JP2012118624A - コンテンツ提示装置、外部推薦装置およびコンテンツ提示システム - Google Patents

コンテンツ提示装置、外部推薦装置およびコンテンツ提示システム Download PDF

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Abstract

【課題】2つのフェイズをシームレスにつなぎ、ユーザの使い勝手が向上するように、グローバル/ローカル双方の推薦結果を統合して扱える装置、システム等を提供する。
【解決手段】ユーザによるコンテンツの指定を受け付けるユーザ操作部201と、指定コンテンツに基づき、自機またはコンテンツを指定したユーザに関連するコンテンツをローカル推薦結果として特定するローカル推薦部208と、指定コンテンツに基づき、外部において特定されたコンテンツを通信によりグローバル推薦結果として取得するグローバル推薦取得部203と、ローカル推薦結果およびグローバル推薦結果を統合して、統合された推薦結果から候補コンテンツを抽出する推薦統合部205と、候補コンテンツを提示するコンテンツ提示部207と、候補コンテンツが利用可能であるか否かを判定するコンテンツ管理部209とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、ユーザ向きのコンテンツを利用容易に提示するコンテンツ提示装置、通信により推薦するコンテンツを通知する外部推薦装置、コンテンツ提示システム、コンテンツ提示方法、コンテンツ推薦方法、コンテンツ提示プログラムおよびコンテンツ推薦プログラムに関する。
近年、デジタルコンテンツを閲覧、利用するためのデバイスが多く普及している。一方で供給されるコンテンツも膨大な数に上っており、如何にしてユーザにとって有用なコンテンツを発見し、取得するかが課題となっている。
特許文献1記載のシステムでは、複数のユーザの購入履歴から、あるアイテムAを購入した後、アイテムBを購入するユーザが多いといった時系列情報を生成する。そして、当該時系列情報に基づき、アイテムAを購入したユーザに対して、アイテムBの購入を推薦する。このような複数ユーザの購入履歴を統合し、推薦アイテムの選択を行う手法は、協調フィルタリング(collaborative filtering)と呼ばれる手法の一つであり、すでに多くの電子商取引サイトで活用されている。
また、特許文献2に開示されているように、ユーザが閲覧するコンテンツの有する属性の共通性および順序性に着目し、ユーザが興味を持つと推定されるコンテンツを抽出し、ユーザに推薦を行うシステムも知られている。
特開2008‐176398号公報 特開2005−293384号公報
上記のようなデジタルコンテンツを閲覧、利用するためのデバイスにおいて、コンテンツを発見、利用するためには2つのフェイズがあると考えられる。すなわち、1)ネット上などのグローバル環境下にあるコンテンツを発見し、パーソナル環境下に取得するフェイズ、そして、2)パーソナル環境下に存在するコンテンツの中から、所望のコンテンツを発見し、選択するフェイズの2つである。
たとえば、電子書籍を購入する場合には、ユーザはオンライン書店等で電子書籍を発見、購入し、電子書籍端末のローカルストレージにダウンロードする。次に、たとえば電子書籍端末のファイラを用いて当該コンテンツを選択してビュアーで閲覧するというステップを踏む。電子書籍端末がローカルストレージを有さず、クラウド上のストレージを直接利用する場合もあるが、基本的にはユーザ毎に整理されたプライベートな空間に当該コンテンツを取得するフェイズと、プライベート空間の中から所望のコンテンツを選択するフェイズに分かれる。
このように、従来のシステムは上記2つのフェイズのいずれか一方を対象として推薦を行っている。前者のフェイズの推薦をグローバル推薦、後者のフェイズの推薦をローカル推薦と呼ぶとすれば、たとえば特許文献1のシステムはグローバル推薦、特許文献2のシステムはローカル推薦を対象としている。
このような現状において、ユーザがコンテンツ等のリソースの場所を意識しないで利用できる環境(コンテンツの位置透過性)を実現することを目的とし、2つのフェイズをシームレスに繋いで行うことを想定する。その場合、1つのシステムを双方のフェイズに利用したり、単純に2つのシステムを組み合わせて利用するだけでは、たとえば必要のない推薦コンテンツが提示されてしまい、全体としての最適化がなされない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、上記の2つのフェイズをシームレスにつなぎ、全体としてユーザの使い勝手が向上するように、グローバル/ローカル双方の推薦結果を統合して扱える装置、システム等を提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するため、本発明のコンテンツ提示装置は、ユーザ向きのコンテンツを利用容易に提示するコンテンツ提示装置であって、ユーザによるコンテンツの指定を受け付けるユーザ操作部と、前記指定コンテンツに基づき、前記自機またはコンテンツを指定したユーザに関連するコンテンツをローカル推薦結果として特定するローカル推薦部と、前記指定コンテンツに基づき、外部において特定されたコンテンツを通信によりグローバル推薦結果として取得するグローバル推薦取得部と、前記ローカル推薦結果および前記グローバル推薦結果を統合して、統合された推薦結果から1または複数のコンテンツを、候補コンテンツとして抽出する推薦統合部と、前記候補コンテンツを提示するコンテンツ提示部と、前記候補コンテンツが利用可能であるか否かを判定するコンテンツ管理部と、を備え、前記コンテンツ提示部は、前記候補コンテンツが利用可能である場合には、前記候補コンテンツの利用手段を提示し、前記候補コンテンツが利用不能である場合には、前記候補コンテンツを利用可能にするための利用可能化手段を提示することを特徴としている。
これにより、ユーザはローカル推薦結果、グローバル推薦結果の双方を加味して統合された推薦結果を一度に得ることができ、それらを個別に確認する必要がなくなる。また、コンテンツの利用可能性に応じて、コンテンツの利用手段や利用可能化手段への提示が行われるため、ユーザはそれらを選択するだけで当該コンテンツを利用できる。
コンテンツとは、テキスト、静止画、動画、音声等の各種メディアの単体、または、組み合わせである。典型的なコンテンツとしては、Webページ、電子書籍、ムービークリップ、音楽等が挙げられる。
利用可能化手段とは、コンテンツの購入やコンテンツに付与されたDRM(Digital Rights Management)鍵の入手等のコンテンツを利用可能にする手段を指す。たとえば、当該コンテンツを購入するために設定されたネットショップへのリンク、当該コンテンツの購入手段、ローカル環境へのダウンロード手段等の一連の手段が利用可能化手段に該当する。候補コンテンツの中に所望のコンテンツが含まれている場合には、ユーザはブラウザで検索等しなくても、コンテンツを利用可能にすることができ、操作手数が少なくなる。そして、ショートカットを用いる要領で利用するコンテンツを購入し、利用可能にすることもできる。
利用手段とは、当該コンテンツの再生手段、閲覧手段等であり、コンテンツの種類によって異なる場合がある。典型的にはコンテンツのビュアーやプレイヤーなどの再生手段が該当する。推薦手段により提示された候補コンテンツの中に所望のコンテンツが含まれているならば、ユーザはランチャなどからコンテンツを選択しなくても、ショートカットを用いる要領で利用しようとするコンテンツを選択して呼び出せるため、操作手数が少なくなる。
なお、現在利用不能で利用可能化手段が割り当てられている候補コンテンツと、利用可能で利用手段が割り当てられている候補コンテンツとは、様態を異ならせて表示することが望ましい。特に、利用可能化手段において課金が発生する場合には、課金無しで利用できるコンテンツとは区別するべきである。
(2)また、本発明のコンテンツ提示装置は、前記ローカル推薦部が、前記コンテンツの指定を受けたユーザに関連付けられたコンテンツ利用履歴および購買履歴に基づき、前記ローカル推薦結果を特定し、前記グローバル推薦取得部が、複数の不特定ユーザのコンテンツ利用履歴または購買履歴に基づくコンテンツを、前記グローバル推薦結果として取得することを特徴としている。
これにより、ユーザの指定コンテンツに関連して、個人的によく利用するコンテンツがローカル推薦結果により導出され、複数のユーザが全体として指定コンテンツに関連してよく利用したり購入したりするコンテンツがグローバル推薦結果として導出されるため、個人的な傾向と全体的な傾向を双方加味した推薦結果を得ることができる。
(3)また、本発明のコンテンツ提示装置は、前記推薦統合部が、前記コンテンツの指定を受けたユーザが前記グローバル推薦結果を採用した頻度が大きいほど前記グローバル推薦結果を重視し、前記ローカル推薦結果を採用した頻度が大きいほど前記ローカル推薦結果を重視して、前記ローカル推薦結果および前記グローバル推薦結果を統合することを特徴としている。
これにより、ユーザがグローバル推薦結果を選択する程、グローバル推薦結果に含まれる候補コンテンツが推薦手段により提示される割合が大きくなり、反対にローカル推薦結果を選択する程、ローカル推薦結果に含まれる候補コンテンツが推薦手段により提示される割合が大きくなるため、ユーザの利用動向に適した推薦結果が得られる可能性を向上させることができる。
(4)また、本発明のコンテンツ提示装置は、前記推薦統合部が、前記コンテンツの指定を受けたユーザに関連付けられたコンテンツの購買頻度、購買量または購買額が多いほど、前記グローバル推薦結果を重視し、前記コンテンツの指定を受けたユーザに関連付けられたコンテンツの購買頻度、購買量または購買額が少ないほど、前記ローカル推薦結果を重視することを特徴としている。
特に利用可能化手段において課金が発生することを想定すると、現在端末において利用不能なコンテンツが含まれるグローバル推薦結果を表示した際にユーザが採用するか否かは、当該ユーザの購買力に依存すると考えられる。購買力の高いユーザ、すなわち、当該装置に関連付けられた、コンテンツの購買頻度、購買量または購買額が多いほど、グローバル推薦結果を重視することで、ユーザの利用動向に適した推薦結果が得られる可能性を向上させることができる。
(5)また、本発明のコンテンツ提示装置は、前記グローバル推薦取得部が、複数の不特定ユーザの過去のコンテンツ利用履歴に基づいて特定されたコンテンツに加えて、過去のコンテンツ利用履歴とは無関係に前記グローバル推薦結果に含まれるように設定されたコンテンツを含むグローバル推薦結果を取得することを特徴としている。
これにより、新規に提供されるコンテンツ等、グローバル推薦結果に導出されにくいコンテンツに関しても、グローバル推薦結果に含め、当該コンテンツに対するプロモーションを行うことが可能となる。
(6)また、本発明のコンテンツ提示装置は、前記ローカル推薦部が、コンテンツ利用履歴から算出されたコンテンツ間の遷移確率を利用してコンテンツを特定することを特徴としている。これにより、ユーザが選択する確率の高いコンテンツを推薦することができる。
(7)また、本発明の外部推薦装置は、通信により推薦するコンテンツを通知する外部推薦装置であって、受理した複数の不特定ユーザの過去のコンテンツ利用履歴を管理する履歴管理部と、上記のコンテンツ提示装置で指定されたコンテンツに基づくコンテンツの推薦要求を受理する推薦要求受理部と、前記推薦要求に応じて、前記管理されたコンテンツ利用履歴を参照して前記指定されたコンテンツに対応するコンテンツをグローバル推薦結果として特定するグローバル推薦部と、前記グローバル推薦結果を前記コンテンツ提示装置へ送信する推薦送信部と、を備えることを特徴としている。これにより、不特定ユーザの利用履歴に基づくグローバル推薦結果をユーザに送信することが可能になり、ローカル推薦結果とともにシームレスな推薦を実現できる。
(8)また、本発明の外部推薦装置は、前記グローバル推薦部が、コンテンツ利用履歴から算出されたコンテンツ間の遷移確率を利用してコンテンツを特定することを特徴としている。これにより、指定コンテンツと不特定ユーザの利用履歴とを参照して、ユーザが選択する確率の高いコンテンツを推薦することができる。
(9)また、本発明のコンテンツ提示システムは、上記のコンテンツ提示装置と、上記の外部推薦装置と、を備え、前記コンテンツ提示装置が、指定コンテンツおよび推薦要求を前記外部推薦装置に通知し、前記外部推薦装置が、前記通知された指定コンテンツおよび推薦要求に基づいて特定したグローバル推薦結果を前記コンテンツ提示装置に通知することを特徴としている。
これにより、ユーザはローカル推薦結果、グローバル推薦結果、双方を加味して統合された推薦結果を一度に得ることができ、提示された情報により容易にコンテンツを利用できる。
(10)また、本発明のコンテンツ提示方法は、ユーザ向きのコンテンツを利用容易に提示するコンテンツ提示方法であって、ユーザによるコンテンツの指定を受け付けるステップと、前記指定コンテンツに基づき、前記自機またはコンテンツを指定したユーザに関連するコンテンツをローカル推薦結果として特定するステップと、前記指定コンテンツに基づき、外部において特定されたコンテンツを通信によりグローバル推薦結果として取得するステップと、前記ローカル推薦結果および前記グローバル推薦結果を統合して、統合された推薦結果から1または複数のコンテンツを、候補コンテンツとして抽出するステップと、前記候補コンテンツを提示するステップと、前記候補コンテンツが利用可能であるか否かを判定するステップと、を含み、前記コンテンツ提示部は、前記候補コンテンツが利用可能である場合には、前記候補コンテンツの利用手段を提示し、前記候補コンテンツが利用不能である場合には、前記候補コンテンツを利用可能にするための利用可能化手段を提示することを特徴としている。
これにより、ユーザはローカル推薦結果、グローバル推薦結果、双方を加味して統合された推薦結果を一度に得ることができ、提示された情報により容易にコンテンツを利用できる。
(11)また、本発明のコンテンツ推薦方法は、通信により推薦するコンテンツを通知するコンテンツ推薦方法であって、受理した複数の不特定ユーザの過去のコンテンツ利用履歴を管理するステップと、上記のコンテンツ提示方法により、送信元で指定されたコンテンツに基づくコンテンツの推薦要求を受理するステップと、前記推薦要求に応じて、前記管理されたコンテンツ利用履歴を参照して前記指定されたコンテンツに対応するコンテンツをグローバル推薦結果として特定するステップと、前記グローバル推薦結果を、前記送信元へ送信するステップと、を含むことを特徴としている。これにより、不特定ユーザの利用履歴に基づくグローバル推薦結果をユーザに送信することが可能になり、ローカル推薦結果とともにシームレスな推薦を実現できる。
(12)また、本発明のコンテンツ提示プログラムは、コンピュータに実行させることで、ユーザ向きのコンテンツを利用容易に提示するコンテンツ提示プログラムであって、
ユーザによるコンテンツの指定を受け付ける処理と、前記指定コンテンツに基づき、前記自機またはコンテンツを指定したユーザに関連するコンテンツをローカル推薦結果として特定する処理と、前記指定コンテンツに基づき、通信により外部推薦装置が特定したコンテンツをグローバル推薦結果として取得する処理と、前記ローカル推薦結果および前記グローバル推薦結果を統合して、統合された推薦結果から1または複数のコンテンツを、候補コンテンツとして抽出する処理と、前記候補コンテンツを提示する処理と、前記候補コンテンツが利用可能であるか否かを判定する処理と、を含み、前記コンテンツ提示部は、前記候補コンテンツが利用可能である場合には、前記候補コンテンツの利用手段を提示し、前記候補コンテンツが利用不能である場合には、前記候補コンテンツを利用可能にするための利用可能化手段を提示することを特徴としている。
これにより、ユーザはローカル推薦結果、グローバル推薦結果、双方を加味して統合された推薦結果を一度に得ることができ、提示された情報により容易にコンテンツを利用できる。
(13)また、本発明のコンテンツ推薦プログラムは、コンピュータに実行させることで、通信により推薦するコンテンツを通知するコンテンツ推薦プログラムであって、受理した複数の不特定ユーザの過去のコンテンツ利用履歴を管理する処理と、上記のコンテンツ提示プログラムにより、送信元で指定されたコンテンツに基づくコンテンツの推薦要求を受理する処理と、前記推薦要求に応じて、前記管理されたコンテンツ利用履歴を参照して前記指定されたコンテンツに対応するコンテンツをグローバル推薦結果として特定する処理と、前記グローバル推薦結果を、前記送信元へ送信する処理と、を含むことを特徴としている。これにより、不特定ユーザの利用履歴に基づくグローバル推薦結果をユーザに送信することが可能になり、ローカル推薦結果とともにシームレスな推薦を実現できる。
本発明によれば、ユーザはローカル推薦結果、グローバル推薦結果、双方を加味して統合された推薦結果を一度に得ることができ、提示された情報により容易にコンテンツを利用できる。
本発明に係るコンテンツ提示システムの構成を示す概略図である。 本発明に係るコンテンツ提示装置の構成を示す機能ブロック図である。 本発明に係る外部推薦装置の構成を示す機能ブロック図である 本発明に係るコンテンツ提示装置の外観を示す図である。 推薦画面を表示する動作を示すフローチャートである。 推薦画面に対するユーザ操作に応じた処理を示すフローチャートである。 コンテンツ表示時のコンテンツ表示履歴の更新処理を示すフローチャートである。 推薦統合部における推薦結果の統合過程の詳細を示すフローチャートである。 本発明に係るコンテンツ提示装置の動作例を示す概略図である。 履歴管理部にて管理される選択傾向を示すパラメタの一例を示す図である。 履歴管理部で管理されている履歴データの例を示す図である。 ローカル推薦結果とグローバル推薦結果の導出過程を示す図である。 コンテンツ間のローカル遷移確率を管理するテーブルの一部を示す図である。 コンテンツ間のグローバル遷移確率を管理するテーブルの一部を示す図である。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、コンテンツ提示システム100の構成を示す概略図である。コンテンツ提示システム100は、コンテンツ提示装置101、102、103、およびこれらにネットワーク104を介して接続された外部推薦装置106により構成されている。コンテンツ提示装置101、102、103は、ユーザ向きのコンテンツを利用容易に提示する。コンテンツ提示装置101、102、103は、ネットワーク104を介して、コンテンツストア105からコンテンツを購入、取得し、コンテンツを利用することができる。なお、コンテンツの利用とは、原則、コンテンツの再生を意味する。また、外部推薦装置106から指定コンテンツに対応するグローバル推薦結果を得ることができる。各エンティティは物理的には複数の端末によって構成されていてもよいし、複数のエンティティが単一の端末に統合されていてもかまわない。エンティティ間を繋ぐネットワークは有線、無線いずれでもかまわない。
コンテンツストア105は典型的にはコンテンツを有料で販売し、コンテンツ提示装置101、102、103に提供するサーバであるが、オンラインストレージシステムであっても良いし、動画などのコンテンツの共有システムであってもかまわない。
外部推薦装置106はコンテンツ提示装置101、102、103からある特定のコンテンツの指定を受け、指定されたコンテンツに対応するグローバル推薦結果を応答する。グローバル推薦結果の導出には、任意の手法を用いることができるが、たとえば、コンテンツストア105等から複数のユーザへのコンテンツの販売履歴情報を得て、同一ユーザに購入される可能性の大きいコンテンツを導出することができる(協調フィルタリング)。各コンテンツがもつジャンルや著者名、シリーズ名などの属性に応じて、似通った属性をもつコンテンツを導出してもよい(コンテンツベースフィルタリング)。本実施の形態では、外部推薦装置106はコンテンツ提示装置101、102、103から時系列を有するコンテンツの利用履歴を収集する。そして、ベイジアンネットワークを用いた統計処理により、あるコンテンツの次に利用される確率の高いコンテンツを導出し、グローバル推薦結果としてコンテンツ提示装置101、102、103に応答する。なお、ここでは外部推薦装置106はコンテンツ提示装置101、102、103からある特定のコンテンツの指定を受け、それに応じたグローバル推薦結果を返しているが、必ずしもコンテンツの指定を受ける必要は無く、その他の属性に応じてコンテンツの推薦を行ってもかまわない。
図2は、コンテンツ提示装置101の構成を示す機能ブロック図である。図2に示すように、コンテンツ提示装置101は、ユーザ操作部201、通信部202、グローバル推薦取得部203、コンテンツ購入部204、推薦統合部205、推薦表示部206、コンテンツ提示部207、ローカル推薦部208、コンテンツ管理部209、履歴管理部210、履歴送信部211、コンテンツ格納部212、履歴格納部213を備えている。
通信部202は、ネットワーク104を介して、外部装置との間で情報の送受信を行う。ユーザ操作部201は、ユーザの操作を受け付ける。ユーザ操作には、コンテンツ提示部207に表示されたコンテンツの操作、推薦表示部206に表示された推薦コンテンツの選択(コンテンツの指定)、コンテンツ購入部204へのコンテンツの購入指示の操作等が挙げられる。コンテンツ管理部209は、コンテンツを管理する。たとえば、コンテンツ購入部204において購入されたコンテンツをコンテンツ格納部212に格納し、コンテンツ提示部207に対するユーザ操作に応じて、コンテンツ格納部212から取り出しコンテンツ提示部207に表示する。
また、コンテンツ管理部209は、統合された推薦結果から候補コンテンツとして抽出された1または複数のコンテンツ(候補コンテンツ)が利用可能であるか否かを判定する。利用可能か否かは、たとえばローカルストレージに当該コンテンツが存在するかやDRMの鍵を有するか否かを意味する。すなわち、利用の権限のことであって物理的な利用を意味しない。コンテンツ管理部209は、たとえば、基本的判定としてコンテンツがコンテンツ提示装置101内にあるかクラウド内にあるかで利用可能かを判定することができる。また、ムービーのダウンロード歴やDRMの鍵を有しているか否か、また設定されているパスがローカルか否か、ローカルファイルがあるか、URLのHTTPステータスコードレスポンスが200OKか404 Not Found、503 Service Unavailableか等によっても判定可能である。
なお、コンテンツ提示部207は、表示により候補コンテンツを提示する。その場合に、候補コンテンツが利用可能である場合には、候補コンテンツの利用手段を提示し、候補コンテンツが利用不能である場合には、候補コンテンツを利用可能にするための利用可能化手段を提示する。
履歴管理部210は、コンテンツ提示部207へのコンテンツの表示に基づいて、履歴格納部213にコンテンツの利用履歴を格納する。履歴格納部213は、コンテンツ利用履歴だけではなく、システムの実行ログなど多種多様なログをあわせて蓄積することができる。
ローカル推薦部208は、指定コンテンツに基づき、自機またはコンテンツを指定したユーザに関連するコンテンツをローカル推薦結果として特定する。たとえば、格納されたコンテンツに関する履歴(コンテンツ利用履歴や購買履歴)に基づき、指定コンテンツに対応して、利用される可能性の高いコンテンツを抽出する。なお、指定コンテンツは、ユーザにより指定された結果、現在、コンテンツ提示部207で選択され、表示されているコンテンツである。そして、ローカル推薦部208は、そのようなコンテンツで構成されたローカル推薦結果を生成し、推薦統合部205に送る。なお、自機の特定には、たとえばMACアドレスのような装置特有のIDを利用することができる。また、コンテンツを指定したユーザの特定には、登録されたユーザIDを利用することができる。上記のコンテンツに関する履歴には、コンテンツの再生履歴だけでなく、コンテンツの選択履歴、推薦履歴等も含まれる。
グローバル推薦取得部203は、複数の不特定ユーザのコンテンツ利用履歴または購買履歴に基づくコンテンツを、外部推薦装置106からグローバル推薦結果として取得する。指定コンテンツを識別するコンテンツIDを、通信部202を介して外部推薦装置106に送信する。外部推薦装置106は、その応答として、指定コンテンツに対応して利用される可能性の高いコンテンツから構成されるグローバル推薦結果を返信する。グローバル推薦取得部203は、返信されたグローバル推薦結果を受信し、推薦統合部205に送る。このようにして、グローバル推薦取得部203は、指定コンテンツに基づき、外部において特定されたコンテンツを通信によりグローバル推薦結果として取得する。グローバル推薦取得部203は、複数の不特定ユーザの過去のコンテンツ利用履歴に基づいて特定されたコンテンツに加えて、過去のコンテンツ利用履歴とは無関係に前記グローバル推薦結果に含まれるように設定されたコンテンツを含むグローバル推薦結果を取得してもよい。
推薦統合部205は、ローカル推薦部208から得たローカル推薦結果とグローバル推薦取得部203から得たグローバル推薦結果を統合して統合された推薦結果を生成し、統合された推薦結果から1または複数のコンテンツを、候補コンテンツとして抽出し、推薦表示部206により表示する。また、推薦統合部205は、履歴管理部210で管理されている過去のコンテンツ利用履歴を利用し、両者の統合方針を定める。
推薦統合部205は、コンテンツの指定を受けたユーザまたは自機がグローバル推薦結果を採用した頻度が大きいほどグローバル推薦結果を重視し、ローカル推薦結果を採用した頻度が大きいほどローカル推薦結果を重視して、ローカル推薦結果およびグローバル推薦結果を統合することもできる。たとえば、推薦統合部205は、コンテンツの指定を受けたユーザに関連付けられたコンテンツの購買頻度、購買量または購買額が多いほど、グローバル推薦結果を重視し、コンテンツの指定を受けたユーザに関連付けられたコンテンツの購買頻度、購買量または購買額が少ないほど、ローカル推薦結果を重視することができる。
ユーザ操作部201は、推薦表示部206に表示される候補コンテンツからユーザによる所望のコンテンツの選択を受け付ける。仮に選択されたコンテンツが利用可能である場合、コンテンツ管理部209は、推薦表示部206からコンテンツ提示部207を呼び出し、コンテンツ格納部212から選択されたコンテンツをロードして表示させる。選択されたコンテンツが利用不能である場合、コンテンツ管理部209は、推薦表示部206からコンテンツ購入部204を呼び出し、選択されたコンテンツを購入可能にする。
コンテンツ購入部204は、コンテンツの利用可能化手段として購入手段を提示する。購入手段は、主に購入サイトへの誘導であるが、これに限定されるものではなく、購入手段の表示のみであってもよい。たとえば、コンテンツが来月発売予定の雑誌やDVDであった場合には、当該雑誌やDVDの発売日や販売店を表示してもよい。
履歴管理部210は、コンテンツ利用履歴だけではなく、推薦表示部206に対するユーザ操作の通知をも受けて、履歴格納部213に格納して管理する。履歴送信部211は、通信部202を介して、履歴格納部213に管理されている履歴データを外部推薦装置106に送信する。外部推薦装置106は、コンテンツ提示装置101から送信された履歴データを受信、管理し、グローバル推薦結果を導出するために利用する。
図3は、外部推薦装置106の構成を示す機能ブロック図である。図3に示すように、外部推薦装置106は、通信部301、推薦送信部302、履歴受理部303、推薦要求受理部304、履歴管理部305、グローバル推薦部306、履歴格納部307および広告入稿部308を備えている。
履歴受理部303は、通信部301を介してコンテンツ提示装置101、102、103から履歴データを受信する。そして、履歴管理部305を介して、履歴データを履歴格納部307に格納する。一方、推薦要求受理部304は、通信部301を介して指定コンテンツに対するグローバル推薦の要求を受けると、履歴管理部305に管理されている履歴データに基づき、グローバル推薦結果を導出し、推薦送信部302に送る。推薦送信部302は、通信部301を介して、推薦要求を行ったコンテンツ提示装置に対してグローバル推薦結果を通知する。このグローバル推薦結果の導出に当たっては、広告入稿部308を介して入稿されたプロモーションコンテンツを含める場合もある。プロモーションコンテンツとは、過去のコンテンツ利用履歴とは無関係にグローバル推薦結果に含まれるように設定されたコンテンツである。
図4は、コンテンツ提示装置101の外観を示す図である。まず、図左に示すコンテンツ提示装置101は、いわゆるタブレット端末に代表されるように、矩形上の筐体401を有しており、ファイラやコンテンツの表示、タッチスクリーンによるユーザ操作を行うスクリーン402を有している。コンテンツ提示装置101は、ユーザによるスクリーン402への直接のタッチ、操作ボタン403を介したコンテンツの選択、表示に関わる様々な操作を受け付ける。図左の例では、スクリーン402に和文縦書きの電子書籍が表示されている。
図4の右は、操作ボタン403を押下して開いている電子書籍を閉じたときの様子を示している。スクリーン402上で電子書籍が閉じられるのに応じて、推薦画面404が表示され、今まで開いていたコンテンツの次に読むと推定されるコンテンツを推薦している。
推薦画面404の中には、コンテンツ405、406、407が提示されている。このうちコンテンツ407は未購入であり、ローカルストレージが保持していないため、購入およびダウンロードをするための購入アイコン412を提示している。
コンテンツ405またはコンテンツ406を選択すると、コンテンツ提示装置101は、ローカルストレージから選択されたコンテンツを読み出し、スクリーン402に表示する。一方、ユーザによりコンテンツ407が選択されると、コンテンツ購入部204は、ブラウザを呼び出し、表示をコンテンツ407の購入画面に進める。なお、推薦画面404は所定時間が経過すると自動的に閉じるが、クローズボタン411をタップすることによって所定時間経過前に閉じることもできる。
図4では、推薦画面404に3つのコンテンツを表示しているが、表示コンテンツ数は任意である。また、スクロール等の操作に応じて、より多い数のコンテンツを推薦するようにしてもかまわない。推薦されるコンテンツは一種類に限定されず、コンテンツ提示装置101が提示可能な任意のコンテンツを扱うことができる。また電子クーポンやチケットなど、あるコンテンツやサービスを享受する権利の取得であってもかまわない。
図5は、推薦画面404を表示する動作を示すフローチャートである。図5に示すように、まず、コンテンツ提示部207において現在選択されているコンテンツのコンテンツIDを取得する(ステップS501)。グローバル推薦取得部203は、そのコンテンツIDに基づいて通信部202を介して外部推薦装置106にグローバル推薦結果を問い合わせる(ステップS502)。そして、外部推薦装置106からグローバル推薦結果を受信する(ステップS503)。
その一方で、ローカル推薦部208は履歴管理部210が管理している利用履歴に基づきローカル推薦結果を算出する(ステップS504)。推薦統合部205は、グローバル推薦結果とローカル推薦結果とを受け取り、履歴管理部210が管理している利用履歴に基づき両者の統合方法を決定し(ステップS505)、両者を統合し推薦結果を得る(ステップS506)。
次に、推薦表示部206は、推薦結果の各コンテンツに対し、すべてのコンテンツに対して処理が終わるまで以下の処理を繰り返し行う(ステップS507、S511)。まず、当該コンテンツが利用可能か確認し(ステップS508)、当該コンテンツを表すサムネイルに対し、当該コンテンツが利用可能ならば当該コンテンツを利用するためのファイルパスを設定する(ステップS510)。そして、利用不能ならば、当該コンテンツを表すサムネイルに対し当該コンテンツを購入するためのリンクを設定する(ステップS509)。そして、推薦結果中に次のコンテンツがある場合には、ステップS507に戻る。すべてのコンテンツについて確認が終了したときには推薦画面を生成する(ステップS512)。
そして、コンテンツ提示部207は、コンテンツの表示が終了したことに対応して、生成した推薦画面を表示する(ステップS513)。なお、この例では、コンテンツが閉じられた時点で推薦画面の表示を行っているが、しばらく操作が無い状況が続いた場合や、動画などの終わりのあるコンテンツの再生が完了した場合などに表示を行っても良いし、サイドバーなどに常時推薦画面を表示するようにしても良い。また、ユーザ操作に応じて推薦画面を呼び出せるように設計してもかまわない。
図6は、推薦画面404に対するユーザ操作に応じた処理を示すフローチャートである。図6に示すように、まず、ユーザ操作部201は、推薦表示部206に表示された推薦画面に対してユーザによりコンテンツの選択操作があった場合には、これを受け付け(ステップS601)、ステップS603に進む。所定時間内に選択操作を受け付けない場合には、コンテンツ提示装置101は、推薦画面を閉じる(ステップS602)。
次に、コンテンツ提示装置101は、コンテンツが利用可能か否かを判定する(ステップS603)。コンテンツが利用不能な場合、推薦画面404を閉じ、コンテンツ購入部204によりコンテンツを購入するためのリンクをブラウザで開く(ステップS604)。ユーザはリンク先のショップでコンテンツの詳細を確認したり、他のコンテンツを検索したり、コンテンツを購入したりすることができる。このとき、コンテンツ提示装置101は、ユーザによるコンテンツの購入があったか否かを判定する(ステップS605)。
コンテンツを購入しなかった場合には、処理を終了する。ユーザがコンテンツを購入した場合には、課金処理の確認(ステップS606)、コンテンツ取得処理(ステップS607)を経て、取得されたコンテンツをコンテンツ提示部207により表示する(ステップS609)。
一方、ステップS603において、コンテンツが利用可能な場合、推薦画面404を閉じ、当該コンテンツのファイルパスに従って、当該コンテンツを呼び出し(ステップS608)、コンテンツ提示部207に当該コンテンツを表示する(ステップS609)。コンテンツを表示した際には、履歴管理部210は、履歴格納部213のコンテンツ表示履歴を更新し(ステップS610)、処理を終了する。
図7は、コンテンツ表示時のコンテンツ表示履歴の更新処理を示すフローチャートである。コンテンツ提示装置101は、コンテンツの選択を受け付け(ステップS701)、選択されたコンテンツを表示し(ステップS702)、履歴管理部210は履歴格納部213のコンテンツ表示履歴を更新する(ステップS703)。
図8は、推薦統合部205における推薦結果の統合過程S506の詳細を示すフローチャートである。図8の例では、事前の統合方法の決定過程S505において、統合された推薦結果に含まれるコンテンツのうち、まず所定数をローカル推薦結果から得て、残りをグローバル推薦結果から得ている。ユーザが端末を操作して利用する以上、ローカルの推薦結果の方を優先的に利用するという推定に基づく推薦の戦略である。
まず、コンテンツ提示装置101は、ローカル推薦結果の上位から所定数のコンテンツを統合結果に追加する(ステップS801)。このとき、追加したコンテンツの数が統合した推薦結果に含ませるコンテンツの上限に達したか否かを判定する(ステップS802)。その時点で推薦結果に含ませるコンテンツの上限に達した場合には、そこで最終的な推薦結果(候補コンテンツ)として推薦する。この場合、最終的な推薦結果はローカル推薦結果だけから生成される。グローバル推薦結果は利用しないため、外部推薦装置106に問い合わせないようにしてもよい。
ローカル推薦結果から追加したコンテンツ数が上限に達していない場合、グローバル推薦結果の上位から順に各コンテンツを確認する(ステップS803)。まず、当該コンテンツがNG指定されているか否かを判定する(ステップS804)。グローバル推薦結果は、必ずしも個人の嗜好にあったコンテンツが選ばれるとは限らないので、NGリストを用意して、不要なコンテンツを除外することができる。たとえば、著者や、レイティングやジャンルなどによって一括してフィルタリングすることもできるし、過去に推薦表示したのに選択されなかったコンテンツを外すなどの処理を行うこともできる。もちろん、同様のNGリストによるフィルタリング処理をローカル推薦結果の方にも適用することは任意である。
仮に当該コンテンツがNG指定されている場合には、ステップS803に戻り、次のコンテンツの確認へ進む。NG指定されていない場合には、既に当該コンテンツがローカル推薦結果から統合結果に追加されているかどうか確認する(ステップS805)。既に追加されている場合には、当該コンテンツを重ねて選択することはせず、ステップS803に戻り、次のコンテンツ確認へ進む。当該コンテンツがローカル推薦結果から統合結果に追加されていない場合には、当該コンテンツを統合結果に追加し(ステップS806)、ステップS802に戻り、コンテンツ数の上限に達したかどうか確認する。コンテンツ数上限に達した時点で統合結果の抽出を終える。
図9は、コンテンツ提示装置101の動作例を示す概略図である。図9に示すように、まず、ローカル推薦結果とグローバル推薦結果の統合割合を、過去の推薦実績から決定する。ここではローカル推薦結果から2個、グローバル推薦結果から1個コンテンツを選択すると仮定する。ローカル推薦結果にはコンテンツC、C、C、……が含まれているがそのうちの2つを選択する。ここでC、Cは共にローカルストレージに存在するので、ローカルストレージよりサムネイルとファイルパスを検索し、推薦画面404のコンテンツ405、406に設定する。
次に、コンテンツ提示装置101は、グローバル推薦結果を確認する。先頭のCは既にローカル推薦結果から選択されているのでスキップし、次のCを選択する。仮にCがローカルストレージに存在すれば上記のC、Cの処理と同様の処理を行うことになるが、ローカルストレージに存在しないので、グローバル推薦結果に付与されたサムネイルと購入先URLを抽出し、推薦画面404のコンテンツ407に設定し、さらに購入アイコン412を重畳表示する。
コンテンツ提示装置101は、過去のユーザによる推薦画面におけるコンテンツの選択傾向によってローカル推薦結果とグローバル推薦結果の統合割合を決定する。ユーザによって、ローカル推薦結果ばかり選択されていればば、ローカル推薦結果が重視され、逆にグローバル推薦結果ばかり選択されていれば、グローバル推薦結果が重視される。
図10は、履歴管理部210にて管理される選択傾向を示すパラメタの一例を示す図である。トータル推薦選択率は、ある推薦コンテンツが表示される割合を示したものである。トータル推薦選択率は、選択がローカル推薦結果に由来するローカル推薦選択率と、選択がグローバル推薦結果に由来するグローバル推薦選択率の和である。図10に示す例では、ローカル推薦選択率が高くなっている。ローカル推薦選択率とグローバル推薦選択率の割合に応じて、ローカル推薦結果から抽出する個数、グローバル推薦結果から抽出する個数を決定する。図10の例では、ローカル推薦結果からの抽出個数を増やすことを決定する。
一方で、ローカル推薦ヒット率とグローバル推薦ヒット率は、統合推薦結果に表示したそれぞれのコンテンツが選択される割合である。一つの推薦結果から複数のコンテンツが表示される場合には見かけのヒット率は小さくなる。またグローバル推薦コンバージョン率は、グローバル推薦結果を選択してショップに遷移したユーザのうち、実際に商品購入に結びついた割合である。図10の例では、ユーザのコンバージョン率は8割超と極めて高い水準にあるため、グローバル推薦結果を表示すれば販売に結びつく可能性が高いと言える。このようにコンバージョン率が所定水準以上である場合、グローバル推薦結果からの抽出個数を増やすという決定を行うこともできる。また、過去の販売履歴を管理しておいて、販売頻度や販売金額の多寡に応じてグローバル推薦結果の扱いを決めても良い。
図10の例では、各推薦結果からの抽出個数の調整を行い、ローカル推薦結果とグローバル推薦結果とを統合しているが、ローカル推薦結果とグローバル推薦結果共に各コンテンツに評価値を付けて、過去のユーザによる推薦画面によるコンテンツの選択傾向等に応じて、適切な補正値を乗じ、補正後の評価値に従って上位から必要個数抽出しても良い。
図11は、履歴管理部210で管理されている履歴データの例を示す図である。履歴データはコンテンツID、時刻、イベント種別、パラメタから構成され、時系列に並んでいる。イベント種別には、OPEN(コンテンツを開く)、CLOSE(コンテンツを閉じる)、RECOMM(推薦画面を提示)、SELECT(コンテンツを選択)、ADOPEN(広告を開く)、ADCLOSE(広告を閉じる)、SLEEP(スリープに入る)、RESUME(スリープから復帰する)、RUN(アプリケーションを起動)、ACCESS(URIにアクセスする)、BUY(コンテンツを購入)、GET(コンテンツを取得)などがある。このようなパラメタを確認することで、ユーザが見たコンテンツ、推薦画面から選ばれたコンテンツ、選ばれなかったコンテンツを確認できる。
この履歴は履歴格納部213に格納され、ローカル推薦部208は、格納された履歴を用いてローカル推薦結果を導出する。また、履歴送信部211は、格納された履歴を外部推薦装置106に送信する。外部推薦装置106は、履歴受信部303で受信した履歴データを履歴管理部305で管理し、グローバル推薦部306においてグローバル推薦結果の導出に利用する。
図12は、ローカル推薦結果とグローバル推薦結果の導出過程を示す図である。コンテンツ提示装置101は、コンテンツCの次にコンテンツCが利用されるローカル遷移確率P(C,C)をコンテンツごとに管理する。ここで、ローカルにはm個の遷移先コンテンツが存在する。一方、外部推薦装置106はコンテンツ提示装置101、102、103等から履歴データを収集し、それらを統計処理してグローバル遷移確率P(C,C)をコンテンツ毎に管理する。グローバル遷移確率については、ローカルに存在しないコンテンツCm+1からCまでもあわせて管理する。それぞれコンテンツIDが与えられると、ローカル遷移確率P、グローバル遷移確率Pを確認し、確率の高いものから順に適当数ローカル推薦結果、グローバル推薦結果として導出する。たとえば、CのコンテンツIDが与えられたとすると、ローカル遷移確率P(C,C)、グローバル遷移確率P(C,C)を確認する。
統計処理に利用する履歴データの量に関しては、期間またはデータ数などによって制限することができる。期間を短く取れば、最近のトレンドを抽出することができるし、長く取れば長期的なトレンドを抽出することができる。また、最近の履歴データをより重視するよう重み付けしてもよい。こうすることで長期的データを加味しつつも、最近のトレンドに追随するような推薦が可能となる。たとえば、あるシリーズのコンテンツの続編が新規に発売されたときに、十分直近の履歴データを重視するような統計処理となっていれば、当該続編がグローバル推薦結果に含まれ、当該続編を、既刊コンテンツを読んだユーザに対して推薦できる。
しかしながら、新刊コンテンツがグローバル推薦結果に導出されるまではタイムラグが発生するし、いつまで経ってもうまく導出されない事態も想定される。そこで、グローバル推薦結果に所望のコンテンツを販促目的で挿入できるようにしても良い。こうすれば、通常の推薦結果導出とは関係無く、所望のコンテンツを推薦結果に含めることが可能になる。そして、新刊コンテンツ発売時などに時機を得たプロモーションを展開することができる。
なお、図12の例では遷移確率に基づいて推薦結果を導出しているが、推薦結果の導出は必ずしもこの方法に限定されない。コンテンツストア105における販売履歴データに基づき、共起確率に基づいて推薦しても良いし、コンテンツストア105で管理されている著者やシリーズ名、ジャンル名などのコンテンツの属性に応じて類似するものを推薦してもかまわない。また、上記の方法や他の方法を組み合わせて推薦結果を導出してもよい。
図13は、コンテンツ間のローカル遷移確率Pを管理するテーブルT13の一部を示す図である。テーブルT13は、コンテンツ提示装置101内で管理されており、これに基づきローカル推薦結果が導出される。テーブルT13により、第1のコンテンツ、第2のコンテンツおよびローカル遷移確率Pが管理されている。ローカル遷移確率Pは、コンテンツ提示装置101内で第1のコンテンツが選択され、その次に第2のコンテンツが選択される確率を表している。たとえば、コンテンツCの次にコンテンツCが選択される確率は、0.42であり、コンテンツCの次にコンテンツCが選択される確率は0.02である。なお、図13に示す例では、ローカル遷移確率Pの大きい順に一部のコンテンツへの遷移確率のみ記載している。
図14は、コンテンツ間のグローバル遷移確率Pを管理するテーブルT14の一部を示す図である。テーブルT14は、外部推薦装置106内で管理されており、これに基づきグローバル推薦結果が導出される。テーブルT14により、第1のコンテンツ、第2のコンテンツおよびグローバル遷移確率Pが管理されている。グローバル遷移確率Pは、外部推薦装置106内で第1のコンテンツが選択され、その次に第2のコンテンツが選択される確率を表している。外部推薦装置106は、コンテンツ提示装置101を含む複数の端末102、103から時系列を有するコンテンツの利用履歴を収集するため、テーブルT14はテーブルT13よりも多くのコンテンツに関する遷移確率を管理している。
図9に示す例を用いて、遷移確率を考慮した推薦結果の導出過程の一例を説明する。この導出過程の例ではコンテンツCが指定されたとき、コンテンツCに対する候補コンテンツを導出する。また、ローカル推薦結果から2個、グローバル推薦結果から1個、計3個の候補コンテンツを導出するという条件が課されている。
まず、コンテンツ提示装置101はテーブルT13を参照してコンテンツCに対するローカル遷移確率Pの上位からローカル推薦結果を導出する。すなわち、コンテンツC、C、C、C、C、Cがローカル推薦結果として導出される。上記の条件によればローカル推薦結果から選択できるコンテンツの数は2つなので、上位2つのコンテンツ、すなわちコンテンツC(P(C0,)=0.42)とコンテンツC(P(C0,)=0.18)が最終候補として選択される。これらのコンテンツはローカルストレージ内に存在するので、ローカルストレージよりサムネイルとファイルパスを抽出し、推薦画面404内に候補としてコンテンツ405、406のサムネイルを描画する。
一方、外部推薦装置106は、テーブルT14を参照してコンテンツCに対するグローバル推薦確率Pの上位からグローバル推薦結果を導出する。すなわち、コンテンツC、C、C、C、C、Cがグローバル推薦結果として導出される。外部推薦装置106は、導出したグローバル推薦結果をコンテンツ提示装置101に送信する。コンテンツ提示装置101は取得したグローバル推薦結果を確認する。上記の条件によればグローバル推薦結果から選択できるコンテンツの数は残りの1つなので、まず最も上位のコンテンツC(P(C0,)=0.10)を確認する。しかしながら、コンテンツCは既にローカル推薦結果から選択されているため除外する。次にグローバル推薦結果で2番目のコンテンツC(P(C0,)=0.08)を確認すると、これはローカル推薦結果から選択されていないので最終候補に採用する。次に、コンテンツCはローカルストレージ内に存在しないため、グローバル推薦結果に付与されたコンテンツサムネイルと購入URLを抽出し、それらを用いて推薦画面404内に候補としてコンテンツ407をサムネイルで描画する。このようにしてコンテンツC、コンテンツCおよびコンテンツCが推薦される。
なお、以上の実施形態において、コンテンツ提示装置101、102、103、外部推薦装置106は、プログラムにより動作可能になっている。
100 コンテンツ提示システム
101、102、103 コンテンツ提示装置
104 ネットワーク
105 コンテンツストア
106 外部推薦装置
201 ユーザ操作部
202 通信部
203 グローバル推薦取得部
204 コンテンツ購入部
205 推薦統合部
206 推薦表示部
207 コンテンツ提示部
208 ローカル推薦部
209 コンテンツ管理部
210 履歴管理部
211 履歴送信部
212 コンテンツ格納部
213 履歴格納部
301 通信部
302 推薦送信部
303 履歴受理部
304 推薦要求受理部
305 履歴管理部
306 グローバル推薦部
307 履歴格納部
308 広告入稿部
401 筐体
402 スクリーン
403 操作ボタン
404 推薦画面
405、406、407 コンテンツ
410 コンテンツ
411 クローズボタン
412 購入アイコン
T13、T14 テーブル

Claims (13)

  1. ユーザ向きのコンテンツを利用容易に提示するコンテンツ提示装置であって、
    ユーザによるコンテンツの指定を受け付けるユーザ操作部と、
    前記指定コンテンツに基づき、前記自機またはコンテンツを指定したユーザに関連するコンテンツをローカル推薦結果として特定するローカル推薦部と、
    前記指定コンテンツに基づき、外部において特定されたコンテンツを通信によりグローバル推薦結果として取得するグローバル推薦取得部と、
    前記ローカル推薦結果および前記グローバル推薦結果を統合して、統合された推薦結果から1または複数のコンテンツを、候補コンテンツとして抽出する推薦統合部と、
    前記候補コンテンツを提示するコンテンツ提示部と、
    前記候補コンテンツが利用可能であるか否かを判定するコンテンツ管理部と、を備え、
    前記コンテンツ提示部は、前記候補コンテンツが利用可能である場合には、前記候補コンテンツの利用手段を提示し、前記候補コンテンツが利用不能である場合には、前記候補コンテンツを利用可能にするための利用可能化手段を提示することを特徴とするコンテンツ提示装置。
  2. 前記ローカル推薦部は、前記コンテンツの指定を受けたユーザに関連付けられたコンテンツ利用履歴および購買履歴に基づき、前記ローカル推薦結果を特定し、
    前記グローバル推薦取得部は、複数の不特定ユーザのコンテンツ利用履歴または購買履歴に基づくコンテンツを、前記グローバル推薦結果として取得することを特徴とする請求項1記載のコンテンツ提示装置。
  3. 前記推薦統合部は、前記コンテンツの指定を受けたユーザが前記グローバル推薦結果を採用した頻度が大きいほど前記グローバル推薦結果を重視し、前記ローカル推薦結果を採用した頻度が大きいほど前記ローカル推薦結果を重視して、前記ローカル推薦結果および前記グローバル推薦結果を統合することを特徴とする請求項1または請求項2記載のコンテンツ提示装置。
  4. 前記推薦統合部は、前記コンテンツの指定を受けたユーザに関連付けられたコンテンツの購買頻度、購買量または購買額が多いほど、前記グローバル推薦結果を重視し、
    前記コンテンツの指定を受けたユーザに関連付けられたコンテンツの購買頻度、購買量または購買額が少ないほど、前記ローカル推薦結果を重視することを特徴とする請求項1または請求項2記載のコンテンツ提示装置。
  5. 前記グローバル推薦取得部は、複数の不特定ユーザの過去のコンテンツ利用履歴に基づいて特定されたコンテンツに加えて、過去のコンテンツ利用履歴とは無関係に前記グローバル推薦結果に含まれるように設定されたコンテンツを含むグローバル推薦結果を取得することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のコンテンツ提示装置。
  6. 前記ローカル推薦部は、コンテンツ利用履歴から算出されたコンテンツ間の遷移確率を利用してコンテンツを特定することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のコンテンツ提示装置。
  7. 通信により推薦するコンテンツを通知する外部推薦装置であって、
    受理した複数の不特定ユーザの過去のコンテンツ利用履歴を管理する履歴管理部と、
    請求項1から請求項6のいずれかに記載のコンテンツ提示装置で指定されたコンテンツに基づくコンテンツの推薦要求を受理する推薦要求受理部と、
    前記推薦要求に応じて、前記管理されたコンテンツ利用履歴を参照して前記指定されたコンテンツに対応するコンテンツをグローバル推薦結果として特定するグローバル推薦部と、
    前記グローバル推薦結果を前記コンテンツ提示装置へ送信する推薦送信部と、を備えることを特徴とする外部推薦装置。
  8. 前記グローバル推薦部は、コンテンツ利用履歴から算出されたコンテンツ間の遷移確率を利用してコンテンツを特定することを特徴とする請求項7記載の外部推薦装置。
  9. 請求項1から請求項6のいずれかに記載のコンテンツ提示装置と、
    請求項7または請求項8記載の外部推薦装置と、を備え、
    前記コンテンツ提示装置は、指定コンテンツおよび推薦要求を前記外部推薦装置に通知し、
    前記外部推薦装置は、前記通知された指定コンテンツおよび推薦要求に基づいて特定したグローバル推薦結果を前記コンテンツ提示装置に通知することを特徴とするコンテンツ提示システム。
  10. ユーザ向きのコンテンツを利用容易に提示するコンテンツ提示方法であって、
    ユーザによるコンテンツの指定を受け付けるステップと、
    前記指定コンテンツに基づき、前記自機またはコンテンツを指定したユーザに関連するコンテンツをローカル推薦結果として特定するステップと、
    前記指定コンテンツに基づき、外部において特定されたコンテンツを通信によりグローバル推薦結果として取得するステップと、
    前記ローカル推薦結果および前記グローバル推薦結果を統合して、統合された推薦結果から1または複数のコンテンツを、候補コンテンツとして抽出するステップと、
    前記候補コンテンツを提示するステップと、
    前記候補コンテンツが利用可能であるか否かを判定するステップと、を含み、
    前記コンテンツ提示部は、前記候補コンテンツが利用可能である場合には、前記候補コンテンツの利用手段を提示し、前記候補コンテンツが利用不能である場合には、前記候補コンテンツを利用可能にするための利用可能化手段を提示することを特徴とするコンテンツ提示方法。
  11. 通信により推薦するコンテンツを通知するコンテンツ推薦方法であって、
    受理した複数の不特定ユーザの過去のコンテンツ利用履歴を管理するステップと、
    請求項10記載のコンテンツ提示方法により、送信元で指定されたコンテンツに基づくコンテンツの推薦要求を受理するステップと、
    前記推薦要求に応じて、前記管理されたコンテンツ利用履歴を参照して前記指定されたコンテンツに対応するコンテンツをグローバル推薦結果として特定するステップと、
    前記グローバル推薦結果を、前記送信元へ送信するステップと、を含むことを特徴とするコンテンツ推薦方法。
  12. コンピュータに実行させることで、ユーザ向きのコンテンツを利用容易に提示するコンテンツ提示プログラムであって、
    ユーザによるコンテンツの指定を受け付ける処理と、
    前記指定コンテンツに基づき、前記自機またはコンテンツを指定したユーザに関連するコンテンツをローカル推薦結果として特定する処理と、
    前記指定コンテンツに基づき、通信により外部推薦装置が特定したコンテンツをグローバル推薦結果として取得する処理と、
    前記ローカル推薦結果および前記グローバル推薦結果を統合して、統合された推薦結果から1または複数のコンテンツを、候補コンテンツとして抽出する処理と、
    前記候補コンテンツを提示する処理と、
    前記候補コンテンツが利用可能であるか否かを判定する処理と、を含み、
    前記コンテンツ提示部は、前記候補コンテンツが利用可能である場合には、前記候補コンテンツの利用手段を提示し、前記候補コンテンツが利用不能である場合には、前記候補コンテンツを利用可能にするための利用可能化手段を提示することを特徴とするコンテンツ提示プログラム。
  13. コンピュータに実行させることで、通信により推薦するコンテンツを通知するコンテンツ推薦プログラムであって、
    受理した複数の不特定ユーザの過去のコンテンツ利用履歴を管理する処理と、
    請求項12記載のコンテンツ提示プログラムにより、送信元で指定されたコンテンツに基づくコンテンツの推薦要求を受理する処理と、
    前記推薦要求に応じて、前記管理されたコンテンツ利用履歴を参照して前記指定されたコンテンツに対応するコンテンツをグローバル推薦結果として特定する処理と、
    前記グローバル推薦結果を、前記送信元へ送信する処理と、を含むことを特徴とするコンテンツ推薦プログラム。
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