JP2016500828A - プレイリストを生成及び修正するために入力を合成するシステム及び方法 - Google Patents

Abstract

入力の組み合わせ（合成）を使用してユーザに対してメディア・コンテンツ・オブジェクトを選択するためのシステム、方法、及びコンピュータ可読記憶媒体が提供される。ユーザと関連付けられたメディア入力シードが取得される。複数のチャネルの少なくとも１つはメディア入力シードと関連付けられている。また、いくつかの実施形態では、それらのチャネルの各々の各メディア・コンテンツ・オブジェクトは、そのチャネルに特有のスコアを有する。各メディア・コンテンツ・オブジェクトの合成スコアが、少なくとも２つの複数のチャネルの各々の、各メディア・コンテンツ・オブジェクトのチャネル特有スコアに少なくとも部分的に基づいて算出される。メディア・コンテンツ・オブジェクトの少なくともいくつかは、それらの各々の合成スコアに少なくとも部分的に基づいてランク付けされる。最後に、少なくとも１つのランク付けされたメディア・コンテンツ・オブジェクトが送信のために選択される。

Description

本開示の実施形態は、一般に、プレイリストを生成及び修正するために且つ／又はユーザへ送信するために個々のメディア・コンテンツ・オブジェクト（歌等）を選択するために、入力を合成するシステム及び方法に関するものである。

人々は、一般に、聴くための歌又はアルバムを手動で選択することによってデジタル音楽を聴いている。ユーザは様々なアルバムから歌のプレイリストを作成してもよい。しかしながら、これらの方法の両方は、再生する音楽のコピーをユーザが有することを要求している。ユーザは一般に無限に音楽を有していないので、それらの選択及び歌のプレイバックは限定される。ユーザが個々の歌又はアルバムを購入するか、あるいは、音楽のプールへの月額課金を購入することができるいくつかのオンラインサービスが存在する。しかしながら、これらのサービスは、プレイバックのための音楽を手動で特定することをユーザにまだ要求している。

歌又はアルバムを選択する、あるいはプレイリストを作成するには時間と労力を要するので、多くのユーザは未だに、他の誰かが手動でプログラミングを選択するブロードキャストラジオ局を聴くことを選んでいる。例えば、コマーシャルの“ライトロック”ＦＭラジオ局は、プレイバックのために手動で選択される“ライトロック”の歌をレビューしてもよい。しかしながら、そのようなブロードキャストラジオ局は、リスナーの大きなグループを満たすものであり、個々のユーザのためにカスタマイズされていない。

従って、一般にユーザは、プレイバックのために音楽を手動で特定及び選択することを必要とするより個別化されたリスニング経験、又は、プレイバックのためにユーザが歌を選択することを必要としないラジオのより個別化されていないリスニング経験、の間で選ばなければならない。

上記の不利な点を仮定すると、ユーザが自身の所有している歌又は手動で選択した歌にユーザを限定することなく、生成されたプレイリストはユーザの嗜好を考慮している、大規模な歌のライブラリからユーザへプレイリストを自動的に生成する方法及びシステムを提供することは有利である。さらにその上、ユーザのためにプレイリストを生成するために（又はユーザへの送信のためにメディア・コンテンツ・オブジェクトを選択するために）、様々なソースからの、歌又は歌のプレイリスト等の、入力を合成する又は混合する方法及びシステムを提供することは有利である。代替的又は追加的に、ユーザの要求に応答して送信するための（歌等の）個々のメディア・コンテンツ・オブジェクトを選択するために、様々なソースからの入力をリアルタイムで合成する又は混合する方法及びシステムを提供することは有利である。メディア・コンテンツ・オブジェクトの選択又はプレイリストの生成が、音楽への興味に関するユーザのフィードバック、ユーザのデモグラフィック情報、及び／又は（ユーザの位置、ユーザがどのような装置を使用しているか、何時か、等の）ユーザの現在の状態を考慮するなら有利である。例えば、ユーザは、仕事時に聴くことを望むのとは異なる種類のプレイリストをポータブル音楽プレイヤで、ジムでエクササイズしている間に聴くことを望んでもよい。

以下では、本発明のいくつかの側面の基礎的理解を提供するために本発明の概要を提示する。この概要は、本発明の広範な概観ではない。本発明のカギとなる／重要な要素を特定すること、あるいは本発明の範囲を線引きすることを意図するものではない。その唯一の目的は、後に提示するより詳細な記載への前置きとして、単純化された形態で本発明の概念のいくつかを提示することである。

いくつかの実施形態は、ユーザのためにメディア・コンテンツ・オブジェクトを選択するためのコンピュータで実施される方法を提供する。当該方法は、１以上のプロセッサと、方法を実行するために、１以上のプロセッサによる実行のための１以上のプログラムを格納するメモリとを有するサーバシステムで実行される。ユーザと関連付けられたメディア入力シードが受信又は取得される。メディア・コンテンツ・オブジェクトの複数のチャネルが取得される。いくつかの実施形態では、複数のチャネルの少なくとも１つがメディア入力シードと関連付けられている。また、いくつかの実施形態では、それらのチャネルの各々の各メディア・コンテンツ・オブジェクトはそのチャネルに特有のスコアを有する。各メディア・コンテンツ・オブジェクトの合成スコアは、複数のチャネルの少なくとも２つの各々についての各メディア・コンテンツ・オブジェクトのチャネル特有スコアに少なくとも部分的に基づいて取得又は算出される。その場合、メディア・コンテンツ・オブジェクトの少なくともいくつかは、それらの各合成スコアに少なくとも部分的に基づいてランク付けされる。少なくとも１つのメディア・コンテンツ・オブジェクトが、ランク付けに少なくとも部分的に基づいて送信のために選択される。

いくつかの実施形態は、プログラムを実行するための１以上の中央処理部、ＣＰＵを備えるサーバシステムを提供し、ＣＰＵにより実行されるプログラムを格納するメモリも含む。プログラムは、ユーザのためにメディア・コンテンツ・オブジェクトを選択する前述の方法の何れか又は全ての部分を実行するための命令を含む。

さらに別の実施形態は、コンピュータによる実行のために構成された１以上のプログラムを格納するコンピュータ可読記憶媒体を提供する。プログラムは、ユーザのためにメディア・コンテンツ・オブジェクトを選択する前述の方法の何れか又は全ての部分を実行するための命令を含む。

これらの方法、システム及びコンピュータ可読記憶媒体は、ユーザのためにメディア・コンテンツ・オブジェクトを選択するための、新しく、より扱いやすく、より効率的な方法を提供する。さらにその上、これらの方法、システム及びコンピュータ可読記憶媒体は、ユーザのためにプレイリストを生成及び修正するために様々なソースからの入力を合成するための、且つ／又は、ユーザへの送信のためにメディア・コンテンツ・オブジェクトを選択するための、新しく、より扱いやすく、より効率的な方法を提供する。その他の本発明の実施形態の詳細、特徴及び利点は、以下の詳細な説明及び図面を参照することにより明らかになるだろう。

本発明の前述の側面だけでなく追加的側面及びその実施形態のより良好な理解のために、図面を通じて同様の参照番号が対応部分を指している以下の図面と併せて、以下の実施形態の説明への参照がなされるべきである。
図１Ａは、いくつかの実施形態に従った例示的なオペレーティングシステムを説明するブロック図である。 図１Ｂは、いくつかの実施形態を実施するのに適した例示的なサーバシステムを説明するブロック図である。 図２Ａは、いくつかの実施形態に従った、メディア・コンテンツ・オブジェクトのシード関連チャネルの例示的なデータベース／メモリの構造を説明するブロック図である。 図２Ｂは、いくつかの実施形態に従った、メディア・コンテンツ・オブジェクトのジェネリック（汎用）チャネルの例示的なデータベース／メモリの構造を説明するブロック図である。 図２Ｃは、いくつかの実施形態に従った、メディア・コンテンツ・オブジェクトのデモグラフィック（人口統計）チャネルの例示的なデータベース／メモリの構造を説明するブロック図である。 図３は、いくつかの実施形態に従った、入力シードに基づいてメディア・コンテンツ・オブジェクト（歌等）選択し、それをユーザへ提供し、フィードバックを取得するために使用される方法の例示的な概観を表すフローチャートである。 図４は、いくつかの実施形態に従った、入力チャネルの組み合わせ（合成）を使用して入力シードに基づいてメディア・コンテンツ・オブジェクト（歌等）選択するために使用される例示的な詳細方法を表すフローチャートである。 図５は、いくつかの実施形態に従った、チャネル混合のために利用される例示的なチャネルマトリクスである。 同様の参照番号は図面を通じて対応する部分を指している。

実施形態への言及が詳細になされ、その例は添付の図面に説明される。以下の詳細な説明では、本実施形態の完全な理解を提供するために多くの特定の詳細が述べられる。しかしながら、本様々な実施形態はこれらの特定の詳細なしに実践されてもよいことが当業者にとって明らかだろう。他の例では、既知の方法、手順、構成要素、及びネットワークは、本実施形態の側面を不必要に曖昧にしないように詳細に記載されていない。

第１、第２等の用語が、様々な要素を記載するためにここで使用されてもよく、これらの要素はこれらの用語によって限定されるべきではないことも理解されるだろう。これらの用語は１つの要素を別の要素と区別するためにのみ使用される。例えば、第１の要素の全ての出現が一貫して改称され、且つ、第２の要素の全ての出現が一貫して改称される限り、記載の意味を変更することなく、第１の要素は第２の要素と呼ぶことができ、同様に、第２の要素は第１の要素と呼ぶことができる。第１の要素及び第２の要素は両方とも要素であるが、同一の要素ではない。

ここの実施形態の記載で使用される用語は、特定の実施形態のみを記載する目的であって、特許請求の範囲を限定する意図ではない。実施形態の記載及び添付の特許請求の範囲で使用されるように、単数形“ａ”、“ａｎ”及び“ｔｈｅ”は、文脈が明らかにそうではないと示さない限り複数形を含むことが意図される。ここで使用される用語“及び／又は”は、１以上の関連する列挙項目の任意の及び全ての可能性のある組み合わせを指し、且つ包含するものであることも理解されるだろう。この明細書で使用される場合、用語“備える”及び／又は“備えている”だけでなく用語“含む”及び／又は“含んでいる”は、述べた特徴の存在、整数、工程、動作、要素、及び／又は成分の存在を特定するが、１以上の他の特徴、工程、動作、要素、成分及び／又はそのグループの存在又は追加を排除するものではないこともさらに理解されるだろう。

ここで使用されるように、用語“もし”は、文脈に応じて“時”又は“すると（ｕｐｏｎ）”又は“応答して”を意味するものとして解釈されてもよい。同様に、フレーズ“もし判定されるなら”又は“もし（述べられた条件又はイベントが）検出されるなら”は、文脈に応じて“判定すると”又は“判定することに応答して”又は“（述べられた条件又はイベントを）検出すると”又は“（述べられた条件又はイベントを）検出することに応答して”を意味するものとして解釈されてもよい。

図１Ａは、本発明の実施形態を実施するために使用されてもよい例示的なシステム１００を説明するブロック図である。複数のユーザ端末１０２（例えば、携帯電話、携帯音楽プレイヤ、車両音楽プレイヤ、タブレット、ラップトップ等の１以上の携帯装置１０４）（及び／又は例えばデスクトップコンピュータ、固定メディアシステム、パーソナルネットワーク又はグループネットワーク等の固定式装置１０６）は、プレイリストサーバ１０８及びコンテンツサーバ１１８を含むサーバシステム１０３と１以上の通信ネットワーク１１０を介して接続されている。複数のユーザ端末が、一人のユーザのアカウントと関連付けられてもよいことに留意されたい。さらに、サーバシステム１０３は多数のユーザと同時に通信可能である。いくつかの実施形態では、プレイリストサーバ１０８及びコンテンツサーバ１１８は単一サーバ１０３の構成要素であり、プレイリストサーバ１０８及びコンテンツサーバ１１８の全ての機能を実行する。端末１０２、プレイリストサーバ１０８、及びコンテンツサーバ１１８は、各々が、１以上の処理部（ＣＰＵ）、１以上のネットワーク又は他の通信インタフェース、メモリ、及びこれらの構成要素を他の従来の電子的構成要素と相互接続するための１以上の通信バスを備えており、ネットワーク１１０を介した通信を容易にするように且つ以下に記載の実施形態の様々な側面を実行するようにプロセッサで実行可能な命令でプログラムされてもよい。

いくつかの実施形態では、１以上のユーザ端末１０２は、表示装置、キーボード等の入力機構又は音声起動入力機構、（スピーカ又はオーディオ出力ジャック等の）メディア再生機構、及び選択的にはＧＰＳシステムを備えるユーザインタフェースを有する。いくつかの実施形態では、端末１０２のうちの１つの入力機構は、ユーザと関連付けられた新規のメディア入力シードを受信するために使用される。

いくつかの実施形態では、メディア入力シードは、自動的に生成されたユーザ特有プレイリストを開始するために選択する歌、あるいは、選択されたメディア入力シード（例えば、歌）と関連する歌を再生するステーション（局）である。他の実施形態では、メディア入力シードは、アーティストの名称、ジャンル、アルバムの名称、作曲家、作詞家の名称、ディレクタの名称、映画のタイトル、プロデューサーの名称、ＴＶ局の名称、ＤＪの名称等である。

いくつかの実施形態では、１以上のユーザ端末１０２のインタフェースは、ユーザがサーバシステム１０３とやり取りするのを可能にする。ユーザインタフェースは、サーバシステム１０３からの情報を表示する、サーバシステム１０３から追加情報を要求する、システムのローカル及び／又はリモートの側面をカスタマイズする、及び、参照のためにここに組み込まれる米国特許出願公開第２００６／０２１２４４２号明細書に記載のシステムのローカル及び／又はリモートの側面を制御する等の様々の機能をユーザが利用するのを可能にしてもよい。いくつかの実施形態では、ユーザ端末１０２は、ユーザがサーバシステム１０３からｗｅｂページを取得するのを可能にするクライアント−サーバ構成で動作する。さらに、様々な従来のｗｅｂブラウザの何れかは、ｗｅｂページにデータを表示及び操作するために使用できる。さらに別の実施形態では、ＴＶ機器、オーディオ機器、ＤＶＤプレーヤ等がユーザ端末として利用される。

端末１０２、プレイリストサーバ１０８及びコンテンツサーバ１１８の何れかによって使用されるメモリは、ＤＲＡＭ、ＳＲＡＭ、ＤＤＲ ＲＡＭ又は他のランダムアクセス固体記憶装置等の高速ランダムアクセスメモリを含み、１以上の磁気ディスク記憶装置、光ディスク記憶装置、フラッシュメモリ装置、又は他の不揮発性固体状態記憶装置等の、不揮発性メモリを含んでもよい。メモリは選択的に、ＣＰＵから遠隔に位置する１以上の記憶装置を含む。いくつかの実施形態では、（図１Ｂに関してプレイリストサーバ１０８及びコンテンツサーバ１１８についてより詳細に説明されるように）メモリ又は代替的にメモリ内の不揮発性メモリ装置は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体を備える。

当業者は、ネットワーク１１０は特定の種類のネットワークに限定されないことを理解するだろう。例えば、ネットワーク１１０は、インターネット等の１以上のワイド・エリア・ネットワーク（ＷＡＮ）を特徴としてもよい。ネットワーク１１０は、１以上の既知のＬＡＮトポロジを有する１以上のローカル・エリア・ネットワーク（ＬＡＮ）を特徴としてもよく、イーサネット、ＴＣＰ／ＩＰ、フレームリレー、イーサネット、ＦＴＰ、ＨＴＴＰ等のこれらのトポロジにおける様々なプロトコルの使用が推定される。さらに、ネットワーク１１０は、固定電話回線及び携帯電話端末を特徴とする公衆交換電話網（ＰＳＴＮ）を特徴としてもよく、あるいは、上記の何れか又は全ての組み合わせを特徴とするネットワークを特徴としてもよい。ユーザ端末１０２（例えば１０４及び／又は１０６）は、例えばツイストペアワイヤ、同軸ケーブル、光ファイバ、電磁波又は他のメディアを介してネットワーク１１０と接続されてもよい。

本発明のいくつかの実施形態では、プレイリストサーバ１０８は、図２Ａ−図２Ｃに関して説明されるようなメディア・コンテンツ・オブジェクトのリストを各々が含む複数のチャネルを含む項目のデータベース１１２を含む。プレイリストサーバ１０８は、１以上のユーザと関連付けられたプレイリストも格納し、いくつかの実施形態では、プレイリストは、図４及び１Ｂに関して説明されるように、プレイリストにおける様々なメディア・コンテンツ・オブジェクトと関連付けられた合成スコアを含む。いくつかの実施形態では、メディア・コンテンツ・オブジェクトは、歌、音楽の一部、オーディオ記録、ビデオ、ムービー、スライドショー、画像、又は他の種類のメディアファイルである。いくつかの実施形態では、プレイリストサーバ１０８は、ここで説明されるような項目のデータベース１１２を含まないが、代わりに別個の項目のデータベース１１２と接続される。例えば、プレイリストサーバ１０８は、参照によりその全体が組み込まれる出願人特許７００３５１５号明細書に記載のような “音楽ゲノムプロジェクト”データベースだけでなく、メディア・コンテンツ・オブジェクトのチャネルを含む様々な他のデータベースと接続されてもよい。いくつかの実施形態では、プレイリストサーバ１０８は、マッチングエンジン１１４も含むか、それと接続される。マッチングエンジン１１４は、参照によりその全体が組み込まれる出願人の特許７９６２４８２号明細書に記載のような項目のデータベース１１２に関して動作するためのサーチ及びマッチングの機能の関連するセットを利用する。例えば、一実施形態においてマッチングエンジン１１４は、“音楽ゲノムプロジェクト”データベースと共に利用され、マッチングエンジン１１４は、（特許７００３５１５号明細書に記載のような）データベースにおいてソース歌と他の歌との間の距離を効果的に算出するためにソフトウェア又はハードウェアで実施されるサーチ及びマッチングエンジンの機能を利用し、その後、調整可能な数の最も近いマッチをもたらすために結果をソートする。いくつかの実施形態では、プレイリストサーバ１０８は、選択エンジン１２６も含むか、それと接続される。選択エンジン１２６は、様々な方法を使用し且つ様々な因子１２８を重み付けして、複数のチャネルから、ユーザについて、メディア・コンテンツ・オブジェクト、又は、メディア・コンテンツ・オブジェクトのプレイリストを選択するために使用される。選択機能１２８が、図４に関して詳細に記載されており、図１Ｂに関して詳細に記載される様々なモジュールによって使用される。

いくつかの実施形態では、コンテンツサーバ１１８は、メディア・コンテンツ・オブジェクトのデータベース１２０を含む。他の実施形態では、コンテンツサーバ１１８は、全体的又は部分的にプレイリストサーバ１０８と統合される。いくつかの実施形態では、プレイリストサーバ１０８は、メディア・コンテンツ・オブジェクトのデータベース１２０を含まず、メディア・コンテンツ・オブジェクトのデータベース１２０と別個に接続される。コンテンツサーバ１１８は、コンテンツエンジン１２２を含むか、それと接続されてもよい。コンテンツエンジン１２２は、コンテンツ・オブジェクトのデータベース１２２に関して動作するための、標準的な発見機能、パッケージング機能、送信機能等の管理機能１２４の関連するセットを利用する。本発明の一実施形態では、例えば、コンテンツエンジン１２２は、例えば、端末１０２へのメディア・コンテンツ・オブジェクトのストリーミング及び／又はダウンロードによるメディア・コンテンツ・オブジェクトの送信を制御するために、ソフトウェア又はハードウェアで実施される管理機能を利用する。

図１Ｂは、いくつかの実施形態を実施するのに適した例示的なサーバシステム１０３を説明するブロック図である。サーバシステム１０３は、一般に、１以上の処理部（ＣＰＵ）５０２、１以上のネットワーク又は他の通信インタフェース５０４、メモリ５１０、及びこれらの構成要素を相互接続する１以上の通信バス５１２を含む。通信バス５１２は選択的に、システム構成要素間を相互接続して通信を制御する回路（場合によってはチップセットと呼ばれる）を含む。サーバシステム１０３は選択的に、表示装置５０６及び（キーボード等の）入力機構５０８を含むユーザインタフェース５０５を含む。メモリ５１０は、ＤＲＡＭ、ＳＲＡＭ、ＤＤＲ ＲＡＭ又は他のランダムアクセス固体記憶装置等の高速ランダムアクセスメモリを含み、１以上の磁気ディスク記憶装置、光ディスク記憶装置、フラッシュメモリ装置、又は他の不揮発性固体状態記憶装置等の、不揮発性メモリを含んでもよい。メモリ５１０は選択的に、ＣＰＵ５０２から遠隔に位置する１以上の記憶装置を含む。メモリ５１０又は代替的にメモリ５１０内の不揮発性メモリ装置は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体を備える。いくつかの実施形態では、メモリ５１０又はメモリ５１０のコンピュータ可読記憶媒体は、以下のプログラム、モジュール及びデータ構造又はそのサブセットを格納する。
●様々な基礎システムサービスを扱うための及びハードウェア依存タスクを実行するための手順を含むオペレーティングシステム５１４；
●１以上の通信ネットワークインタフェース５０４（有線又は無線）及び、インターネット、他のワイドエリアネットワーク、ローカルエリアネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク等の１以上の通信ネットワークを介してサーバシステム１０３を他のコンピュータと接続するために使用されるネットワーク通信モジュール５１６；
●以下を含むか以下と接続されているプレイリストサーバ１０８：
○以下を含む項目のデータベース１１２：
■各々がメディア・コンテンツ・オブジェクトのリスト及びそれらの関連するチャネル特有スコアを含む、複数のチャネル５１８；
■複数のプレイリスト５２０。いくつかの実施形態では、格納されたプレイリストは、図４に関して記載されるように取得又は算出されたプレイリストに関して様々なメディア・コンテンツ・オブジェクトと関連付けられた合成スコアを含む；
○（参照によりここに組み込まれる）米国特許７９６２４８２号明細書で記載されるように項目のデータベース１１２に関して動作するためにサーチ及びマッチング機能１１６の関連するセットを利用するマッチングエンジン１１４；
○以下を含む様々なモジュールを使用して、データベース１１２における複数のチャネル５１８からユーザについてのメディア・コンテンツ・オブジェクト、又は、メディア・コンテンツ・オブジェクトのプレイリストを選択するための選択エンジン１２６：
■ユーザと関連付けられたメディア入力シードを取得又は受信し、シードを処理するシード受信処理モジュール５２２；
■メディア・コンテンツ・オブジェクトの複数のチャネルを取得するチャネル取得モジュール５２４。いくつかの実施形態では、チャネルの少なくとも１つは、受信したメディア入力シードと関連付けられており、あるいは、チャネル選択はメディア入力シードによって影響され、いくつかの実施形態では、少なくとも１つのチャネルはシード受信処理モジュール５２２によって取得される；
■ユーザの現在のコンテキスト（例えば、時間、位置、ユーザ装置等）と関連付けられたコンテキスト情報を（選択的に）取得するコンテキスト取得モジュール５２６；
■各メディア・コンテンツ・オブジェクトについて合成スコアを算出又は取得するスコアリングモジュール５２８。合成スコアは、各メディア・コンテンツ・オブジェクトの様々なチャネル特有スコアに少なくとも部分的に基づいており、いくつかの実施形態では、算出は、複数のチャネル（又はチャネル内のオブジェクト）の様々な重み因子を取得及び使用することを含む；
■各合成スコアに少なくとも部分的に基づいてメディア・コンテンツ・オブジェクトの少なくともいくつかをランク付けするランク付けモジュール５３０；
■ユーザへの送信のために少なくとも１つのメディア・コンテンツ・オブジェクトを選択する選択モジュール５３２。選択は、図４に関して議論されるように様々な他の因子も考慮されるが、メディア・コンテンツ・オブジェクトのランク付けに少なくとも部分的に基づくものである；
■選択及び送信されたメディア・コンテンツ・オブジェクトに関するユーザフィードバックを受信するフィードバックモジュール５３４。フィードバックは、明示的及び暗示的の何れか又は両方であり、選択的にはコンテキスト情報も含む；
●以下を含む又は以下と接続されるプレイリストサーバ１０８と全体的又は部分的に統合されたコンテンツサーバ１１８：
○再生（オーディオ、視聴覚等）のためにユーザへ送信されるメディアファイル及びメディア・コンテンツ・オブジェクトと関連付けられた任意のコンテンツを含むメディア・コンテンツ・オブジェクトのデータベース１２０；
○例えば、ユーザ端末（図１、１０２）へのストリーミング及び／又はダウンロードによるメディア・コンテンツ・オブジェクトの送信を制御するために、コンテンツ・オブジェクトのデータベース１２２に関して動作するための、標準的な発見機能、パッケージング機能、送信機能等の管理機能１２４の関連するセットを利用するコンテンツエンジン１２２。

上で特定された要素の各々は、一般的には、前述したメモリ装置の１以上に格納され、上述した機能を実施するための命令のセットに対応する。上で特定されたモジュール又はプログラム（すなわち命令のセット）は、別々のソフトウェアプログラム、手順又はモジュールとして実施される必要はなく、従ってこれらのモジュールの様々なサブセットが組み合わされてもよく、そうでなければ様々な実施形態で再構成されてもよい。いくつかの実施形態では、メモリ５１０は、上で特定されるモジュールのサブセット及びデータ構造を格納する。さらに、メモリ５１０は、上で特定されていない追加のモジュール及びデータ構造を格納してもよい。

図１Ｂはサーバシステム１０３を示すが、図１Ｂは、ここで記載の実施形態の構造的概略図としてよりも、サーバのセットに存在する様々な特徴の機能的記載として意図されるものである。実際、当業者により認識されるように、別個に示される項目は合成することができ、いくつかの項目は分けることができる。例えば、図１Ｂに別個に示されるいくつかの項目は、単一サーバで実施でき、単一の項目は１以上のサーバにより実施できる。サーバシステム１０３を実施するために使用されるサーバの実際の数、及び、どのように特徴がそれらに割り当てられるかは、１つの実施から別の実施まで変化するだろうし、一般に、システムが、ピーク使用期間中だけでなく平均試用期間中に処理しなければならないデータトラフィック量に部分的に依存する。

図２Ａ−図２Ｃは、いくつかの実施形態に従った、メディア・コンテンツ・オブジェクト様々なチャネルの例示的なデータベース／メモリ構造を説明するブロック図である。図２Ａは、メディア入力シードにより影響されるチャネルである、メディア・コンテンツ・オブジェクトのシード関連チャネルの例示的なデータベース／メモリ構造を説明するブロック図である。図２Ｂは、外部因子により影響される（しかし、メディア入力シード又はデモグラフィック情報によっては影響されない）チャネルである、メディア・コンテンツ・オブジェクトのジェネリック（汎用）チャネルの例示的なデータベース／メモリ構造を説明するブロック図である。図２Ｃは、デモグラフィック情報により影響されるチャネルである、メディア・コンテンツ・オブジェクトのデモグラフィックチャネルの例示的なデータベース／メモリ構造を説明するブロック図である。

図２Ａは、シード関連チャネル２０２の例を提供する（個々の例示的なシード関連チャネルが説明される：最高ランキング２０４、協調フィルタリング２０６、ホワイトリスト２０８、ジャンル２１４、音楽ゲノム２１６、及び別のシード関連チャネル２１７）。上で説明されるように、シードは、一般に、シードと関連する歌の新しい“ステーション（局）”を開始するためにユーザにより元々選択される歌である。しかしながら、シードは、歌である必要はなく、図４を参照して説明したように、アーティスト、作曲家、ジャンル等でありうる。チャネルは、相互に関連付けられているメディア・コンテンツ・オブジェクトのリストである。例えば、シード関連チャネル２０２は、オリジナルのメディア入力シードもより各々影響される。例えば、最高ランキングチャネル２０４は、メディア入力シードを提供したユーザがシード関連チャネルを聴いている間に個人的に承認（サムアップ）したメディア・コンテンツ・オブジェクト（例えば、歌）のリストを含む。高くランク付けされることにより、メディア・コンテンツ・オブジェクトが明示的に好まれる又はユーザにより認められることをユーザが示した（例えば、ユーザはその歌を聴いている間に“承認（サムアップ）”アイコンをクリックした）ことを意味する。この図において、歌Ａ２１８、歌Ｂ２２０及び歌Ｃ２２２が、最高ランキングチャネル２０４にリスト化されていることが示されている。例えば、ユーザはビートルズの“Yellow Submarine”を聴くことを楽しんでもよく、承認（サムアップ）、１以上の星、又は是認の別の指標を付与してもよい。各チャネル（例えば最高ランキングチャネル２０４）の各メディア・コンテンツ・オブジェクト（例えば歌Ａ２１８）は、チャネル特有スコア（例えば歌Ａ“最高ランキング”スコア２２４）を有する。同様に、歌Ｂ２２０は“最高ランキング”チャネル２０４に関するスコア２２６を有し、一方、歌Ｃ２２２はスコア２２８を有する。いくつかの実施形態では、特定のチャネルに関する全ての歌は等しいスコアを有することに留意されたい。歌Ｄ２３２は“ジャンル”チャネル２１４に関するスコア２３８を有し、歌Ｅ２３４はスコア２４０を有する。多くの実施形態では、メディア・コンテンツ・オブジェクト（例えば歌Ａ２３０／２１８）は多数のチャネルに同時に含まれるが、メディア・コンテンツ・オブジェクトは、関係する各チャネルのリストについてチャネル特有スコアを別個に算出している（例えば、歌Ａの“ジャンル”スコア２３６は、歌Ａの“最高ランキング”スコア２２４とは別個且つ異なっている）。いくつかの実施形態では、様々なチャネルに渡るメディア・コンテンツ・オブジェクトのスコアについての情報は、一緒に格納されるか、あるいは相互に関係付けられる。この関係付けは、参照番号２１８だけでなく、“ジャンル”チャネル２１４において２３０も有する“歌Ａ”によってここに示される。他の実施形態では、メディア・コンテンツ・オブジェクト及びそのスコアはチャネルにより別個に格納され、相互に関係づけられない。

図２Ｂは、ジェネリック（汎用）チャネル２４２のいくつかの例を提供する（個々の例示的なジェネリック関連チャネルが示される：編集者のピックアップ２４４、現在（Current）２４６、比較的現在（Re-Current）２４８、ゴールド２５０、新発売２５４、及びジェネリック関連チャネルＮ２５５）。ジェネリック（汎用）チャネル２４２は、オリジナルのメディア入力シードによって影響されない。ジェネリック（汎用）チャネルは、“流行”チャネル２４６又は“新発売”チャネル２５４等の、メディア入力シード以外のことにより影響される。図２Ｂにおいて、歌Ａ２５６／２１８、歌Ｅ２５８、及び歌Ｆ２６０が、ゴールドチャネル２５０（クラシック／常に人気のあるメディア・コンテンツ・オブジェクト）にリスト化されているとして示されている。各チャネル（例えばゴールドチャネル２５０）の各メディア・コンテンツ・オブジェクト（例えば歌Ｆ２６０）は、チャネル特有スコア（例えば歌Ｆ“ゴールド”スコア２６８）を有する。同様に、歌Ａ２５６は、全てが“ゴールド”チャネル２５０に関するスコア２６２を有し、一方、歌Ｅ２３４は、スコア２６４を有する。

図２Ｃは、デモグラフィックチャネル２７０の例を提供する（個々の例示的なデモグラフィック関連チャネルが示される：年齢２７２、性別２７４、位置２７６、ローカルアーティスト２７８、及びデモグラフィック関連チャネルＮ２７９）。いくつかの実施形態では、デモグラフィックチャネル２７０はオリジナルのメディア入力シードにより影響されない。他の実施形態では、デモグラフィックチャネルの１以上は、オリジナルのメディア入力シードだけではなくデモグラフィック情報によっても影響される。デモグラフィックチャネル２７０は、ユーザについて提供（推論）され且つ類似のデモグラフィック情報を有する他のユーザと関係づけられた様々なデモグラフィック情報に基づくものである。例えば、図２Ｃに示されるように、ユーザのデモグラフィック情報に部分的に基づくチャネルは、年齢関連チャネル２７２、性別関連チャネル２７４及び地理的位置関連チャネル（位置チャネル２７６及ローカルアーティストチャネル２７８）を含む。図２Ｃにおいて、歌Ａ２８０／２１８、歌Ｃ２８２／２２２、及び歌Ｆ２９０／２６０が、性別チャネル２７４にリスト化されているとして説明されている（同じ性別の他人に人気のコンテンツ）。各チャネル（性別チャネル２７４）の各メディア・コンテンツ・オブジェクト（例えば、歌Ａ２８０）は、チャネル特有スコア（例えば、歌Ａの“性別”スコア２９２）を有する。同様に、歌Ｃ２８２は、全てが“性別”チャネル２７４に関するスコア２９４を有し、一方、歌Ｆ２９０は、スコア２９６を有する。

多くの実施形態では、メディア・コンテンツ・オブジェクト（例えば、歌Ａ２８０／２１８）は、多数のチャネルに同時に現れるが、メディア・コンテンツ・オブジェクトは、関係する各チャネルのリストについてチャネル特有スコアを有する（例えば、歌Ａの“性別”スコア２９２は、図２Ａの歌Ａの“最高ランキング”スコア２２４とは別個である）。いくつかの実施形態では、様々なチャネルに渡るメディア・コンテンツ・オブジェクトのスコアについての情報が一緒に格納されるか、あるいは相互に関係付けられる。この関係付けは、性別チャネル２７４において参照番号２１８だけでなく２８０も有する“歌Ａ”によってここに説明される（同様に、性別チャネルにおいて、“歌Ｃ”は参照番号２２２だけでなく２８２も有し、“歌Ｆ”は参照番号２６０だけでなく２９０も有する）。しかし、他の実施形態では、メディア・コンテンツ・オブジェクト及びそのスコアは、チャネルによって別個に格納され、相互に関係付けされない。さらに、いくつかの実施形態では、チャネルのみがスコア付けされ、歌自体は特定のチャネル内で個々にスコア付けされない。いくつかの実施形態では、１つのチャネルに関する歌の全てが、そのチャネルについて同じスコアを付与され、例えば、いくつかの実施例では、スコア２２４、スコア２２６、及びスコア２２８は相互に全て等しい。

図３は、（歌等の）メディア・コンテンツ・オブジェクトを選択するために使用される方法（３００）の例示的な概観を表すフローチャートである。メディア・コンテンツ・オブジェクトの選択は、入力シードに少なくとも部分的に基づくものである。いくつかの実施形態では、選択されると、メディア・コンテンツ・オブジェクトは、ユーザへ送信／ストリーミングされ、ユーザフィードバックが受信される。方法（３００）は、例えば図１Ａに描写されるシステムによって実行される。方法（３００）は、一般に、コンピュータ可読記憶媒体に格納され且つ１以上のサーバシステム１０３の１以上のプロセッサにより実行される命令によって管理される。図３に示される動作の各々は、一般に、コンピュータメモリ又は非一時的コンピュータ可読記憶媒体に格納された命令に対応している。コンピュータ可読記憶媒体は、一般に、磁気又は光ディスク記憶装置、フラッシュメモリ等の固体記憶装置、又は他の不揮発性メモリ装置を含む。コンピュータ可読記憶媒体に格納されたコンピュータ可読命令は、ソースコード、アセンブリ言語コード、オブジェクトコード、又は１以上のプロセッサにより解釈できる任意の他の適切な命令フォーマットで、格納されている。具体的に、図３に示される動作の多くは、図２Ａｎｉ示されるサーバシステム１０３のプレイリストサーバ１０８及び／又はコンテンツサーバ１１８の様々なモジュールにおける命令に対応している。

サーバシステム１０３（図１Ａ）は、ユーザから入力シード（３０２）を取得する。いくつかの実施形態では、ユーザは入力シードを選択できる。いくつかの実施形態では、ユーザは、名前、パスワード、連絡先情報、デモグラフィック情報及び嗜好（例えば、ミュージカル嗜好）等のユーザアカウントの情報も提供してもよい。他の実施形態では、システムは、ユーザにより以前選択された入力シードを取得する。上で説明したように、入力シードは、（“Paint It Black”又は“Paint It Black”及び“Ruby Tuesday”等の歌のグループ等の）歌の名称；（“Billy Joel” 又は“Rolling Stones”等の）アーティストの名称；（“クラシックロック”又は“１９６０年代”等の時代情報等の）ジャンル；アルバムの名称、作曲家の名称、作詞家の名称、ディレクタの名称；映画のタイトル、プロデューサーの名称、ＴＶ局の名称、ＤＪの名称等であってもよい。一実施形態では、入力シードは後続のメディア・コンテンツ・オブジェクトの選択及び／又は１以上のメディア・コンテンツ・オブジェクトのプレイリストの生成を実行するために、サーバシステム１０３（図１Ａ）へ送信される。いくつかの実施形態では、暗号化及び他のセキュリティ方法が、プレイリストサーバ１０８、コンテンツサーバ１１８及び／又はユーザ端末１０２の間の通信を保護するために使用される。

サーバシステムは、入力シード（３０４）と関連付けられたメディア・コンテンツ・オブジェクトを提供するためにユーザからの要求を受信又は取得する。いくつかの実施形態では、ユーザはユーザ端末１０２の入力機構を介して要求を行うことが可能である。これはユーザの明示的な要求である。他の実施形態では、サーバシステムから遠隔に位置するクライアント装置（例えば１０６又は１０４）は、以前に提供されたメディア・コンテンツ・オブジェクト（例えば歌）が終了した時又はまさに終了しようとする時などの、トリガとなるイベントに応じて自動的に（すなわち人が介在すること無しに）要求を提供する。これはユーザの暗示的な要求である。いくつかの実施形態では、サーバシステム１０３は、前出のトリガとなるイベントに応じてメディア・コンテンツ・オブジェクトを自動的に取得する。さらに他の実施形態では、サーバシステム１０３は、メディア・コンテンツ・オブジェクトを取得する、及び／又は、以下でより詳細に説明するように周期的にプレイリスト生成を前処理する。いくつかの実施形態では、要求に応じて、後述の（３０６）及び（３１０）のステップがユーザの明示的な要求又は暗示的な要求に応じてメディア・コンテンツ・オブジェクトがユーザに提供されるようにリアルタイムで実行される。例えば、いくつかの実施形態では、メディア・コンテンツ・オブジェクトは、歌を再生するための期間の下で提供される（例えば、メディア・コンテンツ・オブジェクトは予め再生している歌が終わる前に提供される）。いくつかの実施形態では、メディア・コンテンツ・オブジェクトは、５分、又はより好適には２分内に提供される。他の実施形態では、メディア・コンテンツ・オブジェクトはもっと短い期間で提供され、例えば、１０秒内、又は好適には５秒内、又は更に好適には２秒内、又は更に好適には０．５秒内に提供される。いくつかの実施形態では、選択されたメディア・コンテンツ・オブジェクトは、以下でより詳細に説明するように、クライアントに対してストリーミング配信される。他の実施形態では、後述のステップ（３０６）及び（３１０）の全部又は一部は周期的に、例えば、毎夜行われる。そのようなものとして、処理負荷のいくつかは非ピーク時間中に処理される。これらの実施形態では、要求に応答することは、プレイリスト生成を前処理することに依存して（例えば、１０秒内、又はより好適には５秒内、又はより好適には２秒内、又はより好適には０．５秒内に）リアルタイムに効率的に達成される。

いくつかの実施形態では、メディアコンテンツを提供するための要求と共に、サーバシステムは、どの装置をユーザが使用しているか又はユーザの装置が現在位置している場所等のコンテキスト情報を受信又は取得する。位置情報は、特に装置がポータブルであるなら、クライアント装置から取得されるＧＰＳ情報から利用可能であってもよいことに留意されたい。位置情報は、使用される携帯電話塔、又はWiFi位置情報に基づいて計算されてもよい。固定式装置の位置は同じ方法で取得されてもよいし、又は、ユーザによる明示的な入力を通じて受信されてアカウントに格納されてもよい。いくつかの実施形態では、サーバシステムは、要求の時刻又は要求の日付等のコンテキスト情報を（クライアント等から）取得する。以下のステップ（３１６）に関して記載されるように、様々な追加のコンテキスト情報も受信又は取得されてもよい。コンテキスト情報に加えて、いくつかの実施形態では、ユーザのアカウント（account）は、年齢、性別、郵便の宛て先、婚姻状況、職業等（例えば３０２で提供される任意の情報）等のデモグラフィック情報も含む。

少なくとも１つのメディア・コンテンツ・オブジェクトは、サーバシステム１０３によって自動的に（すなわち、人が介在すること無しに）選択される（３０６）。図４に関連して、この選択に関する詳細が記載される。いくつかの実施形態では、メディア・コンテンツ・オブジェクトのプレイリストが生成される（３０８）。プレイリストは、例えば、プレイリストサーバ１０８のデータベース１１２に格納されたメディア入力シードを提供したユーザの歌（又は他のメディアコンテンツ）のシーケンス又はリストであってもよい。いくつかの実施形態では、プレイリストは、図４に関して記載されるように、入力シードと、メディア・コンテンツ・オブジェクトの複数のチャネルとの間の比較の結果として生成される。プレイリストが生成される（又は修正される）時、選択（３０６）は以下のように実行される。いくつかの実施形態では、個々のメディア・コンテンツ・オブジェクト（例えば、歌）がプレイリストに選択される。いくつかの実施形態では、メディア・コンテンツ・オブジェクトは特定のメディア入力シードのプレイリストからランダムに選択される。例えば、２０個の歌の１つがプレイリストからランダムに選択される。一実施形態では、メディア入力シードのステーション（局）をユーザが最初に聴いた時は（又はユーザがそのステーション（局）に戻るごとに）、プレイリストから任意の他の歌が選択される前に、その入力シードと同じアーティストによる歌が選択される。プレイリストからランダムに歌を選択することに代えて、又はそれに加えて、いくつかの実施形態では、選択を支配するためのルールが実施される。例えば、同じアーティストの歌が連続して再生されるのを防ぐために、又は、任意の期間内、例えば４時間内の歌の繰り返しを防ぐために、いくつかの実施形態では美的基準が使用される。

さらにその上、例えば著作権ライセンス契約に従うように（例えば、３時間に４回より多く同じアーティストの歌が再生されるのを防ぐために）規制基準が確立されてもよい。そうした基準を実施するために、再生された歌の履歴がその歌が再生された時間と共に（例えばプレイリストサーバのデータベース１１２に）格納されてもよい。

従って、いくつかの実施形態では、メディア・コンテンツ・オブジェクト（例えば、歌）は、ランダムな選択、美的基準及び／又は規制基準に応じた１以上のプレイリストのセットからプレイリストについて選択される。いくつかの実施形態では、プレイリストにおいて歌の実際の順序を識別するために、メディア・コンテンツ・オブジェクトのフォーカス特性がランク付けされる（例えば、“男性のリードボーカル”のフォーカス特性から取得するプレイリストのセットから全て選択された歌で始まり、次のフォーカス特性へ移行する（フォーカス特性解析に関する詳細は、参照のためにここに組み込まれる米国特許出願公開第２００６／０２１２４４２号明細書に見ることができる））。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、特定のプレイリストのセットを強調する又は強調を抑えるためにユーザの嗜好が考慮される。例えば、“男性のリードボーカル”というフォーカス特性を有する歌をユーザが好きではないと決定するなら、そのプレイリストのセットにおける歌は、米国特許出願公開第２００６／０２１２４４２号明細書で説明されるようなプレイリストに限定できる。

少なくとも１つの選択されたメディア・コンテンツ・オブジェクトがユーザに提供される（３１０）。例えば、選択エンジン１２６は、プレイリストサーバ１０８から受信した選択されたメディア・コンテンツ・オブジェクトの識別子を、コンテンツサーバ１１８に送信してもよい。それに応じて、コンテンツサーバ１１８は、識別子に対応するメディア・コンテンツ・オブジェクトを、端末１０２上のプレイヤへ提供してもよい。

いくつかの実施形態では、識別子は、例えば、歌の名称（又はメディア・コンテンツ・オブジェクトをユニークに特定する他の識別子）に対応する。識別子は、コンテンツサーバ１１８上のコンテンツデータベース１２０のインデックスフィールド又は他の名前であってもよい。

コンテンツサーバ１１８は、様々な方法でコンテンツオブジェクトをユーザに提供してもよい。例えば、コンテンツサーバ１１８は、ユーザデータグラムプロトコル（ＵＤＰ）、リアルタイム転送プロトコル（ＲＴＰ）、リアルタイム ストリーミング プロトコル（ＲＴＳＰ）、リアルタイム制御プロトコル（ＲＴＣＰ）及び伝送制御プロトコル（ＴＣＰ）等の既知のストリーミング技術及びプロトコルを通じてメディア・コンテンツ・オブジェクトをユーザにストリーミング配信してもよい（３１２）。別の例としては、コンテンツサーバ１１８は、オブジェクトをユーザ端末１０２へダウンロードすることによってメディア・コンテンツ・オブジェクトをユーザに提供してもよい。従って、コンテンツオブジェクトは、それがユーザに対して再生される前に端末１０２に十分にダウンロードされる。さらに別の例としては、メディア・コンテンツ・オブジェクトは、例えばプログレッシブダウンロードまたはリスト等、ストリーミング及びダウンロードのハイブリッドを通じてユーザに提供されてもよい。いくつかの実施形態では、コンテンツサーバ１１８は、再生レートの１０から２０倍のレートでメディア・コンテンツ・オブジェクトを提供してもよい。いくつかの実施形態では、再生されていないメディア・コンテンツ・オブジェクトの部分は端末１０２上のメモリにキャッシュされ、再生された部分は消去される。

いくつかの実施形態では、ユーザは、メディア・コンテンツ・オブジェクトに関してフィードバックを提供する。そして、サーバシステムは、特定のメディア・コンテンツ・オブジェクトに対するユーザのフィードバックを受信及び格納する。いくつかの実施形態ではフィードバックは明示的であるが（例えばユーザ選択的）、他の実施形態ではユーザの行動に基づいて暗に意味される。例えば、いくつかの実施形態では、フィードバックは、ユーザがその端末１０２上のプレイヤを消したか否かである。他の実施形態では、フィードバックは、ユーザがリピート客であるか否か、すなわち、ユーザがメディア・コンテンツ・シードを早期のセッションで提供したかどうかである。いくつかの実施形態では、ユーザは、特定のメディア・コンテンツ・オブジェクトについて“承認”又は“非承認”（又は好き又は嫌いの他の指標）を選択すること等によって、選択的且つ明示的にフィードバックを提供する。ユーザにより提供されるフィードバックは、プレイリストサーバ１０８へ送信される。将来ユーザにより適したメディア・コンテンツ・オブジェクトを提供するためにユーザについて既知の情報を更新するために使用される。いくつかの実施形態では、ユーザのフィードバックは、そのメディア・コンテンツ・オブジェクトの少なくとも１つのチャネル特有スコアを調整するために使用される。そのようなものとして、メディア・コンテンツ・オブジェクトの将来の選択は、少なくとも１つのチャネルにおけるメディア・コンテンツ・オブジェクトの新しいスコアにより影響される。

コンテンツオブジェクトについてのフィードバックがネガティブであるなら、いくつかの実施形態では、現在のプレイリストは即座に修正される。例えば、歌を“スキップ”することを選択するなら、プレイリストから別の歌が即座に選択されて提供される。さらに、スキップされた歌は、リスト化されている少なくともチャネルに関して、そのユーザについてより低くスコア付けされる。例えば、ユーザは“男性のリードボーカル”のフォーカス特性を有する歌についてネガティブであるフィードバックを選択的に（又は暗示的に）提供してもよい。応答として、新しいメディア・コンテンツ・オブジェクトが選択される、又は、新しいプレイリストがプレイリストサーバ１０８により生成される（又は既存ンのプレイリストが修正される）時、選択／生成／修正はネガティブなフィードバックを占める。いくつかの実施形態では、“男性のリードボーカル”というフォーカス特性に対応する重み値又はスケーリング関数が、 “男性のリードボーカル”という強いフォーカス特性を有する歌がユーザにより元々提供される入力シードとマッチしにくいように、調整されてもよい。他の実施形態では、特定のメディア・コンテンツ・オブジェクトのチャネル特有スコアは、少なくとも１つのチャネルに低下する。

別の例として、ユーザは、自身が音楽の特定のタイプ、ジャンル又はカテゴリ、例えば“ジャズ”音楽を好まないというフィードバックを選択的に提供してもよい（又は音楽の特定のタイプのジャンル又はカテゴリに関する一般ルールが、繰り返しのユーザの行動から推論される）。いくつかの実施形態では、“ジャズ”がデータベース１１２における様々な歌に対して格納された特性である。 その場合、重み値が特性“ジャズ”に割り当てられ、そのことは、入力シードと“ジャズ”ソングとの間の合致が、入力シード及びデータベース項目の比較から生じそうもないことを意味する。

いくつかの実施形態では、メディア・コンテンツ・オブジェクトがユーザに提示される毎に、ユーザからのフィードバック（例えば、ポジティブ（肯定的）、ネガティブ（否定的）、ニュートラル（中立的））が、コンテンツオブジェクトが提示されたコンテキスト（すなわち、コンテキスト情報）と共に格納される（３１６）。コンテキスト情報の例は、現在の歌が再生しているステーション（局）、現在の歌のすぐ前に再生された歌、現在の歌のすぐ前に再生している歌のアーティスト、前の歌の１以上の音楽学的な特性、現在の歌のアーティスト、現在の歌を含むアルバム、時刻、曜日、暦日（すなわち日付）、ユーザの位置（例えば、職場、ホーム、車、郵便番号、国等）及びユーザの人口統計（例えば、年齢、性別）を含むが、これらに限定されない。いくつかのコンテキスト情報は、ユーザの位置（すなわち地理）、ユーザの人口統計、及び／又は時間（例えば、時刻、曜日、暦日）等の外部要因に照らして現在の歌に関連してもよい。一方、いくつかのコンテキスト情報は、特定のアーティスト、特定のアルバム、及び／又は特定のステーション（局）の少なくとも１つに照らして現在の歌に関連してもよい。さらに、いくつかのコンテキスト情報は、第２のコンテンツオブジェクト（例えばすぐ前の歌）に照らして現在の歌に関連してもよい。さらにその上、いくつかのコンテキスト情報は、第２のコンテンツオブジェクトの特性（例えば、トレブル、バス、ボーカル等のすぐ前の歌の特性）に照らして現在の歌に関連してもよい。様々な他のタイプのコンテキスト情報が、本開示全体の徹底的なレビュー後に当業者に明らかになるであろう。

いくつかの実施形態では、ユーザがメディア・コンテンツ・オブジェクト（例えばU2 による“ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー”）についてフィードバックを提供する時、そのフィードバックに関するコンテキスト情報が自動的に取得されてメモリに格納される。例えば、“ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー”の歌が再生された時にユーザが聴いていた特定のステーション（局）（例えば、“ペット・ショップ・ボーイズ”ステーション）、ユーザが入力シードとして提供していた特定のアーティスト（例えば、“ペット・ショップ・ボーイズ”）、及び、“ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー”の歌が再生された時刻（例えば午前９時）及び曜日（例えば月曜日）が、自動的に取得されて、フィードバックに関するコンテキスト情報としてメモリに格納されてもよい。別の例では、フィードバックを付与するユーザがカリフォルニア州の２８歳の男性だったという事実が、フィードバックに関するコンテキスト情報として格納されてもよい。

いくつかの実施形態では、メディア・コンテンツ・オブジェクトの選択（３０６）又はプレイリストの生成／修正（３０８）は、ユーザのフィードバック及び／又は当該フィードバックと関連付けられたユーザのコンテキスト情報を考慮する。例えば、いくつかの実施形態では、ユーザのフィードバック及び／又はユーザのコンテキスト情報は、（参照のためにここに組み込まれる）米国特許第７９６２４８２号明細書に記載のようにプレイリストを修正するために使用される。他の実施形態では、ユーザのフィードバック及び／又はユーザのコンテキスト情報は、以降の図４に関して記載されるようにメディア・コンテンツ・オブジェクトを選択するために使用される、１以上のチャネルにおけるメディア・コンテンツ・オブジェクトのチャネル特有スコアに影響を与える。

図４は、いくつかの実施形態に従った、入力チャネルの組み合わせ（合成）を使用して入力シードに基づいてメディア・コンテンツ・オブジェクト（例えば歌）を選択するために使用される例示的な詳細方法を表すフローチャートである。この詳細方法は、図３を参照して記載される例示的な概観方法（３００）の一部である。本方法（４００）は、例えば、図１Aに描写されるシステムによって実行される。図４に示される動作の各々は、典型的には、コンピュータメモリ又は非一時的コンピュータ可読記憶媒体に格納された命令に対応する。コンピュータ可読媒体は、典型的には、磁気又は光ディスク億装置、フラッシュメモリ等の固体記憶装置、又は他の不揮発性記憶装置を含む。コンピュータ可読媒体に格納されたコンピュータ可読命令は、ソースコード、アセンブリ言語コード、オブジェクトコード、又は１以上のプロセッサにより解釈される他の命令フォーマットである。特に、図４に示される動作の多くは、図１Bに示されるサーバシステム１０３の選択エンジン１２６の様々なモジュールにおける命令に対応する。

サーバシステム１０３は入力シードを取得する（４０２）。いくつかの実施形態では、サーバシステムは、図３（３０２）に関して記載したようなメディア入力シードを取得する。いくつかの実施形態では、ユーザは、システムがリアルタイムにユーザから受信する、入力シードを選択又は入力できる。ユーザは歌のタイトルをタイプする。他の実施形態では、システムは、ユーザにより以前供給された入力シードを取得する。いくつかの実施形態では、サーバシステムは、入力シードと関連付けられたメディア・コンテンツ・オブジェクトを提供するための要求を受信又は取得し（図３、３０４）、その要求に応じてメディア入力シードを取得する。次に、少なくとも１つのメディア・コンテンツ・オブジェクトが以下に記載のように選択される。

サーバシステムは、メディア・コンテンツ・オブジェクトの複数のチャネルを取得する（４４０４）。いくつかの実施形態では、複数のチャネルが、メディア・コンテンツ・オブジェクトのリストを伴う複数のチャネルを含むデータベース１１２（図１Ａ）から取得される。いくつかの実施形態では、データベース１１２における全てのチャネルが取得され、他の実施形態ではチャネルのサブセット（部分集合）が取得される。例示的なチャネルが図２Ａ−２Ｃに示される。いくつかの実施形態では、取得された複数のチャネルの少なくとも１つは、メディア入力シードと関連付けられている。いくつかの実施形態では、チャネルの選択は、メディア入力シードにより影響される。例えば、メディア入力シードは、選択されたチャネルの１以上（又は全て）に関する。いくつかの実施形態では、選択されたチャネルは、メディア入力シードについて（例えば、平均よりも高い）高チャネル特有スコアを有する。いくつかの実施形態では、少なくとも１つのチャネルがシード関連チャネルである。例えば、図２Ａは、シード関連チャネルの例示的なリストを提供しており、これらのシード関連チャネルはメディア入力シードにより影響される。いくつかの実施形態では、取得された複数のチャネルの少なくとも１つはメディア入力シードと関連付けられていない。例えば、メディア入力シードはチャネルに存在しない。あるいは、例えば少なくとも１つのチャネルが汎用（ジェネリック）である。図２Ｂは、汎用チャネルの例示的なリストを提供しており、これらの汎用チャネルは、“現在人気の”チャネル又は“最新リリース”チャネル等のメディア入力シード以外のものによって影響される。いくつかの実施形態では、取得された複数のチャネルの少なくとも１つは、ユーザのデモグラフィック情報に部分的に基づく。例えば、図２Ｃは、デモグラフィックチャネルの例示的なリストを提供しており、これらのデモグラフィックチャネルは、ユーザについて提供（又は推論）された様々な情報に基づいて判定される。例えば、ユーザのデモグラフィック情報に部分的に基づくチャネルは、年齢関連チャネル、性別関連チャネル、及び地理的位置関連チャネルのうちの１以上を含んでもよい（例えば、ユーザの地理的位置において人気の歌、又はユーザの地理的位置の近くのアーティストの歌）。いくつかの実施形態では、少なくとも１つのチャネルは、メディア入力シード及びユーザのデモグラフィック情報に対して汎用的（ジェネリック）である。

図２Ａ−図２Ｃに示されるように、各チャネルの各メディア・コンテンツ・オブジェクト（例えば、歌）は、チャネル特有スコアを有する（４０６）。多くの実施形態では、メディア・コンテンツ・オブジェクトは多数のチャネルに同時に現れる。いくつかの実施形態では、人気の又はよく知られたメディア・コンテンツ・オブジェクトはあらゆるチャネルに現れる。他の実施形態では、１以上のメディア・コンテンツ・オブジェクトは、新しいか又は数個（又は１つ）のチャネルのみに現れるのに十分まれである。メディア・コンテンツ・オブジェクトは、それに関する各チャネルのチャネル特有スコアを有する。

次に、チャネルは混合される。合成スコアが各メディア・コンテンツ・オブジェクトについて取得される（４０８）。いくつかの実施形態では、合成スコアは、複数のチャネルの少なくとも２つの各々について各メディア・コンテンツ・オブジェクトのチャネル特有スコアを合成することによって算出される。いくつかの実装では、チャネルは、第１のチャネル上のメディア・コンテンツ・オブジェクトのチャネル特有スコアが第１のチャネルスコアであるように、スコア付けされることに留意されたい。いくつかの実装では、合成スコアは、メディア・コンテンツ・オブジェクトの要求に応じてリアルタイム又はオンザフライで算出される。他の実装では、合成スコアは事前算出される（例えば、夜通し又は他の非ピーク使用時間に算出される）。いくつかの実施形態では、合成スコアが事前算出される時、メディア・コンテンツ・オブジェクトの要求に応じてリアルタイム又はオンザフライで重み付けが実行される。いくつかの実施形態では、合成スコアは、２つのチャネルの各メディア・コンテンツ・オブジェクトのチャネル特有スコアに部分的に基づく（例えば、重み付けされた合計（和）である）。いくつかの実施形態では、合成スコアは、３個乃至５個のチャネルの各メディア・コンテンツ・オブジェクトのチャネル特有スコアに少なくとも部分的に基づくものである（すなわち、３個乃至５個のチャネルが混合される）。他の実施形態では、合成スコアは、各メディア・コンテンツ・オブジェクトが関連している各チャネルの合成である。更に別の実施形態では、合成スコアは、取得された複数のチャネル（すなわち、４０４で取得されたチャネル）の全て又は少なくとも大多数の各メディア・コンテンツ・オブジェクトのチャネル特有スコアに少なくとも部分的に基づくものである。いくつかの実施形態では、オブジェクトが、取得された複数のチャネルの１以上にリストアップされないなら、そのチャネルは、各メディア・コンテンツ・オブジェクトの合成スコアを取得する目的で無視される。他の実施形態では、メディア・コンテンツ・オブジェクトは、それがリストアップされていない任意のチャネルに関してデフォルトのスコアを付与される。

いくつかの実施形態では、重み因子が複数のチャネルの各々について取得され、その合成スコアが、各重み因子を各メディア・コンテンツ・オブジェクトのチャネル特有スコアに適用することによって取得される（４０９）。いくつかの実施形態では、重み因子は１以上のユーザのユーザフィードバックに基づくものである。いくつかの実施形態では、重み因子は特定のチャネル上の全ての歌について同一であり、他の実施形態では、チャネル上の各歌は別個の重み因子を有する。例えば、いくつかの実施形態では、最高ランクチャネルは、ユーザが自身が好むことを明示的に示した歌を含むので、単一の高い重み因子を有してもよく、他の実施形態では、ユーザが１回よりも多く“承認”した個々の歌が、ユーザが１回だけ承認した歌よりも高く重み付けされる。いくつかの実施形態では、重み因子は、メディア入力シードと関連付けられたメディア・コンテンツ・オブジェクトを提供するための要求を受信することに応じてそれを算出することによって取得され、他の実施形態では、重み因子は事前算出される。

コンテキスト情報が要求と関連付けられている時、いくつかの実施形態では、取得又は算出される重み因子は、このコンテキスト情報に部分的に基づいている。例えば、要求時に職場の固定装置にユーザが現在位置しているなら、ジムにいる間に携帯装置からメディア・コンテンツ・オブジェクトを要求する時にユーザが行うよりも、そのコンテキストに関連付けられた様々な嗜好をユーザが有する。従って、複数のチャネルの各々の重み因子はユーザのコンテキスト嗜好を含むように算出される。いくつかの実施形態では、使用されるコンテキスト情報は、要求と関連付けられた装置のタイプ、要求と関連付けられた装置の位置、要求の時刻、及び要求日のうちの１つ以上を含むが、これらに限定されない。タイプ及び位置の例が上述された。時刻はユーザが好むものに影響を与えるかもしれず、例えば、位置（例えば、ホーム）及び装置（例えば、携帯ＭＰ３プレイヤ）が同じく不変であった時でも、ユーザは夜に静かな音楽を聴くことを好み、朝に元気一杯の音楽を聴くことを好むかもしれない。同様に、例えば、１２月にクリスマス関連音楽を、又はバレンタインデイ近くにはラブソングを聴くことを好むことを望むかもしれないので、要求日はユーザが好むものに影響を与えるかもしれない。

メディア・コンテンツ・オブジェクトの少なくともいくつかは、それらの各合成スコアに少なくとも部分的に基づいてランク付けされる（４１０）。いくつかの実施形態では、ランク付けされたメディア・コンテンツ・オブジェクトは、取得された複数のチャネルの少なくとも１つと関連付けられたメディア・コンテンツ・オブジェクトである。全てのランク付けされたメディア・コンテンツ・オブジェクトがメディア入力シードと関連付けられる必要はないことに留意されたい。しかしながら、取得されたメディア・コンテンツ・オブジェクトの少なくとも１つのチャネルがメディア入力シードと関連付けられていたので、少なくとも１つのランク付けされたメディア・コンテンツ・オブジェクトがメディア入力シードと関連付けられるだろうことにも留意されたい。従って、多くの実施形態では、ランク付けされたメディア・コンテンツ・オブジェクトは、メディア入力シードと関連付けられていないメディア・コンテンツ・オブジェクトだけではなく、メディア入力シードと関連付けられたオブジェクトを含むだろう。そのようなものとして、ランク付けされたメディア・コンテンツ・オブジェクトは、ユーザにとって既知ではないが恐らくユーザにより好まれると算出されたいくつかのメディア・コンテンツ・オブジェクトだけではなく、既知で恐らくユーザにより好まれるいくつかのメディア・コンテンツ・オブジェクトを含む可能性が高い。

次に、少なくとも１つのメディア・コンテンツ・オブジェクトがユーザについて選択される（４１２）。いくつかの実施形態では、選択は、新規のメディア・コンテンツ・オブジェクトがストリーミング配信又は再生される前にリアルタイムに起こる。選択は、ランキングに少なくとも部分的に基づくものである。しかしながら、選択は必ずしも最高ランクのメディア・コンテンツ・オブジェクトである必要はないことに留意されたい。上述したように、ランク付けされたメディア・コンテンツ・オブジェクトはユーザにとって既知及び未知の両方のメディア・コンテンツ・オブジェクトを含む可能性が高いだろう。これにより、サーバシステムが、ユーザが知っているかもしれないが好まないかもしれないメディア・コンテンツ・オブジェクトを選択し、ひいてはユーザにさらすことが可能となる。

図３に関して説明したように、いくつかの実施形態では、メディア・コンテンツ・オブジェクトがユーザに提供／送信される（３１０）。さらにその上、いくつかの実施形態では、メディア・コンテンツ・オブジェクトのプレイリストが生成又は修正され（選択されたメディア・コンテンツ・オブジェクトを含む）、プレイリスト又はその一部がユーザに提供される（３０８及び３１０）。いくつかの実施形態では、プレイリストはランク付けされたメディア・コンテンツ・オブジェクトを含む。実際、いくつかの実施形態では、プレイリスト上のメディア・コンテンツ・オブジェクトの全てが、ランク付けされたメディア・コンテンツ・オブジェクトであった。

換言すれば、いくつかの実施形態では、選択すること（４１２）は、メディア・コンテンツ・オブジェクトのプレイリストを、それらのランキングに少なくとも部分的に基づいて生成することと、そのプレイリストから送信のために少なくとも１つのメディア・コンテンツ・オブジェクトを選択することとを含む。いくつかの実装では、プレイリストからの選択はランダムに行われる。他の実装では、最高ランクのメディア・コンテンツ・オブジェクトが選択される。いくつかの実装では、追加の因子が選択に使用される。いくつかの実施形態では、選択されるメディア・コンテンツ・オブジェクトは、最近提供されていない（例えば、ここ２時間内、１２時間内、２４時間内、又はここ１週間内に提供されていない）１つであってもよい。いくつかの実装では、選択されるメディア・コンテンツ・オブジェクトは、以前に提供されたメディア・コンテンツ・オブジェクトと同一のアーティストによるものではない１つであってもよい。

さらに、いくつかの実施形態では、プレイリストを生成することは、複数のチャネルから２以上の好適なチャネルを判定することと、各好適なチャネルから取得されるメディア・コンテンツ・オブジェクトの最小割合を判定することと、好適なチャネルからメディア・コンテンツ・オブジェクトのプレイリストを、それらの各々の最小割合に従って生成することとを含む。

同様に、いくつかの実施形態では、生成されたプレイリストは、コンテキスト情報に少なくとも部分的に基づいて判定される各々のメディア・コンテンツ・チャネルから取得される最小割合のメディア・コンテンツ・オブジェクトも含む。いくつかの実施形態では、メディア入力シードと関連付けられたメディア・コンテンツ・オブジェクトを提供するための要求が受信され、当該要求と関連付けられたコンテキスト情報も取得される。プレイリストは、コンテキスト情報に少なくとも部分的に基づいて判定する各々のメディア・コンテンツ・チャネルから取得される少なくとも最小割合のメディア・コンテンツ・オブジェクトを含むように生成される。例えば、ユーザが職場でｗｅｂインタフェース上で午前１０時にメディア・コンテンツ・オブジェクトを要求すると、最高ランクチャネル、ジャンルチャネル、及びゴールドチャネルから、メディアコンテンツ項目の混合を含むようにプレイリストが生成される。一方、ユーザが運転中に自身の携帯電話から午後６時にメディア・コンテンツ・オブジェクトを要求すると、プレイリストの少なくとも８０％がゴールドチャネルに由来する。いくつかの実施形態では、生成されたプレイリスト及び当該プレイリスト上の各コンテンツ・メディア・オブジェクトの合成スコアがデータベース１１２に格納もされる。

図５は、いくつかの実施形態に従った、チャネル混合に利用される例示的なチャネルマトリクスである。チャネルがクロス又は混合されると、その結果は、特定の歌が、何れのチャネルによっても推奨されなかった、両方のチャネルによって推奨された、又は１つのチャネルだけによって推奨された、のかどうかを示しうる。図５は、音楽ゲノムチャネルを品質チャネルとクロスする例を示す。この例では、音楽ゲノムチャネル５５０が品質チャネル５５４とクロスされる場合、“イエロー・サブマリン”５５８はスコアＡ（例えば、７０％）を有する。非音楽ゲノムチャネル５５２が品質チャネル５５４とクロスされる場合、“ヘイ・ジュード”５６０はスコアＢ（例えば、２０％）を有する。非品質チャネル５５６が音楽ゲノムチャネル５５０とクロスされる場合、“イマジン”５６２はスコアＣ（例えば、−８０％）を有する。非品質チャネル５５６が非音楽ゲノムチャネル５５２と混合される場合、“ヒア・カムズ・ザ・サン”５６４はスコアＤ（例えば、−９０％）を有する。この例示的なマトリクスでは、２つのチャネルが混合される。２より多いチャネルが混合される場合、マトリクスにおける各チャネルをクロスすることによって計算されるスコアを伴う多次元マトリクスが採用される。

前述の記載は、説明目的で、特定の実施形態を参照して記載されている。しかしながら、実例となる上述の議論は包括的であることを意図しておらず、又は本発明を開示の正確な形態に限定することを意図していない。上の教示に照らして多くの修正又は変形が可能である。実施形態は、本発明の原則及びその実践的適用を最も良く説明するために選択又は記載されたものであり、他の当業者は、熟慮された特定の使用に適するように様々な修正と共に本発明及び様々な実施形態を最も良く利用することが可能である。

Claims (22)

1. メディア・コンテンツ・オブジェクトを選択する方法であって、前記方法は、１以上のプロセッサと、前記１以上のプロセッサによる実行のための１以上のプログラムを格納するメモリとを有するサーバシステム上で実行され、
   ユーザと関連付けられたメディア入力シードを受信する工程と、
   メディア・コンテンツ・オブジェクトの複数のチャネルを取得する工程であって、前記複数のチャネルの少なくとも１つは前記メディア入力シードと関連付けられており、各チャネルの各メディア・コンテンツ・オブジェクトはチャネル特有スコアを有する、前記工程と、
   前記複数のチャネルの少なくとも２つの各々についての各メディア・コンテンツ・オブジェクトのチャネル特有スコアに少なくとも部分的に基づいて各メディア・コンテンツ・オブジェクトの合成スコアを算出する工程と、
   各々の合成スコアに少なくとも部分的に基づいて前記メディア・コンテンツ・オブジェクトの少なくともいくつかをランク付けする工程と、
   前記ランク付けに少なくとも部分的に基づいて送信のために少なくとも１つのメディア・コンテンツ・オブジェクトを選択する工程と
   を備えることを特徴とする方法。
2. 前記メディア入力シードと関連付けられたメディア・コンテンツ・オブジェクトを、前記サーバシステムから遠隔に位置するクライアントへ提供するための要求を受信する工程と、
   前記要求を受信することに応答して、前記算出する工程、ランク付けする工程、及び選択する工程を実行する工程と、
   前記選択されたメディア・コンテンツ・オブジェクトを前記クライアントへ送信する工程と、
   をさらに備えることを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 前記要求を受信することに応答して、前記算出する工程、ランク付けする工程、選択する工程、及び送信する工程が５分未満内に実行されることを特徴とする請求項２に記載の方法。
4. 前記選択されたメディア・コンテンツ・オブジェクトについてのユーザフィードバックを受信する工程と、
   前記ユーザフィードバックに基づいて少なくとも１つのチャネル特有スコアを調整する工程と
   をさらに備えることを特徴とする請求項１乃至３の何れか１項に記載の方法。
5. 前記複数のチャネルの各々について重み因子を取得する工程をさらに備え、
   前記合成スコアを取得する工程は、各重み因子を前記各メディア・コンテンツ・オブジェクトのチャネル特有スコアに適用する工程を追加的に含むことを特徴とする請求項１乃至４の何れか１項に記載の方法。
6. 前記メディア入力シードと関連付けられたメディア・コンテンツ・オブジェクトを提供するための要求を受信する工程と、
   前記要求と関連付けられたコンテキスト情報を取得する工程と
   をさらに備え、
   前記取得された重み因子は前記コンテキスト情報に少なくとも部分的に基づくことを特徴とする請求項５に記載の方法。
7. 前記コンテキスト情報は、前記要求と関連付けられた装置の種類、前記要求と関連付けられた前記装置の位置、前記要求の時刻、前記要求の曜日、日付のうちの１つ以上を含むことを特徴とする請求項６に記載の方法。
8. 前記選択されたメディア・コンテンツ・オブジェクトについてユーザフィードバックを受信する工程をさらに備え、
   前記取得された重み因子は前記ユーザフィードバックに少なくとも部分的に基づくことを特徴とする請求項５乃至７の何れか１項に記載の方法。
9. 前記複数のチャネルの少なくとも１つは前記メディア入力シードと関連付けられていないことを特徴とする請求項１乃至８の何れか１項に記載の方法。
10. 少なくとも１つのチャネルは、前記ユーザのデモグラフィック情報に少なくとも部分的に基づくことを特徴とする請求項１乃至９の何れか１項に記載の方法。
11. 前記ユーザのデモグラフィック情報に少なくとも部分的に基づく前記チャネルは、
    年齢関連チャネル、性別関連チャネル、地理的位置関連チャネルを含むグループから選択されることを特徴とする請求項１０に記載の方法。
12. 少なくとも１つのチャネルは、前記メディア入力シード及び前記ユーザのでもグラフィック情報に対してジェネリックであることを特徴とする請求項９乃至１１の何れか１項に記載の方法。
13. 前記メディア入力シードは、歌の名称、アーティストの名称、アルバムの名称、作曲家、及びジャンルを含むグループから選択されることを特徴とする請求項１乃至１２の何れか１項に記載の方法。
14. 前記合成スコアが算出され、前記算出は、前記複数のチャネルの少なくとも２つの各々について前記各メディア・コンテンツ・オブジェクトのチャネル特有スコアを合成する工程を含むことを特徴とする請求項１乃至１３の何れか１項に記載の方法。
15. 前記合成スコアが算出され、前記算出は、前記複数のチャネルの過半数について前記各メディア・コンテンツ・オブジェクトのチャネル特有スコアを合成する工程を含むことを特徴とする請求項１乃至１３の何れか１項に記載の方法。
16. 前記選択する工程は、ランク付けに少なくとも部分的に基づいてメディア・コンテンツ・オブジェクトのプレイリストを生成する工程と、
    前記プレイリストから送信のための少なくとも１つのメディア・コンテンツ・オブジェクトを選択する工程と
    をさらに備えることを特徴とする請求項１乃至１５の何れか１項に記載の方法。
17. 前記プレイリストを生成する工程は、
    前記複数のチャネルから２つ以上の好適なチャネルを判定する工程と、
    各好適なチャネルから取得されるメディア・コンテンツ・オブジェクトの最低パーセンテージを判定する工程と、
    各最低パーセンテージに従って前記好適なチャネルからメディア・コンテンツ・オブジェクトのプレイリストを生成する工程と
    を追加的に備えることを特徴とする請求項１６に記載の方法。
18. 前記メディア入力シードと関連付けられたメディア・コンテンツ・オブジェクトを提供するための要求を受信する工程と、
    前記要求と関連付けられたコンテキスト情報を取得する工程と
    をさらに備え、
    各メディアコンテンツのチャネルから取得されるメディア・コンテンツ・オブジェクトの最低パーセンテージは、前記コンテキスト情報に少なくとも部分的に基づいて判定されることを特徴とする請求項１７に記載の方法。
19. メディア・コンテンツ・オブジェクトを選択するためのサーバシステムであって、
    １以上のプロセッサと、
    前記１以上のプロセッサにより実行される１以上のプログラムを格納するメモリとを備え、
    前記１以上のプログラムは、
    ユーザと関連付けられたメディア入力シードを受信する、
    メディア・コンテンツ・オブジェクトの複数のチャネルを取得する、前記複数のチャネルの少なくとも１つは前記メディア入力シードと関連付けられており、各チャネルの各メディア・コンテンツ・オブジェクトはチャネル特有スコアを有し、
    前記複数のチャネルの少なくとも２つの各々についての各メディア・コンテンツ・オブジェクトのチャネル特有スコアに少なくとも部分的に基づいて各メディア・コンテンツ・オブジェクトの合成スコアを算出する、
    各々の合成スコアに少なくとも部分的に基づいて前記メディア・コンテンツ・オブジェクトの少なくともいくつかをランク付けする、
    前記ランク付けに少なくとも部分的に基づいて送信のために少なくとも１つのメディア・コンテンツ・オブジェクトを選択する
    ための命令を含むことを特徴とするサーバシステム。
20. サーバシステムによる実行のために構成された１以上のプログラムを格納する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、
    前記１以上のプログラムは、
    ユーザと関連付けられたメディア入力シードを受信する、
    メディア・コンテンツ・オブジェクトの複数のチャネルを取得する、前記複数のチャネルの少なくとも１つは前記メディア入力シードと関連付けられており、各チャネルの各メディア・コンテンツ・オブジェクトはチャネル特有スコアを有し、
    前記複数のチャネルの少なくとも２つの各々についての各メディア・コンテンツ・オブジェクトのチャネル特有スコアに少なくとも部分的に基づいて各メディア・コンテンツ・オブジェクトの合成スコアを算出する、
    各々の合成スコアに少なくとも部分的に基づいて前記メディア・コンテンツ・オブジェクトの少なくともいくつかをランク付けする、
    前記ランク付けに少なくとも部分的に基づいて送信のために少なくとも１つのメディア・コンテンツ・オブジェクトを選択する
    ための命令を含むことを特徴とするサーバシステム。
21. サーバシステムの１以上のプロセッサによる実行のために構成された１以上のプログラムを格納する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、
    前記１以上のプログラムは、請求項２乃至１８の何れか１項に記載の方法を実行するように、前記１以上のプロセッサにより実行される命令を含むことを特徴とする非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
22. サーバシステムであって、
    １以上のプロセッサと、
    前記１以上のプロセッサによる実行のための１以上のプログラムを格納するメモリとを備え、
    前記１以上のプログラムは、請求項２乃至１８の何れか１項に記載の方法を実行するように、前記１以上のプロセッサにより実行される命令を含むことを特徴とするサーバシステム。

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