JP2012104448A - コネクタ及びスイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】高電圧、直流に対応したコネクタを提供する。
【解決手段】他のコネクタにおける他の接続端子と接続される接続端子と、固定接点111と、可動板部の一方の端部に設けられた可動接点121と、絶縁体により形成されており、固定接点または可動接点のうち、いずれか一方は接続端子と接続されているものであって、スライド操作部40を一方の方向に移動させることにより、ボタン160が押下され、カードを介して可動板部が動き、固定接点と可動接点とが接触することによりオン状態となり、開離バネ170は、オン状態より固定接点と可動接点との接触を離す方向に復元力が働くものであって、スライド操作部を一方の方向とは反対方向である他方の方向に移動させることによって、開離バネの復元力により固定接点と可動接点との接触が離れ、オフ状態となることを特徴とするコネクタを提供する。
【選択図】図20

Description

本発明は、コネクタ及びスイッチに関する。
一般的に電気機器は、電源等より電力の供給を受け動作するものであり、電源より電力の供給を受ける際には、通常コネクタを介し電源より電気機器へ電力が供給される。この際用いられるコネクタは、特許文献1、2に開示されているように、凸状の雄型タイプのコネクタと、凹状の雌型タイプのコネクタを嵌合することにより、電気的に接続を行うものである。
一方、近年では、地球温暖化等に対する対策の一つとして、ローカルエリアにおける送電においても、電圧変換や送電等における電力損失が少なく、ケーブルの太さも太くする必要のない、直流で高電圧の電力の供給が検討されている。特に、サーバ等の情報機器においては、大量に電力を消費するためこのような電力供給が望ましいものとされている。
ところで、電気機器に供給される電力に関しては、電圧が高いと人体に影響を及ぼす場合や、電子部品の動作に影響を与える場合がある。
このような高電圧の電力をサーバ等の情報機器に用いる場合、装置の設置やメンテナンスの際においては、人により作業が行われるため、電気的接続がされている部分であるコネクタは通常の交流の商用電源に用いられるコネクタとは異なるものとする必要がある。
特開平5−82208号公報 特開2003−31301号公報
また、スイッチを組み込んだ構成のコネクタでは、電源から供給される電圧が100V以上の場合、または、高電圧で直流である場合、現在使用されているスイッチをそのまま用いることはできない。例えば、電源から供給される電力が直流400Vの場合では、現在の交流100Vに用いられているスイッチでは、十分な安全性や信頼性が確保されていないため、そのまま使用することは危険である。
よって、本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、高電圧の電力を安全に供給することが可能なコネクタを提供することを目的とするものであり、更には、現状の商用電源の電圧よりも高い電圧の電源、または、直流電源に対応したスイッチであって、安全性及び信頼性の高いスイッチを提供することを目的とするものである。
本発明は、他のコネクタにおける他の接続端子と接続される接続端子と、固定接点と、可動板部の一方の端部に設けられた可動接点と、絶縁体により形成されており、前記可動板部と接触するカードと、前記カードと接触するボタンと、前記ボタンに接続された開離バネと、前記固定接点と前記可動接点との接触を制御するためのスライド操作部と、を有し、前記固定接点または前記可動接点のうち、いずれか一方は前記接続端子と接続されているものであって、前記スライド操作部を一方の方向に移動させることにより、前記ボタンが押下され、前記カードを介して前記可動板部が動き、前記固定接点と前記可動接点とが接触することによりオン状態となり、前記開離バネは、前記オン状態より前記固定接点と前記可動接点との接触を離す方向に復元力が働くものであって、前記スライド操作部を前記一方の方向とは反対方向である他方の方向に移動させることによって、前記開離バネの復元力により前記固定接点と前記可動接点との接触が離れ、オフ状態となることを特徴とする。
また、本発明は、前記ボタンの上面には、高さが低く形成された下段部と、高さが高く形成された上段部と、前記底面部と前記上段部につながる傾斜部が設けられており、前記スライド操作部の動作に対応して動作するコンタクトスライド部が設けられており、前記オフ状態では、前記ボタンの前記底面部に前記コンタクトスライド部の先端が接触しており、前記オン状態では、前記ボタンの前記上段部に前記コンタクトスライド部の先端が接触することにより、前記ボタンが押下されるものであることを特徴とする。
また、本発明は、前記コンタクトスライド部には、コンタクトスライド開口部と前記ボタンと接触するコンタクトスライド接触部を有しており、前記スライド操作部の動作に対応して動作するスライドリンク部の一部が、前記コンタクトスライド開口部内に入っており、前記スライド操作部をスライドさせることにより、前記スライドリンク部が前記スライド方向と略平行方向に移動し、前記スライドリンク部の一部により前記コンタクトスライド開口部の一方の端部または他方の端部が押されることにより、前記コンタクトスライド部が前記スライド方向と略平行に移動するものであることを特徴とする。
また、本発明は、前記他のコネクタにはコネクタ接続開口部が設けられており、前記オン状態では、前記コネクタ接続開口部にフックが入り込んでいることを特徴とする。
また、本発明は、前記カードには、前記可動板部の一方の面と接触する第1の接触部と、他方の面と接触する第2接触部とを有しているものであることを特徴とする。
また、本発明は、前記固定接点と前記可動接点はスイッチ部ケースとベースブロックとに囲まれた領域内に設置されており、前記開離バネは、前記スイッチ部ケースの外部に設けられているものであることを特徴とする。
また、本発明は、前記ケースには開口部が設けられており、前記カードは、前記ケースと前記ベースブロックとに囲まれた領域の内部に存在するカード本体部と、前記ケースにおける前記開口部より前記ケースの外側に飛び出した形状の突起部とを有しており、オフ状態においては、前記ケースにおける前記開口部と前記カード本体部の上面とが接触するものであることを特徴とする。
また、本発明は、前記ケースにおける前記開口部の近傍には壁部が設けられており、前記ボタンには、オン状態において、前記ケースの壁部を覆うように形成された端部を有していることを特徴とする。
また、本発明は、前記カードは、前記ベースブロックに回転可能な状態で接続されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記固定接点は固定バネの一方の端部に設けられており、前記固定バネの他方の端部は前記ベースブロックに接続されており、前記可動板部の他方の端部は可動バネの一方の端部と接続されており、前記可動バネの他方の端部は前記ベースブロックに接続されており、前記固定バネと前記可動バネとの間には絶縁壁が設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記固定接点と前記可動接点との接触位置の近傍には、永久磁石が設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記固定接点と、前記可動接点は複数設けられているものであることを特徴とする。
また、本発明は、複数設けられた前記固定接点と前記可動接点は、前記ボタンにより、前記固定接点に対応する前記可動接点が、各々同時に接触するものであることを特徴とする。
また、本発明は、固定接点と、可動板部の一方の端部に設けられた可動接点と、絶縁体により形成されており、前記可動板部と接触するカードと、前記カードと接触するボタンと、前記ボタンに接続された開離バネと、を有し、前記ボタンを押下することにより、前記カードを介して前記可動板部が動き、前記固定接点と前記可動接点とが接触しオン状態となるものであって、前記開離バネは、前記オン状態より前記固定接点と前記可動接点との接触を離す方向に復元力が働くものであることを特徴とする。
また、本発明は、前記カードには、前記可動板部の一方の面と接触する第1の接触部と、他方の面と接触する第2接触部とを有しているものであることを特徴とする。
また、本発明は、前記固定接点と前記可動接点はケースとベースブロックとに囲まれた領域内に設置されており、前記開離バネは、前記ケースの外部に設けられているものであることを特徴とする。
また、本発明は、前記ケースには開口部が設けられており、前記カードは、前記ケースと前記ベースブロックとに囲まれた領域の内部に存在するカード本体部と、前記ケースにおける前記開口部より前記ケースの外側に飛び出た形状の突起部とを有しており、オフ状態においては、前記ケースにおける前記開口部と前記カード本体部の上面とが接触するものであることを特徴とする。
また、本発明は、前記ケースにおける前記開口部の近傍には壁部が設けられており、前記ボタンには、オン状態において、前記ケースの壁部を覆うように形成された端部を有していることを特徴とする。
また、本発明は、前記カードは、前記ベースブロックに回転可能な状態で接続されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記固定接点は固定バネの一方の端部に設けられており、前記固定バネの他方の端部は前記ベースブロックに接続されており、前記可動板部の他方の端部は可動バネの一方の端部と接続されており、前記可動バネの他方の端部は前記ベースブロックに接続されており、前記固定バネと前記可動バネとの間には絶縁壁が設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記可動バネに代えて電線が用いられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記固定接点と前記可動接点との接触位置の近傍には、永久磁石が設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記固定接点と、前記可動接点は複数設けられているものであることを特徴とする。
また、本発明は、複数設けられた前記固定接点と前記可動接点は、前記ボタンにより、前記固定接点に対応する前記可動接点が、各々同時に接触するものであることを特徴とする。
本発明によれば、現状の商用電源の電圧よりも高い電圧の電源、または、直流電源に対応したコネクタであって、これらの電源からの電力を安全に供給することが可能なコネクタを提供することができ、更には、現状の商用電源の電圧よりも高い電圧の電源、または、直流電源に対応したスイッチであって、安全性及び信頼性の高いスイッチを提供することができる。
第1の実施の形態に用いられるプラグコネクタの斜視図 第1の実施の形態に用いられるプラグコネクタの上面図 第1の実施の形態に用いられるプラグコネクタの側面図 第1の実施の形態に用いられるプラグコネクタの底面図 第1の実施の形態に用いられるプラグコネクタの正面図 第1の実施の形態におけるコネクタの斜視図 第1の実施の形態におけるコネクタの正面図 第1の実施の形態におけるコネクタの側面図 第1の実施の形態におけるコネクタの内部構造図 スイッチ部の斜視図 スイッチ部の構造図(オフ状態) スイッチ部の構造図(オン状態) 第1の実施の形態におけるコネクタとプラグコネクタの接続前の説明図 第1の実施の形態におけるコネクタとプラグコネクタの接続後オフ状態の説明図 第1の実施の形態におけるコネクタとプラグコネクタの接続後オン状態の説明図 第1の実施の形態におけるコネクタのオフ状態の側面から見た内部構造図 第1の実施の形態におけるコネクタのオフ状態の上面から見た内部構造図 第1の実施の形態におけるコネクタのオフ状態の要部斜視図 第1の実施の形態におけるコネクタのオフ状態の機構を示す斜視図 第1の実施の形態におけるコネクタのオフ状態の要部側面図 第1の実施の形態におけるコネクタのオフ状態の説明図 第1の実施の形態におけるコネクタのフックの説明図 第1の実施の形態におけるコネクタのオフ状態からオン状態に移行する段階の側面から見た内部構造図 第1の実施の形態におけるコネクタのオフ状態からオン状態に移行する段階の機構を示す斜視図 第1の実施の形態におけるコネクタのオフ状態からオン状態に移行する段階の要部側面図 第1の実施の形態におけるコネクタのオン状態の側面から見た内部構造図 第1の実施の形態におけるコネクタのオン状態の上面から見た内部構造図 第1の実施の形態におけるコネクタのオン状態の要部斜視図 第1の実施の形態におけるコネクタのオン状態の機構を示す斜視図 第1の実施の形態におけるコネクタのオン状態の要部側面図 第2の実施の形態におけるスイッチの構造図(オフ状態) 第2の実施の形態におけるスイッチの構造図(オン状態) 第2の実施の形態におけるスイッチの説明図(1) 第2の実施の形態におけるスイッチの説明図(2) 第2の実施の形態におけるスイッチの説明図(3) 第2の実施の形態における他のスイッチの説明図 第2の実施の形態におけるスイッチの要部拡大図(1) 第2の実施の形態におけるスイッチの要部拡大図(2) 第2の実施の形態における他のスイッチの構造図 第3の実施の形態におけるスイッチの構造図(オフ状態) 第3の実施の形態におけるスイッチの構造図(オン状態) 第4の実施の形態におけるスイッチの構造図(オフ状態) 第4の実施の形態におけるスイッチの構造図(オン状態) 第4の実施の形態におけるスイッチの説明図
本発明を実施するための形態について、以下に説明する。尚、同じ部材等については、同一の符号を付して説明を省略する。
〔第1の実施の形態〕
(コネクタの構造)
第1の実施の形態におけるコネクタの構造について説明する。本実施の形態におけるコネクタは、図1から図5に示される他のコネクタであるプラグコネクタと接続されるものであって、図6から図8に示される構造のジャックコネクタに相当するコネクタである。尚、図1から図5に示されるプラグコネクタと、図6から図8に示されるジャックコネクタに相当するコネクタとをあわせてコネクタと称する場合もある。
最初に、図1から図5に基づきプラグコネクタ200について説明する。尚、図1は、プラグコネクタ200の斜視図であり、図2は上面図であり、図3は側面図であり、図4は底面図であり、図5は正面図である。このプラグコネクタ200は、絶縁体等により形成されたカバー210と、他の接続端子である3本のプラグ端子221、222、223を有しており、3本のプラグ端子221、222、223が設けられている側と反対側には、電源ケーブル230が接続されている。プラグ端子221はGND端子であり、プラグ端子222、223よりも長く形成されている。プラグ端子222、223は、電気的に接続されることにより電力が供給される端子である。尚、このプラグコネクタ200には、プラグ端子221、222、223の設けられている側のカバー210部分において、プラグ端子221、222、223の一部を覆うような形状で形成された保護部211が設けられており、更には、本実施の形態におけるコネクタと接続された後に、コネクタ接続がはずれることのないようにコネクタ接続開口部212が設けられている。
次に、図6から図8に基づき本実施の形態におけるコネクタについて説明する。尚、図6は、本実施の形態におけるコネクタの斜視図であり、図7は正面図であり、図8は側面図である。本実施の形態におけるコネクタは、全体が筐体50に覆われており、プラグコネクタ200におけるプラグ端子221、222、223が挿入されるジャック開口部21、22、23と、プラグコネクタ200における保護部211が挿入される溝部31と、プラグコネクタ200と本実施の形態におけるコネクタとが接続されている状態で、電力を供給するか否かの制御を行なうためのスライド操作部40が設けられている。スライド操作部40は、「ON」の位置または「OFF」の位置となるように、スライドさせることが可能であり、スライド操作部40をスライドさせることにより、コネクタを介し、電力を供給するか否かの制御を行なうことができる。
より詳細に図9に基づき本実施の形態におけるコネクタの内部構造について説明する。図9は、本実施の形態におけるコネクタの内部構造を示す断面図である。本実施の形態におけるコネクタは、スライド操作部40におけるスライド操作上部40aが筐体50に設けられた開口より外側に飛び出た形状となっており、筐体50の外側よりスライド操作上部40aを矢印Aで示されるスライド方向に移動させることにより、筐体50の内部におけるスイッチ部100において、電気的な接続を行なうか否かの操作を行なうことができる。
スライド操作部40は筐体50にスライド操作本体部40bを有しており、スライド操作本体部40bは、スライドリンク部41と接続されている。スライドリンク部41は、矢印Aで示されるスライド方向と略平行に動作するものであって、L字状の形成されており、L字状の一方の端は、コンタクトスライド部42のコンタクトスライド開口部42a内に入り込んだ構造となっている。このコンタクトスライド開口部42aは、スライドリンク部41の移動方向、即ち、矢印Aで示されるスライド方向に沿った細長い形状で形成されている。また、後述するように、コンタクトスライド部42には、矢印Aで示されるスライド方向に対し略垂直方向に伸びるコンタクトスライド接触部が設けられており、コンタクトスライド接触部の先端は、スイッチ部100におけるボタン160の上面に接触している。
(スイッチ部)
次に、スイッチ部100について説明する。本実施の形態におけるコネクタのスイッチ部100は、電力の供給の制御を行なうためのスイッチであって、電源スイッチとも称される。図10にスイッチ部100の斜視図を示し、図11にスイッチ部100の内部構造図を示す。図11に示されるように、スイッチ部100は、固定部110における固定接点111と可動部120における可動接点121とが接触するか否かにより、電源の供給のオン、オフの制御を行なうことができるものである。
固定部110は、全体が金属等の導電性材料により形成されており、可動部120における可動接点121と接触する固定接点111が、固定バネ112の一方の端部に設けられている構造のものである。尚、固定バネ112は、銅又は銅を含む合金等からなる金属板等を折曲げることにより形成されており、固定接点111は銀と銅の合金により形成されている。固定バネ112の他方の端部はベースブロック130におけるベースブロック本体部131において固定されるとともに、固定バネ112の中程において固定部支持部132において支持され固定されている。
可動部120は、全体が金属等の導電性材料により形成されており、固定部110における固定接点111と接触する可動接点121が、可動板部122の一方の端部に設けられ、可動板部122の他方の端部と可動バネ123の一方の端部とが接続された構造のものである。尚、可動板部122及び可動バネ123は、銅又は銅を含む合金等からなる金属板等を折曲げることにより形成されており、可動接点121は銀と銅の合金により形成されている。可動バネ123の他方の端部はベースブロック130におけるベースブロック本体部131において固定されているが、可動バネ123は金属板等を折曲げることにより形成されているものであるため柔軟性を有しており、可動板部122の一方の端部に設けられた可動接点121を上下方向に動かすことが可能である。また、ベースブロック130には、固定バネ112の他方が接続されている部分と、可動バネ123の他方が接続されている部分との間には、難燃性の樹脂材料等からなる絶縁壁133が設けられており、可動バネ123は、他方の端部より絶縁壁133の周囲の一部を回り込むような形状で曲げられている。
可動部120における可動板部122の一方の面となる上面は、カード140における第1の接触部となる上部接触部141と接触しており、可動板部122の他方の面となる下面は、カード140における第2の接触部となる下部接触部142と接触している。この状態において、カード140を、回転軸143を中心に回転させることにより、可動板部122が上部接触部141または下部接触部142と接触し力が加わり、可動接点121を上下方向に移動させることができる。尚、上部接触部141及び下部接触部142は、可動板部122において摺動するものであるため、摩擦抵抗を低減させるために上部接触部141及び下部接触部142の表面には、フッ素樹脂等により形成された表面層を設けてもよい。
尚、固定部110及び可動部120は、ベースブロック130とスイッチ部ケース150に囲まれた領域の内部に設置されており、カード140は、スイッチ部ケース150に設けられたスイッチ部開口部151より外部に飛び出した形状の突起部144と、ベースブロック130とスイッチ部ケース150に囲まれた領域の内部に位置するカード本体部145とを有している。従って、スイッチ部100においては、上部接触部141または下部接触部142は、ベースブロック130とスイッチ部ケース150に囲まれた領域の内部に設けられている。また、カード140、ベースブロック130及びスイッチ部ケース150は樹脂材料等からなる絶縁体材料により形成されている。
スイッチ部ケース150の外部には、回転軸143を中心にカード140を回転させるために、押下されるボタン160が設けられており、カード140は、カード140における突起部144の上部に設けられた接触部144aにおいて、ボタン160の内壁部161と接触している。尚、接触部144aは、内壁部161の表面を摺動するものであるため、摩擦抵抗を低減させるために内壁部161の表面には、フッ素樹脂等により形成された表面層を設けてもよい。また、スイッチ部ケース150の外部には、一方の端部がスイッチ部ケース150に接続され、他方の端部がボタン160に接続された開離バネ170が設けられている。
(スイッチ部におけるオン、オフ動作)
スイッチ部100において、スイッチをオンにする場合には、後述するように、コンタクトスライド部42におけるコンタクトスライド接触部を移動させることにより、ボタン160を押下し、ボタン160の内壁部161において接触部141が接触しているカード140が回転軸143を中心に回転する。これにより、上部接触部141を介し可動部120における可動板部122に下方向に力が加えられ、可動接点121と固定接点111とが接触する。この状態を図12に示す。尚、後述するように、スイッチ部100において、この状態はコンタクトスライド部42におけるコンタクトスライド接触部により維持されるため、可動接点121と固定接点111との接触が維持され、電源から電力が供給される。
また、スイッチ部100において、スイッチをオフにする場合には、後述するように、コンタクトスライド部42におけるコンタクトスライド接触部を移動させることにより、開離バネ170のバネ性による復元力により、ボタン160がオフの状態に戻る。即ち、図11に示されるように、ボタン160の内壁部161において接触部141が接触しているカード140が回転軸143を中心に回転し、下部接触部142を介し可動部120における可動板部122に上方向に力が加わる。このように可動板部122に加えられた上方向の力により可動接点121と固定接点111との接触を離すことができ、電源からの電力の供給を停止することができる。この際、可動接点121と固定接点111との間でアークが発生する場合があるため、磁界の力によりアークを飛ばすことができるように、可動接点121と固定接点111との接触位置の近傍には、アークの発生する方向に対して略垂直方向の磁界を発生させる永久磁石180が設けられている。
スイッチ部100では、電源からの電力の供給を遮断する際には、可動部120における可動バネ123等のバネの復元力を用いるのではなく、スイッチ部ケース150の外部に設けられた開離バネ170のバネの復元力によりオフ状態にするものである。このため、可動部120における可動バネ123等において復元力を有していない場合においても、電源をオフにすることができる。また、熱により可動バネ123等の一部が溶けてしまい、バネとしての機能が失われている場合においても、可動バネ123等の復元力を用いることなく、開離バネ170のバネ性により電源をオフ状態にすることができ、電源からの電力の供給を確実に遮断することができる。また、開離バネ170は、スイッチ部ケース150の外部に設置されているため、スイッチ部ケース150内部において固定部110及び可動部120が受ける可能性のある熱等の影響を受けることはない。
また、スイッチ部100では、ベースブロック130において、固定バネ112の他方が接続されている部分と、可動バネ123の他方が接続されている部分との間には、絶縁壁133が設けられている。これにより、固定部110と可動部120との熱による溶解等が進行した場合においても、固定部110の溶解された部分と、可動部120の溶解された部分とが絶縁壁133により分離される。よって、固定部110と可動部120とが溶解し、くっついた状態のまま電流が流れ続けてしまうことを防ぐことができる。
尚、スイッチ部100では、ゴミ等がベースブロック130とケース150に囲まれた領域に侵入した場合には、固定接点111と可動接点121との間でショートまたは接触不良となる場合等がある。従って、スイッチ部100がオフの状態においては、ベースブロック130とケース150に囲まれた領域へのゴミ等の侵入を防ぐため、ケース150における開口部151を塞ぐようにカード140のカード本体部145の上面が接触して押し当てられるように形成されている。これにより、スイッチ部100がオフ状態において、開口部151からケース150の内部にゴミ等が侵入することを防ぐことができる。
また、スイッチ部100がオンの状態においては、ベースブロック130とケース150に囲まれた領域へのゴミ等の侵入を防ぐため、ケース150における開口部151近傍に設けられた壁部152と、ボタン160に設けられたコの字状の端部162が設けられている。スイッチ部100がオン状態においては、ケース150における壁部152をボタン160に設けられたコの字状の端部162が覆うように形成されており、壁部152と端部162により塞ぐことができる。これにより、スイッチ部100がオン状態において、開口部151からケース150の内部にゴミ等が侵入することを防ぐことができる。
(コネクタにおけるオン、オフ動作)
次に、本実施の形態におけるコネクタにおけるオン、オフ動作について説明する。本実施の形態におけるコネクタとプラグコネクタ200とが接続されている状態において、本実施の形態におけるコネクタにおけるオン、オフの制御を行なうことにより、スイッチ部100のオン、オフを行なうことができ、電源等からの電力の供給の制御を行なうことができる。
最初に、図13に示されるように本実施の形態におけるコネクタとプラグコネクタ200とが接続されていない状態から、図14に示されるように、本実施の形態におけるコネクタとプラグコネクタ200とを接続する。この状態では、本実施の形態におけるコネクタのスライド操作部40のスライド操作上部40aが「OFF」の位置のままでありオフ状態にあるため、電気的には接続はされておらず、コネクタを介し電力等が供給されることはない。次に、図15に示されるように、本実施の形態におけるコネクタのスライド操作部40のスライド操作上部40aを「ON」の位置までスライドさせてON状態にする。これにより本実施の形態におけるコネクタとプラグコネクタ200とが電気的に接続されコネクタを介し電力等が供給される。以下、本実施の形態におけるコネクタにおいて、図14に示すオフ状態から図15に示すオン状態になるまでの状況をより詳しく説明する。
次に、図14に示されるオフ状態について、図16から図20に基づき説明する。図16は、オフ状態における本実施の形態におけるコネクタの側面側から見た内部構造図であり、図17は、正面側から見た内部構造図であり、図18は、内部構造の要部の斜視図であり、図19は、機構部分の要部の斜視図であり、図20は、内部構造の要部の側面図である。オフ状態においては、スライド操作上部40aが「OFF」の位置にあるため、コンタクトスライド部42におけるコンタクトスライド開口部42aの左側に、L字状に形成されたスライドリンク部41の一方が接触している状態となっている。また、トーションバネ43の一方は筐体50の一部に接続されており、他方はスライド操作部40に接続されている。また、図21に示されるように、コンタクトスライド部42には、矢印Aに示されるスライド方向に対し略垂直方向に伸びるコンタクトスライド接触部42b設けられており、スイッチ部160の上面に設けられた溝の下段部163において、コンタクトスライド接触部42bの先端が接触している。
尚、本実施の形態におけるコネクタのジャック開口部21、22、23の内部には、プラグ端子221、222、223と電気的に接続されるジャック端子61、62、63が設けられており、前述したスイッチ部100には、固定部110及び可動部120はジャック端子62及び63に対応して2対設けられている。即ち、ジャック端子62は、一方の1対の固定部110または可動部120のいずれか一方に接続されており、他方は不図示の電源供給源に接続されている。また、ジャック端子63は、他方の1対の固定部110または可動部120のいずれか一方に接続されており、他方は不図示の電源供給源に接続されている。更に、図22に示されるフック70は、スライド操作部40の側面の幅狭部40cと接しており、この状態においては、フック70はプラグコネクタ200におけるコネクタ接続開口部212に入ってはいないため、本実施の形態におけるコネクタとプラグコネクタ200との脱着は可能な状態にある。
次に、スライド操作部40をオフ状態とオン状態の略中間の位置まで移動させた場合について、図23から図25に基づき説明する。図23は、この状態における本実施の形態におけるコネクタの側面側から見た内部構造図であり、図24は、機構部分の要部の斜視図であり、図25は、内部構造の要部の側面図である。この状態においては、スライド操作上部40aは、「ON」の位置と「OFF」の位置の略中間の位置にあり、コンタクトスライド部42におけるコンタクトスライド開口部42aの右側において、L字状に形成されたスライドリンク部41の一方の端が接触して、コンタクトスライド部42をスライド方向に若干移動させる。これにより、コンタクトスライド部42におけるコンタクトスライド接触部42bの先端は、図21に示されるスイッチ部160に設けられた溝の傾斜部164において接触している状態となる。尚、この状態においては、固定部110における固定接点111と可動部120における可動接点121とは接触していない。
次に、図15に示されるオン状態について、図26から図30に基づき説明する。図26は、この状態における本実施の形態におけるコネクタの側面側から見た内部構造図であり、図27は、正面側から見た内部構造図であり、図28は、内部構造の要部の斜視図であり、図29は、機構部分の要部の斜視図であり、図30は、内部構造の要部の側面図である。オン状態においては、スライド操作上部40aは、「ON」の位置にあり、コンタクトスライド部42におけるコンタクトスライド開口部42aの右側をL字状に形成されたスライドリンク部41の一方が更に押されることにより、コンタクトスライド部42を更に移動させることができる。これによりコンタクトスライド部42におけるコンタクトスライド接触部42bの先端は、スイッチ部160に設けられた上段部165において接触する。この状態においては、スイッチ部100におけるボタン160がコンタクトスライド接触部42bにより押されるため、2対の固定部110における固定接点111と可動部120における可動接点121とが各々接触する。このオン状態は、スイッチ部160に設けられた上段部165にコンタクトスライド部42におけるコンタクトスライド接触部42bの先端が接触していることにより維持される。
また、オフ状態からオン状態に変化する際には、図22に示されるフック70におけるスライド操作部40の側面との接触位置は、スライド操作部40の側面の幅狭部40cから、傾斜部40dを経て、幅広部40eに移動するため、矢印A1で示されるスライド操作上部40aのスライド方向にスライドさせることにより、スライド方向に対し略垂直方向である矢印B1に示される方向に移動する。移動したフック70は、プラグコネクタ200に設けられたコネクタ接続開口部212内に入り込み嵌合するため、本実施の形態におけるコネクタとプラグコネクタとの接続が維持される。
尚、オン状態からオフ状態に移行する場合には、本実施の形態におけるコネクタのスライド操作上部40aの位置を「ON」の位置から「OFF」の位置にスライドさせることにより行なう。このようにスライド操作上部40aの位置をスライドさせることにより、コンタクトスライド部42におけるコンタクトスライド接触部42bの先端が接触している位置が、スイッチ部160に設けられた上段部165から傾斜部164を経て下段部163に移動する。これにより、スイッチ部160が開離バネ170により持ち上げられ、2対の固定部110における固定接点111と可動部120における可動接点121との接触が離れオフ状態となる。この際、図22に示されるフック70におけるスライド操作部40の側面との接触位置は、スライド操作部40の側面の幅広部40eから、傾斜部40dを経て、幅狭部40cに移動する。これにより、プラグコネクタ200におけるコネクタ接続開口部212内よりフック70が外に出るため、本実施の形態におけるコネクタよりプラグコネクタ200をはずすことが可能となる。
〔第2の実施の形態〕
次に、第2の実施の形態におけるスイッチについて説明する。本実施の形態におけるスイッチは、第1の実施の形態におけるコネクタにおいてスイッチ部に相当するものであり、本実施の形態においてより詳細に説明する。
最初に、電源より供給される電圧が100V以上の場合における電源スイッチの問題点について説明する。
電源より供給される電圧が100V以上、例えば、直流400Vの場合において、現在市販されているスイッチを用いた場合には、電圧が高電圧であること、また、直流であることにより、何らかの原因によって接触している接点同士が熱等により溶けてくっついてしまい、電力の供給を遮断することができなくなってしまう場合がある。このことはスイッチとしての機能を完全に失わせるものであり、影響も大きいため、スイッチとしては、致命的な問題である。本発明は、このような点に鑑みてなされたものである。
(スイッチ)
次に、本実施の形態におけるスイッチについて説明する。本実施の形態におけるスイッチは、電力の供給の制御を行なうためのスイッチであって、電源スイッチとも称される。図31に示されるように、本実施の形態におけるスイッチは、固定部110における固定接点111と可動部120における可動接点121とが接触するか否かにより、電源の供給のオン、オフの制御をすることができるものである。
固定部110は、全体が金属等の導電性材料により形成されており、可動部120における可動接点121と接触する固定接点111が、固定バネ112の一方の端部に設けられている構造のものである。尚、固定バネ112は、銅又は銅を含む合金等からなる金属板等を折曲げることにより形成されており、固定接点111は銀と銅の合金により形成されている。固定バネ112の他方の端部はベースブロック130におけるベースブロック本体部131において固定されるとともに、固定バネ112の中程において固定部支持部132において支持され固定されている。
可動部120は、全体が金属等の導電性材料により形成されており、固定部110における固定接点111と接触する可動接点121が、可動板部122の一方の端部に設けられており、可動板部122の他方の端部と可動バネ123の一方の端部とが接続された構造のものである。尚、可動板部122及び可動バネ123は、銅又は銅を含む合金等からなる金属板等により形成されており、可動接点121は銀と銅の合金により形成されている。可動バネ123の他方の端部はベースブロック130におけるベースブロック本体部131において固定されているが、可動バネ123は金属板等を折曲げることにより形成されているものであるため柔軟性を有しており、可動板部122の一方の端部に設けられた可動接点121を上下方向に動かすことが可能である。また、ベースブロック130には、固定バネ112の他方が接続されている部分と、可動バネ123の他方が接続されている部分との間には、難燃性の樹脂材料等からなる絶縁壁133が設けられており、可動バネ123は、他方の端部より絶縁壁133の周囲の一部を回り込むような形状で曲げられている。
可動部120における可動板部122の一方の面となる上面は、カード140における第1の接触部となる上部接触部141と接触しており、可動板部122の他方の面となる下面は、カード140における第2の接触部となる下部接触部142と接触している。この状態において、カード140が回転軸143を中心に回転することにより、可動板部122と接触している上部接触部141または下部接触部142を介して力が加わり、可動接点121を上下方向に移動させることができる。尚、上部接触部141及び下部接触部142は、可動板部122において摺動するものであるため、摩擦抵抗を低減させるために上部接触部141及び下部接触部142の表面には、フッ素樹脂等により形成された表面層を設けてもよい。
尚、固定部110及び可動部120は、ベースブロック130とケース150に囲まれた領域の内部に設置されており、カード140は、ケース150に設けられた開口部151より外部に飛び出した形状の突起部144と、ベースブロック130とケース150に囲まれた領域の内部に位置するカード本体部145とを有している。従って、本実施の形態におけるスイッチにおいては、上部接触部141または下部接触部142は、ベースブロック130とケース150に囲まれた領域の内部に設けられている。また、カード140、ベースブロック130及びケース150は樹脂材料等からなる絶縁体材料により形成されている。
ケース150の外部には、回転軸143を中心にカード140を回転させるために、押下されるボタン160が設けられており、カード140は、カード140における突起部144の上部に設けられた接触部144aにおいて、ボタン160の内壁部161と接触している。尚、接触部144aは、内壁部161の表面を摺動するものであるため、摩擦抵抗を低減させるために内壁部161の表面には、フッ素樹脂等により形成された表面層を設けてもよい。また、ケース150の外部には、一方の端部がケース150に接続され、他方の端部がボタン160に接続された開離バネ170が設けられている。
(オン、オフ動作)
本実施の形態におけるスイッチにおいて、スイッチをオンにする場合には、ボタン160を押下することにより、ボタン160の内壁部161と接触部144aにおいて接触しているカード140が回転軸143を中心に回転し、上部接触部141により可動部120における可動板部122に下方向に力が加えられ、可動接点121が固定接点111と接触する。この状態を図32に示す。尚、本実施の形態におけるスイッチでは、この状態を維持するための係止部等を有する不図示のオン状態維持機構等が設けられており、オン状態維持機構等により、可動接点121が固定接点111と接触が維持され、電源から電力の供給が維持される。
また、本実施の形態におけるスイッチにおいて、スイッチをオフにする場合には、不図示のオン状態維持機構等における係止部の係止等がはずれ、開離バネ170のバネ性による復元力により、スイッチをオフにすることができる。これにより図31に示されるように、ボタン160の内壁部161と接触部144aにおいて接触しているカード140が回転軸143を中心に回転し、下部接触部142により可動部120における可動板部122に上方向に力が加えられる。このように可動板部122に加えられた上方向の力により可動接点121と固定接点111との接触を離すことができ、電源からの電力の供給を停止することができる。この際、可動接点121と固定接点111との間でアークが発生する場合があるため、磁界の力によりアークを飛ばすことができるように、可動接点121と固定接点111との接触位置の近傍には、アークの発生する方向に対して略垂直方向の磁界を発生させる永久磁石180が設けられている。
本実施の形態におけるスイッチでは、電源をオフする際に、可動部120における可動バネ123等におけるバネの復元力を用いるのではなく、ケース150の外部に設けられた開離バネ170のバネの復元力によりオフ状態にするものである。このため、可動部120における可動バネ123等において復元力を有していない場合においても、電源をオフにすることができる。例えば、熱により可動バネ123等の一部が溶けてしまい、バネとしての機能が失われている場合においても、可動バネ123等における復元力を用いることなく、開離バネ170のバネ性により電源をオフ状態にすることができ、電源からの電力の供給を確実に遮断することができる。また、開離バネ170は、ケース150の外部に設置されているため、ケース150内部において固定部110及び可動部120が受ける熱等の影響を受けることはない。
また、本実施の形態におけるスイッチでは、ベースブロック130において、固定バネ112の他方が接続されている部分と、可動バネ123の他方が接続されている部分との間には、絶縁壁133が設けられている。これにより固定部110と可動部120との熱による溶解が進行した場合においても、絶縁壁133により固定部110の溶解された部分と、可動部120の溶解された部分とが分離され、固定部110と可動部120とが溶解しくっついた状態のまま電流が流れ続けるといった状態となることを防ぐことができる。
(スイッチの組立方法の説明)
次に、本実施の形態におけるスイッチの組立方法において要点となる部分について説明する。
最初に、本実施の形態におけるスイッチにおいて、可動部120とベースブロック130とカード140の接続方法について、図33に基づき説明する。カード140には、回転軸143を中心とする円形状の回転部146が設けられている。また、ベースブロック130にはカード140を接続するためのカード支持部134が設けられており、カード支持部134にはカード140の回転部146が挿入されるように、円形の形状の開口部135が設けられている。回転部146を開口部135内に挿入することにより、カード140は、カード支持部134と回転軸143を中心に回転可能な状態で接続される。また、カード140は、可動板部122の上側に上部接触部141が接し、下側に下部接触部142が接触した状態で、可動板部122に沿って入れられ、回転部146が開口部135内に挿入された状態となるまで入れられ組み立てられる。これにより、可動部120とベースブロック130とカード140とを接続することができる。
より詳細に、図34及び図35に基づきベースブロック130とカード140との接続について説明する。カード140の回転部146は2本の棒状部147の端部に各々設けられており、各々の回転部146が外側となるように設けられている。ベースブロック130とカード140とを接続する際には、2つの棒状部147を内側方向に曲げることにより、回転部146をベースブロック部130の開口部135に挿入する。尚、開口部135と回転部146との接触する部分には、摩擦抵抗が少なくなるように鏡面処理等が施されている。
また、カード140の回転部146をより滑らかにベースブロック部130の開口部135に挿入するために、カード支持部134には、挿入方向に沿ったガイド136が設けられており、更に、カード支持部134において回転部146が入り込む部分の端部には傾斜部137が設けられている。
尚、上記説明では、可動板部122はカード140における上部接触部141と下部接触部142により挟まれた構造のものについて説明したが、図36に示されるように、可動板部122にT字状の開口部122aを設け、カード140aには、上部接触部141及び下部接触部142に代えて、突起状接続部148を設けた構造のものであってもよい。この突起状接続部148は、端部に尖った形状の先端部148aと、先端部148aに繋がる幅が狭くなった形状の幅狭部148bと、幅狭部148bに繋がる幅が広くなった形状の本体部148cを有している。可動板部122とカード140aとを固定する際には、可動板部122に設けられた開口部122aに、突起状接続部148の先端部148a及び幅狭部148bを挿入することにより固定する。この状態においては、可動板部122の下面は、幅狭部148bと幅が広くなっている先端部148aとの間で固定され、可動板部122の上面は、幅狭部148bと幅が広くなっている本体部148cとの間で固定される。
また、本実施の形態におけるスイッチでは、ゴミ等がベースブロック130とケース150に囲まれた領域に侵入した場合には、固定接点111と可動接点121との間でショートまたは導通不良が発生する場合等がある。従って、本実施の形態におけるスイッチがオフの状態では、図37に示されるように、ベースブロック130とケース150に囲まれた領域へのゴミ等の侵入を防ぐため、ケース150において開口部151が形成されている内側の面に、カード140のカード本体部145の上面が接触し押し当てられるように形成されている。これによりスイッチがオフ状態の場合において、開口部151からケース150の内部にゴミ等が侵入することを防ぐことができる。
また、本実施の形態におけるスイッチがオンの状態では、図38に示されるように、ベースブロック130とケース150に囲まれた領域へのゴミ等の侵入を防ぐため、ケース150における開口部151近傍に設けられた壁部152と、ボタン160に設けられたコの字状の端部162が設けられている。スイッチがオン状態においては、ケース150における壁部152をボタン160に設けられたコの字状の端部162が覆うように形成されており、壁部152と端部162により塞ぐことができる。これにより、スイッチがオン状態の場合において、開口部151からケース150の内部にゴミ等が侵入することを防ぐことができる。
また、図39に示すように、本実施の形態は、固定接点111及び可動接点121が複数設けられた構造のものであって、1つのボタン168を操作することにより、複数の電子機器または電気回路への電力供給を同時にオン状態にしたり、オフ状態にしたりするものであってもよい。これにより複数の固定接点111と可動接点121とを同時にオン状態にしたり、オフ状態にしたりすることができる。
〔第3の実施の形態〕
次に、第3の実施の形態におけるスイッチについて説明する。本実施の形態におけるスイッチにおいて、オフ状態を図40に示し、オン状態を図41に示す。
本実施の形態におけるスイッチは、図40及び図41に示されるように、回転軸を有しない構造のカード340を有するものであって、ボタン160を押下することにより、カード340が上下方向に移動し、固定部110における固定接点111と可動部120における可動接点121とが接触する構造のものである。
具体的には、ボタン160を押下することにより、ボタン160の内壁部161と接している接触部344aが押されカード340が下がり、カード340における上部接触部341より可動板部122が下方向に押され、固定接点111と可動接点121とが接触する。これにより、図41に示されるようにオン状態となる。尚、この状態においては、第2の実施の形態と同様に、不図示のオン状態維持機構等により、可動接点121が固定接点111と接触が維持される。
また、不図示のオン状態維持機構等における係止等がはずれ、開離バネ170による復元力により図40に示されるようにオフ状態に戻る。即ち、カード340における下部接触部342より可動板部122が上方向に押され、固定接点111と可動接点121との接触が離れる。尚、上部接触部341及び下部接触部342は、可動板部122において摺動するものであるため、摩擦抵抗を低減させるために上部接触部341及び下部接触部342の表面には、フッ素樹脂等により形成された表面層を設けてもよい。
本実施の形態におけるスイッチでは、カード340に回転軸等を有していない構造のものであるため、スイッチを小型にすることができる。
尚、上記以外の内容については、第2の実施の形態と同様である。本実施の形態におけるスイッチは、第1の実施の形態におけるコネクタにおけるスイッチ部として用いることが可能である。
〔第4の実施の形態〕
次に、第4の実施の形態におけるスイッチについて説明する。本実施の形態におけるスイッチにおいて、オフ状態を図42に示し、オン状態を図43に示し、図44には、固定部110と可動部420の斜視図を示す。
本実施の形態におけるスイッチは、第2の実施の形態及び第3の実施の形態において、可動バネ123の部分が電線であるケーブル423により形成されているものである。本実施の形態におけるスイッチでは、開離バネ170の復元力により、固定接点111と可動接点121との接触を離すことができるため、可動バネ123等においてバネ性は必要とされないため、可動バネ123に相当する部分をケーブル423により形成したものであってもよい。このようなケーブル423は導電性を有するものであれば、どのようなものでもよいが、柔軟な動きが得られる編み線等のケーブルが好ましい。また、ケーブル423の表面には被覆がされているものであってもよい。尚、ケーブル423は、導電性を有する部分が、可動部420に設けられた端子接続部424において接続されている。
尚、上記以外の内容については、第2または第3の実施の形態と同様である。本実施の形態におけるスイッチは、第1の実施の形態におけるコネクタにおけるスイッチ部として用いることが可能である。
以上、本発明の実施に係る形態について説明したが、上記内容は、発明の内容を限定するものではない。
21 ジャック開口部
22 ジャック開口部
23 ジャック開口部
31 溝部
40 スライド操作部
40a スライド操作上部
40b スライド操作本体部
41 スライドリンク部
42 コンタクトスライド部
42a コンタクトスライド開口部
42b コンタクトスライド接触部
50 筐体
61 ジャック端子
62 ジャック端子
63 ジャック端子
70 フック
110 固定部
111 固定接点
112 固定バネ
120 可動部
121 可動接点
122 可動板部
123 可動バネ
130 ベースブロック
131 ベースブロック本体部
132 固定部支持部
133 絶縁壁
140 カード
141 上部接触部(第1の接触部)
142 下部接触部(第2の接触部)
143 回転軸
144 突起部
144a 接触部
145 カード本体部
150 スイッチ部ケース
151 スイッチ部開口部
152 壁部
160 ボタン
161 内壁部
162 端部
163 底面部
164 傾斜部
165 上段部
170 開離バネ
180 永久磁石
200 プラグコネクタ
210 カバー
211 保護部
212 コネクタ接続開口部
221 プラグ端子
222 プラグ端子
223 プラグ端子
230 電源ケーブル

Claims (24)

  1. 他のコネクタにおける他の接続端子と接続される接続端子と、
    固定接点と、
    可動板部の一方の端部に設けられた可動接点と、
    絶縁体により形成されており、前記可動板部と接触するカードと、
    前記カードと接触するボタンと、
    前記ボタンに接続された開離バネと、
    前記固定接点と前記可動接点との接触を制御するためのスライド操作部と、
    を有し、
    前記固定接点または前記可動接点のうち、いずれか一方は前記接続端子と接続されているものであって、
    前記スライド操作部を一方の方向に移動させることにより、前記ボタンが押下され、前記カードを介して前記可動板部が動き、前記固定接点と前記可動接点とが接触することによりオン状態となり、
    前記開離バネは、前記オン状態より前記固定接点と前記可動接点との接触を離す方向に復元力が働くものであって、
    前記スライド操作部を前記一方の方向とは反対方向である他方の方向に移動させることによって、前記開離バネの復元力により前記固定接点と前記可動接点との接触が離れ、オフ状態となることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ボタンの上面には、高さが低く形成された下段部と、高さが高く形成された上段部と、前記底面部と前記上段部につながる傾斜部が設けられており、
    前記スライド操作部の動作に対応して動作するコンタクトスライド部が設けられており、
    前記オフ状態では、前記ボタンの前記底面部に前記コンタクトスライド部の先端が接触しており、
    前記オン状態では、前記ボタンの前記上段部に前記コンタクトスライド部の先端が接触することにより、前記ボタンが押下されるものであることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記コンタクトスライド部には、コンタクトスライド開口部と前記ボタンと接触するコンタクトスライド接触部を有しており、
    前記スライド操作部の動作に対応して動作するスライドリンク部の一部が、前記コンタクトスライド開口部内に入っており、
    前記スライド操作部をスライドさせることにより、前記スライドリンク部が前記スライド方向と略平行方向に移動し、前記スライドリンク部の一部により前記コンタクトスライド開口部の一方の端部または他方の端部が押されることにより、前記コンタクトスライド部が前記スライド方向と略平行に移動するものであることを特徴とする請求項1または2に記載のコネクタ。
  4. 前記他のコネクタにはコネクタ接続開口部が設けられており、
    前記オン状態では、前記コネクタ接続開口部にフックが入り込んでいることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のコネクタ。
  5. 前記カードには、前記可動板部の一方の面と接触する第1の接触部と、他方の面と接触する第2接触部とを有しているものであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のコネクタ。
  6. 前記固定接点と前記可動接点はスイッチ部ケースとベースブロックとに囲まれた領域内に設置されており、
    前記開離バネは、前記スイッチ部ケースの外部に設けられているものであることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のコネクタ。
  7. 前記ケースには開口部が設けられており、
    前記カードは、前記ケースと前記ベースブロックとに囲まれた領域の内部に存在するカード本体部と、前記ケースにおける前記開口部より前記ケースの外側に飛び出した形状の突起部とを有しており、
    オフ状態においては、前記ケースにおける前記開口部と前記カード本体部の上面とが接触するものであることを特徴とする請求項6に記載のコネクタ。
  8. 前記ケースにおける前記開口部の近傍には壁部が設けられており、
    前記ボタンには、オン状態において、前記ケースの壁部を覆うように形成された端部を有していることを特徴とする請求項7に記載のコネクタ。
  9. 前記カードは、前記ベースブロックに回転可能な状態で接続されていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のコネクタ。
  10. 前記固定接点は固定バネの一方の端部に設けられており、前記固定バネの他方の端部は前記ベースブロックに接続されており、
    前記可動板部の他方の端部は可動バネの一方の端部と接続されており、前記可動バネの他方の端部は前記ベースブロックに接続されており、
    前記固定バネと前記可動バネとの間には絶縁壁が設けられていることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のコネクタ。
  11. 前記固定接点と前記可動接点との接触位置の近傍には、永久磁石が設けられていることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のコネクタ。
  12. 前記固定接点と、前記可動接点は複数設けられているものであることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載のコネクタ。
  13. 複数設けられた前記固定接点と前記可動接点は、前記ボタンにより、前記固定接点に対応する前記可動接点が、各々同時に接触するものであることを特徴とする請求項12に記載のコネクタ。
  14. 固定接点と、
    可動板部の一方の端部に設けられた可動接点と、
    絶縁体により形成されており、前記可動板部と接触するカードと、
    前記カードと接触するボタンと、
    前記ボタンに接続された開離バネと、
    を有し、
    前記ボタンを押下することにより、前記カードを介して前記可動板部が動き、前記固定接点と前記可動接点とが接触しオン状態となるものであって、
    前記開離バネは、前記オン状態より前記固定接点と前記可動接点との接触を離す方向に復元力が働くものであることを特徴とするスイッチ。
  15. 前記カードには、前記可動板部の一方の面と接触する第1の接触部と、他方の面と接触する第2接触部とを有しているものであることを特徴とする請求項14に記載のスイッチ。
  16. 前記固定接点と前記可動接点はケースとベースブロックとに囲まれた領域内に設置されており、
    前記開離バネは、前記ケースの外部に設けられているものであることを特徴とする請求項14または15に記載のスイッチ。
  17. 前記ケースには開口部が設けられており、
    前記カードは、前記ケースと前記ベースブロックとに囲まれた領域の内部に存在するカード本体部と、前記ケースにおける前記開口部より前記ケースの外側に飛び出た形状の突起部とを有しており、
    オフ状態においては、前記ケースにおける前記開口部と前記カード本体部の上面とが接触するものであることを特徴とする請求項16に記載のスイッチ。
  18. 前記ケースにおける前記開口部の近傍には壁部が設けられており、
    前記ボタンには、オン状態において、前記ケースの壁部を覆うように形成された端部を有していることを特徴とする請求項17に記載のスイッチ。
  19. 前記カードは、前記ベースブロックに回転可能な状態で接続されていることを特徴とする請求項14から18のいずれかに記載のスイッチ。
  20. 前記固定接点は固定バネの一方の端部に設けられており、前記固定バネの他方の端部は前記ベースブロックに接続されており、
    前記可動板部の他方の端部は可動バネの一方の端部と接続されており、前記可動バネの他方の端部は前記ベースブロックに接続されており、
    前記固定バネと前記可動バネとの間には絶縁壁が設けられていることを特徴とする請求項14から19のいずれかに記載のスイッチ。
  21. 前記可動バネに代えて電線が用いられていることを特徴とする請求項20に記載のスイッチ。
  22. 前記固定接点と前記可動接点との接触位置の近傍には、永久磁石が設けられていることを特徴とする請求項14から21のいずれかに記載のスイッチ。
  23. 前記固定接点と、前記可動接点は複数設けられているものであることを特徴とする請求項14から22のいずれかに記載のスイッチ。
  24. 複数設けられた前記固定接点と前記可動接点は、前記ボタンにより、前記固定接点に対応する前記可動接点が、各々同時に接触するものであることを特徴とする請求項23に記載のスイッチ。
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