JP2012107833A - 貯蔵庫の扉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価に製造できる簡易ロック機構を備えた扉装置を提供する。
【解決手段】冷却庫本体10に形成された前面開口部13の側縁には、断熱扉15が縦軸回りの揺動開閉可能に支持されている。前面開口部13の上縁部14には、閉鎖された断熱扉15の揺動端部の上方に対応する位置に支持板30が設けられ、この支持板30には押え板40が上下方向の弾性撓み可能に取り付けられて、この押え板40にボールキャスタ50が下向きに取り付けられている。断熱扉15の上面16の揺動端部には、当該断熱扉15が閉鎖した場合にボールキャスタ50のボール55が嵌る嵌合凹部60が形成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、冷蔵庫等の貯蔵庫の扉装置に関する。
冷蔵庫の一般的な扉装置は、断熱箱体からなる冷蔵庫本体に形成された前面開口部の左右いずれか一方の側縁に、断熱扉が縦軸回りの揺動開閉可能に支持されており、断熱扉の閉鎖時において、同断熱扉の裏面の周縁部に装着されたマグネットパッキンを前面開口部の表面側の周縁に吸着させることで密着させるようになっているが、さらに密着度を高めるために、一部の扉装置では、前面開口部の上縁側にボールプランジャを下向きに設ける一方、断熱扉の上面に、同ボールプランジャのボールを嵌める嵌合凹部を形成することにより、簡易なロック機構を構成している。なお、扉装置においてボールプランジャを用いて簡易なロック機構を構成したものは、例えば特許文献1に記載されている。
特開2003−224374号公報
しかしながら、ボールプランジャを使用する場合は、ボールの押付力がシリンダ内に仕込まれたばねの力に依存しているため、所望の押付力を得るには、相応のばね力を持ったものを探し当てねばならず、場合によっては特注品を製造する必要がある。また配設構造についても、前面開口部の上縁に取り付けるブラケットにナットを溶接で固定しておき、同ナットにボールプランジャをねじ込むといった複雑な構造が必要となり、結果、コスト高を招くという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、安価に製造できる簡易ロック機構を備えた扉装置を提供するところにある。
本発明の貯蔵庫の扉装置は、貯蔵庫本体に形成された前面開口部の側縁には、扉が縦軸回りの揺動開閉可能に支持されたものにおいて、前記前面開口部の上縁には、閉鎖された前記扉の揺動端部の上方に対応する位置に支持部材が設けられ、この支持部材には押え板が上下方向の弾性撓み可能に取り付けられて、この押え板にボールキャスタが下向きに取り付けられているとともに、前記扉の上面の揺動端部には、当該扉が閉鎖した場合に前記ボールキャスタのボールが嵌る嵌合凹部が形成されているところに特徴を有する。
扉が閉鎖されてその終盤に到ると、押え板を上方に弾性撓みさせつつボールキャスタのボールが扉の揺動端部に乗り上げ、正規に閉鎖されると、押え板が下方に復元変位しつつ、ボールキャスタのボールが扉の揺動端部の嵌合凹部に嵌って押し付けられ、簡易的なロックが掛かる。
ボールの押圧力を調整するに当たっては、既存のボールキャスタを使用したままで、押え板の弾性力を変えることで対応できる。またボールキャスタの配設構造についても、ボールキャスタを押え板にねじ止めで固定し、押え板も支持部材にねじ止めで固定できる、といったようにねじ止めのみで対応することが可能であり、その結果、安価に対応することができる。
また、以下のような構成としてもよい。
(1)前記支持部材は、前記前面開口部の上縁において手前側に水平に突出する形態で設けられた支持板によって形成され、この支持板には窓孔が開口されかつ突出端縁には取付板が立ち上がり形成されているとともに、前記ボールキャスタを下向きに取り付けた前記押え板の手前側の端縁が前記取付板に片持ち状に取り付けられ、前記ボールキャスタの前記ボールが前記支持板の前記窓孔を通してその下面側に突出している。
扉が閉鎖されてその終盤に到ると、押え板は手前側の端縁を中心として奥端が持ち上げられるように弾性撓みしつつ、ボールキャスタのボールが扉の揺動端部に乗り上げ、正規に閉鎖されると、押え板は奥端が下方に下がるように復元変位しつつボールが嵌合凹部に嵌ってロックされる。
押え板の取付高さによっては、押え板の奥端が斜め上方に傾いた姿勢で、ボールキャスタのボールを嵌合凹部に押し付けて嵌めた状態となり、この状態では、扉に対して前面開口部に押し付けられる方向の力が作用することで、扉の密着度をさらに高めることができる。
(2)前記ボールキャスタが、本体内に前記ボールが回転自由にかつ下部側を前記本体の下面から突出させた形態で収容され、かつ前記本体の裾の部分にフランジが形成された構造になっていて、前記ボールキャスタは、前記本体を前記押え板に開口された取付孔に下面側から挿入して、前記フランジを前記取付孔の裏側の孔縁に当ててねじで止めることにより固定されており、前記押え板の前記支持板に対する取付位置が、この押え板の下面と前記支持板の上面との間隔が、前記フランジの厚さよりも小さくなるような位置に設定されている。
押え板の取付高さが上記のようであると、ボールキャスタの本体のフランジにおける手前側の位置が支持板に当たって、押え板の奥端が斜め上方に傾いた姿勢で予め取り付けられ、そのため扉が閉鎖されてボールキャスタのボールが扉の嵌合凹部に嵌って押し付けられた場合、扉に対して前面開口部に押し付けられる方向の力が作用し、扉の密着度が高められる。
(3)前記支持板の前記取付板には、2個のねじの挿通孔が水平方向に間隔を開けて並んで形成されているとともに、前記押え板の手前側の端縁には、前記支持板の前記取付板の裏側に当たる被取付板が立ち上がり形成されて、同被取付板には2個のねじ孔が前記挿通孔に対応して形成されており、各ねじを対応する前記挿通孔に通して前記ねじ孔に螺合することにより、前記押え板が片持ち状に取り付けられる。
スペースの広い手前側からねじ止め作業を行うことで、押え板を支持板に取り付けることができ、押え板の取付作業を能率良く行うことができる。
(4)前記支持板の前記取付板に形成された前記挿通孔が水平方向の長孔状に形成されている。
長孔状の挿通孔を利用して押え板の取付位置を水平方向にずらすことが可能であり、仮に扉の支持位置が間口方向にずれた場合にも、押え板に固定されたボールキャスタのボールと、扉側の嵌合凹部との位置合わせを行うことができる。
(5)前記押え板における前記被取付板が形成された端縁とは反対側の端縁には、当該押え板に対して鋭角若しくは鈍角に立ち上がり形成された補助の被取付板が形成され、この補助の被取付板に、前記ねじ孔が形成されている。
鋭角に立ち上がった補助の被取付板を支持板の取付板に当ててねじ止めすると、押え板の奥端が斜め上方に傾いた姿勢で予め取り付けられ、扉が閉鎖されてボールキャスタのボールが扉の嵌合凹部に嵌って押し付けられた場合、扉に対して前面開口部に押し付けられる方向の力が作用し、扉の密着度が高められる。
逆に、鈍角に立ち上がった補助の被取付板を支持板の取付板に当ててねじ止めすると、押え板の奥端が斜め下方に傾いた姿勢で予め取り付けられ、扉が閉鎖されてボールキャスタのボールが扉の嵌合凹部に嵌って押し付けられた場合、扉に対して前面開口部から離れる方向の力が作用し、扉の密着度が弱められる。
(6)前記支持板が、前記前面開口部の横幅寸法に匹敵する長さを有しており、この支持板の左右両端部に、前記押え板の取付箇所が対称に設定されている。扉が左右逆開きであった場合にも対応できる。
(7)前記扉における前記嵌合凹部が形成された揺動端側の上面が、裏面側に向けて下り勾配となった傾斜面として形成されている。ボールキャスタのボールが扉の揺動端側における裏面の角部から上面に乗り上げる際の掛かり代が少なくて済み、同角部が摩耗し難くなって耐久性が向上する。
(8)前記扉の上面の揺動端部に形成された前記嵌合凹部が、前記扉の横幅方向に沿った横長形状に形成されている。扉の支持位置が間口方向にずれた場合にも、押え板に固定されたボールキャスタのボールが、扉側の嵌合凹部に嵌ってロックされることが担保される。
本発明によれば、安価に製造できる簡易ロック機構を備えた扉装置を提供することができる。
本発明の実施形態1に係る急速冷却庫の開扉状態の正面図 ボールキャスタの配設部分の分解斜視図 ロック機構を示す斜視図 閉扉間近の状態の一部切欠側面図 閉扉時の一部切欠側面図 実施形態2に係るボールキャスタの取付構造を示す断面図 実施形態3に係るボールキャスタの配設部分の分解斜視図 実施形態4に係るボールキャスタの配設部分の分解斜視図 そのボールキャスタの取付構造を示す断面図 変形例に係るボールキャスタの取付構造を示す断面図 実施形態5に係る支持板の斜視図 実施形態6に係る閉扉間近の状態の一部切欠側面図 その閉扉時の一部切欠側面図 実施形態7に係るロック機構を示す斜視図
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図5によって説明する。この実施形態1では、急速冷却庫の扉装置に適用した場合を例示している。
急速冷却庫の全体構造を図1によって説明すると、機械室11の上面に冷却庫本体10(以下、単に本体10という)が載置され、機械室11の底面に配された脚12によって支持されている。
本体10は前面が開口された縦長の断熱箱体からなり、同本体10の前面開口部13には、断熱扉15が正面から見た左側縁を中心として揺動開閉可能に装着されている。断熱扉15は、少なくとも表面と周面とがステンレス鋼板等の金属板で形成されている。
図4及び図5に示すように、断熱扉15の裏面の周縁にはマグネットパッキン17が装着されているとともに、前面開口部13の周縁部にはマグネット18が埋設されており、断熱扉15の閉鎖時には、マグネットパッキン17が前面開口部13の周縁部に吸着されて密着し、前面開口部13を密閉するようになっている。
本体10の内部すなわち庫内では、正面から見た左側の領域に冷却ユニット20が設置されている一方、右側の領域が食品の収納室25とされて、多段に棚26が形成されている。冷却ユニット20内には、冷却器21と冷却ファン22とが収容され、冷却器21は機械室11内に装備された圧縮機、凝縮器等からなる冷凍装置(図示せず)と冷媒配管により循環接続されている。
基本的な冷却運転は、冷凍装置(圧縮機)と冷却ファン22とが駆動されることで行われ、これにより、収納室25の空気が冷却ユニット20における収納室25と対向した表面側から冷却ユニット20内に吸引されて冷却器21を通過する間に冷気が生成され、冷却ユニット20の背面から吹き出された冷気が、庫内の左側壁に当たって手前と奥に分かれて冷却ユニット20の手前側と奥側の側面に回り込んだのち、収納室25に送り込まれるといった循環流を生じ、これによりトレイ等に入れられて棚26上に収納された食品が急速冷却されるようになっている。
次に、断熱扉15を閉鎖状態に保持するロック機構Rについて、図2ないし図5によって説明する。
本体10の前面開口部13の上縁部14には、後記するボールキャスタ50を支持するための金属板製の支持板30(本発明の支持部材に相当)が配設されている。支持板30は、前面開口部13の横幅寸法(間口)よりも少し大きい長さ寸法を持った帯状をなし、その奥縁側に立ち上がり形成された取付板31が、前面開口部13の上縁部14におけるマグネット18の埋設位置の上方位置に当てられて、長さ方向に沿った複数箇所をねじ32で止めることによって固定されている。
言い換えると支持板30は、図5に示すように、閉鎖された断熱扉15の上面16の所定寸法上方位置において、前面開口部13の上縁部14から手前側に水平姿勢で突出しており、その突出端縁は、同断熱扉15の表面の少し奥側の位置に達している。支持板30の突出端縁には、上記した奥側の取付板31よりも背の低い取付板34が、直角曲げされて立ち上がり形成されている。
上記した支持板30における右端部、すなわち閉鎖した断熱扉15の揺動端部の上方に対応する位置には、ボールキャスタ50の配設箇所が設定されている。同配設箇所では、支持板30における幅方向のほぼ中央部に、円形の窓孔35が開口されている。また、手前側の取付板34には、ねじ36の挿通孔37が2個、左右方向に間隔を開けて並んで形成されてる。
ボールキャスタ50は、ほぼ半球形をなす本体51内にボール55が回転自由に、かつ下部側を本体51の下面から突出させた形態で収容されている。より詳細には、本体51の裾の部分にはフランジ52が形成され、同フランジ52の下面側に形成された小径の止め部53によりボール55が抜け止めされ、ボール55は同止め部53の下面から下部側の一部を突出させた構造となっている。支持板30に開口された窓孔35と比べて、フランジ52は大径であり、止め部53は小径である。
一方、ボールキャスタ50を取り付けるための押え板40が設けられている。この押え板40は金属板製であって、上記した支持板30の奥行(幅)よりも少し小さい奥行を持った平面略正方形に形成されている。押え板40の手前の端縁には、支持板30の取付板34の上部領域に当接可能な被取付板41が直角に立ち上がり形成され、被取付板41には、2個のねじ孔42が挿通孔37と対応して形成されている。
また押え板40には、後記するように支持板30に対して取り付けられた場合における窓孔35と同心に対応する位置に、円形の取付孔44が開口されている。この取付孔44は、ボールキャスタ50の半球形の本体51が嵌合可能な大きさである。
ボールキャスタ50は、押え板40の取付孔44内に本体51が下面側から挿通されている。このようにボールキャスタ50を挿通した押え板40の被取付板41が、支持板30の取付板34の裏側の所定位置に当てられ、このとき図4に示すように、押え板40は水平姿勢を採って、その下面側に配されたボールキャスタ50の本体51のフランジ52が支持板30の窓孔35の表側の孔縁に載せられ、また、止め部53が窓孔35内に嵌ってボール55が下面側に所定寸法突出した状態となる。
この状態において、支持板30の取付板34に形成された各挿通孔37に、それぞれねじ36が前方から通されて、裏側の被取付板41のねじ孔42に締め込まれて固定されることにより、押え板40は、支持板30の取付板34に固定された手前側の端縁を中心に、奥端側が上下方向に撓み変位可能な片持ち状に取り付けられる。
一方、断熱扉15の上面16の揺動端部、詳細には当該断熱扉15が閉鎖した場合におけるボールキャスタ50の直下位置に、同ボールキャスタ50のボール55が嵌る球形の一部をなすような嵌合凹部60が凹み形成されている。
ここで、押え板40の下面からボールキャスタ50のボール55の下面まで寸法が、押え板40の下面から断熱扉15の上面16に凹み形成された嵌合凹部60の底までの寸法よりも少し大きくなるように設定されている。
なお、本体10の上面には、上記した支持板30の上方を覆い隠すようにしてカバー10Aが被着されている。
続いて、本実施形態の作用を説明する。
断熱扉15が閉鎖されてその終盤に到ると、押え板40は手前側の端縁を中心として奥端が持ち上げられるように弾性撓みしつつ、ボールキャスタ50のボール55が断熱扉15の揺動端部の上面16に乗り上げ、図5に示すように、マグネットパッキン17がマグネット18に吸着されて密着した正規位置に閉鎖されると、押え板40は奥端が下がるように復元変位しつつボール55が嵌合凹部60に嵌って押し付けられ、簡易的なロックが掛かる。これにより、断熱扉15の前面開口部13に対する密着度がより高められる。
この実施形態では、ボール55の押圧力を調整するに当たっては、規格品のボールキャスタ50を使用したままで、押え板40の板厚や素材を変える等、押え板40自体の弾性力を変えることで対応できる。またボールキャスタ50の配設構造についても、ボールキャスタ50を押え板40に嵌めておいて同押え板40を支持板30にねじ止めで固定できる、といったようにねじ止めのみで対応することが可能であり、その結果安価に対応することができる。
押え板40は、手前側の端縁が固定された片持ち状に取り付けられているから、図5に示すように、押え板40の奥端が斜め上方に傾いた姿勢で、ボールキャスタ50のボール55を嵌合凹部60に押し付けて嵌った状態となり、この状態では、断熱扉15に対して前面開口部13に押し付けられる方向の力が作用することで、断熱扉15の密着度をさらに高めることができる。
また、スペースの広い手前側からねじ止め作業を行うことで、押え板40を支持板30に取り付けることができ、押え板40の取付作業を能率良く行うことができる。
<実施形態2>
図6は本発明の実施形態2を示す。この実施形態2では、実施形態1と比べて、押え板40の取付高さに変更が加えられている。
具体的には、押え板40の支持板30に対する取付位置が、押え板40の下面と支持板30の上面との間隔aが、ボールキャスタ50の本体51のフランジ52の厚さbよりも小さくなるような位置に設定されている。
このような設定であると、ボールキャスタ50の本体51のフランジ52における手前側の位置が支持板30に当たって、押え板40の奥端が斜め上方に傾いた姿勢で予め取り付けられ、そのため断熱扉15が閉鎖されてボールキャスタ50のボール55が断熱扉15の嵌合凹部60に嵌って押し付けられた場合、断熱扉15に対して、同図の矢線に示すように前面開口部13に押し付けられる方向の力Fが作用し、断熱扉15の密着度が高められる。なお、力Fの作用方向は、若干誇張して記載されている。
<実施形態3>
図7は本発明の実施形態3を示す。この実施形態3では、支持板30の取付板34に形成されたねじ36の挿通孔37Aが横方向に長い長孔状に形成されている。他の構造については、上記実施形態1と同様である。
このような構造では、長孔状の挿通孔37Aを利用して押え板40の取付位置を左右方向にずらすことが可能であり、仮に断熱扉15の支持位置が左右方向にずれた場合にも、押え板40に固定されたボールキャスタ50のボール55と、断熱扉15側の嵌合凹部60との位置合わせを行うことができる。
<実施形態4>
本発明の実施形態4を図8及び図9によって説明する。この実施形態4では、図8に示すように、押え板40Aにおける被取付板41が形成された端縁とは反対側の端縁に、当該押え板40に対して鋭角に立ち上がり形成された補助の被取付板45が形成されており、この補助の被取付板45にもねじ孔42が形成されている。
この構造では、図9に示すように、鋭角に立ち上がった補助の被取付板45を支持板30の取付板34に当ててねじ36で止めると、押え板40Aの奥端が斜め上方に傾いた姿勢で予め取り付けられ、断熱扉15が閉鎖されてボールキャスタ50のボール55が断熱扉15の嵌合凹部60に嵌って押し付けられた場合、断熱扉15に対して前面開口部13に押し付けられる方向の力が作用し、断熱扉15の密着度が高められる。密着度を高くするように調整する場合に便利である。
なお、変形例として、図10に示すように、押え板40Bにおける被取付板41が形成された端縁とは反対側の端縁に、当該押え板40Bに対して鈍角に立ち上がり形成された補助の被取付板46を形成してもよい。このように鈍角に立ち上がった補助の被取付板46を支持板30の取付板34に当ててねじ36で止めると、押え板40Bの奥端が斜め下方に傾いた姿勢で予め取り付けられ、断熱扉15が閉鎖されてボールキャスタ50のボール55が断熱扉15の嵌合凹部60に嵌って押し付けられた場合、断熱扉15に対して前面開口部13から離れる方向の力が作用し、断熱扉15の密着度が弱められる。密着度を弱めるように、したがって断熱扉15の開放操作が楽になるように調整する場合に便利である。
<実施形態5>
図11は、本発明の実施形態5を示す。この実施形態5では、窓孔35と2個のねじ36の挿通孔37とを備えた押え板40の取付箇所Tが、支持板30の左右両端部に対称に設定されている。
断熱扉15が前面開口部13の左側縁または右側縁のいずれに揺動開閉可能に支持されている場合にも、共通の支持板30を備えるだけで対応できる。
<実施形態6>
本発明の実施形態6を図12及び図13によって説明する。この実施形態6では、図12に示すように、断熱扉15における嵌合凹部60が形成された上面16Aが、裏面側に向けて傾斜角度αで下り勾配となった傾斜面として形成されている。
この構造では、図13に示すようにロックされる前に、ボールキャスタ50のボール55が断熱扉15の揺動端側における裏面の角部から上面16Aに乗り上げる際の掛かり代が少なくて済み、同角部が摩耗し難くなって耐久性が向上する。
<実施形態7>
図14は、本発明の実施形態7を示す。この実施形態7では、ボールキャスタ50のボール55を嵌合するべく断熱扉15の上面16の揺動端部に設けられる嵌合凹部60Aが、断熱扉15の幅方向に沿った横長形状に形成されている。
この構造では、断熱扉15の支持位置が左右方向にずれた場合にも、押え板40に固定されたボールキャスタ50のボール55が、断熱扉15側の嵌合凹部60Aに嵌ってロックされることが担保される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)ボールキャスタを支持する支持部材としては、単に押え板を取り付けるに足る幅狭の支持板であってもよく、また板状に限らず、押え板を弾性変位可能に支持できる限り、形状は問わない。
(2)ボールキャスタを取り付けた押え板は、支持板に対して上下方向の弾性撓み可能な両持ち状に取り付けられていてもよい。
(3)ボールキャスタの形状は上記実施形態に例示したものに限らず、本体内にボールが回転自由にかつ下部側を本体の下面から突出させた形態で収容されたものであれば、他の形状であってもよい。
(4)断熱扉の裏面に、マグネットを備えない通常のパッキンを装着した形式の扉装置にも、本発明は同様に適用可能である。
(5)本発明は上記実施形態に例示した急速冷却庫に限らず、貯蔵庫本体に形成された前面開口部の側縁に断熱扉が縦軸回りの揺動開閉可能に支持された形式の冷却貯蔵庫全般に適用することができる。
(6)さらに冷却貯蔵庫に限らず、縦軸回りの揺動開閉式の扉装置を備えた貯蔵庫全般に広く適用することができる。
10…冷却庫本体(貯蔵庫本体) 13…前面開口部 14…(前面開口部13の)上縁部 15…断熱扉(扉) 16,16A…(断熱扉15の)上面 30…支持板(支持部材) 34…取付板 35…窓孔 36…ねじ 37,37A…挿通孔 40,40A,40B…押え板 41…被取付板 42…ねじ孔 44…取付孔 45…補助の被取付板 46…補助の被取付板 50…ボールキャスタ 51…本体 52…フランジ 55…ボール 57…ねじ 60,60A…嵌合凹部 R…ロック機構 T…取付箇所

Claims (9)

  1. 貯蔵庫本体に形成された前面開口部の側縁には、扉が縦軸回りの揺動開閉可能に支持されたものにおいて、
    前記前面開口部の上縁には、閉鎖された前記扉の揺動端部の上方に対応する位置に支持部材が設けられ、この支持部材には押え板が上下方向の弾性撓み可能に取り付けられて、この押え板にボールキャスタが下向きに取り付けられているとともに、
    前記扉の上面の揺動端部には、当該扉が閉鎖した場合に前記ボールキャスタのボールが嵌る嵌合凹部が形成されていることを特徴とする貯蔵庫の扉装置。
  2. 前記支持部材は、前記前面開口部の上縁において手前側に水平に突出する形態で設けられた支持板によって形成され、この支持板には窓孔が開口されかつ突出端縁には取付板が立ち上がり形成されているとともに、
    前記ボールキャスタを下向きに取り付けた前記押え板の手前側の端縁が前記取付板に片持ち状に取り付けられ、前記ボールキャスタの前記ボールが前記支持板の前記窓孔を通してその下面側に突出していることを特徴とする請求項1記載の貯蔵庫の扉装置。
  3. 前記ボールキャスタが、本体内に前記ボールが回転自由にかつ下部側を前記本体の下面から突出させた形態で収容され、かつ前記本体の裾の部分にフランジが形成された構造になっていて、
    前記ボールキャスタは、前記本体を前記押え板に開口された取付孔に下面側から挿入して、前記フランジを前記取付孔の裏側の孔縁に当ててねじで止めることにより固定されており、
    前記押え板の前記支持板に対する取付位置が、この押え板の下面と前記支持板の上面との間隔が、前記フランジの厚さよりも小さくなるような位置に設定されていることを特徴とする請求項2記載の貯蔵庫の扉装置。
  4. 前記支持板の前記取付板には、2個のねじの挿通孔が水平方向に間隔を開けて並んで形成されているとともに、前記押え板の手前側の端縁には、前記支持板の前記取付板の裏側に当たる被取付板が立ち上がり形成されて、同被取付板には2個のねじ孔が前記挿通孔に対応して形成されており、各ねじを対応する前記挿通孔に通して前記ねじ孔に螺合することにより、前記押え板が片持ち状に取り付けられることを特徴とする請求項2または請求項3記載の貯蔵庫の扉装置。
  5. 前記支持板の前記取付板に形成された前記挿通孔が水平方向の長孔状に形成されていることを特徴とする請求項4記載の貯蔵庫の扉装置。
  6. 前記押え板における前記被取付板が形成された端縁とは反対側の端縁には、当該押え板に対して鋭角若しくは鈍角に立ち上がり形成された補助の被取付板が形成され、この補助の被取付板に、前記ねじ孔が形成されていることを特徴とする請求項4または請求項5記載の貯蔵庫の扉装置。
  7. 前記支持板が、前記前面開口部の横幅寸法に匹敵する長さを有しており、この支持板の左右両端部に、前記押え板の取付箇所が対称に設定されていることを特徴とする請求項2ないし請求項6のいずれか一項に記載の貯蔵庫の扉装置。
  8. 前記扉における前記嵌合凹部が形成された揺動端側の上面が、裏面側に向けて下り勾配となった傾斜面として形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の貯蔵庫の扉装置。
  9. 前記扉の上面の揺動端部に形成された前記嵌合凹部が、前記扉の横幅方向に沿った横長形状に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の貯蔵庫の扉装置。
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