JP2012105184A - 通信制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】予めチャネルが個別に割り付けられた複数の無線局の内、指定された特定の無線局宛に無線伝送されるべき伝送情報を生成する通信制御装置であって、前記特定の無線局に予め割り付けられた特定のチャネルを識別するチャネル識別手段と、前記特定のチャネルを介して前記特定の無線局に無線伝送されるべき伝送情報に、前記特定の無線局の識別子を付加する識別子付加手段とを備える。
【選択図】図1
Description
図において、親局50との間における無線伝送が可能な地域であるゾーン60内には、複数の子局70-1〜70-nが位置する。なお、ゾーン60は、上記複数の子局70-1〜70-nの内、親局50の見通し距離外に位置する子局のサイトについては、上記HF帯における電離層伝搬により形成される。
(1) 下りの伝送情報(音声の瞬時値の列等を示す。)が入力される変調部51
(2) 変調部51の出力に縦続接続された周波数変換部52、電力増幅部53および整合部54
(3) 接合部54のアンテナ端子に給電点が接続されたアンテナ55
(5) 周波数変換部57の後段に配置され、復調信号を出力する復調部58
(4) 上記変調部51、周波数変換部52、電力増幅部53、整合部54、増幅部56、周波数変換部57および復調部58の制御端子にそれぞれ接続された入出力ポートに併せて、図示されない操作部の出力に接続された入力ポートを有するプロセッサ59
(1) アンテナ71-1
(2) アンテナ71-1の給電点に接続された整合部72-1
(3) 整合部72-1の出力に縦続接続された増幅部73-1および周波数変換部74-1
(5) 上りの伝送情報(音声の瞬時値の列等を示す。)が入力される変調部76-1
(6) 変調部76-1の出力と整合部72-1の入力との間に縦続接続された周波数変換部77-1および電力増幅部78-1
なお、子局70-2〜70-nの構成については、子局70-1の構成と同じであるので、ここではその説明および図示を省略する。
このような構成の通信系では、親局50および子局70-1〜70-nは、それぞれ地理的に大きく隔たったサイトにそれぞれ位置する。
なお、このような周波数テーブル59Tに登録される無線周波数は、所定の頻度(周期)で以下の何れかに維持される。
(2) 上記実測を模擬する演算の下で得られる無線周波数
(1) 主要な通信相手として確保されるべき子局の全て(何れも子局70-1〜70-nの何れかに該当する。)に適した無線周波数の内、伝送品質が最大である(あるいは所定の閾値THを超える)特定の周波数fsを識別する。
(2) 周波数テーブル59Tに登録された個々の周波数のチャネルを介して、上記特定の周波数fsを示す伝送情報で変調された送信波を順次送信することにより、子局70-1〜70-nの全てにその特定の周波数fsを通知する。
親局50および子局70-cは、以下の通りに連係することにより、両者の間に単信方式の無線伝送路を形成する。
親局50では、プロセッサ59は、操作者が(操作部を介して)通信相手として指示する子局(70-1〜70-nの何れか1つ)70-kの識別子kすると、上記特定の周波数fsを周波数変換部52に与え、かつ変調部51、電力増幅部53および整合部54を起動する。
なお、このような送信波が生成される過程では、上記変調部51、電力増幅部53および整合部54は、プロセッサ59の配下で作動する。
なお、このような復調信号が生成される過程では、上記整合部72-k、増幅部73-kおよび復調部75-kは、プロセッサ79-kの配下で作動する。
子局70-cでは、プロセッサ79-cは、操作者が親局に対する上り伝送情報の送信を要求すると、変調部76-c、電力増幅部78-cおよび整合部72-cを起動する。
なお、このような送信波が生成される過程では、上記変調部76-c、電力増幅部78-cおよび整合部72-cは、プロセッサ79-cの配下で作動する。
なお、このような復調信号が生成される過程では、上記整合部54、増幅部56および復調部58は、プロセッサ59の配下で作動する。
なお、本発明に関連した先行技術には、以下に列記する特許文献1ないし特許文献4がある。
したがって、子局70-1〜70-nの内、特定の周波数fsのチャネルを介して単信方式による通信を親局50行っている子局以外の子局は、上記特定の周波数fsが親局50との通信に用いられるべき無線周波数として相応しくなく、あるいはその特定の周波数fsによる送信や受信ができない場合には、既に行われている親局50との通信に参加することができなかった。
しかし、このような自動回線接続機能によって設定された無線周波数は、一般に、上記通信のために固定され、他の無線周波数と併用されることがなかった。
したがって、従来例では、既に親局50と通信している子局以外の子局によるその通信への参加は、容易には実現されなかった。
しかし、このような中継は、中継が行われるべき無線チャネル(周波数)の組み合わせが多様であり、しかも、子局70-cの構成が複雑化してコスト高となるために、実際には適用され難かった。
前記複数の無線局と連係することにより、前記複数の無線局に予め割り付けられるチャネルを設定しあるいは更新するチャネル維持手段を備えた
また、本発明では、複数の無線局は、何れも、本発明に係る通信制御装置が備えられた受信端に対向する送信端であった他の無線局に代わる送信端として柔軟に機能することが可能となる。
また、本発明に係る通信制御装置が備えられた無線局と既述の複数の無線局との間における無線伝送路は、実体的な特性や物理的な経路が多様にかつ広範に異なる場合であっても、伝送品質に大きな格差を伴うことなく形成される。
したがって、本発明が適用された無線通信系では、複数の無線局の何れも、構成が基本的に大幅に変更されるにもかかわらず、本発明に係る通信制御装置が備えられた無線局と先行して通信を行っていた他の無線局と共にあるいは代わって、その通信に安価に参加することが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態を示す図である。
図において、図5に示す従来例と構成および機能が同じものについては、同じ符号を付与し、ここではその説明を省略する。
なお、以下では、子局70A-1〜70A-nに共通の事項については、添え番号「1」〜「n」の何れにも該当し得ることを意味する添え文字「c」を付与して記述する。
子局70A-cの構成は、既述のプロセッサ79-cに代えてプロセッサ79A-cが備えられた点で、図5に示す子局70-cの構成と異なる。
図3は、本実施形態の動作を説明する図である。
以下、図1、図2、図3および図6を参照して、本実施形態の動作を説明する。
(1) 周波数テーブル59Tが更新されても、既述の特定の周波数fsを識別して子局70A-1〜70A-n宛に通知する処理は行わない。
なお、本実施形態において行われる通信制御の前提は、以下の点で図5に示す従来例と同様である。
(2) 子局70A-1〜70A-nは、何れも、送信端と受信端との双方または何れか一方として、上記ゾーン60を介して親局10のみと単信方式により通信を行い得る。
親局10では、プロセッサ11は、操作者が(操作部を介して)通信相手として指示する子局(70A-1〜70A-nの何れか1つ)70A-kの識別子kを識別する(図3(3))と、その識別子kに対応して周波数テーブル59Tに登録されている無線周波数fkを特定し(図2ステップS2)、その無線周波数fkを周波数変換部52に与える(図2ステップS3)と共に、変調部51、電力増幅部53および整合部54を起動する(図2ステップS4、図3(4))。
親局10からゾーン60を介してアンテナ71-kに到来し、かつ無線周波数がfkである到来波は、整合部72-kおよび増幅部73-kによって増幅され、さらに、周波数変換部74-kが行う周波数変換の下でベースバンド信号に変換される。復調部75-kは、このようなベースバンド信号を復調することにより既述の下りの伝送情報(音声等を示す。)を示す復調信号を生成する。
子局70A-cでは、プロセッサ79A-cは、操作者が親局に対する上り伝送情報の送信を要求する(図3(6))と、既述の通りに自局に予め割り付けられた無線周波数fkを周波数変換部77-cに与え、かつ変調部76-c、電力増幅部78-cおよび整合部72-cを起動する。
(1) 該当する無線周波数Fiが割り付けられた子局の組み合わせと、この組み合わせに含まれる子局のユニークワードの列とを識別する。
(1) 親局10および子局70A-1〜70A-nの地理的な位置
(2) 子局70A-1〜70A-nの台数n
(3) 親局10および子局70A-1〜70A-nの間に無線伝送路が形成されるべき周波数帯
(5) これらの無線伝送路に適用される変復調方式
(6) これらの無線伝送路の形成を実現する多元接続方式(圧縮符号化技術および時分割多重化技術の併用により複数のチャネルを形成する方式を含む。)
しかし、このような識別の基準は、例えば、「下りフレーム」にユニークワードuwiが含まれることに代えて(あるいは併せて)、該当する到来波の伝送品質が所定の閾値を超えていることであってもよい。
しかし、これらの伝送情報は、全二重方式のチャネルを介して並行して伝送されてもよい。
しかし、これらの伝送情報は、例えば、以下の何れであってもよい。
(1) ディジタル情報(何らかの符号化処理の下で生成されたものを含む。)
(2) 所定の搬送波やトーン信号等のアナログ信号に、例えば、ASK(Amplitude Shift Keying)、FSK(Frequency Shift Keying)、PSK(Phase Shift Keying)等の変調処理が施されることによって得られた符号(の列)
(1) 子局70A-1〜70A-nに予め個別に割り付けられるチャネルは、上記移動通信システムにおいて子が生起した端末に重複することなく適宜割り付けられる空チャネルと異なる。
前記伝送情報には、
前記複数の無線局と、前記通信制御装置を含む無線局との間における無線伝送の通信手順に供される制御情報が含まれる
ことを特徴とする通信制御装置。
したがって、本発明によれば、上述した無線伝送に供される無線伝送路の多様な属性や特徴に対する柔軟な適応が可能となる。
11,59,79,79A プロセッサ
51,76 変調部
52,57,74,77 周波数変換部
53,78 電力増幅部
54,72 整合部
55,71 アンテナ
56,73 増幅部
58,75 復調部
59T 周波数テーブル
60 ゾーン
70,70A 子局
Claims (5)
- 予めチャネルが個別に割り付けられた複数の無線局の内、指定された特定の無線局宛に無線伝送されるべき伝送情報を生成する通信制御装置であって、
前記特定の無線局に予め割り付けられた特定のチャネルを識別するチャネル識別手段と、
前記特定のチャネルを介して前記特定の無線局に無線伝送されるべき伝送情報に、前記特定の無線局の識別子を付加する識別子付加手段と
を備えたことを特徴とする通信制御装置。 - 予めチャネルが個別に割り付けられた複数の無線局の内、特定の無線局から無線伝送された伝送情報を識別する通信制御装置であって、
前記複数の無線局に予め割り付けられた個々のチャネルをスキャンし、前記個々のチャネルの何れかを介して到来する到来波を監視する到来波監視手段と、
前記個々のチャネルを介して到来した到来波に、前記到来波の送信元に該当する無線局に付与された識別子と共に含まれる伝送情報を識別する伝送情報識別手段と
を備えたことを特徴とする通信制御装置。 - 請求項1または請求項2に記載の通信制御装置において、
前記複数の無線局と連係することにより、前記複数の無線局に予め割り付けられるチャネルを設定しあるいは更新するチャネル維持手段を備えた
ことを特徴とする通信制御装置。 - 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の通信制御装置において、
前記複数の無線局には、
前記通信制御装置が備えられた無線局との間における無線伝送の伝送品質が最良でありまたは所定の閾値を上回るチャネルが予め個別に割り付けられた
ことを特徴とする通信制御装置。 - 請求項4に記載の通信制御装置において、
前記複数の無線局と、前記通信制御装置が備えられた無線局との間における無線伝送は単信方式で行われ、
前記複数の無線局の全てまたは一部には、
同じチャネルが割り付けられた
ことを特徴とする通信制御装置。
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