JP2538586B2 - 調理器 - Google Patents

調理器

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JP2538586B2
JP2538586B2 JP62057406A JP5740687A JP2538586B2 JP 2538586 B2 JP2538586 B2 JP 2538586B2 JP 62057406 A JP62057406 A JP 62057406A JP 5740687 A JP5740687 A JP 5740687A JP 2538586 B2 JP2538586 B2 JP 2538586B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、重量センサを備えた調理器に関する。
(従来の技術) 調理器たとえば電子レンジにあっては、加熱室内に収
納される食品の重量を受ける重量センサを備え、その重
量センサの出力と予め記憶されている零点出力との差に
より上記食品の重量を算出し、その算出結果に応じて加
熱制御を行なうものがある。
このような電子レンジに使用される重量センサとして
は、たとえば、可動板と固定板とを対向してコンデンサ
を構成し、重量を可動板の変位に基づくコンデンサの容
量として捕え、そのコンデンサの容量に基づく発振回路
出力(周波数信号)をセンサ出力とするものがある。
そして、このような重量センサを用いている場合、第
7図に枠組みで示すようにたとえば16.0KHzが零点出力
として記憶されており、食品が収められて重量センサの
出力周波数Fがたとえば17.6KHzになると、下式により
食品の重量Wが算出される。
W=(17.6−16.0)×312.5=500g すなわち、センサ出力と予め記憶されている零点出力
との差に基づいて、食品の重量Wが算出される。
(発明が解決しようとする問題点) ただし、零点出力は、電源投入時(コンセントへのプ
ラグ挿入時)のセンサ出力あるいは使用者のキー入力に
よって定められるもので、固定であり、このため重量セ
ンサに機械的変動(たとえば可動板と固定板との間隔の
ずれ)などに基づく出力のばらつきが生じると、それが
そのまま検出誤差となって現われるという問題がある。
すなわち、第7図に示すように、食品が収められてい
ないときのセンサ出力が零点出力16.0KHzよりも高い16.
1KHzにずれると、食品収納時のセンサ出力も17.7KHzと
高くなり、算出される食品の重量Wは実際よりも31.25g
多くなる。
W=(17.7−16.0)×312.5=531.25g なお、31g程度の検出誤差では調理の出来具合に影響
を及ぼすことはほとんどないが、月日の経過とともに検
出誤差は次第に大きくなり、やがて調理の出来具合に悪
影響を与えるようになる。
この発明は上記のような事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、重量センサに機械的変動
などに基づく出力のばらつきが生じても、それにかかわ
らず的確な重量検出を行なうことができ、常に安定かつ
良好な出来具合の調理を可能とするすぐれた調理器を提
供することにある。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 加熱室と、この加熱室内に収納される食品の重量を受
ける重量センサと、この重量センサの零点出力が記憶さ
れる記憶手段と、前記重量センサの出力と前記記憶手段
に予め記憶されている零点出力との差により前記食品の
重量を算出する重量算出手段と、この重量算出手段の算
出結果に応じて加熱制御を行う加熱制御手段とを備え、
前記加熱制御手段は、前記重量センサの出力に一定時間
以上変化がない場合において該重量センサの出力と零点
出力との差が一定範囲内であるときに、その重量センサ
の出力を新たな零点出力として前記記憶手段に記憶させ
ることを特徴とする。
(作用) 重量センサの出力に変化がなくなってから一定時間が
経過した場合に重量センサの出力と零点出力との差が一
定範囲内であれば、そのときの重量センサの出力が新た
な零点出力として記憶される(零点出力の更新)。
(実施例) 以下、この発明の一実施例について第1図乃至第6図
を参照して説明する。
第1図および第2図において、1は調理器たとえば電
子レンジの本体で、前面にドア2が開閉自在に枢支され
るとともに、操作パネル3が設けられている。ドア2に
対応する本体1内には加熱室4が配設され、その加熱室
4内の底部には回転台5が着脱自在かつ回転可能に設け
られている。そして、回転台5に対し、食品載置用の回
転皿6が着脱自在に設けられている。
加熱室4の底壁の裏側には回転台駆動モータ7および
重量センサ8が合体的に設けられており、駆動モータ7
の回転軸7aは加熱室4の底壁を貫通して加熱室4内に導
入されている。つまり、回転軸7aに対し、回転台5が着
脱自在に係合される。
また、駆動モータ7の回転軸7aは上下動自在となって
おり、通常はスプリング(図示しない)の偏倚力によっ
て上方に位置しているが、回転台5や回転皿6、さらに
は食品の重量がかかるとスプリングの偏倚力に抗して下
方に変位するようになっている。そして、回転軸7aの上
下動は重量センサ8における可動板(図示しない)に伝
わるようになっている。
重量センサ8は、上記した可動板に対向して固定板を
設け、その可動板と固定板とでコンデンサを構成してお
り、回転軸7aにかかる重量をコンデンサの容量として捕
えるようになっている。しかして、重量センサ8には上
記コンデンサを構成要素とする発振回路が付属して設け
られるようになっており、その発振回路出力(周波数信
号)がセンサ出力として取出される。なお、発振回路は
後述する制御部30内に設けられる。また、発振回路の発
振周波数と重量との間には比例関係が確保される。
また、加熱室4の側壁上部にはマグネトロン9が設け
られ、そのマグネトロン9のアンテナ9aは加熱室4内に
導入されている。さらに、加熱室4の側壁上部には光透
過用のパンチング孔10が形成され、そのパンチング孔10
の外側には加熱室内照明用のいわゆる庫内灯11が設けら
れている。
一方、操作パネル3には、表示部12,調理条件入力キ
ー13,調理開始キー14が上部から下部にかけて設けられ
ている。
第3図は制御回路である。
20は商用交流電源で、その電源20に対し、ヒューズ2
1,マグネトロンサーマル22,ドアスイッチ23a,ドアスイ
ッチ23b,リレー接点32aを直列に介して高圧トランス24
の一次コイル24aが接続される。高圧トランス24の二次
コイル24bには高圧コンデンサ25および高圧ダイオード2
6からなる半波倍電圧整流回路を介してマグネトロン9
のアノード・カソード間が接続され、アノードは接地さ
れる。そして、マグネトロン9のヒータ(カソード)は
高圧トランス24の二次コイル24cに接続される。
さらに、電源20に対し、ヒューズ21,マグネトロンサ
ーマル22,ドアスイッチ23a,ドアスイッチ23bを直列に介
してドアモニタスイッチ23cが接続される。また、電源2
0に対し、ヒューズ21,マグネトロンサーマル22,ドアス
イッチ23a,ドアスイッチ23b,リレー接点32aを直列に介
して前記駆動モータ7,マグネトロン冷却用ファンモータ
27,庫内灯11がそれぞれ接続される。
一方、電源20に対し、ヒューズ21およびマグネトロン
サーマル22を直列に介して記憶手段,重量算出手段及び
加熱制御手段たる制御部30が接続される。この制御部30
は、電子レンジ全般にわたる制御を行なうもので、マイ
クロコンピュータおよびその周辺回路などからなる。そ
して、制御部30に対し、操作部31,リレー32,前記重量セ
ンサ8,および上記ドアモニタスイッチ23cの両端が接続
される。操作部31は、前記操作パネル3における表示部
12,調理条件入力キー13,調理開始キー14などをまとめた
ものである。また、ドアモニタスイッチ23cの両端の接
続は、ドア2の開閉を検知するためのものである。
つぎに、上記のような基本的な構成において第4図お
よび第5図を参照しながら作用を説明する。
いま、加熱室4内に回転台5および回転皿6がセット
されているものとする。しかして、電源プラグがコンセ
ントに差込まれると、つまり電源20が投入されると、制
御部30はそのときの重量センサ8の出力周波数Fたとえ
ば16.0KHzを取込み、それを零点出力としてメモリに記
憶する。
回転皿6に食品が載置されると、その重量が回転台5
および回転軸7aを介して重量センサ8にかかり、重量セ
ンサ8の出力周波数Fが変化する。このとき、制御部30
は、出力周波数Fを取込み、それと予め記憶している零
点出力との差により食品の重量Wを算出する。そして、
算出した重量Wに応じて調理時間を設定する。
この場合、出力周波数Fが17.6KHzであるとすれば、
食品の重量Wは500gと算出される。
W=(17.6−16.0)×312.5=500g しかして、ドア2が閉成され、かつ操作部31で調理の
開始操作がなされると、制御部30がリレー32を付勢す
る。リレー32が付勢されると、接点32aの閉成によって
マグネトロン9が発振動作し、加熱室4内に高周波電波
が放射される。つまり、誘電加熱調理の開始となる。
この調理時、制御部30は時間経過をカウントしてお
り、そのカウント値が設定調理時間に達すると、そこで
リレー32を消勢する。リレー32が消勢されると、接点32
aが開放し、マグネトロン9の発振動作が停止する。つ
まり、誘電加熱調理の終了となる。
ところで、調理が終了して加熱室4内から食品が取出
されると、重量センサ8の出力周波数Fは零点出力に戻
り、そのまま変化しなくなる。制御部30は、出力周波数
Fに変化がなくなってからの経過時間をカウントするよ
うになっており、そのカウント値が一定時間たとえば6
時間に達すると、そのときの出力周波数Fを新たな零点
出力としてメモリに記憶する。つまり、零点出力の更新
を行なう。
したがって、重量センサ8に機械的変動(たとえば可
動板と固定板との間隔のずれ)などが生じ、食品がない
状態での出力周波数Fが零点出力16.0KHzよりも高い16.
1KHzにずれている場合、その16.1KHzが新たな零点出力
となる。こうして、零点出力の更新がなされると、前回
と同じ重量(500g)の食品が収められた場合、出力周波
数Fは前回よりも高い17.7KHzとなるが、算出される食
品の重量Wは正しい500gとなる。
W=(17.7−16.1)×312.5=500g この場合、出力周波数Fに変化がなくなってから6時
間後に零点出力を更新するようにしているが、その6時
間という連続時間は一般的に使用者の睡眠時間に相当す
るものであり、よって一日に一度は更新がなされること
になり、検出誤差の拡大を防ぐことができる。しかも、
その睡眠時間帯は重量センサ8が安定状態にあり、さら
に回転台5や回転皿6が取外されることもないので、適
正な更新が可能である。
すなわち、重量センサ8に機械的変動などに基づく出
力のばらつきが生じても、それにかかわらず的確な重量
検出を行なうことができ、常に安定かつ良好な出来具合
の調理が可能である。
ところで、上記基本的な構成では、6時間が経過した
ら無条件に零点出力を更新するようにしたが、実施する
に当たっての具体的な構成としては、第6図に示すよう
に、6時間の経過時点において重量センサ8の出力と零
点出力との差が一定範囲内のとき、重量換算すれば、零
点重量(零点出力に基づく重量)との差がたとえば35g
以内であるときのみ更新を行なうようにする。
これは、回転皿6の上に物(食品等)が載置された状
態、あるいは回転皿6が取外された状態での更新を禁止
し、更新が返って検出誤差を招くような不具合を回避す
るものである。
また、一定時間を6時間と定めたが、必ずしもそうす
る必要はなく、使用状況などに応じて適宜定めればよ
い。さらに、電源投入時における重量センサ8の出力周
波数Fを最初の零点出力としたが、マイクロコンピュー
タのメモリに零点出力が予め記憶されている場合につい
ても同様に実施可能である。
[発明の効果] 以上述べたようにこの発明によれば、加熱制御手段
は、重量センサの出力に一定時間以上変化がない場合に
おいて該重量センサの出力と零点出力との差が一定範囲
内にあるときに、その重量センサの出力を新たな零点出
力として記憶手段に記憶させるので、重量センサに機械
的変動などに基づく出力のばらつきが生じても、それに
かかわらず的確な重量検出を行なうことができ、また、
回転皿の上に食品が載置された状態、あるいは、回転皿
が取外された状態での零点出力の更新を禁止するので、
常に正確な零点出力を得ることができ、従って、常に安
定かつ良好な出来具合の調理を可能とするすぐれた調理
器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の全体的な構成を示す斜視
図、第2図は同実施例における加熱室およびその周辺部
の構成を示す図、第3図は同実施例における制御回路の
構成を示す図、第4図は同実施例の基本的な構成の作用
を説明するためのフローチャート、第5図は同実施例に
おける重量センサの出力周波数の変化の一例を示す図、
第6図は同実施例の具体的な構成の作用を説明するため
のフローチャート、第7図は従来における電子レンジの
作用を説明するための図である。 4……加熱室、5……回転台、6……回転皿、7……回
転台駆動モータ、8……重量センサ、9……マグネトロ
ン、30……制御部(記憶手段,重量算出手段,加熱制御
手段)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱室と、 この加熱室内に収納される食品の重量を受ける重量セン
    サと、 この重量センサの零点出力が記憶される記憶手段と、 前記重量センサの出力と前記記憶手段に予め記憶されて
    いる零点出力との差により前記食品の重量を算出する重
    量算出手段と、 この重量算出手段の算出結果に応じて加熱制御を行う加
    熱制御手段とを備え、 前記加熱制御手段は、前記重量センサの出力に一定時間
    以上変化がない場合において該重量センサの出力と零点
    出力との差が一定範囲内であるときに、その重量センサ
    の出力を新たな零点出力として前記記憶手段に記憶させ
    ることを特徴とする調理器。
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