JP2012105072A - アンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】端面数を少なく、直角の角部の数を減らして高い周波数の送受信に使用しても性能劣化の少ないアンテナを提供する。
【解決手段】下面に導体の地板4が形成された誘電体基板2の上面に導体で形成されたパッチアンテナ部10とこれに接続する給電回路5とを備えるマイクロストリップパッチアンテナ11,12において、給電回路5のパッチアンテナ部10への接続が、パッチアンテナ部10の給電回路5が接続される一辺の中心から何れか一方の端部側に、アンテナの伝送損失が所定値以下となる所定距離だけオフセットする。所定距離は、パッチアンテナ部10の給電回路5が接続される一辺の中心からパッチアンテナ部10の一方の端部までの距離を1とした場合に、0.2〜0.7とすれば良い。
【選択図】図2

Description

本発明はアンテナに関し、特に、給電回路が接続するアンテナ部の構成が簡素であり、レーダ装置からの電波の送信及び受信用のアンテナに用いることができるアンテナに関する。
近年、自動車等の車両の走行安全性を向上させる技術の1つとして、衝突防止や自動追尾に用いられるレーダ装置がある。車載のレーダ装置では車両の前方に電波を送信し、車両前方に位置する目標物(物標)で反射された電波を受信することによって車両と物標との距離や角度を推定する。このようなレーダ装置では、電波の送受信にマイクロストリップパッチアンテナ、或いはスロットアンテナが使用される。
図1(a)は一般的なマイクロストリップアンテナ1の構成を示すものである。マイクロストリップアンテナ1は、誘電体基板2、誘電体基板2の上にエッチングにより形成されたパッチアンテナ部3、及び誘電体基板2の底面に形成されたグランド板4を備える。パッチアンテナ部3とグランド板4とは銅箔で形成される。グランド板は接地板や地板とも呼ばれる。また、パッチアンテナ部3には給電回路が接続される。
図1(b)は、従来のパッチアンテナ部3Aとこれに接続する給電回路5を備えたマイクロストリップパッチアンテナ9Aの一例を示すものである。この例のマイクロストリップパッチアンテナ9Aには、パッチアンテナ部3Aにインピーダンス整合をとるためのスリット6が形成されており、入力インピーダンスを50Ωに整合させた給電線路5がパッチアンテナ部3Aに接続されている。パッチアンテナ部3Aの偏波方向の長さは、送受信する電波の動作周波数が伝播する波長(以後管内波長という)λgの概ね半分の長さの整数倍である。
図1(c)は、従来の別の例のパッチアンテナ部3Bとこれに接続する給電回路5を備えたマイクロストリップパッチアンテナ9Bを示すものである。この例のマイクロストリップパッチアンテナ9Bには、パッチアンテナ部3Bに高いインピーダンスの端部で接続するために、給電回路5にインピーダンス変成器7が形成されている。インピーダンス変成器7に接続する給電回路5は、入力インピーダンスを50Ωに整合させてある。パッチアンテナ部3Bの偏波方向の長さは、管内波長λgの概ね半分の整数倍の長さであり、インピーダンス変成器7の長さは管内波長λgの概ね四分の一の長さの整数倍である。
一方、車両に搭載されるレーダ装置の送受信アンテナとして、マイクロストリップ導体を用いた平面アレーアンテナを使用するものが特許文献1に、接地板(グランド板)にスロット線路を設けてスロット線路の両側にスロット素子を形成したスロットアレーアンテナが特許文献2に開示されている。特許文献1に開示の平面アレーアンテナはマイクロストリップ線路に対して傾斜した方向の偏波を送受信するものであり、特許文献1の図7(b)には、給電ストリップ線路の終端部から有効に電力を放射させるために、本願の図1(b)に示した形状のパッチアンテナ部を備えたマイクロストリップアンテナ素子を設けた実施例が開示されている。同様に、特許文献2に開示のスロットアレーアンテナはスロット線路に対して傾斜した方向の偏波を送受信するものであり、特許文献2の図7(b)には、スロット線路の終端部から有効に電力を放射させるためのスロット素子を設けた実施例が開示されている。
特許第3306592号公報(図7(b))
特開2001−111337号公報(図7(b))
しかしながら、パッチアンテナ部と給電回路とのインピーダンス整合をとるために、本願の図1(b)に示すようにパッチアンテナ部3Aにスリット6を設けると、アンテナ形状が複雑になり、パッチアンテナ部3Aのエッチングが困難になる。また、本願の図1(c)に示すようにパッチアンテナ部3Bに高インピイーダンスのインピーダンス変成器7を接続すると、インピーダンス変成器7の線路の幅が非常に細くなり、76.5GHz送受信用の場合、線路の幅が20μm程度となって、加工限界の最小線路幅である100μmよりも線幅が狭くなってしまい、加工保証できなかった。
そして、マイクロストリップパッチアンテナを高い周波数の送受信に使用する場合、動作周波数の波長が短いために少しの寸法誤差が性能に与える影響が大きい。即ち、本願の図1(b)、(c)に示した従来構造のマイクロストリップパッチアンテナ9A,9Bは、端面数が多く、構造が複雑であるため、エッチングなどによるパターン成形時の製造誤差による性能劣化が大きいという問題があった。また、特許文献2に開示のスロットアレーアンテナにおいても、スロットアンテナのスロットパターン加工時の製造誤差による性能劣化というマイクロストリップパッチアンテナと同様の問題点があると共に、特許文献2の図7(b)に開示のように、スロット線路の終端部にスロット素子の角部を接続した時に、終端部に到達した残留電力が有効に放射されないという問題点があった。
本発明は前記従来のマイクロストリップパッチアンテナ及びスロットアンテナにおける問題点を解消し、パッチアンテナ部やスロットアンテナ部の端面数を少なく、直角の角部の数を減らしてアンテナ部の構造を簡素化することによって寸法誤差を低減し、マイクロストリップパッチアンテナ及びスロットアンテナを高い周波数の送受信に使用する場合でも、性能劣化の少ないアンテナを提供することを目的としている。また、マイクロストリップパッチアンテナ及びスロットアンテナのアンテナ部をアレーアンテナの終端部に接続した場合における残留電力を有効に放射させることができるアンテナを提供することを目的としている。
前記目的を達成する本発明のアンテナは、下面に導体のグランド板が形成された誘電体基板の上面に導体で形成された矩形状のアンテナ部とこれに接続する導体で形成された給電回路とを備えるマイクロストリップパッチアンテナ、及び導体で形成されたグランド板に矩形状のスロットによって形成されたアンテナ部とこれに接続するスリットからなる給電回路とを備えるスロットアンテナにおいて、給電回路のアンテナ部への接続を、アンテナ部の給電回路が接続される一辺の中心から何れか一方の端部側に、アンテナの伝送損失が所定値以下となる所定距離だけオフセットしたことを特徴としている。
本発明のアンテナによれば、アンテナ部を矩形状とし、給電回路のアンテナ部への接続を、アンテナ部の給電回路が接続される一辺の中心から何れか一方の端部側に所定距離だけオフセットしたことにより、アンテナ部の端面数を少なく、直角の角部の数を減らしてアンテナ部の構造を簡素化してアンテナ製造時の寸法誤差を低減できる。また、この構成により、マイクロストリップパッチアンテナ及びスロットアンテナを高い周波数の送受信に使用する場合でも性能劣化が少ないという効果がある。更に、給電回路の両辺に放射アンテナ素子を等間隔に接続したアレーアンテナの終端部に本発明のアンテナを接続すれば、給電回路の入力端から供給され給電回路を進行して終端部に達した残留電力をアンテナ部から有効に放射させることができるという効果がある。
(a)はマイクロストリップパッチアンテナの一般的な構成を示す断面図、(b)は従来のマイクロストリップパッチアンテナの一例の形状を示す平面図、(c)はマイクロストリップパッチアンテナの他の例の形状を示す平面図である。 (a)は本発明の第1の実施例のマイクロストリップパッチアンテナのパッチアンテナ部の形状を示す平面図、(b)は本発明の第1の実施例のマイクロストリップパッチアンテナの全体構成を示す斜視図、(c)は本発明の第2の実施例のマイクロストリップパッチアンテナのパッチアンテナ部の形状を示す平面図、(d)は本発明の第2の実施例のマイクロストリップパッチアンテナの全体構成を示す斜視図である。 (a)は第1の実施例のパッチアンテナ部における給電回路を接続する辺の端部におけるこの辺に直交する方向のインピーダンス変化を示す特性図、(b)は第1の実施例のパッチアンテナ部における給電回路を接続する辺に平行な方向のインピーダンスを測定する3つの部分の場所を示す図、(c)は(b)に示す場所における入力インピーダンスの変化を示す特性図である。 (a)は長辺を送受信周波数の波長とし、短辺を送受信周波数の半波長とした第1の実施例のパッチアンテナ部の、給電回路側の辺の中心部に給電回路の中心線を合わせて接続した状態を示す図、(b)は給電回路のパッチアンテナ部への接続部を(a)に示した位置から一方の端部側に所定距離だけオフセットさせた状態を示す図、(c)は給電回路のパッチアンテナ部への接続部をパッチアンテナ部の一方の端部にした状態を示す図である。 (a)は給電回路のパッチアンテナ部への接続箇所を図4(a)に示す位置から図4(c)に示す位置及びその反対側の端部位置まで次第にオフセットして接続した時のパッチアンテナ部の特性変化を示すマップ図、(b)は(a)に示すマップにおける伝送損失と反射係数の連続的な変化を示す特性図である。 (a)は本発明の第2の実施例のマイクロストリップパッチアンテナを、給電ストリップ線路の終端部に備えたマイクロストリップアレーアンテナの基本構成を示す平面図、(b)は(a)に示すマイクロストリップアレーアンテナを複数本並列に並べた構成のアンテナを示す平面図である。 図6(a)に示したマイクロストリップパッチアレーアンテナを用いて構成したレーダ装置のアンテナの一実施例の構成を示す平面図である。 従来構造のパッチアンテナ部と本発明の構造のパッチアンテナ部の共振長が製造誤差によって変化した場合の正面利得の変化を示す特性図である。 (a)は本発明の第3の実施例のスロットアンテナのスロットアンテナ部の形状を示す平面図、(b)は本発明の第3の実施例のスロットアンテナの全体構成を示す斜視図、(c)は本発明の第4の実施例のスロットアンテナのスロットアンテナ部の形状を示す平面図、(d)は本発明の第4の実施例のスロットアンテナの全体構成を示す斜視図である。
以下、添付図面を用いて本発明の実施の形態を、具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。なお、本発明はマイクロストリップパッチアンテナ及びスロットアンテナの両方のアンテナに適用できるものであるが、まず最初に本発明を適用可能な第1の形態であるマイクロストリップパッチアンテナへの適用について説明し、その後に本発明を適用可能な第2の形態であるスロットアンテナを説明する。ここでは、図1において説明した従来のマイクロストリップパッチアンテナ9A,9Bと同じ構成部材については、同じ符号を付して説明する。
なお、第1の形態のマイクロストリップパッチアンテナは下面に導体のグランド板が形成された誘電体基板の上面に、導体で形成されたパッチアンテナ部と給電回路とを備えるものであり、第2の形態のスロットアンテナはグランド板に矩形状の開口部を設けたスロットアンテナ部と、これに接続するスリット状の開口部で形成された給電回路とを備えるものであるが、両者を平面視した構成は全く同じに見える。よって、本発明の実施の形態ではマイクロストリップパッチアンテナの構成について詳細に説明し、説明の重複を避けるためにスロットアンテナの構成については基本的な部分及び相違点のみを説明する。
図2(a)、(b)は本発明の第1の実施例であるマイクロストリップパッチアンテナ11を示すものである。パッチアンテナ部10と給電回路5は、グランド板4が裏面に積層された誘電体基板2の上に銅箔で形成される。図2(b)に示されるマイクロストリップパッチアンテナ11は、例えば厚さ0.124mm、比誘電率2.2の誘電体基板2の両面に、18μmの銅箔を設けたものであり、パッチアンテナ部10と給電回路5のパターンは、銅箔にエッチングを施すことによって形成することができる。
パッチアンテナ部10は矩形であり、給電回路5はパッチアンテナ部10の一辺に、この辺の中心点から左右何れかの方向にオフセットした位置にこの辺に直交した状態で接続される。給電回路5のパッチアンテナ部10の一辺への接続箇所は、パッチアンテナ部10と給電回路5のインピーダンス整合が得られる場所とする。例えば、給電回路5のインピーダンスが60Ωの場合、パッチアンテナ部10の給電回路5を接続する場所の入力インピーダンスは60Ω近傍とする。給電回路5を接続するこのようなパッチアンテナ部10の一辺上の場所は、後に詳述するが、この辺の中心点から左右何れかの方向に所定距離だけ離れた位置にある。
図2(a)、(b)に示した矩形状のパッチアンテナ部10の長辺の長さは、概ねマイクロストリップパッチアンテナ11が受信する電波の動作周波数が伝搬する管内波長λgの整数倍であり、短辺の長さはマイクロストリップパッチアンテナ11が受信する電波の動作周波数が伝搬する管内波長λgの概ね半分の整数倍である。また、図2(a)に矢印で示すように、パッチアンテナ部10の短辺方向がマイクロストリップパッチアンテナ11が受信する電波の偏波方向となっている。例えば、車載用のレーダ装置では、パッチアンテナ部10の長辺の長さをマイクロストリップパッチアンテナ11が受信する電波の管内波長λgとし、短編の長さを管内波長λgの半分とすることができる。
図2(c)、(d)は本発明の第2の実施例のマイクロストリップパッチアンテナ12を示すものである。パッチアンテナ部10と給電回路5は、第1の実施例のマイクロストリップパッチアンテナ11と同様の寸法を備えた誘電体基板2の上に、銅箔をエッチングして形成される。第2の実施例のパッチアンテナ部10の寸法は、第1の実施例のマイクロストリップパッチアンテナ11のパッチアンテナ部10の寸法と同じで良い。給電回路5のパッチアンテナ部10への接続位置は、第1の実施例のマイクロストリップパッチアンテナ11と同じで良い。即ち、第1の実施例では給電回路5がパッチアンテナ部10に対して直角に接続されるのに対して、第2の実施例では給電回路5がパッチアンテナ部10に対してオフセットした側に45度傾斜した状態で接続される。
したがって、第2の実施例のパッチアンテナ部10は、偏波方向が図2(c)の左上から右下に45度傾斜する偏波面を持つ電波(地面に対して斜め45度方向の直線偏波)を受信する。このように偏波方向を45度傾ける理由は、車載レーダ装置ではレーダ装置を搭載した対向車からの放射電波と自車からの放射電波の干渉を避けるためである。即ち、自車から放射する電波の偏波方向を図2(c)の左上から右下に45度傾斜する方向にしておけば、対向車から放射された電波の偏波方向は図2(c)の右上から左下に45度傾斜する方向になり、自車から放射する電波の偏波方向と直交し、干渉が避けられる。
ここで、給電回路5のパッチアンテナ部10への接続位置について説明する。図3(b)は第2の実施例のマイクロストリップパッチアンテナ12を示すものであり、偏波方向がパッチアンテナ部10の長辺に直交する方向であり、この偏波方向に対して直交する方向を共振方向とする。ここで、パッチアンテナ部10の給電回路5が接続する長辺の場所をA、反対側の長辺の場所をC、場所Aと場所Cの中間地点における共振方向の場所をBとする。また、パッチアンテナ部10の長辺の長さをλg、短辺の長さを二分のλgとする。
図3(a)は、図3(b)に示したパッチアンテナ部10の端部10Tにおける偏波方向の距離Lに対するインピーダンスZ0を示すものである。パッチアンテナ部10の端部10Tにおける偏波方向のインピーダンスZ0は、場所Aと場所Cで大きく、場所Bにおいて最も小さい。パッチアンテナ部10の偏波方向のインピーダンスZ0は、共振方向のどの場所においても似たような傾向を示し、場所BにおけるインピーダンスZ0が最も小さい。
また、図3(b)に示す場所A,B,Cにおいて、端部10Tからの距離(座標)に応じて抵抗値の測定を行うと、端面からの座標に応じた抵抗値(入力インピーダンス)の変化は図3(c)に示すようになる。この図から、場所Bでは入力インピーダンスが座標に関わらず最低であり、場所Cでは両端部を除いて座標によって入力インピーダンスの値が所定値から変化がない。これに対して、場所Aにおける入力インピーダンスは、座標に応じて大きく変化している。これは、パッチアンテナ部10の給電部側端面のインピーダンスは高次モードが発生することで位置によって変化するからである。
図3(c)から分かるように、給電回路5を場所Aにおけるパッチアンテナ部10の端部10Tに接続すると入力インピーダンスが高く、パッチアンテナ部10の場所Aの座標2.3辺りに接続すると入力インピーダンスが最も低い。そして、給電回路5をパッチアンテナ部10の高インピーダンスの場所に接続すると給電回路5からパッチアンテナ部10に入力された進行波の給電回路5への反射量が大きくなり、パッチアンテナ部10からの放射効率が低下する。よって、この反射量を小さくするためには、給電回路5はパッチアンテナ部10のインピーダンス整合がとれる位置に設ける必要がある。
ここで、パッチアンテナ部10に給電回路5を接続する場合のインピーダンス整合について説明する。図4(a)はパッチアンテナ部10の長辺の中心点を通る中心線CLに、給電回路5の中心線ALを合わせて接続した従来のマイクロストリップパッチアンテナ9Cを示すものである。給電回路5はパッチアンテナ部10に直角に接続されている。この状態のマイクロストリップパッチアンテナ9Cは、反射係数が0.9以上であり、伝送電力が18%であり、伝送損失が7dBであるとする。そして、中心線CLの位置を0として、中心線CLからパッチアンテナ部10の両方の端部までの長さが「1」であるとする。但し、パッチアンテナ部10の長辺の長さを、例えば送受信周波数λgとすると、長さ「1」はλgの半分である。
図4(a)の状態から図4(b)に示すように、パッチアンテナ部10に接続する給電回路5の中心線ALの位置を、パッチアンテナ部10の長辺の中心点を通る中心線CLから次第に離してゆき、図4(c)に示す端部位置まで「1」に対して「0.01」単位でオフセットする。図5(a)は、パッチアンテナ部10に接続する給電回路5の中心線ALを、パッチアンテナ部10の中心線CLから左右に次第にオフセットして行った時の、代表的なオフセット値Sに対するパッチアンテナ部10の特性変化を示すものである。図5(a)に示される負の数値は、パッチアンテナ部10の中心線CLから給電回路5を左側にオフセットした場合の数値であり、正の数値がパッチアンテナ部10の中心線CLから給電回路5を右側にオフセットした場合の数値である。
図5(a)には代表的なオフセット値Sに対するパッチアンテナ部10の抵抗、反射係数、伝送電力及び伝送損失が示してある。但し、パッチアンテナ部10に接続する給電回路5の抵抗を60Ωとし、波長λgは2.86mmとした場合のシミュレーション値である。また、図5(b)はパッチアンテナ部10に対する給電回路5の中心線ALのオフセット値Sを連続的に変化させた場合の、パッチアンテナ部10の伝送損失(実線)と反射係数(破線)の変化を示すものである。前述のように、パッチアンテナ部10の長辺の長さを送受信周波数の波長λgとすると、長さ「1」は波長λgの二分の一に対応する。即ち、図5(b)に示す特性は、送受信周波数が変わっても同様の特性を示し、長さ「1」が送受信周波数の波長λgの二分の一に対応する。
図5(b)に示される特性から分かるように、パッチアンテナ部10に対する給電回路5の中心線ALのオフセット値Sを変化させた場合のパッチアンテナ部10の伝送損失を1dB以下に抑える場合は、パッチアンテナ部10に対する給電回路5の中心線ALのオフセット値Sを、パッチアンテナ部10の中心線ALに対して左右に0.2〜0.7の範囲にすれば良く、最適値は0.5辺りであることが分かる。本発明のマイクロストリップパッチアンテナに好適な給電回路5のオフセット値Sは、図2(a)〜(d)に示した第1の実施例でも第2の実施例でも同じである。このことから、本発明のマイクロストリップパッチアンテナに好適な給電回路5のオフセット値Sは、パッチアンテナ部10の伝送損失を所定値以下にするように定めれば良い。
以上のことから、パッチアンテナ部10に対する給電回路5の中心線ALのオフセット値Sを変化させた場合のパッチアンテナ部10の伝送損失を最適にする場合は、パッチアンテナ部10に対する給電回路5の中心線ALのオフセット値Sを、パッチアンテナ部10の中心線ALに対して、パッチアンテナ部10が送受信する周波数の波長λgの四分の一の位置にすれば良いことが分かる。
図6(a)は本発明の第2の実施例のマイクロストリップパッチアンテナ12を、給電ストリップ線路15の終端部17に備えたマイクロストリップアレーアンテナAAの基本構成を示すものである。また、図6(b)は図6(a)に示す基本構成のマイクロストリップアレーアンテナAAを複数本並列に並べ、その入力端16を連絡回路18で接続したマイクロストリップアレーアンテナAA0を示すものである。本発明の第2の実施例のマイクロストリップパッチアンテナ12に接続する給電ストリップ線路15の両側には、矩形状のマイクロストリップアンテナ素子8が複数個、角部から給電されるように取り付けられている。給電ストリップ線路15の片方の側のマイクロストリップアンテナ素子8の取付間隔は、例えば管内波長λdの間隔である。
図6(a)または図6(b)のように構成されたマイクロストリップアレーアンテナAAまたはマイクロストリップアレーアンテナAA0では、図に対して垂直な方向から到来する電波を送受信することが可能である。また、マイクロストリップアレーアンテナAAまたはマイクロストリップアレーアンテナAA0が送受信する電波の偏波面は、図6(a)及び図6(b)に示す偏波方向である斜め45度に傾いている。そして、給電ストリップ線路15の終端17に第2の実施例のマイクロストリップパッチアンテナ12を接続することにより、マイクロストリップパッチアンテナ12の偏波方向がマイクロストリップアレーアンテナAAまたはマイクロストリップアレーアンテナAA0の偏波方向に一致し、給電ストリップ線路15の終端17に到達する残留電力を、従来のアンテナに比べて有効に放射することができる。
よって、従来は給電線路を曲げなければ偏波方向を傾けることができなかったのに対して、本実施例のマイクロストリップアレーアンテナAAまたはAA0では、給電回路を曲げることなく、第2の実施例のマイクロストリップパッチアンテナ12を使用するだけで偏波方向を一致させることができる。以上から、アンテナを設計する場合、図6(a)、(b)の構成とすることで、偏波方向が傾いた効率の良いアンテナを製造することができる。
図7は、図6(a)に示したマイクロストリップパッチアンテナAAを複数個用いて構成したレーダ装置用の送受信アンテナ20の具体的な実施例の構成を示すものである。この実施例では、給電端子C1〜C6のそれぞれの上下方向に、2つのマイクロストリップパッチアンテナAAの入力端16をそれぞれ接続し、マイクロストリップ線路15が直線状に配置されるようにしている。この図に示されるレーダ装置用の送受信アンテナ20は、紙面に対して垂直な方向から到来する偏波面がマイクロストリップ線路15に対して45度傾いた電波を受信することができる。
図7に示す具体例では、給電端子C1には2つのマイクロストリップパッチアンテナAA1、AA2が点対称に接続されてアンテナA1が構成され、以後同様に、給電端子C2〜C6に対して2つのマイクロストリップパッチアンテナAA3とAA4、AA5とAA6,AA7とAA8,AA9とAA10、AA11とAA12が接続されてアンテナA2〜A6が構成されている。よって、送受信アンテナ20には6個のアンテナA1〜A6が設けられている。また、送受信アンテナ20の両端部にはレーダ装置への取付孔19が設けられている。なお、1つの給電端子に対して更にマイクロストリップパッチアンテナの組を追加接続することも可能である。
図8は従来構造と本発明の構造のマイクロストリップパッチアンテナの共振長が製造誤差によって変化した場合の、アンテナの正面方向からの到来波を受信して得られる正面利得の変化をシミュレーションで確認した結果を示すものである。ここには従来構造におけるアンテナの正面利得の変化を破線で示してあり、本発明の構造におけるアンテナの正面利得の変化を実線で示してある。従来構造では共振長が製造誤差によって0.48λg〜0.52λg変化した場合、利得の低下が−3.5dBであった。これに対して、本願発明の構造では、第1と第2の両方の実施例のアンテナにおいて、共振長を製造誤差に対応する0.48λg〜0.52λgだけ変化させた場合、利得の低下は−1.8dBで済んだ。以上のことから、本発明の構造のマイクロストリップパッチアンテナは、従来構造のマイクロストリップパッチアンテナに比べて端面数が少なく構造が簡素であり、エッチングなどによるパターン成形時の製造誤差による性能劣化が小さく、製造誤差に強いことが確認できた。
更に、本願発明の構造はアンテナパターンにおける端面数(辺数)と角Rの個数を減らすことができる。例えば、図1(b)と図1(c)に示した従来構造のマイクロストリップパッチアンテナ10A、10Bの端面数は11、角Rの個数が10個であるのに対して、本発明の図2(a)、(c)に示したマイクロストリップパッチアンテナ11、12の端面数は7、角Rの個数が6個で済み、端面数では36%減、角Rの個数では40%減であり、エッチング等によるパターン成形時の製造誤差による性能劣化を小さくできる。この結果、本発明のマイクロストリップパッチアンテナでは、パッチアンテナ部の端面数を少なくし、直角の角部の数を減らしてパッチアンテナ部の構造を簡素化して寸法誤差を低減したので、マイクロストリップパッチアンテナを高い周波数の送受信に使用する場合の性能劣化が少ない。
次に、本発明を適用可能な第2の形態であるスロットアンテナについて説明する。図9(a)、(b)は本発明の第3の実施例のスロットアンテナ41を示すものである。スロットアンテナ部40と給電回路45は、誘電体基板43の上に設置された金属製のグランド板44の上にスリット状の開口部で形成される。図9(b)に示される本発明の第3の実施例のスロットアンテナ41は、例えば厚さ0.124mm、比誘電率2.2の誘電体基板43の上面に、18μmのグランド板44を設置して構成することができる。なお、誘電体基板43はない場合もあり、また、誘電体基板43がグランド板44の上に設置されることもある。
スロットアンテナ部40は矩形であり、給電回路45はスロットアンテナ部40の一辺に、この辺の中心点から左右何れかの方向にオフセットした位置にこの辺に直行した状態で接続される。給電回路45のスロットアンテナ部40への接続箇所は、スロットアンテナ部40と給電回路4のインピーダンス整合が得られる場所とする。例えば、給電回路45のインピーダンスが60Ωの場合、スロットアンテナ部40の給電回路45を接続する場所の入力インピーダンスは60Ω近傍とする。給電回路45を接続するこのようなスロットアンテナ部40の一辺上の場所は、前述のパッチアンテナ部10に給電回路5を接続する位置に器亜後に詳述するが、この辺の中心点から左右何れかの方向に所定距離だけ離れた位置にある。
図9(c)、(d)は本発明の第4の実施例のスロットアンテナ42を示すものである。スロットアンテナ部40と給電回路45は、第3の実施例のスロットアンテナ41と同様の寸法を備えた誘電体基板4の上に、設置される金属製のグランド板44にスリット状の開口部で形成される。第4の実施例のスロットアンテナ部40の寸法は、第3の実施例のスロットアンテナ41のスロットアンテナ部40の寸法と同じで良い。給電回路45のスロットアンテナ部40への接続位置は、第3の実施例のスロットアンテナ41と同じで良い。即ち、第3の実施例では給電回路45がスロットアンテナ部40に対して直角に接続されるのに対して、第4の実施例では給電回路45がスロットアンテナ部40に対してオフセットした側に45度傾斜した状態で接続される。
したがって、第4の実施例のスロットアンテナ部40は、偏波方向が図9(c)の左上から右下に45度傾斜する偏波面を持つ電波(地面に対して斜め45度方向の直線偏波)を受信する。このように偏波方向を45度傾ける理由は第1、第2の実施例におけるマイクロストリップパッチアンテナ11,12と同じであり、レーダ装置を搭載した対向車からの放射電波と自車からの放射電波の干渉を避けるためである。
第3、第4の実施例のスロットアンテナ41、42の構成は、第1、第2の実施例のマイクロストリップパッチアンテナ11,12における誘電体基板2の上に銅箔で形成されたパッチアンテナ部10と給電回路5とが、グランド板44にスリット状の開口部で形成されたスロットアンテナ部40と給電回路45で置き換えられたものである。そして、前述のマイクロストリップパッチアンテナ11,12に対して図3から図8を用いて説明した事項は、スロットアンテナ41、42及びスロットアンテナ41、42を用いて構成したスロットアレーアンテナに対しても全て同様に当てはまる。
即ち、第3、第4の実施例のスロットアンテナ41、42を用いて構成したスロットアレーアンテナに対しても、図6(a)、(b)のような構成、及び図7に示した構成が可能であり、その効果も図8に示した送受信アンテナ20における効果と同様である。よって、第3、第4の実施例のスロットアンテナ41、42に対するこれ以上の説明、及びスロットアンテナ41、42を用いて構成できるスロットアレーアンテナに対する説明は省略する。
1 マイクロストリップアンテナ
2、43 誘電体基板
3、10 パッチアンテナ部
4、44 グランド板
5、45 給電回路
8 放射アンテナ素子
11 第1の実施例のマイクロストリップアンテナ
12 第2の実施例のマイクロストリップアンテナ
15 マイクロストリップ線路
16 入力端
17 終端
18 連絡回路
20 送受信アンテナ
40 スロットアンテナ部
41 第3の実施例のスロットアンテナ
42 第4の実施例のスロットアンテナ
AA,AA0〜AA12 マイクロストリップアレーアンテナ
C1〜C6 給電端子
しかしながら、パッチアンテナ部と給電回路とのインピーダンス整合をとるために、本願の図1(b)に示すようにパッチアンテナ部3Aにスリット6を設けると、アンテナ形状が複雑になり、パッチアンテナ部3Aのエッチングが困難になる。また、本願の図1(c)に示すようにパッチアンテナ部3Bに高インピーダンスのインピーダンス変成器7を接続すると、インピーダンス変成器7の線路の幅が非常に細くなり、76.5GHz送受信用の場合、線路の幅が20μm程度となって、加工限界の最小線路幅である100μmよりも線幅が狭くなってしまい、加工保証できなかった。
スロットアンテナ部40は矩形であり、給電回路45はスロットアンテナ部40の一辺に、この辺の中心点から左右何れかの方向にオフセットした位置にこの辺に直行した状態で接続される。給電回路45のスロットアンテナ部40への接続箇所は、スロットアンテナ部40と給電回路4のインピーダンス整合が得られる場所とする。例えば、給電回路45のインピーダンスが60Ωの場合、スロットアンテナ部40の給電回路45を接続する場所の入力インピーダンスは60Ω近傍とする。給電回路45を接続するこのようなスロットアンテナ部40の一辺上の場所は、前述のパッチアンテナ部10に給電回路5を接続する位置と同様に、この辺の中心点から左右何れかの方向に所定距離だけ離れた位置にある。

Claims (17)

  1. 矩形状のアンテナ部と、前記アンテナ部の一辺に接続して前記アンテナ部に給電を行う給電回路とを備えるアンテナにおいて、
    前記給電回路の前記アンテナ部への接続が、前記アンテナ部の前記給電回路が接続される一辺の中心から何れか一方の端部側に、アンテナの伝送損失が所定値以下となる所定距離だけオフセットされていることを特徴とするアンテナ。
  2. 前記アンテナが、下面に導体のグランド板が形成された誘電体基板の上面に、導体で形成されたパッチアンテナ部と、これに接続する導体で形成された給電回路とを備えるマイクロストリップパッチアンテナであることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ。
  3. 前記誘電体基板上に前記給電回路が入力端と終端とを備える給電ストリップ線路として構成され、前記給電ストリップ線路の両側部に、所定間隔で矩形状のマイクロストリップアンテナ素子の角部を接続して平行に並べてアレー部が構成され、前記終端に前記パッチアンテナ部が接続されていることを特徴とする請求項2に記載のアンテナ。
  4. 前記誘電体基板上に前記給電ストリップ線路が複数個並列に並べられ、その入力端が連絡回路で接続されていることを特徴とする請求項3に記載のアンテナ。
  5. 前記誘電体基板上に1つの給電端子が設けられ、前記給電端子に対して点対称に前記アレー部が接続されていることを特徴とする請求項3に記載のアンテナ。
  6. 前記誘電体基板上に複数の給電端子が隣接して設けられ、前記給電端子の各個に対して点対称に前記アレー部が接続されていることを特徴とする請求項3に記載のアンテナ。
  7. 前記アンテナが、グランド板に矩形状の開口部を設けたスロットアンテナ部と、これに接続するスリット状の開口部で形成された給電回路とを備えるスロットアンテナであることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ。
  8. 前記グランド板の上面側或いは下面側に、前記グランド板の外形と同形状の誘電体基板が取り付けられていることを特徴とする請求項7に記載のアンテナ。
  9. 前記グランド板上に前記給電回路が入力端と終端とを備える給電スロット線路として構成され、前記給電スロット線路の両側部に、所定間隔で矩形状のスロット素子の角部を接続して平行に並べてアレー部が構成され、前記終端に前記スロットアンテナ部が接続されていることを特徴とする請求項7又は8に記載のアンテナ。
  10. 前記グランド板上に前記給電スロット線路が複数個並列に並べられ、その入力端が連絡スロットで接続されていることを特徴とする請求項7又は8に記載のアンテナ。
  11. 前記グランド板上に1つの給電スロットが設けられ、前記給電スロットに対して点対称に前記アレー部が接続されていることを特徴とする請求項7又は8に記載のアンテナ。
  12. 前記グランド板上に複数の給電スロットが隣接して設けられ、前記給電スロットの各個に対して点対称に前記アレー部が接続されていることを特徴とする請求項7又は8に記載のアンテナ。
  13. 前記所定距離は、前記アンテナ部の前記給電回路が接続される一辺の中心から両方の端部までの距離を1とした場合に、0.2〜0.7の範囲内であることを特徴とする請求項1から12の何れか1項に記載のアンテナ。
  14. 前記アンテナ部の偏波方向に直交する方向の長さは、前記アンテナが受信する電波の動作周波数が伝搬する管内波長の整数倍であり、前記アンテナ部の偏波方向の長さは、前記管内波長の半分の整数倍であることを特徴とする請求項1から13の何れか1項に記載のアンテナ。
  15. 前記所定距離が前記管内波長の四分の一の整数倍の距離であることを特徴とする請求項14に記載のアンテナ。
  16. 前記アンテナ部の前記給電回路が接続される一辺に対して、前記給電回路が垂直に接続されることを特徴とする請求項1から15の何れか1項に記載のアンテナ。
  17. 前記アンテナ部の前記給電回路が接続される一辺に対して、前記給電回路が左右何れかに45度傾斜して接続されることを特徴とする請求項1から15の何れか1項に記載のアンテナ。
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