JP2001111337A - スロットアレーアンテナ - Google Patents

スロットアレーアンテナ

Info

Publication number
JP2001111337A
JP2001111337A JP29021199A JP29021199A JP2001111337A JP 2001111337 A JP2001111337 A JP 2001111337A JP 29021199 A JP29021199 A JP 29021199A JP 29021199 A JP29021199 A JP 29021199A JP 2001111337 A JP2001111337 A JP 2001111337A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slot
line
array antenna
width
antenna according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29021199A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Iizuka
英男 飯塚
Kunio Sakakibara
久二男 榊原
Toshiaki Watanabe
俊明 渡辺
Kunitoshi Nishikawa
訓利 西川
Kazuo Sato
和夫 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Central R&D Labs Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Central R&D Labs Inc filed Critical Toyota Central R&D Labs Inc
Priority to JP29021199A priority Critical patent/JP2001111337A/ja
Publication of JP2001111337A publication Critical patent/JP2001111337A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Waveguide Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】スロットライン給電可能なスロットアレーアン
テナを提供すること、及び給電線路に対して傾斜した方
向の偏波を得ること。 【解決手段】接地導体層(接地板)11に、直線状に延び
たスロット線路13と、その線路13から突出した10
個のスリット状の開口部のスロット素子14a〜14jとを形
成する。これらは略45度の向きに傾斜して突設され、
間隔dは、設計周波数におけるスロット線路13を伝搬
する波長λg、長さは約λg/2に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に搭載する
レーダの送信及び受信アンテナに用いることができるス
ロット線路を用いた平面アレーアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロ波やミリ波で用いられる
平面形のスロットアンテナとしては、例えば特公昭57-1
3163号公報に開示されるようなマイクロストリップスロ
ットアレー90などが知られている。図25に示すマイ
クロストリップスロットアレー90では、導電板93に
設けられた複数のスロット素子94(A1〜AN、B1
N)の給電に、誘電体基板91の背面に形成された給
電マイクロストリップライン92が用いられている。即
ち、各素子はスロットであり、そのスロットにはマイク
ロストリップラインを伝導する高周波電流により給電し
ている。また、マイクロストリップライン92の長さ方
向に対し、スロットは直角方向に形成されており、電界
はマイクロストリップライン92の長さ方向に平行な偏
波として放射される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したマイクロスト
リップライン給電のスロットアレーアンテナは薄型でか
つ生産性に優れているという特徴を有しており、マイク
ロ波帯において多くのシステムに応用されている。ま
た、ミリ波帯においては、衝突防止やACC(AdaptiveCrui
se Control)のためのセンサーとしての車載レーダなど
に応用可能である。
【0004】一方、装置の小型、低コスト化を目的にア
ンテナとマイクロ波又はミリ波のデバイスや回路を一体
化させるモジュール化技術が着目され開発されてきてい
る。アンテナ、デバイス、及び回路を一体化させる際に
重要なこととして、各々の伝送線路の形態が異なる場合
の伝送線路間の変換効率が重要となってくる。デバイス
や回路側に用いられる伝送線路としては、コープレナ線
路が一般的である。一方、アンテナの給電線路として
は、マイクロストリップ線路やスロットラインなどが一
般的である。
【0005】一般に、コープレナ線路を他の伝送線路形
態に変換する場合、マイクロストリップ線路に変換する
よりもスロット線路に変換するほうが変換効率が良い
(損失が少ない)。このため、スロットラインで給電可能
なアンテナが望まれている。
【0006】また、車載レーダでは、前方より走行して
くるレーダを搭載した対向車からの放射電波との干渉を
避けるため、地面に対して斜め45度方向の直線偏波を
使用する必要がある。しかしながら、従来例に示したよ
うな従来の構成では、定在波励振型、進行波励振型に関
わらず、スロットアンテナ素子が給電線路から直角方向
に配置されているので、マイクロストリップラインと平
行な方向の偏波しか発生することができない。すなわ
ち、所望の偏波方向が得られない。
【0007】本発明は上記した課題を解決するために成
されたものであり、その目的は、スロットライン給電可
能なスロットアレーアンテナを提供することである。ま
た、給電線路に対して傾斜した方向の偏波を得ることを
可能とすることである。さらに、他の目的は、反射特性
に優れ放射効率の良いスロットアレーアンテナを提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1の発明の構成は、接地板と、その接地板に形
成されたスリット状の開口部から形成されたスロットア
レーアンテナにおいて、スリット状の開口部は、線状に
配設されたスロット線路と、スロット線路の両側辺のう
ち少なくとも一方の第1側辺に沿って所定間隔で、その
側辺から接続配列された複数のスロット素子とから成
り、各スロット素子は、長さが予め設定された動作周波
数におけるスロット線路を伝搬する波長の概1/2の整
数倍であり、幅が所望の指向特性を提供するように予め
設定された各スロット素子の励振振幅の位置に関する分
布に対応した幅の分布を有し、一端がスロット線路と接
続され他端が短絡されたスリット状の開口部で構成され
ることを特徴とする。
【0009】請求項2の発明は、第1の接地板と第2の
接地板と、第1の接地板に形成されたスリット状の開口
部から形成されたスロットアレーアンテナにおいて、ス
リット状の開口部は、線状に配設されたスロット線路
と、スロット線路の両側辺のうち少なくとも一方の第1
側辺に沿って所定間隔で、その側辺から接続配列された
複数のスロット素子とから成り、各スロット素子は、長
さが予め設定された動作周波数におけるスロット線路を
伝搬する波長の概1/2の整数倍であり、幅が所望の指
向特性を提供するように予め設定された各スロット素子
の励振振幅の位置に関する分布に対応した幅の分布を有
し、一端がスロット線路と接続され他端が短絡されたス
リット状の開口部で構成されることを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、接地板の表面または裏
面の少なくとも一方の面に接して誘電体板が設けられた
ことを特徴とする。
【0011】請求項4の発明は、第1の接地板の表面ま
たは裏面の少なくとも一方の面に接して誘電体板が設け
られたことを特徴とする。
【0012】請求項5の発明は、スロット素子をその幅
が長さよりも小さい短冊形状としたことを特徴とする。
【0013】請求項6の発明は、スロット素子を矩形形
状とし、その矩形形状の1つの頂角付近でのみスロット
線路に接続したことを特徴とする。
【0014】請求項7の発明は、スロット素子は、前記
幅の分布において、前記スロット素子の前記幅を狭くす
る領域では、根元部から同一幅で前記スロット線路に接
続され前記幅が前記長さよりも小さい短冊形状をした素
子とし、前記スロット素子の前記幅を広くする領域で
は、頂角付近でのみ前記スロット線路に接続された矩形
形状の素子としたことを特徴とする。
【0015】請求項8の発明は、スロット素子が、スロ
ット線路に対して略45度をなすことを特徴とする。
【0016】請求項9の発明は、スロット素子を長さと
幅とが異なる矩形形状としたことを特徴とする。
【0017】請求項10の発明は、スロット素子のスロ
ット線路に接続される頂角をなす辺は、スロット線路と
略45度を成すことを特徴とする。
【0018】請求項11の発明は、スロット素子は、ス
ロット線路の第1側辺に沿って形成された第1スロット
素子と、その第1スロット素子と同様に構成されて、そ
れに略平行にスロット線路の他方の側辺である第2側辺
に沿って形成された第2スロット素子とから成ることを
特徴とする。
【0019】請求項12の発明は、スロット素子は、ス
ロット線路の第1側辺に沿って形成された第1スロット
素子が放射する電界方向と、他方の側辺である第2側辺
に沿って形成された第2スロット素子が放射する電界方
向とが略平行であることを特徴とする。
【0020】請求項13の発明は、第2スロット素子の
それぞれは、第1スロット素子のそれぞれがスロット線
路に沿って配列されている間隔の略中点に配置されてい
ることを特徴とする。
【0021】
【発明の作用及び効果】複数のスロット素子をスロット
線路の両側辺のうち少なくとも一方の第1側辺に沿って
所定間隔でその側辺に接続して配列したので、スロット
線路に対して平行ではなく任意の傾斜角度の偏波を生成
することができる。また、スロット素子の幅を所定の励
振振幅に対応させて変化せることで、所望の指向性を持
たせることができる。
【0022】請求項2の発明では、第1の接地板から設
計設計周波数における電波波長の概1/4倍の距離離隔
して第2の接地板を設けたので、単指向性の指向性ビー
ムとすることができる。
【0023】請求項3の発明では、接地板の表面または
背面の少なくとも一方に誘電体板を設けたので、誘電体
材料の波長短縮効果によりスロット素子を小型化するこ
とができ、隣接するスロット素子との結合を低減するこ
とができる。また、請求項4の発明においても、表面ま
たは背面の少なくとも一方に導体の接地板が形成された
誘電体基板とで、スロットアレーアンテナが構成されて
いるので、誘電体材料の波長短縮効果でスロット素子を
小型化することができ、隣接するスロット素子との結合
を低減することができる。
【0024】請求項5の発明では、スロット素子の幅を
その長さよりも小さい短冊形状としたことで、単一モー
ドの偏波を得ることができる。
【0025】請求項6の発明では、スロット素子を矩形
形状とし、その1つの頂角付近でのみスロット線路に接
続した構造としたので、長さ方向に平行な両辺の長さが
略同一となり、これにより長さと直交する方向に偏波し
た単一モードの電波を得ることができ、交差偏波レベル
の低い指向特性が得られる。よって、自動車のレーダの
アンテナとして使用した場合において、対向車からの電
波を受信することがない。また、スロット素子の幅をス
ロット線路上の位置によって変化せることで、所望の指
向性を持たせることができる。
【0026】請求項7の発明によれば、指向性を持たせ
るためにスロット線路に沿って要求されるスロット素子
の幅が変化するが、即ち、幅はスロット線路に沿った位
置の関数で分布しているが、この要求される幅に応じて
スロット素子の形状とスロット線路に対する接続形状と
を変化させることで、各素子での反射の小さなアレーア
ンテナが実現できる。よって、放射効率又は受信感度の
高いアレーアンテナ素子を製造することができる。
【0027】請求項8の発明では、スロット素子をスロ
ット線路に対して略45度をなす方向としたので、スロ
ット線路に対して略45度の方向を向いた偏波を生成す
ることができる。これにより、スロット線路を地面に対
して垂直に配置して自動車のレーダのアンテナとして使
用した場合において、対向車からの電波を受信を最も効
率良く排除することができる。
【0028】請求項9の発明によれば、スロット素子を
長さと幅の異なる矩形形状、即ち、長方形とすること
で、他のモードの励振をいっそう抑圧することができ、
容易に単一モードとすることができる。
【0029】請求項10の発明によれば、スロット素子
がスロット線路と接続する部分である頂角をなす辺がス
ロット線路の長さ方向に対して略45度を成すようにし
ているので、偏波方向を略45度することができ、請求
項8と同様な効果を奏する。
【0030】請求項11の発明によれば、スロット線路
の両側に、長さ方向の向きを同じとするスロット素子が
配列されているので、電波の放射能力を向上させ、受信
感度を向上させることができる。又、請求項12の発明
においても、第1スロット素子と第2スロット素子によ
る電波の偏波方向が同一となるため、電波の放射能力と
受信感度とを向上させることができる。
【0031】請求項13の発明によれば、両側のスロッ
ト素子がスロット線路に沿って交互に等間隔で配置され
ているので、効率の良い電波の放射及び受信が可能とな
り、所望の指向特性を向上させることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的な実施例に
基づいて説明する。図1は主として請求項1、5、8、
11、12、13に記載する発明に関する望ましい実施
態様(第1実施例)に係るスロットアレーアンテナ10
の構成を示す斜視図、図2(a)は同平面図、図2(b)は
(a)のA-A断面図である。接地導体層(接地板)11に、直
線状に延びたスロット線路13と、その線路13から突
出した10個のスリット状の開口部のスロット素子14a
〜14jとが形成されている。
【0033】スロット線路13の一方の第1側辺131
には、スリット状の開口部である短冊形状の第1スロッ
ト素子群14a〜14eが、略45度の向きに傾斜して突設さ
れている。その間隔dは、例えば設計周波数におけるス
ロット線路13を伝搬する波長λgであり、その長さ
(接続点中央pから短絡端qまでの距離)は伝搬する波
長λgの約半分に設定されている。突設されたスロット
素子群14aから14eの短絡端長辺はすべて平行でありスロ
ット線路に対して略+45度をなしている。さらにスロ
ット線路13の他方の第2側辺132には、同様に、短
冊形状の第2スロット素子群14f〜14jが第1スロット素
子群14a〜14eに平行に配設され、短絡端長辺はすべて平
行でありスロット線路に対して略−135度をなし、第
1放射素子群の短絡端の1辺とは平行である。第1スロ
ット素子群14a〜14eのそれぞれと、第2スロット素子群
14f〜14jのそれぞれとは、例えばd/2だけずらして配
置される。
【0034】入力端15から入力された電力は、その一
部が突設されたスロット素子14a、14f、14b…に順次結
合して放射され、その残された電力は進行方向(図2の
右方向)に伝播し徐々に減衰し、その残留電力が終端1
6に到達する。この動作の様子をスロット素子14単体
について、模式的にあらわしたものを図3に示す。入力
端(図中の左側)から入力された電力は、その一部がア
ンテナ素子14に結合し放射され、残された電力の大部
分は出力端(図中の右側)に透過する。また、インピー
ダンス不整合により、その一部の電力が反射され入力端
へもどる。すなわち、アンテナ素子からの放射量は、放
射量=入力−透過量−反射量という式で表され、スロッ
ト素子の入力に対する透過・反射量が求まれば一意に求
まる。なお、反射が放射や透過など比べ極めて小さい場
合は放射量≒入力−透過量となり、透過量のみが求まれ
ば放射量が一意に求まる。
【0035】ここで、本発明によるスロット素子14の
横幅を変えたときの透過量および反射量の変化を求めた
ものをそれぞれ図4および図5に示す。図4の横軸はス
ロット素子14の横幅をあらわし設計周波数における波
長λで規格化した値である。また縦軸は出力端への透過
量を入力に対する比で表したものである。図5の横軸
は、同様にスロット素子14の横幅をあらわし設計周波
数における波長λで規格化した値である。また縦軸は入
力端への反射量を入力に対する比で表したものである。
また、上述の式より、スロット素子の放射量を求めたも
のを図6に示す。この図を用い必要となるスロット素子
の励振振幅(放射量)に対する、スロット素子の幅を決
定することができる。例えば放射量10%が必要とされ
るとき、スロット素子の幅を0.13λとすればよい。
図1に示したアレーアンテナの設計では、予め決定され
た各スロット素子の所定の励振振幅(放射量)に応じ
て、各々のスロット素子の横幅を決定することにより、
所望の指向性を実現することができる。
【0036】また、図7(a)に示すように終端16に
は、残留電力を吸収するための整合終端素子61を設け
たり、有効に電力を放射させるために、例えばスロット
素子62などを設けても良い。
【0037】以上のような構成により、各スロット素子
の幅を変えることで各素子の励振振幅(放射量)を制御
することができるため、アンテナとして要求される指向
特性、すなわち利得やサイドローブのレベルなどを目的
(仕様)に応じたものにすることができる。また、スロ
ット素子14a〜14jは主にその短絡端から、スロット線路
13に対し斜め45度の方向(図2中の矢印E方向)に偏
波面をもつ電波を放射し又は受信するため、このような
直線状のスロット線路13を用いることにより斜め45
度に向いた偏波面を有するアレーアンテナを実現でき
る。
【0038】なお、上記実施例では接地板11のみで構
成される例を示したが、図8に示すように接地板11の
下面に誘電体基板12を設置したり、図9に示すように
接地板11の上面に誘電体板17を設置してもよい。ま
た、接地板11の両面に誘電体板12、17を設置して
もよい(請求項3)。
【0039】図10は主として請求項2、5、8、11
〜13に記載する発明に関する望ましい実施態様(第2
実施例)に係るスロットアレーアンテナ20の構成を示
す斜視図、図11(a)は同平面図、図11(b)は(a)のA-A
断面図である。第1の接地導体21と第2の接地導体2
8とから成り、第1の接地導体層(接地板)21に、直線
状に延びたスロット線路23と、その線路23から突出
した10個のスリット状の開口部のスロット素子24a〜2
4jとが形成されている。第1の接地板21と第2の接地
板28との間隔hは設計周波数の波長の略1/4倍に設
定される。
【0040】スロット線路23の一方の第1側辺231
には、スリット状の開口部である短冊形状の第1スロッ
ト素子群24a〜24eが、略45度の向きに傾斜して突設さ
れている。その間隔dは、例えば設計周波数におけるス
ロット線路23を伝搬する波長λgであり、その長さ
(接続点中央pから短絡端qまでの距離)は伝搬する波
長λgの約半分に設定されている。突設されたスロット
素子群24aから24eの短絡端長辺はすべて平行でありスロ
ット線路23に対して略+45度をなしている。さらに
スロット線路23の他方の第2側辺232には、同様
に、短冊形状の第2スロット素子群24f〜24jが第1スロ
ット素子群24a〜24eに平行に配設され、短絡端長辺はす
べて平行でありスロット線路23に対して略−135度
をなし、第1放射素子群の短絡端の1辺とは平行であ
る。第1スロット素子群24a〜24eのそれぞれと、第2ス
ロット素子群24f〜24jのそれぞれとは、例えばd/2だ
けずらして配置される。
【0041】入力端25から入力された電力は、その一
部が突設されたスロット素子24a、24f、24b…に順次結
合して放射され、その残された電力は進行方向(図11
の右方向)に伝播し徐々に減衰し、その残留電力が終端
26に到達する。
【0042】以上のような構成により、各スロット素子
の幅を変えることで各素子の励振振幅(放射量)を制御
することができるため、アンテナとして要求される指向
特性、すなわち利得やサイドローブのレベルなどを目的
(仕様)に応じたものにすることができる。また、スロ
ット素子24a〜24jは主にその短絡端から、スロット線路
23に対し斜め45度の方向(図2中の矢印E方向)に偏
波面をもつ電波を放射し又は受信するため、このような
直線状のスロット線路23を用いることにより斜め45
度に向いた偏波面を有するアレーアンテナを実現でき
る。さらに、接地板28を設けたことによりスロット素
子のに対して垂直面の双方向にもつ指向性を単方向の指
向性にすることができ、アンテナの利得を向上させるこ
とができる。
【0043】なお、図12に示すように前記第1の接地
板21と前記第2の接地板27との間を誘電体板22で
構成しても良い。また、図13に示すように前記第1の
接地板21の両面に誘電体板22、27を設けても良
い。誘電体板の比誘電率は任意の値に設定すれば良く、
その値は必要となる特性に応じて選択すれば良い(請求
項4)。
【0044】第1の実施例および第2の実施例のいずれ
の場合においても、スロット素子14a〜14jおよび24a〜2
4jの幅が広くなった場合、図14に示すように、スロッ
ト線路13および23に沿った前後の辺の長さLl、Lrが
大きく異なる場合がある。このような場合には、インピ
ーダンス不整合や不要となる高次のモードが発生すると
考えられる。
【0045】図5に示したごとく、横幅が広くなるにつ
れ入力端への反射量が増大し反射特性が悪化していく。
すなわち、相対的に横幅が広いスロット素子14および
24が多く使用されるアレーアンテナでは、反射が大き
くなるため個々のスロット素子が有効に動作しなくなる
ために、全体としての放射効率が悪化するという問題が
ある。
【0046】また、高次のモードが発生した場合には、
交差偏波レベルの上昇、利得の低下、指向性パターンの
乱れなどのさらなる特性劣化を引き起こす可能性があ
る。
【0047】そこで、このような問題を解消するため
に、次の第3実施例の構造が有効である。図15は主と
して請求項1〜4、6、8〜13に記載の発明に関する
望ましい実施態様(第3実施例)によるスロットアレー
アンテナ30の構成を示す斜視図、図16(a)は同平面
図、図16(b)は(a)のA-A断面図、図17は図16(a)の
B部の拡大図である。地導体層(接地板)31に、直線状
に延びたスロット線路33と、その線路33から突出し
た10個のスリット状の開口部のスロット素子34a〜34j
とが形成されている。
【0048】スロット線路33の一方の第1側辺331
には、スリット状の開口部である矩形形状の第1スロッ
ト素子群34a〜34eが、略45度の向きに傾斜して突設さ
れている。その間隔dは、設計周波数におけるスロット
線路33を伝搬する波長λgであり、その長さ(接続点
中央pから短絡端qまでの距離)は伝搬する波長λg
約半分に設定されている。突設された放射素子群34aか
ら34eの短絡端長辺はすべて平行でありスロット線路3
3に対して略+45度をなしている。さらにスロット線
路33の他方の第2側辺332には、同様に、短冊形状
の第2スロット素子群34f〜34jが第1スロット素子群34
a〜34eに平行に配設されている。短絡端長辺はすべて平
行でありスロット線路33に対して略−135度をな
し、第1放射素子群の短絡端長辺とは平行である。第1
スロット素子群34a〜34eのそれぞれと、第2スロット素
子群34f〜34jのそれぞれと、例えばd/2だけずらして
配置される。
【0049】スロット素子34a〜34jは、図17に示すよ
うに、その1つの頂角において、矩形のスロット素子の
短辺の長さWの約1/2以下の幅で、スロット線路33
の側辺に接続されている。
【0050】図18は第3実施例によるスロット素子3
4の横幅を変えたときの反射特性を示す。前述の第1実
施例によるスロット素子14の特性も合わせて示す。こ
こで、横軸はスロット素子14または34の横幅をあら
わし設計周波数における波長λで規格化した値である。
また縦軸は入力端への反射量を入力に対する比で表した
ものである。このように、第3実施例のスロット素子3
4では、横幅が大きくなっても入力端への反射量が増大
せず反射特性がほとんど悪化しない。すなわち、横幅が
広いスロット素子34が多く使用されるアレーアンテナ
においても、個々のスロット素子が有効に動作している
ため、極めて放射効率の良いアレーアンテナを実現でき
る。
【0051】入力端35から入力された電力は、矩形の
スロット素子34a、34f、34b、…に順次結合し放射さ
れ、その残された電力は進行方向(図16中の右方向)
に伝播し徐々に減衰し、その残留電力が終端36に到達
する。本実施例によるアレーアンテナでは、上述の第1
実施例と同様に、スロット素子34a〜34jの幅を変えるこ
とにより各素子に分配される励振振幅(放射量)を制御
し、所望の指向特性を得ることができる。スロット素子
の幅と放射量との関係は、幅が大きいほど結合度が大き
くなり放射量が大きくなる(図19)。ここで、図17
におけるスロット素子の幅Wは、長さLと一致しない寸
法、すなわち幅W<長さLとしなければならない。ただ
し、スロット素子が物理的に大きくなって隣接素子に接
触するなどの悪影響を及ぼさない範囲に限って素子幅W
>長さLでも良い。
【0052】また、図16(a)に示すように終端36に
は、第1実施例と同様に図7(a)に示すように、残留電
力を吸収するための整合終端素子61を設けたり、図7
(b)に示すように、有効に電力を放射させるためのスロ
ットアンテナ素子62などを設けても良い。
【0053】以上のような構成により、各スロット素子
の幅を変えることで各素子の励振振幅を制御することが
できるため、アンテナとして要求される指向特性、すな
わち利得やサイドローブのレベルなどを目的(仕様)に
応じたもにすることができる。
【0054】また、スロット素子34a〜34jは、スロット
線路33に対して斜め45度の方向(図16中の矢印E
方向)に偏波面を持つ電波を放射又は受信することがで
きる。このように、交差偏波特性に優れ、スロット線路
33に対して斜め45度方向に偏波面を有するアレーア
ンテナを実現することができる。
【0055】さらに本実施例のアンテナの変形例とし
て、図20に示すように第2の実施例同様、第2の接地
板38を設けることで単指向性にすることができ、利得
が向上する効果が得られることは勿論のことである。
【0056】図21は主として請求項7、8、11〜1
3に係る発明の望ましい実施態様(第4実施例)による
スロットアレーアンテナ40の構成を示す斜視図、図2
2(a)は同平面図、図22(b)は(a)のA-A断面図である。
スロット線路43の一方の第1側辺431には、スリッ
ト状の開口部の短冊あるいは矩形形状が混在する第1ス
ロット素子群44a〜44eが、略45度の向きに傾斜して突
設されている。その間隔dは、例えば設計周波数におけ
るスロット線路43を伝搬する波長λgであり、その長
さ(接続点中央pから短絡端qまたは接続点p'から短
絡端q'までの距離)は伝搬する波長λgの約半分に設定
されている。突設された放射素子群44aから44eの短絡端
長辺はすべて平行でありスロット線路43に対して略+
45度をなしている。さらにスロット線路43の他方の
第2側辺432には、同様に、短冊あるいは矩形形状が
混在する第2スロット素子群44f〜44jが第1スロット素
子群44a〜44eに平行に配設され、短絡端長辺はすべて平
行でありスロット線路43に対して略−135度をな
し、第1放射素子群の短絡端長辺とは平行である。第1
スロット素子群44a〜44eのそれぞれと、第2スロット素
子群44f〜44jのそれぞれとの間隔は、例えばd/2であ
る。ここで、スロット素子44a〜44jの形状は、所望の指
向特性を得るために設計された各スロット素子の励振振
幅(放射量)を満たすため、それに対応するスロット素
子の幅が決定されたとき、図18に示した反射特性が良
好な素子が選択される。たとえば、図22に示した本実
施例では、C-Cを境界線として、境界線の左側では第1
実施例によるスロット素子を用い、境界線の右側では第
3実施例によるスロット素子を用いている。
【0057】以上のような構成とすることにより、比較
的弱い結合から強い結合まで広い範囲にわたる励振振幅
(放射量)に対して反射特性の良いスロット素子を提供
することができ、要求される様々な指向特性を達成でき
かつ効率の良いスロットアンテナを実現できる。
【0058】図23は、本願発明の第5実施例によるス
ロットアレーアンテナ50の構成を示す斜視図、図24
(a)は同平面図、図24(b)は(a)のA-A断面図である。ス
ロット線路53の一方の第1側辺531には、スリット
状の開口部の短冊あるいは矩形形状が接触または非接触
で混在する第1スロット素子群54a〜54eが、略+45度
の向きに傾斜して突設されている。その間隔は、例えば
設計周波数におけるスロット線路53を伝搬する波長λ
gであり、その長さ(接続点中央pから短絡端qまたは
接続点p'から短絡端q'または両短絡端rからsまでの
距離)は伝搬する波長λgの約半分に設定されている。
突設された放射素子群54a〜54eの短絡端の1辺はすべて
平行でありスロット線路53に対して略+45度をなし
ている。さらにスロット線路53の他方の第2側辺53
2には、同様に、短冊あるいは矩形形状が接触または非
接触で混在する第2スロット素子群54f〜54jが第1スロ
ット素子群54a〜54eに平行に配設され、短絡端長辺はす
べて平行でありスロット線路53に対して略−135度
をなし、第1放射素子群の短絡端長辺とは平行である。
第1スロット素子群54a〜54eのそれぞれと、第2スロッ
ト素子群54f〜54jのそれぞれとの間隔は、例えばλg
2である。ここで、スロット素子54a〜54jは、所望の指
向特性を得るために設計された各スロット素子の励振振
幅(放射量)の範囲が約2%以上の場合には、それに対
応するスロット素子の幅が決定されたとき、図18に示
した反射特性が良好な素子形状が選択される。たとえ
ば、図24に示した本実施例では、C-C、D-Dがその境界
線に当たり、境界線C-Cの左側では非接触のスロット素
子を用い、境界線C-CとD-Dの間では第1実施例によるス
ロット素子を用い、境界線D-Dの右側では第3実施例に
よるスロット素子を用いている。以上のような構成とす
ることにより、極めて小さい励振振幅(放射量)を得る
ことができ、比較的素子数が多く各素子の励振振幅が小
さなアレーアンテナや、アレー両端の励振振幅を小さく
抑えた低サイドローブのアレーアンテナを実現できる。
【0059】上記いずれの実施例においても、スロット
素子はスロット線路の両側に設けたが、少なくとも一方
の側に設けたものでも良い。又、スロット素子の幅、長
さ、間隔は、波長λgとの関係においてアンテナの特性
によって決定されるものである。上述した長さの整数倍
も使用することができる。又、スロット線路に接続され
るスロット素子の数は任意である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るスロットアレーアン
テナの構成を示した斜視図。
【図2】第1実施例に係るスロットアレーアンテナの平
面図と断面図。
【図3】本発明のスロットアレーアンテナにおけるスロ
ット素子の動作を示す原理図。
【図4】第1実施例に係るスロットアレーアンテナのス
ロット素子の特性を表す図。
【図5】第1実施例に係るスロットアレーアンテナのス
ロット素子の特性を表す図。
【図6】第1実施例に係るスロットアレーアンテナのス
ロット素子の特性を表す図。
【図7】第1実施例に係るスロットアレーアンテナのス
ロット線路の終端部分を示した平面図。
【図8】本発明の第1実施例に係るスロットアレーアン
テナのその他の構成を示した斜視図。
【図9】本発明の第1実施例に係るスロットアレーアン
テナのその他の構成を示した斜視図。
【図10】本発明の第2実施例に係るスロットアレーア
ンテナの構成を示した斜視図。
【図11】第2実施例に係るスロットアレーアンテナの
平面図と断面図。
【図12】本発明の第2実施例に係るスロットアレーア
ンテナのその他の構成を示した斜視図。
【図13】本発明の第2実施例に係るスロットアレーア
ンテナのその他の構成を示した斜視図。
【図14】第1、2実施例に係るスロットアレーアンテ
ナにおいて問題点が発生する寸法関係の詳細を示した平
面図。
【図15】本発明の第3実施例に係るスロットアレーア
ンテナの構成を示した斜視図。
【図16】第3実施例に係るスロットアレーアンテナの
平面図と断面図。
【図17】第3実施例に係るスロットアレーアンテナの
寸法関係の詳細を示した平面図。
【図18】第3実施例に係るスロットアレーアンテナの
スロット素子の特性を表す図。
【図19】第3実施例に係るスロットアレーアンテナの
スロット素子の特性を表す図。
【図20】本発明の第3実施例に係るスロットアレーア
ンテナのその他の構成を示した斜視図。
【図21】本発明の第4実施例に係るスロットアレーア
ンテナの構成を示した斜視図。
【図22】第4実施例に係るスロットアレーアンテナの
平面図と断面図。
【図23】本発明の第5実施例に係るスロットアレーア
ンテナの構成を示した斜視図。
【図24】第5実施例に係るスロットアレーアンテナの
平面図と断面図。
【図25】従来例に係るスロットアレーアンテナの平面
図と断面図。
【符号の説明】
10、20、30、40、50…スロットアレーアンテ
ナ 11、21、31、41、51…スロットを有する接地
導体層(接地板) 12、17、22、27…誘電体基板 13、23、33、43、53…スロット線路 14a〜14j、24a〜24j、34a〜34j、4
4a〜44j、54a〜54j…スロット素子 18、28、38…スロットを有しない接地導体層(接
地板)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 俊明 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 西川 訓利 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 佐藤 和夫 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 Fターム(参考) 5J021 AA05 AA06 AB05 GA01 HA04 HA10 JA07 5J045 AA21 AB05 DA06 EA07 FA02 LA03 NA07

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接地板と、その接地板に形成されたスリ
    ット状の開口部から形成されたスロットアレーアンテナ
    において、 前記スリット状の開口部は、線状に配設されたスロット
    線路と、前記スロット線路の両側辺のうち少なくとも一
    方の第1側辺に沿って所定間隔で、その側辺から接続配
    列された複数のスロット素子とから成り、 前記各スロット素子は、前記長さが予め設定された動作
    周波数における前記スロット線路を伝搬する波長の概1
    /2の整数倍であり、幅が所望の指向特性を提供するよ
    うに予め設定された各スロット素子の励振振幅の位置に
    関する分布に対応した幅の分布を有し、一端が前記スロ
    ット線路と接続され他端が短絡されたスリット状の開口
    部で構成されることを特徴とするスロットアレーアンテ
    ナ。
  2. 【請求項2】 第1の接地板と第2の接地板と、第1の
    接地板に形成されたスリット状の開口部から形成された
    スロットアレーアンテナにおいて、 前記スリット状の開口部は、線状に配設されたスロット
    線路と、前記スロット線路の両側辺のうち少なくとも一
    方の第1側辺に沿って所定間隔で、その側辺から接続配
    列された複数のスロット素子とから成り、 前記各スロット素子は、前記長さが予め設定された動作
    周波数における前記スロット線路を伝搬する波長の概1
    /2の整数倍であり、幅が所望の指向特性を提供するよ
    うに予め設定された各スロット素子の励振振幅の位置に
    関する分布に対応した幅の分布を有し、一端が前記スロ
    ット線路と接続され他端が短絡されたスリット状の開口
    部で構成され、前記第2の接地板が、前記第1の接地板
    と設計周波数における電波波長の概1/4倍の距離で隔
    て平行に配置されることを特徴とするスロットアレーア
    ンテナ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のスロットアレーアンテナ
    において、前記接地板の表面または背面の少なくとも一
    方の面に接して誘電体板が設けられたことを特徴とする
    スロットアレーアンテナ。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のスロットアレーアンテナ
    において、前記第1の接地板の表面または背面の少なく
    とも一方の面に接して誘電体板が設けられたことを特徴
    とするスロットアレーアンテナ。
  5. 【請求項5】 前記スロット素子は幅がその長さよりも
    小さい短冊形状であることを特徴とする請求項1乃至請
    求項4に記載のスロットアレーアンテナ。
  6. 【請求項6】 前記スロット素子は矩形形状であり、そ
    の矩形形状の1つの頂角付近でのみ前記スロット線路に
    接続されることを特徴とする請求項1乃至請求項5に記
    載のスロットアレーアンテナ。
  7. 【請求項7】 前記スロット素子は、前記幅の分布にお
    いて、前記スロット素子の前記幅を狭くする領域では、
    根元部から同一幅で前記スロット線路に接続され前記幅
    が前記長さよりも小さい短冊形状をした素子とし、前記
    スロット素子の前記幅を広くする領域では、頂角付近で
    のみ前記スロット線路に接続された矩形形状の素子とし
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載のスロ
    ットアレーアンテナ。
  8. 【請求項8】 前記スロット素子が、前記スロット線路
    に対して略45度をなすことを特徴とする請求項1乃至
    請求項8のいずれか1項に記載のスロットアレーアンテ
    ナ。
  9. 【請求項9】 前記スロット素子は長さと幅とが異なる
    矩形形状であることを特徴とする請求項6に記載のスロ
    ットアレーアンテナ。
  10. 【請求項10】 前記スロット素子の前記スロット線路
    に接続される頂角をなす辺は、前記スロット線路と略4
    5度を成すことを特徴とする請求項6乃至請求項9のい
    ずれか1項に記載のスロットアレーアンテナ。
  11. 【請求項11】 前記スロット素子は、前記スロット線
    路の第1側辺に沿って形成された第1スロット素子と、
    その第1スロット素子と同様に構成されて、それに略平
    行に前記スロット線路の他方の側辺である第2側辺に沿
    って形成された第2スロット素子とから成ることを特徴
    とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の
    スロットアレーアンテナ。
  12. 【請求項12】 前記スロット素子は、前記スロット線
    路の第1側辺に沿って形成された第1スロット素子が放
    射する電界方向と、他方の側辺である第2側辺に沿って
    形成された第2スロット素子が放射する電界方向とが略
    平行であることを特徴とする請求項11に記載のスロッ
    トアレーアンテナ。
  13. 【請求項13】 前記第2スロット素子のそれぞれは、
    前記第1スロット素子のそれぞれが前記スロット線路に
    沿って配列されている間隔の略中点に配置されているこ
    とを特徴とする請求項11又は請求項12に記載のスロ
    ットアレーアンテナ。
JP29021199A 1999-10-12 1999-10-12 スロットアレーアンテナ Pending JP2001111337A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29021199A JP2001111337A (ja) 1999-10-12 1999-10-12 スロットアレーアンテナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29021199A JP2001111337A (ja) 1999-10-12 1999-10-12 スロットアレーアンテナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001111337A true JP2001111337A (ja) 2001-04-20

Family

ID=17753197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29021199A Pending JP2001111337A (ja) 1999-10-12 1999-10-12 スロットアレーアンテナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001111337A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4926959B2 (ja) * 2004-07-23 2012-05-09 ネイダーランゼ、オルガニザティー、ボー、トゥーゲパストナトゥールウェテンシャッペルーク、オンダーツォーク、ティーエヌオー 広帯域漏れ波アンテナ
JP2012105072A (ja) * 2010-11-10 2012-05-31 Fujitsu Ten Ltd アンテナ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4926959B2 (ja) * 2004-07-23 2012-05-09 ネイダーランゼ、オルガニザティー、ボー、トゥーゲパストナトゥールウェテンシャッペルーク、オンダーツォーク、ティーエヌオー 広帯域漏れ波アンテナ
JP2012105072A (ja) * 2010-11-10 2012-05-31 Fujitsu Ten Ltd アンテナ
US9236664B2 (en) 2010-11-10 2016-01-12 Fujitsu Ten Limited Antenna

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3306592B2 (ja) マイクロストリップアレーアンテナ
US8193990B2 (en) Microstrip array antenna
US6342864B1 (en) Slot array antenna with cavities
JP5660857B2 (ja) アンテナ
JP2001111336A (ja) マイクロストリップアレーアンテナ
US8736514B2 (en) Antenna
US11411319B2 (en) Antenna apparatus
JPH02260704A (ja) 平面アンテナ
JP4073130B2 (ja) クロスダイポールアンテナ
JP2008244520A (ja) 平面アレーアンテナ
JP2001111335A (ja) マイクロストリップアレーアンテナ
JP2000196344A (ja) アンテナ装置
EP0519508B1 (en) Printed antenna
JP5762162B2 (ja) マイクロストリップアンテナ及び該アンテナを使用したアレーアンテナ
JP2003051708A (ja) アンテナ
JPH1168448A (ja) 平面アンテナ
CN111009725A (zh) 一种漏波天线
JP2765556B2 (ja) マイクロストリップアンテナ
JP2001111332A (ja) マイクロストリップアレーアンテナ
JP3682371B2 (ja) テーパードスロットアンテナおよびアンテナアレイ
JP3364829B2 (ja) アンテナ装置
JP2001111337A (ja) スロットアレーアンテナ
JP2001111331A (ja) トリプレート給電型平面アンテナ
JP2002314329A (ja) マイクロストリップアレーアンテナ
CN115411500B (zh) 天线组件、雷达装置及车辆