JP2012102886A - 加熱調理器 - Google Patents

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成則 森本
Seiichi Hirano
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Abstract

【課題】加熱庫内における金属体を検知できて、その上、比較的簡単に製造でき、かつ、製造コストの増大を抑制できる加熱調理器を提供する。
【解決手段】加熱調理器は、ケーシングと、ケーシング内に設けられ、被加熱物を収容する加熱庫と、加熱庫内に供給すべき高周波を発生するマグネトロン11と、加熱庫においてマイクロ波が供給される側とは反対側の外壁に取り付けられ、加熱庫内のマイクロ波の電界強度を検出する解凍センサ14と、解凍センサ14から加熱庫内のマイクロ波の電界強度を示す信号を受ける制御装置100とを備えている。この解凍センサ14からの加熱庫内の高周波の電界強度を示す信号に基づいて、加熱庫内における金属製の角皿の存在が検知される。
【選択図】図4

Description

本発明は加熱調理器に関する。
従来、加熱調理器としては、特開2010−133627号公報(特許文献1)に開示されたオーブンレンジがある。このオーブンレンジは、図8に示すように、被加熱物を収容する加熱庫801を備え、加熱庫801内の被加熱物に対して、ヒータによる輻射加熱と、マイクロ波による誘電加熱とを行える。
上記加熱庫801の両側部の内壁には、加熱庫801内の上側に配置される金属製の角皿804を受ける上側角皿受部802A,802Bと、加熱庫801内の下側に配置される金属製の角皿804を受ける下側角皿受部803A,803Bとを設けている。この角皿804はヒータによる輻射加熱時に使用される。
一方、上記マイクロ波による誘電加熱では、加熱庫801内にマイクロ波を供給することにより、被加熱物自体を発熱させる。このとき、角皿804が加熱庫801内に入っていると、加熱庫801と角皿804の間で放電が発生して危険だから、角皿804はマイクロ波による誘電加熱時に使用すべきでない。
このため、上記従来のオーブンレンジでは、誘電加熱時、加熱庫801内の角皿804の有無を確認するため、上側角皿受部802B,下側角皿受部803Bのそれぞれに圧電センサ805を設けている。
しかしながら、上記従来のオーブンレンジのように、上側角皿受部802B,下側角皿受部803Bのそれぞれに圧電センサ805を設けると、圧電センサ805,805が加熱庫801内に位置することになるため、圧電センサ805,805およびその配線に耐熱対策を施さなければならない。その結果、上側角皿受部802B,下側角皿受部803Bおよびその周辺部の構造が複雑になってしまう。
したがって、上記従来のオーブンレンジには製造が非常に困難だという問題がある。
また、上記圧電センサ805,805によって上側角皿受部802B,下側角皿受部803Bの有無を検知する場合、圧電センサ805の数は、少なくとも、加熱庫801の角皿804の収容可能枚数と同じにしなければならない。具体的に言えば、上記従来のオーブンレンジでは、圧電センサ805の数は少なくとも2個必要である。
したがって、上記従来のオーブンレンジには、加熱庫801の角皿804の収容可能枚数を増やすと、製造コストが大幅に増加するという問題もある。
特開2010−133627号公報
そこで、本発明の課題は、加熱庫内における金属体の有無を検知できて、その上、比較的簡単に製造でき、かつ、製造コストの増大を抑制できる加熱調理器を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の加熱調理器は、
ケーシングと、
上記ケーシング内に設けられ、被加熱物を収容する加熱庫と、
上記加熱庫内に供給すべき高周波を発生する高周波発生装置と、
上記加熱庫において上記高周波が供給される側とは反対側の外壁に取り付けられ、上記加熱庫内の高周波の電界強度を検出する電界センサと、
上記電界センサから上記加熱庫内の高周波の電界強度を示す信号を受ける制御装置と
を備え、
上記制御装置は、上記加熱庫内の高周波の電界強度を示す信号に基づいて、上記加熱庫内における金属体の存在を検知する金属体検知部を有することを特徴としている。
上記構成によれば、上記電界センサから加熱庫内の高周波の電界強度を示す信号を受ける制御装置を備え、この制御装置は、加熱庫内の高周波の電界強度を示す信号に基づいて、加熱庫内における金属体の存在を検知する金属体検知部を有する。したがって、本発明の加熱調理器は加熱庫内における金属体の有無を検知できる。
また、上記加熱庫内における金属体の存在を検知するための電界センサは、加熱庫において高周波が供給される側とは反対側の外壁に電界センサを取り付けられる。したがって、本発明の加熱調理器は、特開2010−133627号公報に記載の従来のオーブンレンジのような構造複雑化の問題を招来せず、上記従来のオーブンレンジにおいて圧電センサおよびその配線に施した耐熱対策が不要である。その結果、本発明の加熱調理器は比較的簡単に製造できる。
また、上記電界センサの数を例えば1個にしても、金属体検知部は加熱庫内における複数の金属体の存在を検知できる。すなわち、上記加熱庫内に収容可能な金属体の個数よりも、電界センサの個数を少なくできる。したがって、本発明の加熱調理器は製造コストの増大を抑制できる。
上記従来のオーブンレンジは、加熱庫内に入ることで生じるデメリットが多いため、実用的でない。
これに対して、本発明の加熱調理器は、上記従来のオーブンレンジのデメリットがなく、実用的である。
すなわち、本発明は、加熱庫内における金属体の有無を検知できる加熱調理器を初めて実用化できるようにしたものである。
一実施形態の加熱調理器では、
上記電界センサは、上記被加熱物の解凍状態を検出するための解凍センサである。
上記実施形態によれば、上記電界センサは、被加熱物の解凍状態を検出するための解凍センサであるので、加熱庫に取り付けるセンサの数が少なくなる。したがって、上記加熱調理器の製造コストを大きく下げることができる。
一実施形態の加熱調理器では、
上記制御装置は、上記金属体検知部によって、上記加熱庫内における金属体の存在が検知されたときに、上記高周波発生装置を非常停止する非常停止部を有する。
上記実施形態によれば、上記金属体検知部によって、加熱庫内における金属体の存在が検知されたときに、非常停止部が高周波発生装置を非常停止するので、加熱庫内に金属体が入っている状態で、加熱庫内への高周波の供給が継続されないようにすることができる。したがって、上記加熱庫と金属体の間の放電によって、加熱庫の内壁面の塗装が剥がれたり、加熱庫の壁面に穴があいたりするのを防ぐことができる。
一実施形態の加熱調理器では、
上記制御装置は、上記金属体検知部によって、上記加熱庫内における金属体の存在が検知されたときに、上記加熱庫内に上記金属体が入っていることをユーザに報知する問題発生報知部を有する。
上記実施形態によれば、上記金属体検知部によって、加熱庫内における金属体の存在が検知されたときに、問題発生報知部が、加熱庫内に金属体が入っていることをユーザに報知するので、加熱庫内から金属体を取り出すようにユーザに促すことができる。したがって、上記加熱庫内に金属体が入ったまま放置される時間を短くすることができる。
本発明の加熱調理器によれば、加熱庫において高周波が供給される側とは反対側の外壁に取り付けられ、上記加熱庫内の高周波の電界強度を検出する電界センサと、この電界センサから上記加熱庫内の高周波の電界強度を示す信号を受ける制御装置とを備え、制御装置は、上記加熱庫内の高周波の電界強度を示す信号に基づいて、加熱庫内における金属体の存在を検知する金属体検知部を有するので、加熱庫内における金属体の有無を検知できる。
また、上記電界センサは、加熱庫において高周波が供給される側とは反対側の外壁に電界センサを取り付けられるので、構造複雑化の問題の発生や、耐熱対策の増加を防ぐことできる。その結果、本発明の加熱調理器は比較的簡単に製造できる。
また、上記電界センサおよび制御装置を備えるので、加熱庫内に収容可能な金属体の個数よりも、電界センサの個数を少なくできる。したがって、本発明の加熱調理器は製造コストの増大を抑制できる。
図1は本発明の一実施形態の加熱調理器の模式斜視図である。 図2は上記加熱調理器の模式断面図である。 図3は図2の一部の拡大図である。 図4は上記加熱調理器の制御ブロック図である。 図5は上記加熱調理器の解凍センサの出力信号の波形図である。 図6は上記加熱調理器の解凍センサの出力信号の他の波形図である。 図7は上記加熱調理器の制御装置の制御を説明するためのフローチャートである。 図8は従来の加熱調理器の模式正面図である。
以下、本発明の加熱調理器を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態の加熱調理器を正面かつ斜め上方から見た模式図である。
上記加熱調理器は、直方体形状のケーシング1の正面に、下端側の辺を略中心に回動する扉2が取り付けられている。この扉2の上端部に取っ手部3を設けると共に、扉2の略中央に耐熱ガラス4を取り付けている。また、閉鎖時の扉2の右側には操作パネル5が位置するようになっている。この操作パネル5には、ユーザが加熱温度や時間などを設定するために押すボタン群7と、ユーザがメニューの番号を合わせるときなどに回す回転つまみ8とを設けている。
図2は、上記加熱調理器を正面から見た模式断面図である。
上記加熱調理器は、ケーシング1内に設けられ、被加熱物9を収容する加熱庫10と、この加熱庫10に供給すべきマイクロ波を発生するマグネトロン11と、このマイクロ波を加熱庫10内に放射する回転アンテナ12と、この回転アンテナ12を回転駆動する回転アンテナ用モータ13と、加熱庫10の上部の外壁に取り付けられ、被加熱物9の解凍状態を検出するための解凍センサ14とを備えている。
上記加熱庫10の上方にはヒータ26を配置している。このヒータ26は、加熱庫10の上部の外壁に取り付けられたヒータカバー27で覆われている。また、ヒータ26の下方には加熱庫10の上部の一部があって、ヒータ26は加熱庫10内に露出していない。なお、ヒータ26の個数は単数でも複数でもよい。
上記加熱庫の両側部の内壁には、加熱庫10内の上側に配置される金属製(例えばステンレス製)の角皿30を受ける上側角皿受部28A,28Bと、加熱庫10内の下側に配置される金属製の角皿30を受ける下側角皿受29A,29Bとを設けている。この角皿30,30は、ヒータ26で被加熱物9,9を輻射加熱するときに使用すべきであり、マグネトロン11が発生したマイクロ波で被加熱物9,9を誘電加熱するときには使用すべきでない。これは、加熱庫10内に角皿30,30を入れた状態で、加熱庫10内にマイクロ波を供給すると、加熱庫10と角皿30の間の放電によって、加熱庫10の内壁面の塗装が剥がれたり、加熱庫10の壁面に穴があいたりするなどの恐れがある。
上記加熱庫10の一側方には電装品室20を設け、この電装品室20内にマグネトロン11を配置している。このマグネトロン11は、マグネトロン本体部13と、このマグネトロン本体部13が発振したマイクロ波を導波管17内に放射するマグネトロンアンテナ16とを有している。また、上記マグネトロン11の後側(操作パネル5側とは反対側)には冷却ファン19を配置している。この冷却ファン19が起こした冷却風によって、マグネトロン11を冷却できるようになっている。
上記加熱庫10の下方にはアンテナ収容部18を設け、このアンテナ収容部18内に回転アンテナ12を回転可能に収容している。この回転アンテナ12は複数の貫通孔を有する略円板形状であり、回転アンテナ12の略中央部には軸部12aが設けられている。軸部12aは回転アンテナ用モータ13の回転軸13aに連結されている。また、アンテナ収容部18内の空間は導波管17内の空間と連通している。
上記解凍センサ14は、被加熱物9の載置場所の上方に位置するように加熱庫10に取り付けられ、加熱庫10内のマイクロ波の電界強度を検出する。
より詳しくは、図3に示すように、解凍センサ14はセンサ基板21および検出アンテナ22を有している。検出アンテナ22は加熱庫10の上部の貫通孔10aに挿通されており、先端が加熱庫8内に入っている。また、図示しないが、解凍センサ14は取付部材を介して貫通孔10aの周辺部に取り付けられ、センサ基板21にはサーミスタが設けられている。また、解凍センサ14と貫通孔10aの周辺部との間はシールされている。
図4は上記加熱調理器の制御ブロック図である。
上記加熱調理器は、マイクロコンピュータと入出力回路などからなる制御装置100を電装品室20内に備えている。制御装置100には、操作パネル5、マグネトロン11、回転アンテナ用モータ13、解凍センサ14、冷却ファン用モータ24、扉開閉センサ25、庫内温度センサ23およびヒータ26などが接続されている。制御装置100は、操作パネル5、解凍センサ14、扉開閉センサ25および庫内温度センサ23からの信号に基づいて、マグネトロン11、回転アンテナ用モータ13、冷却ファン用モータ24およびヒータ26などを制御する。なお、庫内温度センサ23としては例えば赤外線温度センサが用いられる。
上記誘電加熱時、解凍センサ14が出力する信号は、加熱庫10内に角皿30,30が入っていないと、図5に示すように、波形が周期的に大きく変化する一方、加熱庫10内に角皿30,30が入っていると、解凍センサ14へ向かうマイクロ波が角皿30,30で遮られて、図6に示すように、周期的な変化はほとんど見られなくなる。このような波形の違いがあるので、加熱庫10内における角皿30の存在は、解凍センサ14からの信号に基づけば、検知できる。なお、図5,図6の波形の検出時、マグネトロン11はマイクロ波を正常に発生し、かつ、回転アンテナ12は正常に回転しているものとする。
図7は、上記制御装置100の制御を説明するためのフローチャートである。この制御は、扉2が閉まった状態で、ユーザが誘電加熱をスタートさせるための操作に応じてスタートする。
上記制御がスタートすると、まず、ステップS11で、マグネトロン11および回転アンテナ用モータ13を駆動する。
次に、ステップS12で、解凍センサ14からの信号に基づいて、加熱庫10内に角皿30,30が有るか否かを検知する。このステップS12で、加熱庫10内における角皿30の存在を検知すると、ステップS13に進む。一方、ステップS12で、加熱庫10内における角皿30の不存在を検知すると、ステップS21に進む。なお、ステップS12は金属体検知部の一例である。
次に、ステップS13で、ユーザの設定に対応する誘電加熱が終了したか否かを判定する。このステップS13は、ユーザの設定に対応する誘電加熱が終了したと判定するまで繰り返される。そして、ステップS13で、ユーザの設定に対応する誘電加熱が終了したと判定すると、次のステップS14に進む。なお、上記誘電加熱が終了した否かの判定は、加熱時間や庫内温度などに基づいて行われる。このため、制御装置100はタイマ(図示せず)を有している。
次に、ステップS14で、マグネトロン11および回転アンテナ用モータ13を停止する。
最後に、ステップS15で、被加熱物9の加熱が終了したことをユーザに報知するための終了音をスピーカ(図示せず)に出力して、上記制御がエンドになる。なお、上記スピーカは操作パネル5に設けられている。
また、上記ステップS12で、加熱庫10内における角皿30の存在が検知されて、ステップS21に進んだ場合、ステップS21で、マグネトロン11および回転アンテナ用モータ13を非常停止する。なお、ステップS21は非常停止部の一例である。
上記ステップS21の後は、ステップS22で、加熱庫10内に角皿30の存在が入っていることをユーザに報知するための警告音を上記スピーカに出力して、上記制御がエンドになる。なお、ステップS22は問題発生報知部の一例である。
このように、上記加熱調理器は、解凍センサ14が出力した信号に基づいて、加熱庫10内における角皿30の存在を検知できる。
また、上記解凍センサ14は、加熱庫10においてマイクロ波が供給される側とは反対側の外壁に解凍センサ14を取り付けられる。したがって、上記加熱調理器は、特開2010−133627号公報に記載の従来のオーブンレンジのような構造複雑化の問題を招来せず、上記従来のオーブンレンジにおいて圧電センサおよびその配線に施した耐熱対策が不要である。その結果、上記加熱調理器は比較的簡単に製造できる。
また、上記加熱庫10内に角皿30,30の両方が入っていても、1個の解凍センサ14によって、加熱庫10内における角皿30の存在を検知できる。すなわち、上記加熱庫10内に収容可能な角皿30の枚数よりも、解凍センサ14の個数を少なくできる。したがって、上記加熱調理器は製造コストの増大を抑制できる。
また、上記解凍センサ14は、被加熱物の解凍状態を検出するためのセンサであるので、加熱庫10に取り付けるセンサの数が少なくなる。したがって、上記加熱調理器の製造コストを大きく下げることができる。
また、上記加熱庫10内に角皿30が入っていれば、角皿30が加熱庫10内に入っていることが検知されて、マグネトロン11が非常停止するので、加熱庫10内に角皿30が入っている状態で、加熱庫10内へのマイクロ波の供給が継続されないようにすることができる。したがって、加熱庫10と角皿30の間の放電によって、加熱庫10の内壁面の塗装が剥がれたり、加熱庫10の壁面に穴があいたりするのを防ぐことができる。
また、上記加熱庫10内に角皿30が入っていれば、加熱庫10内に角皿30が入っていることが検知されて、警告音が鳴るので、加熱庫10内から角皿30を取り出すようにユーザに促すことができる。したがって、上記加熱庫10内に角皿30が入ったまま放置される時間を短くすることができる。
また、上記解凍センサ14の加熱庫10への取付は、検出アンテナ22が加熱庫10の上部の貫通孔10aに挿通されるように行えばよい。すなわち、加熱庫10に対する解凍センサ14の位置決めは比較的低精度で行える。したがって、加熱庫10に解凍センサ14を取り付けは容易で、この取り付けの作業性は良好である。
上記実施形態では、加熱庫10内における角皿30の検知を行っていたが、加熱庫10内における角皿以外の金属体の検知を行ってもよい。
上記実施形態において、ステップS11では、マグネトロン11を、ユーザの設定に対応する出力よりも低い出力となるように駆動するようにした後、ステップS12を行うようにしてもよい。この場合、ステップS12とステップS13の間に、マグネトロン11の出力を、ユーザの設定に対応する出力に上げるステップを設けるのがよい。
上記実施形態では、加熱庫10の上方にヒータ26を配置していたが、加熱庫10の上方にヒータ26を配置する共に、加熱庫10の下方に、ヒータ26と同様のヒータを配置してもよい。あるいは、加熱庫10の下方にだけ、ヒータ26と同様のヒータを配置するようにしてもよい。
上記実施形態では、被加熱物9の加熱が終了したことをユーザに報知するための終了音をスピーカに出力していたが、例えば、被加熱物9の加熱が終了したことをユーザに報知するための文字などが表示部6に表示されるようにしてもよい。すなわち、被加熱物9の加熱が終了したことは、聴覚的に報知してもよいし、あるいは、視覚的に報知してもよい。
上記実施形態では、加熱庫10の上部に解凍センサ14を取り付けていたが、加熱庫10の例えば一方の側部に解凍センサ14を取り付けてもよい。この場合、回転アンテナ12は、加熱庫10の他方の側部に対向するように配置すればよい。
上記実施形態では、略円板形状の回転アンテナ12を用いていたが、例えば上面視が略L字形状を呈する回転アンテナを用いてもよい。すなわち、上記実施形態では、様々な形状の回転アンテナを使用できる。
上記実施形態において、回転アンテナ12の数を複数にしてもよいが、製造コストを低減する観点から、回転アンテナ12の数は1個が最も好ましい。
上記実施形態において、解凍センサ14の数を複数にしてもよいが、製造コストを低減する観点から、解凍センサ14の数は1個が最も好ましい。
上記実施形態において、解凍センサ14は被加熱物9の解凍状態のみを検知するセンサとして用いると共に、加熱庫10内における角皿30の存在を検知するためだけの電界センサを加熱庫10に例えば1個取り付けてもよい。すなわち、解凍センサ14とは別に、加熱庫10内における角皿30の存在を検知するためだけの電界センサを加熱庫10に1個または複数取り付けてもよい。
本発明の加熱調理器としては、例えば、過熱水蒸気を使用するオーブンレンジまたはレンジや、過熱水蒸気を使用しないオーブンレンジまたはレンジなどがある。
本発明の加熱調理器において、過熱水蒸気または飽和水蒸気を用いることによって、ヘルシーな調理を行うことができる。例えば、本発明の加熱調理器では、温度が100℃以上の過熱水蒸気または飽和水蒸気を食品表面に供給し、食品表面に付着した過熱水蒸気または飽和水蒸気が凝縮して大量の凝縮潜熱を食品に与えるので、食品に熱を効率よく伝えることができる。また、凝縮水が食品表面に付着して塩分や油分が凝縮水と共に滴下することにより、食品中の塩分や油分を低減できる。さらに、加熱室内は過熱水蒸気または飽和水蒸気が充満して低酸素状態となることにより、食品の酸化を抑制した調理が可能となる。ここで、低酸素状態とは、加熱室内において酸素の体積%が10%以下(例えば0.5〜3%)である状態を指す。
本発明の具体的な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
1…ケーシング
2…扉
9…被加熱物
10…加熱庫
11…マグネトロン
13…回転アンテナ用モータ
14…解凍センサ
15…マグネトロン本体
16…マグネトロンアンテナ
21…センサ基板
22…検出アンテナ
26…ヒータ
28A,28B…上側角皿受部
29A,29B…下側角皿受
30…角皿
100…制御装置

Claims (4)

  1. ケーシングと、
    上記ケーシング内に設けられ、被加熱物を収容する加熱庫と、
    上記加熱庫内に供給すべき高周波を発生する高周波発生装置と、
    上記加熱庫において上記高周波が供給される側とは反対側の外壁に取り付けられ、上記加熱庫内の高周波の電界強度を検出する電界センサと、
    上記電界センサから上記加熱庫内の高周波の電界強度を示す信号を受ける制御装置と
    を備え、
    上記制御装置は、上記加熱庫内の高周波の電界強度を示す信号に基づいて、上記加熱庫内における金属体の存在を検知する金属体検知部を有することを特徴とする加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    上記電界センサは、上記被加熱物の解凍状態を検出するための解凍センサであることを特徴とする加熱調理器。
  3. 請求項1または2に記載の加熱調理器において、
    上記制御装置は、上記金属体検知部によって、上記加熱庫内における金属体の存在が検知されたときに、上記高周波発生装置を非常停止する非常停止部を有することを特徴とする加熱調理器。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項に記載の加熱調理器において、
    上記制御装置は、上記金属体検知部によって、上記加熱庫内における金属体の存在が検知されたときに、上記加熱庫内に上記金属体が入っていることをユーザに報知する問題発生報知部を有することを特徴とする加熱調理器。
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