JP2012111980A - プリント配線板用銅箔、及びプリント配線板 - Google Patents

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【課題】密着性及び耐湿性を改善したプリント配線板用銅箔、及びプリント配線板を提供する。
【解決手段】プリント配線板用銅箔1は、銅箔材10の少なくとも基材と接着する面にCu−Sn−Ni層20を形成し、Cu−Sn−Ni層20上にCr層30を形成する。Cu−Sn−Ni層及びCr層は、Snが0〜25wt%、Niが0〜20wt%、Crが0〜15wt%である。銅箔面に所望の配線パターンを形成することでプリント配線板が製造される。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリント配線板用銅箔、及びプリント配線板に関する。
プリント配線板の分野では、ポリイミド樹脂フィルムからなる絶縁性の樹脂基材に銅箔がラミネートされ、いわゆる銅張フレキシブルプリント配線板の導体層として用いたり、あるいはポリイミド前駆体を銅箔上に塗布して乾燥硬化させることで絶縁性の樹脂基材とし、その樹脂基材の表面に銅箔を張り合わせた銅張フレキシブルプリント配線板の導体層として用いたりしている。このような銅張フレキシブルプリント配線板用の銅箔を、例えばフォトリソグラフィ法やエッチング法などを用いて所望の配線パターンに加工することで、フレキシブルプリント配線板が作製される。
このフレキシブルプリント配線板用の銅箔には、樹脂基材との密着性を高めて接合強度を確保することを目的として、樹脂基材との接着面に対して粗面化処理や防錆処理等を施すことが一般的に行われている。この銅箔に対する粗面化処理の一例としては、銅めっき又は銅合金めっきによる方法(例えば、特許文献1参照)やエッチングによる方法(例えば、特許文献2参照)等がある。
しかしながら、電子機器の小型化に伴い、フレキシブルプリント配線板も小型化し、配線ピッチが微細化するにつれて、銅箔と樹脂基材との界面には平滑性が求められる。すなわち、銅箔の表面粗度が高い場合は、配線形成工程においてエッチング不足による根残りの発生又はエッチング過剰による配線形状(配線のトップ幅とボトム幅の差)が異常になりやすいという問題があるためである。
そこで、フレキシブルプリント配線板用の銅箔では、表面が平滑であるにもかかわらず、樹脂基材との密着性が高いものが求められている。平滑性、及び樹脂基材との高い密着性を実現するための銅箔の表面処理の一例としては、銅−錫合金を銅箔の表面に形成する構成が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
表面処理の他の一例としては、銅、錫、及びそれら以外の金属を混合した錫めっき処理層を銅箔の表面に形成する構成が提案されている(例えば、特許文献4参照)。
表面処理の更に他の一例としては、銅箔の表面に、亜鉛、ニッケル、錫からなる防錆層とクロメート防錆層とを順次積層形成する構成が提案されている(例えば、特許文献5参照)。
表面処理の更に他の一例としては、銅箔の表面に、亜鉛、銅、ニッケルからなる防錆層と、クロメート防錆層と、シランカップリング剤吸着層とを順次積層形成する構成が提案されている(例えば、特許文献6参照)。
特開昭52−145769号公報 特許第4364252号公報 特開2000−340948号公報 特開2004−349693号公報 特開2000−165037号公報 特開2001−214299号公報
ところで、フレキシブルプリント配線板に使われるポリイミドは吸湿性が高いことから、水分を吸収して誘電率が上昇することで回路のインピーダンスが変化し、信号の損失が大きくなるという問題がある。上記特許文献3〜5では、樹脂基材との密着性の向上を目的として、銅箔の表面に対する粗化処理と防錆処理とを行った表面処理銅箔が提案されているが、耐湿性については講じられていない。
電子機器の小型化に伴いフレキシブルプリント配線板の配線ピッチを微細化するためには、銅箔の樹脂基材側の面の表面粗度が小さいことが必要である。上記特許文献6では、接着性と耐湿性との向上を目的として、銅箔の防錆層上にクロメート層を形成した後、シランカップリング剤による処理を行うことが提案されている。しかしながら、銅箔の表面粗度が小さくなると、銅箔と樹脂基材との接着力が低下するため、シランカップリング剤の接着機能により、配線ピッチを微細化したフレキシブルプリント配線板に要求される密着力を充分に付与することは困難である。特に、フレキシブルプリント配線板によく使われるポリイミドを絶縁性基材として使用した場合は、高湿度環境下において、一般的な粗化処理を施した銅箔に比べて銅箔との接着性が低いという問題を有している。従って、ポリイミドなどの樹脂と銅箔との接着力を高めることが望まれている。
本発明の目的は、密着性及び耐湿性を改善したプリント配線板用銅箔、及びプリント配線板を提供することにある。
[1]本発明は、銅箔材の少なくとも基材と接着する面にCu−Sn−Ni層を形成し、前記Cu−Sn−Ni層上にCr層を形成したプリント配線板用銅箔にある。
[2]本発明のプリント配線板用銅箔としては、前記Cr層上にシランカップリング層を形成してもよい。
[3]本発明のプリント配線板用銅箔にあっては、前記Cu−Sn−Ni層及び前記Cr層の構成として、Snが0〜25wt%、Niが0〜20wt%、Crが0〜15wt%であることが好適である。
[4]本発明のプリント配線板用銅箔にあっては、前記Cr層が、浴組成として6価クロムを含まないクロメート液に浸漬することにより得られたものであることが好ましい。
[5]本発明は更に、導電体として上記[1]〜[4]のいずれかに記載の銅箔を用いたプリント配線板が提供される。
本発明によって、基材との密着力が十分であり、耐湿性にも優れたプリント配線板用銅箔、及びプリント配線板を得ることができる。
本発明の典型的な実施の形態に係る銅箔の断面を模式的に示す図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて具体的に説明する。
(銅箔の構成)
図1において、全体を示す符号1は、銅箔を模式的に示している。この銅箔1は、銅箔材10と、この銅箔材10の基材側接着面に、Cu(銅)−Sn(錫)−Ni(ニッケル)合金層20(以下、「Cu−Sn−Ni層20」という。)と、クロメート(Cr)層30と、シランカップリング層40とを順次積層形成した薄膜積層構造からなり、フレキシブルプリント配線板などの配線基材の導電体として好適に用いられる。
一方、銅箔1と貼り合わせて用いる基材としては、例えばポリイミド樹脂材料やガラスエポキシ樹脂材料等からなるシート状又はフィルム状をなす絶縁性の樹脂基材が用いられる。この樹脂基材の表面に銅箔1を貼り合わせることで、CCL(copper clad laminate)である銅張積層板が得られる。エッチングにより銅張積層板の銅箔面に所望の配線パターンを形成することでフレキシブルプリント配線板が製造される。
この実施の形態における主要な基本の構成は、銅箔材10の表面にSn及びNiの濃度を制御したCu−Sn−Ni層20を積層形成し、このCu−Sn−Ni層20の表面にクロメート処理を施してCr層30を積層形成することにある。かかる構成により、ポリイミドなどの絶縁性の樹脂基材と密着した場合の耐湿性を改善している。
(銅箔材の構成)
この銅箔材10は、所定の厚さを有するとともに、定法に従い電解銅箔又は圧延銅箔のいずれを用いてもよい。この実施の形態にあっては、この銅箔材10の材料としては、例えばタフピッチ銅(TPC)又は無酸素銅(OFC)からなる高純度の銅、又は各種の銅合金材を用いることができる。
(Cu−Sn−Ni層及びCr層の構成)
このCu−Sn−Ni層20の金属元素の濃度としては、Snが0〜25wt%(重量%)、Niが0〜20wt%に調整することが好適であり、残部がCu及び不可避的不純物からなる。一方、Cr層30の金属元素の濃度としては、Crが0〜15wt%に調整することが好適である。Cr層30としては、浴組成として6価クロムを含まないクロメート液に浸漬することにより得られたものが好適である。
Niが20wt%を超えている場合は、銅箔1とポリイミドとの接着時において、銅箔1とポリイミドとの間の界面にSn−Ni層ができやすくなる。Sn−Ni層は、塩化第二鉄によるエッチングで除去が難しく、配線形成時に導通不良を起こしやすい。Snが25wt%を超えている場合は、Snは酸に非常に溶解しやすい。そのため、エッチング時にエッチング液の酸によってSnが溶解し、銅箔1とポリイミドとの間の界面が腐食する、いわゆる染み込みと呼ばれる不良が起きやすくなる。
Cu−Sn−Ni層20の厚みとしては、10nm〜1μmの範囲に設定することが好適である。10nm未満では十分な密着力が得られず、1μmより厚い場合では剥離試験においてCu−Sn−Ni層20の内部で剥離するようになり、密着力が低下する。銅箔材10の表面へのCu−Sn−Ni層20の形成には、どのような方法を用いてもよく、例えば市販のCu−Sn−Niめっき液として、株式会社シミズ製ノーブロイSNCを使用することができる。
Cr層30を形成するクロメート処理は、環境への影響を考え、定法に従い3価クロメート処理を行う。Cu−Sn−Ni層のSnを利用して、3価クロメート液に浸潰するだけでもクロメート処理は可能である。このときのCr濃度は0〜15wt%とする。
ここで、Cu−Sn−Ni層20とCr層30の各金属元素は、膜内で濃度分布を有していてもよい。その一例としては、Cuは、表層から内部に行くに従い濃度は高くなっていく。一方のCr層30は、Cu−Sn−Ni層20のSnと一部置換してCrを形成するため、クロメート処理を行った場合のSn、Ni、及びCrの濃度分布は、一定ではなくなる。しかしながら、前述の濃度範囲であれば、この濃度分布は耐湿性に影響しない。
すなわち、Cu−Sn層と比較して、Cu−Sn−Ni層20とCr層30の混合皮膜を形成することにより、耐湿性は改善する。ここで、Niは、主に高温での皮膜安定性を高めている。Cr層30は、主に水分による腐食を防止する役割を持つ。
(シランカップリング層の構成)
Cu−Sn−Ni層20及びCr層30を施した銅箔1に対して、シランカップリング処理を行い、Cr層30上にシランカップリング層40を形成してもよい。これにより、ポリイミドとの接着力がさらに高まる。
シランカップリング剤は、一般に、その構造から様々な種類に分類され、相手方の基材の材質に対応して使い分けられている。特に、フレキシブルプリント配線板の分野では、絶縁性の樹脂基材としてポリイミドが用いられる場合が多い。この観点から、シランカップリング剤としては、ポリイミドとの良好な接合強度及び長期安定性が得られるように、アミノ基を有するシランカップリング剤などを用いることが望ましい。但し、これに限定されないことは言うまでもない。
そのようなアミノ基を有するシランカップリング剤としては、例えば3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシランなどを用いることが可能である。これらのシランカップリング剤の一種類、又は複数種類を選択し、特定の濃度の水溶液として用いることができる。
このようなシランカップリング剤に浸潰させた後、150〜300℃で乾燥させることにより、Cu−Sn−Ni層20もしくはCr層30とシランカップリング層40の間で脱水による水素結合から共有結合への変化が起こり、シランカップリング層40が銅箔材10側に強固に結合されることにより、シランカップリング処理の接着効果が十分に発揮される。
(実施の形態の効果)
上記実施の形態によると、ポリイミドとの密着力が十分であり、耐湿性にも優れたプリント配線板用銅箔、及びプリント配線板を得ることができる。
以下に、本発明の更に具体的な実施の形態として、実施例及び比較例を挙げて詳細に説明する。なお、この実施例では、上記実施の形態である銅箔1の典型的な一例を挙げており、本発明は、この実施例に限定されるものではないことは勿論である。
下記の表1に、実施例1〜5及び比較例1〜3における皮膜組成成分、シランカップリング処理の有無、耐湿試験前のピール強度、及び耐湿試験前後のピール強度の割合(保持率)をまとめて示す。
[実施例1]
銅箔材として厚み18μmのタフピッチ銅の圧延銅箔を用意した。その表面にCu−Sn−Ni合金めっきを施した。続いて、3価クロメート処理液(メルテックス株式会社スプレンダーブルー)に4秒間浸潰し、水洗後、ドライヤーで乾燥させた。この銅箔のCu−Sn−Ni合金めっきを施した面にポリイミドワニス(宇部興産株式会社U−ワニスA)を、乾燥後の厚みが25μmとなるように塗布して乾燥させ、シランカップリング処理されていない銅箔を得た。塩化第二鉄エッチングにより幅1mmの直線回路を形成し、銅張プリント配線板を作製した。
室温環境下でJIS C5016に準拠して、耐湿試験前のピール強度を測定した。85℃×85%RHの高温高湿度環境下に168時間放置して耐湿試験を行った。その耐湿試験後、同様にピール強度の測定を行った。
耐湿試験前後のピール強度の割合を保持率として以下の式で求めた。
保持率(%)=耐湿試験後のピール強度(N/mm)/耐湿試験前のピール強度(N/mm)×100
耐湿試験による保持率の結果を下記の表1に示す。
[実施例2]
上記実施例1と同様に、Cu−Sn−Ni合金めっき、クロメート処理を行った後、シランカップリング処理を行った。シランカップリング剤としては、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン(γ−APS)(信越化学株式会社KBM−903)を3mL/Lの水溶液として使用した。シランカップリング剤に浸漬後、そのまま200℃×1分間加熱した。得られた銅箔について、上記実施例1と同様に、耐湿試験を行い、耐湿試験前後のピール強度を測定した。
保持率の結果を下記の表1に示す。その結果、シランカップリング処理によるピール強度の改善が認められた。耐湿試験による保持率は、上記実施例1と同等であった。
[実施例3]
銅箔表面にSnリッチなCu−Sn−Ni合金めっきを施し、続いて3価クロメート処理を行い、シランカップリング処理されていない銅箔を得た。上記実施例1と同様に、耐湿試験を行い、耐湿試験前後のピール強度を測定した。
保持率の結果を下記の表1に示す。その結果、耐湿試験前のピール強度、及び保特率は、上記実施例1と同等であった。
[実施例4]
銅箔表面にNiリッチなCu−Sn−Ni合金めっきを施した。続いて、3価クロメート処理を行い、シランカップリング処理されていない銅箔を得た。上記実施例1と同様に、耐湿試験を行い、耐湿試験前後のピール強度を測定した。
保持率の結果を下記の表1に示す。その結果、耐湿試験前のピール強度、及び保特率は、上記実施例1と同等であった。
[実施例5]
銅箔表面にCu−Sn−Ni合金めっきを施した。続いて、3価クロメート処理を浸漬時間10秒の条件で行い、シランカップリング処理されていない銅箔を得た。上記実施例1と同様に、耐湿試験を行い、耐湿試験前後のピール強度を測定した。
保持率の結果を下記の表1に示す。その結果、ピール強度はやや増加し、保持率は、上記実施例1と同等であった。
[比較例1]
銅箔表面にCu−Sn合金めっきを施し、シランカップリング処理されていない銅箔を得た。上記実施例1と同様に、耐湿試験を行い、耐湿試験前後のピール強度を測定した。
保持率の結果を下記の表1に示す。その結果、Ni、及びCr層が存在しないためにピール強度はやや低下し、保持率も上記実施例1と比較して大きく低下した。
[比較例2]
銅箔表面にCu−Sn−Niめっきを施し、シランカップリング処理されていない銅箔を得た。上記実施例1と同様に、耐湿試験を行い、耐湿試験前後のピール強度を測定した。
保持率の結果を下記の表1に示す。その結果、ピール強度は上記実施例1と同等であったが、耐湿試験後の保持率は大幅に低下した。
[比較例3]
銅箔表面にCu−Sn−Niめっきを施し、Niが40wt%となるようにNiめっきを行い、シランカップリング処理されていない銅箔を得た。皮膜を拡散させるため、窒素ガス雰囲気中で300℃×15分加熱した。上記実施例1と同様に、耐湿試験を行い、耐湿試験前後のピール強度を測定した。
保持率の結果を下記の表1に示す。その結果、測定のための直線回路を形成する際に、エッチング後のレプリカ面からSn−Ni合金層が検出された。ピール強度は大幅に低下した。
Figure 2012111980
以上の説明からも明らかなように、本発明のプリント配線板用銅箔、及びプリント配線板の製造方法の代表的な構成例を上記実施の形態及び実施例を挙げて説明したが、上記実施の形態及び実施例は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。上記実施の形態及び実施例の中で説明した特徴の組合せの全てが本発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきであり、本発明の技術思想の範囲内において種々の構成が可能であることは勿論である。
1 銅箔
10 銅箔材
20 Cu−Sn−Ni層
30 クロメート(Cr)層
40 シランカップリング層

Claims (5)

  1. 銅箔材の少なくとも基材と接着する面にCu−Sn−Ni層を形成し、前記Cu−Sn−Ni層上にCr層を形成したプリント配線板用銅箔。
  2. 前記Cr層上にシランカップリング層を形成した請求項1に記載のプリント配線板用銅箔。
  3. 前記Cu−Sn−Ni層及び前記Cr層の構成として、Snが0〜25wt%、Niが0〜20wt%、Crが0〜15wt%である請求項1に記載のフリント配線板用銅箔。
  4. 前記Cr層が、浴組成として6価クロムを含まないクロメート液に浸漬することにより得られたものである請求項1〜3のいずれかに記載のプリント配線板用銅箔。
  5. 導電体として上記請求項1〜4のいずれかに記載の銅箔を用いたプリント配線板。
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