JP2003232525A - 高周波加熱調理器 - Google Patents

高周波加熱調理器

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JP2003232525A
JP2003232525A JP2002031949A JP2002031949A JP2003232525A JP 2003232525 A JP2003232525 A JP 2003232525A JP 2002031949 A JP2002031949 A JP 2002031949A JP 2002031949 A JP2002031949 A JP 2002031949A JP 2003232525 A JP2003232525 A JP 2003232525A
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cooking
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cooking temperature
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JP2002031949A
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Masahito Imai
雅人 今井
Takahiro Kanai
孝博 金井
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/6447Method of operation or details of the microwave heating apparatus related to the use of detectors or sensors
    • H05B6/645Method of operation or details of the microwave heating apparatus related to the use of detectors or sensors using temperature sensors
    • H05B6/6455Method of operation or details of the microwave heating apparatus related to the use of detectors or sensors using temperature sensors the sensors being infrared detectors

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  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数が少なく加熱制御も容易な高周波加
熱調理器を提供する。 【解決手段】 制御部11eは、第1及び第2の赤外線
センサ8a,8bの検出温度が調理温度t1にほぼ同時
に達したときマグネトロン3の駆動を停止し、第1及び
第2の赤外線センサ8a,8bのうち第2の赤外線セン
サ8bの検出温度が調理温度t1に達したときは調理温
度t1に所定温度を加算して新たな調理温度t2を算出
し、第2の赤外線センサ8bの検出温度がその新たな調
理温度t2に達する前に第1の赤外線センサ8aの検出
温度が調理温度t1に達したときマグネトロン3の駆動
を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被加熱物に高周波
を照射して加熱調理する高周波加熱調理器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図6は例えば特開昭60−235388
号公報に開示された従来の高周波加熱調理器を示す電気
系のブロック構成図であり、図において、101は被加
熱物102を収納するための加熱室、103,104は
高周波を発振するマグネトロン、105,106はマグ
ネトロン103,104から発振された高周波を加熱室
101内へ導く導波管、107は被加熱物102の載置
台で、加熱室101内の底部に設けられている。
【0003】108〜110は加熱室101の外側上部
に配設された赤外線センサで、被加熱物102の上部表
面の温度を検知する。111,112は加熱室101の
両側部にそれぞれ配設された赤外線センサで、被加熱物
102の両側面の温度を検知する。これら赤外線センサ
108〜112は、被加熱物102の1点だけの検知で
はなく、イメージセンサの役割を果たしている。
【0004】113はマイクロコンピュータを搭載した
信号処理回路で、イメージセンサとしての赤外線センサ
108〜112からの情報を得てマイクロコンピュータ
で処理し制御信号を伝送する。114は制御回路で、信
号処理回路113から伝送された制御信号を受け、各マ
グネトロン103,104の発振と停止、高周波の出力
と発振時間などを制御する。
【0005】次に、前述した従来の高周波加熱調理器の
動作を説明する。まず、加熱室101内の載置台107
に載せられた被加熱物102の表面温度を各赤外線セン
サ108〜112で検知する。この検知された情報は、
信号処理回路113に送られ、予めプログラムされた調
理加熱シーケンスが選択され、制御信号として制御回路
114に伝送される。この時、制御回路114はその調
理加熱シーケンスに基づき各マグネトロン103,10
4を駆動して被加熱物102に高周波を照射させる。こ
の間は、各赤外線センサ108〜112がイメージセン
サとして被加熱物102の温度情報を信号処理回路11
3に伝送している。被加熱物102は高周波の照射状態
の差により加熱むらが発生するので、被加熱物102の
各部を検知している赤外線センサ108〜112は、そ
れぞれ異なった温度情報を信号処理回路113に伝送し
ていることになる。
【0006】信号処理回路113は、被加熱物102の
加熱状態を示す温度情報によって加熱パターンの変更を
決定する。例えば、被加熱物102の下部側の温度上昇
が低ければ、マグネトロン103の高周波出力を弱める
か停止し、また逆に被加熱物102の下部側の温度上昇
が高ければ、マグネトロン104の高周波出力を弱める
か停止する。このように決定された加熱パターンは制御
信号として制御回路114に伝送され、各マグネトロン
103,104はその制御信号に基づいた加熱パターン
で駆動し、被加熱物102は最適な加熱状態に修正され
ていく。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の高周波
加熱調理器では、5コの赤外線センサ108〜112を
用いて被加熱物102の表面温度を監視しているので、
部品点数を多く要し、しかも加熱制御が複雑になってい
た。
【0008】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたもので、部品点数が少なく加熱制御も容易な高周
波加熱調理器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)本発明に係る高周
波加熱調理器は、加熱室と、加熱室内に収納された被加
熱物に高周波を照射する高周波発生手段と、被加熱物の
異なる箇所の温度を検出する一対の温度検出手段と、調
理終了を報知する報知手段と、高周波発生手段及び報知
手段を制御する制御手段とを備え、この制御手段は、一
対の温度検出手段の検出温度が予め設定された調理温度
t1にほぼ同時に達したとき高周波発生手段の駆動を停
止し、一対の温度検出手段のうち一方の温度検出手段の
検出温度が調理温度t1に達したときは調理温度t1に
所定温度を加算して新たな調理温度t2を算出し、一方
の温度検出手段の検出温度がその新たな調理温度t2に
達する前に他方の温度検出手段の検出温度が調理温度t
1に達したとき高周波発生手段の駆動を停止する。
【0010】(2)本発明に係る高周波加熱調理器は、
前記(1)において、制御手段は、高周波発生手段の駆
動を停止した際に、調理終了を報知手段を通じて報知す
る。
【0011】(3)本発明に係る高周波加熱調理器は、
前記(1)又は(2)の何れかにおいて、制御手段は、
他方の温度検出手段の検出温度が調理温度t1に達する
前に一方の温度検出手段の検出温度が新たな調理温度t
2に達したとき高周波発生手段の駆動を停止する。
【0012】(4)本発明に係る高周波加熱調理器は、
前記(3)において、制御手段は、高周波発生手段の駆
動を停止した後に、一方の温度検出手段の検出温度が新
たな調理温度t2より所定温度降下したとき調理終了を
報知手段を通じて報知する。
【0013】(5)本発明に係る高周波加熱調理器は、
前記(4)において、制御手段は、高周波発生手段の駆
動を停止した後に、他方の温度検出手段の検出温度が調
理温度t1より低い所定の温度に到達したとき調理終了
を報知手段を通じて報知する。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係る
高周波加熱調理器の要部を示すブロック構成図である。
図において、1は高周波加熱調理器の本体(図示せず)
内に形成された前面開口部を有する箱状の加熱室、1a
は側壁1cの上部に設けられた赤外線の透視窓、1bは
側壁1dのほぼ中央部に設けられた赤外線の透視窓,2
は加熱室1の底部1eのほぼ中央部に設けられた高周波
の給電口である。なお、前述した本体には、前面側にヒ
ンジ部(図示せず)によって開閉自在に取り付けられた
加熱室1のドア(図示せず)が設けられている。
【0015】3は加熱室1の外側下部に配設されたマグ
ネトロン、4はマグネトロン3から発振された高周波を
給電口2へ導く導波管である。5は高周波透過材からな
る容器6に収容された例えばミルクやごはん等の被加熱
物、7は加熱室1内の底部1e上に設けられ、容器6を
載せるための載置台である。8aは透視窓1aを通して
被加熱物5の上部側の赤外線量を検知する第1の赤外線
センサ、8bは透視窓1bを通して被加熱物5の下部側
の赤外線量を検知する第2の赤外線センサである。
【0016】9は操作部で、本体のドアに隣接して設け
られており、例えば、ミルクを加熱調理するときに選択
するミルクキー9aと、ごはんの加熱調理用のごはんキ
ー9bと、これらキーによって選択された調理メニュー
をスタートさせるためのあたためキー9cと、ミルクキ
ー9a又はごはんキー9bの何れかの選択による調理メ
ニューの設定の取消やあたためキー9cの設定による調
理動作を途中で停止させる取消キー9dと、調理メニュ
ーや調理仕上がり等を表示する表示器9eとを備えてい
る。10は調理の仕上がり等を報知するブザーである。
【0017】11は本調理器の制御装置で、操作部9の
キー操作により入力された情報から何れのキーが選択さ
れたかを判定するキー判定部11aと、マグネトロン3
の駆動を制御するマグネトロン駆動制御部11bと、第
1の赤外線センサ8aからの赤外線量に基づいて温度に
変換する第1の温度変換部11cと、第2の赤外線セン
サ8bからの赤外線量に基づいて温度に変換する第2の
温度変換部11dと、キー判定部11a、第1の温度変
換部11c及び第2の温度変換部11dからの入力情報
に基づいて、マグネトロン駆動制御部11bを制御し、
また調理メニュー等を表示器9eに表示し、調理終了時
にはブザー10を鳴動させる制御部11eとを有してい
る。
【0018】次に、本実施の形態の高周波加熱調理器の
動作を図2乃至図5を用いて説明する。図2乃至図4は
実施の形態の高周波加熱調理器の動作を示すフローチャ
ート、図5は調理温度との相関を示すマグネトロンの停
止、表示器及びブザーによる報知のタイムチャートであ
る。なお、この図5に示すタイムチャートは図3のフロ
ーチャートに基づくもので、図4に示すフローチャート
によるタイムチャートは、上部温度と下部温度が逆にな
る(即ち図5(A)の( )内表示)だけでマグネトロ
ンの停止及び調理終了の報知のタイミングが同じであ
る。
【0019】加熱室1内の載置台7に被加熱物5収納の
容器6を載置してドアを閉め、操作部9のミルクキー9
a又はごはんキー9bの何れかを操作すると、制御装置
11のキー判定部11aは、ミルクキー9aか否かを判
定し(S1)、ミルクキー9aでなければごはんキー9
bか否かを判定し(S2)、ごはんキー9bでなければ
S1に戻る。このS1においてミルクキー9aと判断し
たときは、あたためキー9cが操作されたか否かを判定
し(S3)、あたためキー9cでなければ取消キー9d
か否かを判定し(S4)、取消キー9dと判断したとき
は終了するが、取消キー9dでなければS3に戻って待
機する。また、ごはんキー9bと判断したときは、あた
ためキー9cが操作されたか否かを判定し(S5)、あ
たためキー9cでなければ取消キー9dか否かを判定し
(S6)、取消キー9dと判断したときは終了するが、
取消キー9dでなければS5に戻って待機する。
【0020】S3又はS5の何れか一方であたためキー
9cの操作を検知すると、制御部11eは、マグネトロ
ン駆動制御部11bを通じてマグネトロン3を駆動させ
(S7)、高周波を発振させる。この高周波は、導波管
4を経由して給電口2より加熱室1内に照射され、被加
熱物5を加熱する。この時、第1の赤外線センサ8aが
透視窓1aを通して被加熱物5の上部側の赤外線量の検
知を開始し(S8)、その情報を第1の温度変換部11
cへ入力する。また、第2の赤外線センサ8bが透視窓
1bを通して被加熱物5の下部側の赤外線量の検知を開
始し(S9)、その情報を第2の温度変換部11dへ入
力する。一方、第1の温度変換部11cは第1の赤外線
センサ8aからの入力情報に基づいて温度tAに変換
し、第2の温度変換部11dは第2の赤外線センサ8b
からの入力情報に基づいて温度tBに変換し、それぞれ
制御部11eへ入力する。
【0021】初めに下部の温度tB(以下、「下部温度
tB」という)が先に調理温度t1以上になった場合に
ついて説明する。制御部11eは、まず下部温度tBが
予め設定された調理温度t1以上になったかどうかを判
定し(S10)、調理温度t1未満のときは温度tA
(以下、「上部温度tA」という)がその調理温度t1
以上になったかどうかを判定するが(S23)、下部温
度tBが調理温度t1以上のときは、上部温度tAが調
理温度t1以上かどうかを判定する(S11)。上部温
度tAが調理温度t1以上のときはtB=tA≧t1と
判断して、マグネトロン駆動制御部11bを通じてマグ
ネトロン3を停止させると共に、調理終了を表示器9e
に表示し、かつブザー10を鳴動し(S12,S13,
S14)、被加熱物5の調理を終了する。
【0022】この場合は、図5(A)(B)に示すよう
に、上部温度tAと下部温度tBがほぼ同時に調理温度
t1に達したときで、T1のタイミングでマグネトロン
3の停止と、表示器9e及びブザー10による調理終了
の報知とが同時に行われている。
【0023】また、制御部11eは、S11において上
部温度tAが調理温度t1よりも低いと判断したとき
(図5(A)の温度上昇tA1におけるタイミングT1
時)、調理温度t1に所定温度(例えば10℃)を加算
して新たな調理温度t2を算出する(S15)。そし
て、下部温度tBがその調理温度t2以上になっている
かどうかを判定し(S16)、下部温度tBが調理温度
t2よりも低いときは、前記と同様に上部温度tAが調
理温度t1以上かどうかを判定する(S11)。ここ
で、上部温度tAが調理温度t1よりも低いときは(図
5(A)の温度上昇tA2におけるタイミングT2
時)、再び調理温度t2を算出して前記と同様の動作を
繰り返す(S15,S16)。S11→S15→S16
の動作を繰り返しているうちに、S11において上部温
度tAが調理温度t1以上になったときは(図5(A)
の温度上昇tA1におけるタイミングT2時)、マグネ
トロン駆動制御部11bを通じてマグネトロン3を停止
させると共に、調理終了を表示器9eに表示し、かつブ
ザー10を鳴動し(S12,S13,S14)、被加熱
物5の調理を終了する。
【0024】この場合は、前記と同様にマグネトロン3
の停止と、表示器9e及びブザー10による調理終了の
報知とが同時に行われているが、そのタイミングはT2
となっている(図5(A)(C)参照)。これは、T1
のタイミングで調理終了した被加熱物5と比べ容量が多
いためで、その分、被加熱物5の上部温度tA(tA
1)の上昇率が低くなって加熱時間が長くなっている。
【0025】S11→S15→S16の動作を繰り返し
ているうちに、S16において下部温度tBが調理温度
t2以上になったことを検知したときは(図5(A)の
タイミングT3)、マグネトロン駆動制御部11bを通
じてマグネトロン3を停止させる(S17)。そして、
調理温度t2から例えば5℃を減算して調理温度t3を
算出し(S18)、下部温度tBがその調理温度t3よ
りも低いかどうかを判定する(S19)。下部温度tB
が調理温度t3よりも高いときは、上部温度tAが調理
温度t1以上かどうかを判定する(S20)。この条件
を満たしているときはS13に進む。また、この条件を
満たしていないときは、調理温度t1から例えば5℃を
減算して調理温度t4を算出し(S21)、上部温度t
Aがその調理温度t4以上かどうかを判定する(S2
2)。この条件を満たしているときは(図5(A)の温
度上昇tA3におけるタイミングT3時)、S13に進
むが、この条件を満たしていないときはS19に戻って
下部温度tBが調理温度t3よりも低いかどうかを判定
する。ここで、下部温度tBが調理温度t3よりも高い
ときは再び調理温度t4を算出して同じ動作を繰り返す
(S20,S21,S22)。S19→S20→S21
→S22の動作を繰り返しているうちに、S19におい
て下部温度tBが調理温度t3まで下がったことを検知
したときは、調理終了を表示器9eに表示すると共に、
ブザー10を鳴動し(S13,S14)、被加熱物5の
調理を終了する。
【0026】この場合は、上部温度tAが調理温度t1
以上になる前に下部温度tBが調理温度t2以上になっ
たときにマグネトロン3を停止し(図5(A)のタイミ
ングT3)、そして、上部温度tAが調理温度t1又は
t4になる前に下部温度tBが調理温度t3まで下がっ
たときに表示器9e及びブザー10による調理終了の報
知(タイミングT6)を行うようにしたものである。マ
グネトロン3の停止から調理終了の報知までの時間差
は、被加熱物5の底部側の熱が上部側に伝わるようにし
たものである(図5(A)(F)参照)。
【0027】S19→S20→S21→S22の動作を
繰り返しているうちに、S21において上部温度tAが
tA≧t4の関係になったことを検知したときは、調理
終了を表示器9eに表示すると共に、ブザー10を鳴動
して(S13,S14)、被加熱物5の調理を終了す
る。
【0028】この場合は、下部温度tBが下降して調理
温度t3より低くなったときと、逆に上部温度tAが被
加熱物5の下部側の熱により上昇して調理温度t1又は
t4に達したときとがあり、前者では、図5(A)
(F)に示すように、上部温度tAが調理温度t1又は
t4に達する前に下部温度tBが調理温度t2に下降し
たときにT6のタイミングで調理終了を報知することに
なり、後者では、図5(A)(D)(E)に示すよう
に、上部温度tA(tA2)が上昇して調理温度t1に
達したときにT4のタイミングで調理終了を報知し、又
は上部温度tA(tA3)が上昇して調理温度t4に達
したときにT5のタイミングで調理終了を報知すること
になる。
【0029】また、図5(A)の( )内に示すように
上部温度tAと下部温度tBの温度上昇速度が逆の場合
には、制御部11eは、S10において下部温度tBが
調理温度t1よりも低いと判断したときは、上部温度t
Aが調理温度t1以上かどうかを判定し(S23)、上
部温度tAが調理温度t1未満のときはS10に戻って
同じ動作を繰り返すが、上部温度tAが調理温度t1以
上のときは下部温度tBが調理温度t1以上かどうかを
判定する(S24)。下部温度tBが調理温度t1以上
のときはS12に進み、マグネトロン3を停止させると
共に、調理終了を表示器9eに表示し、かつブザー10
を鳴動し(S12,S13,S14)、被加熱物5の調
理を終了する。
【0030】一方、下部温度tBが調理温度t1よりも
低いと判断したときは調理温度t1に例えば所定温度1
0℃を加算して調理温度t2を算出し(S25)、上部
温度tAがその調理温度t2以上かどうかを判定する
(S26)。上部温度tAが調理温度t2未満のときは
S24に戻って同じ動作を繰り返すが、上部温度tAが
調理温度t2以上のときはマグネトロン3を停止させる
(S27)。そして、調理温度t2から例えば5℃を減
算して調理温度t3を算出し(S28)、上部温度tA
がその調理温度t3よりも低いかどうかを判定する(S
29)。上部温度tAが調理温度t3よりも低いときは
調理終了を表示器9eに表示すると共に、ブザー10を
鳴動し(S13,S14)、被加熱物5の調理を終了す
る。
【0031】また、S29において上部温度tAが調理
温度t3以上と判断したときは、下部温度tBが調理温
度t1以上かどうかを判定する(S29)。この条件を
満たしているときはS13に進む。この条件を満たして
いないときは、調理温度t1から例えば5℃を減算して
調理温度t4を算出し(S30)、下部温度tBがその
調理温度t4以上かどうかを判定する(S31)。この
条件を満たしているときは、前記と同様に調理終了を表
示器9eに表示すると共に、ブザー10を鳴動するが
(S13,S14)、tB≧t4でなかったときはS2
9に戻って同じ動作を繰り返す。S29→S30→S3
1→S32の動作を繰り返しているうちに、上部温度t
Aが調理温度t3よりも低くなったときはS13に進
み、また下部温度tBが調理温度t1又はt4となった
ときは、S13に進んで調理終了を表示器9eに表示
し、かつブザー10を鳴動して(S14)、被加熱物5
の調理を終了する。
【0032】以上のように本実施の形態においては、第
1の赤外線センサ8aと第2の赤外線センサ8bの検出
温度(上部温度tA・下部温度tB)に基づいて被加熱
物5の調理温度(仕上がり温度)を変えるようにしたの
で、赤外線センサも2コと少ない構成で、かつ簡単な制
御によって被加熱物5を均一に加熱することができる。
【0033】なお、前記の実施の形態では、給電口2を
加熱室1の底部1eに配置したことを述べたが、これに
限定されることはなく、加熱室1内に高周波を照射でき
る場所であればどこでもよい。また、被加熱物5を加熱
室1の底部1e上に置いたが、これに限定されることは
なく、加熱室1内であれば何れの場所でもよい。
【0034】
【発明の効果】(1)本発明によれば、一対の温度検出
手段の検出温度が予め設定された調理温度t1にほぼ同
時に達したとき高周波発生手段の駆動を停止し、一対の
温度検出手段のうち一方の温度検出手段の検出温度が調
理温度t1に達したときは調理温度t1に所定温度を加
算して新たな調理温度t2を算出し、一方の温度検出手
段の検出温度がその新たな調理温度t2に達する前に他
方の温度検出手段の検出温度が調理温度t1に達したと
き高周波発生手段の駆動を停止するようにしたので、部
品点数を少なくすることが可能になり、しかも複雑な加
熱制御を行うことなく被加熱物を均一に加熱することが
できる。
【0035】(2)本発明によれば、高周波発生手段の
駆動を停止した際に、調理終了を報知手段を通じて報知
するようにしたので、被加熱物を均一に加熱することが
できる上に被加熱物のむらしも可能になる。
【0036】(3)本発明によれば、他方の温度検出手
段の検出温度が調理温度t1に達する前に一方の温度検
出手段の検出温度が新たな調理温度t2に達したとき高
周波発生手段の駆動を停止するようにしたので、被加熱
物を均一に加熱することができる。
【0037】(4)本発明によれば、高周波発生手段の
駆動を停止した後に、一方の温度検出手段の検出温度が
新たな調理温度t2より所定温度降下したとき調理終了
を報知手段を通じて報知するようにしたので、被加熱物
を均一に加熱することができる上に被加熱物のむらしも
可能になる。
【0038】(5)本発明によれば、高周波発生手段の
駆動を停止した後に、他方の温度検出手段の検出温度が
調理温度t1より低い所定の温度に到達したとき調理終
了を報知手段を通じて報知するようにしたので、より被
加熱物を均一に加熱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る高周波加熱調理器
の要部を示すブロック構成図である。
【図2】 実施の形態の高周波加熱調理器の動作を示す
フローチャートである。
【図3】 図2に続くフローチャートである。
【図4】 図3に続くフローチャートである。
【図5】 調理温度との相関を示すマグネトロンの停
止、表示器及びブザーによる報知のタイムチャートであ
る。
【図6】 従来の高周波加熱調理器を示す電気系のブロ
ック構成図である。
【符号の説明】
1a,1b 透視窓、3 マグネトロン、8a 第1の
赤外線センサ、8b 第2の赤外線センサ、9 操作
部、11 制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金井 孝博 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内 Fターム(参考) 3K086 AA01 BA08 BB02 CA04 CB04 CC01 CC11 CD11 3L086 CB08 CB16 CC08 CC16 DA12 DA29

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱室と、該加熱室内に収納された被加
    熱物に高周波を照射する高周波発生手段と、被加熱物の
    異なる箇所の温度を検出する一対の温度検出手段と、調
    理終了を報知する報知手段と、前記高周波発生手段及び
    報知手段を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記一対の温度検出手段の検出温度が
    予め設定された調理温度t1にほぼ同時に達したとき前
    記高周波発生手段の駆動を停止し、前記一対の温度検出
    手段のうち一方の温度検出手段の検出温度が調理温度t
    1に達したときは調理温度t1に所定温度を加算して新
    たな調理温度t2を算出し、一方の温度検出手段の検出
    温度がその新たな調理温度t2に達する前に他方の温度
    検出手段の検出温度が調理温度t1に達したとき前記高
    周波発生手段の駆動を停止することを特徴とする高周波
    加熱調理器。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記高周波発生手段の
    駆動を停止した際に、調理終了を前記報知手段を通じて
    報知することを特徴とする請求項1記載の高周波加熱調
    理器。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、他方の温度検出手段の
    検出温度が調理温度t1に達する前に一方の温度検出手
    段の検出温度が新たな調理温度t2に達したとき前記高
    周波発生手段の駆動を停止することを特徴とする請求項
    1又は2記載の高周波加熱調理器。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記高周波発生手段の
    駆動を停止した後に、一方の温度検出手段の検出温度が
    新たな調理温度t2より所定温度降下したとき調理終了
    を前記報知手段を通じて報知することを特徴とする請求
    項3記載の高周波加熱調理器。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記高周波発生手段の
    駆動を停止した後に、他方の温度検出手段の検出温度が
    調理温度t1より低い所定の温度に到達したとき調理終
    了を前記報知手段を通じて報知することを特徴とする請
    求項4記載の高周波加熱調理器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101388897B1 (ko) * 2007-11-01 2014-04-23 엘지전자 주식회사 오븐 및 그 제어방법
JP2017194175A (ja) * 2016-04-18 2017-10-26 東芝ホームテクノ株式会社 加熱調理器

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KR101388897B1 (ko) * 2007-11-01 2014-04-23 엘지전자 주식회사 오븐 및 그 제어방법
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