JP2012113131A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像剤に添加される外添剤に起因するフィルミングの発生を抑制できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、感光体1の表面を第1の極性の電荷で帯電させる帯電部2と、感光体の表面に現像剤像を形成する現像部7と、現像剤像を記録媒体12の表面に転写させる像転写部5と、現像剤像が記録媒体12の表面に転写された後、感光体1を露光する光源30と、感光体1の表面が露光された後、感光体1の表面に残留している現像剤を除去するクリーニング部6とを備える。現像剤は、バインダー樹脂と着色剤とを含有してなる母材粒子と、第1の極性とは逆極性の帯電特性を有する外添剤とを含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、プリンタまたはファクシミリなどの電子写真方式で記録媒体上に画像を形成する技術に関する。
電子写真方式による画像形成プロセスは、感光体の表面に一様な電荷を形成する帯電工程、感光体の表面に光を照射して静電潜像を形成する露光工程、帯電した現像剤を静電潜像に付着させて感光体上にトナー像を形成する現像工程、このトナー像を紙などの記録媒体に転写する転写工程、及び、転写されたトナー像を記録媒体に定着させる定着工程といった一連の工程からなる。現像剤には、たとえば、バインダー樹脂及び着色剤を含有してなる母材粒子と、母材粒子の表面構造を改質するための外添剤とを混合したものが使用される。外添剤は、現像剤の流動性向上やバインダー樹脂同士の融着防止や帯電特性の向上といった目的のために添加される微粒子である。現像剤に関する先行技術文献としては、たとえば、特開2007−183403号公報(特許文献1)が挙げられる。
特開2007−183403号公報
外添剤は、母材粒子(母核)の表面に付着してその表面構造を改質するものであり、たとえば、負帯電性のシリカ粒子や正帯電性のメラミン樹脂粒子を外添剤として使用することができる。しかしながら、画像形成プロセスにおいて、外添剤が母材粒子から離脱して感光体などの部材に固着し、フィルミングを発生させるという問題がある。特に、強い正帯電性を有するメラミン樹脂粒子などの外添剤を使用した場合には、連続通紙印刷といった長期の連続使用により感光体にフィルミングが生じやすいという問題がある。
上記に鑑みて本発明の目的は、現像剤に添加される外添剤に起因するフィルミングの発生を抑制することができる画像形成装置及び画像形成方法を提供することである。
本発明による画像形成装置は、感光体と、前記感光体の表面を第1の極性の電荷で帯電させる帯電部と、帯電した前記感光体に画像情報に応じた光を照射して前記感光体の表面に静電潜像を形成する露光部と、前記静電潜像を現像して前記感光体の表面に現像剤像を形成する現像部と、前記現像剤像を記録媒体の表面に転写させる像転写部と、前記現像剤像が前記記録媒体の表面に転写された後、前記感光体の表面を露光する光源と、前記光源により前記感光体の表面が露光された後、前記感光体の表面に残留している現像剤を除去するクリーニング部と、を備え、前記現像剤は、バインダー樹脂と着色剤とを含有してなる母材粒子と、前記第1の極性とは異なる第2の極性の帯電特性を有する第1の外添剤とを含む。
本発明による画像形成方法は、感光体の表面を第1の極性の電荷で帯電させるステップと、帯電した前記感光体に画像情報に応じた光を照射して前記感光体の表面に静電潜像を形成するステップと、前記静電潜像を現像して前記感光体の表面に現像剤像を形成するステップと、前記現像剤像を記録媒体の表面に転写させるステップと、前記現像剤像が前記記録媒体の表面に転写された後、前記感光体を露光するステップと、前記感光体の表面が露光された後に前記感光体の表面に残留している現像剤を除去するステップと、を備え、前記現像剤は、バインダー樹脂と着色剤とを含有してなる母材粒子と、前記第1の極性とは異なる第2の極性の帯電特性を有する第1の外添剤とを含む。
本発明によれば、現像剤に添加される外添剤に起因するフィルミングの発生を抑制することができる。
実施の形態1の画像形成装置の全体構成を概略的に示す図である。 実施の形態1の画像形成ユニットの基本構成を概略的に示す断面図である。 クリーニングブレードの各種パラメータを示す図である。 実施の形態1の除電光源の構成を概略的に示す図である。 実施の形態1の装置制御部の主要構成を概略的に示す機能ブロック図である。 除電光源を使用しない場合のドラムフィルミングの発生状況の評価結果を示すグラフである。 除電光源を使用しない場合の転写工程からクリーニング工程にかけての感光体ドラム上の現像剤の様子を示す模式図である。 転写工程とクリーニング工程との間に除電光源による除電工程を設けた場合の感光体ドラム上の現像剤の様子を示す模式図である。 除電光源を使用した場合のドラムフィルミングの発生状況の評価結果を示すグラフである。 本発明に係る実施の形態2の装置制御部の主要構成を概略的に示す機能ブロック図である。 感光体ドラムの表面に照射される光(除電光)と印刷濃度との関係を示すグラフである。 クリーニング工程の直前の各種条件下での感光体ドラムの平均表面電位と印刷濃度との関係を示すグラフである。 ドラムフィルミングの発生状況の評価結果を示すグラフである。 本発明に係る実施の形態3の画像形成ユニットの基本構成の一部を概略的に示す図である。 実施の形態3のクリーニングローラの構成を概略的に示す図である。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1の画像形成装置100の全体構成を概略的に示す図である。図1に示されるように、画像形成装置100は、筐体101の中に、記録媒体12が格納されるトレイ18と、記録媒体12を搬送路12Rに沿って搬送する搬送機構と、記録媒体12上にトナー画像(現像剤像)を形成する画像形成ユニット4K,4Y,4M,4Cと、記録媒体12にトナー画像を定着させる定着部17とを備える。搬送機構は、転写ベルト13及び各種の搬送ローラ15A,15B,20,21A,21B,22A,22Bを含む。装置制御部40は、画像形成装置100の全体の動作を制御する機能を有している。
画像形成ユニット4K,4Y,4M,4Cは、被転写材である記録媒体12の搬送路12Rに沿って上流側から下流側にかけて順に配置されている。画像形成ユニット4K,4Y,4M,4Cの各々は、帯電工程、露光工程、現像工程及び転写工程を実行する機能を有する。これら画像形成ユニット4K,4Y,4M,4Cは、それぞれ、感光体ドラム1K,1Y,1M,1Cとカートリッジ8K,8Y,8M,8Cとを有しており、カートリッジ8K,8Y,8M,8Cの中にはそれぞれブラック色、イエロー色、マゼンタ色及びシアン色の着色剤を含む現像剤9K,9Y,9M,9Cが収容されている。
画像形成装置100では、一成分現像方式による現像工程が採用される。現像剤9K〜9Cとしては、一成分の微粉砕トナーを使用することができる。具体的には、現像剤9K〜9Cは、バインダー樹脂及び着色剤を含有してなる負帯電性の母材粒子と、シリカ粒子などの無機金属酸化物からなる負帯電性の外添剤と、メラミン樹脂粒子などの正帯電性の外添剤とを含むものである。外添剤は、母材粒子の平均粒径よりも小さい平均粒径を有する微粉末である。
また、画像形成ユニット4K,4Y,4M,4Cは、それぞれ、ブラック色、イエロー色、マゼンタ色及びシアン色に対応する画像データに基づいて現像剤像(現像剤9K,9Y,9M,9Cからなる像)を感光体ドラム1K,1Y,1M,1Cから記録媒体12上に転写させる。これら画像形成ユニット4K,4Y,4M,4Cの基本構成は同じである。
図2は、画像形成ユニット4(4K,4Y,4Mまたは4C)の基本構成を概略的に示す断面図である。感光体ドラム1(1K,1Y,1Mまたは1C)は、たとえば、アルミニウムなどの金属パイプ(導電性基体)と、この金属パイプの周りに形成された有機感光体(OPC:Organic Photoconductor)などの光導電層とで構成することができる。光導電層は、電荷発生層及び電荷輸送層を含む積層構造を有する。
帯電部2は、感光体ドラム1の表面を一様に帯電させる機能を有する。帯電部2は、たとえば、金属製シャフト2Sと、この金属製シャフト2Sの周りに形成された半導電性ゴム層2Cとで構成することができる。帯電部2は、感光体ドラム1の回転方向とは逆方向に回転しつつ感光体ドラム1の表面に接触することによりその表面を一様に帯電させる。
露光部3は、感光体ドラム1の表面に画像情報に基づいた光を照射して帯電電荷を消去して感光体ドラム1の表面に静電潜像のパターン(潜像パターン)を形成する。露光部3は、たとえば、LED素子(発光ダイオード素子)と、このLED素子を駆動するLED駆動部と、LED素子の出射光を感光体ドラム1の表面に導くレンズアレイとで構成することができる。
現像ローラ7は、感光体ドラム1上の潜像パターンに帯電した現像剤9(9K,9Y,9Mまたは9C)を付着させて潜像パターンを可視化(現像)する機能を有する。現像ローラ7は、たとえば、金属シャフト7Sと、この金属シャフト7Sの周りに形成された半導電性樹脂層(たとえば、半導電性ウレタンゴム層)7Cとで構成することができる。現像ローラ7は、感光体ドラム1の表面と接触するように配置される。
供給ローラ10は、カートリッジ8(4K,4Y,4Mまたは4C)に収容されている現像剤9を現像ローラ7に供給する機能を有する。供給ローラ10は、たとえば、金属シャフト10Sと、この金属シャフト10Sの周りに形成された樹脂層(シリコンゴム層など)とで構成することができる。現像ブレード11は、現像ローラ7に付着する現像剤層を規制して現像ローラ7の表面上の現像剤層の厚みを均一にする部材である。現像ブレード11は、たとえば、ステンレスなどの板状部材で構成することができ、その先端部が現像ローラ7の表面に僅かに当接するように配置される。
供給ローラ10と現像ローラ7とは、周速比を一定に保ちながら互いに摺動しつつ反時計周りに回転している。供給ローラ10の表面と現像ローラ7の表面との間には電位差が付与されており、この電位差により現像剤9は現像ローラ7の表面に付着して現像剤層を形成する。現像ローラ7の回転に伴い、現像ローラ7上の現像剤層は現像ブレード11により規定の厚みに薄層化された後、感光体ドラム1と現像ローラ7とが接触する現像領域に搬送される。この現像領域において、感光体ドラム1上の静電潜像に現像ローラ7上の薄層化された現像剤9が吸着して現像剤像が形成される。
なお、図1のカートリッジ8K〜8Cの内部には、図示されない現像剤供給口と、この現像剤供給口を開閉自在にするシャッター部とが設けられている。シャッター部が現像剤供給口を開くと、所定量の現像剤9K〜9Cが現像剤供給口から落下して供給ローラ10に供給される。また、カートリッジ8K〜8Cの内部には、図示されない攪拌部材が設けられている。現像剤9K〜9Cは、回転する攪拌部材により流動させられて供給ローラ10に供給される。
転写ローラ14は、感光体ドラム1上の現像剤像を記録媒体12に転写(移動)させる部材である。転写ローラ14は、たとえば、発泡性の弾性体からなる表面層を有しており、転写ベルト13を介して感光体ドラム1の表面に圧力を加えるように配置されている。また、転写ローラ14には、高圧電源(図示せず)により電圧が印加されている。
除電光源30は、転写工程の後の感光体ドラム1の全表面を露光して感光体ドラム1の表面電位を減衰させることで除電する機能を有する。これにより、転写工程後に感光体ドラム1の表面に残留している現像剤9と感光体ドラム1との間の束縛力が弱められる。
クリーニング部6は、クリーニングブレード6Bと、このクリーニングブレード6Bを支持する支持部材(固定部)6Cと、回収ボックス6Rとからなる。クリーニングブレード6Bは、たとえば、ウレタンゴムなどの樹脂製の板状部材からなり、クリーニングブレード6Bの先端部は、感光体ドラム1の表面に所定のクリーニング角度θ1で圧接して、除電後の感光体ドラム1の表面に残留している現像剤9を拭き取る機能を有する。拭き取られた現像剤9は、回収ボックス6Rに収容される。
図3は、円筒状の感光体ドラム1の回転中心軸の方向から視たクリーニングブレード6Bを概略的に示す図である。また、図3には、感光体ドラム1の表面に圧接された状態のクリーニングブレード6Bの各種パラメータ、すなわち、自由端長Lf、食い込み量Y、取り付け角度θ2、たわみ角度θ3及びクリーニング角度θ1が示されている。図3に示されるように、「自由端長Lf」は、仮にクリーニングブレード6Bの先端部が圧接されていない状態(点線で示された状態)のときに、支持部材6Cの先端からクリーニングブレード6Bの先端までの長さをいう。「食い込み量Y」は、感光体ドラム1の表面に圧接されて撓んだ状態のクリーニングブレード6Bの先端と、クリーニングブレード6Bが剛体であると仮定した場合(クリーニングブレード6Bの先端部のたわみが無いと仮定した場合)のクリーニングブレード6Bの先端との間の位置ズレをいう。「取り付け角度θ2」は、クリーニングブレード6Bが剛体であると仮定した場合のその先端位置Bと感光体ドラム1の回転中心Oとを通る線に対する垂線と、クリーニングブレード6Bの本体部とがなす角度である。
たわみ角度θ3(単位:°)は、次式を用いて算出することができる。
θ3=((3×Y)/(2×Lf))×(180°/π)
ここで、πは、円周率である。
そして、クリーニング角度θ1は、次式を用いて算出することができる。
θ1=θ2−θ3
図1に示されるように、像転写部は、感光体ドラム1K,1Y,1M,1Cの表面にそれぞれ対応する位置に配置された転写ローラ14K,14Y,14M,14Cと、転写ベルト13と、この転写ベルト13を駆動させる一対の搬送ローラ15A,15Bとで構成されている。転写ベルト13上に残留する現像剤は、転写クリーニング部16によって回収される。
ホッピングローラ19は、トレイ18に収納されている記録媒体12に圧接した状態で回転することにより、トレイ18から記録媒体12を1枚ずつ取り出して搬送ローラ20に送出する。搬送ローラ20,21A,21Bは、トレイ18から送出された記録媒体12を転写ベルト13の表面上に搬送する機能を有する。転写ベルト13は、記録媒体12を画像形成ユニット4K,4Y,4M,4Cを順次通過させた後に、定着部17に送出する。定着部17は、バックアップローラ(加圧ローラ)17Aと、加熱部(図示せず)により加熱されたヒートローラ17Bとを含む。バックアップローラ17Aとヒートローラ17Bは、熱と圧力とで現像剤像を溶かして記録媒体12に定着させる。その後、記録媒体12は、排出ローラ22A,22Bによって外部に排出される。
図4は、除電光源30の構成を概略的に示す図である。図4に示されるように、除電光源30は、多数のLED素子(発光ダイオード素子)33,…,33と、これらLED素子33,…,33から放射されたレーザ光束を感光体ドラム1の表面に照射する光学系(レンズアレイ)32とを含む。LED素子33は、装置制御部40により信号供給ライン34を介して供給された駆動信号電圧に応じたパワーで発光する。
図5は、装置制御部40の主要構成を概略的に示す機能ブロック図である。図5に示されるように、装置制御部40は、インターフェイス部43、画像形成制御部44、除電制御部45及び駆動部46を有する。インターフェイス部43は、パーソナル・コンピュータやサーバ装置などの上位装置50から画像データを受信し、この画像データを画像形成制御部44に出力する機能を有する。画像形成制御部44は、画像形成装置100における画像形成プロセス全体を制御する。除電制御部45は、画像形成制御部44からの指令に応じて駆動部46を制御し、駆動部46から除電光源30に駆動信号電圧を供給させる機能を有している。
近年、画像形成速度(印刷速度)の高速化や高画質化を実現するために、現像剤の微粒子化が進んでいる。本実施の形態の場合のように現像剤9として微粉砕トナーを使用する場合、微粉砕トナーの粒径が小さくなると、たとえば、現像剤9の流動性が低下する。流動性が低下すれば、いわゆる画像カスレやカブリなどの不具合が発生しやすくなる。この種の不具合の対策として、正帯電性のメラミン樹脂粒子や負帯電性のシリカ粒子などの外添剤を添加することが有効である。
特に、メラミン樹脂粒子を外添することは、画像カスレやカブリなどの不具合を防止する点でシリカ粒子よりも効果的であるが、感光体ドラム1にフィルミングが生じやすくなる。本実施の形態では、転写工程の後、クリーニング部6によるクリーニングが行われる前に、除電光源30が感光体ドラム1の表面を露光する。これにより、感光体ドラム1の表面の帯電電位が減衰するために、感光体ドラム1と外添剤との間の束縛力が減少する。このため、クリーニング部6は、感光体ドラム1から外添剤を容易に回収することができ、フィルミングの発生を抑制することができる。
次に、実施例1,2の現像剤(トナー)と比較例1の現像剤(トナー)を使用した場合のフィルミングの発生状況の評価結果を説明する。実施例1,2及び比較例1のトナーは、微粉砕トナーであり、平均粒径12nmの小シリカ粒子と、平均粒径40nmの大シリカ粒子と、平均粒径150nmのメラミン樹脂粒子とを外添剤として添加したものである。以下の表1に、実施例1,2及び比較例1のトナーの平均粒径(単位:μm)と、外添剤である微粒子の含量(単位:重量パーセント(wt%))とを示す。
Figure 2012113131
実施例2のトナーは、実施例1のトナーと比べて外添剤の含量の合計が多い。また、外添剤であるメラミン樹脂粒子やシリカ粒子の平均粒径は、表1に示されるように、12nm〜150nmと微小である。よって、このような微粒子である外添剤をクリーニング部6で完全にクリーニングすることは困難である。また、感光体ドラム1上に外添剤が堆積すれば、現像ローラ7などの部材が感光体ドラム1に圧接することで、堆積した外添剤が感光体ドラム1の表面に融着し、印刷画像に白抜けを発生させる。本実施の形態では、このような現象をドラムフィルミングと呼ぶこととする。
以下の表2にドラムフィルミングのレベル(OPCフィルミングレベル)の評価基準を示す。
Figure 2012113131
図6は、除電光源30を使用せずに、実施例2及び比較例1のトナーを使用した場合のドラムフィルミングの発生状況の評価結果を示すグラフである。この評価に際しては、印刷速度30ppm、画像濃度5%、NN環境(温度20℃及び相対湿度60%の環境)の条件下で千枚単位で連続印刷が行われた。
図6に示されるように、実施例2のトナーでは、印刷枚数が増加するにつれてフィルミングレベルが低下し、特に、8千(8K)枚〜1万(10K)枚のときにフィルミングレベルが顕著に低下していることが分かる。これに対し、メラミン樹脂粒子が添加されていない比較例1のトナーでは、印刷枚数に関係無くフィルミングレベルは最高レベルに維持されている。したがって、除電光源30を使用しない場合は、メラミン樹脂粒子を添加することで、ドラムフィルミングが悪化することが分かる。よって、外添剤がシリカ粒子だけからなる場合、ドラムフィルミングはほとんど発生せず、メラミン樹脂粒子がドラムフィルミングの要因となっていることが確認された。
ドラムフィルミングは、画像形成ユニット4内でトナーが攪拌、消費されるうちにダメージを受け、母材粒子から外添剤が剥離して感光体ドラム1上に堆積することで起こる。このため、元々母材粒子から剥離しやすい性質を持つメラミン樹脂粒子は、感光体ドラム1の表面に堆積しやすく、さらに正帯電性のメラミン樹脂粒子とは電気的に対極である負帯電性のシリカ粒子と一緒に母材粒子から剥離しやすいため、ドラムフィルミングが生じやすい。
図7は、除電光源30を使用しない場合の転写工程からクリーニング工程にかけての感光体ドラム1上の現像剤9の様子を示す模式図である。転写工程の後、感光体ドラム1上には、母材粒子9bと、メラミン樹脂粒子を主体とする外添剤9aとが残留している。このとき、感光体ドラム1の平均表面電位は低く、感光体ドラム1の表面はマイナス帯電している。感光体ドラム1の表面は、プラス帯電するメラミン樹脂粒子とは電気的に対極となるので、外添剤9aは、感光体ドラム1に束縛される。このため、クリーニング部6は、外添剤9aを完全に回収することが困難であり、外添剤9aはクリーニング部6をすり抜けてしまう。
一方、図8は、転写工程とクリーニング工程との間に除電光源30による除電工程を設けた場合の感光体ドラム1上の現像剤9の様子を示す模式図である。除電光源30が感光体ドラム1表面を露光すると、感光体ドラム1表面の帯電電位が減衰するために、感光体ドラム1と外添剤9aとの間の束縛力が減少する。このため、クリーニング部6は、感光体ドラム1の表面から外添剤9aを容易に回収することができる。したがって、ドラムフィルミングの発生を抑制することができる。
図9は、実施例2のトナーを使用する場合のドラムフィルミングの発生状況の評価結果を示すグラフである。図9には、除電光源30を使用する場合(「光源有り」)の結果と、除電光源30を使用しない場合(「光源無し」)の結果とが示されている。この評価に際しては、印刷速度30ppm、画像濃度5%、NN環境(温度20℃及び相対湿度60%の環境)の条件下で千枚単位で連続印刷が行われた。図9に示されるように、光源有りの場合は、光源無しの場合よりもドラムフィルミングの発生が抑制されることが分かる。
以上説明したように、メラミン樹脂粒子を外添剤とする現像剤9が使用される場合、除電光源30を設けて転写工程とクリーニング工程との間で感光体ドラム1の表面を除電することで、クリーニング部6は、感光体ドラム1から外添剤9aを除去しやすくなる。したがって、フィルミングの発生を抑制することができる。
実施の形態2.
次に、本発明に係る実施の形態2について説明する。図10は、実施の形態2の装置制御部40Aの主要構成を概略的に示す機能ブロック図である。実施の形態2の画像形成装置の構成は、この装置制御部40Aの構成を除いて、図1の画像形成装置100の構成と同じである。
図10に示されるように、装置制御部40Aは、実施の形態1の装置制御部40(図5)と同様に、インターフェイス部43、画像形成制御部44、除電制御部45及び駆動部46を有する。本実施の形態の装置制御部40Aは、さらに、ドットカウンタ47、印刷濃度演算部48及び信号処理部49を有している。
信号処理部49は、たとえば1枚分の各色の画像データを、ドットの有無で表現されるドットデータに変換する。ドットカウンタ47は、ドットデータに基づいて2値化画像の中のドットを計数し、その計数結果を印刷濃度演算部48に与える。印刷濃度演算部48は、その計数結果に基づいて、記録媒体12上に形成される画像の濃度(印刷濃度)を算出することができる。たとえば、各色の画像データ1枚分におけるドットの割合(単位:%)を印刷濃度として算出することができる。
除電制御部45は、印刷濃度演算部48で算出された印刷濃度に基づいて、感光体ドラム1の表面を除電するための露光量を制御する。除電制御部45は、印刷濃度が高いほど露光量が少なくなり、印刷濃度が低いほど露光量が多くなるように除電光源30に供給される駆動信号電圧を決定する。除電光源30への供給電圧が高いほど、除電光源30の発光量が増大し、感光体ドラム1の表面の露光量が大きくなる。図11は、除電光源30から感光体ドラム1の表面に照射される光(除電光)と印刷濃度との関係を示すグラフである。図11の横軸は、印刷濃度(単位:%)を表し、縦軸は、除電光の光量(単位:μJ/cm)を表している。
たとえば、以下の表3に示されるように、装置制御部40Aは、印刷濃度0%の場合は、露光量5μJ/cmの光を出力させる駆動信号電圧V1を供給し、印刷濃度60%の場合は、露光量2.5μJ/cmの光を出力させる駆動信号電圧V2を供給し、印刷濃度100%の場合は、露光量1μJ/cmの光を出力させる駆動信号電圧V3を供給することができる。ここで、駆動信号電圧の値は、除電光源30のLED素子33の特性(供給電圧と光量との関係)によって決められるものである。一般に、LED素子33の光量と駆動信号電圧の値とは1対1で対応しており、電圧値が大きいほど光量も大きくなる。
Figure 2012113131
転写工程とクリーニング工程との間において感光体ドラム1の平均表面電位は、常に一定ではなく、主に印刷濃度に応じて変化しうる。図12は、クリーニング工程の直前の各種条件下での感光体ドラム1の平均表面電位と印刷濃度との関係を示すグラフである。条件Aは、実施の形態1の構成による条件を意味し、条件Bは、実施の形態2の構成による条件を意味する。図12に示されるように、除電光源30による除電がない場合は、印刷濃度が低いほど、感光体ドラム1の平均表面電位は高くなる。一方、除電光源30を使用する条件A,Bの場合は、除電がない場合と比べて、印刷濃度に対する平均表面電位が全体として低いことが分かる。条件Bでは、印刷濃度が低くなるにつれて、除電光源30の発光量が大きくなることで、感光体ドラム1の平均表面電位が大幅に低下するので、転写工程とクリーニング工程との間の感光体ドラム1の平均表面電位がほぼゼロになることがわかる。このことは、感光体ドラム1と外添剤との間の束縛力が小さくなり、フィルミングの発生が抑制されることを意味する。
したがって、メラミン樹脂粒子を外添剤とする現像剤を使用する場合でも、転写工程とクリーニング工程との間で感光体ドラム1の表面の露光量を印刷濃度に応じて変えることで、感光体ドラム1の表面に残留する母材粒子だけでなく、外添剤に対するクリーニング性能が向上し、フィルミングの発生を抑制することができる。
図13は、実施例2のトナーを使用したときに、条件A(実施の形態1の条件)と条件B(実施の形態2の条件)との下でのドラムフィルミングの発生状況の評価結果を示すグラフである。この評価に際しては、印刷速度30ppm、画像濃度5%、NN環境(温度20℃及び相対湿度60%の環境)の条件下で千枚単位で連続印刷が行われた。
図13に示されるように、条件A,Bのいずれの場合でも、ドラムフィルミングの発生は抑制されているが、条件Bの場合の方が、よりドラムフィルミングの発生が抑制されていることが分かる。
以上説明したように、実施の形態2では、印刷濃度に応じて除電工程における露光量を変えることで、クリーニング部6は、感光体ドラム1に束縛される現像剤9を回収しやすくなる。したがって、実施の形態1の場合と比べると、フィルミングの発生をさらに抑制することができる。
実施の形態3.
次に、本発明に係る実施の形態3について説明する。図14は、実施の形態3の画像形成ユニット4Aの基本構成の一部を概略的に示す図である。実施の形態3の画像形成装置の構成は、帯電部2をクリーニングするクリーニングユニット60を有する点と除電光源を含まない点とを除いて、図2の画像形成ユニット4の基本構成と同じである。また、実施の形態3の画像形成装置の構成は、画像形成ユニット4Aを除いて、実施の形態1の画像形成装置の構成と同じである。
クリーニングユニット60は、クリーニングローラ60Cと、回収ボックス60Rとを有する。クリーニングローラ60Cは、帯電部2の表面と一定の圧力で接触するように配置されおり、帯電部2の回転に伴い、帯電部2と同一方向に回転する。図15(A)は、クリーニングローラ60Cの構成を概略的に示す正面図であり、図15(B)は、クリーニングローラ60Cの側面図である。図15(A),(B)に示されるように、クリーニングローラ60Cは、軸部62と、この軸部62の周りに形成された発泡体からなる発泡性表面層61とで構成されている。この発泡性表面層61の長手方向の長さLは、帯電部2の長手方向の長さとほぼ同じである。発泡性表面層61の構成材料としては、たとえば、エステル系の発泡ウレタンが使用される。図15(C)に示されるように、発泡性表面層61の表面には、多数の気泡63が形成されている。
上述したように、小粒径の微粉砕トナーからなる現像剤9の場合、クリーニング部6は、母材粒子9bと外添剤9aとを両方クリーニングすることが困難である。感光体ドラム1の表面に対してクリーニングブレード6Bを強く押し当てることで良好なクリーニング結果を得ることができるが、感光体ドラム1に対するクリーニングブレード6Bの圧接力が大きすぎるとクリーニングブレード6Bの磨耗が激しくなり、クリーニングブレード6Bの磨耗した部分から外添剤9aがすり抜けてドラムフィルミングを発生させるおそれがある。
以下の表4に、クリーニングブレードの特性の例(実施例と比較例)を示す。
Figure 2012113131
実施例と比較例とは、圧接力と反発弾性率を除いて同じ特性を有している。
以下の表5に、感光体ドラム1に対するクリーニングブレード6Bの圧接力に応じたフィルミングの発生状況の評価結果を示す。クリーニングブレード6Bの特性は、圧接力を除いて表4に示した特性と同じである。
Figure 2012113131
評価は、良好な場合は「○」、普通の場合は「△」、悪い場合は「×」で表されている。
表5によれば、圧接力が10gf/cm〜25gf/cmの範囲内であれば、母材粒子9b及び外添剤9aに対するクリーニング結果がおおむね良好であることが分かる。また、表4に示されるように、反発弾性率が大きすぎる値であると、クリーニングブレード6Bの摩耗が大きくなり、外添剤9aに対するクリーニング性能が低下するので、50℃での反発弾性率の上限が50%、下限が10%程度であることが望ましい。さらに、トナーのクリーニング性能を確保するためにクリーニング角度θ1の下限が10°、その上限が16°程度であることが好ましい。
ところで、帯電部2には、たとえば、−1000V程度のバイアス電圧が印加されているので、正極性をもつメラミン樹脂粒子は、帯電部2の表面に蓄積されていき、帯電不良や筋帯などの画像上の不具合を引き起こすおそれがある。また、帯電部2に外添剤9aが蓄積し過ぎると、感光体ドラム1上の外添剤9aが帯電部2のほうへ移りにくくなることで、結果的に感光体ドラム1上に残留する外添剤9aの量が増えるためにドラムフィルミングを引き起こすおそれがある。
そこで、帯電部2の表面に付着した外添剤9aを、クリーニングローラ60Cの発泡性表面層61の無数の気泡で捕集することで、帯電部2上に堆積する外添剤9aの量を減少させて印刷画像上の不具合を防止することができる。また、感光体ドラム1上の外添剤9aが帯電部2で捕集しやすくなるため、結果的にドラムフィルミングを改善することができる。
また、クリーニングローラ60Cの発泡性表面層61に形成されている気泡のサイズ(セル径)を最適化することで、外添剤9aの捕集許容量を増加させることができる。以下の表6は、クリーニングローラ60Cのセル径と外添剤9aの捕集量との関係を示す評価結果である。評価は、良好な場合は「○」、普通の場合は「△」、悪い場合は「×」で表されている。
Figure 2012113131
セル径Rは、気泡の長径をR1、気泡の短径をR2とするときに、次式で定義される。
R=(R1×R2)1/2
言い換えれば、セル径Rは、気泡の長径R1と短径R2との相乗平均値である。
表6に示されるように、セル径が50μm〜500μmの範囲内であれば、外添剤9aの捕集量が増加し、印刷画像上の不具合の発生やドラムフィルミングの悪化を防止できる。
以上説明したように、実施の形態3では、感光体ドラム1に対するクリーニングブレード6Bの圧接力を最適化することでフィルミングの発生を抑制することができる。また、クリーニングローラ60Cのセル径を最適化することで、感光体ドラム1上に付着する外添剤9aの量を減少させることができ、フィルミングの発生を抑制することができ、帯電不良や筋帯などの画像上の不具合の発生も防止することができる。
実施の形態1〜3の変形例.
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。たとえば、多機能周辺装置(MFP:Multifunction Peripheral or Multifunction Printer)、複写機、ファクシミリ機器といった印刷機能を有する装置にも、上記プリンタ100の構成を適用することができる。
また、実施の形態3の構成と実施の形態1,2の構成と組み合わせてもよい。これにより、フィルミングの発生をより効果的に抑制することができる。
1,1C,1M,1K,1Y 感光体ドラム、 2 帯電部、 3 露光部、 4,4C,4M,4Y,4K 画像形成ユニット、 5 像転写部、 6 クリーニング部、 6B クリーニングブレード、 7 現像ローラ、 9,9C,9M,9Y,9K 現像剤(トナー)、 9a 外添剤、 9b 母材粒子、 10 供給ローラ、 11 現像ブレード、 12 記録媒体、 13 転写ベルト、 14,14C,14M,14Y,14K 転写ローラ、 17 定着部、 30 除電光源、 32 レンズアレイ、 33 LED素子、 34 信号供給ライン、 40,40A 装置制御部、 44,44A 画像形成制御部、 45 除電制御部、 46 駆動部、 47 ドットカウンタ、 48 印刷濃度演算部、 49 信号処理部、 50 上位装置、 60 クリーニングユニット、 60C クリーニングローラ(クリーニング部材)、 61 発泡性表面層、 63 気泡、 100 画像形成装置。

Claims (15)

  1. 感光体と、
    前記感光体の表面を第1の極性の電荷で帯電させる帯電部と、
    帯電した前記感光体に画像情報に応じた光を照射して前記感光体の表面に静電潜像を形成する露光部と、
    前記静電潜像を現像して前記感光体の表面に現像剤像を形成する現像部と、
    前記現像剤像を記録媒体の表面に転写させる転写部と、
    前記現像剤像が前記記録媒体の表面に転写された後、前記感光体の表面を露光する光源と、
    前記光源により前記感光体の表面が露光された後、前記感光体の表面に残留している現像剤を除去するクリーニング部と、
    を備え、
    前記現像剤は、
    バインダー樹脂と着色剤とを含有してなる母材粒子と、
    前記第1の極性とは異なる第2の極性の帯電特性を有する第1の外添剤と
    を含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、前記第1の外添剤は、メラミン樹脂粒子であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置であって、前記現像剤は、無機金属酸化物からなる第2の外添剤をさらに含むことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記画像情報に基づいて、前記記録媒体の表面に形成される画像の濃度を算出する濃度演算部と、
    前記濃度演算部により算出された濃度に基づいて、前記感光体の表面を除電するための露光量を制御する除電制御部と、
    をさらに備えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置であって、
    前記画像情報を、ドットの有無で表現される2値化画像からなるドットデータに変換する信号処理部と、
    前記ドットデータに基づいて前記2値化画像の中のドットを計数するドットカウンタと、
    をさらに備え、
    前記濃度演算部は、前記ドットカウンタの出力である計数値に基づいて前記濃度を算出する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項4または5に記載の画像形成装置であって、前記除電制御部は、前記濃度が高いほど、前記露光量を少なくし、前記濃度が低いほど、前記露光量を多くすることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1から6のうちのいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記除電光源は、
    発光ダイオード素子と、
    前記発光ダイオード素子から放射されたレーザ光束を前記感光体の表面に照射する光学系と
    を含むことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置であって、
    前記クリーニング部は、前記感光体の表面に圧接するクリーニングブレードを含み、
    前記感光体の表面に対する前記クリーニングブレードの圧接力は、10gf/cm〜25gf/cmの範囲内に設定される
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 感光体と、
    前記感光体の表面を帯電させる帯電部と、
    帯電した前記感光体に画像情報に応じた光を照射して前記感光体の表面に静電潜像を形成する露光部と、
    前記静電潜像を現像して前記感光体の表面に現像剤像を形成する現像部と、
    前記現像剤像を記録媒体の表面に転写させる像転写部と、
    前記現像剤像が前記記録媒体の表面に転写された後、前記感光体の表面に圧接して当該表面に残留している現像剤を除去するクリーニングブレードと、
    を備え、
    前記現像剤は、
    バインダー樹脂と着色剤とを含有してなる負帯電性の母材粒子と、
    外添剤であるメラミン樹脂粒子と、
    外添剤であるシリカ粒子と、
    を含み、
    前記感光体の表面に対する前記クリーニングブレードの圧接力は、10gf/cm〜25gf/cmの範囲内である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項8または9に記載の画像形成装置であって、
    気泡を含む発泡性表面層を有して前記帯電部の表面をクリーニングするクリーニング部材をさらに備え、
    前記気泡の長径と短径との相乗平均値が50μm〜500μmの範囲内である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  11. 感光体の表面を第1の極性の電荷で帯電させるステップと、
    帯電した前記感光体に画像情報に応じた光を照射して前記感光体の表面に静電潜像を形成するステップと、
    前記静電潜像を現像して前記感光体の表面に現像剤像を形成するステップと、
    前記現像剤像を記録媒体の表面に転写させるステップと、
    前記現像剤像が前記記録媒体の表面に転写された後、前記感光体を露光するステップと、
    前記感光体の表面が露光された後に前記感光体の表面に残留している現像剤を除去するステップと、
    を備え、
    前記現像剤は、
    バインダー樹脂と着色剤とを含有してなる母材粒子と、
    前記第1の極性とは異なる第2の極性の帯電特性を有する第1の外添剤と
    を含むことを特徴とする画像形成方法。
  12. 請求項11に記載の画像形成方法であって、前記第1の外添剤は、メラミン樹脂粒子であることを特徴とする画像形成方法。
  13. 請求項11または12に記載の画像形成方法であって、前記現像剤は、無機金属酸化物からなる外添剤をさらに含むことを特徴とする画像形成方法。
  14. 請求項11から13のうちのいずれか1項に記載の画像形成方法であって、
    前記画像情報に基づいて、前記記録媒体の表面に形成された画像の濃度を算出するステップと、
    当該算出された濃度に基づいて、前記感光体の表面を除電するための露光量を制御するステップと、
    をさらに備えることを特徴とする画像形成方法。
  15. 請求項11から14のうちのいずれか1項に記載の画像形成方法であって、
    前記除電光源により前記感光体の表面が除電された後に前記感光体の表面に残留している現像剤は、クリーニングブレードを用いて除去され、
    前記感光体の表面に対する前記クリーニングブレードの圧接力は、10gf/cm〜25gf/cmの範囲内に設定される
    ことを特徴とする画像形成方法。
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