JP2012114863A - 携帯電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】投影される画像に関連する情報を利用者が利用しやすくする。
【解決手段】携帯電子機器1は、画像を投影するプロジェクタ34と、画像を表示する表示部32と、操作を検出する距離センサ36及び加速度センサ38と、プロジェクタ34に第1の画像を投影させるとともに、表示部32に第1の画像と関連を有する第2の画像を表示させ、距離センサ36及び加速度センサ38による前記第2の画像に対応づけられた所定の操作の検出に応じて、プロジェクタ34に第1の画像を投影させたままで、表示部32に表示される第2の画像を変化させる処理部22とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、スクリーンや壁面に画像を投影する画像投影部を有する携帯電子機器に関する。
従来、壁面やスクリーンに画像を投影する装置としては、いわゆるプロジェクタがある。このプロジェクタは、商用電源から電力が供給され、所定位置に固定した状態で使用される、いわゆる据え置き型の装置が主流である。この据え置き型のプロジェクタは、固定した状態で、一定箇所の壁面やスクリーンに画像を投影させる。
これに対して、近年、プロジェクタとして、小型で持ち運びが容易な携帯型のプロジェクタが提案されている。例えば、特許文献1には、上キャビネットと、下キャビネットと、上キャビネット及び下キャビネットを互いに回動可能に接続するヒンジ部とを備え、レンズと光源とを有するプロジェクタが搭載されたプロジェクタ機能付携帯端末が記載されている。
特開2007−96542号公報
ところで、携帯型のプロジェクタによって投影される画像は、比較的解像度が低い。このため、携帯型のプロジェクタで画像を投影する場合、画像中の文字等の細かい情報を利用者が識別することができず、利用者が必要とする情報を得ることができないことがあった。
本発明は、投影されている画像に関連する情報を利用者が利用しやすくする携帯電子機器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る携帯電子機器は、画像を投影する投影部と、画像を表示する表示部と、操作を検出する検出部と、前記投影部に第1の画像を投影させるとともに、前記表示部に前記第1の画像と関連を有する第2の画像を表示させ、前記検出部による前記第2の画像に対応づけられた所定の操作の検出に応じて、前記投影部に第1の画像を投影させたままで、前記表示部に表示される前記第2の画像を変化させる処理部とを備えることを特徴とする。
ここで、前記検出部は、当該携帯電子機器の姿勢又は位置の少なくとも一方の変化を当該携帯電子機器に対する操作として検出し、前記処理部は、前記検出部の検出結果に基づいて、前記第1の画像が投影対象の一定の範囲に一定の大きさで投影されるように前記投影部を制御することが好ましい。
また、携帯電子機器は、所定の操作を受け付ける操作部をさらに備え、前記検出部は、前記操作部に対して行われた操作を検出することが好ましい。
また、前記第2の画像は、前記第1の画像の一部分を拡大した画像であり、前記処理部は、前記検出部によって検出された操作に応じて、前記一部分の範囲または位置の少なくとも一方を変化させることが好ましい。
また、前記処理部は、前記一部分を前記第2の画像として表示させるための拡大率に応じて、前記第2の画像に含まれる要素の表示態様を変化させることが好ましい。
また、前記処理部は、前記拡大率が閾値よりも大きくなった場合に、前記第2の画像に含まれる要素に該要素に関する詳細情報を付加して表示することが好ましい。
また、前記処理部は、前記一部分の範囲および位置を投影される前記第1の画像中に示すことが好ましい。
また、前記処理部は、前記検出部によって検出された操作の量が所定の範囲を超過した場合に、前記第1の画像として投影される画像の投影範囲の外側を含む前記第2の画像を前記表示部に表示させることが好ましい。
本発明は、投影されている画像に関連する情報を利用者が利用しやすくするという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る携帯電子機器の一実施形態の概略構成を示す正面図である。 図2は、図1に示す携帯電子機器の側面図である。 図3は、図1、図2に示す携帯電子機器の機能の概略構成を示すブロック図である。 図4は、図1に示す携帯電子機器のプロジェクタが画像を投影している状態を示す説明図である。 図5は、携帯電子機器の投影動作の一例を示すフロー図である。 図6は、携帯電子機器の画像出力動作の一例を示すフロー図である。 図7は、携帯電子機器の動作を説明するための説明図である。 図8は、携帯電子機器の動作を説明するための説明図である。 図9は、携帯電子機器の動作を説明するための説明図である。 図10は、携帯電子機器の動作を説明するための説明図である。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。以下においては、携帯電子機器の一例として携帯電話機を取り上げるが、本発明の適用対象は携帯電話機に限定されるものではなく、例えば、PHS(Personal Handyphone System)、PDA、ポータブルナビゲーション装置、ノートパソコン、ゲーム機等に対しても本発明は適用できる。
図1は、実施形態に係る携帯電子機器の一実施形態の概略構成を示す正面図であり、図2は、図1に示す携帯電子機器の側面図である。図1、図2に示す携帯電子機器1は、無線通信機能と、出力手段と、音声取得手段と、撮像手段とを有する携帯電話機である。携帯電子機器1は、筐体1Cが複数の筐体で構成される。具体的には、筐体1Cは、第1筐体1CAと第2筐体1CBとで開閉可能に構成される。すなわち、携帯電子機器1は、折り畳み式の筐体を有する。なお、携帯電子機器1の筐体は、このような構造に限定されるものではない。例えば、携帯電子機器1の筐体は、両方の筐体を重ね合わせた状態から一方の筐体と他方の筐体とを互いにスライドできるようにしたスライド式の筐体であってもよいし、重ね合わせ方向に沿う軸線を中心に、一方の筐体を回転させるようにした回転式や、2軸ヒンジを介して両方の筐体を連結したものでもよい。
第1筐体1CAと第2筐体1CBとは、連結部であるヒンジ機構8で連結されている。ヒンジ機構8で第1筐体1CAと第2筐体1CBとを連結することにより、第1筐体1CA及び第2筐体1CBは、ヒンジ機構8を中心としてともに回動して、互いに遠ざかる方向及び互いに接近する方向(図2の矢印Rで示す方向)に回動できるように構成される。第1筐体1CAと第2筐体1CBとが互いに遠ざかる方向に回動すると携帯電子機器1が開き、第1筐体1CAと第2筐体1CBとが互いに接近する方向に回動すると携帯電子機器1が閉じて、折り畳まれた状態となる(図2の点線で示す状態)。
第1筐体1CAには、表示部として、図1に示すディスプレイ2が設けられる。ディスプレイ2は、携帯電子機器1が受信を待機している状態のときに待ち受け画像を表示したり、携帯電子機器1の操作を補助するために用いられるメニュー画像を表示したりする。また、第1筐体1CAには、携帯電子機器1の通話時に音声を出力する出力手段であるレシーバ16が設けられる。
第1筐体1CAのディスプレイ2と反対側には、画像投影部であるプロジェクタ34、プロジェクタ34の光出射部(対物レンズ)から画像投影対象までの距離を測定する距離測定手段である距離センサ36、及び、画像が投影される面の画像を撮影(取得)するカメラ40が設けられる。このような構成により、プロジェクタ34によって画像を投影対象物に投影したり、プロジェクタ34の出射面と投影対象物との距離を距離センサ36で測定して、プロジェクタ34が投影する画像の焦点を自動的に合わせたりすることができる。なお、プロジェクタ34の光出射部、カメラ40の撮影窓は、第1筐体1CAの外部に露出している。
第2筐体1CBには、通話相手の電話番号や、メール作成時等に文字を入力するための操作キー13Aが複数設けられ、また、ディスプレイ2に表示されるメニューの選択及び決定や画面のスクロール等を容易に実行するための方向及び決定キー13Bが設けられる。操作キー13A及び方向及び決定キー13Bは、携帯電子機器1の操作部13を構成する。また、第2筐体1CBには、携帯電子機器1の通話時に音声を受け取る音声取得手段であるマイク15が設けられる。操作部13は、図2に示す、第2筐体1CBの操作面1PCに設けられる。操作面1PCとは反対側の面が、携帯電子機器1の背面1PBである。
図3は、図1、図2に示す携帯電子機器の機能の概略構成を示すブロック図である。図3に示すように、携帯電子機器1は、処理部22と、記憶部24と、送受信部26と、操作部13と、音声処理部30と、表示部32と、プロジェクタ34と、距離センサ36と、動き検出手段である加速度センサ38と、カメラ40と、を有する。処理部22は、携帯電子機器1の全体的な動作を統括的に制御する機能を有する。すなわち、処理部22は、携帯電子機器1の各種の処理が、操作部13の操作や携帯電子機器1の記憶部24に記憶されるソフトウェアに応じて適切な手順で実行されるように、送受信部26や、音声処理部30や、表示部32等の動作を制御する。
携帯電子機器1の各種の処理としては、例えば、回線交換網を介して行われる音声通話、電子メールの作成及び送受信、インターネットのWeb(World Wide Web)サイトの閲覧等がある。また、送受信部26、音声処理部30、表示部32等の動作としては、例えば、送受信部26による信号の送受信、音声処理部30による音声の入出力、表示部32による画像の表示等がある。
処理部22は、記憶部24に記憶されているプログラム(例えば、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。処理部22は、例えば、マイクロプロセッサユニット(MPU:Micro Processing Unit)で構成され、前記ソフトウェアで指示された手順にしたがって上述した携帯電子機器1の各種の処理を実行する。すなわち、処理部22は、記憶部24に記憶されるオペレーティングシステムプログラムやアプリケーションプログラム等から命令コードを順次読み込んで処理を実行する。
処理部22は、複数のアプリケーションプログラムを実行する機能を有する。処理部22が実行するアプリケーションプログラムとしては、例えば、プロジェクタ34や距離センサ36の駆動を制御するアプリケーションプログラムや、各種の画像ファイル(画像情報)を記憶部24から読み出してデコードするアプリケーションプログラム、及びデコードして得られる画像を表示部32に表示させたりプロジェクタ34に投影させたりするアプリケーションプログラム等の複数のアプリケーションプログラムがある。
本実施形態において、処理部22は、プロジェクタ制御部22a、画像処理部22b、条件判定部22c、姿勢・位置演算部22d、投影補正部22e、連係出力制御部22fを有する。
プロジェクタ制御部22aは、プロジェクタ34を制御して画像を画像投影対象に投影させる。画像処理部22bは、記憶部24に記憶されているデータや送受信部26によって受信されたデータをデコードして、プロジェクタ34によって投影される画像や表示部32に表示される画像を生成する。また、画像処理部22bは、利用者に情報を提供したり、利用者から情報の入力を受け付けたりするための各種画面として表示又は投影される画像を生成する。画像処理部22bは、画像に対して拡大、縮小、変形等の加工を施す処理も実行する。
条件判定部22cは、プロジェクタ制御部22aによる画像の投影に影響する条件が変化したか否かを判定する。ここで、プロジェクタ制御部22aによる画像の投影に影響する条件とは、例えば、携帯電子機器1の姿勢の変化や画像投影対象との距離の変化である。姿勢・位置演算部22dは、距離センサ36や加速度センサ38の検出結果等に基づいて、携帯電子機器1の姿勢及び位置を算出する。
投影補正部22eは、画像投影対象の一定の位置に一定の大きさで画像が投影されるように補正処理を行う。具体的には、投影補正部22eは、姿勢・位置演算部22dによって算出される携帯電子機器1の姿勢及び位置の変化に応じて、プロジェクタ制御部22aによるプロジェクタ34の制御内容や、画像処理部22bによる画像処理の内容を変化させることにより、投影画像の位置と大きさとを一定に保たせる。
連係出力制御部22fは、第1の画像をプロジェクタ34から投影させるとともに、第1の画像と関連を有する第2の画像を表示部32に表示させる。そして、連係出力制御部22fは、第1の画像を変化させずに投影させつつ、姿勢・位置演算部22dによって算出される携帯電子機器1の姿勢及び位置の変化に応じて、第2の画像を変化させる。
ここで、関連を有する画像には、例えば、同一の風景、物、情報等を表す画像や、空間的、時間的または意味的につながり(連続性)がある画像が含まれる。また、第2の画像の変化のさせ方は、画像の種別により異なり、例えば、拡大、縮小、スライド(表示範囲の変更)、含まれる要素の表示態様の変更、情報の付加等の処理が第2の画像に対して行われる。
プロジェクタ制御部22a、画像処理部22b、条件判定部22c、姿勢・位置演算部22d、投影補正部22e、連係出力制御部22fがそれぞれ有する機能は、処理部22及び記憶部24で構成されるハードウェア資源が、処理部22の制御部が割り当てるタスクを実行することにより実現される。ここで、タスクとは、アプリケーションソフトウェアが行っている処理全体、又は同じアプリケーションソフトウェアが行っている処理のうち、同時に実行できない処理単位である。
記憶部24には、処理部22での処理に利用されるソフトウェアやデータが記憶されており、上述した、プロジェクタ34や距離センサ36の駆動を制御するアプリケーションプログラムを作動させるタスクや、画像処理用プログラムを作動させるタスクが記憶されている。また、記憶部24には、これらのタスク以外にも、例えば、通信、ダウンロードされた音声データ、あるいは記憶部24に対する制御に処理部22が用いるソフトウェア、通信相手の電話番号やメールアドレス等が記述されて管理するアドレス帳、発信音や着信音等の音声ファイル、ソフトウェアの処理過程で用いられる一時的なデータ等が記憶されている。
なお、ソフトウェアの処理過程で用いられるコンピュータプログラムや一時的なデータは、処理部22によって記憶部24に割り当てられた作業領域へ一時的に記憶される。記憶部24は、例えば、不揮発性の記憶デバイス(ROM:Read Only Memory等の不揮発性半導体メモリ、ハードディスク装置等)や、読み書き可能な記憶デバイス(例えば、SRAM:Static Random Access Memory、DRAM:Dynamic Random Access Memory)等で構成される。
送受信部26は、アンテナ26aを有し、基地局によって割り当てられるチャネルを介し、基地局との間でCDMA(Code Division Multiple Access)方式などによる無線信号回線を確立し、基地局との間で電話通信及び情報通信を行う。操作部13は、例えば、電源キー、通話キー、数字キー、文字キー、方向キー、決定キー、発信キー等、各種の機能が割り当てられた操作キー13Aと、方向及び決定キー13Bとで構成される。そして、これらのキーがユーザの操作により入力されると、その操作内容に対応する信号を発生させる。発生した信号は、ユーザの指示として処理部22へ入力される。
音声処理部30は、マイク15に入力される音声信号やレシーバ16やスピーカ17から出力される音声信号の処理を実行する。すなわち、音声処理部30は、マイク15から入力される音声を増幅し、AD変換(Analog Digital変換)を実行した後、さらに符号化等の信号処理を施して、ディジタルの音声データに変換して処理部22へ出力する。また、処理部22から送られる音声データに対して復号化、DA変換(Digital Analog変換)、増幅等の処理を施してアナログの音声信号に変換してから、レシーバ16やスピーカ17へ出力する。ここで、スピーカ17は、携帯電子機器1の筐体1C内に配置されており、着信音やメールの送信音等を出力する。
加速度センサ38は、携帯電子機器1に印加される加速度の方向及び大きさを検出する。加速度センサ38の検出結果は、携帯電子機器1の姿勢変化や移動の有無を判定したり、姿勢の変化量や移動距離を算出したりするために用いられる。なお、携帯電子機器1の姿勢変化の有無を判定したり、姿勢の変化量を算出したりするために、携帯電子機器1に方位センサを設けることとしてもよい。
表示部32は、上述したディスプレイ2を有しており、処理部22から供給される映像データに応じた映像や画像データに応じた画像を表示パネルに表示させる。ディスプレイ2は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD、Liquid Crystal Display)や、有機EL(Organic Electro−Luminescence)パネルなどで構成された表示パネルで構成される。なお、表示部32は、ディスプレイ2に加え、サブディスプレイを有していてもよい。
プロジェクタ34は、光源と、画像データに基づいて前記光源から射出された光を投影するか否かを切り換える光学系とで構成されている。本実施形態において、プロジェクタ34は、光源である可視光照射装置(可視光照射手段)31と、光学系である描画装置35と、焦点調整装置39とを含んで構成される。可視光照射装置31は、可視光のレーザー光を照射する。可視光領域の光は、短波長側が360nmから400nm以上、長波長側が760nmから830nm以下の光であり、本実施形態において、可視光照射装置31は、R(Red)、G(Green)、B(Blue)の3色の光を照射する。
描画装置35は、可視光照射装置31から照射される3色の光を合成するとともに、画像投影対象に照射する。描画装置35は、光源から射出された光を透過させるか否かを切り換える切り換え素子、及び当該切り換え素子を通過した光をラスター走査させるミラーを含んで構成される。そして、描画装置35は、ミラーによって可視光照射装置31から射出されたレーザー光の角度を変えて、画像投影対象にレーザー光を走査させることで、画像投影対象に画像を投影させる。
前記ミラーとしては、例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical System)ミラーが用いられる。MEMSミラーは、圧電素子を利用してミラーを駆動して、可視光照射装置31から照射される可視光を走査し、可視画像や不可視画像を生成する。この場合は、ミラーによって光源から照射された光の角度を変えて、画像投影対象の全面に光源から照射された光を走査させることで、画像投影対象に可視画像や不可視画像を投影させることができる。このように、プロジェクタ34は、スキャン方式のプロジェクタである。なお、プロジェクタ34の構成は、上述したレーザーを光源とするものに限定されるものではない。例えば、プロジェクタ34は、ハロゲンライトや、LED光源、LD光源を光源とし、LCDや、DMD(Digital Micro-mirror Device)を光学系に備える構成のプロジェクタを用いてもよい。
焦点調整装置39は、プロジェクタ制御部22aからの指令により、描画装置35から投影される可視画像が画像投影対象上で結像させる機能(焦点調整機能)を有する。焦点調整装置39は、例えば、可動するレンズ等で構成される焦点調整機構を備えており、レンズを動かすことで前記焦点調整機能を実現する。また、焦点調整装置39は、プロジェクタ34が投影する画像のデータに対して画像処理部22bによって所定の画像処理を施すことにより、前記焦点調整機能を実現するものであってもよい。さらに、焦点調整装置39は、焦点調整機能及び画像処理によって前記焦点調整機能を実現するものであってもよい。距離センサ36は、プロジェクタ34の光出射部と画像投影対象との距離を計測する。なお、距離センサ36の代わりに、焦点調整装置39の、プロジェクタ34から投影された画像の焦点を調整する機能を利用して、プロジェクタ34の光出射部と画像投影対象との距離を計測してもよい。
図4は、図1に示す携帯電子機器のプロジェクタが画像を投影している状態を示す説明図である。上述したように、プロジェクタ34は、画像を投影する画像投影部であり、画像投影面が携帯電子機器1の筐体1Cの外部に露出している。携帯電子機器1は、プロジェクタ34から画像を投影することで、図4に示すように、プロジェクタ34の画像投影面と対向する位置の画像投影対象(例えば、壁面やスクリーン等)のうち、所定の領域(投影領域)PAに画像Pを投影させることができる。なお、プロジェクタ34は、処理部22により動作が制御され、処理部22から送られる種々の映像、例えば動画やプレゼンテーション資料等を投影し、投影領域PAに表示させる。
カメラ40は、上述したようにプロジェクタ34の光射出部の近くに設けられ、投影領域を含む領域の画像を取得する撮像機構である。つまり、カメラ40は、プロジェクタ34が光を射出する方向の画像を取得する。なお、カメラ40は、プロジェクタ34により投射される画像の投射画角よりも広い画角で画像を撮影する撮影機構であり、プロジェクタ34により画像が投影される投影領域よりも広い領域の画像を撮影することができる。
処理部22は、こうしてカメラ40によって撮影される画像等に基づいて、携帯電子機器1の姿勢や位置が所定の許容範囲内で変化しても、画像Pが投影領域PAに一定の大きさで投影されるようにプロジェクタ34等を制御する。例えば、携帯電子機器1が角度R1だけ回転した場合でも、処理部22は、プロジェクタ34の投影方向を変更させる等して、画像Pを投影領域PAに投影させる。
次に、図5を用いて携帯電子機器のプロジェクタの画像投影動作を説明する。ここで、図5は、携帯電子機器の投影動作の一例を示すフロー図である。まず、携帯電子機器1の処理部22は、ステップS101として、条件判定部22cにより、携帯電子機器1が搭載するプロジェクタ34が使用中であるか否かを判定する。処理部22は、ステップS101でプロジェクタ動作中ではない(No)、すなわち、条件判定部22cでプロジェクタ34は使用中でないと判定したら、本制御を終了する。
また、処理部22は、ステップS101でプロジェクタが動作中である(Yes)、すなわち、条件判定部22cがプロジェクタ34は使用中であると判定したら、ステップS102として姿勢変化又は移動があったかを判定する。つまり、処理部22は、ステップS102として、条件判定部22cにより、携帯電子機器1が搭載するプロジェクタ34に動きがあったか、すなわち、プロジェクタ34(携帯電子機器1)の姿勢変化又は移動があったか否かを判定する。ここで、条件判定部22cは、カメラ40で撮影した画像、及び、オートフォーカス機能で算出した焦点距離に基づいて、プロジェクタ34の姿勢変化又は移動があったかを判定することができる。また、条件判定部22cは、距離センサ36や加速度センサ38の検出結果を用いることでも、プロジェクタ34の姿勢変化又は移動があったかを判定することができる。なお、本実施形態では、投影面とプロジェクタ34との相対的な移動も、プロジェクタ34の移動と判定する。つまり、条件判定部22cは、投影面とプロジェクタ34との間の距離が変化したら、移動したと判定する。あるいは、投影方向(つまり、投影方向に沿って投影面)に向かって進む動きや、退く動きを検出したら、移動したと判定してもよい。処理部22は、ステップS102で変化及び移動なし(No)、すなわち、条件判定部22cでプロジェクタ34に動きはなかったと判定したら、本制御は終了する。
また、処理部22は、ステップS102で、プロジェクタ34の姿勢変化又は移動があった(Yes)、つまり、条件判定部22cがプロジェクタ34に動きがあったと判定したら、ステップS103として、姿勢・位置演算部22dにより、プロジェクタ34(携帯電子機器1)の動きに基づいて、姿勢の変化量及び移動距離を算出する。つまり、プロジェクタ34と画像が投影される投影面との角度及び距離の変化を算出する。具体的には、処理部22は、カメラ40または加速度センサ38の検出結果に基づいて、プロジェクタ34の姿勢を検出し、基準姿勢または前回の姿勢と比較することで、姿勢の変化量を算出する。また、処理部22は、カメラ40または距離センサ36及び加速度センサ38の検出結果に基づいて、投影面とプロジェクタ34との間の距離を検出し、基準距離または前回の距離と比較することで、移動距離、移動方向を算出する。
処理部22は、ステップS103で姿勢の変化量及び移動距離を算出したら、ステップS104として、投影補正部22eにより、ステップS103で求められた姿勢の変化量及び移動距離に応じてプロジェクタ34の投影方向および投影角度を変更させて、姿勢変化又は移動の前と同じ位置に同じ大きさで画像を投影させる。処理部22は、ステップS104の処理を終了したら、本制御を終了する。処理部22は、プロジェクタ34による画像の投影中は、上記処理を繰り返す。
なお、プロジェクタ34の投影方向の変更(投影画像の位置の調整)は、例えば、プロジェクタ34を可動式にしてプロジェクタ34自体の方向を変更することで実現してもよいし、描画装置35を構成するミラーの走査範囲(回動する範囲)を変更することで実現してもよい。また、プロジェクタ34の光射出部に可動式のレンズを配置し、そのレンズの方向を変化させることによって実現してもよい。また、画像処理部22bが透明なレイヤの上に投影対象の画像を合成した画像を生成することとし、透明なレイヤ上での投影対象の画像の位置を変更することによって実現してもよい。また、これらの方式を組み合わせてもよい。
また、プロジェクタ34の投影角度の変更(投影画像の大きさの調整)は、例えば、描画装置35を構成するミラーの振り角(回動する角度)の大きさを変更することで実現してもよい。また、プロジェクタ34の光射出部に可動式のレンズを配置し、そのレンズと光源との距離を変化させることによって実現してもよい。また、画像処理部22bが透明なレイヤの上に投影対象の画像を合成した画像を生成することとし、透明なレイヤ上での投影対象の画像の大きさを変更することによって実現してもよい。また、これらの方式を組み合わせてもよい。
次に、図6を用いて携帯電子機器が画像を連係させて出力する動作について説明する。ここで、図6は、携帯電子機器の画像出力動作の一例を示すフロー図である。なお、図5に示した投影動作は、図6に示す画像出力動作と並行して繰り返し実行される。まず、処理部22の連係出力制御部22fは、ステップS201として、第1の画像をプロジェクタ34から投影させる。また、連係出力制御部22fは、ステップS202として、第1の画像と関連を有する第2の画像を表示部32に表示させる。
そして、連係出力制御部22fは、ステップS203として、携帯電子機器1に対する操作が検出されたかを判定する。ここで、図6に示す画像出力動作においては、操作部13で受け付けられる操作に加えて、携帯電子機器1の姿勢を変化させることや、携帯電子機器1の位置を変化させることも、携帯電子機器1に対する操作として検出される。
連係出力制御部22fは、ステップS203で携帯電子機器1に対する操作が検出されない(No)と判定したら、ステップS203の判定を再実行する。また、連係出力制御部22fは、ステップS203で携帯電子機器1に対する操作が検出された(Yes)と判定したら、ステップS204として、その操作が画像出力動作の終了を指示する所定の操作であるかを判定する。検出された操作が終了を指示する操作である(Yes)とステップS204で判定した場合、連係出力制御部22fは、本制御を終了する。
検出された操作が終了を指示する操作ではない(No)、すなわち、検出された操作が、画像の変更に関する操作であるとステップS204で判定した場合、連係出力制御部22fは、ステップS205として、検出された操作内容に応じて、表示部32に表示される第2の画像を変化させる。操作内容と第2の画像の変化のさせ方の対応については、以下に具体例を示しながら説明する。
次に、具体例を用いて、携帯電子機器1についてより詳細に説明する。ここで、図7から図10は、それぞれ、携帯電子機器の動作を説明するための説明図である。なお、図7から図10は、携帯電子機器1の形状を模式的に図示している。
図7に示すステップS11では、携帯電子機器1は、第1の画像P1として、日本の関東地方の地図をプロジェクタ34から投影させている。また、携帯電子機器1は、第1の画像P1と関連する第2の画像P2として、第1の画像P1の一部である東京都付近の地図をディスプレイ2に表示させている。そして、携帯電子機器1は、第1の画像P1における第2の画像P2の位置及び範囲を表すために、フレームFを第1の画像P1中に示している。
なお、ここで用いられる地図は、例えば、道路や鉄道等の交通機関を示すものであってもよいし、公共機関や商業施設等の各種施設を示すものであってもよいし、各地の天気を示すものであってもよい。
このように、地図をプロジェクタ34から投影させつつ、その一部をディスプレイ2に表示させることにより、地図を大きく投影させて広い範囲を閲覧しながら、特定の地域の地形や地名等の詳細な情報をディスプレイ2上で確認することができる。プロジェクタ34は、画像を大きく投影することができるため、広範囲の地図を閲覧するために適している。また、ディスプレイ2は、プロジェクタ34によって投影される画像よりも高い解像度で画像を表示することができるため、地図中の細かい形状や文字を確認するために適している。
ここで、利用者がディスプレイ2に表示される画像を左方向へスクロールさせるための所定の操作を操作部13に対して行ったものとする。ここでいう所定の操作とは、例えば、左方向キーを押下する操作である。携帯電子機器1は、その操作を検出すると、ステップS12に示すように、第1の画像P1を同じ位置に同じ大きさで投影させたままで、ディスプレイ2に表示される第2の画像P2をステップS11よりも左寄りの地図に変更する。そして、携帯電子機器1は、第1の画像P1における第2の画像P2の位置の変化を表すために、フレームFを左寄りに移動させる。なお、利用者は、ディスプレイ2に表示される画像を左以外の方向へスクロールさせることもできる。
このように、第1の画像P1の位置及び大きさを変化させることなく、第2の画像P2として表示される部分を変更することにより、利用者は、広い範囲を閲覧しながら、詳細を確認する地域を変更することができる。
そして、利用者がディスプレイ2に表示される画像を左方向へスクロールさせるための所定の操作をさらに操作部13に対して行ったものとする。携帯電子機器1は、その操作を検出すると、ステップS13に示すように、第1の画像P1を同じ位置に同じ大きさで投影させたままで、ディスプレイ2に表示される第2の画像P2をステップS12よりも左寄りの地図に変更する。そして、携帯電子機器1は、第1の画像P1における第2の画像P2の位置の変化を表すために、フレームFを左寄りに移動させる。ステップS13では、ディスプレイ2に表示される第2の画像P2を左寄りに表示させた結果、第1の画像P1として投影されている範囲の外部の地図がディスプレイ2に表示されている。
このように、第1の画像P1として投影されている範囲よりも外側の地図を第2の画像P2としてディスプレイ2に表示させることにより、利用者は、広い範囲を閲覧しながら、その外部の地形等を確認することができる。
また、ステップS11の状態から、利用者がディスプレイ2に表示される画像を拡大させるための所定の操作を操作部13に対して行ったものとする。ここでいう所定の操作とは、例えば、上方向キーを長押しする操作である。携帯電子機器1は、その操作を検出すると、ステップS14に示すように、第1の画像P1を同じ位置に同じ大きさで投影させたままで、ディスプレイ2に表示される第2の画像P2をステップS11よりも拡大させる。そして、携帯電子機器1は、第1の画像P1における第2の画像P2の範囲の変化を表すために、フレームFを縮小させる。ステップS14では、ディスプレイ2に表示される第2の画像を拡大させた結果、東京都の一部である渋谷区の地図がディスプレイ2に表示されている。
このように、第1の画像P1の位置及び大きさを変化させることなく、第2の画像を拡大することにより、利用者は、広い範囲を閲覧しながら、より詳細に地形等を確認することができる。
なお、ステップS11の状態から、利用者がディスプレイ2に表示される画像を縮小させるための所定の操作を操作部13に対して行った場合、携帯電子機器1は、第1の画像P1を同じ位置に同じ大きさで投影させたままで、ディスプレイ2に表示される第2の画像P2をステップS11よりも縮小させる。その結果、ディスプレイ2には、例えば、日本全国の地図が第2の画像P2として表示される。
続いて、利用者がディスプレイ2に表示される画像を拡大させるための所定の操作をさらに操作部13に対して行ったものとする。携帯電子機器1は、その操作を検出すると、ステップS15に示すように、第1の画像P1を同じ位置に同じ大きさで投影させたままで、ディスプレイ2に表示される第2の画像P2をステップS14よりも拡大させる。そして、携帯電子機器1は、第1の画像P1における第2の画像P2の範囲の変化を表すために、フレームFを縮小させる。
携帯電子機器1は、地図をディスプレイ2に表示させるに際して、地図の拡大率が所定の閾値を超えた場合には、地図に含まれる建物等の要素の表示を2次元の平面的な表示から3次元の立体的な表示へ切り替える。また、携帯電子機器1は、地図の拡大率が所定の閾値を超えた場合に、建物等の要素に関して予め登録された詳細情報を要素に付加して表示する。
なお、要素の3次元の立体的な表示は、例えば、予め撮影された要素の画像を表示することで実現することとしてもよいし、予め用意された要素の3次元形状モデルデータに基づいて演算処理によって3次元形状を仮想的に生成することによって実現することとしてもよい。
ステップS15では、地図の拡大率が所定の閾値を超えた結果、渋谷区の一部である渋谷駅がディスプレイ2に立体的に表示されている。また、ステップS15では、地図に含まれる要素の詳細情報として、「渋谷駅」という建物の名称を含む吹き出しBが渋谷駅の立体的な形状に付加して表示されている。なお、地図に含まれる要素の詳細情報としては、建物の名称以外に、例えば、住所、電話番号、内部の写真、業態等を表示してもよい。
このように、拡大率の変化に応じて画像に含まれる要素の表示態様を変化させることにより、現状の拡大率に適した密度と形式で利用者に情報を提供することが可能になり、利用者の利便性が向上する。なお、図7に示した例では、拡大率の変化に応じて画像に含まれる要素の表示態様を2段階で変化させる例を示したが、拡大率の変化に応じて要素の表示態様を3段階以上変化させてもよい。
続いて、図8について説明する。図7では、操作部13に対する操作を携帯電子機器1に対する操作として検出する例を示したが、図8では、携帯電子機器1の姿勢を変化させることや、携帯電子機器1の位置を変化させることを携帯電子機器1に対する操作として検出する例を示す。
図8に示すステップS21では、図7に示したステップS11と同様に、携帯電子機器1は、第1の画像P1として、日本の関東地方の地図をプロジェクタ34から投影させている。また、携帯電子機器1は、第1の画像P1と関連する第2の画像P2として、第1の画像P1の一部である東京都付近の地図をディスプレイ2に表示させている。そして、携帯電子機器1は、第1の画像P1における第2の画像P2の位置及び範囲を表すために、フレームFを第1の画像P1中に示している。
ここで、利用者が携帯電子機器1を右方向に角度R2だけ回転させたものとする。携帯電子機器1は、その操作を検出すると、ステップS22に示すように、第1の画像P1を同じ位置に同じ大きさで投影させたままで、ディスプレイ2に表示される第2の画像P2をステップS21よりも左寄りの地図に変更する。そして、携帯電子機器1は、第1の画像P1における第2の画像P2の位置の変化を表すために、フレームFを左寄りに移動させる。
このように、携帯電子機器1の姿勢の変化に応じて、第1の画像P1の位置及び大きさを変化させることなく、第2の画像P2として表示される部分を変更することにより、利用者は、広い範囲を閲覧しながら、詳細を確認する地域を直感的な操作によって変更することができる。ここで、携帯電子機器1の姿勢の変化量と第2の画像P2として表示される部分の移動量との関係は予め決められているものとする。なお、携帯電子機器1は、利用者が携帯電子機器1の位置を左方向へ移動させる操作を検出した場合も、ステップS22と同様に、ディスプレイ2に表示される第2の画像P2をステップS21よりも左寄りの地図に変更する。
そして、利用者が携帯電子機器1を右方向にさらに角度R3だけ回転させたものとする。携帯電子機器1は、その操作を検出すると、ステップS23に示すように、第1の画像P1を同じ位置に同じ大きさで投影させたままで、ディスプレイ2に表示される第2の画像P2をステップS22よりも左寄りの地図に変更する。そして、携帯電子機器1は、第1の画像P1における第2の画像P2の位置の変化を表すために、フレームFを左寄りに移動させる。ステップS23では、ディスプレイ2に表示される第2の画像P2を左寄りに表示させた結果、第1の画像P1として投影されている範囲の外部の地図がディスプレイ2に表示されている。なお、利用者が携帯電子機器1の位置を左方向へ移動させる操作を実行した場合も、第1の画像P1として投影されている範囲の外部の地図がディスプレイ2に表示されることがある。
また、ステップS21の状態から、利用者が携帯電子機器1を投影対象の方向に距離D1だけ移動させたものとする。携帯電子機器1は、その操作を検出すると、ステップS24に示すように、第1の画像P1を同じ位置に同じ大きさで投影させたままで、ディスプレイ2に表示される第2の画像P2をステップS21よりも拡大させる。そして、携帯電子機器1は、第1の画像P1における第2の画像P2の範囲の変化を表すために、フレームFを縮小させる。
このように、携帯電子機器1と投影対象の距離の変化に応じて、第1の画像P1の位置及び大きさを変化させることなく、第2の画像P2を拡大することにより、利用者は、広い範囲を閲覧しながら、直感的な操作によって、より詳細な地形等を確認することができる。ここで、携帯電子機器1の移動距離と第2の画像P2の拡大率との関係は予め決められているものとする。
なお、ステップS21の状態から、利用者が携帯電子機器1を投影対象と反対方向に移動させた場合、携帯電子機器1は、第1の画像P1を同じ位置に同じ大きさで投影させたままで、ディスプレイ2に表示される第2の画像P2をステップS11よりも縮小させる。その結果、ディスプレイ2には、例えば、日本全国の地図が第2の画像P2として表示される。
続いて、利用者が携帯電子機器1を投影対象の方向にさらに距離D2だけ移動させたものとする。携帯電子機器1は、その操作を検出すると、ステップS25に示すように、第1の画像P1を同じ位置に同じ大きさで投影させたままで、ディスプレイ2に表示される第2の画像P2をステップS24よりも拡大させる。そして、携帯電子機器1は、第1の画像P1における第2の画像P2の範囲の変化を表すために、フレームFを縮小させる。
ステップS25では、地図の拡大率が所定の閾値を超えた結果、渋谷区の一部である渋谷駅がディスプレイ2に立体的に表示されている。また、ステップS25では、地図に含まれる要素の詳細情報として、「渋谷駅」という文字列を含む吹き出しBが渋谷駅の立体的な形状に付加して表示されている。
このように、携帯電子機器1の姿勢を変化させることや、携帯電子機器1の位置を変化させることを携帯電子機器1に対する操作として検出した場合も、操作部13に対する操作を携帯電子機器1に対する操作として検出した場合と同様の制御が行われる。
続いて、図9について説明する。図7及び図8では、地図を画像として用いる例を示したが、図9では写真を画像として用いる例を示す。
図9に示すステップS31では、携帯電子機器1は、第1の画像P1として、人物の集合写真をプロジェクタ34から投影させている。また、携帯電子機器1は、第1の画像P1と関連する第2の画像P2として、第1の画像P1と同じ集合写真をディスプレイ2に表示させている。
ここで、利用者がディスプレイ2に表示される画像を拡大させるための所定の操作を操作部13に対して行ったか、あるいは、利用者が携帯電子機器1を投影対象の方向へ移動させたものとする。携帯電子機器1は、その操作を検出すると、ステップS32に示すように、第1の画像P1を同じ位置に同じ大きさで投影させたままで、ディスプレイ2に表示される第2の画像P2をステップS31よりも拡大させる。そして、携帯電子機器1は、第1の画像P1における第2の画像P2の位置及び範囲を表すために、フレームFを第1の画像P1中に示す。また、ステップS32では、写真の拡大率が所定の閾値を超えた結果、携帯電子機器1は、写真に含まれる要素(人物)の詳細情報として、「田中君」という人物名を含む吹き出しBを拡大表示された人物に付加して表示する。
このように、図7及び図8に示した制御と同様の制御を実行することにより、地図以外の画像についても、利用者は、投影された画像によって全体を閲覧しながら、携帯電子機器1を操作して詳細を確認することができる。なお、図9では、第2の画像P2を拡大する例のみを示しているが、利用者は、携帯電子機器1を操作することによって、第2の画像P2をスライドさせたり、縮小させたりすることもできる。
続いて、図10について説明する。図10では、関連性のある画像として、前後関係のある画像を用いる例を示す。
図10に示すステップS41では、携帯電子機器1は、第1の画像P1として、新車の外観を示す写真を含むWEBページをプロジェクタ34から投影させている。投影されるWEBページには、新車の仕様情報を表示する他のWEBページへのリンクLが含まれている。また、携帯電子機器1は、第1の画像P1と関連する第2の画像P2として、第1の画像P1と同じWEBページをディスプレイ2に表示させている。なお、WEBページは、送受信部26による無線通信によって取得される。
ここで、利用者が操作部13に対して所定の操作を行って、リンクLを選択したものとする。携帯電子機器1は、その操作を検出すると、ステップS42に示すように、第1の画像P1を同じ位置に同じ大きさで投影させたままで、新車の仕様情報を表示するWEBページを、第2の画像P2としてディスプレイ2に表示させる。
このように、現行の画面をプロジェクタ34から投影させたままで、次画面をディスプレイ2に表示させることにより、利用者は、現行の画面を閲覧しながら、次画面の内容を確認することができる。
なお、上記の実施形態で示した本発明の態様は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更することができる。例えば、プロジェクタ34が、ディスプレイ2の反対側以外の面から画像を投影することとしてもよい。
また、上記の実施形態では、静止画をプロジェクタ34から投影し、静止画をディスプレイ2に表示させることとしたが、いずれか又は両方の静止画を動画としてもよい。例えば、あるチャンネルのテレビ番組をプロジェクタ34から投影したままで、携帯電子機器1の姿勢の変化に応じて他のチャンネルのテレビ番組をディスプレイ2に表示させることとしてもよい。
また、上記の実施形態では、携帯電子機器1が姿勢の変化と移動の両方を操作として検出することとしたが、姿勢の変化または移動のいずれか一方を操作として検出することとしてもよい。
以上のように、本発明に係る携帯電子機器は、プロジェクタのような、画像を投影できる装置を備えるものに有用である。
1 携帯電子機器
1C 筐体
2 ディスプレイ
13 操作部
13A 操作キー
13B 方向及び決定キー
22 処理部
22a プロジェクタ制御部
22b 画像処理部
22c 条件判定部
22d 姿勢・位置演算部
22e 投影補正部
22f 連係出力制御部
24 記憶部
30 音声処理部
31 可視光照射装置
32 表示部
34 プロジェクタ
35 描画装置
36 距離センサ
38 加速度センサ
39 焦点調整装置
40 カメラ

Claims (8)

  1. 画像を投影する投影部と、
    画像を表示する表示部と、
    操作を検出する検出部と、
    前記投影部に第1の画像を投影させるとともに、前記表示部に前記第1の画像と関連を有する第2の画像を表示させ、前記検出部による前記第2の画像に対応づけられた所定の操作の検出に応じて、前記投影部に第1の画像を投影させたままで、前記表示部に表示される前記第2の画像を変化させる処理部と
    を備えることを特徴とする携帯電子機器。
  2. 前記検出部は、当該携帯電子機器の姿勢又は位置の少なくとも一方の変化を当該携帯電子機器に対する操作として検出し、
    前記処理部は、前記検出部の検出結果に基づいて、前記第1の画像が投影対象の一定の範囲に一定の大きさで投影されるように前記投影部を制御することを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 所定の操作を受け付ける操作部をさらに備え、
    前記検出部は、前記操作部に対して行われた操作を検出することを特徴とする請求項1または2に記載の携帯電子機器。
  4. 前記第2の画像は、前記第1の画像の一部分を拡大した画像であり、
    前記処理部は、前記検出部によって検出された操作に応じて、前記一部分の範囲または位置の少なくとも一方を変化させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  5. 前記処理部は、前記一部分を前記第2の画像として表示させるための拡大率に応じて、前記第2の画像に含まれる要素の表示態様を変化させることを特徴とする請求項4に記載の携帯電子機器。
  6. 前記処理部は、前記拡大率が閾値よりも大きくなった場合に、前記第2の画像に含まれる要素に該要素に関する詳細情報を付加して表示することを特徴とする請求項5に記載の携帯電子機器。
  7. 前記処理部は、前記一部分の範囲および位置を投影される前記第1の画像中に示すことを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  8. 前記処理部は、前記検出部によって検出された操作の量が所定の範囲を超過した場合に、前記第1の画像として投影される画像の投影範囲の外側を含む前記第2の画像を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項4から7のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
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