指令信号群を順次生成していくように形成されていることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
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