JP2012102127A5

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Info

Publication number: JP2012102127A5
Application number: JP2012000232A
Authority: JP
Filing date: 2012-01-04
Publication date: 2013-03-07
Anticipated expiration: 2025-08-10

Claims

潤滑剤の製造法であって、
a)エポキシ化トリグリセリドを準備する；
b)塩基性触媒の存在下、全てのエポキシド官能基が反応するまで、前記エポキシ化トリグリセリドを酸無水物と反応させて、ジエステル潤滑剤を製造する、ここで、前記塩基性触媒は金属の炭酸塩、重炭酸塩、または水酸化物である；及び
c)前記触媒と未反応の酸無水物からジエステルを分離する、各段階を含む前記方法。
前記二種以上の酸無水物が反応する、請求項１に記載の方法。
前記塩基性触媒炭酸塩が、K₂CO₃、Na₂CO₃、KHCO₃、及びNaHCO₃からなる群から選択される、請求項２に記載の方法。
前記反応を、塩基性触媒以外の全ての成分を最初に加熱し、次いで塩基性触媒を添加することにより実施する、請求項１に記載の方法。
前記カルボン酸を二次触媒として添加する、請求項１に記載の方法。
前記塩基性触媒は、水の分割(water partitioning)によって分離し、前記酸無水物を加水分解して対応するカルボン酸とする、請求項１に記載の方法。
前記無水物を蒸気により対応するカルボン酸に加水分解し、脱臭によって除去する、請求項６に記載の方法。
請求項２に記載のジエステルの製造法であって、エポキシ化トリグリセリドを準備する工程が、
a）約７を超えるヨウ素価をもつ動物油、動物脂肪または植物油若しくは植物脂肪を準備する；及び
b）前記油または脂肪をエポキシ化する；
各段階を含み、前記酸無水物が１〜１８個の炭素原子をもつ、前記方法。
エポキシ化トリグリセリドと酸無水物との反応において、酸無水物の量を減らして前記ジエステルの鎖間結合の数を増やすこと、又は、酸無水物の量を増やして前記ジエステルの鎖間結合の数を減らすことを含む、請求項８に記載の方法。
ヘテロ置換ジエステルを製造するために二種以上の酸無水物を反応させる、請求項８に記載の方法。
前記ジエステル潤滑剤が、二重結合によって当初結合していた隣接する炭素原子がそれぞれペンダントエステル基を有し、前記エステル基がそれぞれ二種以上の種々のエステル基からランダムに選択される、変性トリグリセリドヘテロ置換ジエステルを含む、請求項８に記載の方法。
もう一種の機能性成分を前記ジエステル潤滑剤に添加する工程をさらに含む、請求項８に記載の方法。
前記機能性成分が、流動点降下剤、耐摩耗剤、ベースストック、希釈剤、極圧添加剤及び酸化防止剤からなる群から選択される、請求項１２に記載の方法。
２〜１７個の炭素原子を含む少なくとも一つの小さなエステル基を選択し、３〜１８個の炭素原子を含む少なくとも一つの大きなエステル基を選択し、前記エステル基は少なくとも１個の炭素原子だけ異なる、請求項１１に記載の方法。
前記エステル基が、N、O及びPからなる群から選択される置換されたヘテロ原子を含むことによって互いに異なる、請求項１４に記載の方法。
少なくとも一つの小さなエステル基が選択され、少なくとも一つの大きなエステル基が選択され、前記エステル基は少なくとも１個の炭素原子だけ異なる、請求項１１に記載の方法。
前記大きなエステル基対前記小さなエステル基の比が０．１〜０．９である、請求項１６に記載の方法。
前記小さなエステル基の炭素原子は２〜５個を変動し、大きなエステル基の炭素原子は６〜１８個を変動する、請求項１４に記載の方法。
前記二種のエステル基の小さなエステル基と大きなエステル基の間の炭素原子の数を変動させる、及び／または前記小さなエステル基対前記大きなエステル基の量の比を変動させることにより潤滑剤の粘度を調節することをさらに含む請求項８に記載の方法。
短鎖無水物対長鎖無水物の比を制御することによって短鎖無水物と長鎖無水物との混合物を選択して潤滑剤の粘度を制御する工程、ここで反応させたときに、小さな無水物が第一のエステルに２〜６個の炭素原子を、大きな無水物が第二のエステルに６〜１８個の炭素原子を提供する、を含む請求項１１に記載の方法。
立体障害エステル基を付加して潤滑剤の加水分解安定性及び／または熱安定性を高める、請求項１１に記載の方法。
前記立体障害エステル基がイソブチラート、2-エチルブチラート、及び／または2-エチルヘキサノエートである、請求項２１に記載の方法。