JP2012109417A - スラブ型増幅装置、レーザ装置および極端紫外光源装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】EUV光源装置は、レーザ装置と、前記レーザ装置から出力されたレーザ光を入力して所定のターゲット物質に集光し、該レーザ光の集光によって励起した前記所定のターゲット物質から放射した極端紫外光を集光しつつ出力するチャンバと、を備える。レーザ装置は、スラブ型増幅装置と、前記光を出力するマスタオシレータと、前記スラブ型増幅装置から出力された光を増幅する増幅器と、を備える。スラブ型増幅装置は、自由空間軸と導波軸とを有する第1スラブ型増幅器と、前記第1スラブ型増幅器の入力段に配置され、該第1スラブ型増幅器に入力する光の偏光方向および断面形状の少なくとも一方を変換する第1ビーム調節部と、を備える。
【選択図】図1
Description
以下、本開示の実施の形態1を、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施の形態1によるEUV光源装置を示す。EUV光源装置100は、ドライバレーザ101と、チャンバ40と、ドライバレーザ101からのレーザ光L2をチャンバ40内の所定の位置(プラズマ生成サイトP1)に集光するレーザ集光光学素子(例えば、軸外放物面ミラーM4)とを備えてもよい。また、チャンバ40と露光装置60との間には、露光装置接続部50が設けられてもよい。
ここで、本実施の形態1におけるスラブ型増幅装置30aおよび30bを、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明において、スラブ型増幅装置の共通構成を説明する場合、スラブ型増幅装置は符号30で参照される。図2は、スラブ型増幅装置の構成を概略的に示す。スラブ型増幅装置30は、入力側と出力側とにそれぞれ配置されたビーム調節光学ユニット31および32と、スラブ型増幅器SAと、を備えてもよい。
図3は、図2のスラブ型増幅器の概略構成を示す。なお、図3では、内部構成を示すため、スラブ型増幅器SAの外部筐体(気密容器)を省略する。図3に示すように、スラブ型増幅器SAは、入力側ウィンドウW31と、2つの互いに対向する放電電極331および332と、2つの凹球面ミラーM31およびM32と、出力側ウィンドウW32と、を備えてもよい。一方の放電電極332はたとえば接地されており、他方の放電電極331には、たとえば交流電源334から交流RF電圧が印加されてもよい。この2つの放電電極331と332との間には、ガス状の増幅媒体が充填され、放電電極への電圧印加により放電領域333が形成される。2つの凹球面ミラーM31およびM32は、レーザ光L1(L2)を反射し、反射されたレーザ光L1(L2)が放電領域333内を往復する。レーザ光L1(L2)は放電領域333を通過する際に増幅されエネルギーを付与される。入力側ウィンドウW31から入射したレーザ光L1(L2)は、2つの凹球面ミラーM31およびM32によって反射され、増幅された後、出力側ウィンドウW32より出力される。
つづいて、図2に示すビーム調節光学ユニットについて説明する。スラブ型増幅器SAの入力側に配置されたビーム調節光学ユニット31は、スラブ型増幅器SAへ入力されるレーザ光L1(L2)のビーム断面形状およびその偏光方向をスラブ型増幅器SAに対して好適なビーム形状および偏光方向に変換する。一方、スラブ型増幅器SAの出力側に配置されたビーム調節光学ユニット32は、スラブ型増幅器SAから出力されたレーザ光L2のビーム断面形状および偏光方向を、これよりも下流側の増幅器(たとえば別のスラブ型増幅器SAや高速軸流型増幅器MA1およびMA2等)や光学系(たとえばリレー光学系R1〜R4)に対して好適なビーム断面形状および偏光方向に変換する。なお、ビーム断面形状または偏光方向の変換が不要な場合は、それぞれを達成する構成を省略できる。また、以下の説明において、下流側の増幅器や光学系を、単に下流側の光学部等という場合がある。
ここで図9に、偏光方向調節光学ユニット311の一例を示す。なお、偏光方向調節光学ユニット321についても、偏光方向調節光学ユニット311と同様の構成とすることが可能である。図9に示すように、偏光方向調節光学ユニット311は、たとえばλ/2板3111で構成されてもよい。λ/2板3111は、その結晶の光学軸の方向DSが、結晶に入射するレーザ光L1(L2)の偏光方向に対して(90°−θ)/2傾いて配置されるのが好ましい。図9において結晶に入射するレーザ光L1(L2)は鉛直方向の直線偏光である。レーザ光L1(L2)は、λ/2板3111を通過することで、その偏光方向が90°−θ(たとえば45°)変換される。これにより、レーザ光L1(L2)の偏光方向が、水平面に対してθ傾いているスラブ型増幅器SAに対して好適な方向に傾く。なお、λ/2板3111は、透過型としたが、反射型であってもよい。反射型の波長板を使用することで、波長板自体をたとえば背面側から冷却することが可能となるため、熱的に安定させることが容易である。
また、図10に、偏光方向調節光学ユニット311(321)の変形例1を示す。図10に示すように、偏光方向調節光学ユニット311Aは、2つのλ/4板3112および3113で構成されてもよい。この構成において、まず、偏光方向が鉛直方向に対してθの傾きを持つ直線偏光のレーザ光L1(L2)がλ/4板3112に入射すると、このレーザ光L1(L2)の偏光状態が円偏光に変換されて反射される。その後、円偏光のレーザ光L1(L2)がλ/4板3113に入射すると、このレーザ光L1(L2)が、偏光方向が鉛直方向に対して−θの傾を持つレーザ光L1(L2)に変換されて反射される。すなわち、2つのλ/4板3112および3113を介することで、レーザ光L1(L2)の偏光方向が2θ回転する。これにより、レーザ光L1(L2)の偏光方向が、水平面に対してθ傾いているスラブ型増幅器SAに対して好適な方向に傾く。なお、λ/4板3112および3113は、反射型としたが、透過型であってもよい。
また、図11に、偏光方向調節光学ユニット311および321の変形例2を示す。図11に示すように、入力側のビーム調節光学ユニット31における偏光方向調節光学ユニット311Bは、3つの高反射ミラーM311〜M313で構成されてもよい。この偏光方向調節光学ユニット311Bには、たとえば偏光方向が鉛直方向(Y方向)の直線偏光のレーザ光L1(L2)が水平方向(Z方向)に入射する。高反射ミラーM311は、入射したレーザ光L1(L2)を鉛直方向(Y方向)へ反射する。これにより、レーザ光L1(L2)の偏光方向が、水平方向(Z方向)となる。つぎに、高反射ミラーM312は、レーザ光L1(L2)を、スラブ型増幅器SAの傾き(θ)に沿う方向に反射する。この際、レーザ光L1(L2)の偏光方向は、水平方向(Z方向)のままである。つぎに、高反射ミラーM313は、レーザ光L1(L2)を水平方向(Z方向)へ反射する。この結果、レーザ光L1(L2)の偏光方向がスラブ型増幅器SAの傾き(θ)の方向と一致する。
つぎに、図12に、スラブ型増幅器SAの入力側に配置されたビーム調節光学ユニット31におけるビーム形状調節光学ユニット312の一例を示す。図12に示すように、ビーム形状調節光学ユニット312は、たとえばシリンドリカル凸面レンズ3121とシリンドリカル凹面レンズ3122とで構成されてもよい。シリンドリカル凸面レンズ3121は、入射したレーザ光L1(L2)を焦点距離F1離れた焦点PFに集光させる。シリンドリカル凹面レンズ3122は、焦点距離F2離れた位置に焦点を持つ。ここで、シリンドリカル凹面レンズ3122の焦点を、シリンドリカル凸面レンズ3121の焦点PFに一致させることで、シリンドリカル凸面レンズ3121で集光されたレーザ光L1(L2)を、断面形状が一方方向に長い平行光(レーザ光L1a(L2a))に変換することが可能である。そこで、シリンドリカル凸面レンズ3121およびシリンドリカル凹面レンズ3122をスラブ型増幅器SAの傾きの方向と同じ方向へ傾けて配置することで、ビーム断面形状が円形のレーザ光L1(L2)をスラブ型増幅器SAの自由空間軸AF方向に伸長された断面形状を有するレーザ光L1a(L2a)に変換することが可能となる。なお、本例では、透過系の光学素子を用いて入力側のビーム形状調節光学ユニット312を構成した。しかし、これに限らず、反射系の光学素子を用いてビーム形状調節光学ユニット312を構成することもできる。すなわち、シリンドリカル凸面レンズ3121のシリンドリカル凹面レンズ3122の代わりに、シリンドリカル凸面ミラーまたはシリンドリカル軸外放物面凸面ミラーを用いてもよい。また、ビーム形状調節光学ユニット312は、スラブ型増幅器SAのレーザ光出力側に配置して、シリンドリカル凸面レンズ3121とシリンドリカル凹面レンズ3122との相対的位置関係を入力側における位置関係とは反対にしてもよい。これにより、ビーム断面形状が一方方向に長いレーザ光をビーム断面形状が円形のレーザ光に変換するビーム形状調節光学ユニット322としても使用することが可能である。
図13に、スラブ型増幅器SAの出力側に配置されたビーム調節光学ユニット32におけるビーム形状調節光学ユニット322の一例を示す。図13に示すように、ビーム形状調節光学ユニット322は、たとえばシリンドリカル凸面ミラー3221と、シリンドリカル凹面ミラー3222とで構成されてもよい。シリンドリカル凸面ミラー3221は、入射したレーザ光L2aをシリンドリカル凹面ミラー3222へ反射する。この際、シリンドリカル凸面ミラー3221は、ビーム断面の径が短い方の方向にビーム断面形状が伸長されるように、レーザ光L2aを反射する。シリンドリカル凹面ミラー3222は、シリンドリカル凸面ミラー3221で反射されたレーザ光L2aのビーム断面形状が円形となる位置に配置されるのが好ましい。シリンドリカル凹面ミラー3222は、この位置でレーザ光L2aを反射することで、このレーザ光L2aを、ビーム断面形状が円形の平行光(レーザ光L2)に変換することができる。なお、ビーム形状調節光学ユニット322は、スラブ型増幅器SAのレーザ光入力側でシリンドリカル凸面ミラー3221とシリンドリカル凹面ミラー3222との相対的位置関係を出力側における位置関係とは反対にしてもよい。これにより、ビーム断面形状が円形のレーザ光を一方方向に長いビーム断面形状を有するレーザ光に変換するビーム形状調節光学ユニット312としても使用することが可能である。
また、図14に、ビーム形状調節光学ユニット322の変形例1を示す。図14に示すように、ビーム形状調節光学ユニット322Aは、たとえば大小異なるシリンドリカル凹面レンズ3221aとシリンドリカル凹面ミラー3222aとで構成されてもよい。シリンドリカル凹面レンズ3221aは、ビーム断面の径が短い方の方向にビーム断面形状が伸長されるように、入射したレーザ光L2aを透過させる。シリンドリカル凹面ミラー3222aは、シリンドリカル凹面レンズ3221aを透過したレーザ光L2aのビーム断面形状が円形となる位置に配置されるのが好ましい。シリンドリカル凹面ミラー3222aは、この位置でレーザ光L2aを反射することで、このレーザ光L2aをビーム断面形状が円形の平行光(レーザ光L2)に変換することができる。なお、ビーム形状調節光学ユニット322Aも上述のビーム形状調節光学ユニット322と同様に、スラブ型増幅器SAのレーザ光出力側でシリンドリカル凹面レンズ3221aとシリンドリカル凹面ミラー3222aとの相対的位置関係を入力側における位置関係とは反対にしてもよい。これにより、ビーム断面形状が円形のレーザ光を一方方向に長いビーム断面形状を有するレーザ光に変換するビーム形状調節光学ユニット312として使用することも可能である。
また、図15に、ビーム形状調節光学ユニット322の変形例2を示す。図15に示すように、ビーム形状調節光学ユニット322Bは、たとえば互いに反射面が向かい合うよう配置された2つのシリンドリカル軸外放物面凹面ミラー3221bおよび3222bで構成されてもよい。シリンドリカル軸外放物面凹面ミラー3221bは、入射したレーザ光L2aを焦点F322Bに集光させるように反射する。シリンドリカル軸外放物面凹面ミラー3222bは、その焦点がシリンドリカル軸外放物面凹面ミラー3221bの焦点F322Bと一致するように、且つ、焦点F322Bを通過したレーザ光L2aのビーム断面形状が円形となる位置に配置できるように設計・設置されるのが好ましい。シリンドリカル軸外放物面凹面ミラー3222bは、この位置でレーザ光L2aを反射することで、焦点F322Bを通過したレーザ光L2aをビーム断面形状が円形の平行光(レーザ光L2)に変換する。なお、ビーム形状調節光学ユニット322Bも上述のビーム形状調節光学ユニット322Aと同様に、スラブ型増幅器SAのレーザ光出力側でシリンドリカル軸外放物面凹面ミラー3221bおよび3222bの相対的位置関係を入力側における位置関係と反対にしてもよい。これにより、ビーム断面形状が円形のレーザ光を一方方向に長いビーム断面形状を有するレーザ光に変換するビーム形状調節光学ユニット312として使用することも可能である。
また、図16に、ビーム形状調節光学ユニット322の変形例3を示す。図16に示すように、ビーム形状調節光学ユニット322Cは、たとえば互いに反射面が向かい合うよう配置されたシリンドリカル軸外放物面凸面ミラー3221cとシリンドリカル軸外放物面凹面ミラー3222cとで構成されてもよい。シリンドリカル軸外放物面凸面ミラー3221cは、レーザ光L2aの反射方向とは反対側に焦点F322Cを持ち、入射したレーザ光L2aのビーム断面の径が短い方の方向にビーム断面形状が伸長されるように、レーザ光L2aを反射する。シリンドリカル軸外放物面凹面ミラー3222cは、その焦点がシリンドリカル軸外放物面凸面ミラー3221cの焦点F322Cと一致するように、且つ、シリンドリカル軸外放物面凸面ミラー3221cで反射されたレーザ光L2aのビーム断面形状が円形となる位置に配置できるように設計・設置されるのが好ましい。シリンドリカル軸外放物面凹面ミラー3222cは、この位置でレーザ光L2aを反射することで、シリンドリカル軸外放物面凸面ミラー3221cで反射されたレーザ光L2aをビーム断面形状が円形の平行光(レーザ光L2)に変換する。なお、ビーム形状調節光学ユニット322Cも上述のビーム形状調節光学ユニット322Bと同様に、スラブ型増幅器SAのレーザ光出力側でシリンドリカル軸外放物面凸面ミラー3221cとシリンドリカル軸外放物面凹面ミラー3222cとの相対的位置関係を入力側における位置関係とは反対にしてもよい。これにより、ビーム断面形状が円形のレーザ光を一方方向に長いビーム断面形状を有するレーザ光に変換するビーム形状調節光学ユニット312として使用することも可能である。
つづいて、スラブ型増幅装置30の変形例1について以下に説明する。図17は、変形例1によるスラブ型増幅装置を示す。図17に示すスラブ型増幅装置30Aは、図8に示すスラブ型増幅装置30と同様の構成を備えるが、ビーム調節光学ユニット31および32が、それぞれビーム調節光学ユニット31Aおよび32Aに置き換えられている。ビーム調節光学ユニット31Aは、ビーム調節光学ユニット31と同様に、偏光方向調節光学ユニット311とビーム形状調節光学ユニット312とを備えるが、その位置が入れ代わっている。同様に、ビーム調節光学ユニット32Aは、ビーム調節光学ユニット32と同様の構成を備えるが、ビーム形状調節光学ユニット322と偏光方向調節光学ユニット321との位置が入れ代わっている。このように、偏光方向調節光学ユニット311および321とビーム形状調節光学ユニット312および322との位置をそれぞれ入れ換えても、同様の効果を奏することが可能である。
また、図18は、変形例2によるスラブ型増幅装置を示す。図18に示すスラブ型増幅装置30Bは、図8に示すスラブ型増幅装置30と同様の構成を備えるが、一方のビーム調節光学ユニット31がビーム調節光学ユニット31Aに置き換えられている。ビーム調節光学ユニット31Aは、図17に示す変形例1のビーム調節光学ユニット31Aと同様である。このように、一方のビーム調節光学ユニット31(あるいはビーム調節光学ユニット32であってもよい)における偏光方向調節光学ユニット311(または321)とビーム形状調節光学ユニット312(または322)との位置を入れ換えても、同様の効果を奏することが可能である。
また、図19は、変形例3によるスラブ型増幅装置を示す。図19に示すスラブ型増幅装置30Cは、図8に示すスラブ型増幅装置30と同様の構成を備えるが、ビーム調節光学ユニット31および32がビーム調節光学ユニット31Cおよび32Cにそれぞれ置き換えられている。ビーム調節光学ユニット31Cでは、ビーム調節光学ユニット31の構成から、偏光方向調節光学ユニット311が省略されている。同様に、ビーム調節光学ユニット32Cでは、ビーム調節光学ユニット32の構成から、偏光方向調節光学ユニット321が省略されている。このように、一方方向に長いビーム断面形状の長手方向とスラブ型増幅器SAの自由空間軸AFの方向とを一致させる構成のみであっても、レーザ光L1(L2)の効率的な増幅が可能である。
また、図20は、変形例4によるスラブ型増幅装置を示す。図20に示すスラブ型増幅装置30Dは、図8に示すスラブ型増幅装置30と同様の構成を備えるが、ビーム調節光学ユニット31および32がビーム調節光学ユニット31Dおよび32Dにそれぞれ置き換えられている。ビーム調節光学ユニット31Dでは、ビーム調節光学ユニット31の構成から、ビーム形状調節光学ユニット312が省略されている。同様に、ビーム調節光学ユニット32Dでは、ビーム調節光学ユニット32の構成から、ビーム形状調節光学ユニット322が省略されている。このように、入射するレーザ光L1(L2)の偏光方向をスラブ型増幅器SAの自由空間軸AF方向と合わせる構成のみであっても、レーザ光L1(L2)の効率的な増幅が可能である。
また、図21は、変形例5によるスラブ型増幅装置を示す。図21に示すスラブ型増幅装置30Eは、図8に示すスラブ型増幅装置30と同様の構成を備えるが、ビーム調節光学ユニット31および32が、それぞれ変形例3によるビーム調節光学ユニット31C(図19参照)および変形例4におけるビーム形状調節光学ユニット32D(図20参照)に置き換えられている。このように、スラブ型増幅器SAに対しては、入射するレーザ光の偏光方向をスラブ型増幅器SAの自由空間軸AF方向と合わせ、スラブ型増幅装置30Eよりも下流側の光学部等に対しては、出力されるビーム断面形状を下流側の光学部等に好適な形状に変換する構成であってもよい。
つぎに、本開示の実施の形態2を、図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下の説明において、本実施の形態1またはその変形例と同様の構成については、同一の符号を付し、その重複する説明を省略する。
つぎに、本開示の実施の形態3を、図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下の説明において、本実施の形態1および2のいずれかまたはその変形例と同様の構成については、同一の符号を付し、その重複する説明を省略する。
101 ドライバレーザ
10 マスタオシレータ
20 空間フィルタ
30、30a、30b、30A、30B、30C、30D、30E、230 スラブ型増幅装置
31、32、31A、32A、31B、31C、32C、31D、32D、231、232 ビーム調節光学ユニット
40 チャンバ
42 ドロップレットジェネレータ
42a ノズル
43 ターゲット回収部
44 電磁石コイル
50 露光装置接続部
60 露光装置
311、321、311A、311B、321B 偏光方向調節光学ユニット
312、322、322A、322B、322C ビーム形状調節光学ユニット
331、332 放電電極
333 放電領域
334 交流電源
331a、332a 流入口
331b、332b 流出口
C31 冷却媒体
C32 排水
3111 λ/2板
3112、3113 λ/4板
3121、3221a シリンドリカル凸面レンズ
3122 シリンドリカル凹面レンズ
3221 シリンドリカル凸面ミラー
3222、3222a シリンドリカル凹面ミラー
3221b、3222b、3222c シリンドリカル軸外放物面凹面ミラー
3221c シリンドリカル軸外放物面凸面ミラー
AF 自由空間軸
AW 導波軸
D ドロップレット
DS 結晶の光学軸方向
F322B、F322C 焦点
IF 中間集光点
L1、L2、L1a、L2a レーザ光
L3 EUV光
M1、M2、M3、M301、M302、M311〜M313、M321〜M323 高反射ミラー
M4 軸外放物面ミラー
M5 EUV集光ミラー
M5a 貫通穴
M31、M32 凹球面ミラー
M231、M235 シリンドリカル凹面ミラー
M232、M234 シリンドリカル凸面ミラー
M233、M236 高反射ミラー
MA1、MA2 高速軸流型増幅器
P1 プラズマ生成サイト
R1〜R4、R31 リレー光学系
SA、SA1、SA2 スラブ型増幅器
W31 入力側ウィンドウ
W32 出力側ウィンドウ
Claims (16)
- 少なくとも1つのスラブ型増幅器と、
前記少なくとも1つのスラブ型増幅器の入力側および出力側の少なくとも一方に配置される、少なくとも1つのビーム調節光学ユニットと、
を備えるスラブ型増幅装置。 - 前記少なくとも1つのビーム調節光学ユニットが、該少なくとも1つのビーム調節光学ユニットに入力されるレーザ光の偏光方向およびビーム断面形状の少なくとも一方を変換して出力する、
請求項1記載のスラブ型増幅装置。 - 前記少なくとも1つのビーム調節光学ユニットが、第1のビーム調節光学ユニットを含み、
該第1のビーム調節光学ユニットが、前記少なくとも1つのスラブ型増幅器の入力側に配置される、
請求項2記載のスラブ型増幅装置。 - 前記少なくとも1つのスラブ型増幅器において、自由空間軸が定義され、
前記第1のビーム調節光学ユニットが、少なくとも1つの偏光方向調節光学ユニットを含み、
前記少なくとも1つの偏光方向調節光学ユニットが、該少なくとも1つの偏光方向調節光学ユニットに入力されるレーザ光の偏光方向を、前記自由空間軸方向と略一致するように変換して出力する、
請求項3記載のスラブ型増幅装置。 - 前記少なくとも1つのスラブ型増幅器において、自由空間軸が定義され、
前記第1のビーム調節光学ユニットが、少なくとも1つのビーム形状調節光学ユニットを含み、
前記少なくとも1つのビーム形状調節光学ユニットが、該少なくとも1つのビーム形状調節光学ユニットに入力されるレーザ光のビーム断面を、前記自由空間軸方向に長い形状に変換して出力する、
請求項3記載のスラブ型増幅装置。 - 前記少なくとも1つのスラブ型増幅器において、自由空間軸が定義され、
前記第1のビーム調節光学ユニットが、少なくとも1つの偏光方向調節光学ユニットおよび少なくとも1つのビーム形状調節光学ユニットを含み、
前記少なくとも1つの偏光方向調節光学ユニットが、該少なくとも1つの偏光方向調節光学ユニットに入力されるレーザ光の偏光方向を、前記自由空間軸方向と略一致するように変換して出力し、
前記少なくとも1つのビーム形状調節光学ユニットが、該少なくとも1つのビーム形状調節光学ユニットに入力されるレーザ光のビーム断面を、前記自由空間軸方向に長い形状に変換して出力する、
請求項3記載のスラブ型増幅装置。 - 前記少なくとも1つのビーム調節光学ユニットが、第2のビーム調節光学ユニットを含み、
前記第2のビーム調節光学ユニットが、前記少なくとも1つのスラブ型増幅器の出力側に配置される、
請求項2記載のスラブ型増幅装置。 - 前記第2のビーム調節光学ユニットが、少なくとも1つの偏光方向調節光学ユニットを含み、
前記少なくとも1つの偏光方向調節光学ユニットが、該少なくとも1つの偏光方向調節光学ユニットに入力されるレーザ光の偏光方向を、所定の方向に変換して出力する、
請求項7記載のスラブ型増幅装置。 - 前記第2のビーム調節光学ユニットが、少なくとも1つのビーム形状調節光学ユニットを含み、
前記少なくとも1つのビーム形状調節光学ユニットが、該少なくとも1つのビーム形状調節光学ユニットに入力されるレーザ光のビーム断面形状を、所定の形状に変換して出力する、
請求項7記載のスラブ型増幅装置。 - 前記第2のビーム調節光学ユニットが、少なくとも1つの偏光方向調節光学ユニットおよび少なくとも1つのビーム形状調節光学ユニットを含み、
前記少なくとも1つの偏光方向調節光学ユニットが、該少なくとも1つの偏光方向調節光学ユニットに入力されるレーザ光の偏光方向を、所定の方向に変換して出力し、
前記少なくとも1つのビーム形状調節光学ユニットが、該少なくとも1つのビーム形状調節光学ユニットに入力されるレーザ光のビーム断面形状を、所定の形状に変換して出力する、
請求項7記載のスラブ型増幅装置。 - 前記少なくとも1つのビーム調節光学ユニットが、第1および第2のビーム調節光学ユニットを含み、
前記第1のビーム調節光学ユニットが、前記少なくとも1つのスラブ型増幅器の入力側に配置され、
前記第2のビーム調節光学ユニットが、前記少なくとも1つのスラブ型増幅器の出力側に配置される、
請求項2記載のスラブ型増幅装置。 - 前記少なくとも1つのスラブ型増幅器において、自由空間軸が定義され、
前記少なくとも1つのスラブ型増幅器が、複数設けられ、
前記複数のスラブ型増幅器が、少なくとも前記自由空間軸方向および前記自由空間軸と直交する軸方向において、互いに平行に配置される
請求項2記載のスラブ型増幅装置。 - マスタオシレータと、
前記マスタオシレータから出力されるレーザ光が入力される、請求項2〜12のいずれか1項に記載のスラブ型増幅装置と、
前記スラブ型増幅装置から出力されるレーザ光を増幅する増幅器と、
を備えるレーザ装置。 - 請求項13に記載のレーザ装置を備える極端紫外光源装置。
- 前記偏光方向調節光学ユニットは少なくとも、λ/4波長板、λ/2波長板、複数の高反射ミラーのいずれかを含む、
請求項4記載のスラブ型増幅装置。 - 前記ビーム形状調節光学ユニットは少なくとも凹面シリンドリカルミラー、凸面シリンドリカルミラー、凹面シリンドリカルレンズ、凸面シリンドリカルレンズ、凹面軸外方物面ミラー、凸面軸外方物面ミラーのいずれかを含む、
請求項5記載のスラブ型増幅装置。
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