JP2012115034A - 単相モータの逆回転防止方法及び単相モータ制御回路 - Google Patents

単相モータの逆回転防止方法及び単相モータ制御回路 Download PDF

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Abstract

【課題】過剰な負荷を与えられたときに、逆回転し暴走することを防止できる単相モータの逆回転防止方法の提供。
【解決手段】始動用の補助巻線を備える分相始動型、又は始動用の始動コンデンサを備えるコンデンサ始動コンデンサ誘導型である補助巻線を備える単相モータの逆回転を防止する方法。電源投入(S1)後、始動用の補助巻線(分相始動型)又は始動コンデンサ(コンデンサ始動コンデンサ誘導型)に所定時間通電した(S5)後、補助巻線に生じる誘起電圧を検出し、検出した誘起電圧が所定電圧を下回るか否かを判定し(S13)、誘起電圧が所定電圧を下回ると判定した(S13)ときに、単相モータに過電流が流れているか否かの判定(S19)に要する時間以上、始動用の補助巻線(分相始動型)又は始動コンデンサ(コンデンサ始動コンデンサ誘導型)に通電する(S17)。
【選択図】図3

Description

本発明は、補助巻線を備える単相モータの逆回転を防止する単相モータの逆回転防止方法及び単相モータ制御回路に関するものである。
裁断機(シュレッダ)には、機械式ガバナスイッチを備える分相始動型、又はコンデンサ始動コンデンサ誘導型単相モータを、裁断機構の駆動源に使用しているものがある。このようなシュレッダでは、始動時、分相始動型では、単相モータの主巻線に電流を流すと共に、補助巻線に機械式ガバナスイッチを通じて電流を流す。これにより、モータの回転速度が立ち上がると、機械式ガバナスイッチがオフになり、補助巻線の電流が遮断され、以後、主巻線に流れる電流のみで、裁断機構を駆動している。
特許文献1には、裁断機に使用され、始動用の補助巻線を備える分相始動単相モータの駆動制御を行なう分相始動単相モータ制御回路が開示されている。電源投入後、補助巻線に第1時間通電する通電手段と、通電手段が第1時間通電した後、補助巻線に生じる誘起電圧を検出する手段と、該手段が検出した誘起電圧が所定電圧を下回るか否かを判定する判定手段と、該判定手段が所定電圧を下回ると判定したときに、第2時間、補助巻線に通電する手段とを備えている。裁断能力の不足によるチャタリングが発生せず、カッターの変形及び刃こぼれを引き起こさない。
特許第4446955号公報
シュレッダにおいて、図5Aに示すように、大量の紙15が投入された場合、大量の紙15を2つの細断カッター2,2で噛み込み、分相始動型又はコンデンサ始動コンデンサ誘導型の単相モータ1は、瞬時に停止する(図5B)。瞬時に停止した後、シュレッダの機構(細断カッター2、フレーム等)の弾性と単相モータ1の特性とにより、逆回転をし始め(図5C)、紙の細断はできなくなる。しかも、逆回転に至る時間が短い為、シュレッダに搭載された過負荷検知機能が作動せず、細断不可状態になっていることを、シュレッダの制御装置も認識することができず、暴走状態になるという問題がある。
その結果、単相モータ1の回転方向は、図6Aに示すように、短時間で逆転し、機械式ガバナスイッチの開/閉状態は、図6Bに示すように推移する。
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであり、過剰な負荷を与えられたときに、逆回転し暴走することを防止できる単相モータの逆回転防止方法を提供することを目的とする。
第2発明は、単相モータが、過剰な負荷を与えられたときに、逆回転し暴走することがない単相モータ制御回路を提供することを目的とする。
第1発明に係る単相モータの逆回転防止方法は、始動用の補助巻線を備える分相始動型、又は始動用の始動コンデンサを備えるコンデンサ始動コンデンサ誘導型である補助巻線を備える単相モータの逆回転を防止する方法であって、電源投入後、前記始動用の補助巻線(分相始動型)又は前記始動コンデンサ(コンデンサ始動コンデンサ誘導型)に所定時間通電した後、前記補助巻線に生じる誘起電圧を検出し、検出した誘起電圧が所定電圧を下回るか否かを判定し、前記誘起電圧が所定電圧を下回ると判定したときに、前記単相モータに過電流が流れているか否かの判定に要する時間以上、前記始動用の補助巻線(分相始動型)又は前記始動コンデンサ(コンデンサ始動コンデンサ誘導型)に通電することを特徴とする。
第2発明に係る単相モータ制御回路は、始動用の補助巻線を備える分相始動型、又は始動用の始動コンデンサを備えるコンデンサ始動コンデンサ誘導型である補助巻線を備える単相モータの駆動制御を行なう単相モータ制御回路において、電源投入後、前記始動用の補助巻線(分相始動型)又は前記始動コンデンサ(コンデンサ始動コンデンサ誘導型)に所定時間通電する通電手段と、該通電手段が所定時間通電した後、前記単相モータに過電流が流れるか否かを判定する過電流判定手段と、前記通電手段が所定時間通電した後、前記補助巻線に生じる誘起電圧を検出する手段と、該手段が検出した誘起電圧が所定電圧を下回るか否かを判定する判定手段と、該判定手段が所定電圧を下回ると判定したときに、前記過電流判定手段の過電流判定に要する時間以上、前記始動用の補助巻線(分相始動型)又は前記始動コンデンサ(コンデンサ始動コンデンサ誘導型)に通電する手段とを備えることを特徴とする。
第1発明に係る単相モータの逆回転防止方法及び第2発明に係る単相モータ制御回路では、単相モータ制御回路が、始動用の補助巻線を備える分相始動型、又は始動用の始動コンデンサを備えるコンデンサ始動コンデンサ誘導型である補助巻線を備える単相モータの駆動制御を行なう。電源投入後、通電手段が、始動用の補助巻線(分相始動型)又は始動コンデンサ(コンデンサ始動コンデンサ誘導型)に所定時間通電し、過電流判定手段が、通電手段が所定時間通電した後、単相モータに過電流が流れるか否かを判定する。検出する手段が、通電手段が所定時間通電した後、補助巻線に生じる誘起電圧を検出し、判定手段が、その検出した誘起電圧が所定電圧を下回るか否かを判定する。判定手段が所定電圧を下回ると判定したときに、通電する手段が、過電流判定手段の過電流判定に要する時間以上、始動用の補助巻線(分相始動型)又は始動コンデンサ(コンデンサ始動コンデンサ誘導型)に通電する。
これにより、補助巻線を備える単相モータが、過負荷時に、逆回転し始めた場合でも、過電流を流し続けることができ、過電流判定手段がこの過電流を判定することができるので、電源を遮断することができ、単相モータは逆回転し続けることがない。
本発明に係る単相モータの逆回転防止方法によれば、過剰な負荷を与えられたときに、逆回転し暴走することを防止できる単相モータの逆回転防止方法を実現することができる。
第2発明に係る単相モータ制御回路によれば、単相モータが、過剰な負荷を与えられたときに、逆回転し暴走することがない単相モータ制御回路を実現することができる。
本発明に係る単相モータの逆回転防止方法及び単相モータ制御回路の実施の形態の概略構成を示すブロック図である。 図1に示すコンデンサ始動コンデンサ誘導型単相モータ制御回路の詳細構成を示すブロック図である。 本発明に係る単相モータ制御回路の動作例、及び本発明に係る単相モータの逆回転防止方法の例を示すフローチャートである。 本発明に係る単相モータ制御回路の動作例を示すタイミングチャートである。 従来の単相モータの動作例を示す説明図である。 従来の単相モータの動作例を示すタイミングチャートである。
以下に、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき説明する。
図1は、本発明に係る単相モータの逆回転防止方法及び単相モータ制御回路の実施の形態の概略構成を示すブロック図である。
この単相モータ制御回路は、シュレッダに使用されており、シュレッダ制御装置14に交流電源10が接続され、シュレッダ制御装置14が、リレー13をオン/オフ制御することにより、単相モータ1の電源をオン/オフ制御する。単相モータ1は、コンデンサ始動コンデンサ誘導型モータである。
交流電源10の一方の端子が、電流検出器12を経由して、リレー13の一方の端子に接続され、リレー13の他方の端子には、単相モータ1の主巻線4、コンデンサ8,9の各一方の端子が接続されている。主巻線4の他方の端子は、交流電源10の他方の端子に接続され、コンデンサ8の他方の端子は、ガバナスイッチ16の一方の端子に接続されている。
電流検出器12の検出信号は、シュレッダ制御装置14内の過電流判定器11に与えられ、過電流判定器11は、与えられた検出信号に基づき、過電流を判定したときは、リレー13をオフにする。
ガバナスイッチ16及びコンデンサ9の各他方の端子は、単相モータ1の補助巻線5の一方の端子に接続され、補助巻線5の他方の端子は、単相交流電源10の他方の端子に接続されている。
図2は、図1に示す単相モータ制御回路の詳細構成を示すブロック図である。
この単相モータ制御回路は、電子式であり、端子U,V間に交流電源10が与えられ、端子U,Vは、単相モータ1の主巻線4の両端に接続されている。また、電子式のガバナスイッチ16の端子Xに,コンデンサ8の他方の端子が接続され、ガバナスイッチ16の端子Yに交流電源10の他方の端子が接続されている。端子X,Yは、ガバナスイッチ16の端子X1,Y1を各経由して、単相モータ1の補助巻線5の両端に接続されている。端子X1には、また、コンデンサ9の他方の端子が接続されている。
ガバナスイッチ16は、端子X,Y間に制御電源回路20が接続され、制御電源回路20は、交流電源を制御用の直流電源Vccに変換して出力する。
端子Xには、抵抗7b及びトライアック(triode AC switch)(通電手段、通電する手段)7の各一方の端子が接続され、抵抗7bの他方の端子は、フォトトライアック(通電手段、通電する手段)7aの二次側の一方の端子に接続され、二次側の他方の端子は、トライアック7のゲートに接続されている。トライアック7の他方の端子は端子X1に接続されている。
トライアック7の他方の端子及び端子X1間に、抵抗31(検出する手段)の一方の端子が接続され、他方の端子は、ダイオード(検出する手段)32のアノードに接続されている。ダイオード32のカソードは、ツェナーダイオード33のカソード、抵抗34の一方の端子、及び電解コンデンサ(検出する手段)35の陽極に接続され、ツェナーダイオード33のアノード、抵抗34の他方の端子、及び電解コンデンサ35の陰極は接地されている。
電解コンデンサ35の陽極電圧E2が、比較器(判定手段)41のマイナス端子に与えられ、比較器41のプラス端子には、直流電源Vccの抵抗21,22による分圧E1が与えられている。
比較器41の出力端子は、抵抗(通電手段、通電する手段)42を通じて直流電源Vccに、抵抗(通電手段、通電する手段)43を通じて比較器(通電手段、通電する手段)51のマイナス端子及び電解コンデンサ(通電手段、通電する手段)45の陽極に接続されている。電解コンデンサ45の陰極は接地されている。
ダイオード44のアノードが比較器41の出力端子に接続され、カソードは電解コンデンサ45の陽極に接続されている。
比較器51のプラス端子には、直流電源Vccの抵抗21,22による分圧E1が与えられ、その出力端子は、フォトトライアック7aの一次側及び抵抗52を通じて、直流電源Vccに接続されている。
以下に、このような構成の単相モータ制御回路の動作、及び単相モータの逆回転防止方法を、それを示す図3のフローチャートを参照しながら説明する。
リレー13がオンにされ、電源が投入されると(S1)、端子U,V間及び端子X,Y間に交流電源が供給され、これにより、主巻線4に交流電流Imが流れる。ガバナスイッチ16の端子X,Y間に交流電源が供給されると、制御電源回路20は交流電源を直流電源Vccに変換して出力し、直流電源Vccの抵抗21,22で分圧された電圧E1は、比較器41,51の各プラス端子に与えられる。
この時点では、電解コンデンサ35は充電されていないので、比較器41のマイナス端子に入力される電圧E2は、E2<E1であり、比較器41の出力電圧E3はHレベルとなる。その為、直流電源Vccから抵抗42,43及びダイオード44を通じて、充電電流が流れ、コンデンサ45の充電電圧(陽極電圧)E4は上昇する。
コンデンサ45の充電電圧E4が上昇して、E4>E1となると、比較器51の出力電圧E5はLレベルになり、直流電源Vccから抵抗52を通じてフォトトライアック7aの一次側に電流が流れ、フォトトライアック7aの二次側が導通する。これにより、抵抗7bを通じてトライアック7のゲートにゲート電流Ifが流れて、トライアック7が導通し、ガバナスイッチ16がオンになり(S3)、補助巻線5に交流電流Iaが流れ始め、単相モータ1が始動する。
トライアック7が導通すると、抵抗31及びダイオード32を通じて、ツェナーダイオード33、抵抗34及び電解コンデンサ35の並列回路に電流が流れ、電解コンデンサ35が充電され始め、所定時間T1の計時が開始される(S5)。その充電電圧(陽極電圧)E2が、ツェナーダイオード33のツェナー電圧でクランプされる迄上昇するが、その上昇途中で、E2>E1に反転する。
E2>E1の状態で、ダイオード32が遮断状態であるとき(交流電流Imがマイナスのとき)は、電解コンデンサ35は、抵抗34を通じて放電するが、その充電電圧E2は、通常の運転状態では、E1を下回ることはない。
充電電圧E2がE2>E1に反転すると、比較器41の出力電圧E3はLレベルになり、電解コンデンサ45から抵抗43を通じて放電電流が流れ、その充電電圧E4は降下する。充電電圧E4が降下して、E4<E1に反転し、比較器51の出力電圧E5がHレベルになると、所定時間T1の計時が終了し(S7)、フォトトライアック7aの一次側に流れる電流が遮断され、フォトトライアック7aの二次側が非導通になる。
これにより、ガバナスイッチ16がオフになり(S9)、トライアック7のゲート電流Ifが遮断されるので、トライアック7は非導通になり、補助巻線5に流れる交流電流Iaは遮断される。また、電解コンデンサ35の充電電圧E2が降下し、電解コンデンサ45が更に放電して、所定時間T1の計時がリセットされる(S11)。
この状態では、単相モータ1は、回転速度が所定の回転数以上に立ち上がっているので、主巻線4に流れる電流Imのみにより回転し続ける。その結果、電流Iaを遮断された補助巻線5には、単相モータ1の回転速度に応じた誘起電圧が誘起される。
トライアック7が非導通になると、電解コンデンサ35の充電電圧E2は降下するが、抵抗31及びダイオード32を通じて与えられる誘起電圧により、E2>E1は維持される。
主巻線4に流れる電流Imにより運転している単相モータ1は、シュレッダで紙の細断中に細断能力を超えて過負荷になると、回転速度が低下し、補助巻線5に誘起される誘起電圧が低下する。
補助巻線5に誘起される誘起電圧が所定電圧より低下すると(S13)、電解コンデンサ35に充電電流が供給されなくなり、また、電解コンデンサ35は、抵抗34を通じて放電する。その結果、E2<E1に反転し、比較器41の出力電圧E3は上昇し始める。これにより、直流電源Vccから抵抗42,43及びダイオード44を通じて、電解コンデンサ45へ充電電流が流れ始め、電解コンデンサ45の充電電圧E4は上昇する。
誘起電圧が所定電圧より低下することなく(S13)、リレー13がオフになって電源がオフになると(S15)、単相モータ1の運転を終了する。
電解コンデンサ45の充電電圧E4が、E4>E1に反転すると、比較器51の出力電圧E5はLレベルになり、直流電源Vccから抵抗52を通じてフォトトライアック7aの一次側に電流が流れ、フォトトライアック7aの二次側が導通する。これにより、抵抗7bを通じてトライアック7のゲートにゲート電流Ifが流れて、トライアック7が導通し、ガバナスイッチ16がオンになる(S17)。
ガバナスイッチ16がオンになると、補助巻線5に交流電流Iaが流れ始め、単相モータ1の出力トルクが大きくなるが、シュレッダが紙を細断できない場合は、主巻線4に流れる電流Imが増加する。
トライアック7が導通すると、抵抗31及びダイオード32を通じて、ツェナーダイオード33、抵抗34及び電解コンデンサ35の並列回路に電流が流れ、電解コンデンサ35が充電される。これにより、その充電電圧E2が、ツェナーダイオード33のツェナー電圧でクランプされる迄上昇するが、その上昇途中の時刻t6で、E2>E1に反転する。
E2>E1の状態で、ダイオード32が遮断状態であるとき(交流電流Imがマイナスのとき)は、電解コンデンサ35は、抵抗34を通じて放電するが、その充電電圧E2は、通常の運転状態では、E1を下回ることはない。
充電電圧E2が、E2>E1に反転すると、比較器41の出力電圧E3はLレベルになり、電解コンデンサ45から抵抗43を通じて放電電流が流れ、その充電電圧E4は降下する。充電電圧E4が降下して、E4<E1に反転し、比較器51の出力電圧E5がHレベルになると、フォトトライアック7aの一次側に流れる電流が遮断され、フォトトライアック7aの二次側が非導通になり、ガバナスイッチ16がオフになる。
上記の動作で、充電電圧E4が、E4>E1に反転してから、E4<E1に再反転する迄の時間が、過電流判定器11が単相モータ1に過電流が流れているか否かを判定するのに要する時間以上になるように、電解コンデンサ45及び抵抗43の時定数が定められている。
ガバナスイッチ16がオンになり(S17)、補助巻線5に交流電流Iaが流れても、シュレッダが紙を細断できない場合、主巻線4に流れる電流Imが増加するが、図示しないシュレッダの機構(細断カッター、フレーム等)の弾性による反力により、単相モータ1は逆回転をし始め、その後、電流Imは減少してしまう。この場合でも、過電流判定器11が過電流を判定することができる(S19)迄、ガバナスイッチ16はオンになっている(S17)。
過電流判定器11は、過電流と判定した(S19)ときは、リレー13をオフにして、単相モータ1の電源をオフにして(S21)、シュレッダの運転を終了する。
以上により、図4Aに示すように、単相モータ1の回転方向は逆転するが、図4Bに示すように、機械式ガバナスイッチがオン(閉)状態を維持するので、短時間で単相モータ1は停止する。これにより、単相モータ1が逆回転し続けるのを防止でき、シュレッダに不具合が発生したことを、ユーザに知らせることができる。
尚、本実施の形態では、単相モータ1がコンデンサ始動コンデンサ誘導型モータである場合を説明したが、単相モータ1が、図1,2においてコンデンサ8,9が存在しない構成の分相始動型モータである場合でも、その他の構成及び動作は上述した構成及び動作と同様である。
1 単相モータ
4 主巻線
5 補助巻線
7 トライアック(通電手段、通電する手段)
7a フォトトライアック(通電手段、通電する手段)
7b,21,22,34 抵抗
8 コンデンサ(始動コンデンサ)
9 コンデンサ
10 交流電源
11 過電流判定器(過電流判定手段)
12 電流検出器
13 リレー
14 シュレッダ制御装置
16 ガバナスイッチ
20 制御電源回路
31 抵抗(検出する手段)
32 ダイオード(検出する手段)
33 ツェナーダイオード
35 電解コンデンサ(検出する手段)
41 比較器(判定手段)
42,43 抵抗(通電手段、通電する手段)
44 ダイオード
45 電解コンデンサ(通電手段、通電する手段)
51 比較器(通電手段、通電する手段)
Vcc 直流電源

Claims (2)

  1. 始動用の補助巻線を備える分相始動型、又は始動用の始動コンデンサを備えるコンデンサ始動コンデンサ誘導型である補助巻線を備える単相モータの逆回転を防止する方法であって、
    電源投入後、前記始動用の補助巻線(分相始動型)又は前記始動コンデンサ(コンデンサ始動コンデンサ誘導型)に所定時間通電した後、前記補助巻線に生じる誘起電圧を検出し、検出した誘起電圧が所定電圧を下回るか否かを判定し、前記誘起電圧が所定電圧を下回ると判定したときに、前記単相モータに過電流が流れているか否かの判定に要する時間以上、前記始動用の補助巻線(分相始動型)又は前記始動コンデンサ(コンデンサ始動コンデンサ誘導型)に通電することを特徴とする単相モータの逆回転防止方法。
  2. 始動用の補助巻線を備える分相始動型、又は始動用の始動コンデンサを備えるコンデンサ始動コンデンサ誘導型である補助巻線を備える単相モータの駆動制御を行なう単相モータ制御回路において、
    電源投入後、前記始動用の補助巻線(分相始動型)又は前記始動コンデンサ(コンデンサ始動コンデンサ誘導型)に所定時間通電する通電手段と、該通電手段が所定時間通電した後、前記単相モータに過電流が流れるか否かを判定する過電流判定手段と、前記通電手段が所定時間通電した後、前記補助巻線に生じる誘起電圧を検出する手段と、該手段が検出した誘起電圧が所定電圧を下回るか否かを判定する判定手段と、該判定手段が所定電圧を下回ると判定したときに、前記過電流判定手段の過電流判定に要する時間以上、前記始動用の補助巻線(分相始動型)又は前記始動コンデンサ(コンデンサ始動コンデンサ誘導型)に通電する手段とを備えることを特徴とする単相モータ制御回路。
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