JP2012107828A - 無機質球状化粒子製造用バーナ、無機質球状化粒子製造装置、及び無機質球状化粒子の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】燃焼室Cの入口側に位置する噴出面34の中心に配置され、燃焼室Cに無機質原料粉体を含む原料スラリーを噴出する原料噴出孔31Bと、原料噴出孔31Bの外側に位置する噴出面34に配置され、燃焼室C内に原料スラリーを分散させる噴霧流体を噴出する噴霧流体噴出部32Bと、噴霧流体噴出部32Bよりも外側の位置に複数設けられ、燃料室Cに燃料ガスを噴出する燃料ガス噴出孔33Bと、燃料ガス噴出孔33Bよりも外側の位置に複数設けられ、燃料室Cに支燃性ガスを噴出する第1及び第2の支燃性ガス噴出孔35B,38と、を有する。
【選択図】図2
Description
このような無機質球状化粒子を製造する際には、無機質球状化粒子製造用バーナの先端において形成される火炎(燃料ガス及び支燃性ガスの燃焼により形成される火炎)により無機質原料粉体を溶融することが行われる。
この無機質球状化粒子製造用バーナ100は、中心に配置された原料粉体供給路101から酸素ガス或いは酸素富化ガスを搬送ガスとして原料粉体を、原料噴出孔102を介して、燃焼室103に供給し、原料噴出孔102の外周から燃料ガスを、更にその外周から1次酸素と2次酸素を供給するように形成され、最外周には、バーナを冷却する冷却水ジャケットが設けられている。
この無機質球状化粒子製造装置110は、原料粉体が通常のフィーダーAから切り出され、経路A’から供給されるキャリアガスに同伴されて酸素・ガス燃焼バーナBに搬送される。この、酸素・ガス燃焼バーナBには、酸素供給設備Cからの酸素と、LPG供給設備Dからの燃焼ガスとが供給されており、炉E内の火炎中で球状化された粒子は、経路Fから炉Eに導入された空気により温度希釈され、後段のサイクロンGや、バグフィルターHで回収される。
一方、湿式粉砕法を用いた場合、平均粒度が3μm以下の無機質原料粉体を生成することが可能である。
これにより、無機質原料粉体の製造工程を煩雑にすることなく、平均粒度が1μm前後の無機質球状化粒子を効率良く生成できる。
図1は、本発明の実施の形態に係る無機質球状化粒子製造装置の概略構成を示す模式図である。図1において、無機質球状化粒子製造用バーナ16の延在方向は、鉛直方向を示している。
図1を参照するに、本実施の形態の無機質球状化粒子製造装置10は、噴霧流体供給源11と、燃料ガス供給源12と、支燃性ガス供給源13と、原料フィーダー14と、冷却水循環供給源15と、無機質球状化粒子製造用バーナ16と、竪型炉17と、送風ブロア18と、捕集部19を構成するサイクロン21及びバグフィルター23と、空気導入口22と、空気供給管24と、ダクト25,26と、噴霧流体量調整部28と、支燃性ガス制御部29と、を有する。
図1を参照するに、支燃性ガス供給源13は、支燃性ガスを供給可能な状態で、支燃性ガス制御部29を介して、無機質球状化粒子製造用バーナ16と接続されている。支燃性ガスとしては、例えば、酸素や酸素富化空気等を用いることができる。
無機質球状化粒子製造用バーナ16は、原料スラリーAに含まれる無機質原料粉体を火炎により溶融させることで、無機質球状化粒子を生成するためのバーナである。
図3は、図2に示す無機質球状化粒子製造用バーナをB視した際の模式的な平面図である。図3において、図2に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図2を参照するに、無機質球状化粒子製造用バーナ16は、燃焼室Cと、原料供給管31と、原料供給路31Aと、原料噴出孔31Bと、噴霧流体供給管32と、噴霧流体供給路32Aと、噴霧流体噴出部32Bと、燃料ガス供給管33と、燃料ガス供給路33Aと、燃料ガス噴出孔33Bと、噴出面34と、支燃性ガス供給管35と、第1の支燃性ガス供給路35Aと、第1の支燃性ガス噴出孔35Bと、外筒36と、第2の支燃性ガス供給路37と、第2の支燃性ガス噴出孔38と、冷却水用管路41と、を有する。
なお、本実施の形態では、第1の支燃性ガス噴出孔35B及び第2の支燃性ガス噴出孔38により支燃性ガス噴出孔が構成されている。
図2を参照するに、原料供給管31は、無機質球状化粒子製造用バーナ16の中心軸Dと原料供給管31の中心軸とが一致するように配置されている。燃焼室C側に位置する原料供給管31の端面31aは、平坦な面とされている。
図1及び図2を参照するに、原料供給路31Aは、原料フィーダー14と接続されている。
図2を参照するに、原料噴出孔31Bは、燃焼室Cに露出された原料供給管31の端部に設けられており、原料供給路31Aと一体に構成されている。原料噴出孔31Bは、噴出面34の中心Eに配置されている。原料噴出孔31Bは、原料供給路31Aに供給された原料スラリーAを燃焼室Cに噴出する。
図2を参照するに、噴霧流体供給路32Aは、原料供給管31と噴霧流体供給管32との間に形成された円筒形状の空間である。噴霧流体供給路32Aは、図1に示す噴霧流体量調整部28を介して、噴霧流体供給源11(図1参照)と接続されている。
噴霧流体噴出部32Bは、原料噴出孔31Bよりも外側に位置する噴出面34に配置されている。図3に示すように、噴霧流体噴出部32Bは、原料噴出孔31Bを連続的に囲んでいる。噴霧流体噴出部32Bとしては、例えば、噴出面34の中心Eを中心とするリング状の溝を用いることができる。
噴霧流体噴出部32Bは、噴霧流体供給路32Aを経由して供給された噴霧流体を燃焼室Cに噴霧する。このとき、噴霧流体は、噴出面34と直交する方向(無機質球状化粒子製造用バーナ16の中心軸D方向)に噴出される。
このように、噴霧流体噴出部32B付近を中心とする旋回流が形成されるように、燃料ガスを噴出することにより、噴霧流体噴出部32Bに原料スラリーAが付着することを防止でき、目詰まりを防止できる。
なお、本実施の形態では、上記説明した第1及び第2の支燃性ガスにより支燃性ガスが構成されている。
このような冷却水用管路41を外筒36に設けることにより、無機質球状化粒子製造用バーナ16の先端が熱により破損することを防止できる。
竪型炉17の下端は、空気供給管24と接続されている。また、竪型炉17の下端側には、空気供給管24と対向するように、サイクロン21と接続されたダクト25が設けられている。
竪型炉17内では、無機質球状化粒子製造用バーナ16の火炎により、無機質原料粉体が溶融され、溶融した無機質原料粉体が竪型炉17の下方に移動しながら固まることで無機質球状化粒子となる。
空気導入口22を介して、サイクロン21の上端に導入された空気は、無機質球状化粒子を冷却すると共に、ダクト26を介して、無機質球状化粒子をバグフィルター23に搬送する。
噴霧流体の流量を制御する噴霧流体量調整部28を設けることにより、原料スラリーAの液滴の粒径を制御することが可能となる。
逆に、第1の支燃性ガス噴出孔35Bから噴出する酸素の比率を低くした場合、第2の支燃性ガスと燃料ガスとの混合が促進されるため、燃焼室Cの出口側での温度の高い火炎を形成することができる。
また、上記構成とされた無機質球状化粒子製造用バーナ16を備えた本実施の形態の無機質球状化粒子製造装置10は、無機質球状化粒子製造用バーナ16と同様な効果を得ることができる。
始めに、燃料ガス(例えば、LPG)及び支燃性ガス(例えば、酸素)を、無機質球状化粒子製造用バーナ16に供給することで、燃焼室Cに火炎を形成する。このとき、燃料ガスは、噴霧流体噴出部32Bを中心とする旋回流が形成されるように形成する。
分散された原料スラリーAに含まれる無機質原料粉体を火炎により溶融させることで、平均粒度が3μm以下の無機質球状化粒子を生成する。
その後、サイクロン21により、第1の粒子径の無機質球状化粒子を捕集し、バグフィルター23により、第1の粒子径よりも小さい第2の粒子径の無機質球状化粒子を捕集する。
以下、実施例においては、平均粒度が1μmの無機質原料粉体を用いる場合について述べる。
図1に示す無機質球状化粒子製造装置10に設けられた図2に示す無機質球状化粒子製造用バーナ16に、水1L(リットル)に平均粒度が1μmのシリカ粉体を1kgの割合で混練することで作成された原料スラリーAを20L/hの供給量で供給し、噴霧流体として酸素を供給した。
このとき、無機質球状化粒子製造用バーナ16に、燃焼ガスとして5Nm3/hのLPG、第1の支燃性ガスとして7.5Nm3/hの酸素、及び第2の支燃性ガスとして17.5Nm3/hの酸素を供給して火炎を形成し、該火炎により、シリカ粉体を溶融させて無機質球状化粒子を作成した。
表1に、上記条件により得られた実施例1〜4の無機質球状化粒子の平均粒度(μm)を示す。
Claims (14)
- 出口側が拡径した燃焼室と、
前記燃焼室により露出され、前記燃焼室の入口側に配置された噴出面と、
前記噴出面の中心に配置され、前記燃焼室に無機質原料粉体を含む原料スラリーを噴出する原料噴出孔と、
前記原料噴出孔の外側に位置する前記噴出面に配置され、前記燃焼室内に前記原料スラリーを分散させる噴霧流体を噴出する噴霧流体噴出部と、
前記噴霧流体噴出部よりも外側の位置に複数設けられ、前記燃料室に燃料ガスを噴出する燃料ガス噴出孔と、
前記燃料ガス噴出孔よりも外側の位置に複数設けられ、前記燃料室に支燃性ガスを噴出する支燃性ガス噴出孔と、
を有することを特徴とする無機質球状化粒子製造用バーナ。 - 前記噴霧流体噴出部は、前記原料噴出孔を連続して囲む溝であることを特徴とする請求項1記載の無機質球状化粒子製造用バーナ。
- 前記噴霧流体は、酸素、空気、窒素のうちのいずれかであることを特徴とする請求項1または2記載の無機質球状化粒子製造用バーナ。
- 前記噴霧流体噴出部、複数の前記燃料ガス噴出孔、及び複数の前記支燃性ガス噴出孔を、前記噴出面の中心に対して同心円状に配置したことを特徴とする請求項1乃至3のうち、いずれか1項記載の無機質球状化粒子製造用バーナ。
- 前記支燃性ガスは、第1の支燃性ガス及び第2の支燃性ガスにより構成されており、
前記支燃性ガス噴出孔は、複数の前記燃料ガス噴出孔よりも外側の位置に複数設けられ、かつ前記燃焼室の入口側から該燃焼室の出口側に向けて旋回流が形成されるように、前記第1の支燃性ガスを噴出する第1の支燃性ガス噴出孔と、
複数の前記第1の支燃性ガス噴出孔よりも外側で、かつ前記燃焼室の出口側に複数設けられ、前記噴出面と直交する方向に前記第2の支燃性ガスを噴出する第2の支燃性ガス噴出孔と、
を有することを特徴とする請求項1乃至4のうち、いずれか1項記載の無機質球状化粒子製造用バーナ。 - 複数の前記第1の支燃性ガス噴出孔と接続された第1の支燃性ガス供給路と、
複数の前記第2の支燃性ガス噴出孔と接続された第2の支燃性ガス供給路と、
を有することを特徴とする請求項5記載の無機質球状化粒子製造用バーナ。 - 複数の前記燃料ガス噴出孔は、前記噴出面に対して直交する方向に前記燃料ガスを噴出することを特徴とする請求項1乃至6のうち、いずれか1項記載の無機質球状化粒子製造用バーナ。
- 前記燃焼室の外側に、冷却水が流れる冷却水用管路を有することを特徴とする請求項1乃至7のうち、いずれか1項記載の無機質球状化粒子製造用バーナ。
- 請求項1乃至8のうち、いずれか1項記載の無機質球状化粒子製造用バーナと、
竪型炉と、
前記竪型炉と接続され、該竪型炉内で生成された無機質球状化粒子を捕集する捕集部と、を備え、
前記竪型炉上に、前記竪型炉の上端と前記燃焼室とが対向するように、前記無機質球状化粒子製造用バーナを配置したことを特徴とする無機質球状化粒子製造装置。 - 前記原料噴出孔から噴出される前記噴霧流体の量を調整する噴霧流体量調整部を有することを特徴とする請求項9記載の無機質球状化粒子製造装置。
- 前記第1の支燃性ガス供給路に供給する前記第1の支燃性ガスの流量と、前記第2の支燃性ガス供給路に供給する前記第2の支燃性ガスの流量とを個別に制御する支燃性ガス制御部を有することを特徴とする請求項9または10記載の無機質球状化粒子製造装置。
- 前記捕集部は、前記竪型炉と接続され、前記無機質球状化粒子のうち、第1の粒子径とされた無機質球状化粒子を捕集するサイクロンと、
前記サイクロンと接続され、前記無機質球状化粒子のうち、前記第1の粒子径よりも小さい第2の粒子径とされた無機質球状化粒子を捕集するバグフィルターと、
を有することを特徴とする請求項9乃至11のうち、いずれか1項記載の無機質球状化粒子製造装置。 - 請求項9乃至12のうち、いずれか1項記載の無機質球状化粒子製造装置を用いた無機質球状化粒子の製造方法であって、
火炎を形成し、前記噴霧流体により、前記燃焼室内に前記原料スラリーを分散させ、前記火炎により、分散された前記原料スラリーに含まれる前記無機質原料粉体を溶融させることで、前記無機質球状化粒子を生成する工程と、
前記捕集部により前記無機質球状化粒子を捕集する工程と、
を含むことを特徴とする無機質球状化粒子の製造方法。 - 前記無機質球状化粒子を生成する際、前記噴霧流体噴出部を中心とする旋回流が形成されるように、前記燃料ガスを噴出することを特徴とする請求項13記載の無機質球状化粒子の製造方法。
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