JP2012116352A - 車高センサのキャリブレーション方法及びキャリブレーション装置 - Google Patents

車高センサのキャリブレーション方法及びキャリブレーション装置 Download PDF

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Abstract

【課題】車高センサのキャリブレーションの精度を向上すること。
【解決手段】空気ばね20を設計値上の最大高さ及び最小高さの一方に調整して車高センサ30の出力値を検出する第一高さ検出工程と、車高センサ30の出力値が仮の中立高さとして予め定められた値となるまで空気ばね20の高さを調整して空気ばね20の高さを測定する仮中立高さ測定工程と、第一高さ検出工程にて検出された車高センサ30の出力値と、仮中立高さのときの空気ばね20の高さの実測値とに基づいて、空気ばね20の高さと車高センサ30の出力値との関係を演算する第一演算工程と、空気ばね20の高さと車高センサ30の出力値との関係から空気ばね20の設計値上の中立高さに対応する車高センサ30の出力値を演算する中立高さ演算工程と、を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、車高センサのキャリブレーション方法及びキャリブレーション装置に関するものである。
従来から、流体ばねを用いるエアサスペンション装置が搭載される車両では、車高センサによって検出された車高に応じて流体ばね内の流体の体積を調整して車高の保持及び調整を実行している。
特許文献1には、調整式サスペンションユニットの制御を実行するサスペンションコントロールモジュールの校正装置が開示されている。この校正装置では、車高センサによって測定された予校正公称ライドハイドと、このときの実際の車高とを変換関数にあてはめることによってサスペンションコントロールモジュールの校正を実行している。
特開平8−58344号公報
ところで、車高センサは、個体によって出力値が公差範囲内でばらつく場合がある。そのため、特許文献1のように所定の車高の場合に測定したセンサ値を変換関数にあてはめるだけでは、所定の車高から離れた高さにおける車高センサの精度が悪くなるおそれがあった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、車高センサのキャリブレーションの精度を向上することを目的とする。
本発明は、車両を懸架する流体ばねの高さを検出する車高センサのキャリブレーション方法であって、前記流体ばねを設計値上の最大高さ及び最小高さの一方に調整し、当該高さのときの前記車高センサの出力値を検出する第一高さ検出工程と、前記車高センサの出力値が仮の中立高さとして予め定められた値となるまで前記流体ばねの高さを調整し、当該高さのときの前記流体ばねの高さを測定する仮中立高さ測定工程と、前記第一高さ検出工程にて検出した前記車高センサの出力値と、前記仮中立高さのときの前記流体ばねの高さの実測値とに基づいて、前記流体ばねの高さと前記車高センサの出力値との関係を演算する第一演算工程と、前記流体ばねの高さと前記車高センサの出力値との関係から、前記流体ばねの設計値上の中立高さに対応する前記車高センサの出力値を演算する中立高さ演算工程と、を備えることを特徴とする。
本発明では、流体ばねが最大高さ及び最小高さの一方のときと、仮中立高さのときとの二点に基づき、流体ばねの高さと車高センサの出力値との関係を演算して、車高センサのキャリブレーションを実行する。したがって、二点の座標に基づいて流体ばねの高さと車高センサの出力値との間の関数を演算することで、車高センサのキャリブレーションの精度を向上できる。
本発明の実施の形態に係るキャリブレーション方法が実行される車高センサが搭載される車両の側面図である。 図1における平面図である。 (a)は、車高センサの正面図であり、(b)は、図3(a)における底面図である。 本発明の実施の形態に係る車高センサのキャリブレーション装置のブロック図である。 本発明の実施の形態に係る車高センサのキャリブレーション方法について説明するフローチャート図である。 本発明の実施の形態に係る車高センサのキャリブレーション方法の作用を説明する図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係る車高センサ30のキャリブレーション装置及びキャリブレーション方法について説明する。
まず、主に図1及び図2を参照して、車高センサ30が搭載される車両1について説明する。
車両1は、運転者が搭乗するキャブ(図示省略)がフレーム3上に設けられる大型車両である。車両1は、前輪を構成する車輪(図示省略)と、後輪を構成する車輪7とを有する。車両1は、本実施形態では後輪として二軸の車輪7を有するが、二軸ではなく一軸であってもよい。車両1は、各々の車輪7を懸架する懸架装置10を備える。
懸架装置10は、トレーリングアーム式のエアサスペンション装置である。図1及び図2において、下側が車両1の前方である。懸架装置10は、フレーム3から下方に延びるハンガーブラケット11と、ハンガーブラケット11に支持される片持ちのロアアーム12と、フレーム3に支持される片持ちのアッパーアーム13と、ロアアーム12及びアッパーアーム13を介してフレーム3に支持され後輪車軸7aと一体に設けられるサスペンションビーム14とを備える。
ハンガーブラケット11は、逆三角形状に形成され、底辺側の一端11aがフレーム3に固定され、頂点側の他端11bがフレーム3の下方に位置するものである。
ロアアーム12は、ハンガーブラケット11の他端11bに一端12aが支持される。ロアアーム12は、ハンガーブラケット11に支持された一端12aを中心として、他端12bが円弧運動可能に設けられる。
アッパーアーム13は、ロアアーム12と略平行に設けられる。アッパーアーム13は、一端13aがフレーム3に支持される。アッパーアーム13は、フレーム3に支持された一端13aを中心として、他端13bが円弧運動可能に設けられる。
サスペンションビーム14は、ロアアーム12の他端12bとアッパーアーム13の他端13bとによって支持される。サスペンションビーム14は、ロアアーム12とアッパーアーム13との円弧運動に伴って上下動可能に設けられる。これにより、後輪車軸7aに連結される車輪7は、ロアアーム12及びアッパーアーム13の円弧運動によって、フレーム3に対して上下動可能となる。
懸架装置10は、フレーム3と車輪7との間に配設され上下動を緩衝する流体ばねとしての空気ばね20と、空気ばね20と並列に設けられ上下動を減衰するショックアブソーバ15と、空気ばね20の高さを検出する車高センサ30と、車高センサ30の出力値に応じて空気ばね20の高さを調整する制御を実行する懸架装置ECU(Electronic Control Unit:電子制御装置)35(図4参照)と、懸架装置ECU35によって開閉状態が切り換えられる開閉バルブ36(図4参照)とを備える。
空気ばね20は、サスペンションビーム14の前後両端に各々設けられる。つまり、一対の空気ばね20が、後輪車軸7aの前後に設けられる。空気ばね20は、フレーム3とサスペンションビーム14との間に挟まれて支持され、その弾性力によってフレーム3とサスペンションビーム14との間の上下動を緩衝する。
空気ばね20は、供給される圧縮空気によってばね定数を調整可能なスリーブ型のものである。空気ばね20は、有底の円筒状に形成されるピストン21と、ピストン21の開口部を覆うダイヤフラム22と、ダイヤフラム22の上部に固定されるトッププレート24とを備える。
ピストン21は、金属などの剛体によって形成される。ピストン21は、底部がサスペンションビーム14に固定される。ピストン21の上端には、上方に向かって開口する開口部が形成される。
ダイヤフラム22は、ゴムなどの弾性体によって袋状に形成される。ダイヤフラム22は、ピストン21の開口部を覆って閉塞するように形成される。ダイヤフラム22は、最下部が内側に折り返され、ピストン21における開口部の外周に固定される。これにより、ピストン21が、ダイヤフラム22に対して上下に伸縮可能となる。
空気ばね20には、ピストン21の内部からダイヤフラム22の内部にかけて流体室23が画成される。流体室23には、圧縮空気が充填される。流体室23に充填される圧縮空気の体積によって空気ばね20の高さが調整され、圧縮空気の圧力によって空気ばね20の弾性力が調整される。
トッププレート24は、フレーム3に当接して固定される。これにより、空気ばね20は、サスペンションビーム14とフレーム3との間で、その弾性力によってフレーム3を支持することとなる。
ショックアブソーバ15は、一端15aがフレーム3に固定され、他端15bがサスペンションビーム14に固定される。ショックアブソーバ15は、フレーム3とサスペンションビーム14との間の上下動を減衰する。
車高センサ30は、フレーム3と後輪車軸7aとの間の相対距離を検出することによって車両1の車高を検出するものである。車高センサ30の出力値は、空気ばね20の高さに応じて略線形に変化する。車高センサ30は、その個体によって略線形の出力値の傾きが公差範囲内でばらつく場合がある。そこで、車高センサ30のキャリブレーションが必要となる。車高センサ30の具体的な構成は、図3を参照しながら後で詳細に説明する。
懸架装置ECU35は、車高センサ30の出力値に応じて、空気ばね20の流体室23に圧縮空気を供給し、流体室23内の圧縮空気を大気開放する制御を実行する。懸架装置ECU35は、CPU(中央演算処理装置)、ROM(リードオンリメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、及びI/Oインターフェース(入出力インターフェース)を備えたマイクロコンピュータで構成される。RAMはCPUの処理におけるデータを記憶し、ROMはCPUの制御プログラム等を予め記憶し、I/Oインターフェースは接続された機器との情報の入出力に使用される。
懸架装置ECU35は、開閉バルブ36を開状態に切り換えることによって、車両1に搭載されたコンプレッサ38(図4参照)にて圧縮されサージタンク37(図4参照)に溜められた圧縮空気を空気ばね20の流体室23に供給する。また、懸架装置ECU35は、開放バルブ(図示省略)を開状態に切り換えることによって、流体室23内に充填された圧縮空気を大気開放する。これにより、懸架装置ECU35は、車高センサ30の出力値に応じて、流体室23内の圧縮空気の体積を調整し、空気ばね20の高さを調整することができる。
懸架装置ECU35には、空気ばね20が最大高さのときと、中立高さのときと、最小高さのときとの各々の状態における車高センサ30の仮の出力値が予め記憶されている。予め記憶された車高センサ30の仮の出力値を、車両1に搭載された車高センサ30の個体に応じた実際の出力値に更新することによって、車高センサ30のキャリブレーションが実行される。
次に、図3を参照して、車高センサ30について説明する。
車高センサ30は、図3に示すように、フレーム3に固定されるセンサ本体31と、センサ本体31に対して回動可能なセンサアーム32とを備える。
センサ本体31は、センサアーム32の回動によって検出された空気ばね20の高さに応じて信号を出力するものである。センサ本体31は、内部に設けられるホール素子(図示省略)によって、センサアーム32の回動に応じた磁界の変化を検出する。
センサアーム32は、一端32aがセンサ本体31に回動可能に連結され、他端32bがリンク33(図1参照)に連結される棒状の部材である。車高センサ30から出力される信号は、センサアーム32の回動に応じて変動する。
リンク33は、センサアーム32の他端32bと後輪車軸7aとを連結する棒状の部材である。例えば、段差を乗り越える場合のように後輪車軸7aが上下に移動すると、同時にリンク33も上下に移動し、センサアーム32をセンサ本体31に対して回動させる。これにより、車高センサ30は、フレーム3と後輪車軸7aとの間の相対距離の変動、即ち車両1の車高の変動を検出することができる。
次に、図4を参照して、車高センサ30のキャリブレーション装置100について説明する。
キャリブレーション装置100は、空気ばね20の高さを測定する高さ測定器50と、車高センサ30のキャリブレーションを実行するコントローラ40とを備える。
高さ測定器50は、空気ばね20におけるピストン21の底面が固定されるサスペンションビーム14の上面と、空気ばね20におけるトッププレート24の上面が固定されるフレーム3の下面との間の距離を測定するものである。高さ測定器50は、例えばレーザの反射を利用して二点間の変位を検出する変位センサである。
コントローラ40は、懸架装置ECU35と同様に、CPU(中央演算処理装置)、ROM(リードオンリメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、及びI/Oインターフェース(入出力インターフェース)を備えたマイクロコンピュータで構成される。このCPUやRAMなどをROMに格納されたプログラムに従って動作させることによってキャリブレーション装置100の制御が実現される。
コントローラ40は、車高センサ30の出力値を検出するセンサ値検出部41と、空気ばね20の高さと車高センサ30の出力値との関係を演算する関係演算部42と、空気ばね20が設計値上の中立高さであるときの車高センサ30の出力値を演算する中立高さ演算部43とを備える。
センサ値検出部41は、車高センサ30と接続され、車高センサ30によって検出された車両1の車高に応じた信号を検出するものである。
関係演算部42は、車高センサ30の出力値と、設計値上の空気ばね20の高さ又は高さ測定器50によって測定された空気ばね20の高さとに基づいて、空気ばね20の高さと車高センサ30の出力値との関係を演算するものである。車高センサ30の出力は、空気ばね20の高さに応じて略線形に変化するものであるため、関係演算部42は、一次関数の関係式を演算する。
中立高さ演算部43は、空気ばね20の高さと車高センサ30の出力値との関係式から、空気ばね20の設計値上の中立高さに対応する車高センサ30の出力値を演算するものである。具体的には、中立高さ演算部43は、関係演算部42で演算された一次関数の関係式に、設計値上の中立高さのときの空気ばね20の高さを代入して、そのときの車高センサ30の出力値を演算する。
次に、図5及び図6を参照して、キャリブレーション装置100を用いた車高センサ30のキャリブレーション方法について説明する。図6において、横軸は車高センサ30の出力値であり、縦軸は空気ばね20の高さである。
ステップ501では、開閉バルブ36を開状態に切り換え、サージタンク37内の圧縮空気を空気ばね20の流体室23に供給する。これにより、流体室23内の圧縮空気の体積が大きくなり、空気ばね20の高さは高くなる。
ステップ502では、空気ばね20の高さが最大高さであるか否かを判定する。最大高さとは、懸架装置10のストローク量が最大になったときの空気ばね20の高さであり、車両1の設計値から既知な値である。
ステップ502において、空気ばね20の高さが最大高さになっていないと判定された場合には、ステップ501にリターンし、流体室23への圧縮空気の供給を継続する。一方、ステップ502において、空気ばね20の高さが最大高さになったと判定された場合には、開閉バルブ36を閉状態に切り換えて流体室23への圧縮空気の供給を停止する。これにより、空気ばね20の高さ調整が完了し、ステップ503に移行する。
ステップ503では、車高センサ30の出力値をセンサ値検出部41によって検出する。空気ばね20が最大高さであるときの空気ばね20の高さは、設計値から既知である。よって、最大高さのときの空気ばね20の高さの設計値と、ステップ503によって検出された車高センサ30の出力値とによって、図6に示す点Aの座標が特定される。以上のステップ501からステップ503までの工程が、第一高さ検出工程に該当する。
続いて、ステップ504では、空気ばね20に設けられた開放バルブを開状態に切り換え、流体室23内の圧縮空気を徐々に大気開放する。これにより、流体室23内の圧縮空気の体積が徐々に減少し、空気ばね20の高さは低くなる。
ステップ505では、空気ばね20の高さが仮中立高さであるか否かを判定する。仮中立高さとは、懸架装置ECU35に予め記憶された値である。仮中立高さは、過去に調整された同型の車両1における中立高さでの車高センサ30の出力値に基づいて、仮の中立高さとして予め定められた値である。
ステップ505において、空気ばね20の高さが仮中立高さになっていないと判定された場合には、ステップ504にリターンし、流体室23からの圧縮空気の開放を継続する。一方、ステップ505において、空気ばね20の高さが仮中立高さになったと判定された場合には、開放バルブを閉状態に切り換えて流体室23からの圧縮空気の開放を停止する。これにより、空気ばね20の高さ調整が完了し、ステップ506に移行する。
ステップ506では、空気ばね20の高さを高さ測定器50を用いて測定する。ステップ506によって測定された高さ測定器50の出力値、即ち空気ばね20の高さの実測値と、仮中立高さとして懸架装置ECU35に予め記憶された車高センサ30の出力値とによって、図6に示す点Bの座標が特定される。以上のステップ504からステップ506までの工程が、仮中立高さ測定工程に該当する。
続いて、ステップ507では、空気ばね20の高さと車高センサ30の出力値との関係を演算する。具体的には、ステップ503にて特定された空気ばね20が最大高さのときの座標Aと、ステップ506にて特定された空気ばね20が仮中立高さのときの座標Bとから、座標Aと座標Bとを通過する一次直線Cの関係式を演算する。このステップ507が、第一演算工程に該当する。
ステップ508では、空気ばね20の設計値上の中立高さに対応する車高センサ30の出力値を演算する。具体的には、ステップ507にて演算された一次直線Cの関係式に、設計値上の中立高さにおける空気ばね20の高さを代入する。これにより、設計値上の中立高さに対応する車高センサ30の出力値が演算され、図6における点Dの座標が特定される。このステップ508が、中立高さ演算工程に該当する。
以上のように、空気ばね20が最大高さのときと仮中立高さのときとの二点の座標に基づいて空気ばね20の高さと車高センサ30の出力値との関係式を演算し、この関係式から空気ばね20が設計値上の中立高さのときの車高センサ30の出力値を演算することが可能である。
なお、この関係式から空気ばね20が最小高さのときの車高センサ30の出力値を演算することも可能である。そして、最大高さと設計値上の中立高さと最小高さとにおける車高センサ30の出力値によって懸架装置ECU35に記憶された値を更新すれば、車高センサ30のキャリブレーションが完了する。このように、空気ばね20が最大高さのときと仮中立高さのときとの二点の座標に基づいて流体ばねの高さと車高センサの出力値との間の関数を演算することで、車高センサのキャリブレーションの精度を向上することができる。
ステップ508にて演算された設計値上の中立高さによって車高センサ30のキャリブレーションを完了してもよいが、空気ばね20が最小高さのときの車高センサ30の出力値は、推定された値であるため誤差が生じるおそれがある。そこで、このキャリブレーション方法では、キャリブレーションの精度を更に向上するために、続けて以下の処理を実行する。
ステップ509では、空気ばね20に設けられる開放バルブを開状態に切り換え、空気ばね20の流体室23内の圧縮空気を徐々に大気開放する。これにより、流体室23内の圧縮空気の体積が徐々に減少し、空気ばね20の高さは低くなる。
ステップ510では、空気ばね20の高さが最小高さであるか否かを判定する。最小高さとは、懸架装置10のストローク量が最小になったときの空気ばね20の高さであり、車両1の設計値から既知な値である。
ステップ510において、空気ばね20の高さが最小高さになっていないと判定された場合には、ステップ509にリターンし、流体室23からの圧縮空気の開放を継続する。一方、ステップ510において、空気ばね20の高さが最小高さになったと判定された場合には、開放バルブを閉状態に切り換えて流体室23からの圧縮空気の開放を停止する。これにより、空気ばね20の高さ調整が完了し、ステップ511に移行する。
ステップ511では、車高センサ30の出力値をセンサ値検出部41によって検出する。空気ばね20が最小高さであるときの空気ばね20の高さは、設計値から既知である。よって、最小高さのときの空気ばね20の高さの設計値と、ステップ511によって検出された車高センサ30の出力値とによって、図6に示す点Eの座標が特定される。以上のステップ509からステップ511までの工程が、第二高さ検出工程に該当する。
続いて、ステップ512では、空気ばね20の高さと車高センサ30の出力値との関係を演算する。具体的には、ステップ503にて特定された空気ばね20が設計値上の中立高さのときの座標Dと、ステップ511にて特定された空気ばね20が最小高さのときの座標Eとから、座標Dと座標Eとを通過する一次直線Fの関係式を演算する。このステップ512が、第二演算工程に該当する。
ステップ513では、空気ばね20が最大高さのときと、設計値上の中立高さのときと、最小高さのときとの各々における車高センサ30の出力値によって、懸架装置ECU35に予め記憶された車高センサ30の仮の出力値を更新する。これにより、車高センサ30のキャリブレーションが完了する。
このように、空気ばね20が最大高さのときと、設計値上の中立高さのときと、最小高さのときとの各々における座標A,D,及びEを特定することで、空気ばね20が最小高さのときと設計値上の中立高さのときとの間では、一次直線Fの関係式を用い、空気ばね20が設計値上の中立高さのときと最大高さのときとの間では、一次直線Cの関係式を用いて車高調整制御を実行することが可能となる。これにより、車高センサ30の個体差によって誤差が生じることが防止され、車高センサ30のキャリブレーションの精度を更に向上することができる。
続いて、ステップ514では、開閉バルブ36を開状態に切り換え、サージタンク37内の圧縮空気を空気ばね20の流体室23に供給する。これにより、流体室23内の圧縮空気の体積が大きくなり、空気ばね20の高さは高くなる。
ステップ515では、空気ばね20の高さが設計値上の中立高さであるか否かを判定する。ステップ515において、空気ばね20の高さが設計値上の中立高さになっていないと判定された場合には、ステップ514にリターンし、流体室23への圧縮空気の供給を継続する。一方、ステップ515において、空気ばね20の高さが設計値上の中立高さになったと判定された場合には、開閉バルブ36を閉状態に切り換えて流体室23への圧縮空気の供給を停止する。これにより、空気ばね20の高さは設計値上の中立高さに調整され、車両1は走行可能な状態となる。
以上の実施の形態によれば、以下に示す効果を奏する。
空気ばね20が最大高さのときと、設計値上の中立高さのときと、最小高さのときとの各々における車高センサ30の出力値を演算することで、空気ばね20が最小高さのときと設計値上の中立高さのときとの間での関係式と、空気ばね20が設計値上の中立高さのときと最大高さのときとの間での関係式とを用いて車高調整制御を実行することが可能となる。これにより、車高センサ30の個体差によって誤差が生じることが防止され、キャリブレーションの精度を更に向上することができる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
例えば、上述したキャリブレーション方法では、まず空気ばね20を最大高さに調整し、続いて空気ばね20を仮中立高さに調整し、最後に空気ばね20を最小高さに調整することでキャリブレーションを実行している。これに限られず、まず空気ばね20を最小高さに調整し、続いて空気ばね20を仮中立高さに調整し、最後に空気ばね20を最大高さに調整することでキャリブレーションを実行してもよい。この場合にも同様に、車高センサ30のキャリブレーションの精度を向上することができる。
本発明のキャリブレーション方法及びキャリブレーション装置は、車両における高さセンサのキャリブレーションに利用することができる。
100 キャリブレーション装置
1 車両
3 フレーム
7 車輪
7a 後輪車軸
10 懸架装置
14 サスペンションビーム
15 ショックアブソーバ
20 空気ばね
30 車高センサ
36 開閉バルブ
37 サージタンク
40 コントローラ
41 センサ値検出部
42 関係演算部
43 中立高さ演算部
50 高さ測定器

Claims (3)

  1. 車両を懸架する流体ばねの高さを検出する車高センサのキャリブレーション方法であって、
    前記流体ばねを設計値上の最大高さ及び最小高さの一方に調整し、当該高さのときの前記車高センサの出力値を検出する第一高さ検出工程と、
    前記車高センサの出力値が仮の中立高さとして予め定められた値となるまで前記流体ばねの高さを調整し、当該高さのときの前記流体ばねの高さを測定する仮中立高さ測定工程と、
    前記第一高さ検出工程にて検出した前記車高センサの出力値と、前記仮中立高さのときの前記流体ばねの高さの実測値とに基づいて、前記流体ばねの高さと前記車高センサの出力値との関係を演算する第一演算工程と、
    前記流体ばねの高さと前記車高センサの出力値との関係から、前記流体ばねの設計値上の中立高さに対応する前記車高センサの出力値を演算する中立高さ演算工程と、を備えることを特徴とする車高センサのキャリブレーション方法。
  2. 前記流体ばねを設計値上の最大高さ及び最小高さの他方に調整し、当該高さのときの前記車高センサの出力値を検出する第二高さ検出工程と、
    前記第二高さ検出工程にて検出した前記車高センサの出力値と、前記中立高さ演算工程にて演算された前記車高センサの出力値とに基づいて、前記最大高さ及び最小高さの他方と設計値上の中立高さとの間における前記流体ばねの高さと前記車高センサの出力値との関係を演算する第二演算工程と、を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の車高センサのキャリブレーション方法。
  3. 車両を懸架する流体ばねの高さを検出する車高センサのキャリブレーション装置であって、
    前記流体ばねが最大高さ及び最少高さの一方に調整されたときの前記車高センサの出力値を検出するセンサ値検出部と、
    前記車高センサの出力値が仮の中立高さとして予め定められた値になるように前記流体ばねが調整されたときの当該流体ばねの高さを測定する高さ測定器と、
    前記センサ値検出部によって検出された前記車高センサの出力値と、前記仮中立高さのときの前記流体ばねの高さの実測値とに基づいて、前記流体ばねの高さと前記車高センサの出力値との関係を演算する関係演算部と、
    前記流体ばねの高さと前記車高センサの出力値との関係から、前記流体ばねの設計値上の中立高さに対応する前記車高センサの出力値を演算する中立高さ演算部と、を備えることを特徴とする車高センサのキャリブレーション装置。
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