JP2012105376A - 回路構成体および電気接続箱 - Google Patents
回路構成体および電気接続箱 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012105376A JP2012105376A JP2010248991A JP2010248991A JP2012105376A JP 2012105376 A JP2012105376 A JP 2012105376A JP 2010248991 A JP2010248991 A JP 2010248991A JP 2010248991 A JP2010248991 A JP 2010248991A JP 2012105376 A JP2012105376 A JP 2012105376A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- metal wire
- housing
- terminals
- holding member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Connection Or Junction Boxes (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明の回路構成体25は、電子部品21が実装された回路基板20と、相手方端子と接続される第1端子38Aと、電子部品21を間に配して第1端子38Aと接続されるとともに、相手方端子とは別の第2の相手方端子と接続される第2端子40Aと、第1端子38Aと第2端子40Aとを、電子部品21をまたいでワイヤーボンディングにより接続する金属線26とを備える。本発明の電気接続箱10は、上記回路構成体25と、回路構成体25を収容するケース11と、第1端子38Aを収容する第1ハウジング37と、第2端子40Aを収容する第2ハウジング35を備える。
【選択図】図10
Description
近年、電気接続箱には、機能増加に伴いケース内に収容される電子部品の個数が多くなる一方で、部品増加等により搭載スペースが狭隘化してきており、小型かつ高密度化が求められている。
以上より、本発明によれば、端子間の接続が容易であり、かつ、省スペースな回路構成体および電気接続箱を提供することができる。
前記金属線を収容する樹脂製の金属線収容部を備え、前記金属線収容部には、前記金属線を固定する樹脂製の固定部が設けられていてもよい。このような構成とすると、金属線が所定位置に固定することができるから、他の部材との接触などを防止することができる。
本発明を、車両(図示せず)に搭載される電気接続箱10に適用した実施形態1について、図1ないし図10を参照しつつ説明する。本実施形態の電気接続箱10は、ケース11と、ケース11内に収容される回路基板20および保持部材30を備える。本実施形態の電気接続箱10は、例えば、電源(図示せず)と、ランプ、ホーン等の車載電装品(図示せず)との間に配されて、車載電装品に対して通電、及び断電を実行する。なお、以下の説明においては、図9における上方を上方とし、図9における下方を下方とする。
図1ないし図3に示すように、ケース11は合成樹脂製であって、下方に開口している。ケース11は、図1における右手前側から左奥側へ向かう方向の寸法(幅寸法)よりも、左手前側から右奥側へ向かう方向の寸法(厚さ寸法)が小さく設定された、扁平な形状をなしている。ケース11の上壁には、図1および図2に示すように、図示しないヒューズ(「相手方端子」の一例)が装着される複数(7つ)のヒューズ装着部13が、上方に開口して設けられている。
ケース11内には、図5に示すように、ケース11の上壁に対して略垂直な姿勢で(いわゆる縦置き配置で)、回路基板20が収容されている。回路基板20の表面には、プリント配線技術により図示しない導電路が形成されるとともに、リレー等の電子部品21が実装されており、当該電子部品21は導電路に、例えば半田付け等公知の手法により接続されている。
ケース11の内部に収容されている保持部材30は、合成樹脂製の部材であり、図5および図6に示すように、回路基板20の基板面に沿って配され、回路基板20を保持する機能を有する。保持部材30は回路基板20の基板面に沿って配された状態でケース11に収容されている。
上述したように、保持部材30の右側壁部42の下端部には、フランジ49が形成されていないので、保持部材30の右側壁部42とケース11の内壁との間には右側壁部42の上端部から下端部にわたり隙間S1が空いている。したがって、電気接続箱10に雨水などが降りかかり空気流出口13Aから水が浸入した場合には、共通流通路15を経て流れ込んだ水が傾斜面45Aを流れたのち、保持部材30の右側壁部42とケース11との間の隙間S1を流下して保持部材30の下端部からケース11外に排水されるようになっている。なお、傾斜面45Aの両側に形成されている一対の壁部46,47は、傾斜面45Aとともに排水路として機能する。一対の壁部46,47のうち、基板側の壁部46は、回路基板20と、保持部材30における排水路を仕切る仕切り壁として機能するので、基板側には水が浸入しにくくなっている。
詳しくは、金属線26は、図10に示すように、保持部材30の基板側とは反対側の面30Aにおいて、部品収容部33に収容された電子部品21をまたぐように、第1端子38Aの端部と第2端子40Aの端部との間に配されている。ここで部品収容部33は保持部材30の基板側に形成されているので、電子部品21と金属線26との間には保持部材30が介在する。
図7に示す回路基板20を作製し、保持部材30に取り付ける。回路基板20を保持部材30に取り付ける際には、回路基板20に実装された電子部品21を保持部材30の部品収容部33に対応させ、回路基板20の切欠部22を保持部材30の基板保持部31に嵌めこむ。次に、回路基板20の挿通孔20Cに端子38Bを挿通させ、挿通孔20Bに端子40B,41Aを挿通させ、回路基板20のネジ挿通孔23と保持部材30のネジ孔32を重ねあわせてネジ止めすると、回路基板20が保持部材30に取り付けられる。
次に、回路基板20を保持した保持部材30を、ケース11の下側の開口部から挿入すると、保持部材30の係止突部34がケース11の係止孔14にはまり込み係止され、本実施形態の電気接続箱10が得られる。
本実施形態において、第1端子38Aと第2端子40Aとは、回路基板20に実装された電子部品21をまたいで、ワイヤーボンディングにより接続されるから、バスバーを用いる場合のように複数回の折り曲げ加工は不要であり、端子38A,40A間の接続作業を簡易なものとすることができる。そのうえ、第1端子38Aと第2端子40Aとの間を短い距離で接続することができるので、抵抗の増大を防止して発熱量を低下させることも可能である。
次に、本発明の実施形態2を図11ないし図14によって説明する。
本実施形態の電気接続箱70は、中継部75が設けられた金属線収容部73を備えるという点で実施形態1と相違する。その他の構成は概ね実施形態1と同じである。以下の説明において実施形態1と同様の構成については同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
接触防止壁77の高さは、図13および図14に示すように、金属線74の厚みよりも高く設定されている。金属線収容部73の金属線74を載置する面73Aには、図12の左端の接触防止壁77Aと左から2番目の接触防止壁77Bとの間、および、左から3番目の接触防止壁77Cと左から4番目の接触防止壁77Dとの間に、それぞれ中継金属片76A,76Bが埋設されている。中継金属片76A,76Bは第1端子38Aと第2端子40Aとの間に配されている。
保持部材71の金属線収容部73の所定位置(左端の接触防止壁77Aと左から2番目の接触防止壁77Bとの間、および、左から3番目の接触防止壁77Cと左から4番目の接触防止壁77Dとの間)に、それぞれ中継金属片76A,76Bを埋設しておき、実施形態1と同様に作製した回路基板20を取り付ける。次に、第1端子38Aおよび第2端子40Aを、金属線74を用いてワイヤーボンディングにより接続し、回路構成体72を作製する。
次に、回路基板20を保持した保持部材71を、ケース11の下側の開口部から挿入すると、保持部材71の係止突部34がケース11の係止孔14にはまり込み係止され、本実施形態の電気接続箱10が得られる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態においては、金属線を固定する樹脂製の固定部と、金属線の接触を防止する接触防止壁と、を備える金属線収容部を示したが、固定部および接触防止壁のいずれか一方のみを備えていてもよいし、固定部および接触防止壁のいずれも備えないものであってもよい。
(2)上記実施形態では複数の第1端子と複数の第2端子とを接続する複数の金属線とを備えるものを示したが、第1端子と第2端子の数はそれぞれ1個ずつでもよい。
(3)上記実施形態1では、金属線収容部に樹脂を充填することで形成された固定部を示したが、これに限定されない。金属線収容部に収容された金属線の一部のみを覆うように固定部を形成してもよい。
(4)上記実施形態2では固定部を備えないものを示したが、交差させる金属線以外をワイヤーボンディングにより接続した後、樹脂を充填する方法などにより接続済みの金属線を固定し、次に、中継金属片に接続する金属線をワイヤーボンディングにより接続してもよい。
(5)上記実施形態では、排気構造と排水構造とを備えている電気接続箱を例示したが、本発明は排気構造や排水構造を備えない電気接続箱に適用することも可能である。
11…ケース
20…回路基板
21…電子部品
25,72…回路構成体
26,74,74A,74B…金属線
30,71…保持部材
35…第2コネクタハウジング(第2ハウジング)
37…ヒューズハウジング(第1ハウジング)
38A,381A,382A,383A,384A,385A…第1端子
40A,401A,402A,403A,404A,405A,406A…第2端子
43…ヒューズハウジング収容部
48…金属線収容部
50…固定部
51,77…接触防止壁
75…中継部
76…中継金属片
Claims (6)
- 電子部品が実装された回路基板と、
相手方端子と接続される第1端子と、前記電子部品を間に配して前記第1端子と接続されるとともに、前記相手方端子とは別の第2の相手方端子と接続される第2端子と、
前記第1端子と前記第2端子とを、前記電子部品をまたいでワイヤーボンディングにより接続する金属線と、を備えることを特徴とする回路構成体。 - 請求項1に記載の回路構成体と、前記回路構成体を収容するケースと、前記第1端子を収容する第1ハウジングと、前記第2端子を収容する第2ハウジングとを備える電気接続箱。
- 前記金属線を収容する樹脂製の金属線収容部を備え、
前記金属線収容部には、前記金属線を固定する樹脂製の固定部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の電気接続箱。 - 複数の前記第1端子と、複数の前記第2端子と、前記複数の第1端子と前記複数の第2端子とを接続する複数の前記金属線を備え、
前記金属線収容部には、前記複数の金属線の接触を防止する接触防止壁が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の電気接続箱。 - 前記金属線収容部には、前記第1端子と前記第2端子との間に中継金属片を埋設させてなる中継部が設けられ、
前記金属線が前記中継金属片を経由するように接続されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の電気接続箱。 - 前記固定部は、前記金属線収容部への樹脂の充填により設けられていることを特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれか一項に記載の電気接続箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010248991A JP5605634B2 (ja) | 2010-11-05 | 2010-11-05 | 電気接続箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010248991A JP5605634B2 (ja) | 2010-11-05 | 2010-11-05 | 電気接続箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012105376A true JP2012105376A (ja) | 2012-05-31 |
JP5605634B2 JP5605634B2 (ja) | 2014-10-15 |
Family
ID=46395118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010248991A Expired - Fee Related JP5605634B2 (ja) | 2010-11-05 | 2010-11-05 | 電気接続箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5605634B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9469205B2 (en) | 2014-09-25 | 2016-10-18 | Hyundai Motor Company | Female connector of high voltage junction box and method for assembling the same |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6055222U (ja) * | 1983-09-26 | 1985-04-18 | 古河電気工業株式会社 | 配線分岐箱 |
JP2006325366A (ja) * | 2005-05-20 | 2006-11-30 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 電気接続箱 |
JP2010212642A (ja) * | 2009-03-12 | 2010-09-24 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | プリント配線基板 |
-
2010
- 2010-11-05 JP JP2010248991A patent/JP5605634B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6055222U (ja) * | 1983-09-26 | 1985-04-18 | 古河電気工業株式会社 | 配線分岐箱 |
JP2006325366A (ja) * | 2005-05-20 | 2006-11-30 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 電気接続箱 |
JP2010212642A (ja) * | 2009-03-12 | 2010-09-24 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | プリント配線基板 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9469205B2 (en) | 2014-09-25 | 2016-10-18 | Hyundai Motor Company | Female connector of high voltage junction box and method for assembling the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5605634B2 (ja) | 2014-10-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5179854B2 (ja) | 板状端子の組付構造 | |
JP2015138604A (ja) | 配線モジュール | |
US20150303669A1 (en) | Electronic component unit and wire harness | |
JP2005185032A (ja) | 電気接続箱 | |
JP2007137389A (ja) | 端子金具と該端子金具を備えた電気接続箱 | |
JP4097387B2 (ja) | ジャンクションボックス | |
JP2010110058A (ja) | 電気接続箱 | |
JP2002291137A (ja) | ジャンクションボックス | |
JP2004080917A (ja) | ジャンクションボックス | |
WO2011065461A1 (ja) | 回路構成体及び電気接続箱 | |
JP2018032665A (ja) | コイル組立体、回路構成体、および、電気接続箱 | |
JP5605634B2 (ja) | 電気接続箱 | |
JP6575767B2 (ja) | 暗電流回路用ヒューズの断続構造 | |
JP5156499B2 (ja) | 電気接続箱 | |
JP2007242241A (ja) | ワイヤハーネス用コネクタ | |
JP2006054931A (ja) | 電気接続箱 | |
JP2014087182A (ja) | プロテクタ | |
KR20120018843A (ko) | 자동차용 정션박스 | |
JP4225940B2 (ja) | 電気接続箱 | |
JP4470989B2 (ja) | ジャンクションボックス | |
US20160285244A1 (en) | Electronic component unit and electric connection box | |
KR200427447Y1 (ko) | 조인트 커넥터 | |
JP2011030300A (ja) | 電気接続箱の電線保持構造 | |
JP2022190617A (ja) | 電気接続箱、及び、電気接続箱の防水構造 | |
JP2018093092A (ja) | プリント基板を用いた回路構成体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130624 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140324 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140522 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140708 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140731 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140813 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5605634 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |