JP2012120615A - トロッカー - Google Patents

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Abstract

【課題】手術の邪魔になり難く、曲がった手術器具等でも出し入れする際に支障がなく、カニューラ内に手術器具等をスムーズに挿通させることができるトロッカーを提供する。
【解決手段】トロッカーのカニューラ10は、可撓性を有する管状部110と、該管状部110の基端に接続されたヘッド部120とを有し、管状部110は、可撓性材質から成形されたチューブに、弾発力を備えたコイルスプリング112が内装されている。体腔内にガスを出し入れするガスポート130を、ヘッド部120の手前に位置する管状部110の基端側に設けてあり、ガスポート130の先端が管状部110内に連通する接続口131を、コイルスプリング112のピッチ間に開設してある。当該部分のコイルスプリング112のピッチ間は、他の部分のピッチ間よりも接続口131の内径に応じて広い幅に設定してある。
【選択図】図1

Description

本発明は、体腔内に手術器具を挿入するためのトロッカーに関する。
従来のトロッカーは、例えば臍部に開けた切開創に3本挿入し手術を行う単孔式内視鏡下手術等で使用される。しかしながら、トロッカーが臍部に集中しているため、鉗子類の操作は困難を極め、特に鉗子の方向付けができないというデメリットがあった。そこで、鉗子メーカーからは、手元操作によって鉗子の先端が動く製品が発売されたが、屈曲部分にコシがない点が問題点として挙げられている。
この問題点を解決すべく、最初から特定の形状に曲がっている鉗子が発売されているが、曲がった鉗子を挿入できるように屈曲可能なトロッカーにすると、曲げられた部分の内腔が潰れて鉗子の出し入れに支障が発生する場合がある。
さらに、このような問題を解決するための従来技術として、例えば、特許文献1に開示されたようなものがある。すなわち、トロッカーの管状部を筒状で柔軟性のある部材の内部に螺旋状に補強部材を巻回等したものである。
特許第3376058号公報
しかしながら、前述した特許文献1に開示された従来技術では、手元のヘッド部が比較的大きく嵩張る構成であるため、単孔式内視鏡下手術のように小さな切開創に複数のトロッカーを挿入する場合、互いのヘッド部同士が干渉しないように注意して鉗子類を操作する必要があった。
また、ヘッド部の側方には、気腹のためのガスを出し入れするガスポートが突出するように設けられているので、ヘッド部の大きさと相俟って、なおさら手術の邪魔になる虞があった。
さらに、カニューラの材質は比較的摩擦抵抗が大きい材料が多用されているため、カニューラ内に穿刺針や手術器具を挿通させる際に引っ掛かる虞があり、操作に支障を来たしたり、カニューラが座屈する原因になったりするという問題点もあった。
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、切開創に複数本を挿入した状態での手術であっても手術の邪魔になり難く、曲がった鉗子等の手術器具を出し入れする際に支障がなく、さらに、カニューラ内に穿刺針や手術器具をスムーズに挿通させることができるようにしたトロッカーを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。 [1] 体腔内に手術器具を挿入するためのトロッカーにおいて、
スパイク(50)を挿通させるカニューラ(10)は、可撓性を有する管状部(110)と、該管状部(110)の基端に接続されたヘッド部(120)とを有し、
前記管状部(110)は、可撓性材質により成形されたチューブに、弾発力を備えたコイルスプリング(112)を内装して成り、
前記カニューラ(10)を通じて体腔内にガスを出し入れするガスポート(130)を、前記ヘッド部(120)の手前に位置する前記管状部(110)の基端側に設け、
前記ガスポート(130)の先端が前記管状部(110)内に連通する接続口(131)を、前記コイルスプリング(112)のピッチ間に開設し、当該部分の前記コイルスプリング(112)のピッチ間を、他の部分のピッチ間よりも前記接続口(131)の内径に応じて広い幅に設定したことを特徴とするトロッカー。
[2] 前記ヘッド部(120)を、前記管状部(110)の軸心に対して該管状部(110)の外径の2倍以下の幅に収まる大きさに形成したことを特徴とする[1]に記載のトロッカー。
[3] 前記管状部(110)の内腔面に、前記スパイク(50)や手術器具を挿通させる際の摩擦係数を低減するコーティングを施したことを特徴とする[1]または[2]に記載のトロッカー。
[4] 前記コーティングは、前記管状部(110)の内腔面に室温若しくは低温硬化型シリコーンゴムを薄膜状に被覆させて、該被覆面にシリコーン樹脂微粉末を固着させたものであることを特徴とする[3]に記載のトロッカー。
[5] 前記コーティングは、前記管状部(110)の内腔面にフッ素樹脂を固着させて被覆したものであることを特徴とする[3]に記載のトロッカー。
前記本発明は、次のように作用する。
単孔式内視鏡下手術においては、トロッカーを患者の目的部位に穿刺した状態で、該トロッカーを介して手術器具を体腔内に挿入するが、カニューラ(10)は、可撓性を有する管状部(110)に弾発力を備えたコイルスプリング(112)を内装してあるので、例えば屈曲した鉗子等の手術器具を挿通する際に管状部(110)が屈曲しても、コイルスプリング(112)によって管状部(110)の潰れが防止され、鉗子等の手術器具は何らの支障もなく出し入れすることができる。
さらに、管状部(110)内にスパイク(50)や手術器具を挿通させる際の摩擦係数を低減するために管状部(110)の内腔面にコーティングを施した場合には、スパイク(50)や手術器具の出し入れをよりスムーズに行うことができる。
気腹等のためにカニューラ(10)を通じて体腔内にガスを出し入れするガスポート(130)がヘッド部(120)の手前に位置する管状部(110)の基端側に設けられているので、ガスポート(130)をヘッド部(120)に設けた場合に比べて、ガスポート(130)の端部の位置が管状部(110)の軸心に近い位置にある。すなわち、ガスポート(130)を管状部(110)に設けたのでヘッド部(120)にガスポート(130)を設けた従来のものに比べて嵩張らないカニューラ(10)になる。これにより、トロッカーは、手術の邪魔になりにくいものとなる。
ここでガスポート(130)は、コイルスプリング(112)が内装されている管状部(110)の基端側に設けられているが、ガスポート(130)の接続口(131)が形成されている部分およびその近傍ではコイルスプリング(112)のピッチを拡げてあり、そのピッチ間に接続口(131)を設けてあるので、接続口(131)の口径をどの程度の大きさに設定するかに関して、コイルスプリング(112)の存在は何らの支障も与えることはない。
さらに、ヘッド部(120)を、管状部(110)の軸心に対して該管状部(110)の外径の2倍以下の幅に収まる大きさに形成したものでは、ヘッド部(120)およびガスポート(130)を含むヘッド部(120)周辺を嵩張らないコンパクトなものにすることができるので、複数のトロッカーを同時に使用して行う手術において、さらに手術の邪魔になりにくいトロッカーとすることができる。
本発明にかかるトロッカーによれば、ガスポートを、カニューラのヘッド部の手前に位置する管状部の基端側に設けてあるので、嵩張らずに手術の邪魔になりにくくすることができる。また、管状部は、可撓性材質により成形されたチューブに弾発力を備えたコイルスプリングを内装して成るので、屈曲してもコイルスプリングがチューブ潰れを防ぎ、以て穿刺針や手術器具の挿通をスムーズに行うことができる。
また、ガスポートは、コイルスプリングが内装されている管状部の基端側に設けられているが、ガスポートの接続口が形成されている部分およびその近傍ではコイルスプリングのピッチを拡げてあり、そのピッチ間に接続口を設けてあるので、接続口の口径をどの程度の大きさに設定するかに関して、コイルスプリングの存在は何らの支障も与えることはなく、接続口の口径の設定の自由度は大きいものとなる。
また、ヘッド部を、管状部の軸心に対して該管状部の外径の2倍以下の幅に収まる大きさに形成したものでは、一層、手術の邪魔になりにくいものとすることができる。
さらに、管状部内に穿刺針や手術器具を挿通させる際の摩擦係数を低減するために管状部の内腔面にコーティングを施したものでは、スパイクや手術器具の挿通をよりスムーズに行うことができる。
本発明の一実施の形態に係るトロッカーのカニューラの構造を示す正面図である。 本発明の一実施の形態に係るトロッカーのスパイクを示す正面図である。 図1のカニューラを目的部位に配置する際に使用する外套付き穿刺針をプロテクターに収めた状態を示す正面図である。 図3における外套を示す正面図である。 図4の外套に挿通する穿刺針とそのキャップとを示す正面図である。 図3におけるプロテクターを示す正面図である。 ダイレーターを示す正面図である。
以下、図面に基づき本発明の好適な一実施の形態を説明する。
各図は本発明の一実施の形態を示している。
図1は、本発明の一実施の形態に係るトロッカーのカニューラの構造を示す正面図である。図2は、本発明の一実施の形態に係るトロッカーのスパイクを示す正面図である。図3は、カニューラを目的部位に配置する際に使用する外套付き穿刺針をプロテクターに収めた状態を示す正面図である。図4は図3における外套を示す正面図であり、図5は、図4の外套に挿通する穿刺針とそのキャップを示す正面図である。
トロッカーは、腹壁を通して体腔内に鉗子、内視鏡、電気メス等の手術器具を挿入するために用いる器具であり、本実施の形態では、図1に示したカニューラ10と、図2に示したスパイク50とから成る。本実施の形態に係るトロッカーは、カニューラ10に独自の構成を有するものである。
図1に示すように、トロッカーのカニューラ10は、可撓性を有する管状部110と、この管状部110の基端に接続されたヘッド部120とを有している。これら管状部110とヘッド部120とはそれぞれ別体のものを接続しても良いし、一体成形してもよい。ヘッド部120の手前に位置する管状部110の基端側、すなわち、ヘッド部120と管状部110との接続部分近傍の管状部110側には、カニューラ10を通じて体腔内にガスを出し入れするためのガスポート130が設けられている。
管状部110は、可撓性材質によって形成されたチューブであり、基端側から先端側まで貫通孔111が形成されている。管状部110の可撓性材質とは、例えば生体適合性に優れたシリコーンゴムである。このシリコーンゴムは、例えば硬度が30〜90度のものを使用するとよい。また、シリコーンゴムの代わりに軟質ポリ塩化ビニル、ウレタン樹脂、ポリエステル、ラテックスゴム等も使用することができる。
管状部110には、弾発力を備えたコイルスプリング112が内装されている。このコイルスプリング112を内装した管状部110の内腔面には、スパイク50や手術器具を挿通させる際の摩擦係数を低減するコーティングが施されている。
このコーティングは、管状部110の内腔面に室温若しくは低温で硬化する低温硬化型シリコーンゴムを薄膜状に被覆させて、該被覆面にシリコーン樹脂微粉末を固着させたものである。このコーティングは、コイルスプリング112がこのコーティング層に埋没する厚さに施されている。なお、コーティング層は、シリコーンゴムに替えてフッ素樹脂によって形成しても良い。
図1に示したように、コイルスプリング112のピッチはガスポート130が設けられている部分で拡げられた構成を有している。これは、ガスポート130の先端が管状部110内に連通する接続口131を、コイルスプリング112のピッチ間に開設するための構成である。このため、ピッチをどの程度拡げたものにするかは、接続口131の内径に応じて適宜に設定すれば良い。
ガスポート130は、先端の接続口131から末端の開口までガスが流通するための流路132が形成されており、末端には開口を塞ぐための栓133が設けられている。この栓133は、開口に着脱することができる。
管状部110の基端に接続されたヘッド部120は、管状部110の軸心に対して該管状部110の外径の2倍以下の幅に収まる大きさに形成されている。これにより、ヘッド部120が嵩張ることなく、手術中に邪魔になりにくい。ヘッド部120は、管状部110が接続された側とは反対側である頭部に挿入口121が形成されている。この挿入口121は、後述する外套付き穿刺針30や鉗子、内視鏡、電気メス等の手術器具を挿入する開口であり、管状部110の貫通孔111と連通している。
この挿入口121は、キャップ122を着脱することによって、挿入口121を塞いだり、開放したりすることができる。この挿入口121からは、図2に示されたスパイク50が挿入される。
図3に示した外套付き穿刺針30は、図4に示した外套310と図5に示した穿刺針320とから成る。図3では、穿刺針320を外套310に挿入してプロテクター330に収めた状態が図示されている。
外套310は、中空筒状のカニューラ部311と、該カニューラ部311の基端に連通するように接続されたカニューラハブ312とから成っている。カニューラ部311は、例えばフッ化エチレンプロピレンを素材とするものである。カニューラハブ312は、カニューラ部311が接続されている側とは反対側の頭部に開口が形成されている。
穿刺針320は、針部321と、該針部321の基端に連通するように接続された針ハブ322とから成っている。穿刺針320は、例えばステンレススチール製のものである。針ハブ322は、針部321が接続されている側とは反対側の頭部の開口にキャップ323を着脱できるようになっている。穿刺針320の針部321は、外套310のカニューラハブ312の頭部に形成されている開口から挿入して、カニューラ部311内に挿通することができる。
図2に示したスパイク50と図7に示したダイレーター40とは、後述するようにカニューラ10を患者の目的部位に配置する際に用いるものである。ダイレーター40およびスパイク50は、いずれも外套310のカニューラ部311よりも太いものであり、その先端部はテーパー状に尖った形状を有している。
また、ダイレーター40およびスパイク50は、いずれもその外径がカニューラ10の内径よりも小さいものであり、それぞれの内部を基端部から先端部に長手方向に沿って貫通する、ガイドワイヤーを挿通するためのガイド孔41,51が穿設されている。
これらダイレーター40およびスパイク50は、いずれも例えばポリプロピレンを素材とするものである。スパイク50の基端部は、球状に形成されたヘッド52と成っている。
次に作用を説明する。
体腔内に手術器具を挿入するためのトロッカーを使用する際は、予めカメラポートを患者の腹壁の切開創から腹腔内に留置する。次に、トロッカーを穿刺する目的部位に外套付き穿刺針30を穿刺し、その後、穿刺針320を抜去して外套310のみを残しておく。
次に外套310に不図示のガイドワイヤーを先端から入れて、先端が腹腔に到達したことを確認後、ガイドワイヤーが抜けないように外套310を抜去する。その後、留置したガイドワイヤー沿いにダイレーター40を挿入して刺入部を拡張する。刺入部が拡張したらダイレーター40を抜去する。
次に、留置されているガイドワイヤーに沿って予めスパイク50を装着したカニューラ10を挿入する。この挿入は、カニューラ10が安定する適切な深さに達するように行う。
次に、留置されているガイドワイヤーとスパイク50を抜去する。以上のようにして、トロッカーのカニューラ10を患者の腹壁の切開創から目的部位に穿刺することができる。このように穿刺したトロッカーを介して手術器具を体腔内に挿入することができる。
カニューラ10は、管状部110全体が可撓性を有し、さらに弾発力を備えたコイルスプリング112を内装してある。このため、例えば屈曲した鉗子等の手術器具を挿通する際に管状部110は手術器具の形状に従って屈曲するが、コイルスプリング112を設けてあることにより、管状部110が屈曲によって潰れてしまうことがない。これにより、鉗子等の手術器具は何らの支障もなく出し入れすることができる。
さらに、管状部110の内腔面に施したコーティングにより、管状部110の内腔面とスパイク50や手術器具との間の摩擦係数が低減されているので、管状部110内へのスパイク50や手術器具の出し入れは、極めてスムーズに行うことができる。
気腹等が必要でカニューラ10を通じて体腔内にガスを出し入れする場合は、ガスポート130の開口を塞いでいる栓133をはずして、ガスの排出あるいはガスの注入をするためのチューブをガスポート130に接続すればよい。気腹等を行わずにガスポート130を使用しない場合には、ガスポート130の開口を栓133で塞いでおくことができる。
このガスポート130は、ヘッド部120の手前に位置する管状部110の基端側に設けられているので、ガスポート130の端部の位置がガスポート130をヘッド部120に設けた場合に比べて、管状部110の軸心に近い位置にすることができる。このため、ガスポート130をヘッド部120に設けた場合に比べて、管状部110の軸心から離れる方向への嵩張りを小さくすることができる。
また、カニューラ10のヘッド部120は、管状部110の軸心に対して該管状部110の外径の2倍以下の幅に収まる大きさに形成されているので、ガスポート130を含むヘッド部120の周辺の嵩張りを小さくしてコンパクトなものにすることができる。これにより、複数のトロッカーを同時に使用して行う単孔式内視鏡下手術等において、カニューラ10が手術の邪魔になることを低減することができる。
前記のようにガスポート130は、コイルスプリング112が内装されている管状部110の基端側に設けられているが、ガスポート130の接続口131が形成されている部分およびその近傍ではコイルスプリング112のピッチを拡げてあり、そのピッチ間に接続口131を設けてあるので、接続口131の口径をどの程度の大きさに設定するかに関して、コイルスプリング112の存在は何らの支障も与えることはない。
本発明に係るトロッカーの技術思想は、ガスポートを備えるカニューラ一般に広く適用することができる。
10…カニューラ
30…外套付き穿刺針
40…ダイレーター
41…ガイド孔
50…スパイク
51…ガイド孔
52…ヘッド
110…管状部
111…貫通孔
112…コイルスプリング
120…ヘッド部
121…挿入口
122…キャップ
130…ガスポート
131…接続口
132…流路
133…栓
310…外套
311…カニューラ部
312…カニューラハブ
320…穿刺針
321…針部
322…針ハブ
323…キャップ
330…プロテクター

Claims (5)

  1. 体腔内に手術器具を挿入するためのトロッカーにおいて、
    スパイクを挿通させるカニューラは、可撓性を有する管状部と、該管状部の基端に接続されたヘッド部とを有し、
    前記管状部は、可撓性材質により成形されたチューブに、弾発力を備えたコイルスプリングを内装して成り、
    前記カニューラを通じて体腔内にガスを出し入れするガスポートを、前記ヘッド部の手前に位置する前記管状部の基端側に設け、
    前記ガスポートの先端が前記管状部内に連通する接続口を、前記コイルスプリングのピッチ間に開設し、当該部分の前記コイルスプリングのピッチ間を、他の部分のピッチ間よりも前記接続口の内径に応じて広い幅に設定したことを特徴とするトロッカー。
  2. 前記ヘッド部を、前記管状部の軸心に対して該管状部の外径の2倍以下の幅に収まる大きさに形成したことを特徴とする請求項1に記載のトロッカー。
  3. 前記管状部の内腔面に、前記穿刺針や手術器具を挿通させる際の摩擦係数を低減するコーティングを施したことを特徴とする請求項1または2に記載のトロッカー。
  4. 前記コーティングは、前記管状部の内腔面に室温若しくは低温硬化型シリコーンゴムを薄膜状に被覆させて、該被覆面にシリコーン樹脂微粉末を固着させたものであることを特徴とする請求項3に記載のトロッカー。
  5. 前記コーティングは、前記管状部の内腔面にフッ素樹脂を固着させて被覆したものであることを特徴とする請求項3に記載のトロッカー。
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