JP2012116829A - 一或いは多種の食用色素或いは化粧品色素を含むヘアカラーリング剤 - Google Patents
一或いは多種の食用色素或いは化粧品色素を含むヘアカラーリング剤 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】天然色素、合成色素、化粧品色素を使用し製造したヘアカラーリング剤とこれを使用した毛染め方法で、ヘアカラーリング剤は皮膚と頭髮の角質タンパクに類似した構造で、毛髮及び皮膚のカラーリングに応用可能で、ヘアカラーリング剤はヘアカラーリングクリーム、ヘアカラーリング乳液、ヘアカラーリングペースト、ヘアカラーリングジェル、ヘアカラーリングスターチ、ヘアカラーリングシャンプー、ムースタイプヘアカラーリング剤、スプレータイプヘアカラーリング剤に製造でき、パーマ剤と結合後は、ヘアカラーとパーマ一を完成させられるヘアカラー・パーマ一体型製品に製造でき、ヘアカラーリング剤は異なる毛染め方法により、毛髮に浸透させ、ヘアカラーリングの目的を達成し、色素が進入する深度に基づき、永久的、半永久的及び一時的ヘアカラーリング剤等に製造できる。
【選択図】なし
Description
(1)金属性永久的ヘアカラーリング剤:金属塩原料により染色するもの。その染色は主に毛幹の表面に堆積する。比較的暗く淡い金属的な色彩を持ち、頭髮を脆く、パーマの効率を低くしてしまう。
(2)植物性永久的ヘアカラーリング剤:現在永久的植物性ヘアカラーリング剤は、およそ以下の2種に分けられる
(I)色素吸着型:植物性染料と陽イオン表面活性剤の錯体が微小な顆粒となり、頭髮表面を覆う。もう一つの方法は、数種の植物性染料を混合し違った色とし、染料分子は単なる吸着方式によりキューティクルと作用するため、一般的には一時的或いは半永久型ヘアカラーリング剤に分類される。
(II)金属イオン錯体型:植物中の活性成分(ヘマトキシリン或いはタンニン酸など)と金属イオンが形成する有色錯体物を、頭髮の毛皮質層に浸透させる。染料分子が頭髮毛皮質に進入できるため、一般的には永久的ヘアカラーリング剤に分類される。このタイプの物質は主に、ポリフェノールとタンニン酸を豊富に含む植物である。ポリフェノールはヘマトキシリンを代表とし、タンニン酸は五倍子、丁香、石榴皮等を代表とする。
本発明は、従来のヘアカラーリング剤の上記した欠点に鑑みてなされたものである。
一或いは多種の食用色素或いは化粧品色素を含むヘアカラーリング剤は、天然色素(食用及び化粧品用途)、合成色素(食用及び化粧品用途)、化粧品色素を主として使用し製造したヘアカラーリング剤及びこれを使用した毛染め方法で、該ヘアカラーリング剤は皮膚と頭髮の角質タンパクに類似した構造で、毛髮及び皮膚のカラーリングに応用可能で、該ヘアカラーリング剤は、ヘアカラーリングクリーム、ヘアカラーリング乳液、ヘアカラーリングペースト、ヘアカラーリングジェル、ヘアカラーリングスターチ、ヘアカラーリングシャンプー、ムースタイプヘアカラーリング剤、スプレータイプヘアカラーリング剤等に製造することができ、パーマ剤と結合後は、ヘアカラーとパーマ一を一度に完成させられるヘアカラー・パーマ一体型製品に製造でき、該ヘアカラーリング剤は、異なる毛染め方法により、天然色素(食用及び化粧品用途)、合成色素(食用及び化粧品用途)、化粧品色素を、毛髮に浸透させ、ヘアカラーリングの目的を達成し、色素が頭髮構造に進入する深度に基づき、永久的ヘアカラーリング剤、半永久的ヘアカラーリング剤及び一時的ヘアカラーリング剤等に製造することができ、
該毛染め方法包括金属媒染法、ジスルフィド結合還原法、酸素法、イオン結合法、吸着法を含み、
本発明に示す色素は、天然色素(食用及び化粧品用途)、合成色素(食用及び化粧品用途)、化粧品色素を含み、その詳細なリストは、表4、表5、表6に示し、天然色素と食用色素は、食用可能な色素に属するため、安全性の面で不安がなく、化粧品色素は、食用はできないが、それは化粧品に応用される色彩添加剤であるため、皮膚と毛髮の染色への使用において、安全性の面で、現在ヘアカラーリング剤中に応用されている有機染料より優れており、
本発明中で示す色素は、赤、黄、青、ピンク、緑、イエローオレンジ、オレンジ、紫、黒、白(表4、表5、表6を参照)等の主要な色をほとんど含み、ヘアカラーリング時には、単一の色素を使用し、その毛染め方法を組合わせてヘアカラーリングを行うことができ、また異なる単一の色素を異なる割合で混合後に、その毛染め方法を組み合わせてヘアカラーリングを行うことができ、赤、黄、青の色の三原色を異なる割合で混合後に得られる任意の色に、その毛染め方法を組合わせてヘアカラーリングを行うことができ、
染料色を形成する方法は、顔料混合した原理に類似し、ヘアカラーリング前に異なる色の染料を混合して得ることができ、任意の色のヘアカラーリング剤製品を生産する時には、予め設計された異なる色素比率により、混合を行い製造し、よって、本発明中で示すヘアカラーリング剤の色は、あらゆる色を含み、しかもヘアカラーリング前に調製して得ることができ、またヘアカラーリング剤の製造時に、調製して得ることができ、それには一切の制限はない。
本発明中のヘアカラーリング剤は、金属媒染法を主とするヘアカラーリング剤が40分を費やす必要がある以外、他の毛染め方法は、20-30分以内で、ヘアカラーリングを完成することができる。すなわち、この点でも、既に化学ヘアカラーリング剤と相当であることが分かる。
(1)安全性が高い天然色素(食用及び化粧品用途)、合成色素(食用及び化粧品用途)、化粧品色素により、遺伝毒性、発ガン性、過敏性を持つ化学ヘアカラーリング剤に取って代われ、化学ヘアカラーリング剤と同等の永久的ヘアカラーリング剤標準を達成することができる。
(2)安全性が高い天然色素(食用及び化粧品用途)、合成色素(食用及び化粧品用途)、化粧品色素により、現在市場で使用されている半永久的、及び一時的ヘアカラーリング剤の染料に取って代われ、相同のヘアカラーリング剤標準を達成することができる。
(3)ヘアカラーリング剤色は、顔料混合に類似の方式を利用し調合を行い、あらゆる必要とするヘアカラーリング剤色調を得ることができ、さらに所定の毛染め方法によりヘアカラーリングを行うことで、利便性と創造性を備える。
(4)本発明中のあらゆる毛染め方法及びそれに使用する色素はみな、人体と髮質への安全性を主要な考察項目としているため、安全性が高く、しかも髮質を傷めることがない。
(5)ヘアカラーリングは、20-30分以内で完成(金属媒染法は40分必要)でき、これに使用する色素の種類、カラーリング剤配合、毛染め方法の選択はみな、永久的、半永久的、一時的ヘアカラーリング剤の目標を簡単に達成することができる。
(6)剤型の要求に基づき、本発明の天然色素(食用及び化粧品用途)、合成色素(食用及び化粧品用途)、化粧品色素はみな、ヘアカラーリングクリーム、ヘアカラーリング乳液、ヘアカラーリングペースト、ヘアカラーリングジェル、ヘアカラーリングスターチ、ヘアカラーリングシャンプー、ムースタイプヘアカラーリング剤、スプレータイプヘアカラーリング剤、カラー・パーマ一体型等製品に製造することができる。
以下に、詳述する。
本発明に開示する天然色素(食用及び化粧品用途)、合成色素(食用及び化粧品用途)、化粧品色素は、食用可能な天然色素、食用可能な合成色素及び化粧品色素を含む。食用天然色素の実施例は表4に示し、食用合成色素の実施例は表5に示し、化粧品色素の実施例は、表6に示す。各国の色素名称と食用色素及び化粧品色素に対する規範には、いくらかの差異があるため、本発明は国際的に慣用されている染料索引(C.I. Number;Color Index Number)を用い、統一表示方式とした。染料索引内にリストアップされていない色素については、CAS Numberを表示方式とし、或いは直接、その色素名称を表示した。
(1)酸素法
本発明中の酸素法の毛染め方法は、化学ヘアカラーリング剤のヘアカラーリング方式に類似している。製品中には、色素を主とするカラーリング剤クリーム状物第一剤、過酸化水素水或いは過酸化物を主とするクリーム状物第二剤、アルカリ剤を主とするクリーム状物第三剤をそれぞれ含み、アルカリ剤は、色素クリーム状物中にも含まれる。そのヘアカラーリングステップは、以下に示す。
1.色素染料クリーム状物、過酸化水素水或いは過酸化物クリーム状物、アルカリ剤を、所定の比率で混合し、撹拌して調製する。
2.ヘアカラーリング刷毛により、頭髮1本1本に混合したカラーリング剤を均一に塗布後、20~30分おき、先ず、温水で頭髮上のカラーリング剤を洗い流し、次にシャンプーを使用して洗浄すれば、ヘアカラーリングの完成である。
本発明中の第一種ジスルフィド結合還原法の毛染め方法は、製品中にそれぞれ色素を主とするカラーリング剤クリーム状物第一剤、ジスルフィド結合還原剤を主とするクリーム状物第二剤を含む。本剤中には、アルカリ剤を加えても、加えなくともよく、ジスルフィド結合還原剤の性質に基づき、決定する。そのヘアカラーリングステップは、以下に示す。
1.ヘアカラーリング刷毛により、頭髪1本1本にジスルフィド結合還原剤クリーム状物を均一に塗布後、10分間おく。
おいておく間は、ドライヤー或いはスチーマーを利用し、頭髮を加熱しても良く、続いて温水で頭髮上のこのクリーム状物を洗い流す。
または、洗浄せずに、次のステップに進んでもよい。
2.ヘアカラーリング刷毛により、頭髪1本1本に色素染料クリーム状物を均一に塗布後、20分間おく。おいておく間に、ドライヤー或いはスチーマーを利用し、頭髮を加熱しても良く、続いて温水で頭髮上のこのクリーム状物を洗い流した後、次にシャンプーを使用して洗浄すれば、ヘアカラーリングの完成である。
1.ヘアカラーリング刷毛により、頭髪1本1本にこのヘアカラーリング剤のクリーム状物を均一に塗布後、そのまま20-30分間おく。おいておく間に、ドライヤー或いはスチーマーを利用し、頭髮を加熱してもよい。
2.続いて温水で頭髮上のこのクリーム状物を洗い流し、次にシャンプーを使用して洗浄すれば、ヘアカラーリングの完成である。
本発明中金属媒染法の毛染め方法の製品は、三剤型と二剤型に分けられる。三剤型製品の第一剤は、ジスルフィド結合還原剤クリーム状物で、本剤の作用は、ジスルフィド結合を切断し、キューティクルを開かせ、次の剤の色素分子が毛皮質層に進入し易くすることである。但し、もしヘアカラーリングしようとする頭髮が、黒髮或いは他の色の濃い頭髮であるなら、本剤は、一般的ないわゆる漂白剤(頭髮黒色素退色剤)に換えることができる。漂白剤の目的は、頭髮の黒色素を、先に淡化し、黄色からブラウンの髮色とすることである。漂白剤のもう一つの作用は、ジスルフィド結合を切断し、キューティクルを開かせることである。この2つの作用は、次の剤の金属イオンがスムーズに皮質層に進入するよう助けることができ、第二剤は、低毒性の金属イオンクリーム状物で、第三剤は、色素カラーリング剤クリーム状物である。ヘアカラーリング時には、第一剤、第二剤、第三剤クリーム状物を、順番に使用する。二剤型製品の第一剤は、金属イオンとジスルフィド結合還原剤の混合クリーム状物で、金属イオンとジスルフィド結合還原剤は、別々のクリーム状物とすることができる。この場合には、使用前に、この二剤のクリーム状物を混合し使用する。アルカリ剤は、ジスルフィド結合還原剤のタイプに応じて加え、ヘアカラーリング時には、第一剤、第二剤クリーム状物の順番に使用する。そのヘアカラーリングステップは、以下に示す。
1.先ず、ヘアカラーリング刷毛により、頭髪1本1本に第一剤(ジスルフィド結合還原剤クリーム状物)を均一に塗布後、10分間おく。おいておく間に、ドライヤー或いはスチーマーを利用し、頭髮を加熱しても良く、続いて温水で頭髮上のこのクリーム状物を洗い流す。または、洗浄せずに、次のステップに進んでもよい。もし、ヘアカラーリングしようとする頭髮が、黒髮或いは色の濃い頭髮であるなら、本剤を、6%の過酸化物に換え漂白剤(頭髮黒色素退色剤)を加える。漂白剤は30分間おき、終了後は真水で漂白剤を洗い流さなければならない。
2.ヘアカラーリング刷毛により、頭髪1本1本に第二剤(金属イオンクリーム状物)を均一に塗布後、15分間おく。おいておく間に、ドライヤー或いはスチーマーを利用し、頭髮を加熱しても良く、続いて温水で頭髮上のこのクリーム状物を洗い流す。
3.ヘアカラーリング刷毛により、頭髪1本1本に第三剤(色素カラーリング剤クリーム状物)を均一に塗布後、15分間おく。おいておく間に、ドライヤー或いはスチーマーを利用し、頭髮を加熱しても良く、続いて温水で頭髮上のこのクリーム状物を洗い流す。次にシャンプーを使用して洗浄すれば、ヘアカラーリングの完成である。
1.ヘアカラーリング刷毛により、頭髪1本1本に第一剤(金属イオンクリーム状物)を均一に塗布後、15分間おく。おいておく間に、ドライヤー或いはスチーマーを利用し、頭髮を加熱しても良く、続いて温水で頭髮上のこのクリーム状物を洗い流す。
2.ヘアカラーリング刷毛により、頭髪1本1本に第二剤(色素カラーリング剤クリーム状物)を均一に塗布後、15分間おく。おいておく間に、ドライヤー或いはスチーマーを利用し、頭髮を加熱しても良く、続いて温水で頭髮上のこのクリーム状物を洗い流す。次にシャンプーを使用して洗浄すれば、ヘアカラーリングの完成である。
本発明中イオン結合法の毛染め方法の製品は、一剤型である。その組成は、陰イオン或いは陽イオン色素を主とするカラーリング剤クリーム状物で、クリーム状物中には、頭髮膨張剤、浸透促進剤を加え、ヘアカラーリングの効果を高める。さらに、陰イオンを含む色素には、酸化剤を添加し、ヘアカラーリング効果を高めることができる。陽イオンを含む色素には、アルカリ剤を添加し、ヘアカラーリング効果を高めることができる。また、ドライヤー或いはスチーマーを利用し、頭髮を加熱する物理方式により、ヘアカラーリング効果を高めることができる。
この方式は、市販の半永久的ヘアカラーリング剤のヘアカラーリング方式と相同である。そのヘアカラーリングステップは、以下に示す。
1.ヘアカラーリング刷毛により、頭髪1本1本にカラーリング剤クリーム状物を均一に塗布後、そのまま20-30分間おく。おいておく間に、ドライヤー或いはスチーマーを利用し、頭髮を加熱してもよい。
2.続いて温水で頭髮上のクリーム状物を洗い流し、次にシャンプーを使用して洗浄すれば、ヘアカラーリングの完成である。
本発明中吸着型法の毛染め方法の製品は、一剤型色素を主とするカラーリング剤クリーム状物で、この方式は、市販の一時的ヘアカラーリング剤のヘアカラーリング方式と相同である。そのヘアカラーリングステップは、以下に示す。
1.ヘアカラーリング刷毛により、頭髪1本1本にカラーリング剤クリーム状物を均一に塗布する。
2.ドライヤーにより頭髮を乾燥させれば、ヘアカラーリングは完成である。
本発明中のこの種の毛染め方法に適用可能な色素は、あらゆる天然色素(食用及び化粧品用途)、合成色素(食用及び化粧品用途)、化粧品色素を含み、ヘアカラーリング剤タイプは、一時的ヘアカラーリング剤に属する。
一般の伝統的なパーマの過程は、二剤二ステップに分けられる。第一剤は、チオール酢酸或いはその塩類、及びエステル類或いは副シスチン等、この二類のジスルフィド結合還原剤を主要成分(ジスルフィド結合還原法中に使用するジスルフィド結合還原剤)とする。第二剤は、臭素酸塩類或いは過酸化水素水等、この二類のジスルフィド結合酸化剤を主要成分とする。
<1.加熱法:二剤型のカラー・パーマ一体型製品操作ステップ>
ステップ1:洗髮(濡れた状態で)
ステップ2:第一剤を塗る(20分間おく)
ステップ3:水ですすぐ
ステップ4:ロッドを巻く
ステップ5:加熱し形を固定させ乾かす(完全乾燥)
ステップ6:第二剤を塗る(20分間おく)
ステップ7:ロッドを外す
ステップ8:洗い流す
<2.つけ巻き法:二剤型のカラー・パーマ一体型製品操作ステップ>
ステップ1:洗髮(濡れた状態で)
ステップ2:第一剤を塗る(20分間おく)
ステップ3:ロッドを巻く
ステップ4:加熱し形を固定させ乾かす(完全乾燥)
ステップ5:第二剤を塗る(20分間おく)
ステップ6:ロッドを外す
ステップ7:洗い流す
<3.コールドパーマ法:二剤型のカラー・パーマ一体型製品操作ステップ>
ステップ1:洗髮(濡れた状態で)
ステップ2:第一剤を塗る(20分間おく)
ステップ3:水ですすぐ
ステップ4:ロッドを巻く
ステップ5:第二剤を塗る(20分間おく)
ステップ6:ロッドを外す
ステップ7:洗い流す
<4.加熱法:三剤型のカラー・パーマ一体型製品操作ステップ>
ステップ1:洗髮(濡れた状態で)
ステップ2:第一剤を塗る(10分間おく)
ステップ3:第二剤を塗る(20分間おく)
ステップ4:水ですすぐ
ステップ5:ロッドを巻く
ステップ6:加熱し形を固定させ乾かす(完全乾燥)
ステップ7:第三剤を塗る(10分間おく)
ステップ8:ロッドを外す
ステップ9:洗い流す
<5.つけ巻き法:三剤型のカラー・パーマ一体型製品操作ステップ>
ステップ1:洗髮(濡れた状態で)
ステップ2:第一剤を塗る(10分間おく)
ステップ3:第二剤を塗る(20分間おく)
ステップ4:ロッドを巻く
ステップ5:加熱し形を固定させ乾かす(完全乾燥)
ステップ6:第二剤を塗る(10分間おく)
ステップ7:ロッドを外す
ステップ8:洗い流す
<6.コールドパーマ法:三剤型のカラー・パーマ一体型製品操作ステップ>
ステップ1:洗髮(濡れた状態で)
ステップ2:第一剤を塗る(10分間おく)
ステップ3:第二剤を塗る(20分間おく)
ステップ4:水ですすぐ
ステップ5:ロッドを巻く
ステップ6:第二剤を塗る(10分間おく)
ステップ7:ロッドを外す
ステップ8:洗い流す
本発明中に開示する色素カラーリング剤は、赤、黄、青、ピンク、緑、イエローオレンジ、オレンジ、紫、黒、白等各種主要色を備える。必要とする任意の種類のカラーリング剤色は、絵画顔料の混色原理を利用し、調製する。本発明は、単一色の食用色素カラーリング剤である台湾食用黄色四号(FD&C Yellow No.
5)、台湾食用赤色六号(Acid Red 18)、台湾食用赤色七号(FD&C Red No.3)、台湾食用青色一号(FD&C Blue No.1)、台湾食用黄色五号(FD&C Yellow No.6)の5種を実施例として利用する。これにより、合計106種色のカラーリング剤を調製し、厳格な酸素法ヘアカラーリング実験を行い、黒色頭髮における染色効果を確認した。実験結果は、染料混色の調製方式により調製に成功した色素は、黒色頭髮を染めることができると示している。しかも、30回のシャンプーによる耐洗浄性と持久性に関する厳格な試験を経て、永久的ヘアカラーリング剤に属することが実証された。カラーリング剤混合調製の結果は、表9に示す。
本発明に掲示する色素ヘアカラーリング剤中において、アントシアニンを主要色素成分として含む天然色素などのある種の天然食用色素は、pH値の改変に従い変色する色素成分を備える。アントシアニンは、pH指示剤に類似した変色効果を備え、その色は、pHの変化に従い変化する。pHが、1から徐々に13まで上がると、その色は、赤色、青赤色、紫色、青色、緑色に変わり、最後には黄色となる。よって、この特性を利用し、変色するヘアカラーリング剤を開発することができる。表10には、変色する天然色素をリストアップする。
本発明で示すpH値に従いその色を変える天然色素分子単体は、アントシアニン(Anthocyanin)、カーマイン酸(Carminic acid)、ベタニン(Betanin)、ブルガキサンチン(Vulgaxanthin)、サンタリン(Santalin)、ビキシン(Bixin)、ノルビキシン(Norbixin)等、及びこの色素分子を備える植物色素及び抽出物である。内、変色ヘアカラーリング剤は、単一の色素カラーリング剤により構成することができ、また任意の比率で色素を混合して調製するカラーリング剤色により構成することができる。ヘアカラーリング時には、異なる毛染め方法に基づき毛染めを行った後、異なるpH値の緩衝溶液を、頭髮上にスプレーし、ドライヤーにより頭髮を乾燥させれば、頭髮の色を変えることができる。上記において、未記載のpH値に従い変色する天然色素はすべて、本発明の範疇に含むもので、色素クリーム状物中の色素重量パーセント含有量は、1%から10%で、好ましい含有量は、2%から5%である。
(1)酸素法永久的ヘアカラーリング剤製品の最適化条件
このヘアカラーリング剤は、三剤型と二剤型製品に分けられる。三剤型製品では、第一剤は色素カラーリング剤クリーム状物、第二剤は過酸化水素水或いは過酸化物クリーム状物、第三剤はアルカリ剤クリーム状物或いは粉末である。二剤型製品では、第一剤は、色素とアルカリ剤を混合したもので、第二剤は過酸化水素水或いは過酸化物クリーム状物で、使用時には、すべてのクリーム状物を混合して使用する。色素の由来は、天然色素(食用及び化粧品用途)、合成色素(食用及び化粧品用途)、化粧品色素を含む。色素クリーム状物中の色素重量パーセント含有量は、1%から10%で、好ましい含有量は、2%から5%である。過酸化水素水、過酸化物或いはその組合せ物クリーム状物中の重量パーセント含有量は、3%から12%で、好ましい含有量は、3%から6%である。アルカリ剤クリーム状物或いは粉末の使用量は、製品クリーム状物のpH値を7.5-8.5の間に調整するものとする。実際の使用量は、アルカリ剤の性質に応じて決め、アルカリ剤は、有機アルカリ或いは無機アルカリである。有機アルカリの実施例は、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、2-アミノ-2-メチル-1,3-プロピレングリコール、2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール及び2-アミノ-2-ヒドロキシメチル-1,3-プロピレングリコールなどのアルカノールアミン、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム及び炭酸水素カルシウムなどの無機塩、及び塩酸グアニジン、硫酸グアニジン、硝酸グアニジン、りん酸グアニジン、硫リン酸グアニジン、硼酸グアニジン、スルファミン酸グアニジン、及び有機酸のグアニジングアニジンを含む。本発明のヘアカラーリング剤は、水剤、乳液、クリーム、ペースト、ジェル、スターチ剤、ムースタイプ、スプレータイプ、シャンプーの製剤型式に調製することができる。
このヘアカラーリング剤は、二剤型と一剤型製品に分けられる。二剤型製品の第一剤は、ジスルフィド結合還原剤クリーム状物で、第二剤は、色素カラーリング剤クリーム状物である。
ヘアカラーリング時には、第一剤と第二剤クリーム状物を順番に使用し、或いはこの二剤クリーム状物をそのまま混合後に使用する。アルカリ剤を加える必要があるなら、アルカリ剤は、ジスルフィド結合還原剤クリーム状物と一緒にし、使用時にはそのまま使用すればよい。一剤型製品は、ジスルフィド結合還原剤、色素、アルカリ剤を一体に含むクリーム状物で、使用時にはそのまま使用すればよい。
本発明のヘアカラーリング剤は、水剤、乳液、クリーム、ペースト、ジェル、スターチ剤、ムースタイプ、スプレータイプ、シャンプーの製剤型式に調製することができる。
このヘアカラーリング剤は、三剤型と二剤型製品に分けられる。三剤型製品の第一剤は、ジスルフィド結合還原剤クリーム状物で、本剤の作用は、ジスルフィド結合を切断し、キューティクルを開かせ、次の剤の色素分子が毛皮質層に進入し易くすることである。但し、ヘアカラーリングしようとする頭髮が、黒髮或いは他の色の濃い頭髮であるなら、本剤は、一般的ないわゆる漂白剤(頭髮黒色素退色剤)に換えることができる。漂白剤の目的は、頭髮の黒色素を、先に淡化し、黄色からブラウンの髮色とすることである。漂白剤のもう一つの作用は、ジスルフィド結合を切断し、キューティクルを開かせることである。この2つの作用は、次の剤の金属イオンがスムーズに皮質層に進入するよう助けるものである。第二剤は、低毒性の金属イオンクリーム状物で、第三剤は、色素カラーリング剤クリーム状物で、ヘアカラーリング時には、第一剤、第二剤、第三剤クリーム状物を、順番に使用する。二剤型製品の第一剤は、金属イオンとジスルフィド結合還原剤の混合クリーム状物で、金属イオンとジスルフィド結合還原剤は、別々のクリーム状物とすることができる。この場合には、使用前に、この二剤のクリーム状物を混合し使用する。アルカリ剤は、ジスルフィド結合還原剤のタイプに応じて加え、第二剤は、色素カラーリング剤クリーム状物である。ヘアカラーリング時には、第一剤、第二剤クリーム状物を順番に使用する。
このヘアカラーリング剤は、一剤型製品だけで、主に、陰イオン或いは陽イオン色素を含む。別に、クリーム状物中には、頭髮膨張剤、浸透促進剤を含み、さらに、陰イオンを含む色素には、酸化剤を添加し、ヘアカラーリング効果を高め、陽イオンを含む色素には、アルカリ剤を添加し、ヘアカラーリング効果を高めることができる。また、ドライヤー或いはスチーマーを利用し、頭髮を加熱する物理方式により、ヘアカラーリング効果を高めることができる。ヘアカラーリング時には、そのまま使用すればよい。色素由来包含陰イオン或いは陽イオンを備える天然色素(食用及び化粧品用途)、合成色素(食用及び化粧品用途)、化粧品色素。
このヘアカラーリング剤は、一剤型製品だけで、主に色素を含むクリーム状物で、ヘアカラーリング時には、そのまま使用すればよい。色素の由来は、天然色素(食用及び化粧品用途)、合成色素(食用及び化粧品用途)、化粧品色素を含む。色素クリーム状物中の色素重量パーセント含有量は、1%から10%で、好ましい含有量は、2%から5%である。本発明のヘアカラーリング剤は、水剤、乳液、クリーム、ペースト、ジェル、スターチ剤、ムースタイプ、スプレータイプ、シャンプーの製剤型式に調製することができる。
、エステル、アミド、保湿剤成分、漢方薬等植物抽出物、陽イオン性、陰イオン性、非イオン性等水溶性高分子及び重合物、粘性/ジェル増粘剤、低炭素アルコール溶剤、ビタミン、アミノ酸、金属イオン封鎖剤、防腐剤、殺菌剤、pH調整剤、浸透剤、紫外線吸收剤、抗酸化剤、着色剤、香料等である。
<一、酸素法永久的ヘアカラーリング剤製品の実施例>
(1)ヘアカラーリング剤組成
第一剤組成:食用色素クリーム状物
第二剤組成:6%過酸化物
第三剤組成:モノエタノールアミンと過硫酸カリウム
(2)カラーリング剤クリーム状物
黄色102号(FD&C Yellow No.5)、イエロー103号(FD&C Yellow No.6)、赤色104号(Acid Red 18)、マゼンタ105号(FD&C Red No.3)、青色106号(FD&C Blue No.1)の5種。
毛染め方法及びステップ(I):第二剤と第三剤を所定の比率で混合し、撹拌して調製する。ヘアカラーリング刷毛により、頭髪1本1本に上記の混合したカラーリング剤を均一に塗布し、20分間おいた後、温水で頭髮上のカラーリング剤を洗い流し、続いてヘアカラーリング刷毛により、頭髪1本1本に第一剤を均一に塗り、20分間おいた後、次にシャンプーを使用して洗浄すれば、ヘアカラーリングの完成である。
毛染め方法及びステップ(II):第一剤、第二剤、第三剤を所定の比率で混合し、撹拌して調製する。ヘアカラーリング刷毛により、頭髮1本1本に混合したカラーリング剤を均一に塗布後、20~30分おき、先ず、温水で頭髮上のカラーリング剤を洗い流し、次にシャンプーを使用して洗浄すれば、ヘアカラーリングの完成である。
毛染め方法及びステップ(III):第二剤と第三剤を所定の比率で混合し、撹拌して調製する。ヘアカラーリング刷毛により、頭髪1本1本に上記の混合したカラーリング剤を均一に塗布し、10分間おいた後、洗浄せず、直接ヘアカラーリング刷毛により、頭髪1本1本に第一剤を均一に塗り、20分間おいた後、次にシャンプーを使用して洗浄すれば、ヘアカラーリングの完成である。
(4)頭髮テスト:白髮及び黒髮
(5)ヘアカラーリング剤クリーム状物配合:表11に示す。
テストの頭髪は、それぞれ白色頭髮と黒色頭髮である。
ヘアカラーリング完成後は、市販のシャンプーにより上記頭髪を30回洗浄した。
次に、ドライヤーにより頭髮を乾燥させた。
以下の標準に基づき、目視方法により、該頭髪の染めた後の色、可染性、色滞留性を評価した。
評価方法は、表12に示し、最終評価結果は、表13に示す。
(1)ヘアカラーリング剤組成:食用色素クリーム状物、ジスルフィド結合還原剤、アルカリ剤。
(2)カラーリング剤:黄色102号(FD&C Yellow No.5)、イエロー103号(FD&C Yellow No.6)、赤色104号(Acid Red 18)、マゼンタ105号(FD&C Red No.3)、青色106号(FD&C Blue No.1)等5種。
(3)毛染め方法及びステップ:ヘアカラーリング刷毛により、頭髪1本1本にヘアカラーリング剤クリーム状物を均一に塗布後、20分間おく。もし、ヘアカラーリングしようとする頭髮が、黒髮或いは色の濃い頭髮であるなら、先ず6%の過酸化物に漂白剤を加え、頭髮の黒色素を黄色或いはブラウンになるまで退色させ(漂白剤は30分間おく)、終了後は真水で漂白剤を洗い流さなければならない。次に、ヘアカラーリング刷毛により、頭髪1本1本にヘアカラーリング剤クリーム状物を均一に塗布後、20分間おく。おいておく間に、ドライヤー或いはスチーマーを利用し、頭髮を加熱しても良く、続いて温水で頭髮上のこのクリーム状物を洗い流した後、次にシャンプーを使用して洗浄すれば、ヘアカラーリングの完成である。
(4)頭髮テスト:白髮
(5)ヘアカラーリング剤クリーム状物配合:表14に示す。
評価方法は表12に示し、最終評価結果は表15に示す。
(1)ヘアカラーリング剤組成
第一剤組成:白髮テスト時の本剤はジスルフィド結合還原剤で、黒髮テスト時の本剤は6%過酸化物に漂白剤を加える。
第二剤組成:金属イオンクリーム状物で、実施例は、硫酸鉄、塩化マグネシウム、塩化鉄である。
第三剤組成:食用色素クリーム状物。
(2)カラーリング剤:黄色102号(FD&C Yellow No.5)、イエロー103号(FD&C Yellow No.6)、赤色104号(Acid Red 18)、マゼンタ105号(FD&C Red No.3)、青色106号(FD&C Blue No.1)等5種。
1.先ず、ヘアカラーリング刷毛により、頭髪1本1本に第一剤(ジスルフィド結合還原剤クリーム状物)を均一に塗布後、10分間おく。黒髮テストなら、おいておく間に、ドライヤー或いはスチーマーを利用し、頭髮を加熱しても良く、続いて温水で頭髮上のこのクリーム状物を洗い流す。または、洗浄せずに、次のステップに進んでもよい。もし、ヘアカラーリングしようとする頭髮が、黒髮或いは色の濃い頭髮であるなら、本剤を、6%の過酸化物に換え漂白剤を加え、漂白剤は30分間おき、終了後は真水で漂白剤を洗い流さなければならない。
2.ヘアカラーリング刷毛により、頭髪1本1本に二剤(金属イオンクリーム状物)を均一に塗布後、15分間おく。おいておく間に、ドライヤー或いはスチーマーを利用し、頭髮を加熱しても良く、続いて温水で頭髮上のこのクリーム状物を洗い流す。
3.ヘアカラーリング刷毛により、頭髪1本1本に第三剤(色素カラーリング剤クリーム状物)を均一に塗布後、15分間おく。おいておく間に、ドライヤー或いはスチーマーを利用し、頭髮を加熱しても良く、続いて温水で頭髮上のこのクリーム状物を洗い流す。次にシャンプーを使用して洗浄すれば、ヘアカラーリングの完成である。
(4)頭髮テスト:白髮及び黒髮。
(5)ヘアカラーリング剤クリーム状物配合:表16に示す。
(1)ヘアカラーリング剤組成:陰イオン食用色素、頭髮膨張剤、浸透促進剤、酸化剤。
(2)カラーリング剤:黄色102号(FD&C Yellow No.5)、イエロー103号(FD&C Yellow No.6)、赤色104号(Acid Red 18)、マゼンタ105号(FD&C Red No.3)、青色106号(FD&C Blue No.1)等5種。
(3)毛染め方法及びステップ:ヘアカラーリング刷毛により、頭髪1本1本にヘアカラーリング剤クリーム状物を均一に塗布後、20分間おく。もし、ヘアカラーリングしようとする頭髮が、黒髮或いは色の濃い頭髮であるなら、先ず6%の過酸化物に漂白剤を加え、頭髮の黒色素を黄色或いはブラウンになるまで退色させ(漂白剤は30分間おく)、終了後は真水で漂白剤を洗い流さなければならない。次に、ヘアカラーリング刷毛により、頭髪1本1本にヘアカラーリング剤クリーム状物を均一に塗布後、20分間おく。おいておく間に、ドライヤー或いはスチーマーを利用し、頭髮を加熱しても良く、続いて温水で頭髮上のこのクリーム状物を洗い流した後、次にシャンプーを使用して洗浄すれば、ヘアカラーリングの完成である。
(4)頭髮テスト:白髮
(5)ヘアカラーリング剤クリーム状物配合:表18に示す。
(1)ヘアカラーリング剤組成:酸素法、ジスルフィド結合還原法、金属媒染法の組成に基づき、調製する。
(2)カラーリング剤:5種の基礎色である黄色102号(FD&C Yellow No.5)、イエロー103号(FD&C Yellow No.6)、赤色104号(Acid Red 18)、マゼンタ105号(FD&C Red No.3)、青色106号(FD&C Blue No.1)を、表20に示す所定の比率で混合する。
(3)毛染め方法及びステップ:酸素法、ジスルフィド結合還原法、金属媒染法のヘアカラーリングステップに基づき、それぞれヘアカラーリングを行う。
(4)頭髮テスト:白髮及び黒髮。
(1)二剤型ヘアカラー・パーマ一体型製品組成
第一剤:食用色素クリーム状物、ジスルフィド結合還原剤、アルカリ剤
第二剤:ジスルフィド結合酸化剤(6%過酸化物)
(2)カラーリング剤:マゼンタ105号(FD&C Red No.3)、或いは黒色カラーリング剤
該黒色カラーリング剤の調製方法:黄色102号(FD&C Yellow No.5)、イエロー103号(FD&C Yellow No. 6)、赤色104号(Acid Red 18)、青色106号(FD&C Blue No.1)を4:2:4:2の比率で調製する。
(3)カラー、パーマ方法及びステップ:加熱法、つけ巻き法、コールドパーマ法の3種の方法を使用してテストを行う。
操作ステップは表22に示す。
(4)頭髮テスト:白髮及び黒髮。
(5)クリーム状物配合:表23と23−1に示す。
(6)テスト効果:表23−2と23-3に示す。
(1)ムースヘアカラーリング剤の組成
(I)一剤型:食用色素クリーム状物、発泡剤、アルカリ剤。
(II)二剤型の第一剤:食用色素クリーム状物、発泡剤、アルカリ剤。
第二剤:6%過酸化物。
(2)操作ステップ
(I)一剤型操作ステップ:カラーリング剤クリーム状物を瓶に入れ、瓶を30秒揺らし、手袋をはめ、ムースを頭髪に塗布し、ムースを頭髪上に30分間おく。もし、ヘアカラーリングしようとする頭髮が、黒髮或いは色の濃い頭髮であるなら、先ず6%の過酸化物に漂白剤を加え、頭髮の黒色素を黄色或いはブラウンになるまで退色させ(漂白剤は30分間おく)、終了後は真水で漂白剤を洗い流さなければならない。手袋をはめ、カラーリング剤ムースを頭髮に塗布し、ムースを頭髪上に30分間おく。続いて温水で頭髮上のこのクリーム状物を洗い流した後、次にシャンプーを使用して洗浄すれば、ヘアカラーリングの完成である。
(II)二剤型操作ステップ:瓶1のカラーリング剤クリーム状物を瓶2中に入れ、瓶を30秒揺らし、手袋をはめ、ムースを頭髪に塗布し、ムースを頭髪上に30分間おく。続いて温水で頭髮上のこのクリーム状物を洗い流した後、次にシャンプーを使用して洗浄すれば、ヘアカラーリングの完成である。
(3)クリーム状物配合:表24に示す。
(1)ヘアカラーリングシャンプーの組成
第一剤:食用色素、陰イオン界面活性剤、抗酸化剤、アルカリ剤。
第二剤:6%過酸化物。
(2)操作ステップ:先ず、水で頭髮を湿らせる。続いて、第一剤と第二剤を手の上で混合する。洗髮の方式で、上記したクリーム状物を用い、頭髮上で洗髮を行い、続いて温水で頭髮上のシャンプーを洗い流せば、ヘアカラーリングは完成である。
(3)クリーム状物配合:表25に示す。
(1)ヘアカラーリング剤組成:酸素法、ジスルフィド結合還原法、金属媒染法の組成に基づき、調製する。
(2)使用色素:ブドウ果皮色素(変色範囲:赤色から紫色)、カーマイン色素(変色範囲:赤色からオレンジ色)、アナトーオレンジ色素(変色範囲:黄色からタンジェリン)。
(3)毛染め方法及びステップ:酸素法、ジスルフィド結合還原法、金属媒染法のヘアカラーリングステップに基づき、それぞれヘアカラーリングを行う。
(4)頭髮テスト:白髮。
(5)pH緩衝溶液:pH = 2.0、pH = 4.0、pH = 7.0、pH
= 9.0。
続いて、異なるpH緩衝溶液を、ヘアカラーリング後の頭髪にスプレーし、次に、ドライヤーにより頭髮を乾燥させた。目視方法により、頭髪の染めた後の色を評価し、最終評価結果は表26に示す。
(1)ヘアカラーリング剤組成
第一剤組成:化粧品色素クリーム状物
第二剤組成:6%過酸化物
第三剤組成:モノエタノールアミンと過硫酸カリウム
(2)カラーリング剤クリーム状物:D&C 黄色10号(D&C Yellow No.10)、外用D&C オレンジ色3号(Ext.D&C Orange No.3)、FD&C 赤色4号(FD&C Red No.4)、D&C 青色6号(D&C Blue No.6)の4種の化粧品色素を、添加比率1:1:1:2で混色後に得られる色は青緑色で、そのPanton色番号は5467Cである。
毛染め方法及びステップ(I):第二剤と第三剤を所定の比率で混合し、撹拌して調製する。ヘアカラーリング刷毛により、頭髪1本1本に上記の混合したカラーリング剤を均一に塗布し、20分間おいた後、温水で頭髮上のカラーリング剤を洗い流し、続いてヘアカラーリング刷毛により、頭髪1本1本に第一剤を均一に塗り、20分間おいた後、次にシャンプーを使用して洗浄すれば、ヘアカラーリングの完成である。
毛染め方法及びステップ(II):第一剤、第二剤、第三剤を所定の比率で混合し、撹拌して調製する。ヘアカラーリング刷毛により、頭髮1本1本に混合したカラーリング剤を均一に塗布後、20~30分おき、先ず、温水で頭髮上のカラーリング剤を洗い流し、次にシャンプーを使用して洗浄すれば、ヘアカラーリングの完成である。
毛染め方法及びステップ(III):第二剤と第三剤を所定の比率で混合し、撹拌して調製する。ヘアカラーリング刷毛により、頭髪1本1本に上記の混合したカラーリング剤を均一に塗布し、10分間おいた後、洗浄せず、直接ヘアカラーリング刷毛により、頭髪1本1本に第一剤を均一に塗り、20分間おいた後、次にシャンプーを使用して洗浄すれば、ヘアカラーリングの完成である。
(4)頭髮テスト:白髮及び黒髮
(5)ヘアカラーリング剤クリーム状物配合:表27に示す。
Claims (20)
- ヘアカラーリング剤は、(a)カラーリング剤、(b)毛髪キューティクル開放剤を含み、
前記カラーリング剤は、天然色素(食用及び化粧品用途)、合成色素(食用及び化粧品用途)或いは化粧品色素から選択することを特徴とするヘアカラーリング剤。 - 永久的ヘアカラーリング剤は、(a)カラーリング剤とする合成色素(食用及び化粧品用途)、(b) 毛髪キューティクル開放剤とする無機過酸化物或いは有機過酸化物、ジスルフィド結合還原剤、或いは漂白剤、(c)任意に選択可能な金属イオン及び/或いはアルカリ剤を含むことを特徴とする請求項1に記載のヘアカラーリング剤。
- 合成食用色素は、FD&C Yellow No.5、FD&C Yellow No.6、Acid Red 18、FD&C Red No.3、FD&C Blue No.1、或いはこれらのあらゆる組合せから選択し、しかも、合成化粧品色素は、D&C Yellow No.10、Ext.D&C Orange No.3、FD&C Red No.4、D&C Blue No.6或いはこれらのあらゆる組合せから選択することを特徴とする請求項2に記載のヘアカラーリング剤。
- 前記無機過酸化物は、過酸化水素或いは過酸化水素水であることを特徴とする請求項2に記載のヘアカラーリング剤。
- 前記ジスルフィド結合還原剤は、D,L-システイン或いはその塩類、N-アセチル-D,L-システイン或いはその塩類、チオール酢酸或いはその塩類、或いはエステル、チオ乳酸或いはその塩類、亜硫酸或いはその塩類、アスコルビン酸或いはその塩類、 L-アスコルビン酸或いはその塩類、或いはこれらのあらゆる組合せから選択することを特徴とする請求項2に記載のヘアカラーリング剤。
- 前記金属イオンは、マグネシウム、アルミニウム、鉄或いは亜鉛の陽イオンから選択することを特徴とする請求項2に記載のヘアカラーリング剤。
- 前記ヘアカラーリング剤の重量において、前記合成色素(食用及び化粧品用途)の含量は、1から10%を占め、前記毛髪キューティクル開放剤の含量は、1から12%を占め、前記金属イオンの含量は、1から10%を占め、前記アルカリ剤の含量は1から10%を占めることを特徴とする請求項2に記載のヘアカラーリング剤。
- 半永久的ヘアカラーリング剤は、(a)カラーリング剤とする天然、或いは合成色素(食用及び化粧品用途)、(b)頭髮浸透促進剤及び/或いは頭髮膨張剤、(c)酸剤、或いはアルカリ剤を含むことを特徴とする請求項1に記載のヘアカラーリング剤。
- 合成食用色素は、FD&C Yellow No.5、FD&C Yellow No.6、Acid Red 18、FD&C Red No.3、FD&C Blue No.1、或いはこれらのあらゆる組合せから選択し、しかも、合成化粧品色素は、D&C Yellow No.10、Ext.D&C Orange No.3、FD&C Red No.4、D&C Blue No.6或いはこれらのあらゆる組合せから選択することを特徴とする請求項8に記載のヘアカラーリング剤。
- 前記頭髮浸透促進剤及び/或いは頭髮膨張剤は、ベンジルアルコール(Benzyl alcohol)、イソプロパノール(Isopropanol)、N-メチル2-ピロリドン(N-methyl-2-pyrolidone)、プロピレンカーボネート(Propylene carbonate)、無水硫酸ナトリウム(sodium sulphate anhydrous)、安息香酸(Benzoic Acid)、ギ酸(Formic acid)、尿素(Urea)、グアニジン(Guanidine)、ドデシル硫酸ナトリウム(Sodium dodecyl sulfate)、N-ラウロイルサルコシンナトリウム水和物(Sodium lauryl sarcosinate)、トリトン X-100(Triton X-100)、1‐ドデシルアザシクロヘプタン‐2‐オン(1-Dodecylazacycloheptan-2-one)から選択することを特徴とする請求項8に記載のヘアカラーリング剤。
- 前記ヘアカラーリング剤の重量において、前記合成色素(食用及び化粧品用途)の含量は、1から10%を占め、前記頭髮浸透促進剤及び/或いは頭髮膨張剤の含量は、1から15%を占め、
前記アルカリ剤の含量は1から10%を占めることを特徴とする請求項8に記載のヘアカラーリング剤。 - 前記ヘアカラーリング剤は、一時的ヘアカラーリング剤で、しかもカラーリング剤とする天然或いは合成色素(食用及び化粧品用途)を含むことを特徴とする請求項1に記載のヘアカラーリング剤。
- 前記合成食用色素は、FD&C Yellow No.5、FD&C Yellow No.6、Acid Red 18、FD&C Red No.3、FD&C Blue No.1、或いはこれらのあらゆる組合せから選択し、しかも、該合成化粧品色素は、D&C Yellow No.10、Ext.D&C Orange No.3、FD&C Red No.4、D&C Blue No.6或いはこれらのあらゆる組合せから選択することを特徴とする請求項12に記載のヘアカラーリング剤。
- 前記色素(食用及び化粧品用途)は、ヘアカラーリング剤重量の1から10%を占めることを特徴とする請求項12に記載のヘアカラーリング剤。
- 前記ヘアカラーリング剤は、ヘアカラーリングクリーム、ヘアカラーリング乳液、ヘアカラーリングペースト、ヘアカラーリングジェル、ヘアカラーリングスターチ、ヘアカラーリングシャンプー、ムースタイプヘアカラーリング剤、スプレータイプヘアカラーリング剤、パーマ剤と結合したパーマ・カラー一体型剤、或いはpH値に従い変色する変色ヘアカラーリング剤の型式を呈することを特徴とする請求項1から14の中の任意の1項に記載のヘアカラーリング剤。
- 前記ヘアカラーリング剤は、パーマ剤と結合して、ヘアカラー・パーマ一体型製品に製造でき、(a)ジスルフィド結合還原剤、(b)カラーリング剤とする天然或いは合成色素(食用及び化粧品用途)、(c) ジスルフィド結合酸化剤を含むことを特徴とする請求項15に記載のヘアカラーリング剤。
- 前記合成食用色素は、FD&C Yellow No.5、FD&C Yellow No.6、Acid Red 18、FD&C Red No.3、FD&C Blue No.1、或いはこれらのあらゆる組合せから選択し、しかも、該合成化粧品色素は、D&C Yellow No.10、Ext.D&C Orange No.3、FD&C Red No.4、D&C Blue No.6或いはこれらのあらゆる組合せから選択することを特徴とする請求項16に記載のヘアカラーリング剤。
- 前記ヘアカラーリング剤は、pH値に従い変色する変色ヘアカラーリング剤の型式を呈し、(a)カラーリング剤とする天然色素(食用及び化粧品用途)、(b)pH値が2.0から10.0である酸或いはアルカリ緩衝剤、(c)金属イオンを含むことを特徴とする請求項15に記載のヘアカラーリング剤。
- 前記天然色素(食用及び化粧品用途)は、ブドウ果皮色素、カーマイン色素、アナトータンジェリン色素、アントシアニン(Anthocyanin)、カーマイン酸(Carminic acid)、ベタニン(Betanin)、ブルガキサンチン(Vulgaxanthin)、サンタリン(Santalin)、ビキシン(Bixin)、ノルビキシン(Norbixin)、或いはこれらの一或いは多数を含む植物色素或いはその抽出物から選択することを特徴とする請求項18に記載のヘアカラーリング剤。
- 前記毛染め方法は、ヒゲ、眉毛、皮膚、くちびる、爪などの人体にも使用可能であることを特徴とする請求項1に記載の毛染め方法。
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