JP2012109862A - 画像読み取り装置 - Google Patents

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健輔 大原
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Abstract

【課題】本発明は、照射部が配置される筐体の外部に設けられ照射部とともに走査移動する回路基板から放射される電磁波を低減することを目的とする。
【解決手段】本発明の画像読み取り装置は、原稿台と、原稿台に対して移動するように設けられる照射導光部22と、照射導光部22の内部に配置され、照射導光部22の移動に伴って原稿に対して光を走査させながら照射する発光部と、照射導光部22の外部で照射導光部22とともに移動するよう設けられ、原稿により反射された光を受光する受光素子列を有する受光側基板36bと、受光側基板36bの一部を覆うとともに接地して設けられ、照射導光部22よりも高い導電率を有する基板筺体36cと、受光側基板36bと基板筺体36cの一部とを接続する第1の接地導体と、受光側基板36bと基板筺体36cの一部とを接続する第2の接地導体とを含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像読み取り装置に関する。
公報記載の従来技術として、プリント配線板の裏面に形成されたグランドパターン上に、複数の導電部材を表面実装するものが存在する。また、導電部材は、ハンダ付けされる接合面を形成する接合部、押圧されると弾性変形して反発力を発生させる板バネ状の接触部を備えており、少なくとも、高周波ノイズの発生源となる電子部品の実装位置、及びその電子部品からの信号が入力される電子部品の実装位置に配置されている。さらに、プリント配線板を接地導体に固定すると、接地導体に当接して弾性変形した導電部材の接触部の反発力によって、導電部材は接地導体に圧接される(特許文献1参照)。
特開2004−311531号公報
本発明は、照射部が配置される筐体の外部に設けられ照射部とともに走査移動する回路基板から放射される電磁波を低減することを目的とする。
請求項1記載の発明は、原稿が置かれる原稿台と、前記原稿台に対して移動するように設けられる筺体と、前記筺体の内部に配置され、当該筺体の移動に伴って前記原稿台に積載された原稿に対して光を走査させながら照射する照射部と、前記筺体の外部で当該筺体とともに移動するよう設けられ、前記照射部から照射され原稿により反射された光を受光する受光素子を一方の面に有する回路基板と、前記回路基板の前記一方の面の少なくとも一部と当該回路基板の当該一方の面と反対の他方の面の少なくとも一部とを覆うとともに接地して設けられ、前記筐体の導電率よりも高い導電率を有する回路基板筺体と、前記回路基板の前記一方の面と当該一方の面と対向する前記回路基板筺体の部分である第1の部分とを電気的に接続する第1の接続部と、前記回路基板の前記他方の面と当該他方の面と対向する前記回路基板筺体の部分である第2の部分とを電気的に接続する第2の接続部とを含む画像読み取り装置である。
請求項2記載の発明は、前記回路基板は、前記他方の面に備えられた回路用の素子を有することを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置である。
請求項3記載の発明は、前記第1の接続部は、前記回路基板の前記一方の面と前記回路基板筺体の前記第1の部分とによって押圧されることで弾性変形するよう配置され、かつ前記筐体の導電率よりも高い導電率を有し、前記第2の接続部は、前記回路基板の前記他方の面と前記回路基板筺体の前記第2の部分とによって押圧されることで弾性変形するよう配置され、かつ前記筐体の導電率よりも高い導電率を有することを特徴とする請求項1または2記載の画像読み取り装置である。
請求項4記載の発明は、前記第1の接続部は、前記回路基板の前記一方の面に設けられ、前記第2の接続部は、前記回路基板の前記他方の面であって、前記第1の接続部が押圧されることによって当該回路基板が弾性変形することを妨げる位置に設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の画像読み取り装置である。
請求項5記載の発明は、前記第1の接続部と前記第2の接続部とは、前記回路基板を挟んで対向する位置に設けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の画像読み取り装置である。
請求項1記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、照射部が配置される筐体の外部に設けられ照射部とともに走査移動する回路基板から放射される電磁波を低減することができる。
請求項2記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、両面に素子を備える回路基板から放射される電磁波を低減することができる。
請求項3記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、回路基板筺体が外力を受けた場合であっても回路基板から放射される電磁波を低減することを維持することができる。
請求項4記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、回路基板筺体が覆うことに起因する回路基板のたわみを抑制することができる。
請求項5記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、回路基板筺体が覆うことに起因する回路基板のたわみをより抑制することができる。
本発明の実施の形態における画像読み取り装置の構成の一例を示す側面図である。 読み取りユニットにおける光学部品の構成の一例を示す図である。 読み取り部の構成の一例を示す斜視図である。 読み取りユニットの構成の一例を示す斜視図である。 受光側基板の構成を説明するための図である。 接地導体の構成を説明するための図である。
<画像読み取り装置1の構成>
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用される画像読み取り装置1の構成の一例を示す側面図である。なお、図1は、画像読み取り装置1をフロント側から見た図である。
この画像読み取り装置1は、固定された原稿の画像を読み取るための機構が設けられた本体部10と、本体部10に対して開閉自在に取り付けられ、閉じられた際に本体部10に原稿を固定する原稿固定部材60とを備える。また、本体部10は、原稿の画像を読み取る読み取り部20と、原稿を積載する原稿積載部50とを有している。
これらのうち、読み取り部20は、底面および壁面を有し図中上方に向かう部位に開口が形成された下部筐体21と、下部筐体21の内側に配置される読み取りユニット40とを備えている。また、読み取り部20は、下部筐体21の内側において読み取りユニット40を副走査方向SSおよびその逆方向に案内するガイドシャフト23と、読み取りユニット40をガイドシャフト23に沿って移動させる駆動モータ24とを備えている。
ここで、読み取りユニット40は、光学系30(詳細は後述する)を筺体内部に有し、光を照射するとともに原稿に向けて光を導く照射導光部22(詳細は後述する)を備える。さらに、読み取りユニット40は、この照射導光部22に対して読み取りユニット40の副走査方向SSの下流側に、原稿から反射された光を受ける受光部36(詳細は後述する)を備える。付言すると、本実施の形態における照射導光部22と受光部36とは一体として設けられており、照射導光部22と受光部36とは読み取りユニット40を副走査方向SSおよびその逆方向にともに移動するように構成されている。
また、読み取り部20は、一端側が下部筐体21に取り付けられるとともに、他端側が読み取りユニット40に取り付けられ読み取りユニット40との間で電力や信号のやりとりを行うケーブルユニット25を備えている。
そして、読み取り部20の読み取りユニット40は、通常、図1に示す基準位置P1に位置しており、原稿の読み取り動作に伴って副走査方向SSに向けて移動することで副走査方向SSの最下流側となる終了位置P2に到達し、その後基準位置P1まで戻る。なお、以下の説明においては、図中手前側から奥側に向かう方向を主走査方向FSと呼ぶ。
一方、原稿積載部50は、額縁状の形状を有し、下部筐体21に設けられた開口に対峙して取り付けられることで、下部筺体21とともに筐体を構成する上部枠体51と、上部枠体51の中央部に取り付けられるとともに原稿の積載に用いられる原稿台52とを有している。原稿台52は、可視光に対する光透過性を有するガラス材で構成されており、読み取り部20に設けられた読み取りユニット40の移動範囲をカバーするように配置されている。
<読み取りユニット40の光学部品の構成>
次に、読み取りユニット40における光学部品の構成を説明する。なお、図2は、読み取りユニット40における光学部品の構成の一例を示す図である。
まず、上述のように読み取りユニット40は、照射導光部22と、この照射導光部22に対して副走査方向SSの下流側に位置している受光部36とを有する。
そして、照射導光部22は、光学系30を筺体内部に備えている。具体的には、照射導光部22は、可視光を発光する発光部31(照射部)を備えている。この発光部31は、複数の発光素子(例えばLED(Light Emitting Diode))を主走査方向FSに並べて配置した発光素子列31aと、発光素子列31aが実装されるとともに読み取りユニット40に固定される発光側基板31bとを有する。また、照射導光部22は、発光部31から出力される光を原稿台52側および後述する反射体33に導く導光体32と、発光部31から導光体32を介して出力された光の一部を、原稿台52側に向けて反射する反射体33とを備えている。さらに、照射導光部22は、発光部31から出力され、原稿台52を介して原稿Mに照射され、この原稿Mから反射して原稿台52を通過した反射光を、順次反射するミラー34(第1ミラー34a、第2ミラー34b、第3ミラー34c、第4ミラー34dおよび第5ミラー34e)を備えている。さらにまた、照射導光部22は、第5ミラー34eにて反射された光を集光するレンズ35を備えている。
一方、受光部36は、照射導光部22の筺体とは別体として設けられ、レンズ35にて集光されることで結像された光を受光するよう構成されている。すなわち、複数の受光素子を主走査方向FSに並べて配置した受光素子列(例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ)36a(受光素子)と、受光素子列36aが実装されるとともに読み取りユニット40に固定される受光側基板36b(回路基板)とを有する。
なお、本実施の形態における読み取りユニット40の光学系30では、原稿Mからの反射光の経路を交差させる所謂折り畳み光学系を用いることで、読み取りユニット40の小型化を図っている。
<読み取り部20の構成>
図3は、読み取り部20の構成の一例を示す斜視図である。なお、図1におけるフロント側は、図3における奥側に対応している。したがって、図3に示す読み取りユニット40は、図1に示す基準位置P1に位置していることになる。
本実施の形態において、ガイドシャフト23は、下部筐体21の内部且つリア側(図3においては手前側)に、副走査方向SSに沿って配置されており、その両端が下部筐体21に固定されている。また、下部筐体21の内部且つガイドシャフト23よりもリア側であって、副走査方向SSの下流側に、駆動モータ24が取り付けられている。そして、下部筐体21のリア側且つ外側の端面には、画像読み取り装置1と外部に設けられた機器とを電気的に接続するためのインタフェース部26が取り付けられている。
また、ケーブルユニット25は、下部筐体21の内部且つフロント側(図3においては奥側)に、副走査方向SSに沿って配置されている。そして、ケーブルユニット25に設けられた第1コネクタ25bは、下部筐体21の内部且つフロント側であって、副走査方向SSの下流側端部に配置されている。これに対し、ケーブルユニット25に設けられた第2コネクタ25cは、下部筐体21の内側に配置された読み取りユニット40における受光部36のフロント側に取り付けられている。なお、第1コネクタ25bは、図示しない接続機構等を介して、インタフェース部26と電気的に接続される。
<読み取りユニット40の構成>
ここで、図3及び図4を参照しながら読み取りユニット40の構成を説明する。図4は、読み取りユニット40の構成の一例を示す斜視図である。
まず、読み取りユニット40の照射導光部22は、図2に示す照射導光部22の光学系30(発光部31、導光体32、反射体33、ミラー34、レンズ35等)を内蔵する光学筺体41を有している。この光学筺体41は、フロント側における副走査方向SSの下流側に切欠部41aが形成される。また、本実施の形態における光学筺体41は、非導電性部材(例えば、PP(ポリプロピレン)、PS(ポリスチレン)、POM(ポリアセタール樹脂)等のプラスチック)で形成される。
一方、照射導光部22と一体に設けられる受光部36は、受光側基板36bと、この受光側基板36bを覆う基板筺体36c(回路基板筺体)とを有している。本実施の形態においては、基板筺体36cは、光学筺体41に設けられた切欠部41aからみて副走査方向SSの下流側に設けられている。また、基板筺体36cは、受光側基板36bの一部が、基板筺体36cからフロント側に向かい突出(露出)するような寸法で構成されている。さらに、受光側基板36b及び基板筺体36cは、ボルト37によって読み取りユニット40に取り付けられる。なお、このボルト37を回転させ緩めることによって、受光側基板36bの位置や角度が調整される。
ここで、照射導光部22の光学系30(図2参照)は、上述のように光学筺体41の内部に設けられ、受光側基板36bは光学筺体41の外部に設けられている。したがって、画像読み取り装置1の動作に伴い、受光側基板36bに設けられる受光素子列36aの温度が上昇した場合であっても、照射導光部22の光学系30の温度が上昇することは抑制される。付言すると、温度上昇に伴い、光学系30の各部材間における光軸方向の距離が変化することや、熱の影響により導光体32やレンズ35の屈折率が変化すること等が抑制される。また、光学筺体41の内部に受光側基板36bが設けられる場合と比較して、光学筺体41の外部に受光側基板36bが設けられていることから、放熱がより円滑となり受光素子列36aの温度上昇が抑制される。
基板筺体36cは、導電性部材で形成されており、例えば、ステンレスやアルミニウム等の金属からなる。この基板筺体36cは、ボルト37等を介してグラウンド接地されている。
また、基板筺体36cは、副走査方向SSの下流側から受光側基板36bを覆う第1の筺体部材36c1と、副走査方向SSの上流側から受光側基板36bを覆う第2の筺体部材36c2とを有する。付言すると、第1の筺体部材36c1と第2の筺体部材36c2とによって、受光側基板36bを挟むように配置されている(図6参照、後述)。
また、本実施の形態においては、第1の筺体部材36c1及び第2の筺体部材36c2は、それぞれ板状部材(板金)を折り曲げられて形成されており、図4における受光側基板36bの上方及び下方の面も覆うように構成されている。
<受光側基板36bの構成>
ここで、図5を参照しながら受光側基板36bの構成を説明する。図5は、受光側基板36bの構成を説明するための図である。なお、図5は、図4の矢印Vの方向からみた受光側基板36bを示す。
受光側基板36bは、所謂プリント配線基板であり、受光素子列36a、電子素子36d(回路用の素子)、及び接地導体70(詳細は後述する)等を基板面36b1、36b2に備える。なお、本実施の形態の受光側基板36bは、受光素子列36aを基板面36b1に備え、電子素子36d及び接地導体70を表裏の両基板面36b1、36b2に備える(詳細は後述する)。
また、受光側基板36bは、図1におけるフロント側の下方(図5においては右側の下方)に切欠部36nが形成されている。この受光側基板36bは、切欠部36nが形成されていることによって、図1におけるフロント側(図5においては右側)に配置される幅狭部36mと、図1における奥側(図5においては左側)に配置される幅広部36lとを有する。
なお、幅広部36lは基板筺体36cによって覆われるよう配置されている。一方、幅狭部36mの一部は基板筺体36cに覆われ、かつ幅狭部36mの他の一部はケーブルユニット25に接続するため基板筺体36cから突出する(図3参照)よう配置されている。ここで、図3に示すように、基板筺体36cから突出した幅狭部36m(図5参照)には、ケーブルユニット25に設けられた第2コネクタ25cが接続される。このことにより、受光側基板36bはグラウンド接地される。
また、受光側基板36bは、ボルト37(図4参照)等の固定具が通る貫通穴36hを有する。この貫通穴36hに固定具を通すことによって、受光側基板36bが読み取りユニット40に固定される。本実施の形態の貫通穴36hは、受光側基板36bで、互いに離間するように4点設けられている。この受光側基板36bは、貫通穴36hを通るボルト37等を介してグラウンド接地されている。
<接地導体70の構成>
ここで、図5及び図6を参照しながら接地導体70の構成を説明する。図6は、接地導体70の構成を説明するための図である。なお、図6は接地導体70周辺における受光側基板36b及び基板筺体36cの断面図であり、図6(A)は受光側基板36bが基板筺体36cによって覆われる前の状態を示し、図6(B)は受光側基板36bが基板筺体36cによって覆われた状態を示す。
まず、接地導体70は、導電性部材で形成され、例えばステンレスや銅によって形成されている。図6に示すように、接地導体70は、押圧されると弾性変形して反発力を発生させる板ばね状の接触部70aと、受光側基板36bの基板面36b1、36b2にはんだ付けされる接合面を形成する接合部70bとを備えている。
また、接地導体70は、一方の面の一例であり、受光側基板36bの受光素子列36aが設けられた側の基板面36b1(図5の手前側の基板面)と、他方の面の一例であり、この基板面36b1と反対の基板面36b2(図5の裏面側の基板面)とにそれぞれ設けられる(図6参照)。本実施の形態においては、図5に示すように、接地導体70は受光側基板36bにおける幅広部36lの中央部に設けられている。
本実施の形態においては、図6に示すように、第1の接続部及び第2の接続部の一例であるそれぞれの接地導体70は、受光側基板36bを挟んで対向する位置に設けられている。いわば、それぞれの接地導体70が受光側基板36b上の同一の座標となるように配置されている。
ここで、それぞれの接地導体70は、一方の接地導体70が押圧されることによって受光側基板36bが弾性変形することを、他方の接地導体70が妨げる位置となるように設けられる。付言すると、接地導体70は、それぞれの接地導体70が押圧されることによって受光側基板36bが撓むことを互いに抑制するように配置されている。したがって、それぞれの接地導体70は、受光側基板36bを挟んで対向する位置からずれて配置されてもよい。
なお、図5に示すように、受光素子列36aが設けられた基板面36b1に設けられる接地導体70は、複数設けられる貫通穴36hのいずれの貫通穴36hよりも、受光素子列36aに近づけて配置されている。したがって、受光素子列36aは接地導体70によってより確実にグラウンド接地されることになる。
また、本実施の形態においては、受光側基板36bの両基板面36b1、36b2に設けられた接地導体70が同一の構成であるが、それぞれ接地導体70の高さや形状などが異なるように構成してもよい。また、本実施の形態においては、接地導体70がそれぞれの基板面36b1、36b2に一つずつ配置されるが、それぞれの基板面36b1、36b2に複数の接地導体70が設けられる構成であってもよい。
次に、図6を参照しながら、接地導体70が設けられた受光側基板36bが、第1の筺体部材36c1と第2の筺体部材36c2とによって挟まれる状態について説明する。
まず、接地導体70は、受光側基板36bの基板面36b1、36b2に接合部70bが固定されかつ押圧されていない状態で高さd1となる。
図6(A)に示す状態から受光側基板36bに対して第1の筺体部材36c1及び第2の筺体部材36c2が接近する(矢印A参照)。そして、図6(B)に示すように、受光側基板36bが第1の筺体部材36c1と第2の筺体部材36c2とによって挟まれた後、ボルト37(図4参照)等の固定具によって固定される。
ここで、固定具によって固定された状態で、受光側基板36bの基板面36b1と第1の筺体部材36c1との間隙(あるいは受光側基板36bの基板面36b2と第2の筺体部材36c2との間隙)は、高さd2となる。この高さd2は、押圧されていない状態の接地導体70の高さd1よりも低くなる寸法で構成されている。このため、受光側基板36bを第1の筺体部材36c1と第2の筺体部材36c2とによって挟むと、受光側基板36bに設けられた接地導体70の接触部70aが弾性変形する。本実施の形態においては、押圧されていない状態の接地導体70の高さd1が2.5mmであり、受光側基板36bの基板面36b1と第1の筺体部材36c1(あるいは受光側基板36bの基板面36b2と第2の筺体部材36c2)との間隙の高さd2が2mmである。
接地導体70の接触部70aが弾性変形することにより生じる反発力によって、接触部70aは第1の筺体部材36c1の一部分(第1の部分)あるいは第2の筺体部材36c2の一部分(第2の部分)によって圧接される。したがって、受光側基板36bと、上述のように接地された基板筺体36c(第1の筺体部材36c1及び第2の筺体部材36c2)とが確実に導通する。付言すると、受光側基板36bが、収容される導電性の基板筺体36cに電気的に接続され、いわゆるフレームグランドをとることになる。
<画像読み取り装置1の動作>
では、図1乃至図3を参照しながら、画像読み取り装置1による原稿Mの読み取り動作について説明する。
画像読み取り装置1に設けられた原稿固定部材60が開けられ、本体部10の原稿積載部50に設けられた原稿台52上に原稿M(図2参照)がセットされた後、原稿固定部材60が閉じられる。その後、読み取り開始の指示を受け付けることで、原稿Mの読み取り動作が開始される。
読み取り動作の開始に伴い、読み取りユニット40には、ケーブルユニット25を介して、発光部31に設けられた発光素子列31aを発光させるための電力が供給される。また、読み取り動作の開始に伴って駆動モータ24が回転を開始し、基準位置P1から終了位置P2に向かい、副走査方向SSに沿って読み取りユニット40が移動していく。
この間、読み取りユニット40に設けられた発光部31から出力される光は、導光体32を通って直接あるいは反射体33を介して原稿台52上の原稿Mに照射される。そして、原稿Mからの反射光が、第1ミラー34a〜第5ミラー34eおよびレンズ35を介して、受光素子列36aに結像される。受光素子列36aは、上述したように主走査方向FSに沿って伸びる1次元のセンサ群で構成されており、副走査方向SSの1ライン毎に、主走査方向FSの1ライン分の受光データを出力する。
このため、読み取りユニット40が基準位置P1から移動を開始して終了位置P2に到達するまでの間、予め決められた周期を単位として、受光素子列36aが主走査方向FSの1ライン分の受光データを順次出力することにより、原稿M1枚分の読み取りデータが得られる。そして、受光素子列36aから出力される読み取りデータは、受光側基板36bを介してケーブルユニット25に伝達され、ケーブルユニット25からさらに図示しない接続機構およびインタフェース部26(図3参照)を介して、外部の機器に伝達される。
ここで、本実施の形態の受光側基板36bは基板筺体36c(図3参照)によって覆われており、受光側基板36bに設けられた受光素子列36aや電子素子36d(図5参照)等で生じるノイズが外部に放出されにくくなっている。また、受光側基板36bの外部で発生したノイズが、受光素子列36aからの信号に重畳されにくくなっている。
1…画像読み取り装置、10…本体部、20…読み取り部、21…下部筐体、22…照射導光部、23…ガイドシャフト、24…駆動モータ、25…ケーブルユニット、30…光学系、36…受光部、36a…受光素子列、36b…受光側基板、36c1…第1の筺体部材、36c2…第2の筺体部材、37…ボルト、40…読み取りユニット、41…光学筺体、41a…切欠部、50…原稿積載部、51…上部枠体、52…原稿台、60…原稿固定部材、70…接地導体、70a…接触部、70b…接合部

Claims (5)

  1. 原稿が置かれる原稿台と、
    前記原稿台に対して移動するように設けられる筺体と、
    前記筺体の内部に配置され、当該筺体の移動に伴って前記原稿台に積載された原稿に対して光を走査させながら照射する照射部と、
    前記筺体の外部で当該筺体とともに移動するよう設けられ、前記照射部から照射され原稿により反射された光を受光する受光素子を一方の面に有する回路基板と、
    前記回路基板の前記一方の面の少なくとも一部と当該回路基板の当該一方の面と反対の他方の面の少なくとも一部とを覆うとともに接地して設けられ、前記筐体の導電率よりも高い導電率を有する回路基板筺体と、
    前記回路基板の前記一方の面と当該一方の面と対向する前記回路基板筺体の部分である第1の部分とを電気的に接続する第1の接続部と、
    前記回路基板の前記他方の面と当該他方の面と対向する前記回路基板筺体の部分である第2の部分とを電気的に接続する第2の接続部と
    を含む画像読み取り装置。
  2. 前記回路基板は、前記他方の面に備えられた回路用の素子を有することを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  3. 前記第1の接続部は、前記回路基板の前記一方の面と前記回路基板筺体の前記第1の部分とによって押圧されることで弾性変形するよう配置され、かつ前記筐体の導電率よりも高い導電率を有し、
    前記第2の接続部は、前記回路基板の前記他方の面と前記回路基板筺体の前記第2の部分とによって押圧されることで弾性変形するよう配置され、かつ前記筐体の導電率よりも高い導電率を有することを特徴とする請求項1または2記載の画像読み取り装置。
  4. 前記第1の接続部は、前記回路基板の前記一方の面に設けられ、
    前記第2の接続部は、前記回路基板の前記他方の面であって、前記第1の接続部が押圧されることによって当該回路基板が弾性変形することを妨げる位置に設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の画像読み取り装置。
  5. 前記第1の接続部と前記第2の接続部とは、前記回路基板を挟んで対向する位置に設けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の画像読み取り装置。
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