JP2012118155A - カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】フォーカスレンズを一定の移動量で制御しつつ、動画撮影中でも精度良く焦点調節動作を行うことを可能にしたカメラの提供。
【解決手段】 本発明のカメラは、撮影光学系と撮影光学系の予定結像面に配設される撮像素子と撮像素子を撮影光学系の光軸方向に移動する撮像素子移動手段と撮影光学系を構成するフォーカスレンズを動かすフォーカスレンズ移動手段と制御手段とから構成され、撮像素子移動手段は撮像素子を基準位置に対して第1の周期でまたぐように光軸方向に移動する第1の移動動作と第1の周期より長い第2の周期で基準位置に対して光軸方向の所定方向に移動し反転して基準位置に復帰する第2の移動動作との合成移動を行い、フォーカスレンズ移動手段はフォーカスレンズを第2の周期で階段状に移動を行い、制御手段は撮像素子移動手段による撮像素子の第2の移動動作の周期とフォーカスレンズ移動手段によるフォーカスレンズの階段状の移動の周期を同期させるように構成した。
【選択図】 図6

Description

本発明は、デジタルカメラに関し、特に撮影レンズのフォーカスレンズ及び撮像素子を撮影レンズの光軸方向に移動させて焦点調節を行う一眼レフデジタルカメラに関するものである。
従来デジタルカメラに用いられる焦点検出方式には、ビデオカメラあるいはコンパクトカメラに用いられているコントラスト検出方式、一眼レフカメラに用いられている位相差検出方式等がある。
一眼レフカメラに用いられる位相差検出方式の焦点検出方法は、例えば特許文献1に開示されている。一眼レフカメラでは、撮影者が撮影レンズを通して被写体を観察するために被写体光をファインダー光学系に導くための跳ね上げミラーを有している。跳ね上げミラーは一部の光を透過するハーフミラーで構成され、跳ね上げミラーを透過した光は位相差検出方式の焦点検出装置に導かれ、焦点検出を行うことを可能としている。記録媒体での撮影を行う場合は、跳ね上げミラーは撮影光路から退避する。そのため、フィルムや撮像素子等の記録媒体での撮影を実行中は、従来の位相差検出方式の焦点検出を行うことはできない。
撮像素子を画像取得媒体とするカメラにおいて動画画像を観察したり記録したりする場合、コントラスト検出方式の焦点調節方法が用いられるのが一般的で、例えば特許文献2に開示されている。コントラスト検出方式の焦点調節方法は、撮影レンズを光軸方向に移動し撮像素子で撮像された画像の高周波成分を抽出し、コントラストの変化を検出して焦点調節を行うものである。合焦点近傍では、撮影レンズの移動による像面移動量を撮影レンズの焦点深度以下で制御する必要があるが、撮影レンズのイナーシャが大きい場合は像面移動量を正確に制御することが難しい。
そこで本出願人は、撮影レンズ移動機構と撮像素子を撮影レンズの光軸方向に移動する撮像手段移動機構を組み合わせて焦点調節を行う装置を特許文献3に開示している。特許文献2の自動合焦装置は、合焦点近傍ではイナーシャの小さい撮像手段移動機構を移動して焦点調節を行っている。
また近年では一眼レフカメラにおいても動画撮影が可能となり、動画撮影中はコントラスト検出方式の焦点調節が行われるようになっている。
特開平2−120712号公報 特開昭63−127217号公報 特開昭63−093277号公報
しかしながら、一眼レフカメラに装着される撮影レンズを構成するフォーカスレンズはイナーシャが大きいため、所定の移動量を得るためにはモータを細かく制御する必要がある。その結果、微小な任意の移動量を得るためには、モータの制御が煩雑になる。
そこで、本発明の目的は、フォーカスレンズを一定の移動量で制御しつつ、動画撮影中でも精度良く焦点調節動作を行うことを可能にしたカメラを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、撮影光学系と撮影光学系の予定結像面に配設される撮像素子と撮像素子を撮影光学系の光軸方向に移動する撮像素子移動手段と撮影光学系を構成するフォーカスレンズを動かすフォーカスレンズ移動手段と制御手段とから構成されたカメラにおいて、撮像素子移動手段は撮像素子を基準位置に対して第1の周期でまたぐように光軸方向に移動する第1の移動動作と第1の周期より長い第2の周期で基準位置に対して光軸方向の所定方向に移動し反転して基準位置に復帰する第2の移動動作との合成移動を行い、フォーカスレンズ移動手段はフォーカスレンズを第2の周期で階段状に移動を行い、制御手段は撮像素子移動手段による撮像素子の第2の移動動作の周期とフォーカスレンズ移動手段によるフォーカスレンズの階段状の移動の周期を同期させるように構成することを特徴とする。
本発明によれば、動画撮影中でも精度良く焦点調節動作を行うことを可能にしたカメラを提供することができる。
カメラの構成図 カメラの回路ブロック図 フローチャート フローチャート フローチャート 像面移動量説明図 像面移動量説明図 像面移動量説明図
[実施例]
図1〜図6は本発明を実施するための実施例で、図1はカメラの構成図、図2はカメラの電気回路ブロック図、図3はカメラ動作のフローチャート、図4〜図6は像面移動量説明図である。
図1のカメラの構成図において、本発明のデジタルカメラはカメラ本体100に対してカメラ側マウント111とレンズ側マウント201を介して、撮影レンズ200が着脱可能な一眼レフタイプのデジタルカメラを示している。
撮影レンズ200は複数のレンズ群(例えばレンズ203)と絞り204とから構成されており、撮影レンズ200を透過した被写体光は、カメラ100の跳ね上げミラー101で反射してピント板102近傍に収斂する。さらにピント板102で拡散透過した被写体光は、ペンタダハプリズム103及び接眼レンズ104を介して、不図示の撮影者の目に導かれる。
跳ね上げミラー101はハーフミラーで、跳ね上げミラー101を透過した一部の被写体光はサブミラー105で反射して焦点検出装置106に導かれる。焦点検出装置106は、撮影レンズ200の異なる瞳領域を透過する光により生成される像より撮影レンズ120の焦点状態を検出する公知の構成となっている。
また、撮影レンズ200の予定結像面には撮像素子108が配設されている。
本発明のカメラは動画を撮影することが可能で、動画撮影時には跳ね上げミラー101及びサブミラー105が撮影光路から退避し、フォーカルプレーンシャッター107が開口状態に設定される。この時、撮像素子108で撮影された画像は、液晶表示素子109で視認できるようになっている。
以下、図2のカメラの電気回路ブロック図と図3のフローチャート及び図4〜図6の像面移動量説明図に基づいて本発明のカメラの焦点調節動作を説明する。
図3aのカメラ動作のメインのフローチャートにおいて、不図示の電源がONされカメラ100が起動されると(s100)、制御手段であるカメラCPU150は撮影モードの設定状態を確認する(s101)。撮影モードは操作スイッチb152により設定可能となっている。撮影モードが動画撮影モードに設定されていることをカメラCPU150が確認すると、カメラ100及び撮影レンズ200はコントラスト検出方式の焦点調節方法で制御される(s120)。ここで、動画モードとは動画を撮影するモードを意味し、動画画像を表示するモード、動画画像を記録するモードを含んでいる。
本発明のカメラ100は、コントラスト検出方式の焦点調節を行う場合、撮影レンズ200の一部を構成するフォーカスレンズと撮像素子108とを光軸方向に移動させることにより達成する。撮像素子108は不図示の撮像素子移動機構によって、光軸方向の基準位置に対して被写体方向及びそれと反対の方向とに第1の周期で交互に移動する矩形波状の第1の移動動作を行なう。このとき撮像素子108の移動が停止している状態で蓄積を行い、焦点調節のためのコントラスト評価値を得ている。また、撮像素子108は第1の周期より長い第2の周期で、基準位置に対して光軸方向の所定方向に所定速度で移動し反転して基準位置に復帰する第2の移動動作を行えるようになっている。撮像素子108の第2の移動動作によって、像面位置の微小な制御を行っている。実際の撮像素子108の光軸方向の移動動作は、第1の移動動作と第2の移動動作の合成動作で不図示の移動機構に基づいて制御される。ここで撮像素子108は、フォーカルプレーンシャッター107と液晶表示素子109との間の配設され光軸方向の移動量には制限(±w)があるため、大きな像面移動は撮影レンズ200のフォーカスレンズにて行う。
さらに本発明のカメラ100に装着される撮影レンズ200のフォーカスレンズは、撮像素子108の第2の移動動作の第2の周期と同じ周期で階段状に像面が移動するように制御される。このとき、撮像素子108の第2の移動動作とフォーカスレンズによる階段状の像面移動動作は同期している。
図3bはコントラスト検出方式の焦点調節動作を示したフローチャートである。
カメラ100の撮影モードが動画撮影モードに設定されていることをカメラCPU150が確認すると、カメラCPU150は撮像素子制御回路153を介して撮像素子108での動画撮影を開始する。
まずカメラCPU150は跳ね上げミラー101を撮影光路から退避するとともに、フォーカルプレーンシャッター107を開放状態にして、撮像素子108での撮影が可能な状態に設定する(s121)。そして、カメラCPU150は、撮影レンズ200の絞り値を確認する(s122)。
撮影レンズ200の絞り値が大きい場合、撮影画像の深度は深くなるため、カメラCPU150は焦点調節時の像面移動速度が大きくなるように設定する。すなわち、撮影レンズ200のフォーカスレンズによる階段状の像面移動周期(第2の周期)は短く設定される。このとき、撮像素子108の第2の移動動作の移動速度も大きく設定される(s123)。
一方撮影レンズ200の絞り値が小さい場合、撮影画像の深度は浅くなるため、カメラCPU150は焦点調節時の像面移動速度が小さくなるように設定する。すなわち、撮影レンズ200のフォーカスレンズによる階段状の像面移動周期(第2の周期)は長く設定される。このとき、撮像素子108の第2の移動動作の移動速度も小さく設定される(s123)。
引き続きカメラCPU150は撮影レンズ200の合焦状態を確認するために、撮像素子108の位置を光軸方向に移動するように、撮像素子移動回路158を制御する(s124)。撮像素子108は、撮像素子移動回路158の信号に基づいて不図示の撮像素子移動機構によって、撮影レンズ200の光軸方向に移動する。
図4(a)は撮像素子108の移動説明図で、撮像素子108の光軸方向の位置の時間的な変化を示している。同図では、撮影レンズ200の絞り値が大きい場合の動作を示している。
撮像素子108は、光軸方向の基準位置(図中0位置)に対して被写体方向及びそれと反対の方向とに第1の周期で交互に移動する矩形波状の第1の移動動作と、第1の周期より長い第2の周期(図中時間T1に相当)で基準位置に対して光軸方向の所定方向に所定速度で移動し反転して基準位置に復帰する第2の移動動作との合成移動を行う。ここで、第1の周期で交互に移動する矩形波状の第1の移動動作の移動振幅は、撮影レンズ200の絞り値と撮像素子108の画素サイズに基づいて設定される。また、撮像素子108の移動範囲は基準位置(図中0位置)に対して±wの範囲である。
さらに撮像素子108が光軸方向の所定の位置で停止しているタイミングで、撮像素子108は撮像素子制御回路153により蓄積が実行される(s125)。
撮像素子108での蓄積が終了すると(s125)、撮像素子制御回路153は撮像素子108から撮影画像を読み出す(s126)。さらに、画像処理回路154は撮像素子108から読み出された撮影画像を画像処理する。カメラCPU150は、画像処理された画像を液晶表示素子制御回路155を介して液晶表示素子109に表示する(s127)。さらに、カメラ100が動画画像を記録するモードに設定されていれば、メモリ回路157に画像を記録する(s128)。
さらに、画像処理回路154は撮影画像のコントラストを算出する(s129)。カメラCPU150は、それ以前に算出された2回分のコントラスト情報と、今回算出されたコントラスト情報とを比較する。カメラCPU150は3回分のコントラスト情報を比較し、撮影レンズ200が合焦状態でなく(s130)、また撮影画像のコントラストがピークとなる合焦点をまだ過ぎていないと判定したら(s131)、フォーカスレンズを合焦方向に移動するためにレンズCPU250にレンズ移動信号を送信する。レンズCPU250は、フォーカスレンズ移動回路251を介してフォーカスレンズを所定のタイミングで移動する(s132)。
図4(b)はフォーカスレンズの移動に伴う像面移動量説明図である。同図では、撮影レンズ200の絞り値が大きい場合の動作を示している。フォーカスレンズ移動回路251の制御信号に基づいて不図示のフォーカスレンズ移動機構を構成するモータが制御され、図中時間T1で決まる第2の周期で階段状に像面が移動するようにフォーカスレンズが移動制御される。フォーカスレンズの移動に伴う階段状の像面移動量はwで、フォーカスレンズを動かす際の加速、減速を考慮して所望の移動量が得られるようにモータが制御される。また、フォーカスレンズ移動回路251によるレンズ移動信号はカメラCPU150から送られる基準信号に同期しており、撮像素子108の第2の移動動作とフォーカスレンズによる階段状の像面移動動作は同期するように制御される。
図4(c)は、撮像素子108による移動動作とフォーカスレンズによる移動動作による合成像面移動量説明図である。撮像素子108の第2の移動動作とフォーカスレンズによる階段状の像面移動動作は同期するように制御されているため、撮像素子108による移動動作とフォーカスレンズによる移動動作の合成動作による像面移動は滑らかになっており、その結果撮影される動画画像も滑らかなものが得られるようになっている。
図3bのカメラ動作のフローチャートにおいて、カメラが動画モードに設定され続けていたら(s136)、カメラCPU150は引き続きコントラスト検出方式の焦点調節動作を続行する。
引き続きカメラCPU150は、撮影レンズ200の絞り値を確認する(s122)。
撮影の途中で被写体輝度が変化して撮影レンズ200の絞り値が小さくなると、撮影画像の深度は浅くなるため、カメラCPU150は焦点調節時の像面移動速度が小さくなるように設定する。すなわち、撮影レンズ200のフォーカスレンズによる階段状の像面移動周期(第2の周期)は長く設定される。このとき、撮像素子108の第2の移動動作の移動速度も小さく設定される(s123)。
引き続きカメラCPU150は撮影レンズ200の合焦状態を確認するために、撮像素子108の位置を光軸方向に移動するように、撮像素子移動回路158を制御する(s124)。撮像素子108は、撮像素子移動回路158の信号に基づいて不図示の撮像素子移動機構によって、撮影レンズ200の光軸方向に移動する。
図5(a)は撮像素子108の移動説明図で、撮像素子108の光軸方向の位置の時間的な変化を示している。同図では、撮影レンズ200の絞り値が小さい場合の動作を示している。
撮像素子108は、光軸方向の基準位置(図中0位置)に対して被写体方向及びそれと反対の方向とに第1の周期で交互に移動する矩形波状の第1の移動動作と、第1の周期より長い第2の周期(図中時間T2に相当)で基準位置に対して光軸方向の所定方向に所定速度で移動し反転して基準位置に復帰する第2の移動動作との合成移動を行う。ここで、第1の周期で交互に移動する矩形波状の第1の移動動作の移動振幅は、撮影レンズ200の絞り値と撮像素子108の画素サイズに基づいて設定される。
また、撮像素子108の移動範囲は基準位置(図中0位置)に対して±wの範囲である。そのため、撮影レンズ200の絞り値が小さい場合、撮像素子の第2の移動動作の移動速度が遅くかつ移動周期が長く設定される。
さらに撮像素子108が光軸方向の所定の位置で停止しているタイミングで、撮像素子108は撮像素子制御回路153により蓄積が実行される(s125)。
撮像素子108での蓄積が終了すると(s125)、撮像素子制御回路153は撮像素子108から撮影画像を読み出す(s126)。さらに、画像処理回路154は撮像素子108から読み出された撮影画像を画像処理する。カメラCPU150は、画像処理された画像を液晶表示素子制御回路155を介して液晶表示素子109に表示する(s127)。さらに、カメラ100が動画画像を記録するモードに設定されていれば、メモリ回路157に画像を記録する(s128)。
さらに、画像処理回路154は撮影画像のコントラストを算出する(s129)。カメラCPU150は、それ以前に算出された2回分のコントラスト情報と、今回算出されたコントラスト情報とを比較する。カメラCPU150は3回分のコントラスト情報を比較し、撮影レンズ200が合焦状態でなく(s130)、また撮影画像のコントラストがピークとなる合焦点をまだ過ぎていないと判定したら(s131)、フォーカスレンズを合焦方向に移動するためにレンズCPU250にレンズ移動信号を送信する。レンズCPU250は、フォーカスレンズ移動回路251を介してフォーカスレンズを所定のタイミングで移動する(s132)。
図5(b)はフォーカスレンズの移動に伴う像面移動量説明図である。同図では、撮影レンズ200の絞り値が小さい場合の動作を示している。フォーカスレンズ移動回路251の制御信号に基づいて不図示のフォーカスレンズ移動機構を構成するモータが制御され、図中時間T2で決まる第2の周期で階段状に像面が移動するようにフォーカスレンズが移動制御される。フォーカスレンズの移動に伴う階段状の像面移動量はwで、フォーカスレンズを動かす際の加速、減速を考慮して所望の移動量が得られるようにモータが制御される。また、フォーカスレンズ移動回路251によるレンズ移動信号はカメラCPU150から送られる基準信号に同期しており、撮像素子108の第2の移動動作とフォーカスレンズによる階段状の像面移動動作は同期するように制御される。
図5(c)は、撮像素子108による移動動作とフォーカスレンズによる移動動作による合成像面移動量説明図である。撮像素子108の第2の移動動作とフォーカスレンズによる階段状の像面移動動作は同期するように制御されているため、撮像素子108による移動動作とフォーカスレンズによる移動動作の合成動作による像面移動は滑らかになっており、その結果撮影される動画画像も滑らかなものが得られるようになっている。
図3bのカメラ動作のフローチャートにおいて、カメラが動画モードに設定され続けていたら(s136)、カメラCPU150は引き続きコントラスト検出方式の焦点調節動作を続行する。
一方、カメラCPU150は3回分のコントラスト情報を比較した結果、撮影レンズ200が合焦状態でなく(s130)、また撮影画像のコントラストがピークとなる合焦点をまだ過ぎたと判定したら(s131)、レンズCPU250にレンズ停止信号を送信し、フォーカスレンズの移動を停止する(s133)。さらに、カメラCPU150は撮像素子移動回路158に反転信号を送信し、撮像素子108の第2の移動動作の方向を反転させる(s134)。
図6は撮影レンズが合焦近傍のコントラストピークを過ぎる場合の像面移動量説明図である。図6(a)は撮像素子108の移動説明図、図6(b)はフォーカスレンズの移動に伴う像面移動量説明図、図6(c)は、撮像素子108による移動動作とフォーカスレンズによる移動動作による合成像面移動量説明図である。
図6(c)の合成移動量説明図に示した点線アが合焦位置を示している。
同図において、合焦位置を過ぎるまで、撮像素子108の移動動作とフォーカスレンズの階段状の移動動作が所定周期(図6では時間T1の周期)で実行される。合焦位置を過ぎると、フォーカスレンズの移動が停止し、撮像素子108の第2の移動動作の方向が反転(図6(a)で−w方向に反転)する。
コントラストピークを過ぎて、撮像素子108の第2の移動動作の方向が反転した場合、合焦近傍にあるため、撮像素子108の第2の移動動作の移動速度が小さくなるように設定される。
また図3bのカメラ動作のフローチャートにおいて、カメラCPU150は3回分のコントラスト情報を比較した結果、コントラストの変化量が小さく撮影レンズ200が合焦状態であると判定したら(s130)、レンズCPU250にレンズ停止信号を送信し、フォーカスレンズが移動していたらその移動動作を停止する(s135)。
さらに、カメラCPU150はカメラの撮影モードの設定状態を確認し、動画モードに設定されていなければ(s136)、コントラスト検出方式の焦点調節を終了する。
まずカメラCPU150は、撮像素子108の移動を中止し初期位置に停止する(s137)。さらに、カメラCPU150はフォーカルプレーンシャッター107を閉じて撮像素子108への露光を中止し、跳ね上げミラー101を撮影光路に進入させて、撮影者がファインダー光学系を介して被写体を観察可能な状態に設定する(s138)。
コントラスト検出方式の焦点調節を終了すると(s139)、図3aに示したカメラ動作のフローチャートのメインルーチンに復帰する。
カメラCPU150は、撮影モードが動画撮影モードに設定されていないことをCPU20が確認すると(s101)、カメラ100及び撮影レンズ200は位相差検出方式の焦点調節方法で制御される(s140)。
図3cは位相差検出方式の焦点調節動作を示したフローチャートである。
カメラCPU150は、シャッターレリーズを許可する操作スイッチa151の前段操作であるSW−1の状態を確認する(s141)。操作スイッチa151の前段操作であるSW−1がONされると(s141)、位相差検出方式による焦点調節を実行する。
演算手段を兼ねたカメラCPU150は、焦点検出装置106で得られるAF像信号を読み出し(s142)、撮影レンズ200の焦点状態を演算する(s143)。撮影レンズ200が合焦状態でなければ(s144)、カメラCPU150はレンズCPU250にレンズ駆動信号を送信して、フォーカスレンズ移動回路251を介してフォーカスレンズを所定量移動する(s145)。引き続き操作スイッチa151の前段操作であるSW−1がON状態であると(s141)、カメラCPU150は再度焦点検出装置106で得られるAF像信号を読み出し(s142)、撮影レンズ200の焦点状態を演算する(s143)。
撮影レンズ200が合焦状態であれば(s144)、カメラCPU150は操作スイッチa151の後段操作であるSW−2の状態を確認する(s146)。操作スイッチa151の後段操作であるSW−2がOFFの状態であれば(s146)、引き続き操作スイッチa151の前段操作であるSW−1の状態を確認する(s141)。
一方、シャッターレリーズを許可する操作スイッチa151の後段操作であるSW−2がONされていれば(s146)、カメラCPU150は跳ね上げミラー101を撮影光路から退避するとともに、フォーカルプレーンシャッター107を開放状態にして、撮像素子108での撮影が可能な状態に設定する(s147)。さらに、撮像素子制御回路153により撮像素子108による撮像が実行される(s148)。
撮像素子108での蓄積が終了すると、カメラCPU150はフォーカルプレーンシャッター107を閉じて、跳ね上げミラー101を撮影光路に進入させて、撮影者がファインダー光学系を介して被写体を観察可能な状態に設定する(s149)。
さらに、撮像素子制御回路153は撮像素子108から撮影画像を読み出し、画像処理回路154にて画像処理を行った撮影画像を液晶表示素子制御回路155を介して液晶表示素子109に表示する(s150)。さらに、カメラ100が画像を記録するモードに設定されていれば、メモリ回路157に画像を記録する(s151)。
位相差検出方式の焦点調節を終了すると(s152)、図3aに示したカメラ動作のフローチャートのメインルーチンに復帰する。
CPU20は不図示の電源の状態を確認し、電源がOFF状態であれば(s102)、カメラ動作を停止する(s103)。
本実施例ではコントラスト検出方式の焦点調節動作を行う場合、フォーカスレンズの移動に伴う像面移動量は一定となるように構成しているため、不図示のフォーカスレンズ移動機構のモータ制御を容易にしている。
本実施例では、動画モード時コントラスト検出方式の焦点調節動作を行う場合、撮影レンズ200の絞り値によってフォーカスレンズの階段状の移動の周期と撮像素子の第2の移動動作の移動速度を決定したが、コントラスト評価値の変化量等に基づいて移動周期と移動速度を決定することも有効である。
また本実施例では、コントラスト検出方式の焦点調節動作を行う場合、合焦後も撮像素子108を移動させ続ける例を示したが、合焦状態が続いた場合は撮像素子108の移動を停止させるのが好ましい。
100 カメラ
101 跳ね上げミラー
102 ピント板
103 ペンタダハプリズム
104 接眼レンズ
105 サブミラー
106 焦点検出装置
107 フォーカルプレーンシャッター
108 撮像素子
109 液晶表示素子
200 撮影レンズ

Claims (5)

  1. 被写体を撮影する撮影光学系と該撮影光学系の予定結像面に配設される撮像素子と該撮像素子を前記撮影光学系の光軸方向に移動する撮像素子移動手段と前記撮影光学系を構成するフォーカスレンズを動かすフォーカスレンズ移動手段と制御手段とから構成されたカメラにおいて、
    前記撮像素子移動手段は撮像素子を第1の周期で光軸方向の基準位置に対して被写体方向及びそれと反対の方向とに交互に移動する第1の移動動作と第1の周期より長い第2の周期で基準位置に対して光軸方向の所定方向に所定速度で移動し反転して基準位置に復帰する第2の移動動作との合成移動を行い、前記フォーカスレンズ移動手段はフォーカスレンズを前記第2の周期で階段状に移動を行い、前記制御手段は撮像素子移動手段による撮像素子の第2の移動動作の周期とフォーカスレンズ移動手段によるフォーカスレンズの階段状の移動の周期を同期させることを特徴とするカメラ。
  2. 前記撮像素子移動手段による前記撮像素子の基準位置からの最大移動量は、前記フォーカスレンズ移動手段によるフォーカスレンズの階段状の像面移動量と一致することを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 前記制御手段は、撮像素子移動手段による撮像素子の第1の移動動作と第2の移動動作とを同期させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカメラ。
  4. 前記制御手段は、撮影光学系の絞り値の応じて、撮像素子移動手段による撮像素子の第2の移動動作の移動速度、及びフォーカスレンズ移動手段によるフォーカスレンズの移動周期を変更することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のカメラ。
  5. 前記撮影光学系の合焦状態を判定する演算手段を有し、制御手段は演算手段の出力に基づいてフォーカスレンズ移動手段及び撮像素子移動手段を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104052921A (zh) * 2013-03-14 2014-09-17 奥林巴斯株式会社 焦点调节装置以及焦点调节方法

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