JP2012115025A - スイッチギヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明は、外線ケーブルの接続及び保守、点検の作業における安全性を向上することができるスイッチギヤを提供するものである。
【解決手段】遮断器収納スペース内に配設され、断路位置と接続位置との間を移動可能な遮断器と、外線ケーブル収納スペース内に配設され、遮断器と接続される外線ケーブルと、外線ケーブルの前面を覆うよう着脱自在に配設される正面カバーとを備えたスイッチギヤにおいて、筐体の遮断器収納スペースと外線ケーブル収納スペースとの間に設けられ、正面カバーが取り付けられる取付フレームと、取付フレームの遮断器と正面カバーとの間に設けられ、正面カバーが外された際に遮断器の側に突出して遮断器の断路位置から接続位置への移動を阻止する阻止部材とにより構成されたインターロック機構を備えたものである。
【選択図】図2
【解決手段】遮断器収納スペース内に配設され、断路位置と接続位置との間を移動可能な遮断器と、外線ケーブル収納スペース内に配設され、遮断器と接続される外線ケーブルと、外線ケーブルの前面を覆うよう着脱自在に配設される正面カバーとを備えたスイッチギヤにおいて、筐体の遮断器収納スペースと外線ケーブル収納スペースとの間に設けられ、正面カバーが取り付けられる取付フレームと、取付フレームの遮断器と正面カバーとの間に設けられ、正面カバーが外された際に遮断器の側に突出して遮断器の断路位置から接続位置への移動を阻止する阻止部材とにより構成されたインターロック機構を備えたものである。
【選択図】図2
Description
この発明は、例えば遮断器に接続された外線ケーブルユニットを筺体の前面から保守、点検などの作業を行う金属閉鎖形のスイッチギヤに関するものである。
従来、この種の金属閉鎖形スイッチギヤにおいては、筐体内の前面側に制御機器収納スペースが形成され、この制御機器収納スペースの後方に、遮断器を収納した遮断器収納スペース、及び外線ケーブルを収納したケーブル収納スペースが形成されている。
筐体内の上方には、列盤された他の機器と接続される母線が配置されており、遮断器の一方の端子は母線に接続され、他方の端子は外線ケーブルに接続されている。
遮断器収納スペースとケーブル収納スペースは左右方向に並べて配置し、ケーブル収納スペースの前面に、筐体の前面側から外線ケーブルの接続及び保守・点検作業が可能な開口部を設け、この開口部に開閉可能な正面カバーを備えている。そして、この正面カバーを取り外すことにより、外線ケーブルの接続及び保守・点検作業を行うものがある。(例えば、特許文献1参照)
上述した従来のスイッチギヤは、正面カバーを取り外すことにより、外線ケーブルの接続及び保守・点検作業を行うようにしているが、例えば遮断器が接続位置の状態においても、正面カバーを取り外すことが可能である。そのため、外線ケーブルの接続及び保守、点検の作業の際、遮断器の接続位置の状態を充分に認識されていない状態で誤って正面カバーが取り外される可能性がある。その場合、充電状態の外線ケーブルに触れてしまう虞があり、安全性のさらなる向上が望まれるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、外線ケーブルの接続及び保守、点検の作業における安全性を向上することができるスイッチギヤを提供するものである。
この発明に係わるスイッチギヤは、遮断器収納スペースと前記遮断器収納スペースの上部又は下部に設けられた外線ケーブル収納スペースとを有する筐体と、前記遮断器収納スペース内に配設され、断路位置と接続位置との間を移動可能な遮断器と、前記外線ケーブル収納スペース内に配設され、前記遮断器と接続される外線ケーブルと、前記外線ケーブルの前面を覆うよう着脱自在に配設される正面カバーとを備えたスイッチギヤにおいて、前記筐体の前記遮断器収納スペースと前記外線ケーブル収納スペースとの間に設けられ、前記正面カバーが取り付けられる取付フレームと、前記取付フレームの前記遮断器と前記正面カバーとの間に設けられ、前記正面カバーが外された際に前記遮断器の側に突出して前記遮断器の断路位置から接続位置への移動を阻止する阻止部材とにより構成されたインターロック機構を備えたものである。
この発明に係わるスイッチギヤによれば、遮断器が接続位置にある状態では正面カバーの取り外しを阻止するインターロック機構を設けたことにより、外線ケーブルの接続及び保守、点検の作業における安全性を向上させることができるスイッチギヤを得ることができる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1〜図5に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図1はこの発明の実施の形態1に係わるスイッチギヤを示す正面図および側面図である。図2はこの発明の実施の形態1に係わるスイッチギヤにおけるインターロック機構を示す正面図および側面図である。図3はこの発明の実施の形態1に係わるスイッチギヤにおけるインターロック機構の構成部品を示す正面図および側面図である。図4はこの発明の実施の形態1に係わるスイッチギヤにおけるインターロック機構の構成要部を示す正面図および側面図である。図5はこの発明の実施の形態1に係わるスイッチギヤにおける遮断器とロックプレートの位置関係を示す側面図である。
以下、この発明の実施の形態1を図1〜図5に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図1はこの発明の実施の形態1に係わるスイッチギヤを示す正面図および側面図である。図2はこの発明の実施の形態1に係わるスイッチギヤにおけるインターロック機構を示す正面図および側面図である。図3はこの発明の実施の形態1に係わるスイッチギヤにおけるインターロック機構の構成部品を示す正面図および側面図である。図4はこの発明の実施の形態1に係わるスイッチギヤにおけるインターロック機構の構成要部を示す正面図および側面図である。図5はこの発明の実施の形態1に係わるスイッチギヤにおける遮断器とロックプレートの位置関係を示す側面図である。
図1(a)は、スイッチギヤより遮断器を引き出し、正面扉、母線カバー、正面カバーを取り外した場合の正面図、図1(b)は、遮断器を接続位置へ収納し、正面扉、母線カバー、正面カバーを取り外した場合の側面図、図1(c)は、図1(a)に母線カバー、正面カバーを取り付けた場合の正面図である。なお、図1において制御機器は図示していない。
筺体1は、正面扉内側前面にある制御機器収納スペース(図示せず)の後方に配置した母線収納スペース2、遮断器収納スペース3および外線ケーブル収納スペース4とで構成されている。図は一例として、遮断器収納スペース3の上部に母線収納スペース2が配設され、遮断器収納スペース3の下部に外線ケーブル収納スペース4が配設された場合を示している。
母線収納スペース2には、母線2aが筺体1の幅方向に配置され、分岐導体2bが接続されている。遮断器収納スペース3には、遮断器6を挿入、引出しするための固定枠5が設置され、後方には遮断器6の上段側1次ジャンクション6aおよび分岐導体2bと接続する端子5aと、遮断器6の下段側1次ジャンクション6bおよび導体7と接続する端子5bとが配置されている。
外線ケーブル収納スペース4には、計器用変流器8、外線ケーブル接続端子9、外線ケーブル10が収納され、筺体1の下から引き込まれた外線ケーブル10が外線ケーブル接続端子9を介し、計器用変流器8を経て導体7と接続されている。
この構造により、母線2aから遮断器6、計器用変流器8を経て、外線ケーブル10につながる通電回路が構成される。この通電回路を2回路左右方向に配置して筺体1に収納しており、遮断器6の操作と、母線2aや外線ケーブル10の接続作業及び保守作業や点検作業なども前面から実施することができる。
図1(c)において、前述のように母線カバー19と正面カバー16が取り付けられている。正面カバー16は、その着脱時に用いる把手16bを備えており、図1(a)に示すように、筺体1に固定されている外部フレーム18に固定孔16aでねじ止めされて固定される。また、下側の正面カバー16´の上部が上側の正面カバー16の下に重なっており、上側の正面カバー16が外れないと下側の正面カバー16´は外れない構成となっている。
図1(c)中の二点鎖線で囲まれた領域21にインターロック機構が設けられている。この実施の形態1におけるインターロック機構11は、図2及び図3に示すように、遮断器収納スペース3と外線ケーブル収納スペース4との間に設けられた取付フレーム12および遮断器6と正面カバー16との間に設けられ、正面カバー16が外された際に遮断器6の側に突出して遮断器6の断路位置から接続位置への移動を阻止する阻止部材であるロックプレート14を有している。ロックプレート14は、筺体1に固定されている取付フレーム12の内側(外線ケーブル収納スペース側)に配置されている(図1(a)、(b)を参照)。
図2は、インターロック機構11を示しており、図2(a)はその正面図、図2(b)は側面図である。また、図3はインターロック機構11を構成しているロックプレート14、取付フレーム12、および正面カバー16の図である。図3(a)、(b)はロックプレート14の正面図と側面図、図3(c)、(d)は取付フレーム12の正面図と側面図、図3(e)、(f)は正面カバー16の正面図と側面図である。
ロックプレート14には係合孔14aとロックプレート14の断面形状コの字内に弾性部材である復帰ばね15を有している。取付フレーム12には係合孔13とロックプレート14をスライド自在に上下移動させるための貫通部12aが遮断器収納スペース3と外線ケーブル収納スペース4を仕切る仕切部12bに設けられている。
ロックプレート14を取付フレーム12の貫通部12aに通すと、取付フレーム12に設けた係合孔13の円孔13aと同径の係合孔14aが重なる様に復帰ばね15によってロックプレート14が上に押し上げられて取付フレーム12に接続されている。
正面カバー16には頭部17aの直径が基部17bの直径よりも大きい係合ピン17を有している。そして、係合ピン17の頭部17aは係合孔13の円孔13aと係合孔14aに挿通可能で、係合孔13の円孔13aの下部に連設された長孔13bに挿通不可となっている。
係合ピン17の頭部17aが円孔13aと係合孔14aに挿通された後、正面カバー16を下に移動させると、係合ピン17の基部17bは、長孔13bに通すことができ、係合ピン17と係合孔13および係合孔14aは係合された状態となる。
なお、正面カバー16を下に移動させて、係合ピン17と係合孔13および係合孔14aは係合された状態となるが、正面カバー16の下への移動量は、ロックプレート14の正面カバー16と係合しないコの字短辺側14b(取付フレーム12を貫通していない方の辺)が取付フレーム12の仕切部12bにあたることで制限されている。
先ず、正面カバー16とインターロック機構11との関係について説明する。図4は、インターロック機構11の状態について示すものであって、図4(a)、(b)は正面カバー16を取り外した状態の正面図と側面図、図4(c)、(d)は正面カバー16を取り付けて固定位置でねじ止めしていない状態の正面図と側面図、図4(e)、(f)は正面カバー16を取り付けて固定位置でねじ止めした状態の正面図と側面図である。
正面カバー16を取り外した状態では、図4(a)、(b)の様に復帰ばね15により、ロックプレート14が上方位置に押し上げられた状態である。
正面カバー16を取り付けて固定位置でねじ止めしていない状態では、図4(c)、(d)の様に正面カバー16の係合ピン17を取付フレーム12の係合孔13の円孔13a、ロックプレート14の係合孔14aの順で通し、図4(a)、(b)と同様に復帰ばね15によってロックプレート14が上方位置に押し上げられた状態である。
正面カバー16を取り付けて固定位置でねじ止めした状態では、図4(e)、(f)の様に正面カバー16を下に移動させることにより、ロックプレート14も下方位置に移動する。
また、固定位置でねじ止めされた正面カバー16は、固定孔16aのねじ止めを外し、正面カバー16を係合孔13での係合を解除する方向(上側)に移動させることで、取り外すことができる。
このように、正面カバー16を取り外した状態あるいは正面カバー16を取り付けて固定位置でねじ止めしていない状態と、正面カバー16取り付けて固定位置でねじ止めした状態で、ロックプレート14は上下に移動することになる。
次に遮断器6とインターロック機構11の関係について、図5を用いて説明する
図5(a)は、遮断器6が接続位置にあり、正面カバー16を取り付けて固定位置でねじ止めした状態の図である。ロックプレート14は、遮断器6の台車前面フレームと面が合った位置に配置されている。したがって、遮断器6が接続位置にあっては、正面カバー16を取り付けて固定位置でねじ止めした状態から、ねじ止めを外して正面カバー16を取り外そうとしても、ロックプレート14は遮断器6の台車前面フレームで押さえ込まれて、上に移動できない。このため、正面カバー16の係合ピン17は係合を解除できず、正面カバー16を取り外すことはできない。
図5(b)、(c)は、遮断器6が断路位置にある時の図であり、それぞれ、正面カバー16を取り付けて固定位置でねじ止めした状態と、正面カバー16を取り外した状態あるいは取り付けて固定位置でねじ止めしていない状態とを示す。図5(b)ではロックプレート14は下方位置にあるため、遮断器6を断路位置へ移動させることは可能である。一方、図5(c)では、ロックプレート14は上方位置にあるため、遮断器6を接続位置へ移動させようとしても、ロックプレート14が遮断器6の台車フレーム内の干渉部22に当たり、遮断器6の接続位置への移動を阻止することになる。
この実施の形態1によれば、遮断器6が接続位置にある状態で正面カバー16を取り外そうとすると、ロックプレート14が遮断器6の台車前面フレームに押さえ込まれて正面カバー16を取り外すことができないので、外線ケーブル10の接続及び保守、点検の際、遮断器の接続位置の状態を充分に認識されていない状態で誤って正面カバー16が取り外され、充電状態の外線ケーブル10に触れてしまう虞が全くなくなり、外線ケーブル10の接続及び保守、点検の作業における安全性を向上させることができるスイッチギヤを得ることができる。
また、正面カバー16を取り外している状態では、ロックプレート14が上方位置にあるため、正面カバー16を取り付け、固定位置にねじ止めすることにより、ロックプレート14を下方位置に移動させない限り、遮断器6を断路位置から接続位置へ移動することができないので、外線ケーブル10の接続及び保守、点検の作業における安全性をより一層向上させることができる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2を図6〜図8に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図6はこの発明の実施の形態2に係わるスイッチギヤを示す正面図および側面図である。図7はこの発明の実施の形態2に係わるスイッチギヤにおけるインターロック機構の構成部品を示す側面図および正面図の端子接続部を示す断面図である。図8はこの発明の実施の形態2に係わるスイッチギヤにおける遮断器とロックプレートの位置関係を示す側面図である。
この発明の実施の形態2を図6〜図8に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図6はこの発明の実施の形態2に係わるスイッチギヤを示す正面図および側面図である。図7はこの発明の実施の形態2に係わるスイッチギヤにおけるインターロック機構の構成部品を示す側面図および正面図の端子接続部を示す断面図である。図8はこの発明の実施の形態2に係わるスイッチギヤにおける遮断器とロックプレートの位置関係を示す側面図である。
図6(a)は、スイッチギヤより遮断器を引き出し、正面扉、母線カバー、正面カバーを取り外した場合の正面図、図6(b)は、遮断器を接続位置へ収納し、正面扉、母線カバー、正面カバーを取り外した場合の側面図、図6(c)は、図6(a)に母線カバー、正面カバーを取り付けた場合の正面図である。なお、図6において制御機器は図示していない。
上述した実施の形態1では、遮断器収納スペース3の上部に母線収納スペース2が配設され、遮断器収納スペース3の下部に外線ケーブル収納スペース4が配設され、筺体1の下から外線ケーブル10が引き込まれていた場合について述べたが、この実施の形態2では、遮断器収納スペース3の上部に外線ケーブル収納スペース4が配設され、遮断器収納スペース3の下部に母線収納スペース2が配設され、筺体1の上から外線ケーブル10が引き込まれる場合を示している。すなわち、この実施の形態2は、母線収納スペース2、遮断器収納スペース3、外線ケーブル収納スペース4の構成が上述した実施の形態1と上下逆の構成になっている。
また、図6(c)中の二点鎖線で囲まれた領域23のインターロック機構11は、上述した実施の形態1と同じく、遮断器収納スペース3と外線ケーブル収納スペース4との間に設けられた取付フレーム12および遮断器6と正面カバー16との間に設けられ、正面カバー16が外された際に遮断器6の側に突出して遮断器6の断路位置から接続位置への移動を阻止する阻止部材であるロックプレート14を有しているが、この実施の形態2は、上述した実施の形態1と上下逆に設置されている。図中、上述した実施の形態1と同一符号の説明は省略する。
先ず、正面カバー16とインターロック機構11との関係について説明する。図7はインターロック機構11の状態について示すものであって、図7(a)、(b)は正面カバー16を取り外した状態の正面図と側面図、図7(c)、(d)は正面カバー16を取り付けて固定位置でねじ止めしていない状態の正面図と側面図、図7(e)、(f)は正面カバー16を取り付けて固定位置でねじ止めした状態の正面図と側面図である。
正面カバー16を取り外した状態では、図7(a)、(b)の様に復帰ばね15により、ロックプレート14が下方位置に押し下げられた状態である。
正面カバー16を取り付けて固定位置でねじ止めしていない状態では、図7(c)、(d)の様に正面カバー16のピン17を取付フレーム12の係合孔13の円孔13a、ロックプレート14の係合孔14aの順で通し、図7(a)、(b)と同様に復帰ばね15によってロックプレート14が下方位置に押し下げられた状態である。
正面カバー16を取り付けて固定位置でねじ止めした状態では、図7(e)、(f)の様に正面カバー16を上に移動させることにより、ロックプレート14も上方位置に移動する。
また、固定位置でねじ止めされた正面カバー16は、固定孔16aのねじ止めを外し、正面カバー16を係合孔13での係合を解除する方向(下側)に移動させることで、取り外すことができる。
このように、正面カバー16を取り外した状態あるいは正面カバー16を取り付けて固定位置でねじ止めしていない状態と、正面カバー16を取り付けて固定位置でねじ止めした状態とで、ロックプレートは下と上に位置を移動することになる。
次に遮断器6とインターロック機構11の関係について、図8を用いて説明する。
図8(a)は、遮断器6が接続位置にあり、正面カバー16を取り付けて固定位置でねじ止めした状態の図である。ロックプレート14は、遮断器の前面カバーと面が合った位置に配置されている。したがって、遮断器6が接続位置にあっては、正面カバー16を取り付けて固定位置でねじ止めした状態から、ねじ止めを外して正面カバー16を取り外そうとしても、ロックプレート14は遮断器6の台車前面上部のフレームで押さえ込まれて、下に移動できない。このため、正面カバー16の係合ピン17は係合を解除できず、正面カバー16を取り外すことはできない。
図8(b)、(c)は、遮断器6が断路位置にある時の図であり、それぞれ、正面カバー16を取り付けて固定位置でねじ止めした状態と、正面カバー16を取り外した状態、あるいは取り付けて固定位置でねじ止めしていない状態とを示す。図8(b)ではロックプレート14は上方位置にあるため、遮断器6を断路位置へ移動させることは可能である。一方、図8(c)では、ロックプレート14は下方位置にあるため、遮断器6を接続位置へ移動させようとしても、ロックプレート14が遮断器6の操作機構カバー部24に引っ掛かり、遮断器6の移動を阻止することになる。
この実施の形態2によれば、遮断器6が接続位置にある状態で正面カバー16を取り外そうとすると、ロックプレート14が遮断器6の台車前面上部のフレームに押さえ込まれて正面カバー16を取り外すことができないので、外線ケーブル10の接続及び保守、点検の際、遮断器の接続位置の状態を充分に認識されていない状態で誤って正面カバー16が取り外され、充電状態の外線ケーブル10に触れてしまう虞がなくなり、外線ケーブル10の接続及び保守、点検の作業における安全性を向上させることができるスイッチギヤを得ることができる。
また、正面カバー16を取り外している状態では、ロックプレート14が下方位置にあるため、正面カバー16を取り付け、固定位置にねじ止めすることにより、ロックプレート14を上方位置に移動させない限り、遮断器6を断路位置から接続位置へ移動することができないので、外線ケーブル10の接続及び保守、点検の作業における安全性をより一層向上させることができる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3を図9に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図9はこの発明の実施の形態3に係わるスイッチギヤを示す正面図および側面図である。
この発明の実施の形態3を図9に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図9はこの発明の実施の形態3に係わるスイッチギヤを示す正面図および側面図である。
この実施の形態3においては、ロックプレート14の正面カバー16と係合しないコの字短辺側14bも取付フレーム12の仕切部12bを貫通させ、取付フレーム12の仕切部12bを貫通した部分にリミットスイッチやポジションスイッチなどの電気的接点を持つ機器20を配置したものである。図は一例として、上述した実施の形態1の構成に対しての実施の形態に適用した場合について説明する。
正面カバー16が固定されている場合、つまりロックプレート14が押し下げられている場合は、そのロックプレート14の正面カバー16と係合しないコの字短辺側14bも取付フレーム12の仕切部12bを貫通し、そのロックプレート14のコの字短辺側14bの先端部が電気的接点を持つ機器20と接触し、機器20の接点を可動する。
一方、正面カバー16が固定されていない場合、つまりロックプレート14が復帰ばね15により遮断器収納スペース3側に押し上げられている場合は、そのロックプレート14のコの字短辺側14bも押し上げられるので、ロックプレート14のコの字短辺側14bの先端部と電気的接点を持つ機器20との接触状態が解除され、機器20の接点は元の状態となる。
この実施の形態3によれば、正面カバー16を固定せずに正面扉30を閉めてしまった場合、次に正面扉30を開けたときに充電部が完全に露出しており、直接手で触ることができてしまう。従って、正面扉30を閉めた状態でも正面カバー16が固定されているかどうか電気的接点を持つ機器20を利用して判別することができる。
図は一例として、正面カバー16が固定され、ロックプレート14が押し下げられている場合は、そのロックプレート14のコの字短辺側14bの先端部が電気的接点を持つ機器20と接触し、機器20の接点を可動する。機器20の接点を可動することにより、正面扉30に設けたランプ31を点灯表示したり、あるいは集中制御室へその信号を出力して監視モニター等で表示することも可能となり、正面扉30を閉めた状態でも正面カバー16が固定されているかどうかを判別することができ、安全性に優れ高信頼性のスイッチギヤを得ることができる。
ところで、この実施の形態3を上述した実施の形態1に適用した場合について述べたが、これに限定されるものではなく、上述した実施の形態2にもこの実施の形態3を適用することができ、同様の効果を奏する。
この発明は、外線ケーブルの接続及び保守、点検の作業における安全性を向上することができるスイッチギヤの実現に好適である。
1 筺体
3 遮断器収納スペース
4 外線ケーブル収納スペース
6 遮断器
10 外線ケーブル
11 インターロック機構
12 取付フレーム
14 ロックプレート
15 復帰ばね
16 正面カバー
20 機器
3 遮断器収納スペース
4 外線ケーブル収納スペース
6 遮断器
10 外線ケーブル
11 インターロック機構
12 取付フレーム
14 ロックプレート
15 復帰ばね
16 正面カバー
20 機器
Claims (4)
- 遮断器収納スペースと前記遮断器収納スペースの上部又は下部に設けられた外線ケーブル収納スペースとを有する筐体と、前記遮断器収納スペース内に配設され、断路位置と接続位置との間を移動可能な遮断器と、前記外線ケーブル収納スペース内に配設され、前記遮断器と接続される外線ケーブルと、前記外線ケーブルの前面を覆うよう着脱自在に配設される正面カバーとを備えたスイッチギヤにおいて、前記筐体の前記遮断器収納スペースと前記外線ケーブル収納スペースとの間に設けられ、前記正面カバーが取り付けられる取付フレームと、前記取付フレームの前記遮断器と前記正面カバーとの間に設けられ、前記正面カバーが外された際に前記遮断器の側に突出して前記遮断器の断路位置から接続位置への移動を阻止する阻止部材とにより構成されたインターロック機構を備えたことを特徴とするスイッチギヤ。
- 前記阻止部材は、前記遮断器が接続位置に有る際に前記正面カバーを外せなくするための前記正面カバーとの係合部を備えたことを特徴とする請求項1に記載されているスイッチギヤ。
- 前記阻止部材は、前記正面カバーが外されると前記取付フレームに対する高さが高くなり、前記正面カバーが取り付けられると前記取付フレームに対する高さが低くなるロックプレートと、前記正面カバーが外されると前記取付フレームに対する前記ロックプレートの高さを高くする弾性部材とを備え、前記取付フレームに対する前記ロックプレートの高さが高い時に前記遮断器の断路位置から接続位置への移動を阻止することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスイッチギヤ。
- 前記ロックプレートにより作動する検出手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のスイッチギヤ。
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