JP2012120584A - 吸収性物品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】表面シート11と裏面シート12との間に吸収コア20が配置され、かつ表面シート11と吸収コア20との間に液透過性の繊維集合体30が配置されてなり、着用者排泄部分に対向する股下部とその前後に位置する前方部及び後方部を備えた吸収性物品10である。吸収コア20は、左右の側部域に、吸収性物品10の長手方向に延びる一対の凹条部23を有する。繊維集合体30は、その各側縁が、各凹条部23の外側縁を越えないように、該凹条部23間に配置されているとともに、15〜80g/m2の坪量を有している。
【選択図】図2
Description
吸収コアは、左右の側部域に、吸収性物品の長手方向に延びる一対の凹条部を有し、
15〜80g/m2の坪量を有する繊維集合体が、前記股下部において、その各側縁が各凹条部の外側縁を越えないように該凹条部間に配置されている、吸収性物品を提供するものである。
図1及び図2に示す形態の補助パッド(尿とりパッド)を作製した。表面シート11として、坪量20g/m2のエアスルー不織布を用いた。このエアスルー不織布には界面活性剤による親水化処理を施した。裏面シート12として、坪量45g/m2の透湿性フィルムを用いた。防漏カフ13用の撥水性不織布として、坪量15g/m2のSMS不織布を用いた。吸収コア20は2層構造となし、上層コア21として、フラッフパルプ160g/m2、高吸収性ポリマー120g/m2の混合積繊体を用いた。上層コア21は、坪量16g/m2のティッシュペーパーで包被した。上層コア21は、長さ540mm、幅140mmのものであった。上層コア21には、その縦中心線に関して対称に一対の縦長の貫通孔24を形成した。貫通孔の長さは260mm、幅は20mmであり、内側縁間の距離は60mmとした。下層コア22は、その外形寸法は上層コア21と同様にした。下層コア22には貫通孔は形成しなかった。セカンドシート30としては、親水性のポリプロピレン(PP)繊維からなるエアスルー不織布(坪量35g/m2)に、特開2001−20168号公報の記載に従い、一組の凹凸ロールを用いたスチールマッチエンボス加工を、100℃、速度3.1m/minで施し、多数の凸部を形成したものを用いた(スチールマッチ不織布1)。仕上がったセカンドシート30の坪量、厚み、見かけ密度及び寸法は、以下の表1に示すとおりとした。セカンドシート30の坪量がスチールマッチエンボス加工を施す前の不織布の坪量より45.1g/m2に増えたのは、熱収縮によるためである。このセカンドシート30を表面シート11と吸収コア20の間に、上層コア21の貫通孔に挟まれる位置に配置した。その他は常法に従い、全長600mm、股下部Cの幅190mmの補助パッドを得た。
実施例1において、セカンドシート30として、芯が親水性のポリエチレンテレフタレート(PET)で、鞘がポリエチレン(PE)である複合繊維からなるエアスルー不織布(坪量25g/m2)に、スチールマッチエンボス加工を118℃、速度5m/minで施したものを用いた(スチールマッチ不織布2)。セカンドシート30の坪量、厚み、見かけ密度及び寸法は、以下の表1に示すとおりとした。その他は実施例1と同様にして補助パッドを得た。
本比較例は、実施例1において、セカンドシート30を幅140mm、長さ260mmとし、該セカンドシート30を上層コア21の一対の貫通孔を完全に覆うように吸収コア20の上に配置した例である。具体的には、セカンドシート30として以下の表1に記載したものを用いた。その他は実施例1と同様にして補助パッドを得た。
本比較例は、実施例1において高坪量の繊維集合体からなるセカンドシートを用いた例である。具体的には、セカンドシート30としてフラッフパルプの積繊体を用いた。セカンドシート30の坪量、厚み、見かけ密度及び寸法は、以下の表1に示すとおりとした。その他は実施例1と同様にして補助パッドを得た。
実施例及び比較例で得られた補助パッドについて、以下の方法で横漏れ評価(モデル評価)を行い、また吸収時間及び吸収速度を測定した。それらの結果を以下の表1に示す。
補助パッドを、透明なモデルに装着させ、このモデルを水平に仰向けに寝かせた。更に横向きに30度傾斜させ(前記の斜面評価と同様の傾斜の向き)、この状態下に、チューブを用いて補助パッドの中央部に人工尿(生理食塩水)を5g/secの速度で150g注入した。この操作を10分間隔で繰り替えした。この操作は横漏れが生じるまで行った。横漏れが発生した時点で注入をやめ、それから10分後に補助パッドの質量を測定した。測定された質量を注入前の質量から差し引き、人工尿の吸収量とした。吸収量はその値が大きいほど横漏れが起こりづらいことを意味する。
補助パッドを表面シートが上を向くように水平に載置した。内径45mmの円筒を用い、この円筒を表面シートの中央域に載置した。円筒内に150gの生理食塩水を10分間隔で2回注ぎ入れた。生理食塩水を2回目に注ぎ入れてから、それが完全に吸収されるまでの時間を計測して吸収時間(s)とした。更に150gをその吸収時間で割った値を吸収速度(g/s)とした。吸収速度はその値が高いほど液を吸収しやすいことを意味する。
11 表面シート
12 裏面シート
13 防漏カフ
20 吸収コア
21 上層コア
22 下層コア
25 中間層コア
30 セカンドシート
31 凸部
Claims (8)
- 表面シートと裏面シートとの間に吸収コアが配置され、かつ表面シートと吸収コアとの間に液透過性の繊維集合体が配置されてなり、着用者排泄部分に対向する股下部とその前後に位置する前方部及び後方部を備えた吸収性物品であって、
吸収コアは、左右の側部域に、吸収性物品の長手方向に延びる一対の凹条部を有し、
15〜80g/m2の坪量を有する繊維集合体が、前記股下部において、その各側縁が各凹条部の外側縁を越えないように該凹条部間に配置されている、吸収性物品。 - 前記繊維集合体は、吸収コアよりも低坪量の不織布からなる請求項1に記載の吸収性物品。
- 前記繊維集合体は、表面シート側から吸収コア側へ向けて突出する多数の凸部を有する不織布からなり、該凸部によって表面シート側から吸収コア側へ向けて突出する空間が形成されている請求項1に記載の吸収性物品。
- 前記の多数の空間は、吸収性物品の長手方向及び幅方向にわたって間欠的に配置されており、かつ表面シート側から吸収コア側へ向けて窄んだ形状をしている請求項3に記載の吸収性物品。
- 前記繊維集合体はその長さが、凹条部の長手方向の長さと同じか又はそれよりも大きくなっている請求項1ないし4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
- 前記繊維集合体は、吸収コアと接する面積よりも、表面シートと接する面積の方が大きくなっている請求項3ないし5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
- 表面シート側から吸収コア側へ向けて突出する前記凸部は、その最突出部の位置に貫通孔が形成されている請求項3ないし6のいずれか一項に記載の吸収性物品。
- 2以上の吸収コアを有し、該吸収コアのうち、表面シートに最も近い側に位置する上層コアに貫通孔が形成されており、それによって前記の凹条部が形成されており、
かつ上層コアよりも裏面シート側に位置する下層コアは貫通孔を有さないか、又は有している場合には、該貫通孔は、上層コアの貫通孔の外側縁を越えないように配置されている請求項1ないし7のいずれか一項に記載の吸収性物品。
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