JP2012113937A - Led電球 - Google Patents

Led電球 Download PDF

Info

Publication number
JP2012113937A
JP2012113937A JP2010261288A JP2010261288A JP2012113937A JP 2012113937 A JP2012113937 A JP 2012113937A JP 2010261288 A JP2010261288 A JP 2010261288A JP 2010261288 A JP2010261288 A JP 2010261288A JP 2012113937 A JP2012113937 A JP 2012113937A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
led
heat
bulb according
power supply
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010261288A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5718030B2 (ja
Inventor
Masaru Igaki
勝 伊垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP2010261288A priority Critical patent/JP5718030B2/ja
Priority to CN2011204340625U priority patent/CN202302928U/zh
Publication of JP2012113937A publication Critical patent/JP2012113937A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5718030B2 publication Critical patent/JP5718030B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 LEDチップからの放熱を促進することが可能なLED電球を提供すること。
【解決手段】 本発明に係るLED電球は、複数のLEDチップ201と、複数のLEDチップ201を支持する実装面301を有するLED基板300と、を備えており、複数のLEDチップ201は、LED基板300における配置密度がLED基板300の中央側よりもLED基板300の周縁側の方が高い。
【選択図】 図3

Description

本発明は、光源としてLEDチップを備えるLED電球に関する。
いわゆる白熱電球の代替製品として、LEDチップが実装されたLED電球が普及し始めている。LED電球は、白熱電球に対して、省電力および長寿命といった長所がある。
図16は、従来のLED電球の一例を示している(たとえば、特許文献1参照)。同図に示されたLED電球900は、複数のLEDモジュール901、グローブ902、LED基板903、放熱部材904、および口金905を備えている。LEDモジュール901は、LED電球900の発光手段であり、LEDチップ(図示略)が内蔵されている。グローブ902は、LEDモジュール901からの光を透過するものであり、略球形状とされている。LED基板903は、複数のLEDモジュール901がたとえばマトリクス状に実装されており、放熱部材904に取り付けられている。放熱部材904は、LEDモジュール901からの熱を放散させるためのものであり、たとえばアルミからなる。口金905は、LED電球900を、白熱電球用の照明器具に取り付けるための部位である。
LED電球900の発光時には、複数のLEDモジュール901からの熱がLED基板903を介して放熱部材904に伝えられる。LED基板903において、たとえば中央部分が顕著に高温であるなど、温度分布が不均一であるほど、放熱部材904の伝熱効率が低下してしまう。また、複数のLEDモジュール901からの熱によって、グローブ902内の空気が温められる。この空気からの放散は、グローブ902を介した放熱がほとんどである。グローブ902は、ガラスまたは樹脂からなるため熱伝導率があまり高くない。このように、LED電球900は、発光時の放熱をより高めることが求められている。
特開2010−56059号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、LEDチップからの放熱を促進することが可能なLED電球を提供することをその課題とする。
本発明によって提供されるLED電球は、主面を有し、かつセラミックからなる基板と、上記基板の上記主面に実装された複数のLEDチップと、上記基板を支持し、かつ上記LEDチップからの熱が上記基板を介して伝えられる放熱部材と、上記複数のLEDチップを覆い、かつ上記複数のLEDチップからの光を透過させるグローブと、上記放熱部材に対して上記グローブとは反対側に取り付けられている口金と、を備えることを特徴としている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記基板には、上記複数のLEDチップに導通する配線パターンが形成されており、上記配線パターンの少なくとも一部を覆う反射層を備える。
本発明によって提供されるLED電球は、複数のLEDチップと、上記複数のLEDチップを支持する実装面を有するLED基板と、を備えており、上記複数のLEDチップは、上記LED基板における配置密度が上記LED基板の中央側よりも上記LED基板の周縁側の方が高いことを特徴としている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記複数のLEDチップは、上記LED基板の周縁に沿って環状に配置されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記LED基板が取り付けられた伝熱ブラケットと、上記伝熱ブラケットを支持する放熱部材と、上記放熱部材に対して上記伝熱ブラケットとは反対側に取り付けられた口金と、を備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記LEDチップに給電するための電源部を備えており、上記放熱部材は、上記電源部の少なくとも一部を収容する電源収容凹部を有している。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記放熱部材は、複数のフィンを有している。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記LED基板のうち、上記複数のLEDチップによって囲まれた領域には、上記電源部からの給電に用いられる配線を通すための配線用貫通孔が形成されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記伝熱ブラケットは、上記LED基板のうち上記実装面とは反対側にある裏面に対向する支持板を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記伝熱ブラケットは、上記支持板の周縁から上記放熱部材側に延びる側板を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記側板には、1以上の放熱用貫通孔が形成されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記伝熱ブラケットには、上記側板表面から上記支持板内方に向かう部分が削除されることによって形成された1以上の切欠きが形成されており、この切欠きが上記側板を貫通することにより上記放熱用貫通孔が形成されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記伝熱ブラケットは、上記側板の上記支持板と反対側周縁につながる鍔板を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記鍔板には、上記伝熱ブラケットを上記放熱部材に対して取り付けるボルトを通すためのボルト用貫通孔が形成されており、上記切欠きの一部によって、上記ボルトの頭部を沈降させるためのザグリ穴が構成されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記LED基板および上記支持板は円形であり、上記側板は、円筒形状である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記電源部は、上記伝熱ブラケットと上記放熱部材とにその一部が挟まれた電源基板を備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記電源基板には、放熱用貫通孔が形成されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記伝熱ブラケットの上記放熱用貫通孔と上記電源基板の上記貫通孔とは、上記LED基板の周縁方向において重なる位置に設けられている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記電源基板は、外方に向かって延出し、かつ上記伝熱ブラケットと上記放熱部材とに挟まれた1以上の延出部を有している。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記延出部の表面には、ハンダ層が形成されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記伝熱ブラケットは、アルミからなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記放熱部材は、アルミからなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、各々が、上記LEDチップ、上記LEDチップを覆い、かつ上記LEDチップからの光を透過する封止樹脂、および上記LED基板に実装するための実装端子、を具備する複数のLEDモジュールを備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記LED基板を収容しており、上記LEDチップからの光を拡散させつつ透過させるグローブを備える。
このような構成によれば、上記複数のLEDモジュールが発熱すると、上記LED基板の周縁寄り部分により多くの熱が伝えられ、上記LED基板の中央寄り部分に伝えられる熱は、相対的に少ない。このため、上記LED基板の中央寄り部分が過度に高熱となってしまうことを防止可能である。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第1実施形態に基づくLED電球の一例を示す正面図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 図1のLED電球の伝熱ブラケットを示す斜視図である。 図1のLED電球の伝熱ブラケットを示す平面図である。 図4のV−V線に沿う要部断面図である。 図1のLED電球の電源基板および放熱部材を示す平面図である。 図4のVII−VII線に沿う要部断面図である。 図4のVIII−VIII線に沿う要部断面図である。 図4のIX−IX線に沿う要部断面図である。 本発明に係るLED電球の変形例を示す要部平面図である。 本発明に係るLED電球の他の変形例を示す要部平面図である。 本発明に係るLED電球の他の変形例を示す要部平面図である。 図12のXIII−XIII線に沿う要部断面図である。 本発明に係るLED電球の他の変形例を示す要部平面図である。 本発明の第2実施形態に基づくLED電球の一例を示す断面図である。 従来のLED電球の一例を示す一部断面正面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1および図2は、本発明に係るLED電球の一例を示している。本実施形態のLED電球101は、複数のLEDモジュール200、LED基板300、伝熱ブラケット400、放熱部材500、電源部600、口金710、およびグローブ720を備えている。LED電球101は、白熱電球の代替製品として白熱電球用の照明器具に取り付けられて用いられる。LED電球101は、たとえば60W型の電球相当の大きさとされており、直径径が60mm程度、高さが123mm程度である。
LED基板300は、複数のLEDモジュール200を支持し、かつこれらへの電源供給経路を提供するためのものである。本実施形態においては、LED基板300は、熱伝導が比較的高いガラスコンポジッド銅張積層板からなり、円形状とされている。LED基板300の実装面301には、複数のLEDモジュール200が実装されている。LED基板300の裏面302は、伝熱ブラケット400に対して、たとえば接着剤または両面粘着テープによって取り付けられている。LED基板300の中央付近には、配線用貫通孔303が形成されている。LED基板300の適所には、後述する配線パターン320が形成されている(図1および図2においては図示略)。
複数のLEDモジュール200は、LED基板300の実装面301に実装されている。図3および図4に示すように、複数のLEDモジュール200は、LED基板300の周縁に沿って円環状に配置されている。本実施形態においては、複数のLEDモジュール200の実装方向は、すべて一方向(図4における左右方向)に統一されている。
図5に示すように、LEDモジュール200は、LEDチップ201、1対のリード202、ケース204、封止樹脂205、および1対のワイヤ206を備えている。1対のリード202は、たとえばCu合金からなり、その一方にLEDチップ201が搭載されている。リード202のうちLEDチップ201が搭載された面と反対側の面は、LEDモジュール200を面実装するために用いられる実装端子203とされている。LEDチップ201は、LEDモジュール200の光源であり、たとえば青色光を発光可能とされている。LEDチップ201と1対のリード202とは、1対のワイヤ206によって接続されている。封止樹脂205は、LEDチップ201を保護するためのものである。封止樹脂205は、LEDチップ201からの光によって励起されることにより黄色光を発する蛍光物質を含む透光樹脂を用いて形成されている。上記蛍光物質としては、黄色光を発するものに代えて、赤色光を発するものと緑色光を発するものとを混合して用いてもよい。ケース204はたとえば白色樹脂からなり、LEDチップ201から側方に発された光を上方に反射するためのものである。
なお、本実施形態とは異なり、LEDチップ201をLED基板300に直接実装する構成としてもよい。
伝熱ブラケット400は、LED基板300を支持するとともに、LED基板300からの熱を放熱部材へと伝えるためのものである。図2〜図4に示すように、本実施形態においては、伝熱ブラケット400は、支持板410、側板420、および鍔板430を有している。伝熱ブラケット400の材質としては、熱伝導率が高いものが好ましく、たとえばアルミなどの金属が用いられる。
支持板410は、LED基板300の裏面302と対向し、かつこの裏面302がたとえば接着剤または両面粘着テープによって取り付けられている。本実施形態においては、支持板410は、円形状とされており、その直径がLED基板300の直径よりも若干大とされている。図9に示すように、支持板410の中央付近には、配線用貫通孔411が形成されている。
図3、図4および図7に示すように、側板420は、支持板420の周縁から放熱部材500側へと延びており、本実施形態においては、直径に対して高さが顕著に低い円筒形状とされている。鍔板430は、側板420の下端縁から支持板420が広がる方向に延びており、本実施形態においては円環状とされている。
側板420には、4つの伝熱用貫通孔421が形成されている。伝熱用貫通孔421を通じて、伝熱ブラケット400の外側空間と内側空間とがつながっている。鍔板430には、4つのボルト用貫通孔431および4つのザグリ穴432が形成されている。ボルト用貫通孔431は、伝熱ブラケット400を放熱部材500に対して固定するボルト441を通すためのものである。本実施形態においては、4つのボルト用貫通孔431は、90°ピッチで配置されている。ザグリ穴432は、ボルト441の頭部を鍔板430内に沈降させるためのものであり、直径がボルト用貫通孔431の直径よりも大である円形の凹部である。本実施形態においては、ザグリ穴432を形成するためのドリル加工を施す際に、鍔板430だけでなく、支持板410の周縁付近のごく一部と側板420の一部とを切削している。これにより、伝熱ブラケット400には、4つの切欠き422が形成されている。切欠き422が側板420の厚さ方向に貫通した部分が、上述した伝熱用貫通孔421となっている。このような形成手法の結果、切欠き422の一部によって、ザグリ穴432が構成される格好となっている。ザグリ穴432には、固定樹脂442が充てんされている。固定樹脂442は、ボルト441の緩みを防止するためのものであり、本実施形態においては、ザグリ穴432のうち側板420とは反対側のおよそ半分の領域に充てんされている。なお、図3においては、理解の便宜上、固定樹脂442を省略している。
図1および図2に示すように放熱部材500は、伝熱ブラケット400が取り付けられており、本実施形態においては、本体510およびスペーサ520からなる。放熱部材500の材質としては、熱伝導率が高いものが好ましく、たとえばアルミなどの金属が用いられる。なお、本実施形態とは異なり、放熱部材500を一体成型品として形成してもよい。
本体510は、全体として半楕円体とされており、複数のフィン511を有している。複数のフィン511は、外方に向かって放射状に形成されている。本体510には、電源収容凹部512が形成されている。電源収容凹部512は、電源部600の少なくとも一部を収容する部位であり、本実施形態においては、電源部600のほとんどを収容している。
スペーサ520は、円板状であり、本体510の図中上端に取り付けられている。スペーサ520には、開口521がけいせいされている。開口521は、電源部600との干渉を回避するために設けられている。また、図6に示すように、スペーサ520には、4つのボルト用貫通孔522と3つの凹部523とが形成されている。4つのボルト用貫通孔522は、ボルト411を通すためのものであり、本実施形態においては開口521を囲むようにして90°ピッチで配置されている。3つの凹部523は、開口5212から径方向に向かって延びるように形成されており、スペーサ520の厚さよりも小さい深さとされている。3つの凹部523は、4つのボルト用貫通孔522を避けた位置に設けられている。
電源部600は、たとえば商用の交流100V電源からLEDモジュール200(LEDチップ201)を点灯させるのに適した直流電力を発生させ、この直流電力をLEDモジュール200(LEDチップ201)に供給するものであり、電源基板610、複数の電子部品620、および配線630を備えている。
電源基板610は、たとえばガラスコンポジッド銅張積層板からなり、全体として円形状とされている。図2に示すように、電源基板610の図中下面には、複数の電子部品620が実装されている。電源基板610は、放熱部材500のスペーサ520の開口521を塞ぐように配置されている。
図6に示すように、電源基板610には、4つの放熱用貫通孔611が形成されている。各放熱用貫通孔611は、電源基板610の周縁寄り領域に形成されており、本実施形態においては、電源基板610の周縁に沿った円弧状のスリットとされている。4つの放熱用貫通孔611は、90°ピッチで配置されており、電源基板610の周方向(LED基板300の周方向と一致する)において、4つのボルト用貫通孔441と同じ位置に設けられている。すなわち、図7に示すように、上記周方向において伝熱ブラケット400の放熱用貫通孔421と電源基板610の放熱用貫通孔611とは、同じ位置に設けられている。
電源基板610には、3つの延出部612が設けられている。延出部612は、電源基板610の径方向に延出している。3つの延出部612の位置は、スペーサ520の3つの凹部523と一致しており、各延出部612が各凹部523に収容されている。本実施形態においては、1つの延出部612にハンダ層613が形成されている。ハンダ層613は、電子部品620のうちアースに接続されるべき極と導通している。図8に示すように、延出部612は、伝熱ブラケット400の鍔板430と放熱部材500のスペーサ520とによって挟まれている。これにより、電源基板610が固定されている。ハンダ層613は、延出部612と鍔板430およびスペーサ520との間に介在する格好となっている。
複数の電子部品620は、たとえば商用の交流100V電源をLEDモジュール200(LEDチップ201)を点灯させるのに適した直流電力に変換する機能を果たす。複数の天使部品620は、たとえば、コンデンサ、抵抗、コイル、ダイオード、ICなどを含む。たとえば、図2において、電源収容凹部512のほぼ中央において、図中下方にもっとの突出した電子部品620は、コンデンサである。
図6および図8に示すように複数の電子部品620には、電子部品621が含まれている。電子部品621は、放熱板を有する三端子型のトランジスタとして構成されている。上記放熱板は、電源基板610側に配置されている。電子部品621は、複数の電子部品620の中でハンダ層613に対して最も近い位置に配置されている。なお、図6および図8においては、理解の便宜上、電子部品621以外の複数の電子部品620を省略している。
配線630は、複数の電子部品620からの直流電力をLED基板300へと導くためのものであり、図9に示すように、芯線631および被覆632を有する。配線630は、支持板410の配線用貫通孔411およびLED基板300の配線用貫通孔303を通して、LED基板300の実装面301側へと延びている。被覆632の上端は、支持板410あるいはLED基板300の厚さ方向において、支持板410あるいはLED基板300内にとどまっている。これにより、配線630のうち芯線631のみがLED基板300の実装面301側に露出している。芯線631は、配線用貫通孔303から外方に向けて折り曲げられており、その先端がハンダ304によってLED基板300に形成された配線パターン320の一部に接合されている。
口金710は、たとえばJIS規格に準拠した一般的な電球用の照明器具に取り付けるための部分である。口金710は、JIS規格に定められたE17、E26などの仕様を満たす構成とされている。口金710は、電源部600に対して配線によって接続されている。
グローブ720は、LEDモジュール200を保護するためのものであり、たとえば透明または半透明のガラスまたは樹脂からなる。グローブ720は、放熱部材500あるいは伝熱ブラケット400に対して固定されている。グローブ720の外面および内面のいずれか一方、または双方を粗面としてもよい。この粗面を構成する手法としては、たとえばショットブラスト処理が挙げられる。
次に、LED電球101の作用について説明する。
本実施形態によれば、複数のLEDモジュール200は、LED基板300の周縁に沿って配置されている。このため、複数のLEDモジュール200が発熱すると、LED基板300の周縁寄り部分により多くの熱が伝えられ、LED基板300の中央寄り部分に伝えられる熱は、相対的に少ない。このため、LED基板300の中央寄り部分が過度に高熱となってしまうことを防止可能である。
伝熱ブラケット400は、支持板410の周縁につながる側板420を有している。LED基板300の周縁に伝えられた熱は、支持板410を介して側板420へと伝わりやすい。これにより、複数のLEDモジュール200からの熱をLED基板300から伝熱ブラケット400へと効率よく伝えることができる。
側板420の下端には鍔板430が形成されている。この鍔板430は、放熱部材500に取り付けられている。これにより、側板420から鍔板430を経由して放熱部材500へとLEDモジュール200からの熱を適切に伝えることができる。
LED基板300の中央付近に設けられた配線用貫通孔303は、電源部600からLED基板300の配線パターン320のうち受電に供される部分に至る配線630の径路を不当に迂回させたりすることを回避する。複数のLEDモジュール200がLED基板300の周縁寄りに配置されていることにより、配線用貫通孔303がLEDモジュール200と干渉するおそれがほとんどない。
図7に示すように、伝熱ブラケット400に形成された放熱用貫通孔422によってグローブ720内の空気は、伝熱ブラケット400の内側へと流入可能となっている。また、この空気は、電源基板610に形成された放熱用貫通孔611によって、放熱部材500側へと流入可能である。これにより、グローブ720内から放熱部材500へ通じる通気経路が形成されている。この通気経路によって、グローブ720内の熱を放熱部材500へと効率よく伝えることができる。
放熱用貫通孔422は、伝熱ブラケット400の側板420に形成されている。これにより、放熱用貫通孔422を設けることによって支持板410の面積はほとんど縮小されない。これにより、上述した放熱効果を発揮しつつ、LED基板300の配置スペースを適切に確保できる。
本実施形態においては、ボルト411を沈降させるためのザグリ穴432を形成するためのドリル加工によって、ザグリ穴432と放熱用貫通孔422とを一括して形成することが可能である。
4つの放熱用貫通孔422を90°ピッチで配置することにより、グローブ720内からの伝熱ブラケット400へと向かう通気経路が不均一となることを抑制することができる。放熱用貫通孔422と放熱用貫通孔611との位置を一致させることは、通気経路が不均一となったり、不当に迂回する形態となったりすることを回避するのに適している。
図8に示すように、電源基板610の延出部612を伝熱ブラケット400と放熱部材500とによって挟むことにより、電源部600を適切に固定することができる。図4および図6から理解されるとおり、延出部612は、LED基板300の周方向において放熱用貫通孔422とは重ならない位置に設けられている。これにより、放熱用貫通孔422および放熱用貫通孔611によって形成される通気経路を不当に迂回させたり塞いでしまったりすることを回避することができる。延出部612に形成されたハンダ層613には、伝熱ブラケット400と放熱部材500とによって電源基板610を挟む力を高める効果が期待できる。また、比較的発熱量が多い電子部品621からの熱を、ハンダ層613を介して放熱部材500へと効率よく伝えることができる。
図10〜図14は、LED電球101の各部の構成が異なる変形例を示している。これらの変形例において、上述した構成と同一の要素については、同一の符号を付しており説明を省略する。
図10に示す変形例は、複数のLEDモジュールの配置が、図1〜図9を参照して説明したLED電球101と異なっている。本変形例においては、複数のLEDモジュール200は、それぞれの長手方向(アノード電極とカソード電極を結んだ方向)が、LED基板300の径方向に沿っており、放射状に配置されている。LEDモジュール200の長手方向が上記径方向と厳密に一致していなくても、LED基板300の周方向と交差する方向となっていればよい。各LEDモジュール200は、図5に示す1対のリード202のうち、LEDチップ201が搭載されたものが、LED基板300の径方向外側に位置するように実装されている。
このような変形例によっても複数のLEDモジュール200からの放熱を促進することができる。また、複数のLEDモジュール200を放射状に配置することは、LED電球101からの配光をより均一とするのに有利である。また、LEDチップ201が搭載されているリード202がLED基板300の外側寄りに配置されていることにより、LEDチップ201からの熱を放熱ブラケット400へと伝えやすいという利点がある。
図11に示す変形例は、LED基板の固定方法が、図1〜図9を参照して説明したLED電球101と異なっている。本変形例においては、LED基板300は、ボルト310によって伝熱ブラケット400に対して固定されている。
図12および図13に示す変形例は、LED基板の固定方法が、図1〜図9を参照して説明したLED電球101と異なっている。本変形例においては、LED基板300は、ボルト310および固定金具311によって伝熱ブラケット400に対して固定されている。固定金具311は、Cu,NiまたはFeなどを含む合金からなり、屈曲部分を有する帯状である。固定金具311の一端は、ボルト311によって伝熱ブラケット400に対して固定されている。固定金具311の他端は、図13に示すように、LED基板300を実装面301側から伝熱ブラケット400に対して押し付けている。LED基板300のうち固定金具311と接する部分には、図示されているように配線パターン320の一部を形成しておいてもよい。この一部は、配線パターン320のうちアースに接続されるべき部分である。
図14に示す変形例は、伝熱ブラケット400のザグリ穴432の構成が図1〜図9を参照して説明したLED電球101と異なっている。本変形例においては、ザグリ穴432は、平面視楕円形状とされている。ザグリ穴432の長軸は、伝熱ブラケット400の径方向に沿っている。ザグリ穴432は、ボルト441に対して伝熱ブラケット400の径方向外側に寄った配置とされている。固定樹脂442の大部分は、ザグリ穴432のうちボルト441に対して上記径方向外側寄りに位置する部分に設けられている。このような構成によれば、固定樹脂442によってボルト441のゆるみを適切に抑制しつつ、固定樹脂442の形成において固定樹脂442を形成するための樹脂材料が放熱用貫通孔421に進入してしまうことを回避することができる。
図15は、本発明の第2実施形態に基づくLED電球を示している。本実施形態のLED電球102は、放熱ブラケット400および放熱部材500の構成が、上述した実施形態と異なっている。本実施形態においては、放熱ブラケット400の側板420が、支持板410から鍔板430へと向かうほど断面直径が大となるテーパ形状とされている。放熱部材500は、本体510のみからなり、本体510は、複数のフィン511、筒状部513、および鍔板514を有している。筒状部513は、本体510のうちフィン511よりも径方向内方に位置している。筒状部513は、その上端が放熱ブラケット400の側板420の下端とほぼ一致する形状およびサイズとされている。鍔板514は、筒状部513の上端から径方向外方に広がっている。鍔板514は、放熱ブラケット400の鍔板430に対してとほぼ同形状とされており、鍔板430と重なるように接している。
このような実施形態によれば、側板420を伝わってきた熱は、放熱部材500の本体510の筒状部513に直接伝えられる。したがって、放熱ブラケット400から放熱部材500への伝熱効率を高めることが可能であり、LEDチップ201からの放熱をさらに促進することができる。
本発明に係るLED電球は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係るLED電球の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
101,102 LED電球
200 LEDモジュール
201 LEDチップ
202 リード
203 実装端子
204 ケース
205 封止樹脂
206 ワイヤ
300 LED基板
301 実装面
302 裏面
303 配線用貫通孔
304 ハンダ
310 ボルト
311 固定金具
320 配線パターン
400 伝熱ブラケット
410 支持板
411 配線用貫通孔
420 側板
421 放熱用貫通孔
422 切欠き
430 鍔板
431 ボルト用貫通孔
432 ザグリ穴
441 ボルト
442 固定樹脂
500 放熱部材
510 本体
511 フィン
512 電源収容凹部
513 筒状部
514 鍔板
520 スペーサ
521 開口
522 ボルト用貫通孔
523 凹部
600 電源部
610 電源基板
611 放熱用貫通孔
612 延出部
613 ハンダ層
620,621 電子部品
630 配線
631 芯線
632 被覆
710 口金
720 グローブ

Claims (22)

  1. 複数のLEDチップと、
    上記複数のLEDチップを支持する実装面を有するLED基板と、を備えており、
    上記複数のLEDチップは、上記LED基板における配置密度が上記LED基板の中央側よりも上記LED基板の周縁側の方が高いことを特徴とする、LED電球。
  2. 上記複数のLEDチップは、上記LED基板の周縁に沿って環状に配置されている、請求項1に記載のLED電球。
  3. 上記LED基板が取り付けられた伝熱ブラケットと、
    上記伝熱ブラケットを支持する放熱部材と、
    上記放熱部材に対して上記伝熱ブラケットとは反対側に取り付けられた口金と、
    を備える、請求項1または2に記載のLED電球。
  4. 上記LEDチップに給電するための電源部を備えており、
    上記放熱部材は、上記電源部の少なくとも一部を収容する電源収容凹部を有している、請求項3に記載のLED電球。
  5. 上記放熱部材は、複数のフィンを有している、請求項4に記載のLED電球。
  6. 上記LED基板のうち、上記複数のLEDチップによって囲まれた領域には、上記電源部からの給電に用いられる配線を通すための配線用貫通孔が形成されている、請求項4または5に記載のLED電球。
  7. 上記伝熱ブラケットは、上記LED基板のうち上記実装面とは反対側にある裏面に対向する支持板を有する、請求項4ないし6のいずれかに記載のLED電球。
  8. 上記伝熱ブラケットは、上記支持板の周縁から上記放熱部材側に延びる側板を有する、請求項7に記載のLED電球。
  9. 上記側板には、1以上の放熱用貫通孔が形成されている、請求項8に記載のLED電球。
  10. 上記伝熱ブラケットには、上記側板表面から上記支持板内方に向かう部分が削除されることによって形成された1以上の切欠きが形成されており、
    この切欠きが上記側板を貫通することにより上記放熱用貫通孔が形成されている、請求項9に記載のLED電球。
  11. 上記伝熱ブラケットは、上記側板の上記支持板と反対側周縁につながる鍔板を有する、請求項10に記載のLED電球。
  12. 上記鍔板には、上記伝熱ブラケットを上記放熱部材に対して取り付けるボルトを通すためのボルト用貫通孔が形成されており、
    上記切欠きの一部によって、上記ボルトの頭部を沈降させるためのザグリ穴が構成されている、請求項11に記載のLED電球。
  13. 上記LED基板および上記支持板は円形であり、
    上記側板は、円筒形状である、請求項8ないし12のいずれかに記載のLED電球。
  14. 上記電源部は、上記伝熱ブラケットと上記放熱部材とにその一部が挟まれた電源基板を備える、9ないし13のいずれかに記載のLED電球。
  15. 上記電源基板には、放熱用貫通孔が形成されている、請求項14に記載のLED電球。
  16. 上記伝熱ブラケットの上記放熱用貫通孔と上記電源基板の上記貫通孔とは、上記LED基板の周縁方向において重なる位置に設けられている、請求項15に記載のLED電球。
  17. 上記電源基板は、外方に向かって延出し、かつ上記伝熱ブラケットと上記放熱部材とに挟まれた1以上の延出部を有している、請求項14ないし16のいずれかに記載のLED電球。
  18. 上記延出部の表面には、ハンダ層が形成されている、請求項17に記載のLED電球。
  19. 上記伝熱ブラケットは、アルミからなる、請求項3ないし18のいずれかに記載のLED電球。
  20. 上記放熱部材は、アルミからなる、請求項3ないし19のいずれかに記載のLED電球。
  21. 各々が、上記LEDチップ、上記LEDチップを覆い、かつ上記LEDチップからの光を透過する封止樹脂、および上記LED基板に実装するための実装端子、を具備する複数のLEDモジュールを備える、請求項1ないし20のいずれかに記載のLED電球。
  22. 上記LED基板を収容しており、上記LEDチップからの光を拡散させつつ透過させるグローブを備える、請求項1ないし21のいずれかに記載のLED電球。
JP2010261288A 2010-11-02 2010-11-24 Led電球 Active JP5718030B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010261288A JP5718030B2 (ja) 2010-11-24 2010-11-24 Led電球
CN2011204340625U CN202302928U (zh) 2010-11-02 2011-11-02 Led灯泡

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010261288A JP5718030B2 (ja) 2010-11-24 2010-11-24 Led電球

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012113937A true JP2012113937A (ja) 2012-06-14
JP5718030B2 JP5718030B2 (ja) 2015-05-13

Family

ID=46497926

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010261288A Active JP5718030B2 (ja) 2010-11-02 2010-11-24 Led電球

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5718030B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014049916A1 (ja) * 2012-09-26 2014-04-03 パナソニック株式会社 ランプ
JP2016103319A (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 東芝ライテック株式会社 照明装置および照明装置の製造方法
JP2017033682A (ja) * 2015-07-29 2017-02-09 日亜化学工業株式会社 照明装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006310057A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Arumo Technos Kk Led照明灯及びled点灯制御回路
JP2010033959A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Toshiba Lighting & Technology Corp 電球型ランプ
JP2010056059A (ja) * 2008-01-07 2010-03-11 Toshiba Lighting & Technology Corp Led電球及び照明器具
JP3159084U (ja) * 2010-02-18 2010-05-06 アイリスオーヤマ株式会社 Led電球

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006310057A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Arumo Technos Kk Led照明灯及びled点灯制御回路
JP2010056059A (ja) * 2008-01-07 2010-03-11 Toshiba Lighting & Technology Corp Led電球及び照明器具
JP2010033959A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Toshiba Lighting & Technology Corp 電球型ランプ
JP3159084U (ja) * 2010-02-18 2010-05-06 アイリスオーヤマ株式会社 Led電球

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014049916A1 (ja) * 2012-09-26 2014-04-03 パナソニック株式会社 ランプ
JP2016103319A (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 東芝ライテック株式会社 照明装置および照明装置の製造方法
JP2017033682A (ja) * 2015-07-29 2017-02-09 日亜化学工業株式会社 照明装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5718030B2 (ja) 2015-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5333758B2 (ja) 照明装置および照明器具
EP2228587B1 (en) Led bulb and lighting apparatus
JP4492486B2 (ja) Ledを用いた照明器具
JP5354191B2 (ja) 電球形ランプおよび照明器具
JP3132536U (ja) Ledモジュール
WO2010058808A1 (ja) Ledランプ
JP5029822B2 (ja) 光源および照明装置
US20120307493A1 (en) Lamp with Ferrule and Lighting Apparatus Using the Same
JP5370861B2 (ja) 口金付ランプおよび照明器具
JP2010182796A (ja) Ledランプ
JP2012181969A (ja) 電球形発光素子ランプ及び照明器具
JP2012028110A (ja) Led電球およびled電球の製造方法
JP5677806B2 (ja) Led電球
US20150043216A1 (en) Light emitting diode bulb
JP5718030B2 (ja) Led電球
JP2012113938A (ja) Led電球
KR100982682B1 (ko) 엘이디 고효율 램프용 조명등의 구조
JP2013115005A (ja) 照明装置
JP5517014B2 (ja) 口金付ランプおよび照明器具
JP3168127U (ja) 光源装置
JP2015073131A (ja) Led発光体およびled電球
US20110085341A1 (en) Dual chamber passive cooling system for led lamp
JP3179910U (ja) バルブ
KR101209376B1 (ko) 엘이디램프
JP5574204B2 (ja) 照明装置および照明器具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131101

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140708

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150318

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5718030

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02