JP2012106533A - シート - Google Patents

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Akihiro Hayashi
章弘 林
Shinji Arakawa
伸二 荒川
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Abstract

【課題】視認性に優れ、装飾効果の高いシートを提供する。
【解決手段】シートは、線状導光体である玉縁芯24Aがシート表皮材料18の表面側に配置されおり、その玉縁芯24Aが多数の孔38が形成された玉縁シート24Bで覆われている。線状導光体の外周から発せられた光は多数の孔38を介して玉縁24の外側に種々の方向へ放射されるので、視認性に優れており、高い装飾効果が得られる。
【選択図】図2

Description

本発明は、発光部を備えたシートに関する。
例えば、自動車等の車両に用いられるシートとして、線状発光体を発光させて装飾効果を得るものが提案されている。
特開2010−137013号公報 特開2009−279999号公報 特開2001−186956号公報
一般に、車両シート用の表皮として用いられるファブリック、ビニール(PVC等)レザー、本皮、合成皮革等のシート材料は、光を透過させることを考慮していないため光透過性が悪く、線状発光体を覆うには適していない。
そこで、特許文献1、2の様に、シート内に埋め込まれた線状発光体から発した光を、縫い目や縫い目部分の表皮間の隙間を介して線状発光体の光を外部に出す場合、光の照射範囲が狭いため見る位置によって光が見え難く、縫い目に沿って配置される線状発光体の取り付けも煩雑となる。
また、特許文献3の様に、線状発光体から発した光が見える様に、透光性を有するPVC等の樹脂シート材料で線状発光体を覆う方法もあるが、シートの中に表皮用のシート材料とは異質の樹脂シート材料が設けられるため、一体感や、美観が損なわれる問題があり、また、使用材料の種類が増える問題もある。
本発明は、上記事実を考慮し、視認性に優れ、装飾効果の高いシートを提供することを目的とする。
請求項1に記載のシートは、少なくとも稜線の一部に沿う様にシート表皮の表面側に設けられる線状発光手段と、シート表皮に取り付けられ、前記線状発光手段からの光を外部へ出射させる多数の孔が形成されると共に前記線状発光手段の周囲を覆う保護部材と、を有する。
次に、請求項1に記載のシートの作用を説明する。
請求項1に記載のシートでは、線状発光手段がシート表皮の表面側に設けられており、線状発光手段を覆う保護部材に多数の孔が形成されているため、線状発光手段が発した光は保護部材の多数の孔を介して種々の方向へ出射される。
線状発光手段が発した光が多数の孔を介して種々の方向へ出射されるので、高い光の視認性が得られる。
線状発光手段からの光を保護部材に形成した多数の孔を介して外部へ出射するので、保護部材を透明な樹脂シートにする等、保護部材に用いる材料の制限が無くなる。
線状発光手段が、保護部材で覆われているため、線状発光手段の損傷を防止することが出来る。
請求項1に記載のシートでは、発光する部分を少なくともシートの稜線に設定しているため、シートに乗員が着座した際にも、発光している部分が見え易い。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のシートにおいて、前記保護部材は、前記シート表皮と同一のシート材料で形成されている。
次に、請求項2に記載のシートの作用を説明する。
保護部材を、シート表皮と同一のシート材料で形成することで、シート材料の種類が増えない。また、シート表面全体が同一のシート材料で形成されるので、一体感を持たせることができ、美観が損なわれることが無い。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のシートにおいて、前記孔は、文字または記号のうちの少なくとも一方である。
次に、請求項3に記載のシートの作用を説明する。
光が透過する孔を、文字または記号のうちの少なくとも一方とすることで、意匠効果を高めることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のシートにおいて、前記線状発光手段の点灯を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記シートに乗員が着座したことを検出する着座検出手段からの乗員検出結果に基いて前記線状発光手段の点灯を制御する。
次に、請求項4に記載のシートの作用を説明する。
請求項4に記載のシートでは、乗員が着座すると、着座検出手段は乗員がシートに着座したことを検出する。
制御手段は、着座検出手段からの乗員検出結果に基いて線状発光手段の点灯を制御することができ、例えば、乗員がシートに着座したときに線状発光手段を点灯させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のシートにおいて、前記制御手段は、前記乗員の着座時間に基いて前記線状発光手段の点灯を制御する。
次に、請求項5に記載のシートの作用を説明する。
請求項5に記載のシートでは、乗員がシートに着座すると、制御手段は乗員の着座時間に基いて線状発光手段の点灯を制御することができる。
点灯の制御としては、例えば、点灯している時間(光を発している時間)の制御、光量の制御、点滅(点灯と消灯の繰り返し)のサイクルの制御(点灯している時間、及び消灯している時間の各々の制御)等を上げることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のシートにおいて、前記線状発光手段の点灯を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、車両のドアの開閉を検出する開閉検出手段からの開閉検出結果に基いて前記線状発光手段の点灯を制御する。
次に、請求項6に記載のシートの作用を説明する。
請求項6に記載のシートでは、例えば、車両のドアが開かれると、制御手段は開閉検出手段からの開閉検出結果に基いて線状発光手段を点灯させる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のシートにおいて、前記線状発光手段の点灯を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、車両のライトスイッチのオンオフに基いて前記線状発光手段の点灯を制御する。
次に、請求項7に記載のシートの作用を説明する。
請求項7に記載のシートでは、例えば、車両のライトスイッチがオンにされると、制御手段は線状発光手段を点灯させる。なお、車両のライトスイッチがオフにされると、制御手段は線状発光手段を消灯させる。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のシートにおいて、前記線状発光手段の点灯を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、車両のオーディオ装置から出力される音声信号に基いて前記線状発光手段の点灯を制御する。
次に、請求項8に記載のシートの作用を説明する。
請求項8に記載のシートでは、制御手段が、車両のオーディオ装置から出力される音声信号に基いて線状発光手段の点灯を制御する。制御手段は、例えば、オーディオ装置から出力される音声信号の大小、音の周波数等に基いて線状発光手段の点灯を制御することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜請求項8の何れか1項に記載のシートにおいて、前記線状発光手段は、赤色の光を発光する赤色発光部、緑色の光を発光する緑色発光部、青色の光を発光する青色発光部を備えている。
次に、請求項9に記載のシートの作用を説明する。
線状発光手段は、赤色の光を発光する赤色発光部、緑色の光を発光する緑色発光部、及び青色の光を発光する青色発光部を備えており、請求項7に記載のシートでは、光の三原色の原理により、各々の発光部の発光量を調整することで種々の色を作り出すことができる。
請求項1に記載のシートによれば、線状発光手段が発した光が保護部材の多数の孔を介して種々の方向へ出射されるため、高い光の視認性が得られる。また、線状発光手段が保護部材で覆われているため、乗員の乗降等で線状発光手段が擦れたり損傷を受けたりすることが防止され、線状発光手段耐久性が向上する。さらに、保護部材を透明にする必要が無いので、保護部材に用いる材料の制限が無くなる。
請求項2に記載のシートによれば、線状発光手段の配置されている部位が他の部位と異なる材料とならないため、通常のシートと同様に、シートの一体感、及び美観が得られる。
請求項3に記載のシートによれば、意匠効果を高めることができる。
請求項4に記載のシートによれば、シートの状態(乗員の有無)に応じて光による演出効果が得られる。
請求項5に記載のシートによれば、乗員の着座時間に基いて光による演出効果が得られる。
請求項6に記載のシートによれば、ドアの開閉に基いて光による演出効果が得られる。
請求項7に記載のシートによれば、車両のライトスイッチのオンオフに基いて光による演出効果が得られる。
請求項8に記載のシートによれば、音声信号に基いて光による演出効果を高めることができる。
請求項9に記載のシートによれば、光を種々の色に設定ないし変更することができ、光による演出効果を高めることができる。
本発明の実施の形態に係るシートを示す斜視図である。 (A)は図1に示すシートの2A−2A線断面図であり、(B)は図1に示すシートの2B−2B線断面図である。 本発明の実施の形態に係る線状発光手段を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るシートの電気系のブロック図である。 本発明の他の実施の形態に係るシートの玉縁シートの展開図である。
図1示すように、本実施形態のシート10は、自動車等の車両用の座席であり、その形状、構造等は特に問わない。シート10は、乗員が着座するシートクッション12と、このシートクッション12の後端部に設けられ傾倒可能に設けられ乗員の背もたれとして用いられるシートバック14と、シートバック14の上端部に高さ調整可能に配置されるヘッドレスト16等を含んで構成されている。
図2(A)は図1のシートバック14の2A−2A線断面図であり、図2(B)は図1のシートクッション12の2B−2B線断面図である。
図2(A)、(B)に示すように、シートクッション12の表皮、シートバック14の表皮、及びヘッドレスト16の表皮は、各々複数枚のシート表皮材料18に分割されており、一方のシート表皮材料18と他方のシート表皮材料18とは、縫製糸20によって縫製されている。なお、シート表皮材料同士が縫製糸20によって縫製されている部分を、縫製部22と呼ぶ。
シートクッション12の表皮、シートバック14の表皮、及びヘッドレスト16の表皮は、一般的に公知のシート材料、例えば、各種ファブリック、ビニール(PVC等)レザー、本皮、合成皮革等を用いることができる。本実施形態のシート10には、透明では無い表皮が用いられている。
本実施形態のシート10では、稜線部分及びその他の部分に縫製部22が配置されており、稜線部分に配置される縫製部22には、玉縁24が配置されている。玉縁24は、玉縁芯24Aと玉縁シート24Bとで構成されており、玉縁シート24Bは表皮材料18と共に縫製糸20で縫製されている。
本実施形態の玉縁シート24Bは、表皮材料18と同じシート材料が用いられている。
なお、シート材料が熱可塑性の場合、シート材料同士を溶着にて接合することもできる。
本実施形態では、玉縁芯24Aに線状導光体が用いられている。
本実施形態の玉縁芯24Aに用いられる線状導光体は、長手方向端部から光を入射させることで、外周部から光が出射されるタイプのものであり、側面出射型光伝送体等と呼ばれているものである。線状導光体としては、例えば、ポリウレタン系の透明な合成樹脂等の材料に光散乱剤を含有させたタイプのもの、光の屈折率の大きいコア層の外側にコアよりも光の屈折率の小さいクラッド層を配したタイプのもの等、周知のものを用いることができる。
図3に示すように、玉縁芯24Aの端部には、光源26が設けられている。光源26は、円筒状のスリーブ26Aを備え、スリーブ26Aの内部にはLEDランプ26Bが挿入されている。
玉縁芯24Aの端部は、スリーブ26Aに挿入されており、LEDランプ26Bから出射された光が玉縁芯24Aの端部に照射されるようになっている。
なお、光源26は、シート10の内部に埋め込まれた状態で配置されている。
本実施形態では、光源26と線状導光体である玉縁芯24Aとで本発明の線状発光手段が構成されている。
図4には、本実施形態のシート10に関係する電気系のブロック図が示されている。
図4に示すように、複数のLEDランプ26Bが制御装置28に接続されている。制御装置28には、バッテリー等の電源30、乗員がシート10に着座したことを検出する着座センサ32、ライトスイッチ(前照灯、及び車幅灯のスイッチ)34、オーディオ装置36の音声出力端子、ドアの開閉を検出するスイッチ40等が配線を介して接続されている。
着座センサ32は、歪みセンサや圧力センサ等によって構成されており、その検出結果を制御装置28に出力する。
図2に示すように、本実施形態の玉縁シート24Bには、シート表皮材料18と同じものが使用されており、図3に示すように、玉縁芯24Aの周方向、及び長手方向に沿って多数の孔38が形成されている。本実施形態では、孔38が千鳥状に配置されている。
本実施形態の孔38は円形であるが、楕円形、三角形、多角形、スリット形状等、他の形状であっても良く、文字、記号、マーク、絵等であっても良く、これらを適宜混在させても良い。なお、図5には、孔38を文字状とした例が示されている。
孔38の大きさ、個数、配置パターン等は、玉縁芯24Aから発せられた光が玉縁24の外側に出射されて視認できれば良く、大きさ、個数、配置パターン等は図2、及び図5に示すものに限らず任意である。
(作用、効果)
本実施形態のシート10は、線状導光体である玉縁芯24Aがシート表皮材料18の表面側(即ち、シート表皮材料18同士を縫製した縫い目よりもシート外側)に配置されおり、その玉縁芯24Aが多数の孔38が形成された玉縁シート24Bで覆われているので、線状導光体の外周から発せられた光は多数の孔38を介して玉縁24の外側に種々の方向へ放射される。
本実施形態のシート10は、玉縁24を形成している玉縁シート24Bにシート10のシート表皮材料18と同じものが使用されているため、線状導光体が発光していない時一体感、及び美観が損なわれることは無く、また、多数形成された孔38から種々の方向へ光を放射させるため、光の視認性に優れ、発装飾効果を高めることが出来る。
本実施形態のシート10では、玉縁24を形成している玉縁シート24Bにシート10のシート表皮材料18と同じものが使用されているため、材料の種類が増えることが無い。
本実施形態のシート10では、線状導光体を玉縁24の玉縁芯24Aに用いているため、シート表皮を製造するために特殊な製法を必要とせず、従来一般の製法でシート表皮を容易に縫製することができる。
なお、LEDランプ26Bの発する光の色は種々のものを使用することができ、全て同じ色にしたり、部位毎に色を変えても良い。LEDランプ26Bは、単色のものを使用することに限らず、多色のもの(例えば、RGBフルカラーLED)を使用することもできる。
LEDランプ26Bは、制御装置28によって制御される。
以下に制御の一例を説明する。
(1) 制御装置28は、例えば、ライトスイッチ34がオフの時にLEDランプ26Bを消灯させ、ライトスイッチ34がオンの時にLEDランプ26Bを点灯させることができる。なお、ライトスイッチ34は、車幅灯のみを点灯するポジション、前照灯を点灯するポジション等があるが、いずれか一方のポジションでLEDランプ26Bを点灯させても良く、両方のポジションでLEDランプ26Bを点灯させても良い。
(2) 車両のドアの開閉状態はスイッチ40によって検知され、制御装置28はドアの開閉状態に基いてLEDランプ26Bを制御することができる。例えば、車両のドアが開いた際に、制御装置28はLEDランプ26Bを点灯させることができる。
(3) 制御装置28は、着座センサ32が、乗員がシート10に着座したことを検出したときにLEDランプ26Bを点灯させたり点滅させたりすることができる。なお、この際、ライトスイッチ34のオン・オフに関係なく乗員がシート10に着座した際にLEDランプ26Bを点灯または点滅させたり、ライトスイッチ34がオン状態で、かつ乗員がシート10に着座した際のみにLEDランプ26Bを点灯または点滅させることができる。
(4) 制御装置28は、乗員の着座時間に基いてLEDランプ26Bを制御することができる。LEDランプ26Bの制御項目としては、例えば、光量、点滅、点灯時間等を上げることができる。制御装置28は、光量、点滅、点灯時間のうちの少なくとも1つを制御可能としても良く、いずれか2つを制御しても良く、3つを制御しても良い。
例えば、制御装置28による点灯時間の制御の一例として、乗員がシート10に着座してから一定時間だけLEDランプ26Bを発光させる制御、乗員がシート10を降りてから一定時間だけLEDランプ26Bを発光させる制御等を上げることができる。なお、LEDランプ26Bの点灯時間は、予め制御装置に設定することができる。
制御装置28による点滅の制御の一例として、乗員が着座してから一定時間だけ線状発光手段を点滅させる制御、乗員がシート10を降りてから一定時間だけ線状発光手段を点滅させる制御等を上げることができる。なお、時間の経過に従って点滅のサイクルを変更(点灯している時間、及び消灯している時間の変更)することも出来る。
制御装置28による光量の制御の一例として、乗員が着座してから徐々に光量を下げる制御、乗員が着座してから徐々に光量を上げる制御、乗員がシート10を降りてから徐々に光量を下げる制御、乗員がシートを降りてから徐々に光量を上げる制御等を上げることができる。光量は、LEDランプ26Bへ流す電流の値、またはパルス幅変調(電流が流れる時間と、電流が流れていない時間を変える)により変更することができる。
なお、点灯時間、光量、点滅にサイクル等の各制御を適宜組み合わせることもできる。
(5) LEDランプ26Bに、多色LED、例えば、RGBフルカラーLED(1つのチップに、赤色発光部、緑色発光部、及び青色発光部を備えている)を使用した場合、各々の発光部の光量を調整することで種々の色で発光させることができる。
例えば、制御装置28に、各々の発光部の光量を調整するボリューム等を接続し、各々の発光部の光量を調整することで、好みの色を作り出すことができる。
なお、LEDランプ26Bは、RGBフルカラーLEDに限らず、2色LEDを用いても良い。
(6) 制御装置28は、オーディオ装置36からの音声信号に基いて、光量を変更する制御もできる。例えば、音声信号レベルの大小(スピーカからの音量の大小)に基いて光量を大小に変化させることができる。
LEDランプ26BにRGBフルカラーLEDを用いた場合、制御装置28は、音声信号に基いてRGBフルカラーLEDを制御し、音声信号に基いて種々の色を発光させることができる。例えば、音声信号をフィルターを通して、低音域、中音域、高音域の3つの周波数帯域に分け、低音域の信号が入力した際には赤色発光部を発光させ、中音域の信号が入力した際には緑色発光部を発光させ、高音域の信号が入力した際には青色発光部を発光させる等の制御を行うことができる。なお、各周波数域の音声信号の大小に基いて、各発光部の光量や点滅間隔等を変更することもできる。
このように、音声信号に基いて、色、光量、点滅間隔等を変化させることで、高い演出効果を得ることができる。
なお、音楽信号に応じて発光色を変える技術としては種々の公知技術を用いることができ、例えば、特開2000−194339号に記載の技術等が知られている。
(7) LEDランプ26Bに、例えば、RGBフルカラーLEDを使用した場合、制御装置28は、乗員の着座時間に基いてRGBフルカラーLEDを制御し、着座時間に基いてRGBフルカラーLEDを種々の色で発光させることができる。例えば、着座したときに青色、所定の時間が経過したら黄色、さらに所定の時間が経過したら赤色等に、経過時間によって色を変更することができ、色を変化させることで、運転者に休息を取るように促すことができる。
[その他の実施形態]
なお、上記実施形態の制御は一例であり、車両で得られる信号、例えば、車載コンピュータ、各種センサ、車載機器等からの信号(ドアの開閉信号、ドアのロック状態、カーセキュリティーシステムからの信号、ETCからの信号、室内灯のオン信号、車速、エンジン回転数、ブレーキ(ストップランプ)、パーキングブレーキ、加速度、変速機のポジション、車内温度、車外温度(気温)等に関する信号、カーナビからの信号、車両前方または後方の障害物を検知するレーダーや超音波センサ等からの信号、ハザードランプのオン信号、エアバッグの作動信号、燃料計からの信号、水温計からの信号、シートベルト装着信号、その他、車両のインパネに表示される各種の警告に関する信号、その他、車両で用いられている各種信号、携帯電話からの信号等)が制御装置28に入力するように構成し、入力した信号に基いて発光を制御しても良い。
上記実施形態では、玉縁24の玉縁シート24Bに、シートクッション12の表皮、シートバック14の表皮、及びヘッドレスト16の表皮と同じシート材料を用いたが、各表皮とは異なる色、材料からなるものを用いても良い。
表皮や玉縁シート24Bの材料としては、織物、表皮層と繊維層(織物等)の2層構造としたもの等、周知のものが使用できる。
玉縁シート24Bの材料としては、光を透過する繊維を用いた織物等、光を透過するものを用いても良い。
上記実施形態では、玉縁シート24Bの孔38は、製造されたシート材に後加工で形成しても良いが、場合によっては、シート材製造時に形成することもできる。例えば、玉縁シート24Bを織物とした場合、経糸の間隔、及び緯糸の間隔を開けて、経糸と緯糸で囲まれる隙間(孔)を多数設けた略メッシュ状とすれば良い。
上記実施形態では、玉縁芯24Aに線状導光体を用いたが、玉縁芯24Aが発光できれば線状導光体以外の構成のものを用いても良い。玉縁芯24Aとしては、例えば、通電することで発光する線状EL素子等を用いることができ、線状に形成されて発光するものであれば全て適用可能である。
上記実施形態の玉縁24は、玉縁シート24Bで玉縁芯24Aの長手方向全体を覆ったが、例えば、玉縁芯24Aが擦れないような部位においては、部分的に玉縁芯24Aを露出させても良い。
上記実施形態では、玉縁芯24Aの一端に光源26を設けたが、玉縁芯24Aの両端に光源26を設けても良い。
上記実施形態では、玉縁毎に光源26を設けたが、例えば、1つのシートクッション12において、各玉縁芯24Aを、例えば、プラスチック製の光ファイバー(図示せず)等で直列に連結することで、光源26の数を減らすことが出来る。
玉縁芯24Aの一端に光源26を設け、玉縁芯24Aの一端に光源26の光を照射した場合、玉縁芯24Aの他端からも光が出射される。したがって、玉縁芯24Aの他端をシート外部に露出させれば、玉縁芯24Aの他端が光って見える。また、玉縁芯24Aの他端から出射される光を利用して、室内の照明に用いることも可能である。
上記実施形態では、光源26にLEDランプ26Bを用いたが、本発明はこれに限らず、レーザーダイオード、白熱電球、蛍光灯、冷陰極管、EL等の他の発光手段を用いても良い。
上記実施形態では、玉縁24の玉縁芯24Aを利用して玉縁芯24Aから光を出射させたが、シート表皮材料18の表面側に線状に発光する部材を配置し、線状に発光する部材を孔38の形成されたシート材で覆うようにすれば本発明の目的は達成でき、玉縁24を利用しなくても良い。
なお、上記実施形態のシート10は、本発明のシートの一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
10 シート
18 シート表皮材料(シート表皮)
24 玉縁
24A 玉縁芯(線状発光手段)
24B 玉縁シート(保護部材)
26B LEDランプ
26 光源(線状発光手段)
28 制御装置(制御手段)
32 着座センサ(着座検出手段)
34 ライトスイッチ
36 オーディオ装置
38 孔
40 スイッチ(開閉検出手段)

Claims (9)

  1. 少なくとも稜線の一部に沿う様にシート表皮の表面側に設けられる線状発光手段と、
    シート表皮に取り付けられ、前記線状発光手段からの光を外部へ出射させる多数の孔が形成されると共に前記線状発光手段の周囲を覆う保護部材と、
    を有するシート。
  2. 前記保護部材は、前記シート表皮と同一のシート材料で形成されている、請求項1に記載のシート。
  3. 前記孔は、文字または記号のうちの少なくとも一方である、請求項1または請求項2に記載のシート。
  4. 前記線状発光手段の点灯を制御する制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記シートに乗員が着座したことを検出する着座検出手段からの乗員検出結果に基いて前記線状発光手段の点灯を制御する、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のシート。
  5. 前記制御手段は、前記乗員の着座時間に基いて前記線状発光手段の点灯を制御する、請求項4に記載のシート。
  6. 前記線状発光手段の点灯を制御する制御手段を備え、
    前記制御手段は、車両のドアの開閉を検出する開閉検出手段からの開閉検出結果に基いて前記線状発光手段の点灯を制御する、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のシート。
  7. 前記線状発光手段の点灯を制御する制御手段を備え、
    前記制御手段は、車両のライトスイッチのオンオフに基いて前記線状発光手段の点灯を制御する、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のシート。
  8. 前記線状発光手段の点灯を制御する制御手段を備え、
    前記制御手段は、車両のオーディオ装置から出力される音声信号に基いて前記線状発光手段の点灯を制御する、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のシート。
  9. 前記線状発光手段は、赤色の光を発光する赤色発光部、緑色の光を発光する緑色発光部、青色の光を発光する青色発光部を備えている、請求項1〜請求項8の何れか1項に記載のシート。
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