JP2012119192A - ワイヤハーネス - Google Patents

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Yasuto Takeda
康人 竹田
Eiji Kikuchi
英司 菊地
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Abstract

【課題】ワイヤハーネスの取り扱い性を向上させる。
【解決手段】ワイヤハーネス10は、屈曲変形可能な電線20と、屈曲変形可能でかつ電線20よりも形状保持性の高い線状をなし、電線20の長さ方向中間部に沿って配置される芯材30を備えている。芯材30の長さ方向両端部には、電線20に固定される固定部31が形成されている。電線20の長さ方向両端部が、固定部31に固定されない自由端部23とされている。芯材30は、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、及びステンレスのうちのいずれか一種からなる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ワイヤハーネスに関する。
特許文献1に開示されたワイヤハーネスは、複数本の電線を束ねて構成され、このうち、径方向内側に銅電線が配置され、径方向外側にアルミ電線が配置されている。アルミ電線は、銅電線よりも形状保持性が高く、ワイヤハーネスが所定の配索経路に沿って折り曲げられたときに、その曲げ形状を保持する役割を担っている。また、アルミ電線と銅電線のそれぞれの長さ方向両端部には端子金具が接続され、接続された各端子金具はコネクタハウジング内に収容されるようになっている。
国際公開第2010/016328号パンフレット
上記のアルミ電線と銅電線は、いずれもワイヤハーネスの全長に亘る長さをもって形成されている。よって、ワイヤハーネスの長さ方向両端部にもアルミ電線が配置されている。しかし、アルミ電線は形状保持性が高いため、ワイヤハーネスの長さ方向両端部に曲げ加工を施し難く、その取り扱いに難渋するという事情がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ワイヤハーネスの取り扱い性の向上を図ることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、屈曲変形可能な電線と、屈曲変形可能でかつ前記電線よりも形状保持性の高い線状をなし、前記電線の長さ方向中間部に沿って配置される芯材とを備えたワイヤハーネスであって、前記芯材の長さ方向両端部に、前記電線に固定される固定部が形成され、前記電線の長さ方向両端部が、前記固定部に固定されない自由端部とされているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記芯材が、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、及びステンレスのうちのいずれか一種からなるところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のものにおいて、前記芯材と前記電線の少なくとも一方に、他方の周りに螺旋状に巻き付く巻回部が形成されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のものにおいて、前記芯材の長さ方向両端が丸みのついた曲面部とされているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
ワイヤハーネスが折り曲げられると、電線よりも形状保持性の高い芯材によってワイヤハーネスの曲げ形状が保持される。このため、ワイヤハーネスを所望の形状に折り曲げて所定の配索経路に沿わせることが可能となる。また、電線の長さ方向両端部が固定部に固定されない自由端部とされているため、ワイヤハーネスの長さ方向両端部を容易に折り曲げることができる。したがって、ワイヤハーネスの取り扱い性の向上を図れる。
<請求項2の発明>
芯材が、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、及びステンレスのうちのいずれか一種からなるため、既存の金属製の線材を利用でき、コストが安価に抑えられる。
<請求項3の発明>
芯材と電線の少なくとも一方に、他方の周りに螺旋状に巻き付く巻回部が形成されているため、芯材と電線とがばらけずに一体に保持される。この場合に、芯材と電線とを保持するためのテープが不要とされるため、部品点数が削減され、コスト高となるのが抑えられる。
<請求項4の発明>
芯材の長さ方向両端が丸みのついた曲面部とされているため、ここに周辺部品等が干渉しても、その周辺部品等が傷付くのが防止される。
本発明の実施形態1に係るワイヤハーネスの平面図である。 図1のA−A断面図である。 ワイヤハーネスの使用状態をあらわす平面図である。 本発明の実施形態2に係るワイヤハーネスの(A)分解平面図、及び(B)平面図である。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図3によって説明する。実施形態1に係るワイヤハーネス10は、自動車に配線される場合を例示するものであって、複数本の電線20と、一本の芯材30とを備えている。
電線20は、長さ方向に延出する形態であって、銅又は銅合金からなる素線21と、素線21の周りを取り囲む絶縁樹脂製の被覆22とからなる。この電線20は、屈曲変形可能とされる一方、単独ではその弾性復元力によって屈曲前の状態に復元しようとして、屈曲形状を維持するのが困難とされている。
芯材30は、同じく長さ方向に延出する線状の形態であって、例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる。図示する場合、芯材30の径寸法は電線20の径寸法とほぼ同じとされている。この芯材30は、屈曲変形可能とされ、電線20よりも形状保持性が高くされていることで、屈曲形状を保持可能とされている。また、芯材30は、三次元的に自在に折り曲げ可能とされている。
そして、芯材30は、各電線20よりも短寸とされ、各電線20の長さ方向中間部に沿って配置されている。芯材30の長さ方向両端部には、各電線20を外側から一括して締結する固定部31が形成されている。両固定部31は、電線20に対し、長さ方向の短い範囲で少なくとも一周以上に亘って巻き付く形態とされている。両固定部31の巻き付けにより、芯材30の長さ方向両端部が各電線20に位置決め固定される。また、芯材30の長さ方向両端となる両固定部31の先端には、エッジを有さず、丸みのついた曲面形状、詳細には半球面状の曲面部32が形成されている(図2を参照)。
そして、芯材30の長さ方向中間部には、両固定部31を除く部分に、電線20の周りに螺旋状に巻き付く巻回部33が形成されている。巻回部33は、両固定部31間において電線20の周りを複数回に亘って巻回する形態とされている。巻回部33の巻き付けに伴い、各電線20の長さ方向中間部も巻回部33の周りに螺旋状に巻き付くようになっている。
さて、各電線20の長さ方向両端部は、芯材30の固定部31によって固定されない自由端部23とされている。各電線20は、両自由端部23において、それぞれ拘束されずにばらけ得る自由状態になっている。なお、両自由端部23の長さは、例えば、各電線20の接続相手となる端子金具(図示せず)への接続代を考慮して規定される。
実施形態1に係るワイヤハーネス10の構造は上述の通りであり、続いて、ワイヤハーネス10の使用態様及び作用効果を説明する。
ワイヤハーネス10の長さ方向中間部は、例えば、自動車に搭載されたモータ60の外周に沿うように、その外周形状に合わせて予め弧状に折り曲げられる(図3を参照)。この場合、芯材30の折り曲げに伴って各電線20も追従して折り曲げられ、芯材30の形状保持作用によってワイヤハーネス10全体の折り曲げ形状が保持される。そして、ワイヤハーネス10の折り曲げ形状が保持されることにより、組み付け時にワイヤハーネス10がモータ60及び周辺部品と干渉するのが回避され、組み付け作業性が改善される。なお、各電線20の両自由端部23は端子金具に接続され、接続された端子金具はコネクタハウジング70内に収容されるようになっている。
以上説明したように、実施形態1によれば、各電線20よりも形状保持性の高い芯材30によってワイヤハーネス10の曲げ形状が保持されるため、ワイヤハーネス10を所望の形状に折り曲げて所定の配索経路に沿わせることが可能となる。この場合、芯材30に代わりに、各電線20の周りを覆う合成樹脂製の箱型のプロテクタ(図示せず)を用いると、プロテクタを成形するための金型が必要となり、コスト高になる懸念がある。その点、実施形態1によれば、そうした金型費用が不要とされ、コストが安価に抑えられる。しかも、芯材30が、アルミニウム又はアルミニウム合金からなるため、既存の金属線材を流用でき、コストがより安価に抑えられる。
また、電線20の長さ方向両端部が固定部31に固定されない自由端部23とされ、芯材30を有さないため、ワイヤハーネス10の長さ方向両端部における曲げ加工の自由度が高められる。したがって、ワイヤハーネス10の取り扱い性の向上を図れる。
また、芯材30に、電線20の周りに螺旋状に巻き付く巻回部33が形成されているため、芯材30と電線20とがばらけずに一体に保持される。この場合、芯材30と電線20とを保持するためのテープが不要とされるため、部品点数が削減され、部品管理の煩わしさが解消されるとともに、コストがよりいっそう安価に抑えられる。
さらに、芯材30の長さ方向両端が丸みのついた曲面部32とされているため、ここに周辺部品等が干渉しても、その周辺部品等が傷付くのが防止される。
<実施形態2>
図4は、本発明の実施形態2に係るワイヤハーネス10Aを示す。ワイヤハーネス10Aは、複数本の電線20Aと、一本の芯材30Aとを備えている。
芯材30Aは、アルミニウム又はアルミニウム合金からなり、屈曲変形可能でかつ電線20Aよりも形状保持性の高い線材とされている。そして、芯材30Aは、屈曲変形前は長さ方向に沿って直線状に延びる形態とされている。また、芯材30Aは、各電線20Aの長さ方向中間部の外周面における一側に沿って配置され、その状態で、外側からテープ90が巻き付けられることで、各電線20Aに一体に保持される。図示する芯材30Aは、その全体がテープ90によって隠蔽されている。芯材30Aの長さ方向両端部には、テープ90の巻き付けによって電線20Aに固定される固定部31Aが形成されている。また、ワイヤハーネス10Aの長さ方向両端部には、芯材30Aによって支持されず、各電線20Aが自由状態とされる自由端部23Aが形成されている。
実施形態2によれば、実施形態1と同様、芯材30Aによってワイヤハーネス10Aが所定の配索経路に沿って保持されるとともに、自由端部23Aによってワイヤハーネス10Aの長さ方向両端部の折り曲げを容易に行うことできる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態1とは逆に、電線に、芯材の周りに螺旋状に巻き付く巻回部が形成されるものであってもよい。
(2)芯材の材料として、アルミニウム又はアルミニウム合金の代わりに、銅、銅合金、及びステンレスを用いてもよい。
(3)芯材が、各電線の長さ方向中間部に沿って複数本配置されていてもよい。
10、10A…ワイヤハーネス
20、20A…電線
23、23A…自由端部
30、30A…芯材
31、31A…固定部
33…巻回部

Claims (4)

  1. 屈曲変形可能な電線と、
    屈曲変形可能でかつ前記電線よりも形状保持性の高い線状をなし、前記電線の長さ方向中間部に沿って配置される芯材とを備えたワイヤハーネスであって、
    前記芯材の長さ方向両端部に、前記電線に固定される固定部が形成され、前記電線の長さ方向両端部が、前記固定部に固定されない自由端部とされていることを特徴とするワイヤハーネス。
  2. 前記芯材が、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、及びステンレスのうちのいずれか一種からなる請求項1記載のワイヤハーネス。
  3. 前記芯材と前記電線の少なくとも一方に、他方の周りに螺旋状に巻き付く巻回部が形成されている請求項1記載のワイヤハーネス。
  4. 前記芯材の長さ方向両端が丸みのついた曲面部とされている請求項1又は2記載のワイヤハーネス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012143029A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Yazaki Corp ワイヤハーネス

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001184951A (ja) * 1999-12-27 2001-07-06 Honda Motor Co Ltd 車両用ワイヤーハーネスおよびこれを搭載した車両

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