JP2012102601A - 構造物用高さ調整支承装置および構造物用支承装置の高さ調整工法 - Google Patents

構造物用高さ調整支承装置および構造物用支承装置の高さ調整工法 Download PDF

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Abstract

【課題】構造が簡単であって安価に製造することができ、構造物支承の高さ調整が容易な構造物用高さ調整支承装置と構造物支承の高さ調整工法を提供することを目的とする。
【解決手段】下部構造2と上部構造3との間に配置される構造物用支承装置であって、下部構造に固定ボルト7により着脱自在に固定されるベースプレート4と、前記ベースプレートに複数形成される下部の水平切断面の面積が上部の水平切断面の面積より大きな嵌合穴14と、前記嵌合穴と相似形で前記嵌合穴に嵌合固定される前記ベースプレートより高強度の材料で形成され、雌ねじ部15cを有する高さ調整雌ねじ部材15と、高さ調整時、固定ボルトによる下部構造との固定を解除されたベースプレートの高さ調整雌ねじ部材の雌ねじ部に螺着され、前記下部構造を反力受けとして前記ベースプレートを上昇させる高さ調整ボルト18と、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建築構造物や土木構造物の高さ調整支承装置と構造物支承装置の高さ調整工法に関する。
橋梁や建築等の構造物には、橋脚等の下部構造で橋桁等の上部構造を支持する構成を採るものがあり、かかる構造物においては、下部構造と上部構造との間の支承装置が設置される。このような支承装置を用いる構造物の一例として、下部構造の上面ベースプレートを設置し、その上に支承を載せ、該支承の上に直接または支持プレートを介して上部構造を載せる構造のものがある。このような構造物においては、支承のレベル(高さおよび水平度)を正確に規制するために、ベースプレートの上面のレベルを高い精度で調整(以下、「高さ調整」という。)することが要請される。
従来の支承の高さ調整方法として、特開平6−2313号公報には、支承を載せるベースプレートの複数位置に雌ねじを有する貫通孔を形成し、各貫通孔に高さ調整ボルトを螺合させた状態でベースプレートを下部構造の据付け面に載せ、各高さ調整ボルトをベースプレート上面より突出しない範囲で高さ調整することによりベースプレートの高さを調整する構造物用高さ調整支承装置と高さ調整方法が開示されている。
特開平6−2313号公報
しかしながら、従来の高さ調整装置及び高さ調整方法は、SM490やSC460等の鋼材で形成されたベースプレートに雌ねじが形成されるため、雌ねじの強度が不足し、大荷重の支承を上昇する際、雌ねじが破損してしまう可能性がある。
本発明は、従来の技術が持つ課題を解決する、構造が簡単であって安価に製造することができ、構造物支承の高さ調整が容易な構造物用高さ調整支承装置と構造物支承の高さ調整工法を提供することを目的とする。
本発明の構造物用高さ調整支承装置は、前記課題を解決するために、下部構造と上部構造との間に配置される構造物用支承装置であって、下部構造に固定ボルトにより着脱自在に固定されるベースプレートと、前記ベースプレートに複数形成される下部の水平切断面の面積が上部の水平切断面の面積より大きな嵌合穴と、前記嵌合穴と相似形で前記嵌合穴に嵌合固定される前記ベースプレートより高強度の材料で形成され、雌ねじ部を有する高さ調整雌ねじ部材と、高さ調整時、固定ボルトによる下部構造との固定を解除されたベースプレートの高さ調整雌ねじ部材の雌ねじ部に螺着され、前記下部構造を反力受けとして前記ベースプレートを上昇させる高さ調整ボルトと、を備えることを特徴とする。
また、本発明の構造物用高さ調整支承装置は、下部構造と上部構造との間に配置される構造物用支承装置であって、周囲の後打ちコンクリートで水平方向の移動が拘束されるベースプレートと、前記ベースプレートに複数形成される下部の水平切断面の面積が上部の水平切断面の面積より大きな嵌合穴と、前記嵌合穴と相似形で前記嵌合穴に嵌合固定される前記ベースプレートより高強度の材料で形成され、雌ねじ部を有する高さ調整雌ねじ部材と、高さ調整時、高さ調整雌ねじ部材の雌ねじ部に螺着され、前記下部構造を反力受けとして前記ベースプレートを上昇させる高さ調整ボルトと、を備えることを特徴とする。
また、本発明の構造物用高さ調整支承装置は、下部構造と上部構造との間に配置される構造物用支承装置であって、下部構造に固定ボルトにより着脱自在に固定されるベースプレートと、前記ベースプレートの側面の下部に形成される接合溝と、前記ベースプレートの側面に固定される前記ベースプレートより高強度の材料で形成され、前記接合溝に係合する下部水平部と前記ベースプレートの側面に当接する垂直部とを少なくとも有し、前記ベースプレートの側面に沿って水平に延び、前記垂直部に複数の雌ねじ部を形成した高さ調整雌ねじ部材と、高さ調整時、固定ボルトによる下部構造との固定を解除されたベースプレートの高さ調整雌ねじ部材の雌ねじ部に螺着され、前記下部構造を反力受けとして前記ベースプレートを上昇させる高さ調整ボルトと、を備えることを特徴とする。
また、本発明の構造物用高さ調整支承装置は、前記高さ調整雌ねじ部材の一部の水平切断面の形状を非円形としたことを特徴とする。
また、本発明の構造物用高さ調整支承装置は、前記高さ調整雌ねじ部材を前記接合溝に係合する下部水平部と前記ベースプレートの側面に当接する垂直部と前記ベースプレート表面と当接する上部水平部とを有することを特徴とする。
また、本発明の構造物用高さ調整支承装置は、前記高さ調整雌ねじ部材の上部又は垂直部を前記ベースプレートの表面から上方に突き出させることを特徴とする。
また、本発明の構造物用高さ調整支承装置は、前記高さ調整雌ねじ部材の不使用時、防錆キャップを設置することを特徴とする。
また、本発明の構造物用高さ調整支承装置は、前記下部構造に前記高さ調整ボルトの下端部と当接する平面部又は球面状の凹部を形成した反力受け部材を埋め込み設置することを特徴とする。
また、本発明の構造物用高さ調整支承装置は、前記ベースプレートの周囲と後打ちコンクリートとの間にガイドプレートを設置し、前記ベースプレートを前記ガイドプレートに沿って上下動可能とすることを特徴とする。
また、本発明の構造物用支承装置の高さ調整工法は、下部構造に固定ボルトにより着脱自在に固定されるベースプレートと、前記ベースプレートに複数形成される下部の水平切断面の面積が上部の水平切断面の面積より大きな嵌合穴と、前記嵌合穴と相似形で前記嵌合穴に嵌合固定される前記ベースプレートより高強度の材料で形成され、雌ねじ部を有する高さ調整雌ねじ部材と、高さ調整時、固定ボルトによる下部構造との固定を解除されたベースプレートの高さ調整雌ねじ部材の雌ねじ部に螺着され、前記下部構造を反力受けとして前記ベースプレートを上昇させる高さ調整ボルトと、を備える構造物用高さ調整支承装置の高さ調整工法であって、ベースプレートを固定している固定ボルトを解除する工程と、高さ調整雌ねじ部材の雌ねじ部に高さ調整ボルトを螺着し、下部構造を反力受けとしてベースプレートを上昇させ高さを調整する工程と、上昇したベースプレートと下部構造との間に仮支持部材を設置する工程と、高さ調整ボルトを上昇させベースプレートの高さ調整雌ねじ部材の下面と下部構造との間に反力受けプレートを設置する工程と、下部構造とベースプレートとの間に固化性充填材を充填する工程と、固化性充填材の固化後、高さ調整ボルトを取り外し、ベースプレートを固定ボルトで下部構造に固定する工程と、を含むことを特徴とする。
また、本発明の構造物用支承装置の高さ調整工法は、周囲の後打ちコンクリートで水平方向の移動が拘束されるベースプレートと、前記ベースプレートに複数形成される下部の水平切断面の面積が上部の水平切断面の面積より大きな嵌合穴と、前記嵌合穴と相似形で前記嵌合穴に嵌合固定される前記ベースプレートより高強度の材料で形成され、雌ねじ部を有する高さ調整雌ねじ部材と、高さ調整時、高さ調整雌ねじ部材の雌ねじ部に螺着され、前記下部構造を反力受けとして前記ベースプレートを上昇させる高さ調整ボルトと、を備える構造物用高さ調整支承装置の高さ調整工法であって、高さ調整雌ねじ部材の雌ねじ部に高さ調整ボルトを螺着し、下部構造を反力受けとしてベースプレートを上昇させ高さを調整する工程と、上昇したベースプレートと下部構造との間に仮支持部材を設置する工程と、高さ調整ボルトを上昇させ、ベースプレートの高さ調整雌ねじ部材の下面と下部構造との間に反力受けプレートを設置する工程と、下部構造とベースプレートとの間に固化性充填材を充填する工程と、固化性充填材の固化後、高さ調整ボルトを取り外し、ベースプレートの周囲に後打ちコンクリート打設する工程と、を含むことを特徴とする。
高さ調整雌ねじ部材を形成する材料をベースプレートを形成する材料より高強度の材料とすることで、大荷重の支承をジャッキアップさせる際の雌ねじ部の強度を確保することが可能となる。また、高さ調整雌ねじ部材を下部の水平切断面の面積が上部の水平切断面の面積より大きく形成することで、高さ調整ボルトの回転に伴う上昇力に抵抗することが可能になる。
高さ調整雌ねじ部材の一部の水平切断面の形状を非円形とすることで、高さ調整ボルトの回転力に抵抗することが可能になる。
ベースプレートの側面に固定されるベースプレートより高強度の材料で形成され、ベースプレートの下部側面に形成された接合溝に係合する下部水平部とベースプレートの側面に当接する垂直部とを少なくとも有し、ベースプレートの側面に沿って水平に延び、垂直部に複数の雌ねじ部を形成した高さ調整雌ねじ部材とすることで、ベースプレート上の他の部材の配置に阻害されることなく複数の雌ねじ部を形成した高さ調整雌ねじ部材を配置することが可能となる。
高さ調整雌ねじ部材を前記接合溝に係合する下部水平部と前記ベースプレートの側面と当接する垂直部と前記ベースプレート表面と当接する上部水平部とを有するようにすることで、高さ調整雌ねじ部材をベースプレートの側面に強固に固定することが可能となる。
高さ調整雌ねじ部材の上部又は垂直部を前記ベースプレートの表面から上方に突き出させることで、ベースプレートの厚さ増加すること無く、ジャッキアップのための雌ねじ長さを確保することが可能になる。
高さ調整雌ねじ部材の不使用時、防錆キャップを設置することで、高さ調整雌ねじ部材の雌ねじ部への水や塵の浸入を防止し、雌ねじ部の腐食を防止することが可能になる。
下部構造に高さ調整ボルトの下端部と当接する平面部又は球面状の凹部を形成した反力受け部材を埋め込み設置することで、高さ調整ボルトによるジャッキアップ荷重による下部構造のひび割れ等を防止し、球面状の凹部を形成することで、集中荷重を防止することが可能になり、さらに、高さ調整ボルトの回転抵抗を低減することが可能となる。
ベースプレートの周囲と後打ちコンクリートとの間にガイドプレートを設置し、前記ベースプレートを前記ガイドプレートに沿って上下動可能とすることで、ベースプレートの高さ調整が容易に実施することが可能となる。
上記の構造物用高さ調整支承装置の高さ調整工法であって、ベースプレートを固定している固定ボルトを解除する工程と、高さ調整雌ねじ部材の雌ねじ部に高さ調整ボルトを螺着し、下部構造を反力受けとしてベースプレートを上昇させ高さを調整する工程と、上昇したベースプレートと下部構造との間に仮支持部材を設置する工程と、高さ調整ボルトを上昇させベースプレートの高さ調整雌ねじ部材の下面と下部構造との間に反力受けプレートを設置する工程と、下部構造とベースプレートとの間に固化性充填材を充填する工程と、固化性充填材の固化後、高さ調整ボルトを取り外し、ベースプレートを固定ボルトで下部構造に固定する工程と、を含むことで、大荷重の支承をジャッキアップさせる際の雌ねじ部の強度を確保して確実に支承装置の高さ調整することが可能となる。
本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 (a)(b)本発明の実施形態を示す図である。 (a)(b)本発明の実施形態を示す図である。 (a)(b)本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 (a)〜(d)本発明の実施形態を示す図である。 (a)〜(d)本発明の実施形態を示す図である。
図1、図2は、本発明の構造物用高さ調整支承装置1を橋梁に使用した一実施形態を示す図である。
高さ調整支承装置1は、橋脚や橋台等のコンクリート製の下部構造2と橋桁等の上部構造3との間に配置される。コンクリート製の下部構造2上には、ベースプレート4が配置される。下部構造2に埋設されたアンカーボルト6が下部構造2に埋設された雌ねじ部を有する継手部材5に螺着される。ベースプレート4に形成された貫通孔に固定ボルト7が挿入され、固定ボルト7が継手部材5の雌ねじ部に螺着され、ベースプレート4が下部構造2に着脱自在に固定される。
ベースプレート4と上部構造3との間に設置される支承装置はどのような形式の支承装置でも良いが、この実施形態の支承装置は、ベースプレート4上に上下部連結鋼板9、10を有する積層ゴム支承8が配置される。上部構造3に固定されたソールプレート11と上沓12がセットボルト13で固定される。上部連結鋼板9と上沓12とが橋軸方向に可動な状態とする。しかし、上部構造3と下部構造2の間に配置される支承は図に示されたものに限定されるものではなく、他の支承であっても良い。
ベースプレート4は、 SM490やSC460の鋼材で形成され、その厚さは、支承装置の高さ制限、軽量化の要求により制限される。ベースプレート4の積層ゴム支承8の外側に位置する部分に複数の嵌合穴14が形成される。嵌合穴14は、ベースプレート4の裏面側に開口する下部嵌合穴14aと下部嵌合穴14aと連通し、下部嵌合穴14aより小径でベースプレート4の上面側に開口する上部嵌合穴14bにより構成され、下部嵌合穴14aと上部嵌合穴14bとの間に段部が形成される。下部嵌合穴14aと上部嵌合穴14bの水平切断面の形状はその一部を楕円形、多角形等の非円形の形状とする。
図3、図4は、本発明の構造物用高さ調整支承装置1を橋梁に使用した他の実施形態を示す図である。
この実施形態の高さ調整支承装置1は、橋脚や橋台等のコンクリート製の下部構造2と橋桁等の上部構造3との間に配置される。コンクリート製の下部構造2上には、ベースプレート4が配置される。ベースプレート4の周囲にはガイドプレート26が設置され、その周囲に後打ちコンクリート25が打設される。ベースプレート4は、ガイドプレート26に沿って高さ方向の移動が可能であるが、水平方向の移動は拘束される。他の構成は、図1、図2に示される実施形態と同様であるので説明を省略する。
図5、図6は、ベースプレート4の嵌合穴14に嵌合固定される高さ調整雌ねじ部材15を示す図である。高さ調整雌ねじ部材15は、ベースプレート4の下部嵌合穴14aに嵌合する下部15aと、上部嵌合穴14bと嵌合する上部15bを備えている。また、高さ調整雌ねじ部材15は、下部15aと上部15bを貫通する雌ねじ部15cを備えている。高さ調整雌ねじ部材15の下部15aと上部15bの水平切断面の形状は、ベースプレート4に形成された下部嵌合穴14aと上部嵌合穴4bの水平切断面の形状と相似形の形状とし、下部嵌合穴14aと上部嵌合穴4bに嵌合可能とするため嵌合穴より若干小さめとする。高さ調整雌ねじ部材15をベースプレート4の複数の嵌合穴14に嵌合し、溶接等の手段により固定する。ベースプレート4に形成された嵌合穴14と高さ調整雌ねじ部材15の一部の水平切断面の形状を楕円形又は多角形等の非円形とすることで、高さ調整ボルト18の雄ねじ部18aと高さ調整雌ねじ部材15の雌ねじ部15cとの螺着時の回転力に抵抗する。また、高さ調整雌ねじ部材15が下部の水平切断面の面積が上部の水平切断面の面積より大きな嵌合穴14に嵌合固定することで、高さ調整ボルト18による高さ調整時の上昇力に抵抗することが可能になる。
高さ調整雌ねじ部材15は、SCMnやS45C等のベースプレート4を形成するSM490やSC460より高強度の材料で形成される。高さ調整雌ねじ部材15をベースプレート4を形成する材料より高強度の材料とすることで、大荷重の支承をジャッキアップさせる際の雌ねじ部15cの強度を確保する。また、高さ調整雌ねじ部材15の雌ねじ部15cを高周波熱処理し、その後クロームメッキを施すことにより、雌ねじ部15cの強度をより向上させると共に、雌ねじ部15cを防錆すると共に、後述する高さ調整ボルト18と雄ねじ部18aとの螺着の際の滑りを良くする。
図7〜図9は、高さ調整雌ねじ部材15の他の実施形態を示す。図5(a)(b)に示される実施形態は、下部15aの水平切断面の形状が矩形で上部15bの水平切断面の形状が円形の高さ調整雌ねじ部材15を示す。図6(a)(b)に示される実施形態は、下部15aの水平切断面の形状が楕円で上部15bの水平切断面の形状が矩形の高さ調整雌ねじ部材15を示す。図7(a)(b)に示される実施形態は、下部15aの水平切断面の形状が矩形で上部15bの水平切断面の形状も矩形で下部15aと上部15bが段部を形成すること無く、上部が切断された四角錐の形状の高さ調整雌ねじ部材15を示す。
図10に示される実施形態では、高さ調整雌ねじ部材15の上部15bをベースプレート4の上面から突き出すようにする。高さ調整雌ねじ部材15の上部15bをベースプレート4の上面から突き出すようにすることで、ベースプレート4の厚さを増加することなく高さ調整のための雌ねじ部15cの雌ねじ長さを確保することが可能となる。また、高さ調整雌ねじ部材15を、防錆を考慮し、SCMnやS45C等より強度の劣るステンレス鋼で形成する場合、高さ調整のための雌ねじ部15cの雌ねじ長さを確保することが可能となる。
高さ調整時以外の期間、高さ調整雌ねじ部材15の雌ねじ部15cの上端に防錆キャップ17を着脱自在に取り付けても良い。防錆キャップ17にゴム製のシールリング21を配置する。シールリング21を水膨張性ゴム製とすると、高さ調整雌ねじ部材15の雌ねじ部15cへの水の浸入を確実に防止することができ、雌ねじ部15cの腐食を防止することが可能になる。
高さ調整雌ねじ部材15の雌ねじ部15cの直下の下部構造2に鋼製の反力受け部材
16が埋設設置される。反力受け部材16の高さ調整雌ねじ部材15の雌ねじ部15cの直下の部分は平面或いは球面凹部16aを形成する。反力受け部材16に球面凹部16aを形成することで、高さ調整ボルト18による高さ調整時、高さ調整ボルト18の押圧力による下向きの大荷重が一部に集中するのを防止し、荷重を分散することで反力受け部材16の破壊や下部構造2のコンクリートのひび割れ発生を防止することが可能となる。また、反力受け部材16の球面凹部16aは、高さ調整ボルト18による高さ調整時、高さ調整ボルト18の回転を円滑にすることが可能になる。
高さ調整時のみ使用される高さ調整ボルト18は、高さ調整雌ねじ部材15と同様に大荷重の支承を上昇させるため高強度の材料で形成され、雄ねじ部18aを高周波熱処理し、その後クロームメッキを施しても良い。
図11は、高さ調整雌ねじ部材15の雌ねじ部15cと高さ調整ボルト18の雄ねじ部18aの螺着状態の一実施形態を示す図である。高さ調整雌ねじ部材15の雌ねじ部15cと高さ調整ボルト18の雄ねじ部18aのねじ山を台形とすることで大荷重のジャッキアップが可能となる。しかし、高さ調整雌ねじ部材15の雌ねじ部15cと高さ調整ボルト18の雄ねじ部18aのねじ山の形状はどのようなものであっても良い。
図12〜図16は、高さ調整雌ねじ部材15の他の実施形態を示す図である。
この実施形態では、ベースプレート4の側面の下部に接合溝4aを形成する。接合溝4aは、ベースプレート4の4つの側面に形成しても良いし、対向する2つの側面に形成しても良い。また、接合溝4aはベースプレート4の側面の水平方向に沿って所定の長さ形成される。
図13に示される高さ調整雌ねじ部材15は、ベースプレート4に形成された接合溝4aに係合する下部水平部15dと、ベースプレート4の側面に当接する垂直部15eと、ベースプレート4の表面と当接する上部水平部15fとからなり、縦方向断面がコ字形をしている。垂直部15eに所定間隔で複数の雌ねじ部15cが形成される。高さ調整雌ねじ部材15は、溶接等の固定手段を介してベースプレート4の側面に固定される。高さ調整雌ねじ部材15をベースプレート4の側面に固定することで、ベースプレート上の他の部材の配置に阻害されることなく複数の雌ねじ部を形成した高さ調整雌ねじ部材を配置することが可能となる。また、高さ調整雌ねじ部材15の縦方向断面をコ字形とし、ベースプレート4の側面を挟み込むようにするので強固に固定することが可能になる。
図14に示される高さ調整雌ねじ部材15は、図13に示される縦方向断面をコ字形の高さ調整雌ねじ部材15の垂直部15eを上方に突出させる。雌ねじ部が形成される垂直部15eを上方に突出させることで、ベースプレート4の厚さを増加することなく高さ調整のための雌ねじ部15cの雌ねじ長さを確保することが可能となる。
図15に示される高さ調整雌ねじ部材15は、ベースプレート4の側面の下部に形成された接合溝4aに係合する下部水平部15dと、ベースプレート4の側面に当接する垂直部15eとからなり、縦方向断面がL字形をしている。垂直部15eに所定間隔で複数の雌ねじ部15cが形成される。高さ調整雌ねじ部材15は、溶接等の固定手段を介してベースプレート4の側面に固定される。高さ調整雌ねじ部材15をベースプレート4の側面に固定することで、ベースプレート上の他の部材の配置に阻害されることなく複数の雌ねじ部を形成した高さ調整雌ねじ部材を配置することが可能となる。
図16に示される高さ調整雌ねじ部材15は、図15に示される縦方向断面をL字形の高さ調整雌ねじ部材15の垂直部15eを上方に突出させる。雌ねじ部が形成される垂直部15eを上方に突出させることで、ベースプレート4の厚さを増加することなく高さ調整のための雌ねじ部15cの雌ねじ長さを確保することが可能となる。
図17(a)〜(d)は、本発明の一実施形態の高さ調整支承装置の高さ調整工法の工程を、時系列に示す図である。
図17(a)に示す工程では、下部構造2とベースプレート4を固定している固定ボルト7を取り外し、さらに高さ調整雌ねじ部材15に取り付けられている防錆キャップ17を取り外す。次に、高さ調整ボルト18を高さ調整雌ねじ部材15の雌ねじ部15cに螺着し、高さ調整ボルト18の下端部を下部構造2に埋設設置された反力受け部材16の球面凹部16aに当接させる。
図17(b)に示す工程では、高さ調整ボルト18を回転させ、ねじ力により反力受け部材16を反力として支承を支持したベースプレート4を上昇させ、ベースプレート4の高さを調整する。ベースプレート4が高さを調整する所定の位置まで上昇すると、下部構造2とベースプレート4との間にライナープレート等を積層した仮支持部材22を設置し、支承の荷重を仮支持部材22で支持するようにする。
図17(c)に示す工程では、上部構造の荷重を仮支持部材22で支持した状態で、高さ調整ルト18を高さ調整雌ねじ部材15の雌ねじ部15c下部まで上昇させる。この状態で下部構造2と高さ調整雌ねじ部材15の下面との間に反力受けプレート24を設置する。高さ調整雌ねじ部材15と下部構造2との間に反力受けプレート24を設置することで、再度高さ調整が必要になった時、反力受けプレート24を反力受けとして高さ調整が可能となる。その後、仮支持部材22により支持されたベースプレート4と下部構造2との間の空隙にモルタル等の固化性充填材23を充填固化させる。固化性充填材23の固化後、高さ調整ボルト18を引き抜く。
図17(d)に示す工程では、高さ調整が済んだベースプレート4の貫通孔に固定ボルト7を挿入し、固定ボルト7をアンカーボルト6と螺着された継手部材5に螺着し、ベースプレート4を下部構造2に固定する。高さ調整雌ねじ部材15の雌ねじ部15cに防錆キャップ17を設置する。
図18(a)〜(d)は、本発明の一実施形態の高さ調整支承装置の高さ調整工法の工程を、時系列に示す図である。
図18(a)に示す工程では、高さ調整雌ねじ部材15に取り付けられている防錆キャップ17を取り外す。次に、高さ調整ボルト18を高さ調整雌ねじ部材15の雌ねじ部15cに螺着し、高さ調整ボルト18の下端部を下部構造2に埋設設置された反力受け部材16に当接させる。
図18(b)に示す工程では、高さ調整ボルト18を回転させ、ねじ力により反力受け部材16を反力として支承を支持したベースプレート4を上昇させ、ベースプレート4の高さを調整する。ベースプレート4が高さを調整する所定の位置まで上昇すると、下部構造2とベースプレート4との間にライナープレート等を積層した仮支持部材22を設置し、支承の荷重を仮支持部材22で支持するようにする。
図18(c)に示す工程では、上部構造の荷重を仮支持部材22で支持した状態で、田高さ調整ルト18を高さ調整雌ねじ部材15の雌ねじ部15c下部まで上昇させる。この状態で下部構造2と高さ調整雌ねじ部材15の下面との間に反力受けプレート24を設置する。高さ調整雌ねじ部材15と下部構造2との間に反力受けプレート24を設置することで、再度高さ調整が必要になった時、反力受けプレート24を反力受けとして高さ調整が可能となる。その後、仮支持部材22により支持されたベースプレート4と下部構造2との間の空隙にモルタル等の固化性充填材23を充填固化させる。固化性充填材23の固化後、高さ調整ボルト18を引き抜く。
高さ調整ボルト18を高さ調整雌ねじ部材15から取り外し、仮支持部材22により支持されたベースプレート4と下部構造2との間の空隙にモルタル等の固化性充填材23を充填固化させる。固化性充填材23の固化後、仮支持部材22を撤去しても良いし、そのまま埋め殺しにしても良い。
図18(d)に示す工程では、高さ調整が済んだベースプレート4の周囲のガイドプレート5の外側に後打ちコンクリート6を積み増し打設し、高さ調整が済んだベースプレート4の水平方向の移動を拘束する。高さ調整雌ねじ部材15の雌ねじ部15cに防錆キャップ17を設置する。
以上のように、本発明の構造物用高さ調整支承装置及び高さ調整工法によれば、高さ調整雌ねじ部材をベースプレートを形成する材料より高強度の材料とすることで、大荷重の支承をジャッキアップさせる際の雌ねじ部の強度を確保することが可能となる。
1:構造物用高さ調整承装置、2:下部構造、3:上部構造、4:ベースプレート、4a:接合溝、5:継手部材、6:アンカーボルト、7:固定ボルト、8:積層ゴム支承、9:上部連結鋼板、10:下部連結鋼板、11:ソールプレート、12:上沓、13:セットボルト、14:嵌合穴、14a:下部嵌合穴、14b:上部嵌合穴、15:高さ調整雌ねじ部材、15a:下部、15b:上部、15c:雌ねじ部、15d:下部水平部、15e:垂直部、15f:上部水平部、16:反力受け部材、16a:球面凹部、17:防錆キャップ、18:高さ調整ボルト、18a:雄ねじ部、21:シールリング、22:仮支持部材、23:固化性充填材、24:反力受けプレート、25:ガイドプレート、26:後打ちコンクリート
また、本発明の構造物用高さ調整支承装置は、前記下部構造に前記高さ調整ボルトの下端部と当接する平面、球面状の凹部、ベアリングの内のいずれかの形状とした反力受け部材を埋め込み設置することを特徴とする。
また、本発明の構造物用支承装置の高さ調整工法は、周囲の後打ちコンクリートで水平方向の移動が拘束されるベースプレートと、前記ベースプレートに複数形成される下部の水平切断面の面積が上部の水平切断面の面積より大きな嵌合穴と、前記嵌合穴と相似形で前記嵌合穴に嵌合固定される前記ベースプレートより高強度の材料で形成され、雌ねじ部を有する高さ調整雌ねじ部材と、高さ調整時、高さ調整雌ねじ部材の雌ねじ部に螺着され、前記下部構造を反力受けとして前記ベースプレートを上昇させる高さ調整ボルトと、を備える構造物用高さ調整支承装置の高さ調整工法であって、高さ調整雌ねじ部材の雌ねじ部に高さ調整ボルトを螺着し、下部構造を反力受けとしてベースプレートを上昇させ高さを調整する工程と、上昇したベースプレートと下部構造との間に仮支持部材を設置する工程と、高さ調整ボルトを上昇させ、ベースプレートの高さ調整雌ねじ部材の下面と下部構造との間に反力受けプレートを設置する工程と、下部構造とベースプレートとの間に固化性充填材を充填する工程と、固化性充填材の固化後、高さ調整ボルトを取り外し、ベースプレートの周囲に後打ちコンクリート打設する工程と、を含むことを特徴とする。
また、本発明の構造物用支承装置の高さ調整工法は、高さ調整ボルトの下端部が当接する反力受けプレートの形状を平面、球面状の凹部、ベアリングの内のいずれかとすることを特徴とする。
高さ調整雌ねじ部材を形成する材料をベースプレートを形成する材料より高強度の材料とすることで、大荷重の支承をジャッキアップさせる際の雌ねじ部の強度を確保することが可能となる。また、高さ調整雌ねじ部材を下部の水平切断面の面積が上部の水平切断面の面積より大きく形成することで、高さ調整ボルトの回転に伴う上昇力に抵抗することが可能になる。
高さ調整雌ねじ部材の一部の水平切断面の形状を非円形とすることで、高さ調整ボルトの回転力に抵抗することが可能になる。
ベースプレートの側面に固定されるベースプレートより高強度の材料で形成され、ベースプレートの下部側面に形成された接合溝に係合する下部水平部とベースプレートの側面に当接する垂直部とを少なくとも有し、ベースプレートの側面に沿って水平に延び、垂直部に複数の雌ねじ部を形成した高さ調整雌ねじ部材とすることで、ベースプレート上の他の部材の配置に阻害されることなく複数の雌ねじ部を形成した高さ調整雌ねじ部材を配置することが可能となる。
高さ調整雌ねじ部材を前記接合溝に係合する下部水平部と前記ベースプレートの側面と当接する垂直部と前記ベースプレート表面と当接する上部水平部とを有するようにすることで、高さ調整雌ねじ部材をベースプレートの側面に強固に固定することが可能となる。
高さ調整雌ねじ部材の上部又は垂直部を前記ベースプレートの表面から上方に突き出させることで、ベースプレートの厚さ増加すること無く、ジャッキアップのための雌ねじ長さを確保することが可能になる。
高さ調整雌ねじ部材の不使用時、防錆キャップを設置することで、高さ調整雌ねじ部材の雌ねじ部への水や塵の浸入を防止し、雌ねじ部の腐食を防止することが可能になる。
下部構造に高さ調整ボルトの下端部と当接する平面、球面状の凹部、ベアリングの内のいずれかの形状とした反力受け部材を埋め込み設置することで、高さ調整ボルトによるジャッキアップ荷重による下部構造のひび割れ等を防止し、球面状の凹部を形成することで、集中荷重を防止することが可能になり、さらに、高さ調整ボルトの回転抵抗を低減することが可能となる。また、反力受け部材をベアリングとすること、高さ調整ボルトの回転抵抗をより低減し、下部構造への影響を低減することが可能になる。
ベースプレートの周囲と後打ちコンクリートとの間にガイドプレートを設置し、前記ベースプレートを前記ガイドプレートに沿って上下動可能とすることで、ベースプレートの高さ調整が容易に実施することが可能となる。
上記の構造物用高さ調整支承装置の高さ調整工法であって、ベースプレートを固定している固定ボルトを解除する工程と、高さ調整雌ねじ部材の雌ねじ部に高さ調整ボルトを螺着し、下部構造を反力受けとしてベースプレートを上昇させ高さを調整する工程と、上昇したベースプレートと下部構造との間に仮支持部材を設置する工程と、高さ調整ボルトを上昇させベースプレートの高さ調整雌ねじ部材の下面と下部構造との間に反力受けプレートを設置する工程と、下部構造とベースプレートとの間に固化性充填材を充填する工程と、固化性充填材の固化後、高さ調整ボルトを取り外し、ベースプレートを固定ボルトで下部構造に固定する工程と、を含むことで、大荷重の支承をジャッキアップさせる際の雌ねじ部の強度を確保して確実に支承装置の高さ調整することが可能となる。
また、高さ調整ボルトの下端部が当接する反力受けプレートの形状を平面、球面状の凹部、ベアリングの内のいずれかとすることで、球面状の凹部の形状で集中荷重を防止し、高さ調整ボルトの回転抵抗を低減することが可能となる。また、反力受けプレートをベアリングとすること、高さ調整ボルトの回転抵抗をより低減し、下部構造への影響を低減することが可能になる。
本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 (a)(b)本発明の実施形態を示す図である。 (a)(b)本発明の実施形態を示す図である。 (a)(b)本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 (a)〜(d)本発明の実施形態を示す図である。 (a)〜(d)本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。
高さ調整雌ねじ部材15の雌ねじ部15cの直下の下部構造2に鋼製の反力受け部材
16が埋設設置される。反力受け部材16の高さ調整雌ねじ部材15の雌ねじ部15cの直下の部分は平面或いは球面凹部16aを形成する。反力受け部材16に球面凹部16aを形成することで、高さ調整ボルト18による高さ調整時、高さ調整ボルト18の押圧力による下向きの大荷重が一部に集中するのを防止し、荷重を分散することで反力受け部材16の破壊や下部構造2のコンクリートのひび割れ発生を防止することが可能となる。また、反力受け部材16の球面凹部16aは、高さ調整ボルト18による高さ調整時、高さ調整ボルト18の回転を円滑にすることが可能になる。図19に示すように、反力受け部材16をベアリングけ16bとしても良い。反力受け部材をベアリングけ16bとすることで、高さ調整ボルト18による高さ調整時、高さ調整ボルト18の回転をより円滑にし、下部構造2への影響を低減することが可能になる。
図17(c)に示す工程では、上部構造の荷重を仮支持部材22で支持した状態で、高さ調整ルト18を高さ調整雌ねじ部材15の雌ねじ部15c下部まで上昇させる。この状態で下部構造2と高さ調整雌ねじ部材15の下面との間に反力受けプレート24を設置する。高さ調整雌ねじ部材15と下部構造2との間に反力受けプレート24を設置することで、再度高さ調整が必要になった時、反力受けプレート24を反力受けとして高さ調整が可能となる。反力受けプレート24の形状は、反力受け部材16と同様に、平面、球面状の凹部、ベアリング24aの内のいずれかとする。図20に反力受けプレート24としてベアリング24aを用いた例を示す。反力受けプレート24としてベアリング24を用いる場合、高さ調整が済んだ高さ調整ボルト18の下端にベアリング24aを支持させておく。その後、仮支持部材22により支持されたベースプレート4と下部構造2との間の空隙にモルタル等の固化性充填材23を充填固化させる。固化性充填材23の固化後、高さ調整ボルト18を引き抜く。
図18(c)に示す工程では、上部構造の荷重を仮支持部材22で支持した状態で、田高さ調整ルト18を高さ調整雌ねじ部材15の雌ねじ部15c下部まで上昇させる。この状態で下部構造2と高さ調整雌ねじ部材15の下面との間に反力受けプレート24を設置する。高さ調整雌ねじ部材15と下部構造2との間に反力受けプレート24を設置することで、再度高さ調整が必要になった時、反力受けプレート24を反力受けとして高さ調整が可能となる。反力受けプレート24の形状は、反力受け部材16と同様に、平面、球面状の凹部、ベアリング24aの内のいずれかとする。図20に反力受けプレート24としてベアリング24aを用いた例を示す。反力受けプレート24としてベアリング24を用いる場合、高さ調整が済んだ高さ調整ボルト18の下端にベアリング24aを支持させておく。その後、仮支持部材22により支持されたベースプレート4と下部構造2との間の空隙にモルタル等の固化性充填材23を充填固化させる。固化性充填材23の固化後、高さ調整ボルト18を引き抜く。
1:構造物用高さ調整承装置、2:下部構造、3:上部構造、4:ベースプレート、4a:接合溝、5:継手部材、6:アンカーボルト、7:固定ボルト、8:積層ゴム支承、9:上部連結鋼板、10:下部連結鋼板、11:ソールプレート、12:上沓、13:セットボルト、14:嵌合穴、14a:下部嵌合穴、14b:上部嵌合穴、15:高さ調整雌ねじ部材、15a:下部、15b:上部、15c:雌ねじ部、15d:下部水平部、15e:垂直部、15f:上部水平部、16:反力受け部材、16a:球面凹部、16b:ベアリング、17:防錆キャップ、18:高さ調整ボルト、18a:雄ねじ部、21:シールリング、22:仮支持部材、23:固化性充填材、24:反力受けプレート、24a:ベアリング、25:ガイドプレート、26:後打ちコンクリート
また、本発明の構造物用支承装置の高さ調整工法は、周囲の後打ちコンクリートで水平方向の移動が拘束されるベースプレートと、前記ベースプレートに複数形成される下部の水平切断面の面積が上部の水平切断面の面積より大きな嵌合穴と、前記嵌合穴と相似形で前記嵌合穴に嵌合固定される前記ベースプレートより高強度の材料で形成され、雌ねじ部を有する高さ調整雌ねじ部材と、高さ調整時、高さ調整雌ねじ部材の雌ねじ部に螺着され、前記下部構造を反力受けとして前記ベースプレートを上昇させる高さ調整ボルトと、を備える構造物用高さ調整支承装置の高さ調整工法であって、高さ調整雌ねじ部材の雌ねじ部に高さ調整ボルトを螺着し、下部構造を反力受けとしてベースプレートを上昇させ高さを調整する工程と、上昇したベースプレートと下部構造との間に仮支持部材を設置する工程と、高さ調整ボルトを上昇させ、ベースプレートの高さ調整雌ねじ部材の下面と下部構造との間に反力受けプレートを設置する工程と、下部構造とベースプレートとの間に固化性充填材を充填する工程と、固化性充填材の固化後、高さ調整ボルトを取り外し、ベースプレートの周囲に後打ちコンクリート打設する工程と、を含むことを特徴とする。
高さ調整雌ねじ部材を形成する材料をベースプレートを形成する材料より高強度の材料とすることで、大荷重の支承をジャッキアップさせる際の雌ねじ部の強度を確保することが可能となる。また、高さ調整雌ねじ部材を下部の水平切断面の面積が上部の水平切断面の面積より大きく形成することで、高さ調整ボルトの回転に伴う上昇力に抵抗することが可能になる。
高さ調整雌ねじ部材の一部の水平切断面の形状を非円形とすることで、高さ調整ボルトの回転力に抵抗することが可能になる。
ベースプレートの側面に固定されるベースプレートより高強度の材料で形成され、ベースプレートの下部側面に形成された接合溝に係合する下部水平部とベースプレートの側面に当接する垂直部とを少なくとも有し、ベースプレートの側面に沿って水平に延び、垂直部に複数の雌ねじ部を形成した高さ調整雌ねじ部材とすることで、ベースプレート上の他の部材の配置に阻害されることなく複数の雌ねじ部を形成した高さ調整雌ねじ部材を配置することが可能となる。
高さ調整雌ねじ部材を前記接合溝に係合する下部水平部と前記ベースプレートの側面と当接する垂直部と前記ベースプレート表面と当接する上部水平部とを有するようにすることで、高さ調整雌ねじ部材をベースプレートの側面に強固に固定することが可能となる。
高さ調整雌ねじ部材の上部又は垂直部を前記ベースプレートの表面から上方に突き出させることで、ベースプレートの厚さ増加すること無く、ジャッキアップのための雌ねじ長さを確保することが可能になる。
高さ調整雌ねじ部材の不使用時、防錆キャップを設置することで、高さ調整雌ねじ部材の雌ねじ部への水や塵の浸入を防止し、雌ねじ部の腐食を防止することが可能になる。
ベースプレートの周囲と後打ちコンクリートとの間にガイドプレートを設置し、前記ベースプレートを前記ガイドプレートに沿って上下動可能とすることで、ベースプレートの高さ調整が容易に実施することが可能となる。
上記の構造物用高さ調整支承装置の高さ調整工法であって、ベースプレートを固定している固定ボルトを解除する工程と、高さ調整雌ねじ部材の雌ねじ部に高さ調整ボルトを螺着し、下部構造を反力受けとしてベースプレートを上昇させ高さを調整する工程と、上昇したベースプレートと下部構造との間に仮支持部材を設置する工程と、高さ調整ボルトを上昇させベースプレートの高さ調整雌ねじ部材の下面と下部構造との間に反力受けプレートを設置する工程と、下部構造とベースプレートとの間に固化性充填材を充填する工程と、固化性充填材の固化後、高さ調整ボルトを取り外し、ベースプレートを固定ボルトで下部構造に固定する工程と、を含むことで、大荷重の支承をジャッキアップさせる際の雌ねじ部の強度を確保して確実に支承装置の高さ調整することが可能となる。
本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 (a)(b)本発明の実施形態を示す図である。 (a)(b)本発明の実施形態を示す図である。 (a)(b)本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 (a)〜(d)本発明の実施形態を示す図である。 (a)〜(d)本発明の実施形態を示す図である。
高さ調整雌ねじ部材15の雌ねじ部15cの直下の下部構造2に鋼製の反力受け部材
16が埋設設置される。反力受け部材16の高さ調整雌ねじ部材15の雌ねじ部15cの直下の部分は平面或いは球面凹部16aを形成する。反力受け部材16に球面凹部16aを形成することで、高さ調整ボルト18による高さ調整時、高さ調整ボルト18の押圧力による下向きの大荷重が一部に集中するのを防止し、荷重を分散することで反力受け部材16の破壊や下部構造2のコンクリートのひび割れ発生を防止することが可能となる。また、反力受け部材16の球面凹部16aは、高さ調整ボルト18による高さ調整時、高さ調整ボルト18の回転を円滑にすることが可能になる。
図17(c)に示す工程では、上部構造の荷重を仮支持部材22で支持した状態で、高さ調整ルト18を高さ調整雌ねじ部材15の雌ねじ部15c下部まで上昇させる。この状態で下部構造2と高さ調整雌ねじ部材15の下面との間に反力受けプレート24を設置する。高さ調整雌ねじ部材15と下部構造2との間に反力受けプレート24を設置することで、再度高さ調整が必要になった時、反力受けプレート24を反力受けとして高さ調整が可能となる。その後、仮支持部材22により支持されたベースプレート4と下部構造2との間の空隙にモルタル等の固化性充填材23を充填固化させる。固化性充填材23の固化後、高さ調整ボルト18を引き抜く。
図18(c)に示す工程では、上部構造の荷重を仮支持部材22で支持した状態で、田高さ調整ルト18を高さ調整雌ねじ部材15の雌ねじ部15c下部まで上昇させる。この状態で下部構造2と高さ調整雌ねじ部材15の下面との間に反力受けプレート24を設置する。高さ調整雌ねじ部材15と下部構造2との間に反力受けプレート24を設置することで、再度高さ調整が必要になった時、反力受けプレート24を反力受けとして高さ調整が可能となる。その後、仮支持部材22により支持されたベースプレート4と下部構造2との間の空隙にモルタル等の固化性充填材23を充填固化させる。固化性充填材23の固化後、高さ調整ボルト18を引き抜く。
1:構造物用高さ調整承装置、2:下部構造、3:上部構造、4:ベースプレート、4a:接合溝、5:継手部材、6:アンカーボルト、7:固定ボルト、8:積層ゴム支承、9:上部連結鋼板、10:下部連結鋼板、11:ソールプレート、12:上沓、13:セットボルト、14:嵌合穴、14a:下部嵌合穴、14b:上部嵌合穴、15:高さ調整雌ねじ部材、15a:下部、15b:上部、15c:雌ねじ部、15d:下部水平部、15e:垂直部、15f:上部水平部、16:反力受け部材、16a:球面凹部、17:防錆キャップ、18:高さ調整ボルト、18a:雄ねじ部、21:シールリング、22:仮支持部材、23:固化性充填材、24:反力受けプレート、25:ガイドプレート、26:後打ちコンクリート

Claims (11)

  1. 下部構造と上部構造との間に配置される構造物用支承装置であって、
    下部構造に固定ボルトにより着脱自在に固定されるベースプレートと、
    前記ベースプレートに複数形成される下部の水平切断面の面積が上部の水平切断面の面積より大きな嵌合穴と、
    前記嵌合穴と相似形で前記嵌合穴に嵌合固定される前記ベースプレートより高強度の材料で形成され、雌ねじ部を有する高さ調整雌ねじ部材と、
    高さ調整時、固定ボルトによる下部構造との固定を解除されたベースプレートの高さ調整雌ねじ部材の雌ねじ部に螺着され、前記下部構造を反力受けとして前記ベースプレートを上昇させる高さ調整ボルトと、
    を備えることを特徴とする構造物用高さ調整支承装置。
  2. 下部構造と上部構造との間に配置される構造物用支承装置であって、
    周囲の後打ちコンクリートで水平方向の移動が拘束されるベースプレートと、
    前記ベースプレートに複数形成される下部の水平切断面の面積が上部の水平切断面の面積より大きな嵌合穴と、
    前記嵌合穴と相似形で前記嵌合穴に嵌合固定される前記ベースプレートより高強度の材料で形成され、雌ねじ部を有する高さ調整雌ねじ部材と、
    高さ調整時、高さ調整雌ねじ部材の雌ねじ部に螺着され、前記下部構造を反力受けとして前記ベースプレートを上昇させる高さ調整ボルトと、
    を備えることを特徴とする構造物用高さ調整支承装置。
  3. 下部構造と上部構造との間に配置される構造物用支承装置であって、
    下部構造に固定ボルトにより着脱自在に固定されるベースプレートと、
    前記ベースプレートの側面の下部に形成される接合溝と、
    前記ベースプレートの側面に固定される前記ベースプレートより高強度の材料で形成され、前記接合溝に係合する下部水平部と前記ベースプレートの側面に当接する垂直部とを少なくとも有し、前記ベースプレートの側面に沿って水平に延び、前記垂直部に複数の雌ねじ部を形成した高さ調整雌ねじ部材と、
    高さ調整時、固定ボルトによる下部構造との固定を解除されたベースプレートの高さ調整雌ねじ部材の雌ねじ部に螺着され、前記下部構造を反力受けとして前記ベースプレートを上昇させる高さ調整ボルトと、
    を備えることを特徴とする構造物用高さ調整支承装置。
  4. 前記高さ調整雌ねじ部材の一部の水平切断面の形状を非円形としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の構造物用高さ調整支承装置。
  5. 前記高さ調整雌ねじ部材は、前記接合溝に係合する下部水平部と前記ベースプレートの側面に当接する垂直部と前記ベースプレート表面と当接する上部水平部を有することを特徴とする請求項3に記載の構造物用高さ調整支承装置。
  6. 前記高さ調整雌ねじ部材の上部又は垂直部を前記ベースプレートの表面から上方に突き出させることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の構造物用高さ調整支承装置。
  7. 前記高さ調整雌ねじ部材の不使用時、防錆キャップを設置することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の構造物用高さ調整支承装置。
  8. 前記下部構造に前記高さ調整ボルトの下端部と当接する平面部又は球面状の凹部を形成した反力受け部材を埋め込み設置することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の構造物用高さ調整支承装置。
  9. 前記ベースプレートの周囲と後打ちコンクリートとの間にガイドプレートを設置し、前記ベースプレートを前記ガイドプレートに沿って上下動可能とすることを特徴とする請求項3に記載の構造物用高さ調整支承装置。
  10. 下部構造に固定ボルトにより着脱自在に固定されるベースプレートと、前記ベースプレートに複数形成される下部の水平切断面の面積が上部の水平切断面の面積より大きな嵌合穴と、前記嵌合穴と相似形で前記嵌合穴に嵌合固定される前記ベースプレートより高強度の材料で形成され、雌ねじ部を有する高さ調整雌ねじ部材と、高さ調整時、固定ボルトによる下部構造との固定を解除されたベースプレートの高さ調整雌ねじ部材の雌ねじ部に螺着され、前記下部構造を反力受けとして前記ベースプレートを上昇させる高さ調整ボルトと、を備える構造物用高さ調整支承装置の高さ調整工法であって、
    ベースプレートを固定している固定ボルトを解除する工程と、
    高さ調整雌ねじ部材の雌ねじ部に高さ調整ボルトを螺着し、下部構造を反力受けとしてベースプレートを上昇させ高さを調整する工程と、
    上昇したベースプレートと下部構造との間に仮支持部材を設置する工程と、
    高さ調整ボルトを上昇させベースプレートの高さ調整雌ねじ部材の下面と下部構造との間に反力受けプレートを設置する工程と、
    下部構造とベースプレートとの間に固化性充填材を充填する工程と、
    固化性充填材の固化後、高さ調整ボルトを取り外し、ベースプレートを固定ボルトで下部構造に固定する工程と、
    を含むことを特徴とする構造物支承装置の高さ調整工法。
  11. 周囲の後打ちコンクリートで水平方向の移動が拘束されるベースプレートと、前記ベースプレートに複数形成される下部の水平切断面の面積が上部の水平切断面の面積より大きな嵌合穴と、前記嵌合穴と相似形で前記嵌合穴に嵌合固定される前記ベースプレートより高強度の材料で形成され、雌ねじ部を有する高さ調整雌ねじ部材と、高さ調整時、高さ調整雌ねじ部材の雌ねじ部に螺着され、前記下部構造を反力受けとして前記ベースプレートを上昇させる高さ調整ボルトと、を備える構造物用高さ調整支承装置の高さ調整工法であって、
    高さ調整雌ねじ部材の雌ねじ部に高さ調整ボルトを螺着し、下部構造を反力受けとしてベースプレートを上昇させ高さを調整する工程と、
    上昇したベースプレートと下部構造との間に仮支持部材を設置する工程と、
    高さ調整ボルトを上昇させ、ベースプレートの高さ調整雌ねじ部材の下面と下部構造との間に反力受けプレートを設置する工程と、
    下部構造とベースプレートとの間に固化性充填材を充填する工程と、
    固化性充填材の固化後、高さ調整ボルトを取り外し、ベースプレートの周囲に後打ちコンクリート打設する工程と、
    を含むことを特徴とする構造物支承装置の高さ調整工法。
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