JP2012100931A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2012100931A
JP2012100931A JP2010252958A JP2010252958A JP2012100931A JP 2012100931 A JP2012100931 A JP 2012100931A JP 2010252958 A JP2010252958 A JP 2010252958A JP 2010252958 A JP2010252958 A JP 2010252958A JP 2012100931 A JP2012100931 A JP 2012100931A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
special
support game
profit state
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010252958A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5308428B2 (ja
Inventor
Tomokazu Mishina
智一 三品
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Shoji Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Shoji Co Ltd filed Critical Fuji Shoji Co Ltd
Priority to JP2010252958A priority Critical patent/JP5308428B2/ja
Publication of JP2012100931A publication Critical patent/JP2012100931A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5308428B2 publication Critical patent/JP5308428B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】遊技機規則の範囲内で、新規な遊技性を実現することができる弾球遊技機を提供することを目的とする。
【解決手段】弾球遊技機には、サポート遊技として第1サポート遊技と第2サポート遊技とが用意されている。サポート遊技の非実行時における第1特図始動口への遊技球の入球に基づいて発生する特別利益状態の終了後に、第1サポート遊技および第2サポート遊技が選択的に実行される。また、第2サポート遊技中に大当たりが発生すると、特別利益状態の終了後必ず第1サポート遊技が実行される。第2サポート遊技は当該遊技によって第1サポート遊技のような大きな利益を遊技者に直接付与するものではないが、第1サポート遊技の発生につながるチャンスタイムとして機能する。
【選択図】図4

Description

この発明は、遊技者の操作により遊技盤に向けて発射された遊技球を用いて遊技を行う弾球遊技機に関する。
弾球遊技機では、遊技盤上に遊技球を発射させ、その遊技球を遊技盤に沿って流下させることにより遊技を行う。弾球遊技機では、下記特許文献1に示されているように、遊技盤の盤面上に、盤面に沿って流下する遊技球が入球可能な特図始動口が配置されており、この特図始動口への遊技球の入球に対して、遊技者に有利な(たとえば、多数の賞球を獲得可能な)特別利益状態を実行するか否かを決定するための特別利益状態抽選が行われる。
遊技盤上には、複数種類の特別図柄を変動表示可能な特図表示手段が配設されている。特図始動口への遊技球の入球に基づいて、特図表示手段では図柄変動動作が開始され、所定時間経過後に図柄が停止する。特別利益状態抽選の結果が大当たりである場合は、特図表示手段に所定の大当たり図柄が停止され、その後、特別利益状態が実行される。
遊技盤には、特図始動口に関連して、1対の羽根を含む電動チューリップ役物が配設されている。電動チューリップ役物は、各羽根の先端部が互いに接近した状態と、各羽根の先端部が、互いに離間するように拡開された状態との間で変位可能に設けられている。電動チューリップ役物が拡開された状態では、電動チューリップ役物の羽根同士が接近した状態にあるときよりも、特図始動口への遊技球の入球頻度が高い。
遊技盤の盤面上には、盤面に沿って流下する遊技球が通過可能な普図ゲートが配置されており、この普図ゲートへの遊技球の通過に対し、電動チューリップ役物を拡開させるか否かを決定するための普通図柄抽選が実行される。
遊技盤上には、複数種類の特別図柄を変動表示可能な普図表示手段が配設されている。普図ゲートへの遊技球の通過に基づいて、普図表示手段では図柄変動動作が開始され、所定時間経過後に図柄が停止する。普通図柄抽選の結果が当たりである場合は、普図表示手段に所定の当たり図柄が停止され、その後、電動チューリップ役物の拡開動作が実行される。
弾球遊技機にはサポート遊技が用意されている。サポート遊技中では、サポート遊技の非実行時と比較して、普図ゲートへの遊技球の通過に対する普図表示手段の図柄変動時間が短く、普通図柄抽選の当選確率が高く、かつ普通図柄抽選の当選時における電動チューリップ役物の拡開度合いが高い。したがって、サポート遊技中では、特図始動口に遊技球が入球する頻度が高くなり、当該特図始動口への入球により払い出される賞球により、遊技者の持ち球の球減りをなくすことができる。
特開2009−273499号公報
しかしながら、前述のサポート遊技は多くの弾球遊技機に採用されており、遊技者にとって新規な遊技性を提供するものではない。したがって、サポート遊技を改良し、新規な遊技性を実現することが求められている。
そこで、この発明は、遊技機規則の範囲内で、新規な遊技性を実現することができる弾球遊技機を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、遊技盤(2;102)に向けて遊技球を発射して遊技を行う弾球遊技機(1)であって、前記遊技盤上に、遊技球を検出可能(遊技球が入球または通過可能)に配設された特別図柄始動手段(6,7)と、前記特別図柄始動手段が遊技球を検出した場合(遊技球が入球または通過した場合)に、遊技者に有利な特別利益状態を発生させるか否かの特別利益状態抽選を実行する特別利益状態抽選手段(34)と、前記特別図柄始動手段の遊技球の検出に基づく前記特別利益状態抽選の結果を表示するための特別図柄表示手段(21,22)と、前記特別利益状態抽選の結果が大当たりである場合に前記特別利益状態を発生させる特別利益状態発生手段(34)と、前記遊技盤上に、遊技球を検出可能に配設された普通図柄始動手段(16,17)と、姿勢変更可能な可動部材(8A)を有し、所定の入球手段(7)への遊技球の入球度合いを変更するための入球役物(8)と、前記普通図柄始動手段が遊技球を検出した場合に、前記可動部材を前記入球手段に遊技球が入球し易い姿勢に移動させる普通利益状態を発生させるか否かの普通利益状態抽選を実行する普通利益状態抽選手段(34)と、前記普通図柄始動手段の遊技球の検出に基づいて図柄変動動作を実行し、当該図柄変動動作の終了後、前記普通利益状態抽選の結果を表示するための普通図柄表示手段と(24)、前記普通利益状態抽選の結果が当たりである場合に前記普通利益状態を発生させる普通利益状態発生手段(34)と、所定の条件が成立した場合に、前記特別利益状態の作動に基づき(特別利益状態の終了後)、前記普通利益状態の発生頻度を高めるサポート遊技を実行するサポート遊技実行手段(34)とを含み、前記サポート遊技実行手段は、第1サポート遊技、およびこの第1サポート遊技よりも前記普通利益状態の発生頻度が低い第2サポート遊技を含む複数種のサポート遊技を選択的に実行できるようになっており、前記サポート遊技中に前記特別利益状態が発生する場合の方が、前記サポート遊技の非実行時に前記特別利益状態が発生する場合よりも、当該特別利益状態の作動に基づく前記第1サポート遊技が選択実行される確率が高く設定されており、前記弾球遊技機は、所定の演出動作を実行するための演出装置(4)と、前記第1サポート遊技中である場合には、前記第2サポート遊技中である場合とは異なり、第1態様の演出動作を実行するように前記演出装置を制御する演出制御手段(31)とをさらに含む、弾球遊技機である。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表すが、特許請求の範囲を実施形態に限定する趣旨ではない。以下、この項において同じ。
この構成によれば、サポート遊技として、遊技者に高い利益を付与する第1サポート遊技と、第1サポート遊技よりも遊技者にとって不利な第2サポート遊技とが用意されている。そして、サポート遊技中に特別利益状態が発生する場合の方が、サポート遊技の非実行時に特別利益状態が発生する場合よりも、当該特別利益状態の作動に基づき第1サポート遊技が選択実行される確率が高い。すなわち、第2サポート遊技は当該遊技によって第1サポート遊技のような大きな利益(玉減りの防止など)を遊技者に直接付与するものではないが、第1サポート遊技の発生につながるチャンスタイムとして機能する。
また、第1サポート遊技中と第2サポート遊技中とで演出装置で実行される演出動作が異なるので、第1サポート遊技中であることを、第2サポート遊技と区別した形で遊技者に報知することができる。
したがって、複数種のサポート遊技を導入することができ、これら複数種のサポート遊技により新規な遊技性を実現することができる。
第1サポート遊技と第2サポート遊技とは、各普通利益状態における可動部材が入球手段に遊技球が入球し易い姿勢にある期間の長さ、普通図柄表示手段における図柄変動動作の期間(平均時間)の長さ、および普通利益状態抽選の当選確率の3点のうちの少なくとも1点で異なっている。
なお、この明細書において、単に「サポート遊技」という場合には、第1サポート遊技および第2サポート遊技の双方を指す趣旨である。
請求項2に記載のように、前記特別図柄始動手段は、前記遊技盤上に、遊技球が入球可能に配設された第1特別図柄始動手段(6)と、前記遊技盤上に、遊技球が入球可能に配設された第2特別図柄始動手段(7)とを含み、前記特別図柄表示手段は、前記第1特別図柄始動手段への遊技球の入球に基づく前記特別利益状態抽選の結果を表示するための第1特別図柄表示手段(21)と、前記第2特別図柄始動手段への遊技球の入球に基づく前記特別利益状態抽選の結果を表示するための第2特別図柄表示手段(22)とを含み、前記入球役物は前記第2特別図柄始動手段を開閉するためのものであり、前記サポート遊技実行手段は、前記第1サポート遊技を実行することにより、前記遊技盤を流下する遊技球を、前記第1特別図柄始動手段よりも前記第2特別図柄始動手段に高い頻度で入球させるものであり、前記サポート遊技の非実行時または前記第2サポート遊技の実行中は、前記第2特別図柄始動手段よりも前記第1特別図柄始動手段に遊技球が入球し易くなっていてもよい。
請求項3に記載のように、前記第1特別図柄始動手段への遊技球の入球に基づいて前記特別利益状態が発生する場合には、当該特別利益状態の作動に基づき前記第2サポート遊技が選択実行可能であり、前記第2特別図柄始動手段への遊技球の入球に基づいて前記特別利益状態が発生する場合には、当該特別利益状態の作動に基づき前記第1サポート遊技のみが選択実行されるようにしてもよい。
また、請求項4に記載のように、前記サポート遊技の非実行時に大当たりになる場合には、当該大当たりに係る特別利益状態の作動に基づき前記第1サポート遊技または前記第2サポート遊技が選択実行されるようにしてもよい。
この構成によれば、サポート遊技の非実行時における特別利益状態の作動に基づき、第1サポート遊技および第2サポート遊技が選択的に実行される。第2サポート遊技が、第1サポート遊技の発生につながるチャンスタイムとして機能することにより、新規な遊技性を実現することができる。
請求項5に記載のように、前記サポート遊技中に大当たりになる場合には、当該大当たりに係る特別利益状態の作動に基づき前記第1サポート遊技のみが実行されるようにしてもよい。
この構成によれば、第2サポート遊技中に大当たりが発生すると、特別利益状態の作動に基づき必ず第1サポート遊技が実行される。すなわち、第2サポート遊技を、第1サポート遊技の発生に直接つながるチャンスタイムとして機能させることができる。
請求項6に記載のように、前記演出制御手段は、前記第2サポート遊技中である場合に、前記第1態様とは異なる第2態様の演出動作を実行するように前記演出装置を制御するものであってもよい。
また、請求項7に記載のように、前記演出制御手段は、前記サポート遊技の非実行時に、前記第2態様の演出動作を実行するように前記演出装置を制御するものであってもよい。
請求項7の場合、第2サポート遊技中とサポート遊技の非実行時との間で、普通利益状態の発生頻度がほとんど変わらないものが好ましい。この場合、可動部材の姿勢変化に基づいて、第2サポート遊技中であるのか、それともサポート遊技の非実行時であるのかを遊技者が判別できない。そして、第2サポート遊技中に実行される第2態様の演出動作が、サポート遊技の非実行時にも実行される。したがって、第2態様の演出動作の実行により、第1サポート遊技の発生につながる第2サポート遊技の実行中であるのか否かの興味心を遊技者に与えることができ、これにより遊技の興趣を向上させることができる。
さらに、請求項8に記載のように、前記演出制御手段は、前記第2サポート遊技中である場合に、前記演出装置による演出動作を実行しないものであってもよい。
請求項8の場合、第2サポート遊技中とサポート遊技の非実行時との間で、普通利益状態の発生頻度がほとんど変わらないものが好ましい。この場合、可動部材の姿勢変化に基づいて、第2サポート遊技中であるのか、それともサポート遊技の非実行時であるのかを遊技者が判別できない。そして、第2サポート遊技中であってもその旨を積極的に報知しないので、第2サポート遊技中であっても、そのことを遊技者は認識することがない。したがって、第1サポート遊技につながる第2サポート遊技を報知せずに実行することができ、遊技性の幅を広げることができる。
本発明の一実施形態に係る弾球遊技機の遊技盤の概略正面図である。 図1に示す遊技盤における第1特図始動口および第2特図始動口を含む部分の構成を示す拡大正面図である。 図1に示す弾球遊技機の電気的構成を示すブロック図である。 特別図柄−特別利益状態種別テーブルの一例を示す図である。 第1特図始動口または第2特図始動口への遊技球の入球に対して主制御基板のCPUが行う入球処理の流れを示すフローチャートである。 第1特図表示手段の図柄変動動作時における処理の流れを示すフローチャートである(その1)。 第1特図表示手段の図柄変動動作時における処理の流れを示すフローチャートである(その2)。 第1特図表示手段の図柄変動動作時における処理の流れを示すフローチャートである(その3)。 第2特図表示手段の図柄変動動作時における処理の流れを示すフローチャートである(その1)。 第2特図表示手段の図柄変動動作時における処理の流れを示すフローチャートである(その2)。 第2特図表示手段の図柄変動動作時における処理の流れを示すフローチャートである(その3)。 第1普図ゲートまたは第2普図ゲートを遊技球が通過した場合の処理の流れを示すフローチャートである。 第1サポート遊技中に液晶表示ユニットに表示される画面の一例を示す図である。 第2サポート遊技中に液晶表示ユニットに表示される画面の一例を示す図である。 第2サポート遊技中に液晶表示ユニットに表示される画面の他の例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る弾球遊技機の遊技盤の概略正面図である。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る弾球遊技機1の遊技盤2の概略正面図である。弾球遊技機1は、遊技盤2と、遊技盤2を保持する前枠(図示しない)とを備えている。前枠の前面下部右方には、発射装置(図示しない)から発射される遊技球の勢いを調節するためのハンドル(図示しない)が配設されている。ハンドルは、前枠に回転可能に保持されている。遊技者が、弾球遊技機1に回転可能に備えられたハンドルを把持して回転操作することにより、発射装置から遊技盤2に向けて遊技球を発射することができ、また、ハンドルの回転角度を調整することにより、遊技盤2に向けて発射される遊技球の勢いを調節することができる。
遊技盤2の盤面には、発射装置から発射された遊技球を、遊技盤2の上方(左側上部)に導くための略円弧状のガイドレール3が配設されている。遊技盤2の盤面には、多数本の障害釘5(図1には、一部の障害釘5のみを図示)が配設されており、遊技盤2の左側上部からガイドレール3に沿って右斜め上方に向けて放たれた遊技球は、遊技盤2の盤面に沿って多数本の障害釘5の間を通って流下していく。
遊技盤2の中央部には、液晶表示ユニット(演出装置)4が配設されている。液晶表示ユニット4は、弾球遊技機1の遊技中に、演出図柄や所定のメッセージなどを表示するためのものである。
遊技盤2の下部には、第1特図始動口(第1特別図柄始動手段)6および第2特図始動口(第2特別図柄始動手段、入球手段)7が上下に並べて配設されている。第1特図始動口6および第2特図始動口7は、それぞれ、遊技盤2の盤面に沿って流下する遊技球が入球可能に設けられている。
図2は、遊技盤2における第1特図始動口6および第2特図始動口7を含む部分の構成を示す拡大正面図である。以下、この部分を、図1および図2を参照して説明する。
遊技盤2には、第2特図始動口7に関連して、1対の羽根(可動部材)8Aを含む電動チューリップ役物(入球役物)8が配設されている。電動チューリップ役物8は、通常、図2(a)に示すような各羽根8Aの先端部が互いに接近した状態(以下、図2(b)に示す状態を「狭窄状態」という。)に窄められている。遊技盤2には、各羽根8Aの狭窄状態における電動チューリップ役物8の間に形成された空間の上方に、第1特図始動口6を区画する入球役物9が配置されている。つまり、電動チューリップ役物8の狭窄状態(図2(a)に示す状態)では、遊技盤2の盤面に沿って流下する遊技球の第2特図始動口7への入球が、第1特図始動口6の入球役物9により阻止された状態となる。これにより、第2特図始動口7が閉塞される。
そして、図2(a)に示す状態から電動チューリップ役物8の各羽根8Aの先端部が、互いに離間するように拡開されると、図2(b)に示すように、第1特図始動口6の入球役物9の左右両側に、第2特図始動口7に向かう通路10が形成される。すなわち、通路10を通って第2特図始動口7に遊技球が入球可能になる。これにより、第2特図始動口7が開放される。電動チューリップ役物8が拡開された状態(以下、図2(b)に示す状態を「拡開状態」という。)では、電動チューリップ役物8が狭窄状態にあるときよりも、第2特図始動口7への遊技球の入球頻度が高い。
なお、電動チューリップ役物8の構成はこれに限定されるものではなく、たとえば、前後方向に出退する構成であってもよいし、次に述べる大入賞口開閉役物13と同様に回動軸を中心として手前側に傾倒する構成であってもよい。
第1特図始動口6または第2特図始動口7に遊技球が入ると、予め定める個数(たとえば、第1特図始動口6への遊技球入球に対しては3球、および第2特図始動口7への遊技球入球に対しては5球)の賞球が、賞球払出装置50(図3参照)から払い出される。また、第1特図始動口6または第2特図始動口7への遊技球の入球に伴って、特別利益状態を実行するか否かを決定するための大当たり抽選(特別利益状態抽選)が実行される。
図1に示すように、第2特図始動口7の下方には、たとえば、左右に長い長方形状をなす大入賞口11が配設されている。大入賞口11は、左右方向に関して、複数個(たとえば3〜4個)の遊技球が同時に入球可能なサイズに形成されている。大入賞口11に関連して、大入賞口11を開閉可能な大入賞口開閉役物13が設けられている。大入賞口開閉役物13は、遊技盤2の盤面に沿った状態で大入賞口11を閉塞して、大入賞口11に遊技球が入るのを阻止することができる一方、この状態から大入賞口11の下端縁に沿って配置された回動軸(図示しない)を中心に手前側に傾倒することにより、大入賞口11を開放して、大入賞口11上に流下してくる遊技球を大入賞口11内に導き入れることができる。大入賞口11に遊技球が入球すると、予め定める個数(たとえば10球)の賞球が、賞球払出装置50(図3参照)から払い出される。
遊技盤2の左部(遊技盤2の盤面における演出図柄表示手段4の左側)には、遊技盤2の盤面に沿って流下する遊技球が通過可能な第1普図ゲート(普通図柄始動手段)16が配設されている。遊技盤2の盤面における第1普図ゲート16の周辺の障害釘5は、第1普図ゲート16の周辺に到達した遊技球を第1特図始動口6および第2特図始動口7の周辺に向けて導くように植設されている。第1普図ゲート16を遊技球が通過すると、電動チューリップ役物8を拡開状態にするか否かを決定するための普通図柄抽選(普通利益状態抽選)が実行される。
また、遊技盤2の右部(遊技盤2の盤面における演出図柄表示手段4の右側)には、遊技盤2の盤面に沿って流下する遊技球が通過可能な第2普図ゲート(普通図柄始動手段)17が配設されている。遊技盤2の盤面における第2普図ゲート17の周辺の障害釘5は、第2普図ゲート17の周辺に到達した遊技球を第1特図始動口6および第2特図始動口7の周辺に向けて導くように植設されている。第2普図ゲート17を遊技球が通過すると、電動チューリップ役物8を拡開状態にするか否かを決定するための普通図柄抽選(普通利益状態抽選)が実行される。
遊技盤2の右上部におけるガイドレール3の外側領域には、第1特図表示手段(第1特別図柄表示手段)21、第2特図表示手段(第2特別図柄表示手段)22および普図表示手段24が配設されている。遊技盤2の右上部から右下方向に向けて、これらの表示手段21,22,24が、一列にこの順で並んでいる。
第1特図表示手段21は、第1特別図柄を変動表示させることにより、第1特図始動口6への遊技球の入球に対して実行される大当たり抽選の結果を表示するためのものである。第1特図表示手段21は、たとえば7セグメント表示器によって構成されている。第1特図表示手段21において、第1特別図柄の図柄変動動作は、各図柄が「8」と「−」との間で交互に高速で切り換わることにより実現される。第1特図始動口6に遊技球が入ると、第1特図表示手段21の図柄変動動作が開始される。この図柄変動動作は、所定の図柄変動時間の経過後に停止される。大当たり抽選の結果が大当たり(特別利益状態を実行すると決定)である場合には、第1特図表示手段21に、大当たり図柄として、予め定める第1特別図柄(「11」、「12」、「13」および「14」のうちいずれか1つ)が停止表示される。一方、大当たり抽選の結果がはずれである場合は、第1特図表示手段21にはずれ図柄として、第1特別図柄(「−」)が停止表示される。
第2特図表示手段22は、第2特別図柄を変動表示させることにより、第2特図始動口7への遊技球の入球に対して実行される大当たり抽選の結果を表示するためのものである。第2特図表示手段22は、たとえばセグメント表示器によって構成されている。第2特図表示手段22において、第2特別図柄の図柄変動動作は、各図柄が「8」と「−」との間で交互に高速で切り換わることにより実現される。第2特図始動口7に遊技球が入ると、第2特図表示手段22の図柄変動動作が開始される。この図柄変動動作は、所定の図柄変動時間の経過後に停止される。大当たり抽選の結果が大当たり(特別利益状態を実行すると決定)である場合には、第2特図表示手段22に、大当たり図柄として、予め定める第2特別図柄(「21」、「22」、「23」および「24」のうちいずれか1つ)が停止表示される。一方、大当たり抽選の結果がはずれである場合は、第2特図表示手段22にはずれ図柄として、第2特別図柄(「−」)が停止表示される。
第1および第2特図表示手段21,22における図柄変動動作中または特別利益状態中に、第1特図始動口6に遊技球が入った場合には、その入球に対する第1特図表示手段21の図柄変動動作が所定数(たとえば4つ)まで保留可能となっている。また、第1および第2特図表示手段21,22の図柄変動動作中または特別利益状態中に、第2特図始動口7に遊技球が入った場合には、その入球に対する第2特図表示手段22の図柄変動動作が所定数(たとえば4つ)まで保留可能となっている。
保留された第1特図表示手段21の図柄変動動作は、実行中の第1特図表示手段21または第2特図表示手段22の図柄変動動作が終了し、かつ保留されている第2特図表示手段22の図柄変動動作が全て終了した後に、保留された順序に従って実行される。また、保留された第2特図表示手段22の図柄変動動作は、実行中の第1特図表示手段21または第2特図表示手段22の図柄変動動作が終了した後に、保留された順序に従って実行される。
普図表示手段24は、たとえば7セグメント表示器によって構成されている。普図表示手段24において、普通図柄の図柄変動動作は、各図柄が「8」と「−」との間で交互に高速で切り換わることにより実現される。遊技球が第1普図ゲート16または第2普図ゲート17を通過すると、普図表示手段24の図柄変動動作の実行が開始される。普図表示手段24の図柄変動動作は、所定時間(後述する第1サポート遊技中または第2サポート遊技中はたとえば2.0秒間、サポート遊技の非実行時はたとえば4.0秒間)の経過後に停止される。普通図柄抽選に当選した場合は、当たり用の普通図柄(たとえば「7」)が停止表示される。その後、電動チューリップ役物8が拡開状態とされ、第2特図始動口7が所定時間(たとえば、第1サポート遊技中は1.0秒間を3回繰り返し実行、それ以外のときは0.2秒間を1回)だけ開放される。普通図柄抽選の結果がはずれである場合は、普図表示手段24にはずれ用の普通図柄(「−」)が停止表示される。
普図表示手段24の図柄変動動作中または電動チューリップ役物8の拡開動作中に、遊技球が第1普図ゲート16または第2普図ゲート17を通過した場合には、その遊技球の通過に対する普図表示手段24の図柄変動動作が所定数(たとえば4つ)まで保留可能となっている。保留された普図表示手段24の図柄変動動作は、実行中の普図表示手段24の図柄変動動作が終了した後に、保留された順序に従って実行される。
弾球遊技機1には、確率変動遊技が用意されている。確率変動遊技では、大当たり抽選により特別利益状態を実行すると決定される確率(大当たり確率)は、たとえば101/20000に設定されている。また、確率変動遊技の非実行時における大当たり確率は、確率変動遊技中における大当たり確率よりも低い確率、たとえば1/200に設定されている。確率変動遊技中における大当たり確率は、確率変動遊技の非実行時における大当たり確率よりも高いものの、確率変動遊技の非実行時における大当たり確率と極めて近似している。そのため、確率変動遊技中(高確率)と確率変動遊技の非実行時(低確率)との間で、大当たりのし易さはほとんど変わらない。
また、弾球遊技機1には、第1サポート遊技および第2サポート遊技という2種類のサポート遊技が用意されている。
サポート遊技の非実行時には、第1普図ゲート16または第2普図ゲート17への遊技球の通過に対する普図表示手段24の図柄変動時間が4.0秒間であり、普通図柄抽選の当選確率が1/200であり、普通図柄抽選の当選時における第2特図始動口7の開放(電動チューリップ役物8の拡開)回数が1回、各開放に要する時間が0.2秒間である。したがって、サポート遊技の非実行時は、電動チューリップ役物8はめったに拡開状態にならず、そのため、遊技盤2を流下する遊技球は、第2特図始動口7にほとんど入球しない。
これに対し、第1サポート遊技では、第1普図ゲート16または第2普図ゲート17への遊技球の通過に対する普図表示手段24の図柄変動時間が2.0秒間であり、普通図柄抽選の当選確率が199/200であり、普通図柄抽選の当選時における第2特図始動口7の開放回数が3回、各開放に要する時間が1.0秒間である。また、第2サポート遊技では、第1普図ゲート16または第2普図ゲート17への遊技球の通過に対する普図表示手段24の図柄変動時間が2.0秒間であり、普通図柄抽選の当選確率が1/200であり、普通図柄抽選の当選時における第2特図始動口7の開放回数が1回、各開放に要する時間が0.2秒間である。
このように第1サポート遊技では、サポート遊技の非実行時と比較して、普図ゲート16,17への遊技球の通過に対する普図表示手段24の図柄変動時間が短く、普通図柄抽選の当選確率が高く、かつ普通図柄抽選の当選時における第2特図始動口7の開放度合い(開放回数および各開放に要する時間を含む。)が高い。したがって、第1サポート遊技では、電動チューリップ役物8が頻繁に拡開状態になり、これにより、遊技盤2の盤面を流れる遊技球が第1特図始動口6よりも第2特図始動口7に入球し易くなる。
一方、第2サポート遊技では、普図ゲート16,17への遊技球の通過に対する普図表示手段24の図柄変動時間は、サポート遊技の非実行時よりも短く、第1サポート遊技における当該遊技球の通過に対する普図表示手段24の図柄変動時間と同じ時間にされている。しかし、普通図柄抽選の当選確率および普通図柄抽選の当選時における第2特図始動口7の開放度合い(開放回数および各開放に要する時間を含む。)はサポート遊技の非実行時と同じである。そのため、第2サポート遊技では、第2特図始動口7の開放頻度は、サポート遊技の非実行時とほとんど変わらない。したがって、第2サポート遊技はサポート遊技とはいうものの、当該遊技によって遊技者に第1サポート遊技のような大きな利益(玉減りの防止など)を付与することはない。言い換えれば、第1サポート遊技は第2サポート遊技よりも遊技者にとって有利な遊技ということができる。
しかも、第2サポート遊技中とサポート遊技の非実行時との間で、普通図柄抽選の当選確率および普通図柄抽選の当選時における第2特図始動口7の開放度合いが共通しているので、第2サポート遊技中であるのか、それともサポート遊技の非実行時であるのかを、電動チューリップ役物8の各羽根8A(図2参照)の姿勢変化に基づいて遊技者が判別できない。加えて、普図表示手段24がガイドレール3の外側領域に配置されているので、普図表示手段24における図柄変動時間の長短を遊技者が識別することは困難である。したがって、第2サポート遊技中である旨を積極的に報知しなければ、弾球遊技機1の内部状態が第2サポート遊技中であることを遊技者が認識することはできない。
また、第1サポート遊技として、回数切りのサポート遊技と、次回の大当たりの成立まで継続して実行される次回の大当たり次回の大当たりが成立するまでサポート遊技とが用意されている。一方、第2サポート遊技は回数切りのサポート遊技だけしか用意されていない。
また、第1サポート遊技中または第2サポート遊技中における特図始動口6,7への遊技球の入球に対する特図表示手段21,22の図柄変動時間がサポート遊技の非実行時よりも短縮されているので、各サポート遊技を「時短遊技」と言い換えることもできる。
この弾球遊技機1では、サポート遊技(第1サポート遊技または第2サポート遊技)と確率変動遊技とは互いに独立している。具体的には、サポート遊技と確率変動遊技とを併せて(同時に)実行することができ、サポート遊技および確率変動遊技の一方のみを実行することができ、サポート遊技および確率変動遊技の双方を実行しないこともできる。確率変動遊技はサポート遊技中であるか否かによらずに発生し、またサポート遊技中であるか否かによらずに終了するようになっている。また、サポート遊技は確率変動遊技中であるか否かによらずに発生し、また確率変動遊技中であるか否かによらずに終了するようになっている。そのため、弾球遊技機1の内部状態として、確率変動遊技中でありかつサポート遊技中である状態、確率変動遊技中でありかつサポート遊技の非実行時である状態、確率変動遊技の非実行時でありかつサポート遊技中である状態、および確率変動遊技の非実行時でありかつサポート遊技の非実行時である状態の4つが用意されている(存在している)。
大当たり抽選の結果は、前述のように第1特図表示手段21または第2特図表示手段22に表示されるが、第1特図表示手段21および第2特図表示手段22だけでなく、液晶表示ユニット4にも表示される。また、第1特図表示手段21または第2特図表示手段22の図柄変動動作中は、液晶表示ユニット4により図柄変動動作の演出表示が行われる。
特別利益状態中は、大入賞口開閉役物13が揺動されることにより大入賞口11が開放される。この実施形態では、弾球遊技機1には、特別利益状態として第1特別利益状態、第2特別利益状態および第3特別利益状態の3種類が用意されている。
第1特別利益状態では、所定時間(たとえば30秒間)が経過するまで、または大入賞口11に予め定める最大入賞口数(たとえば10球)の遊技球が入球するまで、大入賞口11を開放するといった大入賞口開閉役物13の動作を1ラウンドとして、このような動作が、所定時間(たとえば1.0秒間)のインターバルを挟んで多数のラウンド(たとえば15ラウンド)だけ行われる。1回の第1特別利益状態における遊技者が獲得可能な賞球は、たとえば約1500個(10(個/球)×10(球/ラウンド)×15(ラウンド))である。
第2特別利益状態では、所定時間(たとえば30秒間)が経過するまで、または大入賞口11に予め定める最大入賞口数(たとえば10球)の遊技球が入球するまで、大入賞口11を開放するといった大入賞口開閉役物13の動作を1ラウンドとして、このような動作が、所定時間(たとえば1.0秒間)のインターバルを挟んで多数のラウンド(たとえば10ラウンド)だけ行われる。1回の第2特別利益状態における遊技者が獲得可能な賞球は、たとえば約1000個(10(個/球)×10(球/ラウンド)×10(ラウンド))である。
第3特別利益状態では、所定時間(たとえば30秒間)が経過するまで、または大入賞口11に予め定める最大入賞口数(たとえば10球)の遊技球が入球するまで、大入賞口11を開放するといった大入賞口開閉役物13の動作を1ラウンドとして、このような動作が、所定時間(たとえば1.0秒間)のインターバルを挟んで多数のラウンド(たとえば5ラウンド)だけ行われる。1回の第3特別利益状態における遊技者が獲得可能な賞球は、たとえば約500個(10(個/球)×10(球/ラウンド)×5(ラウンド))である。このように、第1特別利益状態が遊技客に最も有利であり、次いで、第2特別利益状態および第3特別利益状態の順に従って、遊技客に有利度合いが減る。
遊技盤2の盤面に沿って流下する遊技球のうち、第1特図始動口6、第2特図始動口7および大入賞口11のいずれにも入球しなかった遊技球(アウト球)は、遊技盤2の下部に形成されたアウト口28から機内に回収される。
図3は、弾球遊技機1の電気的構成を示すブロック図である。
弾球遊技機1は、遊技の動作制御を司る主制御基板30と、主制御基板30に、それぞれ当該主制御基板30からの信号を入力可能に接続された演出制御基板(演出制御手段)31および払出制御基板32とを備えている。また、演出制御基板31には、液晶表示制御基板33が、当該演出制御基板31からの信号を入力可能に接続されている。各制御基板30,31,32,33にはたとえばマイクロコンピュータが実装されている。
主制御基板30に実装されたマイクロコンピュータは、CPU(特別利益状態抽選手段、普通利益状態抽選手段、普通利益状態発生手段、サポート遊技実行手段)34およびメモリ35を備えている。
メモリ35は、特別図柄−特別利益状態種別テーブル記憶部40と、第1特図用始動メモリ41と、第1特図用保留カウンタ42と、第2特図用始動メモリ43と、第2特図用保留カウンタ44と、普図用始動メモリ45と、普図用保留カウンタ46と、確率変動フラグ47と、第1サポート遊技フラグ48Aと、第2サポート遊技フラグ48Bと、サポート遊技回転数カウンタ49と、次回迄継続フラグ60とを備えている。
特別図柄−特別利益状態種別テーブル記憶部40は、後述する特別図柄−特別利益状態種別テーブル(図4参照)を記憶している。
第1特図用始動メモリ41には、第1特図始動口6への遊技球入球に対して実行される大当たり抽選の結果(後述する大当たり判定用乱数、後述する大当たり図柄決定用乱数および後述する変動パターン選択用乱数)が格納される(各乱数をまとめて「始動記憶」という場合がある)。ここで「大当たり抽選の結果」とは、第1特図始動口6に入球したことに基づき取得された乱数値(大当たり判定用乱数の値、大当たり図柄決定用乱数の値および変動パターン選択用乱数の値)を意味する。しかしながら、これらの乱数値の格納に代えて、取得した乱数値を予め定める大当たり当選値と比較判定することによる当落の結果自体を格納するようにしてもよいのはもちろんのことである。
第1特図用始動メモリ41には、大当たり抽選の結果(すなわち始動記憶)を最大で5つまで記憶可能であり、そのうちの1つは第1特図表示手段21の図柄変動動作の実行用として、その他の4つは第1特図表示手段21の図柄変動動作の保留用として記憶する。
第1および第2特図表示手段21,22の図柄変動動作中でなく、特別利益状態中でなく、かつ第1および第2特図表示手段21,22の図柄変動動作の保留もない状態で、第1特図始動口6に遊技球が入球した場合には、その入球に対して行われた大当たり抽選の結果は、第1特図用始動メモリ41に実行用として記憶される。そして、その後すみやかに、その記憶された大当たり抽選の結果(始動記憶)に応じた第1特図表示手段21の図柄変動動作の実行が開始される。一方、第1もしくは第2特図用始動メモリ41,43に実行用として始動記憶が既に記憶されている状態、第1もしくは第2特図表示手段21,22の図柄変動動作中、または特別利益状態中に、第1特図始動口6に遊技球が入球した場合には、その入球に対して行われた大当たり抽選の結果は、第1特図用始動メモリ41に保留用として記憶され、その保留用として記憶されている始動記憶の回数が、第1特図用保留カウンタ42によりカウントされる。
第1特図用始動メモリ41に保留用として記憶されている大当たり抽選の結果は、実行用として記憶されている始動記憶に対応する第1特図表示手段21の図柄変動動作が終了すると、第2特図用始動メモリ43に実行用として始動記憶が既に記憶されておらず、第2特図表示手段22の図柄変動動作中でなく、かつ特別利益状態中でないことを条件として、実行用として順次繰り上げられて記憶される。これにより、保留されていた大当たり抽選の結果に対応した第1特図表示手段21の図柄変動動作が順次実行される。
第2特図用始動メモリ43には、第2特図始動口7への遊技球入球に対して実行される大当たり抽選の結果(後述する大当たり判定用乱数、後述する大当たり図柄決定用乱数および後述する変動パターン選択用乱数)が格納される(各乱数をまとめて「始動記憶」という場合がある)。ここで「大当たり抽選の結果」とは、第2特図始動口7に入球したことに基づき取得された乱数値(大当たり判定用乱数の値、大当たり図柄決定用乱数の値および変動パターン選択用乱数の値)を意味する。しかしながら、これらの乱数値の格納に代えて、取得した乱数値を予め定める大当たり当選値と比較判定することによる当落の結果自体を格納するようにしてもよいのはもちろんのことである。
第2特図用始動メモリ43には、大当たり抽選の結果(すなわち始動記憶)を最大で5つまで記憶可能であり、そのうちの1つは第2特図表示手段22の図柄変動動作の実行用として、その他の4つは第2特図表示手段22の図柄変動動作の保留用として記憶する。第1および第2特図表示手段21,22の図柄変動動作中でなく、特別利益状態中でなく、かつ第2特図表示手段22の図柄変動動作の保留もない状態で、第2特図始動口7に遊技球が入球した場合には、その入球に対して行われた大当たり抽選の結果は、第2特図用始動メモリ43に実行用として記憶される。そして、その後すみやかに、その記憶された大当たり抽選の結果(始動記憶)に応じた第2特図表示手段22の図柄変動動作の実行が開始される。一方、第2特図用始動メモリ43に実行用として始動記憶が既に記憶されている状態、第1もしくは第2特図表示手段21,22の図柄変動動作中、または特別利益状態中に、第2特図始動口7に遊技球が入球した場合には、その入球に対して行われた大当たり抽選の結果は、第2特図用始動メモリ43に保留用として記憶され、その保留用として記憶されている始動記憶の回数が、第2特図用保留カウンタ44によりカウントされる。第2特図用始動メモリ43に保留用として記憶されている始動記憶は、実行用として記憶されている始動記憶に対応する第2特図表示手段22の図柄変動動作が終了すると、第1特図表示手段21の図柄変動動作中でなくかつ特別利益状態中でないことを条件として、実行用として順次繰り上げられて記憶される。これにより、保留されていた大当たり抽選の結果に対応した第2特図表示手段22の図柄変動動作が順次実行される。
普図用始動メモリ45は、第1普図ゲート16への遊技球の通過に対して行われた普通図柄抽選の結果、および第2普図ゲート17への遊技球の通過に対して行われた普通図柄抽選の結果を格納する。普図用始動メモリ45には、普通図柄抽選の結果を最大で5つまで記憶可能であり、そのうちの1つは普図表示手段24の図柄変動の実行用として、その他の4つは普図表示手段24の図柄変動の保留用として記憶できる。普図表示手段24の図柄変動が行われておらず、電動チューリップ役物8の拡開動作中でなく、かつ普図表示手段24の図柄変動の保留もない状態で、遊技球が第1普図ゲート16または第2普図ゲート17を通過した場合には、その通過に対して行われた普通図柄抽選の結果は、普図用始動メモリ45に実行用として記憶され、その後すみやかに、その記憶された普通図柄抽選の結果に応じた普図表示手段24の図柄変動動作が実行される。一方、普図用始動メモリ45に実行用として普通図柄抽選の結果が既に記憶されている状態、または電動チューリップ役物8の拡開動作中に、第1普図ゲート16または第2普図ゲート17を遊技球が通過した場合には、その通過に対して行われた普通図柄抽選の結果は、普図用始動メモリ45に保留用として記憶され、その保留用として記憶されている普通図柄抽選の結果の回数が、普図用保留カウンタ46によりカウントされる。普図用始動メモリ45に保留用として記憶されている普通図柄抽選の結果は、実行用として記憶されている普通図柄抽選の結果に応じた普図表示手段24の図柄変動動作が終了すると、電動チューリップ役物8の拡開動作中でないことを条件として、実行用として順次繰り上げられて記憶される。これにより、保留されていた普通図柄抽選の結果に応じた普図表示手段24の図柄変動動作が順次実行される。
確率変動フラグ47は、確率変動遊技中であるか否かを記憶しておくためのものであって、確率変動遊技中は「1」が格納されるとともに、確率変動遊技の非実行時は「0」が格納される。
第1サポート遊技フラグ48Aは、第1サポート遊技中であるか否かを記憶しておくためのものであって、第1サポート遊技中は「1」が格納されるとともに、サポート遊技の非実行時または第2サポート遊技の非実行時は「0」が格納される。
第2サポート遊技フラグ48Bは、第2サポート遊技中であるか否かを記憶しておくためのものであって、第2サポート遊技中は「1」が格納されるとともに、サポート遊技の非実行時または第1サポート遊技の非実行時は「0」が格納される。
サポート遊技回転数カウンタ49は、第1サポート遊技中における残りの図柄変動動作の回数、または第2サポート遊技中における残りの図柄変動動作の回数を計数するためのものである。
次回迄継続フラグ60は、実行中の第1サポート遊技が次回の大当たりの成立まで継続して実行されるサポート遊技であるか否かを記憶しておくためのものである。次回の大当たりの成立まで継続して実行される第1サポート遊技の実行中は「1」が格納されるとともに、第2サポート遊技の実行中、サポート遊技の非実行時、または回数切りの第1サポート遊技の非実行時は「0」が格納される。
主制御基板30には、第1普図ゲート16への遊技球の通過を検出する第1普図ゲート通過センサ51からの検出出力、第2普図ゲート17への遊技球の通過を検出する第2普図ゲート通過センサ52からの検出出力、第1特図始動口6への遊技球の入球を検出する第1特図始動口入球センサ56からの検出出力、第2特図始動口7への遊技球の入球を検出する第2特図始動口入球センサ57からの検出出力、大入賞口11への遊技球の入球を検出する大入賞口入球センサ58からの検出出力などが入力される。
主制御基板30には、大入賞口開閉役物13、第1特図表示手段21、第2特図表示手段22、普図表示手段24および電動チューリップ役物8などが、制御対象として接続されている。
払出制御基板32には、たとえば賞球払出装置50が制御対象として接続されている。また、液晶制御基板33には、液晶表示ユニット4が制御対象として接続されている。
主制御基板30は、たとえば、コマンド中継基板(図示しない)および演出インターフェイス基板(図示しない)を介して演出制御基板31に接続されている。主制御基板30から出力された制御コマンドは、コマンド中継基板および演出インターフェイス基板をそれぞれ介して演出制御基板31に与えられる。
また、液晶制御基板33は、演出インターフェイス基板を介して演出制御基板31に接続されている。演出制御基板31は、主制御基板30からの制御コマンドに基づいて、遊技盤2や前枠(図示しない)前面に設けられたランプ類(図示しない)の点灯(点滅)/消灯制御や、スピーカ群(図示しない)の音声出力制御をそれぞれ行う。
また、演出制御基板31は、主制御基板30からの制御コマンドに基づいて、液晶表示ユニット4の具体的な演出内容を決定し、その演出内容が記された制御コマンドを出力する。演出制御基板31から出力される制御コマンドは、演出インターフェイス基板を介して液晶制御基板33に与えられる。液晶制御基板33は、演出制御基板31から送出される制御コマンド(この場合、液晶制御用のコマンド)に基づいて液晶表示ユニット4の表示を制御する。
また、払出制御基板32は、主制御基板30からの制御コマンド(この場合、払出制御用のコマンド)に基づいて、賞球払出装置50の払出し動作を制御する。
図4は、特別図柄−特別利益状態種別テーブル記憶部40に記憶される特別図柄−特別利益状態種別テーブル(別の言い方をすれば、特別図柄−特別利益状態種別−特別利益状態後の内部状態対応テーブル)の一例を示す図である。
特別図柄−特別利益状態種別テーブルには、大当たり時に第1特図表示手段21に表示される第1特別図柄(すなわち大当たり図柄)の種類、大当たり時に第2特図表示手段22に表示される第2特別図柄(すなわち大当たり図柄)の種類、大当たり用の第1および第2特別図柄の選択割合ならびに特別利益状態の内容(開放時間&ラウンド数。すなわち、第1または第2特別利益状態のいずれであるか)が記されている。この特別利益状態の内容は、大当たり図柄(第1特別図柄または第2特別図柄)の種類と大当たりの成立直前における弾球遊技機1の内部状態との双方によって一義的に定められるようになっている。
また、特別図柄−特別利益状態種別テーブルには、特別利益状態後における弾球遊技機1の内部状態(確率変動遊技であるか否か、およびサポート遊技であるか否か)が記されている。特別利益状態後の弾球遊技機1の内部状態は、大当たり図柄(第1特別図柄または第2特別図柄)の種類と大当たりの成立直前における弾球遊技機1の内部状態との双方によって一義的に定められるようになっている。すなわち、この実施形態では、所定の条件を満たしているか否かは、特別図柄−特別利益状態種別テーブルに基づいて定められる。なお、図4において、「A」は第1サポート遊技を示し、「B」は第2サポート遊技を示す。また、図4で「次回」とは、次回の大当たりの成立まで継続して実行されるサポート遊技を示し、図4中の「A」または「B」に続く数字はサポート遊技における回数切りの回数を示す。
図4を参照して、特別図柄−特別利益状態種別テーブルについて説明する。第1特図始動口6への入球に基づいて大当たりとなる場合、第1特図表示手段21に停止表示される大当たり用の第1特別図柄として「11」、「12」、「13」および「14」の4種類が用意されている。このうち、特別図柄「11」および特別図柄「13」は、その特別利益状態終了後に確率変動遊技が実行される、いわゆる確変図柄である。この確率変動遊技は、次回の大当たりの成立まで継続して実行される。
第1特図始動口6への遊技球の入球に対する大当たり抽選の結果が大当たりである場合に、大当たり用の第1特別図柄として特別図柄「11」が選択される確率は25%である。大当たり用の第1特別図柄として特別図柄「11」が選択される場合、特別利益状態として第1特別利益状態(「30.0s×15R」の特別利益状態)が採用されるとともに、特別利益状態終了後、確率変動遊技および第1サポート遊技が実行される。確率変動遊技および第1サポート遊技は次回の大当たりの成立まで継続して実行される。
第1特図始動口6への遊技球の入球に対する大当たり抽選の結果が大当たりである場合に、大当たり用の第1特別図柄として特別図柄「12」が選択される確率は25%である。大当たり用の第1特別図柄として特別図柄「12」が選択される場合、特別利益状態として第2特別利益状態(「30.0s×10R」の特別利益状態)が採用されるとともに、特別利益状態終了後第1サポート遊技が実行される。第1サポート遊技は、その開始(すなわち特別利益状態の終了後)から100回の図柄変動動作(第1および第2特図表示手段21,22における図柄変動動作の合算数)が実行されるか、または次回の大当たりの成立のいずれか早い時まで継続して実行される。なお、特別利益状態終了後に確率変動遊技は実行されない。
第1特図始動口6への遊技球の入球に対する大当たり抽選の結果が大当たりである場合に、大当たり用の第1特別図柄として特別図柄「13」が選択される確率は25%である。大当たり用の第1特別図柄として特別図柄「13」が選択される場合、特別利益状態として第3特別利益状態(「30.0s×5R」の特別利益状態)が採用される。この場合、大当たりの成立直前における弾球遊技機1の内部状態が確率変動遊技の実行中である場合、または弾球遊技機1の内部状態が確率変動遊技の非実行時でかつサポート遊技の実行中である場合は、特別利益状態終了後第1サポート遊技が実行される。第1サポート遊技は、その開始(すなわち特別利益状態の終了後)から100回の図柄変動動作(第1および第2特図表示手段21,22における図柄変動動作の合算数)が実行されるか、または次回の大当たりの成立のいずれか早い時まで継続して実行される。
一方、大当たり用の第1特別図柄として特別図柄「13」が選択される場合に、大当たりの成立直前における弾球遊技機1の内部状態が確率変動遊技の非実行時でかつサポート遊技の非実行時であるときは、特別利益状態終了後第2サポート遊技が実行される。第2サポート遊技は、その開始(すなわち特別利益状態の終了後)から50回の図柄変動動作(第1および第2特図表示手段21,22における図柄変動動作の合算数)が実行されるか、または次回の大当たりの成立のいずれか早い時まで継続して実行される。
また、大当たり用の第1特別図柄として特別図柄「13」が選択される場合、特別利益状態終了後に次回の大当たりの成立まで継続して続行される確率変動遊技が実行される。
第1特図始動口6への遊技球の入球に対する大当たり抽選の結果が大当たりである場合に、大当たり用の第1特別図柄として特別図柄「14」が選択される確率は25%である。大当たり用の第1特別図柄として特別図柄「14」が選択される場合、特別利益状態として第3特別利益状態(「30.0s×5R」の特別利益状態)が採用される。この場合、大当たりの成立直前における弾球遊技機1の内部状態が確率変動遊技の実行中である場合、または弾球遊技機1の内部状態が確率変動遊技の非実行時でかつサポート遊技の実行中である場合は、特別利益状態終了後第1サポート遊技が実行される。第1サポート遊技は、その開始(すなわち特別利益状態の終了後)から100回の図柄変動動作(第1および第2特図表示手段21,22における図柄変動動作の合算数)が実行されるか、または次回の大当たりの成立のいずれか早い時まで継続して実行される。
一方、大当たり用の第1特別図柄として特別図柄「14」が選択される場合に、大当たりの成立直前における弾球遊技機1の内部状態が確率変動遊技の非実行時でかつサポート遊技の非実行時であるときは、特別利益状態終了後第2サポート遊技が実行される。第2サポート遊技は、その開始(すなわち特別利益状態の終了後)から50回の図柄変動動作(第1および第2特図表示手段21,22における図柄変動動作の合算数)が実行されるか、または次回の大当たりの成立のいずれか早い時まで継続して実行される。
なお、大当たり用の第1特別図柄として特別図柄「14」が選択される場合、特別利益状態終了後に確率変動遊技は実行されない。
第2特図始動口7への入球に基づいて大当たりとなる場合、第2特図表示手段22に停止表示される大当たり用の第2特別図柄として「21」、「22」、「23」および「24」の4種類が用意されている。このうち、特別図柄「21」および特別図柄「23」は、その特別利益状態終了後に確率変動遊技が実行される、いわゆる確変図柄である。この確率変動遊技は、次回の大当たりの成立まで継続して実行される。
第2特図始動口7への遊技球の入球に対する大当たり抽選の結果が大当たりである場合に、大当たり用の第2特別図柄として特別図柄「21」が選択される確率は25%である。
大当たり用の第2特別図柄として特別図柄「21」が選択される場合、特別利益状態として第1特別利益状態(「30.0s×15R」の特別利益状態)が採用される。そして、特別利益状態終了後、確率変動遊技および第1サポート遊技が実行されるとともに、確率変動遊技および第1サポート遊技は次回の大当たりの成立まで継続して実行される。
第2特図始動口7への遊技球の入球に対する大当たり抽選の結果が大当たりである場合に、大当たり用の第2特別図柄として特別図柄「22」が選択される確率は25%である。大当たり用の第2特別図柄として特別図柄「22」が選択される場合、特別利益状態として第1特別利益状態(「30.0s×15R」の特別利益状態)が採用されるとともに、特別利益状態終了後、第1サポート遊技が実行される。第1サポート遊技は、その開始(すなわち特別利益状態の終了後)から100回の図柄変動動作(第1および第2特図表示手段21,22における図柄変動動作の合算数)が実行されるか、または次回の大当たりの成立のいずれか早い時まで継続して実行される。なお、特別利益状態終了後に確率変動遊技は実行されない。
第2特図始動口7への遊技球の入球に対する大当たり抽選の結果が大当たりである場合に、大当たり用の第2特別図柄として特別図柄「23」が選択される確率は25%である。
大当たり用の第2特別図柄として特別図柄「23」が選択される場合、特別利益状態として第1特別利益状態(「30.0s×15R」の特別利益状態)が採用されるとともに、特別利益状態終了後、確率変動遊技および第1サポート遊技が実行される。確率変動遊技および第1サポート遊技は次回の大当たりの成立まで継続して実行される。
第2特図始動口7への遊技球の入球に対する大当たり抽選の結果が大当たりである場合に、大当たり用の第2特別図柄として特別図柄「24」が選択される確率は25%である。
大当たり用の第2特別図柄として特別図柄「24」が選択される場合、特別利益状態として第1特別利益状態(「30.0s×15R」の特別利益状態)が採用されるとともに、特別利益状態終了後、第1サポート遊技が実行される。第1サポート遊技は、その開始(すなわち特別利益状態の終了後)から100回の図柄変動動作(第1および第2特図表示手段21,22における図柄変動動作の合算数)が実行されるか、または次回の大当たりの成立のいずれか早い時まで継続して実行される。なお、特別利益状態終了後に確率変動遊技は実行されない。
ところで、サポート遊技の非実行時または第2サポート遊技中においては、第2特図始動口7がほとんど開放しないので、遊技盤2の盤面に沿って流下する遊技球は、第2特図始動口7よりも第1特図始動口6に入球し易い。一方、第1サポート遊技中は第2特図始動口7が頻繁に開放されるので、第1サポート遊技中は、遊技盤2の盤面に沿って流下する遊技球は、第1特図始動口6よりも第2特図始動口7に入球し易い。
したがって、第1特別図柄で大当たりとなるのは、主として、サポート遊技の非実行時または第2サポート遊技中である。また、第2特別図柄で大当たりとなるのは(特別利益状態の契機が第2特図表示手段22の図柄変動動作である場合)、主として第1サポート遊技の実行時である。
この弾球遊技機1では、サポート遊技の非実行時に第1特図始動口6に遊技球が入球したときに発生する特別利益状態の終了後に、第1サポート遊技と第2サポート遊技とが選択的に実行される。この場合、第1サポート遊技の選択確率は50%であり、第2サポート遊技の選択確率は50%である。また、サポート遊技の実行中に第1特図始動口6に遊技球が入球したときに発生する特別利益状態の終了後には第1サポート遊技のみが実行される。
すなわち、第2サポート遊技中に大当たりが発生すると、特別利益状態の終了後必ず(100%の確率で)、第1サポート遊技が実行される。この第2サポート遊技は、当該遊技によって遊技者に第1サポート遊技のような大きな利益(玉減りの防止など)を付与するものではない。しかしながら、第2サポート遊技は、第1サポート遊技の発生につながるチャンスタイムとして機能する。
一方、第2特図始動口7に遊技球が入球したときに発生する特別利益状態の終了後には、第2サポート遊技は選択実行されず、第1サポート遊技のみが選択実行される。
図5は、第1特図始動口6または第2特図始動口7への遊技球の入球に対して主制御基板30のCPU34が行う入球処理の流れを示すフローチャートである。
この弾球遊技機1による遊技中、CPU34は、第1特図始動口入球センサ56からの入力信号の有無に基づいて、第1特図始動口6に遊技球が入球したか否かを監視している(ステップS1)。また、この弾球遊技機1による遊技中、CPU34は、第2特図始動口入球センサ57からの入力信号の有無に基づいて、第2特図始動口7に遊技球が入球したか否かを監視している(ステップS11)。
第1特図始動口入球センサ56からの入力信号を受信すると(ステップS1でYES)、CPU34は、第1特図用始動メモリ41に既に記憶されている始動記憶の数(保留数)、すなわち第1特図用保留カウンタ42のカウント値を確認し、カウント値が「4」に達しているか否かを判別する(ステップS2)。第1特図用保留カウンタ42のカウント値が「4」に満たない場合(ステップS2でNO)、CPU34は、大当たり判定用乱数発生部(図示しない)から大当たり判定用乱数を取得する(ステップS3)。また、CPU34は、大当たり図柄決定用乱数発生部(図示しない)から大当たり図柄決定用乱数を取得し(ステップS4)、変動パターン選択用乱数発生部(図示しない)から変動パターン選択用乱数を取得する(ステップS5)。
その後、CPU34は、大当たり判定用乱数、大当たり図柄決定用乱数および変動パターン選択用乱数(すなわち、始動記憶)を第1特図用始動メモリ41に記憶させるとともに(ステップS6)、第1特図用保留カウンタ42のカウント値をインクリメント(+1)する(ステップS7)。
一方、第1特図用保留カウンタ42のカウント値が「4」であれば(ステップS2でYES)、各乱数を記憶することなく、第1特図始動口6への遊技球入球に対する処理を終了する。
また、第2特図始動口入球センサ57からの入力信号を受信すると(ステップS11でYES)、CPU34は、第2特図用始動メモリ43に既に記憶されている始動記憶の数(保留数)、すなわち第2特図用保留カウンタ44のカウント値を確認し、カウント値が「4」に達しているか否かを判別する(ステップS12)。第2特図用保留カウンタ44のカウント値が「4」に満たない場合(ステップS12でNO)、CPU34は、大当たり判定用乱数発生部(図示しない)から大当たり判定用乱数を取得する(ステップS13)。また、CPU34は、大当たり図柄決定用乱数発生部(図示しない)から大当たり図柄決定用乱数を取得し(ステップS14)、変動パターン選択用乱数発生部(図示しない)から変動パターン選択用乱数を取得する(ステップS15)。
その後、CPU34は、大当たり判定用乱数、大当たり図柄決定用乱数および変動パターン選択用乱数(すなわち、始動記憶)を第2特図用始動メモリ43に記憶させるとともに(ステップS16)、第2特図用保留カウンタ44のカウント値をインクリメント(+1)する(ステップS17)。
一方、第2特図用保留カウンタ44のカウント値が「4」であれば(ステップS12でYES)、各乱数を記憶することなく、第2特図始動口7への遊技球入球に対する処理を終了する。
図6、図7および図8は、第1特図表示手段21の図柄変動動作時における処理の流れを示すフローチャートである。
第1特図用始動メモリ41に始動記憶(大当たり判定用乱数、大当たり図柄決定用乱数および変動パターン選択用乱数)が記憶されている場合には(ステップS21でYES)、第2特図表示手段22の図柄変動動作の非実行時であり(ステップS22でNO)、第2特図用保留カウンタ44の値が「0」であり(ステップS23でYES)、かつ特別利益状態(第1特図始動口6または第2特図始動口7への遊技球入球に対する特別利益状態)の非実行時(ステップS24でNO)であることを条件に、CPU34は、弾球遊技機1の内部状態が確率変動遊技中であるか否かを判別した上で(ステップS25)、大当たり判定を行う(ステップS26,S27)。
確率変動遊技中である場合、すなわち、確率変動フラグ47に「1」が格納されている場合(ステップS25でYES)、CPU34は、高確率(101/20000)の判定基準で大当たり判定を行う(ステップS26)。一方、確率変動遊技の非実行時である場合、すなわち、確率変動フラグ47に「0」が格納されている場合(ステップS25でNO)、CPU34は、低確率(1/200)の判定基準で大当たり判定を行う(ステップS27)。
ステップS26またはステップS27における大当たり判定の結果が大当たりである場合(ステップS28でYES)、CPU34は、図5のステップS4で取得した大当たり図柄決定用乱数と、図4に示す特別図柄−特別利益状態種別テーブルに記された図柄割合とに基づいて、大当たり用の特別図柄(この場合は第1特別図柄)を決定する(ステップS29,S30)。
この実施形態では、4種類の特別図柄(「11」、「12」、「13」および「14」)の中から1つが大当たり用の第1特別図柄として選択される。前述のように、大当たり用の第1特別図柄として、特別図柄「11」が選択される確率、特別図柄「12」が選択される確率、特別図柄「13」が選択される確率および特別図柄「14」が選択される確率はそれぞれ25%である。
一方、ステップS26またはステップS27における大当たり判定の結果が大当たりとならなかった場合(ステップS28でNO)、CPU34は、はずれ図柄決定用乱数発生部(図示しない)から取得したはずれ図柄決定用乱数に基づいてはずれ図柄を決定する(ステップS31)。
そして、CPU34は、第1特図表示手段21の図柄変動動作の実行を開始させるとともに(ステップS32)、演出制御基板31に対してステップS26またはステップS27における大当たり判定の結果と図5のステップS5で取得した変動パターン選択用乱数とに基づいた制御コマンドを付与する。また、演出制御基板31は、CPU34から受信する制御コマンドに応答して、液晶表示制御基板33に制御コマンドを送信し、液晶表示ユニット4の図柄変動動作の実行を開始させる。所定の図柄変動時間が経過した後(ステップS33でYES)、CPU34は、第1特図表示手段21の図柄変動動作の実行を停止する。CPU34は、ステップS26,S27における大当たり判定の結果が大当たりである場合は、ステップS30で決定した大当たり用の第1特別図柄を第1特図表示手段21に停止表示し(ステップS34)、ステップS26,S27における大当たり判定の結果がはずれである場合は、ステップS31で決定したはずれ図柄を第1特図表示手段21に停止表示する(ステップS34)。
図柄変動時間の経過後、第1特図表示手段21に大当たり用の第1特別図柄が停止表示されると(ステップS35でYES)、その後特別利益状態が実行される(ステップS36)。
第1特図表示手段21に表示された大当たり用の第1特別図柄が確変図柄(「11」または「13」)であるときは(ステップS37でYES)、確率変動フラグ47に「1」が格納される(ステップS38)。そして、次回の遊技以降において、次回の大当たりの成立まで確率変動遊技が継続して実行される。
一方、第1特図表示手段21に表示された特別図柄が非確変図柄(「12」または「14」)であるときは(ステップS37でNO)、確率変動フラグ47に「0」が格納される(ステップS39)。
特別利益状態後に、第1サポート遊技または第2サポート遊技が実行される否かは、図4に示す特別図柄−特別利益状態種別テーブルに記された内容に従って決定される。具体的には、特別図柄−特別利益状態種別テーブルには、前述のように、第1特別図柄の種類と大当たりの成立直前の弾球遊技機1の内部状態との双方に対応して、第1サポート遊技が実行されるのか、第2サポート遊技が実行されるのか、またはいずれのサポート遊技も実行されないのかが記されている。また、前述のように、特別図柄−特別利益状態種別テーブルには、各サポート遊技が、回数切りのサポート遊技と、次回の大当たりの成立まで継続して実行されるサポート遊技のいずれであるか、また、回数切りのサポート遊技である場合にはその回数が記されている。
特別利益状態終了後に第1サポート遊技が実行されると決定され、かつその第1サポート遊技が次回の大当たりの成立まで継続して実行されるサポート遊技である場合(ステップS40でYESかつステップS41でYES)、第1サポート遊技フラグ48Aに「1」が格納され、第2サポート遊技フラグ48Bに「0」が格納され、次回迄継続フラグ60に「1」が格納されるとともに、サポート遊技回転数カウンタ49に「0」の値が格納される(ステップS42)。
特別利益状態終了後に第1サポート遊技が実行されると決定され、かつその第1サポート遊技がいわゆる100回の回数切りのサポート遊技である場合(ステップS40でYESかつステップS41でNO)、第1サポート遊技フラグ48Aに「1」が格納され、第2サポート遊技フラグ48Bに「0」が格納され、次回迄継続フラグ60に「0」が格納されるとともに、サポート遊技回転数カウンタ49に第1サポート遊技の回数切り回数である「100」の値が格納される(ステップS43)。
一方、特別利益状態終了後に第2サポート遊技が実行されると決定される場合(ステップS40でNO)、第1サポート遊技フラグ48Aに「0」が格納され、第2サポート遊技フラグ48Bに「1」が格納され、次回迄継続フラグ60に「0」が格納されるとともに、サポート遊技回転数カウンタ49に第2サポート遊技の回数切り回数である「50」の値が格納される(ステップS44)。
図柄変動時間の経過後、ステップS34において第1特図表示手段21にはずれ図柄が停止表示されると(ステップS35でNO)、次いで、サポート遊技中である場合にそのサポート遊技の継続の可否が調べられる(ステップS52)。
具体的には、サポート遊技回転数カウンタ49の値が参照される(ステップS50)。サポート遊技回転数カウンタ49の値が「1」以上であるとき(ステップS50でNO)、すなわちサポート遊技中であるときは、サポート遊技回転数カウンタ49の値がデクリメント(−1)される(ステップS51)。そして、ステップS51のデクリメント後のサポート遊技回転数カウンタ49の値が「0」に達しているときは(ステップS52でYES)、CPU34は、第1サポート遊技フラグ48Aおよび第2サポート遊技フラグ48Bの値を「0」とする(ステップS53)。
なお、ステップS53では、実行中のサポート遊技(第1または第2サポート遊技のいずれか)に係るサポート遊技フラグ48A,48Bの値のみを「1」から「0」に切り換えてもよい。
その後、CPU34は、第1特図始動口6への遊技球の入球に対する処理を終了する。
図9、図10および図11は、第2特図表示手段22の図柄変動動作時における処理の流れを示すフローチャートである。
第2特図用始動メモリ43に始動記憶(大当たり判定用乱数、大当たり図柄決定用乱数および変動パターン選択用乱数)が記憶されている場合には(ステップS61でYES)、第1特図表示手段21の図柄変動動作の非実行時であり(ステップS62でNO)、かつ特別利益状態(第1特図始動口6または第2特図始動口7への遊技球入球に対する特別利益状態)の非実行時(ステップS63でNO)であることを条件に、CPU34は、弾球遊技機1の内部状態が確率変動遊技中であるか否かを判別した上で(ステップS65)、大当たり判定を行う(ステップS66,S67)。確率変動遊技中である場合、すなわち、確率変動フラグ47に「1」が格納されている場合(ステップS65でYES)、CPU34は、高確率(101/20000)の判定基準で大当たり判定を行う(ステップS66)。一方、確率変動遊技の非実行時である場合、すなわち、確率変動フラグ47に「0」が格納されている場合(ステップS65でNO)、CPU34は、低確率(1/200)の判定基準で大当たり判定を行う(ステップS67)。
ステップS66またはステップS67における大当たり判定の結果が大当たりである場合(ステップS68でYES)、CPU34は、図5のステップS14で取得した大当たり図柄決定用乱数と、図4に示す特別図柄−特別利益状態種別テーブルに記された図柄割合とに基づいて、大当たり用の特別図柄(この場合は第2特別図柄)を決定する(ステップS69,S70)。
この実施形態では、4種類の特別図柄(「21」、「22」、「23」および「24」)の中から1つが大当たり用の第2特別図柄として選択される。前述のように、大当たり用の第2特別図柄として、特別図柄「21」が選択される確率、特別図柄「22」が選択される確率、特別図柄「23」が選択される確率および特別図柄「24」が選択される確率はそれぞれ25%である。
一方、ステップS66またはステップS67における大当たり判定の結果が大当たりとならなかった場合(ステップS68でNO)、CPU34は、はずれ図柄決定用乱数発生部(図示しない)から取得したはずれ図柄決定用乱数に基づいてはずれ図柄を決定する(ステップS71)。
そして、CPU34は、第2特図表示手段22の図柄変動動作の実行を開始させるとともに(ステップS72)、演出制御基板31に対してステップS66またはステップS67における大当たり判定の結果と図5のステップS15で取得した変動パターン選択用乱数とに基づいた制御コマンドを付与する。また、演出制御基板31は、CPU34から受信する制御コマンドに応答して、液晶表示制御基板33に制御コマンドを送信し、液晶表示ユニット4の図柄変動動作の実行を開始させる。所定の図柄変動時間が経過した後(ステップS73でYES)、CPU34は、第2特図表示手段22の図柄変動動作の実行を停止する。CPU34は、ステップS66,S67における大当たり判定の結果が大当たりである場合は、ステップS30で決定した大当たり用の第2特別図柄を第2特図表示手段22に停止表示し(ステップS74)、ステップS66,S67における大当たり判定の結果がはずれである場合は、ステップS71で決定したはずれ図柄を第2特図表示手段22に停止表示する(ステップS74)。
図柄変動時間の経過後、第2特図表示手段22に大当たり用の第2特別図柄が停止表示されると(ステップS75でYES)、その後特別利益状態が実行される(ステップS76)。
第2特図表示手段22に表示された大当たり用の第2特別図柄が確変図柄(「21」または「23」)であるときは(ステップS77でYES)、確率変動フラグ47に「1」が格納される(ステップS38)。そして、次回の遊技以降において、次回の大当たりの成立まで確率変動遊技が継続して実行される。
一方、第2特図表示手段22に表示された特別図柄が非確変図柄(「22」または「24」)であるときは(ステップS77でNO)、確率変動フラグ47に「0」が格納される(ステップS79)。
特別利益状態後に第1サポート遊技が実行される否かは、図4に示す特別図柄−特別利益状態種別テーブルに記された内容に従って決定される。具体的には、特別図柄−特別利益状態種別テーブルには、前述のように、第2特別図柄の種類と大当たりの成立直前の弾球遊技機1の内部状態との双方に対応して、第1サポート遊技が実行されるのか否かが記されている。また、前述のように、特別図柄−特別利益状態種別テーブルには、第1サポート遊技が、回数切りのサポート遊技と、次回の大当たりの成立まで継続して実行されるサポート遊技のいずれであるか、また、回数切りの第1サポート遊技である場合にはその回数が記されている。
特別利益状態終了後に実行される第1サポート遊技が次回の大当たりの成立まで継続して実行されるサポート遊技である場合(ステップS80でYES)、第1サポート遊技フラグ48Aに「1」が格納され、第2サポート遊技フラグ48Bに「0」が格納され、次回迄継続フラグ60に「1」が格納されるとともに、サポート遊技回転数カウンタ49に「0」の値が格納される(ステップS81)。
特別利益状態終了後に実行される第1サポート遊技がいわゆる100回の回数切りの第1サポート遊技である場合(ステップS80でNO)、第1サポート遊技フラグ48Aに「1」が格納され、第2サポート遊技フラグ48Bに「0」が格納され、次回迄継続フラグ60に「0」が格納されるとともに、サポート遊技回転数カウンタ49に第1サポート遊技の回数切り回数である「100」の値が格納される(ステップS82)。
図柄変動時間の経過後、ステップS74において第2特図表示手段22にはずれ図柄が停止表示されると(ステップS75でNO)、次いで、サポート遊技中である場合にそのサポート遊技の継続の可否が調べられる(ステップS92)。
具体的には、サポート遊技回転数カウンタ49の値が参照される(ステップS90)。サポート遊技回転数カウンタ49の値が「1」以上であるとき(ステップS90でNO)、すなわちサポート遊技中であるときは、サポート遊技回転数カウンタ49の値がデクリメント(−1)される(ステップS91)。そして、ステップS91のデクリメント後のサポート遊技回転数カウンタ49の値が「0」に達しているときは(ステップS92でYES)、CPU34は、第1サポート遊技フラグ48Aおよび第2サポート遊技フラグ48Bの値を「0」とする(ステップS93)。
なお、ステップS93では、実行中のサポート遊技(第1または第2サポート遊技のいずれか)に係るサポート遊技フラグ48A,48Bの値のみを「1」から「0」に切り換えてもよい。
その後、CPU34は、第2特図始動口7への遊技球の入球に対する処理を終了する。
図12は、第1普図ゲート16または第2普図ゲート17を遊技球が通過した場合の処理の流れを示すフローチャートである。第1普図ゲート16を遊技球が通過すると、第1普図ゲート通過センサ51(図3参照)からCPU34に対して入力信号が与えられる。第2普図ゲート17を遊技球が通過すると、第2普図ゲート通過センサ52(図3参照)からCPU34に対して入力信号が与えられる。この弾球遊技機1による遊技中、CPU34は、第1普図ゲート通過センサ51からの入力信号の有無に基づいて、遊技球が第1普図ゲート16を通過したか否かを監視するとともに、第2普図ゲート通過センサ52からの入力信号の有無に基づいて、遊技球が第2普図ゲート17を通過したか否かを監視している。
第1普図ゲート通過センサ51または第2普図ゲート通過センサ52からの入力信号を受信すると、CPU34は、普図用始動メモリ45に既に記憶されている始動記憶の数(保留数)、すなわち普図用保留カウンタ46のカウント値を確認し、カウント値が「4」に達しているか否かを判別する。普図用保留カウンタ46のカウント値が「4」に満たない場合、CPU34は、普通図柄判定用乱数発生部(図示しない)から普通図柄判定用乱数を取得し、その普通図柄判定用乱数(普通図柄抽選の結果)を普図用始動メモリ45に格納する。普図用始動メモリ45への普通図柄判定用乱数の格納後、普図用保留カウンタ46の値がインクリメント(+1)される。一方、普図用保留カウンタ46のカウント値が「4」であれば、CPU34は、普通図柄判定用乱数を普図用始動メモリ45に格納することなく、第1普図ゲート16または第2普図ゲート17への遊技球の通過に対する処理を終了する。
普図用始動メモリ45に普通図柄判定用乱数が記憶されている場合には(ステップS101でYES)、第2特図始動口7の開放中(電動チューリップ役物8の開動作中)でないことを条件に、CPU34は、第1サポート遊技中であるのか、第2サポート遊技中であるのか、あるいはサポート遊技の非実行時であるのかを判別した上で(ステップS102,S105)、普通図柄抽選を行う(ステップS103,S106,S108)。
第1サポート遊技フラグ48Aに「1」が格納されている場合、すなわち第1サポート遊技中である場合には(ステップS102でYES)、普通図柄抽選の当選確率は、199/200である(ステップS103)。そして、普通図柄抽選後、CPU34は、普図表示手段24の図柄変動時間を2.0秒間にセットし(ステップS104)、普図表示手段24の図柄変動動作の実行を開始させる(ステップS110)。
第2サポート遊技フラグ48Bに「1」が格納されている場合、すなわち第2サポート遊技中である場合には(ステップS105でYES)、普通図柄抽選の当選確率は、1/200である(ステップS106)。そして、普通図柄抽選後、CPU34は、普図表示手段24の図柄変動時間を2.0秒間にセットし(ステップS107)、普図表示手段24の図柄変動動作の実行を開始させる(ステップS110)。
一方、サポート遊技の非実行時である場合、すなわち第1サポート遊技フラグ48Aおよび第2サポート遊技フラグ48Bの双方に「0」が格納されている場合には(ステップS102でNOかつステップS105でNO)、普通図柄抽選の当選確率は、1/200である(ステップS108)。そして、普通図柄抽選後、CPU34は、普図表示手段24の図柄変動時間を4.0秒間にセットし(ステップS109)、普図表示手段24の図柄変動動作の実行を開始させる(ステップS110)。
ステップS104、ステップS107またはステップS109でセットされた図柄変動時間の経過後(ステップS111でYES)、CPU34は、普図表示手段24における図柄変動動作の実行を停止する。このとき、普通図柄抽選の結果がはずれである場合(ステップS113でNO)、CPU34は、普図表示手段24に予め定めるはずれ用の普通図柄を停止表示させることにより(ステップS112)、普通図柄抽選に当選しなかった旨を遊技者に報知し、第1普図ゲート16または第2普図ゲート17への遊技球の通過に対する処理を終了する。
普通図柄抽選の結果が当選である場合(ステップS113でYES)は、CPU34は、普図表示手段24に予め定める当たり用の普通図柄を停止表示させる(ステップS112)。第1サポート遊技中に普通図柄抽選に当選した場合(ステップS114でYES)は、第2特図始動口7の開放回数を3回にセットするとともに(ステップS115)、電動チューリップ役物8を拡開させて第2特図始動口7を1.0秒間開放する(ステップS116)。CPU34は、電動チューリップ役物8の拡開動作を3回繰り返した後、第1普図ゲート16または第2普図ゲート17への遊技球の通過に対する処理を終了する。
一方、サポート遊技の非実行時または第2サポート遊技の実行中(すなわち、第1サポート遊技の非実行時)に普通図柄抽選に当選した場合(ステップS111でNO)は、CPU34は、電動チューリップ役物8を拡開させて第2特図始動口7を0.2秒間1回だけ開放する(ステップS117)。その後、CPU34は、第1普図ゲート16または第2普図ゲート17への遊技球の通過に対する処理を終了する。
第1サポート遊技中には、当該第1サポート遊技中であることを遊技者に対して示す第1サポート遊技中表示70(図13参照)が、演出図柄停止表示中/演出図柄変動動作中の液晶表示ユニット4に表示される。また、第2サポート遊技中には、当該第2サポート遊技中であることを遊技者に対して示す第2サポート遊技中表示71(図14参照)が、演出図柄停止表示中/演出図柄変動動作中の液晶表示ユニット4に表示される。
演出制御基板31は、主制御基板30から制御コマンドを受信するか否かを常時監視している。演出制御基板31は、主制御基板30から受信する制御コマンドに基づいて、弾球遊技機1の内部状態が、第1サポート遊技中、第2サポート遊技中またはサポート遊技の非実行時のいずれであるかを確認する。そして、第1サポート遊技中において演出制御基板31は、第1サポート遊技中表示70を表示すべき旨の制御コマンドを液晶制御基板33に送信する。このような制御コマンドを受信した液晶制御基板33は、第1サポート遊技中表示を液晶表示ユニット4に表示する。
第1サポート遊技中表示70は、たとえば、図13に示すような「時短だよ」とのメッセージである。第2サポート遊技中表示71は第1サポート遊技中表示70とは異なる表示であり、たとえば、図14に示すような「チャンスタイムだよ」とのメッセージである。
図14に示す第2サポート遊技中表示71は、第2サポート遊技の発生に関連して100%の確率で表示されるものであってもよいし、第2サポート遊技の発生に関連して100%未満の所定の確率で表示されるものであってもよい。
第2サポート遊技の発生に関連して所定の確率で表示される場合、演出制御基板31は、主制御基板30からの制御コマンドに含まれる変動パターンの種類の他、弾球遊技機1への電源投入からの経過時間、リアルタイムクロック(RTC)、遊技状態(所定時からの変動回数や特別利益状態の連続回数)、または演出制御基板31により実行される所定のチャンスタイムが成立したとき(第2条件が成立したとき)において、第2サポート遊技中表示70を表示すべき旨の制御コマンドを液晶制御基板33に送信するものであってもよい。
以上によりこの実施形態によれば、サポート遊技として、第1サポート遊技と第2サポート遊技とが用意されている。そして、サポート遊技の非実行時における第1特図始動口6への遊技球の入球に基づいて発生する特別利益状態の終了後に、第1サポート遊技および第2サポート遊技が選択的に実行される。また、サポート遊技(第1サポート遊技または第2サポート遊技)の実行中に第1特図始動口6に遊技球が入球したときに発生する特別利益状態の終了後には、次回の大当たりの成立まで継続して続行される第1サポート遊技または100回の回数切りの第1サポート遊技のみが実行される。言い換えれば、第2サポート遊技中に大当たりが発生すると、特別利益状態の終了後必ず(100%の確率で)、次回の大当たりの成立まで継続して続行される第1サポート遊技または100回の回数切りの第1サポート遊技が実行される。
すなわち、第2サポート遊技は当該遊技によって第1サポート遊技のような大きな利益(玉減りの防止など)を遊技者に直接付与するものではないが、第1サポート遊技の発生につながるチャンスタイムとして機能する。
また、第1サポート遊技中に液晶表示ユニット4に表示される第1サポート遊技中表示70が、第2サポート遊技中に液晶表示ユニット4に表示される第2サポート遊技中表示71と異なるので、第1サポート遊技中であることを、第2サポート遊技と区別した形で遊技者に報知することができる。
したがって、複数種のサポート遊技を導入することができ、これら複数種のサポート遊技により新規な遊技性を実現することができる。
図15は、第2サポート遊技中に液晶表示ユニット4に表示される画面の他の例を示す図である。具体的には、図15に示すように、第2サポート遊技中において、当該第2サポート遊技中であることを報知しなくてもよい。
前述のように、第2サポート遊技中とサポート遊技の非実行時との間で、普通図柄抽選の当選確率および普通図柄抽選の当選時における第2特図始動口7の開放度合いが変わらないので、羽根8A(図2参照)の姿勢変化に基づいて、第2サポート遊技中であるのか、それともサポート遊技の非実行時であるのかを遊技者が判別できない。そして、第2サポート遊技中であってもその旨を積極的に報知しないので、第2サポート遊技中であっても、そのことを遊技者は認識することがない。したがって、第1サポート遊技につながる第2サポート遊技を報知せずに実行することができ、遊技性の幅を広げることができる。
図16は、本発明の他の実施形態に係る弾球遊技機の遊技盤102の概略正面図である。
この図16において図1に示された各部に対応する部分には、図1と同一の参照符号を付して示し、説明を省略する。
図16に示す遊技盤102上の配置構成が図1に示す遊技盤2と相違する主たる点は、遊技盤から第1普図ゲート16を取り除いた点、および、大入賞口11に代えて大入賞口111を配設した点にある。なお、図16には、障害釘5のうち一部のみを図示している。
大入賞口111は、遊技盤102上における、第2普図ゲート17の下方でかつ第1特図始動口6の右方に配置されている。大入賞口111は、左右方向に関して、複数個(たとえば3〜4個)の遊技球が同時に入球可能なサイズに形成されている。大入賞口111に関連して、大入賞口111を開閉可能な大入賞口開閉役物113が設けられている。大入賞口開閉役物113は、遊技盤102の盤面に沿った状態で大入賞口111を閉塞して、大入賞口111に遊技球が入るのを阻止することができる一方、この状態から大入賞口111の下端縁に沿って配置された回動軸(図示しない)を中心に手前側に傾倒することにより、大入賞口111を開放して、大入賞口111上に流下してくる遊技球を大入賞口111内に導き入れることができる。
図16に示す遊技盤102において、いわゆる右打ち遊技(遊技盤2の盤面の右部分に向けて遊技球を発射させる遊技)を行う場合について検討する。右打ち遊技の場合、ハンドルの回転角度を最大角度とすることにより、非常に強い勢いで遊技球が発射される。そして、ガイドレール3に沿って遊技盤102の盤面における左上部分から右斜め上方に向けて、遊技球が勢い良く放たれる。放たれた遊技球は、液晶表示ユニット4の上方を通って、遊技盤102の盤面の右部分へと達するようになる。遊技盤102の盤面の右部分へと達した遊技球は、遊技盤102の右上部分および右部分に植設された障害釘5によって、第2普図ゲート17付近に導かれる。そして、第2普図ゲート17付近を通る遊技球は、障害釘5によって、第1特図始動口6の周辺に導かれるとともに、大入賞口111の周辺に導かれる。つまり、発射位置を遊技盤2の右側上部とすることにより、第2普図ゲート17に遊技球を通過させることもできるし、第1特図始動口6または第2特図始動口7に遊技球を入球させることもできるし、さらに、大入賞口111に遊技球を入球させることもできる。
以上、本発明の2つの実施形態について説明したが、この発明は他の形態でも実施することができる。
たとえば、図14に示す第2サポート遊技中表示71は、サポート遊技の非実行時に液晶表示ユニット4に表示するものであってもよい。具体的には、演出制御基板31は、サポート遊技の非実行時に、液晶表示ユニット4に第2サポート遊技中表示71を表示させる。
前述のように、第2サポート遊技中とサポート遊技の非実行時との間で、普通図柄抽選の当選確率および普通図柄抽選の当選時における第2特図始動口7の開放度合いが変わらないので、羽根8A(図2参照)の姿勢変化に基づいて、第2サポート遊技中であるのか、それともサポート遊技の非実行時であるのかを遊技者が判別できない。そして、第2サポート遊技中に実行される第2態様の演出動作が、第2サポート遊技の非実行時にも実行される。したがって、第2態様の演出動作の実行により、第1サポート遊技の発生につながる第2サポート遊技の実行中であるのか否かの興味心を遊技者に与えることができ、これにより遊技の興趣を向上させることができる。
また、第1サポート遊技中表示70または第2サポート遊技中表示71を液晶表示ユニット4に表示する場合を例に挙げて説明したが、他の表示器で表示するものであってもよい。また、このような第1または第2サポート遊技の実行の当否を、ランプの点灯やスピーカ(図示しない)等の音声出力により報知してもよい。また、このような第1または第2サポート遊技の実行の当否を積極的に報知する構成に限られず、消極的に報知(示唆)する構成であってもよい。
また、第2サポート遊技に関し、普通図柄抽選の当選確率を第1サポート遊技と同程度とし、普図表示手段24の図柄変動時間および普通図柄抽選の当選時における第2特図始動口7の開放度合いを、サポート遊技の非実行時とそれぞれ同程度としてもよい。さらに、これに代えて、第2サポート遊技に関し、普通図柄抽選の当選時における第2特図始動口7の開放度合いを第1サポート遊技と同程度とし、普図表示手段24の図柄変動時間および普通図柄抽選の当選確率を、サポート遊技の非実行時とそれぞれ同程度としてもよい。
さらにまた、第2サポート遊技に関し、普図表示手段24の図柄変動時間、普通図柄抽選の当選確率および普通図柄抽選の当選時における第2特図始動口7の開放度合いのうち2つをそれぞれ第1サポート遊技と同程度とし、残りの1つをサポート遊技の非実行時と同程度としてもよい。
また、前述の各実施形態において、第1サポート遊技では、普図表示手段24の図柄変動時間をサポート遊技の非実行時よりも短縮し、普通図柄抽選の当選確率をサポート遊技の非実行時よりも低くし、かつ普通図柄抽選の当選時における第2特図始動口7の開放度合いをサポート遊技の非実行時よりも低くしている。しかしながら、第1サポート遊技はこれら3つ全てを行う必要はなく、このうちの少なくとも2つが行われていればよい。この場合、第2サポート遊技は、第1サポート遊技に含まれる2つのうちの一方を備えている。具体的には、第1サポート遊技を、たとえば、普図表示手段24の図柄変動時間をサポート遊技の非実行時よりも短縮しかつ普通図柄抽選の当選確率をサポート遊技の非実行時よりも低い遊技とする場合、第2サポート遊技を、普図表示手段24の図柄変動時間をサポート遊技の非実行時よりも短縮した遊技とすることができる。
また、第2サポート遊技の回数切りの回数を、第1サポート遊技の回数切りの回数(100回)よりも少ない回数(50回)として説明したが、第1サポート遊技の回数切りの回数と同数であってもよいし、第1サポート遊技の回数切りの回数よりも多い回数であってもよい。
また、回数切りの第1または第2サポート遊技を、当該サポート遊技中における第1特図表示手段21と第2特図表示手段22との図柄変動動作の合算数が予め定める数(N回)に達するときに当該サポート遊技が終了するとして説明したが、第1特図表示手段21の図柄変動動作数が予め定める数に達するとき、または第2特図表示手段22の図柄変動動作数が予め定める数に達するときに、サポート遊技が終了するようになっていてもよい。この場合、サポート遊技回転数カウンタ49に代えて、サポート遊技中における第1特図表示手段21の図柄変動動作の数を計数するカウンタ、およびサポート遊技中における第2特図表示手段22の図柄変動動作の数を計数するカウンタが設けられていてもよい。
また、図4に示す特別図柄−特別利益状態種別テーブルは一例であり、第1または第2特別図柄と、特別利益状態の内容や特別利益状態後の弾球遊技機1の内部状態との関係は、適宜変更が可能である。
また、サポート遊技の非実行時でかつ確率変動遊技の非実行時に特別利益状態が発生する場合だけでなく、サポート遊技の非実行時でかつ確率変動遊技の実行中に特別利益状態が発生する場合や、サポート遊技の実行中でかつ確率変動遊技の非実行時にも、当該特別利益状態の終了後に第1サポート遊技または第2サポート遊技が選択実行されるようになっていてもよい。
また、たとえば各図柄に対応する第1サポート遊技の内容を適宜設定することができる。具体的には、次回の特別利益状態の発生まで継続されるサポート遊技であるか、あるいは回数切りのサポート遊技であるかを適宜設定することができ、また、回数切りの回数を適宜設定することができる。さらに、大当たり用の特別図柄の選択割合も適宜設定することができる。さらにまた、特別利益状態の内容も適宜設定することができる。
また、共通の特別図柄で大当たりが成立した場合であっても、大当たりの成立直前における弾球遊技機1の内部状態がサポート遊技中である場合と、サポート遊技の非実行時である場合とで、大当たりの成立に関連して実行される特別利益状態に内容を異ならせてもよい。
また、前述の説明では、第1特図始動口6と第2特図始動口7とを集約して配設した構成を例に挙げたが、第1特図始動口6および第2特図始動口7が、遊技盤2,102上における互いに離間した位置に配設されていてもよい。この場合、遊技盤2,102における第2特図始動口7の上方に、電動チューリップ役物8の1対の羽根が狭窄状態(図2(a)に示す状態)で、第2特図始動口7への遊技球の入球を阻止する規制部材を配設する必要がある。
また、第1特図表示手段21および第2特図表示手段22における特別図柄の変動順について、第1特図始動口6または第2特図始動口7への入球順に図柄変動動作を実行する入球順変動の態様であってもよいし、双方が独立して図柄変動動作を実行する同時変動の態様であってもよい。
また、大入賞口11を1つのみ設ける構成に限られず、大入賞口を複数設ける構成であってもよい。この場合、大入賞口毎に遊技球の入球に対する賞球数を異ならせてもよい。
また、大入賞口を複数設ける場合には、ラウンド数が多い(たとえば10ラウンドまたは15ラウンド)特別利益状態と、ラウンド数が少ない(たとえば5ラウンド)特別利益状態とで、開放する大入賞口を異ならせてもよい。
また、電動チューリップ役物8の構成は、前述のものに限定されず、たとえば、前後方向に出退する構成であってもよいし、大入賞口開閉役物13と同様に回動軸を中心として手前側に傾倒する構成であってもよい。
また、普通図柄始動手段として、遊技球が通過可能なゲート(普図ゲート16,17)を例に挙げたが、遊技球が入球可能な入賞口を、普通図柄始動手段として採用してもよい。
さらに、第1サポート遊技および/または第2サポート遊技の作動契機(開始タイミング)は、それぞれ、特別利益状態における終了時以外の予め定めるタイミングであってもよい。具体的には、第1サポート遊技および/または第2サポート遊技の作動契機が、それぞれ特別利益状態の開始時であってもよい。
また、第1特図始動口6は、1つに限らず、2つ以上であってもよい。また、第2特図始動口7は、1つに限らず、2つ以上であってもよい。
また、特別図柄始動手段として、第1特図始動口6と第2特図始動口7との2種類を設ける場合を例に挙げたが、1種類の特別図柄始動手段が遊技盤2,102上に配設されていてもよい。この場合、特別図柄表示手段も1つのみ配設される。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 弾球遊技機
2 遊技盤
4 液晶表示ユニット(演出装置)
6 第1特図始動口(第1特別図柄始動手段)
7 第2特図始動口(第2特別図柄始動手段)
8 電動チューリップ役物(入球役物)
8A 羽根(可動部材)
16 第1普図ゲート(普通図柄始動手段)
17 第2普図ゲート(普通図柄始動手段)
21 第1特図表示手段(第1特別図柄表示手段)
22 第2特図表示手段(第2特別図柄表示手段)
31 演出制御基板(演出制御手段)
34 CPU(特別利益状態抽選手段、普通利益状態抽選手段、普通利益状態発生手段、サポート遊技実行手段)
102 遊技盤

Claims (8)

  1. 遊技盤に向けて遊技球を発射して遊技を行う弾球遊技機であって、
    前記遊技盤上に、遊技球を検出可能に配設された特別図柄始動手段と、
    前記特別図柄始動手段が遊技球を検出した場合に、遊技者に有利な特別利益状態を発生させるか否かの特別利益状態抽選を実行する特別利益状態抽選手段と、
    前記特別図柄始動手段の遊技球の検出に基づく前記特別利益状態抽選の結果を表示するための特別図柄表示手段と、
    前記特別利益状態抽選の結果が大当たりである場合に前記特別利益状態を発生させる特別利益状態発生手段と、
    前記遊技盤上に、遊技球を検出可能に配設された普通図柄始動手段と、
    姿勢変更可能な可動部材を有し、所定の入球手段への遊技球の入球度合いを変更するための入球役物と、
    前記普通図柄始動手段が遊技球を検出した場合に、前記可動部材を前記入球手段に遊技球が入球し易い姿勢に移動させる普通利益状態を発生させるか否かの普通利益状態抽選を実行する普通利益状態抽選手段と、
    前記普通図柄始動手段の遊技球の検出に基づいて図柄変動動作を実行し、当該図柄変動動作の終了後、前記普通利益状態抽選の結果を表示するための普通図柄表示手段と、
    前記普通利益状態抽選の結果が当たりである場合に前記普通利益状態を発生させる普通利益状態発生手段と、
    所定の条件が成立した場合に、前記特別利益状態の作動に基づき、前記普通利益状態の発生頻度を高めるサポート遊技を実行するサポート遊技実行手段とを含み、
    前記サポート遊技実行手段は、第1サポート遊技、およびこの第1サポート遊技よりも前記普通利益状態の発生頻度が低い第2サポート遊技を含む複数種のサポート遊技を選択的に実行できるようになっており、
    前記サポート遊技中に前記特別利益状態が発生する場合の方が、前記サポート遊技の非実行時に前記特別利益状態が発生する場合よりも、当該特別利益状態の作動に基づく前記第1サポート遊技が選択実行される確率が高く設定されており、
    前記弾球遊技機は、
    所定の演出動作を実行するための演出装置と、
    前記第1サポート遊技中である場合には、前記第2サポート遊技中である場合とは異なり、第1態様の演出動作を実行するように前記演出装置を制御する演出制御手段とをさらに含む、弾球遊技機。
  2. 前記特別図柄始動手段は、前記遊技盤上に、遊技球が入球可能に配設された第1特別図柄始動手段と、前記遊技盤上に、遊技球が入球可能に配設された第2特別図柄始動手段とを含み、
    前記特別図柄表示手段は、前記第1特別図柄始動手段への遊技球の入球に基づく前記特別利益状態抽選の結果を表示するための第1特別図柄表示手段と、前記第2特別図柄始動手段への遊技球の入球に基づく前記特別利益状態抽選の結果を表示するための第2特別図柄表示手段とを含み、
    前記入球役物は前記第2特別図柄始動手段を開閉するためのものであり、
    前記サポート遊技実行手段は、前記第1サポート遊技を実行することにより、前記遊技盤を流下する遊技球を、前記第1特別図柄始動手段よりも前記第2特別図柄始動手段に高い頻度で入球させるものであり、
    前記サポート遊技の非実行時または前記第2サポート遊技の実行中は、前記第2特別図柄始動手段よりも前記第1特別図柄始動手段に遊技球が入球し易くなっている、請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 前記第1特別図柄始動手段への遊技球の入球に基づいて前記特別利益状態が発生する場合には、当該特別利益状態の作動に基づき前記第2サポート遊技が選択実行可能であり、
    前記第2特別図柄始動手段への遊技球の入球に基づいて前記特別利益状態が発生する場合には、当該特別利益状態の作動に基づき前記第1サポート遊技のみが選択実行される、請求項2記載の弾球遊技機。
  4. 前記サポート遊技の非実行時に大当たりになる場合には、当該大当たりに係る特別利益状態の作動に基づき前記第1サポート遊技または前記第2サポート遊技が選択実行される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の弾球遊技機。
  5. 前記サポート遊技中に大当たりになる場合には、当該大当たりに係る特別利益状態の作動に基づき前記第1サポート遊技のみが実行される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の弾球遊技機。
  6. 前記演出制御手段は、前記第2サポート遊技中である場合に、前記第1態様とは異なる第2態様の演出動作を実行するように前記演出装置を制御する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の弾球遊技機。
  7. 前記演出制御手段は、前記サポート遊技の非実行時に、前記第2態様の演出動作を実行するように前記演出装置を制御する、請求項6記載の弾球遊技機。
  8. 前記演出制御手段は、前記第2サポート遊技中である場合に、前記演出装置による演出動作を実行しない、請求項1〜7のいずれか一項に記載の弾球遊技機。
JP2010252958A 2010-11-11 2010-11-11 弾球遊技機 Expired - Fee Related JP5308428B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010252958A JP5308428B2 (ja) 2010-11-11 2010-11-11 弾球遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010252958A JP5308428B2 (ja) 2010-11-11 2010-11-11 弾球遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012100931A true JP2012100931A (ja) 2012-05-31
JP5308428B2 JP5308428B2 (ja) 2013-10-09

Family

ID=46392091

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010252958A Expired - Fee Related JP5308428B2 (ja) 2010-11-11 2010-11-11 弾球遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5308428B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6209651B1 (ja) * 2016-06-23 2017-10-04 株式会社藤商事 遊技機
JP6227716B1 (ja) * 2016-06-23 2017-11-08 株式会社藤商事 遊技機
JP6227717B1 (ja) * 2016-06-23 2017-11-08 株式会社藤商事 遊技機
JP6227719B1 (ja) * 2016-06-23 2017-11-08 株式会社藤商事 遊技機
JP6227718B1 (ja) * 2016-06-23 2017-11-08 株式会社藤商事 遊技機
JP2017225678A (ja) * 2016-06-23 2017-12-28 株式会社藤商事 遊技機
JP2017225681A (ja) * 2016-06-23 2017-12-28 株式会社藤商事 遊技機

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008245679A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Samii Kk 弾球遊技機
JP2009273499A (ja) * 2008-05-12 2009-11-26 Fujishoji Co Ltd 弾球遊技機
JP2010104708A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008245679A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Samii Kk 弾球遊技機
JP2009273499A (ja) * 2008-05-12 2009-11-26 Fujishoji Co Ltd 弾球遊技機
JP2010104708A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6209651B1 (ja) * 2016-06-23 2017-10-04 株式会社藤商事 遊技機
JP6227716B1 (ja) * 2016-06-23 2017-11-08 株式会社藤商事 遊技機
JP6227717B1 (ja) * 2016-06-23 2017-11-08 株式会社藤商事 遊技機
JP6227719B1 (ja) * 2016-06-23 2017-11-08 株式会社藤商事 遊技機
JP6227718B1 (ja) * 2016-06-23 2017-11-08 株式会社藤商事 遊技機
JP2017225675A (ja) * 2016-06-23 2017-12-28 株式会社藤商事 遊技機
JP2017225678A (ja) * 2016-06-23 2017-12-28 株式会社藤商事 遊技機
JP2017225679A (ja) * 2016-06-23 2017-12-28 株式会社藤商事 遊技機
JP2017225680A (ja) * 2016-06-23 2017-12-28 株式会社藤商事 遊技機
JP2017225681A (ja) * 2016-06-23 2017-12-28 株式会社藤商事 遊技機
JP2017225676A (ja) * 2016-06-23 2017-12-28 株式会社藤商事 遊技機
JP2017225677A (ja) * 2016-06-23 2017-12-28 株式会社藤商事 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP5308428B2 (ja) 2013-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4557246B2 (ja) 弾球遊技機
JP5308428B2 (ja) 弾球遊技機
JP4888902B2 (ja) 弾球遊技機
JP5798168B2 (ja) 遊技機
JP2012034948A (ja) 弾球遊技機
JP2005305022A (ja) 弾球遊技機
JP2006174925A (ja) 遊技機
JP6040298B2 (ja) 遊技機
JP2012035043A (ja) 弾球遊技機
JP5308429B2 (ja) 弾球遊技機
JP2011056016A (ja) 弾球遊技機
JP6637876B2 (ja) 遊技機
JP2010273919A (ja) パチンコ機
JP2006255030A (ja) パチンコ機
JP5497221B2 (ja) 弾球遊技機
JP2016171904A (ja) 遊技機
JP5973627B2 (ja) 弾球遊技機
JP2014183870A (ja) 弾球遊技機
JP2013132448A (ja) パチンコ機
JP5771299B2 (ja) 弾球遊技機
JP5140701B2 (ja) 弾球遊技機
JP6637877B2 (ja) 遊技機
JP5140700B2 (ja) 弾球遊技機
JP5238055B2 (ja) 弾球遊技機
JP4953215B2 (ja) 弾球遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130620

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5308428

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees