JP2012118226A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無駄な除湿ヒータへの通電を減らし、省電力モード中の制御部への一時的な電力供給の周期(間隔)を最適化して、高い省電力効果を得る。
【解決手段】画像形成装置は、除湿ヒータと、湿度検知体と、を含み、用紙束を収容し、印刷のときに用紙を供給する給紙部と、除湿ヒータスイッチ部と、認識した湿度が予め定められた基準値以上であれば、除湿ヒータスイッチ部をON状態とし、基準値を下回るとき、除湿ヒータスイッチ部をOFF状態とする制御部と、省電力モードで、制御部が認識した湿度と基準値との差が大きいほど、制御部への電力供給停止から、長い周期で、一時的に、制御部(主制御部)への電力供給を再開する電源部と、を含む。
【選択図】図10

Description

本発明は、収容された用紙を温める除湿ヒータを含む、プリンタ、複写機、複合機、FAX装置等の画像形成装置に関する。
画像形成装置には、内部に複数の用紙を収容するものがある。用紙が吸湿すると、搬送や定着のとき、シワやジャム(詰まり)が発生しやすくなる場合がある。又、例えば、用紙と用紙の間に、水分(水蒸気)が入り込むと用紙同士が吸着して、用紙の重送(用紙の重なったままの搬送)が生ずることもある。そこで、水分除去のため、画像形成装置内に除湿ヒータを設けることがある。
このような画像形成装置の一例が特許文献1に記載されている。具体的に、特許文献1には、多数の印刷用紙を収納する本体ハウジングの内部に、印刷用紙を順次給送する用紙給送機構と、本体ハウジングの内部に配置された除湿ヒータと、本体ハウジングの内部温度を計測する内部温度計測手段と、本体ハウジングの外部温度を計測する外部温度計測手段と、外部温度計測手段と前記内部温度計測手段とが各々計測する温度に基づいて除湿ヒータの駆動を制御する除湿ヒータ制御手段と、を設けた給紙装置が記載されている。この構成により、電子写真機構などと共に除湿ヒータが連続駆動することによって、本体ハウジングの内部の多大な温度上昇による感光体の寿命低下や、除湿が不要な状況でも除湿ヒータを駆動することによる消費電力の無用な増大を防ごうとする(特許文献1:請求項1、段落[0006]等参照)。
特開平7−319369号公報
画像形成装置には、給紙部での除湿ヒータへの通電を制御する制御部(コントローラ)が搭載される。例えば、制御部は、湿度センサの出力に基づき湿度を認識する。そして、制御部は湿度が一定以上であれば除湿ヒータに通電し、下回れば、除湿ヒータへの通電を遮断し、用紙の乾燥をコントロールする。
一方、近年では、省エネに対する意識の高まりから、画像形成装置に省電力モードが搭載される。省電力モードでは、画像形成装置を構成する各部への電力供給を停止し、待機状態での消費電力を抑える。省電力モードで、電力供給停止される部分は、画像形成装置により異なるが、電力供給が停止される部分が多いほど、省電力効果が高い。そこで、画像形成装置の一部の制御部への電力供給を停止する場合も多い。
そのため、省電力モードで、この除湿ヒータの動作(通電)を制御する制御部への電力供給が停止されることがある。そうすると、省電力モード中、除湿ヒータに対しての制御や、湿度の確認がされなくなる。このため、省電力モード中、除湿ヒータを同じ状態(ON状態、又は、OFF状態)で維持させることがある。
ところが、省電力モードが長時間に及ぶと、除湿ヒータをONしたままであれば、用紙は乾燥したのに除湿が続けられ、無駄な除湿を続けられる。一方、除湿ヒータを長時間OFFしたままであれば、用紙が吸湿し、給紙や用紙搬送でトラブルが生ずることもある。
そこで、省電力モードでの除湿ヒータのON/OFF切り替えのため、省電力モードでも、一時的、定期的に電力供給を再開し、制御部を駆動させることが考えられる。これにより、制御部起動や、湿度確認や、除湿ヒータのON/OFFの切り替えがなされる。
しかし、あまりに頻繁に制御部への電力供給を再開すると、省電力モードでの省電力効果が失われるという問題がある。一方で、一時的な制御部の電力供給を行う周期が長すぎると、十分湿度が下がっても、除湿ヒータが無駄に動作する時間が長くなり、一方で、反対に用紙が多量に吸湿することも生じ得る。従って、制御部への一時的な電力供給は、省電力効果を損なわないように、適切な周期(タイミング)で行う必要があるという問題がある。
ここで、特許文献1記載の発明では、除湿ヒータのON/OFFは、メイン制御部やACドライバ等が行う(特許文献1:段落[0023]、図2参照)。しかし、特許文献1には、省電力モードの記載はない。省電力モードで、メイン制御部等を動作させるか、させないか、一時的に動作させるか、といった点につき示されていないので、上記の問題を解決することはできない。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、無駄な除湿ヒータへの通電を減らし、省電力モード中の制御部への一時的な電力供給の周期(間隔)を最適化して、高い省電力効果を得ることを課題とする。
請求項1に係る画像形成装置は、除湿ヒータと、湿度を検知するための湿度検知体と、を含み、用紙束を収容し、印刷のときに用紙を供給する給紙部と、セットにより、前記除湿ヒータに通電するON状態、又は、前記除湿ヒータへの通電を遮断するOFF状態を維持する除湿ヒータスイッチ部と、電力供給開始に伴い、前記湿度検知体の出力に基づき湿度を認識し、認識した湿度が予め定められた基準値以上であれば、前記除湿ヒータスイッチ部をON状態とし、前記基準値を下回るとき、前記除湿ヒータスイッチ部をOFF状態とする制御部と、復帰条件が整うと、前記制御部への電力供給を停止する省電力モードから、前記制御部への電力供給を行う通常モードに移行し、移行条件が整うと、前記通常モードから省電力モードへ移行し、前記省電力モードで、前記制御部が認識した湿度と前記基準値との差が大きいほど、前記制御部への電力供給停止から、長い周期で、一時的に、前記制御部への電力供給を再開する電源部と、を含むこととした。
まず、「基準値」は、任意に定められる値であり、これ以上、湿度が高くなると、重送やシワが生じやすくなるので除湿を行うとする値で、除湿を行うか否かの閾値である。そして、測定された湿度が大きければ大きいほど(基準値との差が大きいほど)、給紙部の湿度を低下させるのに長い時間を要する。一方、そして、湿度が小さければ小さいほど(基準値との差が大きいほど)、給紙部の湿度は、基準値を越えにくくなる。
このような、給紙部内の湿度の変動に一定の時間を要することに着目し、この構成によれば、電源部は、省電力モードで、制御部が認識した直前の湿度と基準値との差が大きいほど、長い周期で、一時的に制御部への電力供給を行う。これにより、除湿ヒータのON/OFFを切り替えるため、省電力モード中での不要な、一時的な制御部への電力供給を減らすことができる。一方、電源部は、省電力モードで、制御部が認識した直前の湿度と基準値との差が小さいほど、短い周期で、一時的に制御部への電力供給を再開する。これにより、湿度が基準値を下回ると、できるだけ早いうちに除湿ヒータがOFFされる。従って、できるだけ除湿ヒータはOFFされるように仕向けられ、省電力が実現される。一方で、湿度が基準値を上回っても、できるだけ早いうちに除湿ヒータがONされる。従って、用紙の吸湿によるトラブル発生を防ぐこともできる。
又、請求項2に係る発明は、請求項1の発明において、前記制御部は、認識した湿度が、前記基準値よりも大きい第1閾値以上か否かを確認して、省電力モードで、前記電源部は、前記制御部が認識した直前の湿度が、前記基準値以上前記第1閾値未満のとき、第1周期で制御部への電力供給を再開し、前記第1閾値以上のとき、前記第1周期よりも長い第2周期で前記制御部への電力供給を再開することとした。
この構成によれば、電源部は、省電力モードで、制御部が認識した直前の湿度が、基準値以上第1閾値未満のとき、第1周期で制御部への電力供給を再開し、第1閾値以上のとき、第1周期よりも長い第2周期で制御部への電力供給を再開する。これにより、第1閾値を越えるほど、湿度が高ければ、制御部への電力供給までの周期は長くなる(第2周期)。従って、湿度が基準値を下回るまで、湿度の確認のために制御部を無駄に起動させずに済み、制御部起動のための無駄な電力消費が無くなる。又、湿度が、第1閾値と基準値の間にあり、基準値に近ければ、制御部への電力供給までの周期は短くなる(第1周期)。従って、湿度が基準値を下回ると、まもなく、制御部が起動され、除湿ヒータはOFFされ、除湿ヒータでの無駄な電力消費が無くなる。
「第1閾値」は、適宜定められるものであるが、除湿ヒータの除湿能力と、第2周期の長さ等との兼ね合いを考慮して定められる。例えば、第1閾値は、第1周期の間に除湿ヒータが除湿できる目安の値を基準値に加えた値とされる。又、第2周期と第1周期は、任意に定めることができる。第1周期は、第2周期の数分の1程度(例えば、1/2)とすることができる。
又、請求項3に係る発明は、請求項1又は2の発明において、前記制御部は、認識した湿度が、前記基準値よりも小さい第2閾値よりも小さいか否かを確認し、前記電源部は、前記省電力モードで、前記制御部が認識した直前の湿度が、前記第2閾値以上前記基準値未満のとき、前記第1周期で、前記制御部への電力供給を再開し、前記第2閾値未満のとき、前記第2周期で前記制御部への電力供給を再開することとした。
この構成によれば、電源部は、省電力モードで、制御部が認識した直前の湿度が、第2閾値以上基準値未満のとき、第1周期で、制御部への電力供給を再開し、第2閾値未満のとき、第2周期で制御部への電力供給を再開する。これにより、第2閾値よりも小さいほど十分に湿度が低ければ、制御部への電力供給までの周期が長くなる(第2周期)。従って、湿度が基準値を上回るまで、湿度の確認のために制御部を無駄に起動させずに済み、無駄な電力消費が無くなる。一方、湿度が、第2閾値と基準値の間にあり、基準値に近ければ、制御部への電力供給までの周期は短くなる(第1周期)。従って、湿度が基準値を上回っても、ほどなく制御部が起動され、除湿ヒータはONし、用紙の吸湿が効果的に行われる。
「第2閾値」は、適宜定められるものであるが、第1周期の間に、除湿ヒータを停止させたときの平均的に上昇する湿度の値を基準値から引いた値としてもよいし、第2周期等との兼ね合いを考慮して定めてもよい。
又、請求項4に係る発明は、請求項2又は3の発明において、前記省電力モードで、前記制御部が認識した直前の湿度が、前記第2閾値以上前記第1閾値未満のとき、前記第1周期で、前記第2閾値未満及び前記第1閾値以上のとき、前記第2周期で前記制御部への電力供給を再開する基本モードと、前記省電力モードで、前記制御部が認識した直前の湿度が、前記基準値以上前記第1閾値未満のとき、前記第1周期で、前記基準値以上前記第1閾値未満の範囲外のとき、前記第2周期で前記制御部への電力供給を再開する省エネ優先モードと、を選択する選択入力を受け付ける入力部を含み、前記電源部は、前記省電力モードのとき、前記入力部で選択されたモードで、前記制御部への一時的な電力供給を行うこととした。
この構成によれば、入力部は、基本モードと、省エネ優先モードと、を選択する選択入力を受け付け、電源部は、省電力モードのとき、入力部で選択されたモードで、制御部への一時的な電力供給を行う。これにより、使用者は、省電力モード中、細かな除湿ヒータのON/OFF制御を行うようにすることもできるし(基本モード)、できるだけ制御部に対する電力供給を再開する回数を減らす(省エネ優先モード)ようにすることもできる。従って、画像形成装置を使用者の意向に沿って動作させることができる。
又、請求項5に係る発明は、請求項1乃至4の発明において、前記給紙部内の温度を測定するための温度検知体と、温度に応じて、異なる前記基準値及び各前記閾値を記憶した記憶部を含み、前記省電力モードのとき、前記電源部は、前記記憶部に記憶された値に基づき、温度に応じて、前記制御部への一時的な電力供給を行うこととした。
用紙の吸湿の度合いや、除湿ヒータの除湿能力を考慮し、温度に応じて基準値や各種閾値を替えたい場合もある。そこで、この構成によれば、省電力モードのとき、電源部は記憶部に記憶された値に基づき、温度に応じて、制御部への一時的な電力供給を行う。これにより、温度環境に応じ、高い省電力効果を得つつ、用紙の吸湿を無くすことができる。
上述したように、本発明によれば、無駄な除湿ヒータへの通電を減らし、省電力モード中の制御部への一時的な電力供給の周期(間隔)を最適化して、高い省電力効果を得ることができる。
実施形態に係る複合機の模型的正面断面図である。 実施形態に係る複合機のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る給紙部の除湿用の構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る通常モードから省電力モードへの移行を説明するための説明図である。 実施形態に係る省電力モードから通常モードへの復帰を説明するための説明図である。 実施形態での湿度に対する基準値及び閾値の一例を示す説明図である。 実施形態に係る除湿ヒータの基本モードを説明するための説明図である。 実施形態に係る除湿ヒータの省エネ優先モードを説明するための説明図である。 実施形態に係る省電力モードへの移行前処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る省電力モードでの主制御部への一時的な電力供給に関しての省電力モード移行後の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る温度ごとに基準値等を定めたデータテーブルの一例を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を図1〜図10を用いて説明する。但し、各実施の形態に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定するものではなく単なる説明例にすぎない。
(画像形成装置の概略構成)
まず、図1を用いて、本発明に係る画像形成装置として、電子写真方式の複合機100(画像形成装置に相当)を例に挙げて説明を行う。図1は本発明の実施形態に係る複合機100の模型的正面断面図である。
本実施形態の複合機100は、最上部に原稿搬送部1を有する。又、複合機100の正面上方(図1に破線で示す位置)に、コピー等の印刷の設定や、複合機100の状態を表示する操作パネル2(入力部に相当)が設けられる。又、複合機100本体に、画像読取部3、給紙部4、搬送路5、画像形成部6A、定着部6B等が設けられる。
画像読取部3は、原稿を読み取り画像データを生成する。そして、画像読取部3の上面にコンタクトガラス(送り読取用コンタクトガラス31と載置読取用コンタクトガラス32の2種)が設けられ、その内部には、水平方向(図1で言えば、左右方向)で移動する移動枠(露光ランプ、ミラー等を具備)、レンズ、イメージセンサ(例えば、CCD)等の光学系部材(いずれも不図示)が設けられる。例えば、原稿搬送部1で連続的に搬送される原稿を読み取る場合、送り読取用コンタクトガラス31の下方に移動枠を固定し、原稿の反射光をレンズ、イメージセンサに導く。又、載置読取用コンタクトガラス32に載置された原稿を読み取る場合には、移動枠を水平方向に移動させて、原稿の反射光をレンズ、イメージセンサに導く。
そして、画像読取部3は、これら光学系部材を用い、原稿に光を照射し、原稿の反射光を受けたイメージセンサの各画素の出力値をA/D変換し、画像データを生成する。例えば、複合機100は読取られた画像データに基づき印刷可能である(コピー機能)。
本実施形態の複合機100では、画像形成用の用紙を収容、供給する給紙部4が、計2つ垂直方向に積まれる。尚、各給紙部4の構成は、同様であるので共通する部材には同じ符号を付して説明する。そして、用紙補給や用紙サイズ変更のため、各給紙部4の一部は、カセット41として取り外すことができる。
各給紙部4は、各カセット41内に、各種(例えば、普通紙、コピー用紙、再生紙等)、各サイズ(例えば、A4、A3、B4、B5、レターサイズ等)の用紙を複数(例えば、500〜1000枚程度)積載して収容する。そして、各給紙部4には、最上位の用紙と接し、用紙を送り出して給紙する給紙ローラ42が設けられる。
各給紙部4内の上面と下面には、除湿ヒータ7が設けられる。除湿ヒータ7は、例えば、電熱線を含むシート(電熱シート)である。除湿ヒータ7に通電することにより、給紙部4内を乾燥させることができる。これにより、用紙の吸湿による搬送時のシワの発生や、重送(特に、カラー印刷のため表面がコートされたコート紙の重送)を防ぐことができる。尚、除湿ヒータ7は、上面と下面のうち、いずれか一方のみに設けるようにしてもよい。
又、詳細は後述するが、除湿ヒータ7のON/OFFを行ううえで、湿度を確認するために、湿度センサ8(湿度検知体に相当)が給紙部4内に設けられる。この湿度センサ8を用いることで、例えば、相対湿度を測定、認識することができる。尚、湿度センサ8を用い、絶対湿度を測定してもよい。
又、各給紙部4内に、温度センサ81(温度検知体に相当)を設けることもできる。尚、温度センサ81は、給紙部4内ではなく、後述の画像形成部6A近傍に設けられてもよく、機内温度を検知できればよい。
次に、搬送路5は、装置内で用紙を搬送する通路である。そして、搬送路5には、用紙搬送時に回転駆動する複数の搬送ローラ対51、52や、搬送される用紙を画像形成部6Aの手前で待機させ、トナー像形成のタイミングを合わせ送り出すレジストローラ対53等が設けられる。又、排出口から排出される用紙を受け止める排出トレイ54も設けられる。
画像形成部6Aは、画像データに基づき、給紙部4から給紙された用紙に画像(トナー像)を形成し、搬送される用紙にトナー像を転写する。尚、画像データには、画像読取部3で取得された原稿の画像データや、複合機100に接続されるコンピュータ200(図2参照)からの送信画像データが利用される。そして、画像形成部6Aは、図1中に示す矢印方向に回転駆動可能に支持された感光体ドラム61や、その周囲に配設された帯電装置62、露光装置63、現像装置64、転写ローラ65、クリーニング装置66等を備える。
トナー像形成及び転写プロセスを説明する。感光体ドラム61は、所定方向に回転駆動する。そして、感光体ドラム61の上方の帯電装置62が所定電位に帯電させる。露光装置63は、画像データに基づき、レーザ光を出力し、帯電装置62の右側から感光体ドラム61表面を走査露光して画像データに応じた静電潜像を形成する。
そして、図1において、感光体ドラム61の右の現像装置64は、感光体ドラム61に形成された静電潜像にトナーを供給して現像する。感光体ドラム61の下方の転写ローラ65は感光体ドラム61に圧接し、ニップを形成する。そして、レジストローラ対53がタイミングを図り用紙をニップに進入させる。用紙とトナー像のニップ進入時、転写ローラ65には所定電圧が印加され、感光体ドラム61上のトナー像が用紙に転写される。クリーニング装置66は、転写後に感光体ドラム61に残留するトナー等を除去する。
定着部6Bは、用紙に転写されたトナー像を定着させる。本実施形態における定着部6Bは、主として発熱体を内蔵する加熱ローラ67と加圧ローラ68で構成される。加熱ローラ67と加圧ローラ68は圧接しニップを形成する。そして、用紙が、このニップを通過すると、トナーが溶融・加熱され、トナー像が用紙に定着する。トナー定着後の用紙は排出トレイ54に排出される。
(複合機100のハードウェア構成)
次に、図2に基づき、本発明の実施形態に係る複合機100のハードウェア構成の一例を説明する。図2は、本発明の実施形態に係る複合機100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
まず、複合機100本体内に、複合機100の動作の制御を司る部分として、主制御部9(制御部に相当)が設けられる。主制御部9は、制御用素子として、例えば、CPU91を有する基板である。主制御部9は、複合機100の制御全体を統括する。主制御部9は、全体制御を行う部分や通信制御を行う部分や、画像処理を行う部分や、画像形成や各種回転体を回転させるモータ等のON/OFF等を行い、印刷を制御するエンジン制御部等、機能ごとに分割して複数種設けられてもよい。本説明ではこれらの制御部をまとめた形態を示し、説明する。
主制御部9は、記憶部92を有する。記憶部92は、複合機100の制御用のプログラムやデータの他、画像データ等を記憶できる。例えば、記憶部92は、RAM、ROM、HDD、フラッシュROM等の揮発性と不揮発性の記憶装置を組み合わせてなる。CPU91は、記憶部92に記憶されるプログラムやデータに基づき、演算処理の実行や制御信号の発信、受信を行って、複合機100の制御を行う。
又、主制御部9は、原稿搬送部1、画像読取部3、給紙部4、搬送路5、画像形成部6A、定着部6Bの各部と通信可能に接続され、各部の制御を行う。又、主制御部9は、操作パネル2と通信可能に接続される。これにより、操作パネル2でなされた設定、入力の内容は、主制御部9に伝達される。主制御部9は、設定内容に合わせて各部が動作するように、画像形成部6A等に指示を与え、複合機100に含まれる各部を動作させる。
更に、主制御部9は、コンピュータ200(例えば、パーソナルコンピュータ)や相手方FAX装置300とネットワークやケーブルや通信網により通信を行うためのインターフェイスである通信部93と接続される。これにより、複合機100は、コンピュータ200から画像データ等を受け取って印刷することや(プリンタ機能)、画像読取部3で読み取られた画像データを記憶部92に蓄積し、コンピュータ200に送信することや(スキャナ機能)、外部のFAX装置300と画像データの送受信を行うことができる(FAX機能)。
又、複合機100内には、電源部10が設けられる。電源部10は、例えば、商用電源と接続され、各種電圧を生成する。又、商用電源と電源部10との接続のON/OFFを行う主電源投入用のメインスイッチMSが設けられる(例えば、複合機100の側面)。
電源部10は、例えば、整流回路や、トランスや、コンバータや、平滑回路等を含む電力変換回路12を複数有し、複合機100を動作させる上で必要な複数種の電圧を生成する。例えば、電源部10は、モータ駆動用のDC24Vや、主制御部9などでの回路素子を駆動するためのDC5Vや、DC3.3V等を生成し、複合機100内の各部に与える。
尚、本実施形態の複合機100は、通常モードと、通常モードよりも消費電力を減らす省電力モードを有し、各モードで生成する電圧や、電流量が異なる。そこで、各モードに合わせ、電源部10(電源部10内の各電力変換回路12)の動作を制御する電力制御部11が設けられる。
又、複合機100内には、省電力モードから通常モードへ復帰させるか否か(復帰要因が生じたか)を監視する監視部94が設けられる。この監視部94を設けることにより、省電力モードで、主制御部9への電力供給は停止される。一方、省電力モードでも監視部94には電力が供給され駆動する。監視部94は、省電力モードから通常モードへの復帰の監視を主として行い、回路規模は、主制御部9よりも少なくてすむので、主制御部9を省電力モードで駆動させるよりも電力消費を減らすことができる。
(給紙部4での除湿)
次に、図3を用いて、本発明の実施形態に係る給紙部4での除湿に関する構成の一例を説明する。図3は、本発明の実施形態に係る給紙部4の除湿用の構成の一例を示すブロック図である。尚、各給紙部4は同様のものであるので、図3では、給紙部4は、1台分のみ図示する。
まず、本実施形態の複合機100では、給紙部4の制御は、主制御部9が行う。尚、画像形成に関して制御を行うエンジン制御部が設けられたとき、エンジン制御部が給紙部4の制御を行ってもよい。又、給紙部4内に、給紙部4の動作を実際に行う給紙制御部(例えば、CPUやマイコンやメモリを実装させた基板)を設け、主制御部9やエンジン制御部が給紙制御部に指示を与えて、給紙制御部に給紙部4の動作を制御させてもよい。このように給紙部4を制御する制御部を設ける形態は、複数種あり得るが、本説明では、主制御部9が給紙部4の制御を行う例を説明する。尚、エンジン制御部や給紙制御部を設けるとき、以下説明する除湿に関する制御を、エンジン制御部や給紙制御部が行ってもよい。
例えば、主制御部9は、印刷を行うとき、給紙モータM4を動作させ、印刷用の用紙を給紙部4から送り出させる。
そして、上述したように、給紙部4には、除湿ヒータ7が設けられる。主制御部9は、除湿ヒータ7に対する通電を制御する。具体的には、給紙部4に除湿ヒータ7への通電をON/OFFするための除湿ヒータスイッチ部70が設けられる。主制御部9は、除湿ヒータスイッチ部70をON状態とすると、電源部10から供給される電力が除湿ヒータ7に与えられる(図3で電力の流れを白抜矢印にて図示)。一方、主制御部9が除湿ヒータスイッチ部70をOFF状態とすると、電源部10から除湿ヒータ7への電力供給は停止される。
除湿ヒータスイッチ部70は、主制御部9からのスイッチングを受けると、次のスイッチングを受けるまで、除湿ヒータ7への通電ON又はOFFの状態を維持する。従って、除湿の必要があるとき、省電力モードでも、除湿ヒータスイッチ部70は、ON状態とされ、除湿ヒータ7への通電が続けられることもある。
又、給紙部4には、湿度センサ8が設けられる。湿度センサ8の出力は、主制御部9に入力される。例えば、記憶部92に、湿度センサ8の出力電圧に対する湿度を記したデータテーブルが記憶される。主制御部9は、データテーブルを用い、給紙部4内の湿度を確認、認識する。主制御部9は、認識した湿度が基準値Ht以上であれば、除湿ヒータスイッチ部70を制御し除湿ヒータ7をONする(通電する)(詳細は後述)。
又、給紙部4には、温度センサ81を設けることもできる。温度センサ81の出力は、例えば、主制御部9に入力される。例えば、記憶部92に、温度センサ81の出力電圧に対する温度を記したデータテーブルが記憶される。主制御部9は、データテーブルを用いて、湿度を確認、認識する。
(通常モードと省電力モード)
次に、図4、図5に基づき、本発明の実施形態に係る複合機100での通常モードと省電力モードの一例を説明する。図4は、本発明の実施形態に係る通常モードから省電力モードへの移行を説明するための説明図である。図5は、本発明の実施形態に係る省電力モードから通常モードへの復帰を説明するための説明図である。
まず、複合機100のメインスイッチMS投入(主電源投入)により、電源部10は、商用電源と接続される。そして、電源部10は、上述したように、複数種の電圧を生成する。この後、複合機100の全部分に対し、電力が供給される。そして、主制御部9の起動など、ウォームアップが開始される(記憶部92からのメインプログラムの読み出しや、定着部6Bの温めなど)。最終的に、主電源投入によって複合機100の全ての機能が利用できる状態となり、通常モードとなる。
そして、本説明での通常モードとは、主電源が投入され、ウォームアップが完了し、複合機100を直ちに利用できる状態としておくため、複合機100の(全ての)各部に電力が供給されている状態である。
《通常モードから省電力モードへの移行》
次に、図4を用いて、通常モードから省電力モードへの移行を説明する。通常モードでは、直ちに複合機100を利用できる。しかし、複合機100を使用していない状態(待機状態)でも、主制御部9や定着部6Bで、一定の電力が消費される。そこで、本実施形態の複合機100は、省電力モードは、消費電力を通常モードよりも減らす省電力モードを有する。
通常モードから省電力モードへの移行条件が整うと(満たされると)、通常モードから省電力モードへの移行がなされる。移行条件は、任意に定めることができる。例えば、操作パネル2に設けられ、省電力モードへの移行を指示するための節電キー21が押されたことが、省電力モードへの移行条件とされてもよい。
又、例えば、複合機100に対する入力(操作パネル2への入力や、通信部93への印刷用データの入力等)がなくなり、使用されない状態(待機状態)となってから、予め定められた省電力モードへの移行時間(例えば、数分)が経過したことが、省電力モードへの移行条件とされてもよい。例えば、主制御部9に設けられる計時部95が、予め定められた省電力モードへの移行時間を計時する。
省電力モードへの移行条件が満たされると、主制御部9は、電源部10の電力制御部11に省電力モードへの移行を指示する。この指示を受け、電力制御部11は、省電力モードでも動作させる部分にのみ電力が供給されるように、電力変換回路12の動作制御や、電力供給経路のスイッチングを行う。又、電力制御部11は、省電力モードで必要な電圧のみを電力変換回路12に生成させる。
省電力モードでも動作させる部分は、任意に定めることができるが、本実施形態の複合機100では、省電力モードから通常モードへの復帰要因の発生を検知する復帰要因検知部と、復帰要因の発生を監視する監視部94に対してのみ、省電力モードで電力供給がなされる。これにより、省電力モードでは、主制御部9、画像読取部3、画像形成部6Aなど、複合機100を構成する部分への電力供給が停止される。
《省電力モードへの解除・省電力モード→通常モード》
省電力モードでは、限られた部分に対して電力供給が行われ、複合機100の電力消費は、少なくなる。しかし、省電力モードでは、主制御部9や、画像形成部6Aなどへの電力供給が停止され、印刷に用いる各種モータ駆動用の電圧を生成していない等の理由により、複合機100の各種機能(コピー、スキャン、プリント、FAX等)を用いることができない。
そこで、本実施形態の複合機100では、複合機100に対しての一定の操作、入力が復帰条件とされ、復帰条件が満たされると、省電力モードから通常モードに復帰して、複合機100の各種機能が利用可能な状態となる。
省電力モードから通常モードへの復帰条件は、任意に定めることができる。例えば、図5に示すように、外部のコンピュータ200やFAX装置300からの印刷等のジョブデータの受信が通信部93になされたことが復帰条件とされてもよい(通信部93が復帰要因検知部となる)。あるいは、図5に示すように、操作パネル2での電源キー22など、いずれかのキーが押されたことが、復帰条件とされてもよい(操作パネル2が復帰要因検知部となる)。
又、原稿搬送部1への原稿セットが復帰条件とされてもよい。尚、原稿搬送部1への原稿セットを検知するため、原稿トレイ14に、原稿セットセンサ15が設けられてもよい(原稿セットセンサ15が復帰要因検知部となる)。原稿セットセンサ15は、例えば、原稿の有無を検知する光センサである。
又、原稿搬送部1の持ち上げと持ち下げ(原稿搬送部1の開閉)が復帰条件とされてもよい。尚、原稿搬送部1の開閉を検知するため、画像読取部3の上面に開閉検知センサ33が設けられてもよい(開閉検知センサ33が復帰要因検知部となる)。開閉検知センサ33は、例えば、一定角度以上、原稿搬送部1が開けられたことを検知する光センサである。
複合機100が使用される可能性が高い複合機100への操作、入力が、これらの復帰要因検知部により、検知される。尚、復帰要因検知部として、更に、別種のセンサ等が設けられてもよい。
各復帰要因検知部の出力は、監視部94に入力される。監視部94は、各復帰要因検知部の出力に基づき、復帰条件が満たされたことを検知すると、電源部10の電力制御部11に通常モードへの復帰を指示する。この指示を受け、電力制御部11は、複合機100の全ての部分に電力が供給されるように、電力供給経路のスイッチングを行う。又、電力制御部11は、全種類の電力変換回路12を動作させる。
これにより、原稿搬送部1、画像読取部3、画像形成部6A、主制御部9など、複合機100を構成する全部への電力供給が再開される。このように、電力制御部11は、予め定められた省電力モードへの移行条件が整うと、各部、各装置への電力供給を停止し、省電力モードの復帰条件が整うと、各部、各装置への電力供給を再開する。
(除湿ヒータ7の動作モード)
次に、図6〜図8に基づき、本発明の実施形態に係る除湿ヒータ7の動作の詳細を説明する。図6は、本発明の実施形態での湿度に対する基準値Ht及び閾値の一例を示す説明図である。図7は、本発明の実施形態に係る除湿ヒータ7の基本モードを説明するための説明図である。図8は、本発明の実施形態に係る除湿ヒータ7の省エネ優先モードを説明するための説明図である。
図6に示すように、本実施形態の複合機100では、除湿ヒータ7のON/OFFに関し、湿度の基準値Htが設けられる。「基準値Ht」は、任意に定められる値であり、これ以上、湿度が高くなると、重送やシワが生じやすくなるので除湿を行うとする値で、除湿を行うか否かの閾値である。主制御部9は、検知された湿度が基準値Ht以上であれぱ、除湿ヒータ7をONする。一方、主制御部9は、検知された湿度が基準値Htよりも小さければ、除湿ヒータ7をOFFする。従って、基準値Htは、除湿ヒータ7のON/OFFを判断する上での閾値といえる。
通常モードのとき、主制御部9は、定期的に、湿度センサ8の出力を確認し、認識した湿度に基づき、除湿ヒータスイッチ部70を制御する。そして、省電力モードのとき、主制御部9に対しての電力供給は、原則停止される。除湿ヒータスイッチ部70は、ON/OFFの状態を維持するので、省電力モードが長時間にわたると、除湿ヒータ7が点きっぱなし、あるいは、全く用紙の除湿がなされないままとされる、という状況が生じ得る。
そこで、省電力モードに入ると、電源部10は、主制御部9に対し、一時的に電力供給を行い、給紙部4の湿度を確認させ、除湿ヒータ7のON/OFFを行わせる。
ところが、主制御部9への一時的な電力供給が頻繁に行われると、省電力モードでの省電力効果が損なわれる。一方、省電力効果を優先して、主制御部9への一時的な電力供給の頻度が少なすぎると、除湿ヒータ7を消してもよいのに点きっぱなし、湿度が高くなり、除湿ヒータ7をONすべきなのにONせず、用紙が吸湿してしまう、ということも生じ得る。
そこで、本実施形態の複合機100では、省電力モードで、主制御部9に対し一時的に電力供給を再開する周期を、検知、測定された湿度に応じて異ならせる。まず、図6、図7に基づき、省電力モードでの主制御部9への一時的な電力供給における基本モードを説明する。
《基本モード》
まず、図6に示すように、本実施形態の複合機100では、湿度に関し、第1閾値Ht1と、第2閾値Ht2が設けられる。第1閾値Ht1は、基準値Htよりも大きい。「第1閾値Ht1」は、適宜定められるものであるが、除湿ヒータ7の除湿能力と、第2周期の長さ等との兼ね合いを考慮して定められる。例えば、第1閾値Ht1は、第1周期の間に除湿ヒータ7が除湿できる目安の値を基準値Htに加えた値とされる。又、第2周期と第1周期は、任意に定めることができる。
又、第2閾値Ht2は、基準値Htよりも小さい。「第2閾値Ht2」は、適宜定められるものであるが、第1周期の間に、除湿ヒータ7を停止させたときの平均的に上昇する湿度の値を基準値Htから引いた値としてもよいし、第2周期等との兼ね合いを考慮して定めてもよい。
そして、図7に示すように、基本モードでは、湿度が、基準値Ht以上第1閾値Ht1未満のとき(第1湿度帯Hb1に属するとき)、第1周期とされる。又、基本モードでは、湿度が、第2閾値Ht2以上、基準値Ht未満のとき(第2湿度帯Hb2に属するとき)も、第1周期とされる。言い換えると、湿度が基準値Htに比較的近いとき、第1周期とされる。
一方、図7に示すように、基本モードでは、湿度が、第1閾値Ht1以上のとき、第2周期とされる。又、基本モードでは、湿度が、第2閾値Ht2未満のとき、第2周期とされる。言い換えると、第1湿度帯Hb1にも、第2湿度帯Hb2にも属さず、湿度が基準値Htから比較的離れているとき、第2周期とされる。
第1周期は、第2周期よりも短い(第1周期<第2周期)。従って、湿度が基準値Htに近いとき、省電力モードで、主制御部9が一時的に動作する周期が短くなる。これにより、湿度が基準値Ht以下となると、速やかに除湿ヒータ7がOFFされる。これにより、乾燥しているのに除湿ヒータ7をONし続けることにより消費される電力の無駄を無くすことができる。又、湿度が基準値Htを越えると、速やかに除湿ヒータ7がオンされ、吸湿による用紙のトラブルを回避することができる。
一方、第2周期は、第1周期よりも長い。従って、湿度が基準値Htから大きく離れているとき、省電力モードで、主制御部9が一時的に動作する周期が長くなる。これにより、除湿ヒータ7を動作させても、すぐに湿度が基準値Ht以下とならないときや、除湿ヒータ7を動作させるほど湿度の急激な上昇がないと認められるとき、無駄に、主制御部9が起動、動作しない。従って、無駄な電力の消費を無くすことができる。
第1周期と第2周期の具体的な長さは、任意に定めることができる。例えば、第1周期は30分、第2周期は1時間としたり、あるいは、第1周期は1時間、第2周期は、2時間としたりするなど、第1周期:第2周期=1:2と定めることができる。
即ち、制御部(主制御部9)は、認識した湿度が、基準値Htよりも大きい第1閾値Ht1以上か否かを確認し、省電力モードで、電源部10は、制御部が認識した直前の湿度が、基準値Ht以上第1閾値Ht1未満のとき、第1周期で制御部への電力供給を再開し、第1閾値Ht1以上のとき、第1周期よりも長い第2周期で制御部への電力供給を再開する。又、制御部(主制御部9)は、認識した湿度が、基準値Htよりも小さい第2閾値Ht2よりも小さいか否かを確認し、電源部10は、省電力モードで、制御部が認識した直前の湿度が、第2閾値Ht2以上基準値Ht未満のとき、第1周期で、制御部への電力供給を再開し、第2閾値Ht2未満のとき、第2周期で制御部への電力供給を再開する。
《省エネ優先モード》
本実施形態の複合機100では、上述の基本モードにより主制御部9への電力供給タイミングを制御することで、無駄な電力消費が減らせる。本実施形態の複合機100は、基本モードよりも、更に省電力効果を追求した省エネ優先モードを有する。そこで、図8を用いて、省エネ優先モードを説明する。
図8に示すように、省エネ優先モードでは、湿度が、基準値Ht以上、第1閾値Ht1未満のとき(第1湿度帯Hb1に属するとき)、第1周期とされる。
一方、図8に示すように、省エネ優先モードでは、湿度が、第1閾値Ht1以上のとき、第2周期とされる。又、省エネ優先モードでは、湿度が、基準値Ht未満でも、第2周期とされる。言い換えると、省エネ優先モードでは、湿度が、第1湿度帯Hb1に属さないとき、第2周期(長い方の周期)とされる。
基本モードと同様に、第1周期は、第2周期よりも短い。従って、湿度が基準値Htよりも大きいが、比較的基準値Htに近いとき、省電力モードで主制御部9が一時的に動作する周期が短くなる。これにより、湿度が基準値H以下となると、速やかに除湿ヒータ7がOFFされる。これにより、乾燥しているのに除湿ヒータ7をONし続けることにより消費される電力の無駄を無くすことができる。
一方、第2周期は、第1周期よりも長い。従って、湿度が基準値Htから大きく離れているとき、省電力モードで主制御部9が一時的に動作する周期が長くなる。これにより、除湿ヒータ7を動作させても、すぐに湿度が基準値Ht以下とならないときや、無駄に、主制御部9が動作しない。従って、無駄な電力の消費を無くすことができる。更に、基準値Htよりも湿度が低いときも、第2周期とされる。これにより、除湿ヒータ7をONする頻度を少なくし、省電力を優先させることができる。
この省電力モードでの主制御部9を一時的な電力供給において、基本モードで周期を定めるか、省エネ優先モードで周期を定めるかは、操作パネル2で設定することができる。操作パネル2での設定結果は、例えば、記憶部92に記憶される。
即ち、省電力モードで、制御部(主制御部9)が認識した直前の湿度が、第2閾値Ht2以上第1閾値Ht1未満のとき、第1周期で、第2閾値Ht2未満及び第1閾値Ht1以上のとき、第2周期で制御部への電力供給を再開する基本モードと、省電力モードで、制御部が認識した直前の湿度が、基準値Ht以上第1閾値Ht1未満のとき第1周期で、基準値Ht以上第1閾値Ht1未満の範囲外のとき、第2周期で制御部への電力供給を再開する省エネ優先モードと、を選択する選択入力を受け付ける入力部(操作パネル2)を含み、電源部10は、省電力モードのとき、入力部で選択されたモードで、制御部への一時的な電力供給を行う。
(省電力モードへの移行前処理)
次に、図9に基づき、省電力モードでの主制御部9への一時的な電力供給に関し、本発明の実施形態に係る複合機100での省電力モードへの移行前処理の流れの一例を説明する。図9は、本発明の実施形態に係る省電力モードへの移行前処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、図9のスタートは、移行条件が満たされ、通常モードから省電力モードに移行する前の段階である。
まず、主制御部9は、省電力モードに移行する前に、湿度センサ8の出力に基づき、湿度を確認、認識する(ステップ♯1)。この湿度は、省電力モード移行の直前に測定してもよいし、通常モードで直前になされた湿度確認で、測定、認識された湿度でもよい。このとき、除湿ヒータ7への通電は、ON又はOFFのいずれかの状態でセットされている。尚、主制御部9は、確認した湿度と基準値Htに基づき、除湿ヒータスイッチ部70を制御して、ステップ♯1の時点で除湿ヒータ7のON/OFFを行ってもよい。
そして、主制御部9は、省電力モードでの周期を定めるモードを確認する(ステップ♯2)。具体的には、主制御部9は、省電力モードで、基本モードにより周期を定めるか、省エネ優先モードで周期を定めるかの設定を確認する(ステップ♯2)。尚、例えば、デフォルトの設定は、基本モードとしてもよい。
そして、設定されたモードと、基準値Htと、第1閾値Ht1、第2閾値Ht2に基づき、主制御部9は、省電力モードでの一時的な電力供給の周期を定める(ステップ♯3)。具体的には、主制御部9は、第1周期か、第2周期かを定める。そして、主制御部9は、定めた周期を電源部10(電力制御部11)に送信する(ステップ♯4)。これにより、省電力モードでの一時的な電力供給タイミングを電源部10は把握することができる。この後、省電力モードに移行する(エンド)。この省電力モードへの移行により、原則として、主制御部9への電力供給が停止される。
(省電力モードでの主制御部9の一時復帰制御)
次に、図10に基づき、本発明の実施形態に係る省電力モードでの主制御部9への一時的な電力供給の流れの一例を説明する。図10は、本発明の実施形態に係る省電力モードでの主制御部9への一時的な電力供給に関しての省電力モード移行後の処理の流れの一例を示すフローチャートである。尚、図10のフローチャートの実行中に通常モードへの復帰がなされると、本フローチャートの途中で処理は終了する。
まず、電力制御部11は、省電力モードに移行してから、あるいは、一時的な主制御部9への電力供給後に再び停止してから、定められた周期(時間)が経過したかの確認を続ける(ステップ♯21、ステップ♯21のNo→ステップ♯21のループ)。
そして、省電力モードに移行してから、あるいは、一時的な主制御部9への電力供給後に再び停止してから、定められた周期(時間)が経過すれば(ステップ♯21のYes)、電源部10は、主制御部9への電力供給を一時的に再開する(ステップ♯22)。これにより、主制御部9は、起動する(ステップ♯23)。
そして、主制御部9は、湿度センサ8を動作させ、湿度センサ8の出力に基づき、湿度を確認、認識する(ステップ♯24)。次に、主制御部9は、認識した湿度が基準値Ht以上か否か(基準値Ht≦湿度H)否かを確認する(ステップ♯25)。
もし、湿度が基準値Ht以上であれば(ステップ♯25のYes)、主制御部9は、除湿ヒータスイッチ部70をONとする状態にセットし、除湿ヒータ7を通電状態とする(ステップ♯26)。一方、湿度が基準値Htよりも小さければ(ステップ♯25のNo)、主制御部9は、除湿ヒータスイッチ部70をOFFとする状態にセットし、除湿ヒータ7をOFF状態とする(ステップ♯27)。
そして、主制御部9は、省電力モードでの周期を定めるモードを確認する(ステップ♯28)。そして、主制御部9は、検知、認識した湿度と、設定されたモードと、基準値Htと、第1閾値Ht1、第2閾値Ht2に基づき、省電力モードでの一時的な電力供給の周期を定める(ステップ♯29)。具体的には、主制御部9は、第1周期か、第2周期かを定める。
即ち、本発明の係る画像形成装置(例えば、複合機100)は、除湿ヒータ7と、湿度を検知するための湿度検知体(湿度センサ8)と、を含み、用紙束を収容し、印刷のときに用紙を供給する給紙部4と、セットにより、除湿ヒータ7に通電するON状態、又は、除湿ヒータ7への通電を遮断するOFF状態を維持する除湿ヒータスイッチ部70と、電力供給開始に伴い、湿度検知体の出力に基づき湿度を認識し、認識した湿度が予め定められた基準値Ht以上であれば、除湿ヒータスイッチ部70をON状態とし、基準値Htを下回るとき、除湿ヒータスイッチ部70をOFF状態とする制御部(主制御部9)と、復帰条件が整うと、制御部への電力供給を停止する省電力モードから、制御部への電力供給を行う通常モードに移行し、移行条件が整うと、通常モードから省電力モードへ移行し、省電力モードで、制御部が認識した湿度と基準値Htとの差が大きいほど、制御部への電力供給停止から、長い周期で、一時的に、制御部への電力供給を再開する電源部10と、を含む。
そして、主制御部9は、定めた周期を電源部10(電力制御部11)に送信する(ステップ♯30)。これらステップ♯28〜ステップ♯30は、上述のステップ♯2〜4と同様である。
電源部10は、主制御部9から周期を示すデータを受信すると、主制御部9に対する電力供給を停止する(ステップ♯31)。そして、再び、ステップ♯21に戻り、電源部10は、再び主制御部9への一時的な電力供給を実行するタイミングを待つ。
(温度に応じた省電力モードでの主制御部9の一時復帰制御)
次に、図11を用いて、本発明の実施形態の温度に応じた省電力モードでの主制御部9の一時復帰制御を述べる。図11は、本発明の他の実施形態に係る温度ごとに基準値Ht等を定めたデータテーブルの一例を示す説明図である。
上述の説明では、除湿ヒータ7のON/OFFや、省電力モードでの電力供給の周期を定める上で、主制御部9は、湿度センサ8の出力に基づき湿度を確認、認識する。そして、認識された湿度を、基準値Ht、第1閾値Ht1、第2閾値Ht2と比較する例を説明した。しかし、用紙の吸湿の度合いが異なるなどの理由により、温度に応じて、基準値Ht、第1閾値Ht1、第2閾値Ht2、第1周期、第2周期を変化させた方がよい場合がある。
例えば、予めなした実験により、温度範囲(各温度幅)ごとに、好適と考えられる基準値Ht、第1閾値Ht1、第2閾値Ht2、第1周期、第2周期を定める。例えば、記憶部92が、これらの値を温度ごとに記したデータテーブルを記憶する。図11では、5°C刻みで、基準値Ht、第1閾値Ht1、第2閾値Ht2、第1周期、第2周期を定めた例を例示している。尚、例えば、1°C刻みで、基準値Ht、第1閾値Ht1、第2閾値Ht2、第1周期、第2周期を定めてもよく、刻み幅は任意とできる。
そして、主制御部9は、温度センサ81の出力に基づき、複合機100内(給紙部4内)の温度を認識し、記憶部92にアクセスし、用いる(参照する)データテーブルを定める。例えば、図9や図10のフローチャートにおいて、湿度の認識と同時に、温度を認識し、参照するデータを定めるようにしてもよい。即ち、画像形成装置(例えば、複合機100)は、給紙部4内の温度を測定するための温度検知体(温度センサ81)と、温度に応じて、異なる基準値Ht及び各閾値を記憶した記憶部92を含み、省電力モードのとき、電源部10は、記憶部92に記憶された値に基づき、温度に応じて、制御部(主制御部9)への一時的な電力供給を行う。
このようにして、本実施形態の発明によれば、測定された湿度が大きければ大きいほど(基準値Htとの差が大きいほど)、給紙部4の湿度を低下させるのに長い時間を要する。一方、そして、湿度が小さければ小さいほど(基準値Htとの差が大きいほど)、給紙部4の湿度は、基準値Htを越えにくくなると解される。このような、湿度の変動に一定の時間を要することを利用し、電源部10は、省電力モードで、制御部(主制御部9)が認識した直前の湿度と基準値Htとの差が大きいほど、長い周期で、一時的に制御部への電力供給を行う。これにより、除湿ヒータ7のON/OFFを切り替えるため、省電力モード中での不要な、一時的な制御部(主制御部9)への電力供給を減らすことができる。一方、電源部10は、省電力モードで、制御部(主制御部9)が認識した直前の湿度と基準値Htとの差が小さいほど、短い周期で、一時的に制御部(主制御部9)への電力供給を再開する。これにより、湿度が基準値Htを下回ると、できるだけ早いうちに除湿ヒータ7がOFFされる。従って、できるだけ除湿ヒータ7はOFFされるように仕向けられ、省電力が実現される。一方で、湿度が基準値Htを上回っても、できるだけ早いうちに除湿ヒータ7がONされる。従って、用紙の吸湿によるトラブル発生を防ぐこともできる。
又、電源部10は、省電力モードで、制御部(主制御部9)が認識した直前の湿度が、第1湿度帯Hb1に属するとき、第1周期で制御部への電力供給を再開し、第1閾値Ht1以上のとき、第1周期よりも長い第2周期で制御部への電力供給を再開する。これにより、第1閾値Ht1を越えるほど、湿度が高ければ、制御部への電力供給までの周期は長くなる(第2周期)。従って、湿度が基準値Htを下回るまで、湿度の確認のために制御部を無駄に起動させずに済み、制御部(主制御部9)起動のための無駄な電力消費が無くなる。又、第1湿度帯Hb1(第1閾値Ht1と基準値の間Ht)に収まるほど、湿度が基準値Htに近ければ、制御部への電力供給までの周期は短くなる(第1周期)。従って、湿度が基準値Htを下回ると、まもなく、制御部が起動され、除湿ヒータ7はOFFされ、除湿ヒータ7での無駄な電力消費が無くなる。
又、電源部10は、省電力モードで、制御部(主制御部9)が認識した直前の湿度が、第2湿度帯Hb2に属するとき、第1周期で制御部への電力供給を再開し、第2湿度帯Hb2よりも小さいとき第2周期で制御部への電力供給を再開する。これにより、第2閾値Ht2よりも小さいほど十分に湿度が低ければ、制御部への電力供給までの周期を長くする(第2周期)。従って、湿度が基準値Htを上回るまで、湿度の確認のために制御部を無駄に起動させずに済み、無駄な電力消費が無くなる。一方、湿度が、第2湿度帯Hb2(第2閾値Ht2と基準値の間Ht)に収まるほど基準値Htに近ければ、制御部への電力供給までの周期は短くなる(第1周期)。従って、湿度が基準値Htを上回っても、ほどなく制御部が起動され、除湿ヒータ7はONし、用紙の吸湿が効果的に行われる。
又、入力部(操作パネル2)は、基本モードと、省エネ優先モードと、を選択する選択入力を受け付け、電源部10は、省電力モードのとき、入力部で選択されたモードで、制御部(主制御部9)への一時的な電力供給を行う。これにより、使用者は、省電力モード中、細かな除湿ヒータ7のON/OFF制御を行うようにすることもできるし(基本モード)、できるだけ制御部に対する電力供給を再開する回数を減らす(省エネ優先モード)ようにすることもできる。従って、画像形成装置(例えば、複合機100)を使用者の意向に沿って動作させることができる。
又、用紙の吸湿の度合いや、除湿ヒータ7の除湿能力を考慮して、温度に応じて基準値Htや各種閾値を替えたい場合もある。そこで、省電力モードのとき、電源部10は、記憶部92に記憶された値に基づき、温度に応じて、制御部(主制御部9)への一時的な電力供給を行う。これにより、温度環境に応じ、高い省電力効果を得つつ、用紙の吸湿を無くすことができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、給紙部4や除湿ヒータ7を有する画像形成装置に利用可能である。
100 複合機(画像形成装置) 2 操作パネル(入力部)
4 給紙部 7 除湿ヒータ
70 除湿ヒータスイッチ部 8 湿度センサ(湿度検知体)
81 温度センサ(温度検知体) 9 主制御部(制御部)
92 記憶部 10 電源部

Claims (5)

  1. 除湿ヒータと、湿度を検知するための湿度検知体と、を含み、用紙束を収容し、印刷のときに用紙を供給する給紙部と、
    セットにより、前記除湿ヒータに通電するON状態、又は、前記除湿ヒータへの通電を遮断するOFF状態を維持する除湿ヒータスイッチ部と、
    電力供給開始に伴い、前記湿度検知体の出力に基づき湿度を認識し、認識した湿度が予め定められた基準値以上であれば、前記除湿ヒータスイッチ部をON状態とし、前記基準値を下回るとき、前記除湿ヒータスイッチ部をOFF状態とする制御部と、
    復帰条件が整うと、前記制御部への電力供給を停止する省電力モードから、前記制御部への電力供給を行う通常モードに移行し、移行条件が整うと、前記通常モードから省電力モードへ移行し、前記省電力モードで、前記制御部が認識した湿度と前記基準値との差が大きいほど、前記制御部への電力供給停止から、長い周期で、一時的に、前記制御部への電力供給を再開する電源部と、を含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、認識した湿度が、前記基準値よりも大きい第1閾値以上か否かを確認して、
    省電力モードで、前記電源部は、前記制御部が認識した直前の湿度が、前記基準値以上前記第1閾値未満のとき、第1周期で制御部への電力供給を再開し、前記第1閾値以上のとき、前記第1周期よりも長い第2周期で前記制御部への電力供給を再開することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、認識した湿度が、前記基準値よりも小さい第2閾値よりも小さいか否かを確認し、
    前記電源部は、前記省電力モードで、前記制御部が認識した直前の湿度が、前記第2閾値以上前記基準値未満のとき、前記第1周期で、前記制御部への電力供給を再開し、前記第2閾値未満のとき、前記第2周期で前記制御部への電力供給を再開することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記省電力モードで、前記制御部が認識した直前の湿度が、前記第2閾値以上前記第1閾値未満のとき、前記第1周期で、前記第2閾値未満及び前記第1閾値以上のとき、前記第2周期で前記制御部への電力供給を再開する基本モードと、
    前記省電力モードで、前記制御部が認識した直前の湿度が、前記基準値以上前記第1閾値未満のとき、前記第1周期で、前記基準値以上前記第1閾値未満の範囲外のとき、前記第2周期で前記制御部への電力供給を再開する省エネ優先モードと、
    を選択する選択入力を受け付ける入力部を含み、
    前記電源部は、前記省電力モードのとき、前記入力部で選択されたモードで、前記制御部への一時的な電力供給を行うことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記給紙部内の温度を測定するための温度検知体と、
    温度に応じて、異なる前記基準値及び各前記閾値を記憶した記憶部を含み、
    前記省電力モードのとき、前記電源部は、前記記憶部に記憶された値に基づき、温度に応じて、前記制御部への一時的な電力供給を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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