JP2014530738A - 器具アクセスデバイス - Google Patents

器具アクセスデバイス Download PDF

Info

Publication number
JP2014530738A
JP2014530738A JP2014537809A JP2014537809A JP2014530738A JP 2014530738 A JP2014530738 A JP 2014530738A JP 2014537809 A JP2014537809 A JP 2014537809A JP 2014537809 A JP2014537809 A JP 2014537809A JP 2014530738 A JP2014530738 A JP 2014530738A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
proximal
instrument
retractor
seal housing
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014537809A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014530738A5 (ja
Inventor
ボナディオ,フランク
ヴォー,トレヴァー
Original Assignee
アトロポス・リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アトロポス・リミテッド filed Critical アトロポス・リミテッド
Publication of JP2014530738A publication Critical patent/JP2014530738A/ja
Publication of JP2014530738A5 publication Critical patent/JP2014530738A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B17/3417Details of tips or shafts, e.g. grooves, expandable, bendable; Multiple coaxial sliding cannulas, e.g. for dilating
    • A61B17/3421Cannulas
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B17/3417Details of tips or shafts, e.g. grooves, expandable, bendable; Multiple coaxial sliding cannulas, e.g. for dilating
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B17/3417Details of tips or shafts, e.g. grooves, expandable, bendable; Multiple coaxial sliding cannulas, e.g. for dilating
    • A61B17/3421Cannulas
    • A61B17/3423Access ports, e.g. toroid shape introducers for instruments or hands
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B17/3417Details of tips or shafts, e.g. grooves, expandable, bendable; Multiple coaxial sliding cannulas, e.g. for dilating
    • A61B17/3421Cannulas
    • A61B17/3431Cannulas being collapsible, e.g. made of thin flexible material
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B17/3417Details of tips or shafts, e.g. grooves, expandable, bendable; Multiple coaxial sliding cannulas, e.g. for dilating
    • A61B17/3421Cannulas
    • A61B2017/3443Cannulas with means for adjusting the length of a cannula
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B17/3417Details of tips or shafts, e.g. grooves, expandable, bendable; Multiple coaxial sliding cannulas, e.g. for dilating
    • A61B17/3421Cannulas
    • A61B2017/3445Cannulas used as instrument channel for multiple instruments

Abstract

器具アクセスデバイス(1)が、創傷保護開創器(2)と、創傷保護開創器(2)に連結された近位組立体(3)と、近位組立体(3)に解放可能に連結することができる器具受入器(5)とを含む。器具受入器(5)は、器具(7)が通される弁組立体(6)と、使用時に開創器(2)によって開創されかつ保護された切開部を通って延びるカニューレ部分(8)とを有する。器具受入器(5)は、送気/排気ポート(9)を有する。近位組立体(3)は、内側近位リング部材(40)、および外側近位リング部材(41)を含む。開創器スリーブ(25)の近位端は、各近位リング部材(40、41)間に配置される。内側近位リング部材(40)は、器具受入器(5)の送気ポート区間(45)を受け入れかつそれと解放可能に係合するための、スロット(43)を有する。カニューレ部分(8)が開創されかつ保護された切開部を通って延びるので、開創された切開部を通して器具を挿入することに対して、最小限の摩擦抵抗しか存在しない。カニューレ部分8の遠位端は腹部組織の内側表面の近くに配置することができ、それにより、腹部内での器具の動作に対する制限が最小限に抑えられる−カニューレは、この内部動作に対してわずかな障害しかもたらさない。湾曲した器具を容易に挿入することができる。【選択図】図4

Description

本発明は、器具アクセスデバイス、およびこの器具アクセスデバイスを組み込んだ器具アクセスシステムに関する。
本発明によれば、
切開部を通して挿入するための開創器部材を含む、創傷保護開創器と、
開創器部材に連結された近位組立体と、
近位組立体に解放可能に連結されうる器具受入器であって、弁組立体およびカニューレ部分を含み、使用時にカニューレ部分が開創器によって保護された切開部を通って延びる器具受入器と
を含む、器具アクセスデバイスが提供される。
本発明では、カニューレは、使用時に開創器の遠位リングの遠位に延在する遠位端を有する。しかし、カニューレの遠位端は、腹部内での器具の動作に対してわずかな障害しかもたらさないようにするために、遠位リングに隣接しかつ遠位リングにできるだけ近づけて配置される。
一実施形態では、創傷保護器は、患者に作られた切開部を通して挿入するための遠位部分と、切開部から患者の外側に延在する近位部分と、スリーブ部材に連結された弾性遠位リング部材とを含む。
近位組立体は、内側近位リング部材および外側近位リング部材を含むことができ、器具受入器は、近位リング部材のうちの一方または両方に解放可能に連結されうる。ある場合には、器具受入器は内側近位リングに連結される。
器具受入器は、内側近位リングの係合要素と係合可能な係合要素を含むことができる。
一実施形態では、内側近位リングの係合要素は、受入スロットを含む。
本発明はまた、少なくとも部分的に可撓性のカニューレ部分を有する器具受入器を提供する。
カニューレ部分の長さは、調節可能であってもよい。
ある場合には、カニューレ部分のうちの少なくとも一部分は、カニューレ部分の長さを短くするために切断することができる材料で作られる。長さを表示する印がカニューレ上にあってもよい。
一実施形態では、カニューレには、少なくとも1つの突出部が設けられる。突出部は、カニューレが挿入されるときの昇降運動を支援するための螺旋またはねじ山の形態とされうる。カニューレの外側表面は、追加のグリップを提供するための隆起および/または波形を有することができる。
ある場合には、カニューレと開創器の近位組立体との間に解放可能な係合が存在する。解放可能な係合は、カニューレ上の溝などの受容部と係合可能な近位組立体上のパネルによってもたらされうる。
弁組立体は、第1の弁と、第1の弁の遠位にある第2の弁とを含むことができる。
ある場合には、第1の弁はリップシール弁を含む。
第2の弁は、ダックビル弁などの少なくとも2つの弁尖を含むことができる。
ある場合には、リップシールはリップシールハウジング内に設けられ、第2の弁は第2のシールハウジング内に設けられる。リップシールハウジングは、第2のシールハウジングに対して可動とされうる。リップシールハウジングは、第2のシールハウジングのためのキャップを含むことができる。ある場合には、リップシールハウジングは、第2のシールハウジングから取り外し可能である。リップシールハウジングは、第2のシールハウジングに解放可能に接続されてもよい。リップシールハウジングは、ストラップなどのヒンジ接続部により第2のシールハウジングに接続されてもよい。リップシールハウジングは、径違いキャップを含むことができる。
一実施形態では、デバイスは、創傷内部内に配置される遠位固定部材と、遠位固定部材から近位に延在して創傷開口の側部を横方向に開創する開創器部材とを含む。
開創器部材は、少なくとも遠位固定部材と近位部材との間に延在することができる。開創器部材は、遠位固定部材と近位部材との間に2つの層で延在することができる。
ある場合には、開創器部材の第1の端部が、近位部材に固定される。
開創器部材は、遠位固定部材に対して可動でありうる。開創器部材の第2の端部が、近位部材に対して可動であってもよい。
一実施形態では、開創器部材は、近位部材から遠位固定部材まで遠位に延在し、遠位固定部材の周りで輪状に曲げられて、遠位固定部材から近位部材まで近位に延在する。
近位部材は、内側部分および外側部分を含むことができる。開創器部材は、内側部分と外側部分との間に延在することができる。
本発明の一実施形態を参照して説明された特徴は他の実施形態のいずれかとともに利用されうることが、理解されるであろう。
本発明は、添付の図面を参照しながら、単なる一例として記載された本発明の幾つかの実施形態を以下に説明することから、より明確に理解されるであろう。
本発明による器具アクセスデバイスの組立分解等角図である。 組み立てられたデバイスの断面図である。 デバイスの基礎部分の断面図である。 デバイスの別の等角図である。 図4のデバイスの立面図である。 トロカール部分をデバイスの基礎部分に取り付ける1つの方法を示す拡大等角図である。 トロカール部分をデバイスの基礎部分に取り付ける1つの方法を示す拡大等角図である。 本発明による導入器を一側面から見た等角図である。 導入器を反対側から見た等角図である。 導入器の遠位端の拡大図である。 導入器の遠位端の拡大図である。 導入器を使用するステップを示す等角図である。 導入器を使用するステップを示す等角図である。 導入器を使用するステップを示す等角図である。 導入器を使用するステップを示す等角図である。 創傷保護器の遠位リングが所定の位置にある導入器の拡大断面図である。 使用時の器具アクセスデバイスの図である。 使用時のデバイスを示す図である。 使用時のデバイスを示す図である。 本発明による別の器具アクセスデバイスの分解等角図である。 組み立てられた図20のデバイスの断面図である。 別の器具アクセスデバイスの分解図である。 さらなる器具アクセスデバイスの分解図である。 別の器具アクセスデバイスの分解図である。 組み立てられた図22のデバイスの一部分の図である。 別の器具アクセスデバイスの等角図である。 使用時の図26のデバイスを示す断面図である。 使用時の図26のデバイスを示す断面図である。 本発明による別の器具アクセスデバイスの図である。 図29のデバイスの使用時の断面図である。 2つの図29のデバイスの使用時の断面図である。 本発明による別の器具アクセスデバイスの使用時の断面図である。
各図面を参照すると、また、最初に各図面のうちの図1から図7を参照すると、創傷保護開創器2と、創傷保護開創器2に連結された近位組立体3と、近位組立体3に解放可能に連結されうる器具受入器5とを含む、器具アクセスデバイス1が示されている。器具受入器5は、器具7が通される弁組立体6と、使用時に開創器2によって開創されかつ保護された切開部を通って延びるカニューレ部分8とを有する。器具受入器5はまた、送気/排気ポート9を有する。
この文脈において、カニューレは器具作業チャネルとも呼ばれうる。
この場合、創傷開創デバイス2は、創傷開創デバイス2を切開部を開創する位置に保持するために、創傷開口の遠位に配置される遠位保持リング20を有する。例えば、創傷開創デバイスは、米国特許第6,846,287号、および/または米国特許第6,582,364号、および/または米国特許第7,559,893号に記載されたタイプのものとすることができ、これらの全内容は参照として本明細書に組み込まれる。開創器はスリーブ25を含み、この場合スリーブ25は、遠位固定リング20と近位リング組立体3との間に2つの層で延在する。開創器の解放を支援するために、プルリング35に付着されたリボン30が使用されうる。
使用時には、組織壁に創傷開口が作り出され、遠位固定リング20は、切開開口を通して創傷内部内に挿入される。近位リング組立体3は、開創器スリーブ25が遠位固定部材20から創傷開口を通って近位に延びて、切開部の外部に配置される。開創器スリーブ25の第2の端部は、創傷開口の側部を横方向に開創するために、近位リング組立体3に対して近位に引っ張られる。器具受入器5は、近位リング組立体3に取り付けられる。次いで、器具8が、器具受入器5を通して挿入されて、開創された創傷開口を通して創傷内部内まで延在されうる。
近位組立体3は、内側近位リング部材40および外側近位リング部材41を含む。開創器スリーブ25の近位端は、近位リング部材40と41の間に配置される。この場合、外側近位リング部材41は、組立を容易にするためにC字形とされている。内側近位リング部材40は、この場合、器具受入器5の送気ポート区間45を受け入れかつそれと解放可能に係合するための、スロット43を有する。
開創されかつ保護された切開部を通ってカニューレ部分8が延びるので、開創された切開部を通して器具を挿入することに対して、最小限の摩擦抵抗しか存在しない。場合によっては(例えば、図20および図21に示されるように)、カニューレ部分8の遠位端は、開創された切開部を通した挿入を援助するために、先細形状を有する。場合によっては、特にカニューレが先細の端部を有していない場合には、切開部を通した進入を支援するために、オブトラールが使用されうる。カニューレ部分8の長さは、患者の腹部組織の厚さを通過するのに必要とされる程度に短くすることができる。カニューレの長さは、患者の腹壁の厚さに基づいて選択されてもよい。したがって、カニューレ部分8の遠位端は、腹部組織の内側表面の近くに配置することができ、それにより、腹部内での器具の動作に対する制限が最小限に抑えられる−カニューレは、この内部動作に対してわずかな障害しかもたらさない。湾曲した器具を容易に挿入することができる。
本発明では、カニューレは、使用時に開創器の遠位リングの遠位に延在する遠位端を有する。しかし、カニューレの遠位端は、腹部内での器具の動作に対して最小限の障害しかもたらさないようにするために、遠位リングに隣接しかつ遠位リングにできるだけ近づけて配置される。
図8から図16を参照すると、少なくとも部分的に創傷開口を通して創傷開創デバイス2を挿入するのに適した、本発明による装置50が示されている。
装置50は、切開部を通して創傷開創デバイス2を搬送するための、切開部を通して挿入可能な搬送デバイスを含む。
入口/出口開口部が、チャンバ51に設けられる。開口部は、チャンバ51内への遠位リング20の挿入と、チャンバ51内からの遠位リング20の送達とを容易にする。創傷開創器のスリーブ25はまた、チャンバ51から抜け出して近位に延在するように遠位リング20から延在する。デバイス50はまた、切開部を通した挿入を支援するための遠位先端55を有する。
使用時には、創傷開創デバイス2は、創傷開創デバイス2の遠位リング20をチャンバ51内に係合させることにより、搬送デバイス50に連結される。次いで、デバイス50は、切開部を広げるのを支援する先端として遠位先端55を使用して、切開部に通される。デバイス50は、切開部を通して創傷開創デバイス2を搬送するために、創傷開口を通して前進させられる。リング20は、使用者が解放用リボン30を引っ張ることによって解放される。次いで、搬送デバイス50は、創傷開口を通って延びる定位置に創傷開創デバイス2を残しかつ遠位リング20を創傷開口の遠位に配置した状態で、創傷開口から引き抜かれうる。
創傷開創デバイスは、開口部を通して遠位リング20をチャンバ51に挿入することにより、搬送デバイス50に連結される。開創デバイス2のスリーブ部分25は、開口部から出て近位へと延在する。次いで、搬送デバイス50は、創傷開口を通して創傷開創デバイス2を搬送するために、創傷開口を通して前進させられる。
開創器を配置するために、遠位リング20および付着されたスリーブ25が、開口部を通してチャンバ51内から引っ張られる。次いで、搬送デバイス50は、創傷開口を通って延びる定位置に創傷開創デバイス2を残しかつ遠位リング20を創傷開口の遠位に配置した状態で、創傷開口から引き抜かれうる。
本発明で使用される挿入デバイス50は、最小限の切開部を通した開創器遠位リング20の進入を容易にする。楕円形の断面形状のため、挿入デバイス50を切開部に押し通しているときに回転させて、切開部を広げることができる。挿入デバイス50の先細の遠位先端55もまた、切開部を通した進入および操作を容易にする。これにより、必要とされる切開部は、開創器の挿入に通常必要とされるのよりもはるかに小さくなる。遠位リング20はまた、気体および体液(感染している場合がある)が切開部に進入するのを防止する。
必要に応じて、器具受入器5は、近位組立体3から取り外すことができる。器具受入器5は、別の器具受入器、例えば特定の器具の挿入に適した器具受入器と取り換えることができる。実際に場合によっては、図19に示されるように、胆嚢または組織試料などの組織100の除去を容易にするために、外科手術の一環で器具受入器5の取り外しが伴われることがある。組織を除去した後で、同一のまたは別の器具受入器5が近位組立体に取り付けられてもよい。
図20および図21を参照すると、本発明による別の器具アクセスデバイスが示されている。このデバイスは上述のデバイスに類似しており、同じ部品には同一の参照番号が割り当てられている。この場合、カニューレ8の遠位端は、開創された切開部を通した挿入を容易にするために、先細にされている。カニューレ8のうちのごく短い長さだけが開創器の遠位リング20を越えて延在し、それにより、カニューレを通して挿入された器具の内部動作に対する制限が最小限に抑えられる。
種々の代替的な器具アクセスデバイスが、図22から図28に示されている。
図22を参照すると、この場合、カニューレ部分には、カニューレが挿入されるときに捻回運動を支援するための例えば螺旋またはねじ山200といった突出部が設けられている。図23を参照すると、カニューレの外側表面には、追加のグリップを提供するための隆起/波形210が設けられてもよい。
図23および図24を参照すると、この場合、カニューレと近位リング組立体との間に解放可能な係合が存在する。解放可能な係合は、爪歯止め機構に似た形でカニューレの溝216内に係合する、近位リング組立体上の爪215によってもたらされる。
図26から図28を参照すると、患者の腹部組織の厚さに対応するために所望の長さに切断することができるカニューレ部分251を含む、本発明による器具受入器250が示されている。カニューレ部分の長さを表示しそれにより所望の厚さに切断するためのガイドとして機能することができる、目盛線252の形態をした印が存在する。この場合、カニューレ部分はまた、デバイスの多用途性をさらに高めて、図28に示されるような湾曲した器具260を含む様々な器具260を受け入れるために、少なくとも部分的に可撓性である。カニューレは、切断の際に破片を生成することのない、軟質塑性材料などの容易に切断することが可能な任意の材料のものとすることができる。カニューレ部分は、いかなる器具の形状にも合わせることができる。
図29および図30を参照すると、上述のデバイスと類似した幾つかの特徴を有する、本発明による別の器具アクセスデバイス400が示されている。この場合、デバイス400は、臨床医が容易に操作することのできる可撓性軸402を持つ器具を受け入れるのに適した、予め曲げられた剛性カニューレ区間401を有する。カニューレは、開創器の近位組立体に解放可能に連結することができる。図30では、開創された切開部内で使用される際のデバイス400が示されている。可撓性器具は、カニューレに通されるときに部分的に硬直される。
図31を参照すると、隣接した2つの切開部位内の所定の位置に図29および図30のデバイスが2つ位置する構成が示されている。カニューレおよび器具は、外科手術中の操作の容易さを高めるために、互いに向かい合わされる。
図32を参照すると、この場合、2つの器具アクセスデバイスが、1つの開創された切開部内に配置されている。これにより、離れた2つの切開部の必要性がなくなる。独立した、予め曲げられたカニューレが2つ存在し、それぞれが近位端上に弁を含む。可撓性器具は、カニューレに通されるときに部分的に硬直される。
本発明の器具アクセスデバイスがロボットシステムと関連して使用されうることが、理解されるであろう。デバイスはまた、ドームやグローブ等のような任意の適切な外部付属品と関連して使用されうる。
本発明の器具アクセスデバイスは、気腹を維持したままで送気された腹腔への器具のアクセスを容易にするために、腹腔鏡手術中で使用するのに適する。
この場合での器具受入器5の弁組立体は、それを通して器具を挿入することができるリップシール10と、器具を挿入することができる通路が通って延びる第2のシール部材12とを含む。デバイス5は、リップシール10よりも小さいさらなるリップシールを有する径違いキャップを含むことができる。大きい直径の器具を挿入するのであれば、キャップは取り外される。より小さい直径の器具を挿入するのであれば、キャップは所定の位置に置かれる。第2のシール部材12は、器具が通り抜けるダックビル弁を含むことができる。ダックビル弁12は、器具の軸との密封係合を提供すると同時に、器具の側方運動に対応する。あるいは、第2の弁は、三尖弁などの多尖弁(multicusp valve)を含むことができる。別の場合では、第2の弁は、発泡体またはゲルを含みうる。
リップシール弁10は、送気気体の漏れを十分に防ぐために、二重のシールが設けられるようにダックビル弁12の近位に配置される。リップシール10は、任意の適切な材料のものとすることができる。例えば、リップシール10は、エラストマー材料、発泡式材料、またはゲル状材料のものとすることができる。ダックビル弁12は、任意の適切な材料のものとすることができる。例えば、ダックビル弁12は、柔軟な高分子材料のものとすることができる。
本発明の1つの実施形態を参照して説明された特徴が他の実施形態のいずれかとともに利用されうることが、理解されるであろう。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、細部にわたって変更することができる。

Claims (29)

  1. 切開部を通して挿入するための開創器部材を含む、創傷保護開創器と、
    前記開創器部材に連結された近位組立体と、
    前記近位組立体に解放可能に連結されうる器具受入器であって、弁組立体およびカニューレ部分を含み、使用時に前記カニューレ部分が前記開創器部材によって保護された前記切開部を通って延びる、器具受入器と
    を含む、器具アクセスデバイス。
  2. 前記創傷保護器が、患者に作られた切開部を通して挿入するための遠位部分と、前記切開部から前記患者の外側に延在する近位部分と、前記スリーブ部材に連結された弾性遠位リング部材とを含む、請求項1に記載のデバイス。
  3. 前記近位組立体が、内側近位リング部材および外側近位リング部材を含み、前記器具受入器が、前記近位リング部材のうちの一方または両方に解放可能に連結される、請求項1または2に記載のデバイス。
  4. 前記器具受入器が、前記内側近位リングに連結される、請求項3に記載のデバイス。
  5. 前記器具受入器が、前記内側近位リングの係合要素と係合可能な係合要素を含む、請求項4に記載のデバイス。
  6. 前記内側近位リング係合要素が、受入スロットを含む、請求項5に記載のデバイス。
  7. 前記器具受入器の前記カニューレ部分が、少なくとも部分的に可撓性である、請求項1から6のいずれか一項に記載のデバイス。
  8. 前記カニューレ部分の長さが調節可能である、請求項1から7のいずれか一項に記載のデバイス。
  9. 前記カニューレ部分のうちの少なくとも一部分が、前記カニューレ部分の長さを短くするために切断することができる材料で作られている、請求項1から8のいずれか一項に記載のデバイス。
  10. 前記弁組立体が、第1の弁と、前記第1の弁の遠位にある第2の弁とを含む、請求項1から9のいずれか一項に記載のデバイス。
  11. 前記第1の弁がリップシール弁を含む、請求項10に記載のデバイス。
  12. 前記第2の弁が少なくとも2つの弁尖を含む、請求項10または11に記載のデバイス。
  13. 前記第2の弁がダックビル弁を含む、請求項10から12のいずれか一項に記載のデバイス。
  14. 前記リップシールがリップシールハウジング内に設けられ、前記第2の弁が第2のシールハウジング内に設けられる、請求項11から13のいずれか一項に記載のデバイス。
  15. 前記リップシールハウジングが、前記第2のシールハウジングに対して可動である、請求項14に記載のデバイス。
  16. 前記リップシールハウジングが、前記第2のシールハウジングのためのキャップを含む、請求項15に記載のデバイス。
  17. 前記リップシールハウジングが、前記第2のシールハウジングから取り外し可能である、請求項15または16に記載のデバイス。
  18. 前記リップシールハウジングが、前記第2のシールハウジングに解放可能に接続される、請求項17に記載のデバイス。
  19. 前記リップシールハウジングが、ヒンジ接続部により前記第2のシールハウジングに接続される、請求項18に記載のデバイス。
  20. 前記ヒンジ接続部がストラップを含む、請求項19に記載のデバイス。
  21. 前記リップシールハウジングが径違いキャップを含む、請求項15から20のいずれか一項に記載のデバイス。
  22. 前記創傷保護器が、創傷内部内に配置される遠位固定部材と、前記遠位固定部材から近位に延在して切開部の側部を横方向に開創する開創器スリーブとを含む、請求項1から21のいずれか一項に記載のデバイス。
  23. 前記開創器部材が、少なくとも前記遠位固定部材と前記近位組立体との間に延在する、請求項22に記載のデバイス。
  24. 前記開創器部材が、前記遠位固定部材と前記近位組立体との間に2つの層で延在する、請求項23に記載のデバイス。
  25. 前記開創器部材の第1の端部が、前記近位組立体に固定される、請求項22から24のいずれか一項に記載のデバイス。
  26. 前記開創器部材が、前記遠位固定部材に対して可動である、請求項22から25のいずれか一項に記載のデバイス。
  27. 前記開創器部材の第2の端部が、前記近位組立体に対して可動である、請求項22から26のいずれか一項に記載のデバイス。
  28. 前記開創器部材が、前記近位組立体から前記遠位固定部材へと遠位に延在し、前記遠位固定部材の周りで輪状に曲げられて、前記遠位固定部材から前記近位組立体へと近位に延在する、請求項22から27のいずれか一項に記載のデバイス。
  29. 前記開創器部材が、前記近位組立体の内側部分と外側部分との間に延在する、請求項1から28のいずれか一項に記載のデバイス。
JP2014537809A 2011-10-28 2012-10-30 器具アクセスデバイス Pending JP2014530738A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201161552851P 2011-10-28 2011-10-28
US61/552,851 2011-10-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014530738A true JP2014530738A (ja) 2014-11-20
JP2014530738A5 JP2014530738A5 (ja) 2015-12-03

Family

ID=47226245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014537809A Pending JP2014530738A (ja) 2011-10-28 2012-10-30 器具アクセスデバイス

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP2770922B1 (ja)
JP (1) JP2014530738A (ja)
WO (1) WO2013061314A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101946612B1 (ko) * 2018-05-04 2019-02-11 에이에프에스메디칼 게엠바하 메디친프로덕케한델 복부에서 직접 급배기하는 복강경 수술용 견인기
CN110547860B (zh) * 2019-09-29 2020-11-17 仙居优亿医疗器械有限公司 一种单孔腹腔镜穿刺器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008515523A (ja) * 2004-10-11 2008-05-15 アトロポス・リミテッド 器具アクセス装置
JP2011062544A (ja) * 2004-04-05 2011-03-31 Tyco Healthcare Group Lp 外科用手接近装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2251262T3 (es) 1998-12-01 2006-04-16 Atropos Limited Dispositivo quirurgico utilizado para realizar la retraccion y/o el cierre de una incision.
US7559893B2 (en) 1998-12-01 2009-07-14 Atropos Limited Wound retractor device
DE60041009D1 (de) 1999-10-14 2009-01-15 Atropos Ltd Chirurgischer wundretraktor
EP1656073A2 (en) * 2003-07-30 2006-05-17 Atropos Limited Cannula with instrument seal
US7195592B2 (en) * 2004-01-27 2007-03-27 Sundaram Ravikumar Surgical retractor apparatus for use with a surgical port
IE20050688A1 (en) * 2004-10-11 2006-09-20 Atropos Ltd An instrument access device
US8419635B2 (en) * 2009-04-08 2013-04-16 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Surgical access device having removable and replaceable components
US20110028793A1 (en) * 2009-07-30 2011-02-03 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Methods and devices for providing access into a body cavity

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011062544A (ja) * 2004-04-05 2011-03-31 Tyco Healthcare Group Lp 外科用手接近装置
JP2008515523A (ja) * 2004-10-11 2008-05-15 アトロポス・リミテッド 器具アクセス装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2013061314A1 (en) 2013-05-02
EP2770922B1 (en) 2017-04-12
EP2770922A1 (en) 2014-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2621348B1 (en) Natural orifice surgery system
US7691089B2 (en) Adjustable trocar washer
EP1407715B1 (en) Medical treating instrument
US20140323809A1 (en) Instrument access device
JP6407977B2 (ja) 生まれつきの開口用のアクセス器具
EP2630929A2 (en) Multi-portion wound protector
EP2277464A1 (en) Surgical port and frangible introducer assembly
EP2044895A2 (en) Surgical portal kit for use in single incision surgery
EP2502589A1 (en) Access port with integrated rolling sleeve
US20120095498A1 (en) Methods and devices for mechanical space creation at a surgical site
WO2014116889A1 (en) Surgical seal assembly including an overlapping guard structure for a seal
US20120095449A1 (en) Methods and devices for guiding and supporting surgical instruments
EP2838436B1 (en) Natural orifice surgery system
JP2010518901A (ja) シールを有する可撓性カニューレ
US20100198018A1 (en) Suture management system for surgical portal apparatus including internal tubes
EP2455021A2 (en) Access apparatus including desufflation control mechanism
JP2010527640A (ja) 可撓性外部カニューレシース
JP2014530738A (ja) 器具アクセスデバイス
JP2008012328A (ja) 医療用処置用具
JP5190104B2 (ja) トロッカー
JP4082952B2 (ja) 医療用処置用具
EP2213248A1 (en) Suture management apparatus for surgical portal apparatus including interlocking cap
EP3698741A1 (en) Access assembly including flexible cannula

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151014

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151014

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160929

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20161220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170322

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170517