JP2011056016A - 弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】非サポート遊技モード(図(a)参照)では、大当たり遊技して、遊技者が多量の賞球を獲得可能な第1大当たり遊技が選択される確率が比較的低く、サポート遊技モード(図(b)参照)では、大当たり遊技として、第1大当たり遊技が選択される確率が比較的高い。確率変動モードの継続回数が5回に達すると、確率変動モードへの突入が強制的に制限されて、非確率変動モードに突入する。また、非サポート遊技モード中において、非確率変動モード中の方が確率変動モード中よりも、サポート遊技モードに突入し易い。サポート遊技モードに突入し易い非確率変動モードが、間隔を空けて発生する。
【選択図】図11
Description
ハマリ状態からの救済機能として、パチスロ機に設けられている天井機能を弾球遊技機にも設けることが考えられる。具体的には、前回大当たり遊技終了後の特別図柄の変動回数が所定回数(たとえば1000回)に達すると、強制的に大当たり遊技に突入させたりするものや、アウト球数が所定数に達したときに、強制的に大当たり遊技に突入するものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
この発明は、かかる背景の下でなされたものであり、遊技機規則の範囲内でハマリ救済を実現することができる弾球遊技機を提供することを目的とする。
この構成によれば、確率変動モードの継続回数が予め定める上限に達すると、確率変動モードへの突入が強制的に制限されて、非確率変動モードに突入する。また、非サポート遊技モード中において、非確率変動モード中の方が確率変動モード中よりも、サポート遊技モードに突入し易い。そのため、非確率変動モード、言い換えればサポート遊技モードに突入し易いモードが、間隔を空けて発生するようになる。これにより、非サポート遊技モードが長期間継続されることを防止することができる。
この構成によれば、非サポート遊技モード中に大当たりとなった後の特別利益状態よりも、サポート遊技モード中に大当たりとなった後の特別利益状態の方が、遊技者に大きな利益が与えられる。そして、非サポート遊技モードが長期にわたって継続して実行される場合は、遊技者に大きな利益が与えられない状態、いわゆるハマリ状態が発生するおそれがある。
また、サポート遊技モード中には、遊技盤の盤面に沿って流下する遊技球は第2特別図柄始動手段に入球し易く、非サポート遊技モード中には、遊技盤の盤面に沿って流下する遊技球は、第1特別図柄始動手段に入球し易い。そのため、請求項2の記載を言い換えると、前記第2特別図柄始動手段への遊技球の入球に対して大当たりとなる場合は、前記第1特別図柄始動手段への遊技球の入球に対して大当たりとなる場合よりも、その後に発生する特別利益状態における遊技者に与えられる利益の度合いが大きく設定されていてもよい、ということになる。
さらにまた、前記サポート遊技モードでは、前記第1特別図柄表示手段または前記第2特別図柄表示手段における変動時間が通常よりも短く設定されていてもよい。
この構成によれば、サポート遊技モード中に大当たりとなった場合は、非サポート遊技モード中に大当たりとなったときよりも、その後に実行される前記特別利益状態として高利益状態が選択され易い。したがって、非サポート遊技モードが長期にわたって継続して実行される場合は、遊技者に高利益状態が与えられない状況が発生するおそれがある。
また、前記遊技盤上に入球可能に配設され、遊技球の入球に伴って所定数の賞球を遊技者に対して付与されるべき大入賞口(11,12)と、前記大入賞口を開閉するための開閉手段(13,14)と、前記開閉手段を制御する開閉制御手段(30)とを含む場合は、請求項4に記載のように、前記開閉制御手段は、前記高利益状態中では、前記大入賞口に比較的多量の遊技球を入球させることが可能な高利益態様で前記開閉手段を制御し、前記低利益状態中では、前記大入賞口に遊技球をほとんど入球させることができないか、または前記大入賞口に比較的少量の遊技球しか入球させることができないような低利益態様で前記開閉手段を制御するものであってもよい。
請求項5記載の発明は、前記大当たり抽選の結果、大当たりでないはずれである場合に、所定の第3条件の成立を条件として、前記開閉制御手段が、前記前記大入賞口を、前記低利益態様と同様の態様で開放させる、請求項4記載の弾球遊技機である。
この構成によれば、サポート遊技モード中に大当たりとなる場合は、その後に発生する特別利益状態の終了後にサポート遊技モードに突入し易い。そのため、サポート遊技モードに一旦突入すると、その後、サポート遊技モードを連続して実行させることも可能である。これにより、サポート遊技モードにおいて遊技者に与えられる利益を、より一層大きなものとすることができる。
この構成によれば、確率変動モードの継続回数に基づいて、表示用役物が制御される。たとえば、確率変動モードの継続回数に基づいて、表示用役物の態様が予め定める態様に制御される。これにより、遊技者は表示用役物の態様から、確率変動モードの継続回数を見分けることも可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係る弾球遊技機1の遊技盤2を前側から見た図である。この弾球遊技機1は、遊技盤2に向けて遊技球を発射して遊技を行うものである。遊技者が、弾球遊技機1に備えられた回転可能なハンドル(図示しない)を把持して操作することにより、遊技盤2に向けて遊技球を発射することができる。また、ハンドルの回転角度を調整することにより、遊技盤2に向けて発射される遊技球の勢いを調節することができる。
遊技盤2の下部には、それぞれ遊技盤2の盤面に沿って落下する遊技球が入球可能な第1特図始動口(第1特別図柄始動手段)6および第2特図始動口(第2特別図柄始動手段)7が上下に並べて配設されている。
遊技盤2の上部には、ガイドレール3の上部と演出図柄表示手段4との間に、時計を模した時計役物(表示用役物)17が配設されている。時計役物17は、遊技盤2の盤面と平行な状態に配置された円形の文字盤18と、文字盤18上に回転可能に設けられた長針19および短針20とを備えている。文字盤18には、実際の時計の文字盤を模して、周方向の全域に渡って等間隔に「1」〜「12」の数字(ギリシャ文字)が付されており、長針19および短針20は、これらの数字を指し示すことができるようになっている。長針19の回転に伴って短針20も回転し、実際の時計と同様、長針19が1周すると短針20が1/12周する。長針19は、モータなどの時計役物駆動部材25(図3参照)により駆動されるようになっている。
弾球遊技機1には、確率変動モードが用意されている。確率変動モードでは、大当たり抽選により大当たり遊技を実行すると決定される確率(大当たり確率)は、たとえば101/2000に設定されている。また、確率変動モードでないモードである非確率変動モードでは、大当たり抽選における大当たり確率は、確率変動モードにおける大当たり確率も低い100/2000(すなわち、1/20)に設定されている。確率変動モードにおける大当たり確率は、非確率変動モードにおける大当たり確率よりも高いが、確率変動モードにおける大当たり確率と非確率変動モードにおける大当たり確率とが極めて近似しており、そのため、確率変動モードにいる場合と非確率変動モードにいる場合との間で、大当たりのし易さはほとんど変わらない。
大当たり遊技中は、第1開閉役物13が揺動されることにより第1大入賞口11が開放されるか、または、第2開閉役物14が揺動されることにより第2大入賞口12が開放される。この実施形態では、大当たり遊技として、第1大当たり遊技(高利益状態)、第2大当たり遊技(低利益状態)および第3大当たり遊技(低利益状態)の3種類の大当たり遊技が用意されている。
図3は、この弾球遊技機1の電気的構成を示すブロック図である。弾球遊技機1は、主制御部30と、この主制御部30に対して入出力可能に接続された演出制御部31および払出制御部32とを、制御部として備えている。各制御部30,31,32は、たとえばマイクロコンピュータにより構成されていて、CPU(図示しない)、RAM(図示しない)およびROM(図示しない)を備えている。
サポート遊技フラグ42は、サポート遊技モード中であるか否かを記憶するためのものであって、サポート遊技モード中は「1」が記憶され、非サポート遊技モード中は「0」が記憶される。
特別図柄−遊技状態−大当たり態様対応テーブル記憶部44は、後述する特別図柄−遊技状態−大当たり態様対応テーブル(図4および図5参照)を記憶しておくためのテーブルである。
主制御部30には、普図ゲート15への遊技球の通過を検知するゲート通過センサ45、第1特図始動口6への遊技球の入球を検知する第1特図始動口センサ46、第2特図始動口7への遊技球の入球を検知する第2特図始動口センサ47、第1大入賞口11への遊技球の入球を検知する第1大入賞口入球センサ48、および第2大入賞口12への遊技球の入球を検知する第2入賞口入球センサ49からの出力信号が入力される。
演出制御部31には、演出図柄表示手段4および時計役物駆動部材25が制御対象として電気的に接続されている。
演出制御部31および払出制御部32に接続された各制御対象(演出図柄表示手段4、時計役物駆動部材25および賞球払出装置50)は、たとえば、主制御部30からのコマンドに応じて、各サブ制御部(演出制御部31および払出制御部32)により制御される。
特別図柄−遊技状態−大当たり態様対応テーブルには、特別図柄の種類ならびに大当たり直前の遊技状態(確率変動モードであるか/非確率変動モードであるか、およびサポート遊技モードであるか/非サポート遊技モードであるか)に対応する大当たり遊技の内容(第1大当たり遊技、第2大当たり遊技または第3大当たり遊技)が書き込まれている。また、特別図柄−遊技状態−大当たり態様対応テーブルには、特別図柄の種類ならびに大当たり直前の遊技状態に対応する、大当たり遊技終了後の遊技状態(確率変動モードであるか/非確率変動モードであるか、およびサポート遊技モードであるか/非サポート遊技モードであるか)が書き込まれている。
第2特別図柄として「21」が選択される場合において、大当たり直前の遊技状態が非サポート遊技モードであるとき、大当たり遊技として第3大当たり遊技(「0.1s×2R」の大当たり遊技)が採用され、大当たり直前の遊技状態がサポート遊技モードであるとき、大当たり遊技として第1大当たり遊技(「30s×15R」の大当たり遊技)が採用される。
この弾球遊技機1による遊技中、主制御部30は、第1特図始動センサ46または第2特図始動センサ47からの入力信号の有無に基づいて、第1特図始動口6または第2特図始動口7に遊技球が入球したか否かを監視している(ステップS1,S11)。
一方、第1特別図柄用保留カウンタ36のカウント値が「4」であれば(ステップS2でYES)、各乱数を記憶することなく、第1特図始動口6への入球に対する処理を終了する。
一方、第2特別図柄用保留カウンタ38のカウント値が「4」であれば(ステップS12でYES)、各乱数を記憶することなく、第2特図始動口7への入球に対する処理を終了する。
第1特別図柄用始動メモリ35に各乱数(大当たり判定用乱数、特別図柄用乱数および図柄用乱数)が記憶されており(ステップS21でYES)、かつ、第2特別図柄表示手段22が変動中でなく第2特別図柄用保留カウンタ38の値が0の場合(ステップS22でNO、ステップS20でYES)、大当たり遊技(第1特図始動口6または第2特図始動口7への入球に対する大当たり遊技)の実行中でなければ(ステップS23でNO)、主制御部30は、確率変動モード中であるか否かを確認した上で(ステップS24)、大当たり判定および特別図柄の種類の判定を行う(ステップS25,S26)。確率変動モード中である場合、すなわち、確率変動フラグ41に「1」が記憶されている場合(ステップS24でYES)には、主制御部30は、比較的高確率(101/2000)の判定基準で大当たり判定を行う(ステップS25)。一方、非確率変動モード中である場合、すなわち、確率変動フラグ41に「0」が記憶されている場合(ステップS24でNO)には、主制御部30は、比較的低確率(1/20)の判定基準で大当たり判定を行う(ステップS26)。特別図柄の種類の決定(ステップS25,S26)では、主制御部30は、図6のステップS4で取得された特別図柄用乱数と、図4および図5に示す特別図柄−遊技状態−大当たり態様対応テーブルに記された図柄選択割合とに基づいて、特別図柄を決定する。
第2特別図柄用始動メモリ37に大当たり抽選の結果(大当たり判定用乱数、特別図柄用乱数および図柄用乱数)が記憶されており(ステップS51でYES)、かつ第1特別図柄表示手段21が変動中でなく(ステップS50でNO)、加えて、大当たり遊技(第1特図始動口6または第2特図始動口7への入球に対する大当たり遊技)の実行中でなければ(ステップS52でNO)、主制御部30は、確率変動モード中であるか否かを確認した上で(ステップS53)、大当たり判定および特別図柄の種類の判定を行う(ステップS54,S55)。確率変動モード中である場合、すなわち、確率変動フラグ41に「1」が記憶されている場合(ステップS53でYES)には、主制御部30は、比較的高確率(101/2000)の判定基準で大当たり判定を行う(ステップS54)。一方、非確率変動モード中である場合、すなわち、確率変動フラグ41に「0」が記憶されている場合(ステップS53でNO)には、主制御部30は、比較的低確率(1/20)の判定基準で大当たり判定を行う(ステップS55)。特別図柄の種類の決定(ステップS54,S55)では、主制御部30は、図6のステップS14で取得された特別図柄用乱数と、図4および図5に示す特別図柄−遊技状態−大当たり態様対応テーブルに記された図柄選択割合とに基づいて、特別図柄を決定する。
小当たりに当選している場合は(ステップS69でYES)、主制御部30が、第2開閉役物14を揺動させて、第2大入賞口12を0.1秒間開放する。そして、所定時間(たとえば、1秒)のインターバルを挟んで、第2開閉役物14を揺動させて、第2大入賞口12を再度0.1秒間開放(はずれ態様)する(ステップS70)。小当たりにおける第2大入賞口12の開放態様は、第3大当たり遊技における第2大入賞口12の開放態様と共通している。その後、第2特図始動口7への遊技球の入球に対する処理を終了する。
そして、演出制御部31は、第1特別図柄表示手段21または第2特別図柄表示手段22への図柄の停止表示と同じタイミングで、演出図柄表示手段4に所定の演出図柄を表示する。この演出図柄として、第1および第2特別図柄表示手段21,22に表示される図柄に対応する演出図柄が表示される。すなわち、第1および第2特別図柄表示手段21,22に確変図柄が表示されるときは、予め定める確変用演出図柄が演出図柄表示手段4に表示される。また、第1および第2特別図柄表示手段21,22に非確変図柄(「13」、「14」、「23」および「24」)が表示されるときは、演出図柄表示手段4に予め定める非確変用演出図柄(確変図柄以外の第1および第2特別図柄)が表示される。さらに、第1および第2特別図柄表示手段21,22にはずれ図柄が表示されるときは、演出図柄表示手段4に予め定めるはずれ用演出図柄が表示される。
図9は、普図ゲート15を遊技球が通過した場合における流れを示すフローチャートである。この弾球遊技機1による遊技中、主制御部30は、ゲート通過センサ45からの入力信号の有無に基づいて、遊技球が普図ゲート15を通過したか否かを監視している(ステップS81)。
大当たり遊技に突入すると、主制御部30は、リミッタカウンタ43を参照して、リミッタカウンタ43の値が「5」に達しているか否かを調べる(ステップS101)。そして、リミッタカウンタ43の値が「5」未満であるときは(ステップS101でNO)、主制御部30は、図4に示す通常用の特別図柄−遊技状態−大当たり態様対応テーブルを参照して(ステップS102)、大当たり遊技の内容を取得する。また、リミッタカウンタ43の値が「5」に達しているときは(ステップS101でYES)、主制御部30は、図5に示すリミッタ用の特別図柄−遊技状態−大当たり態様対応テーブルを参照して(ステップS103)、大当たり遊技の内容を取得するとともに、リミッタカウンタ43の値を「0」にリセットする(ステップS104)。また、リミッタカウンタ43の値に関わらず、主制御部30は、確率変動フラグ41が「0」にセットされるとともに、サポート遊技フラグ42が「0」にセットされる(ステップS105)。
本実施形態の弾球遊技機1では、サポート遊技モード(図11(b)参照)と、非サポート遊技モード(図11(a)参照)とが用意されている。図11(a)に示す非サポート遊技モード中は、遊技球が普図ゲート15を通過しても、その遊技球の通過に対して行われる普通図柄抽選(図9に示すステップS85)の当選確率が低く(1/100)、普通図柄表示手段24の変動時間が長い(27秒。図9に示すステップS86)。そのため、第2特図始動口7はめったに開放されず、遊技盤2の盤面に沿って流下する遊技球は、めったに第2特図始動口7に入球しない。したがって、非サポート遊技モードで実行される大当たり遊技は、第1特図始動口6への入球に対応するものである。
また、この弾球遊技機1における遊技中(サポート遊技モードか非サポート遊技モード遊技を問わない。)では、時計役物17を用いて示される時刻表示が可変されるようになっている。
予め定める変動パターンが決定されると、演出制御部31は、この演出制御部31に関連して設けられた乱数カウンタ(図示しない)から乱数を取得する(ステップS122)。また、演出制御部31は、主制御部30のリミッタカウンタ43の値(確率変動モードの継続回数)を取得し(ステップS123)、演出制御部31のROMに記憶されている複数の時計役物演出テーブル(図示しない)のうち、取得したリミッタカウンタ43の値に応じた時計役物演出テーブルを選択する(ステップS124)。また、演出制御部31は、時計役物17が表示している現在時刻をチェックする(ステップS125)。そして、演出制御部31は、演出テーブルを参照しつつ、取得した乱数の値および時計役物17の表示時刻に応じて、時計役物17の回転演出を行うか否か、回転演出に行う場合における回転演出の態様、および回転演出に行う場合における回転演出後に時計役物17に表示される時刻を決定する(ステップS126)。そして、時計役物17の回転演出を行う場合には(ステップS127でYES)、演出制御部31は、時計役物駆動部材25を駆動して、長針19を決定された態様で回転させる回転演出を実行する(ステップS128)。長針19の回転に連動して、短針20も回転する。そして、演出制御部31は、それらの回転演出後、長針19および短針20を、決定された時刻に停止表示させる。
前述の説明では、図5に示すリミッタ用の特別図柄−遊技状態−大当たり態様対応テーブルにおいて、第1特別図柄または第2特別図柄として確変図柄(「11」、「12」、「21」または「22」)が選択される場合であっても、大当たり遊技終了後、非確率変動モードに突入すると設定されているとして説明したが、図5に示すリミッタ用の特別図柄−遊技状態−大当たり態様対応テーブルにおいて、第1特別図柄または第2特別図柄として確変図柄(「11」、「12」、「21」または「22」)が選択されずに、それ以外の図柄(「13」、「14」、「23」または「24」)だけが選択されるようになっていてもよい。
また、前述の実施形態では、ラウンド数が15ラウンドである大当たり遊技(第1大当たり遊技)では、第1大入賞口11が開放し、ラウンド数が2ラウンドである大当たり遊技(第2大当たり遊技または第3大当たり遊技)では、第2大入賞口12が開放するものとして説明したが、ラウンド数が15ラウンドである大当たり遊技で第2大入賞口12を開放させてもよいし、ラウンド数が2ラウンドである大当たり遊技で第1大入賞口11を開放させるものであってもよい。また、第1大入賞口11または第2大入賞口12のうちのいずれか一方のみが開放されるものであってもよい。
また、前述の説明では、第1特図始動口6および第2特図始動口7を遊技盤2の下部に配設する構成について説明したが、第1特図始動口6および第2特図始動口7を右部に配置する構成を採用してもよい。
また、前述の実施形態では、電動チューリップ役物8、第1開閉役物13および第2開閉役物14は、主制御部30によって制御されるものとして説明したが、役物を制御するための役物制御部が主制御部30に接続されており、この役物制御部に主制御部30からのコマンドが付与されるようになっている場合は、主制御部30からのコマンドに基づいて、役物制御部が電動チューリップ役物8、第1開閉役物13および第2開閉役物14を制御するものであってもよい。
2 遊技盤
4 演出図柄表示部(報知手段)
6 第1特図始動口(第1特別図柄始動手段)
7 第2特図始動口(第2特別図柄始動手段)
8 電動チューリップ役物(普通変動入球装置)
11 第1大入賞口
12 第2大入賞口
13 第1開閉役物(開閉手段)
14 第2開閉役物(開閉手段)
15 普図ゲート(普通図柄始動手段)
17 時計役物(表示用役物)
21 第1特別図柄表示手段
22 第2特別図柄表示手段
30 主制御部
31 演出制御部
43 リミッタカウンタ
Claims (9)
- 遊技盤に向けて遊技球を発射して遊技を行う弾球遊技機であって、
前記遊技盤上に配設され、遊技球が入球可能な第1特別図柄始動手段と、
前記遊技盤上に配設され、遊技球が入球可能な第2特別図柄始動手段と、
前記第1特別図柄始動手段または第2特別図柄始動手段に遊技球が入球した場合に、その入球に対して大当たり抽選を実行する大当たり抽選手段と、
前記第1特別図柄始動手段への入球に基づいて変動を開始し、前記大当たり抽選の結果を表示する第1特別図柄表示手段と、
前記第2特別図柄始動手段への入球に基づいて変動を開始し、前記大当たり抽選の結果を表示する第2特別図柄表示手段と、
前記大当たり抽選の結果が大当たりである場合に、遊技者に有利な特別利益状態を発生させる特別利益状態発生手段と、
前記第2特別図柄始動手段を開閉するための普通変動入球装置と、
前記普通変動入球装置を制御する手段と、
所定の第1条件の成立を条件として、前記特別利益状態の終了後、前記第1特別図柄始動手段よりも前記第2特別図柄始動手段に遊技球が入球し易くなるように前記普通変動入球装置が制御されるサポート遊技モードを実行するサポート遊技モード実行手段と、
所定の第2条件の成立を条件として、前記特別利益状態の終了後、前記大当たり確率が高くなる確率変動モードを、前記サポート遊技モード中であるか否かに拘わらず実行する確率変動モード実行手段と、
前記確率変動モードの継続回数を計数する継続回数計数手段と、
前記継続回数計数手段によって計数された値が予め定める上限値に達したことに応じて、前記確率変動モード実行手段の実行を強制的に制限する確率変動制限手段とを含み、
前記非サポート遊技モードでは、前記第2特別図柄始動手段よりも前記第1特別図柄始動手段よりも遊技球が入球し易くなっており、
前記サポート遊技モードではないモードである非サポート遊技モード中において、前記確率変動モードではないモードである非確率変動モード中に大当たりとなる場合は、前記確率変動モード中に大当たりとなる場合よりも、その後に発生する特別利益状態の終了後に前記サポート遊技モードに突入する確率が高く設定されている、弾球遊技機。 - 前記サポート遊技モード中に大当たりとなる場合は、前記非サポート遊技モード中に大当たりとなる場合よりも、その後に発生する特別利益状態における遊技者に与えられる利益の度合いが大きく設定されている、請求項1記載の弾球遊技機。
- 前記特別利益状態として、遊技者に対して相対的に大きな利益を付与することが可能な高利益状態と、遊技者に対して相対的に小さな利益しか付与することができない低利益状態とが用意されており、
前記サポート遊技モード中に大当たりとなったときは、前記非サポート遊技モード中に大当たりとなったときよりも、その後に実行される前記特別利益状態として高利益状態が選択される確率が高くなっている、請求項2記載の弾球遊技機。 - 前記遊技盤上に入球可能に配設され、遊技球の入球に伴って所定数の賞球を遊技者に対して付与されるべき大入賞口と、
前記大入賞口を開閉するための開閉手段と、
前記開閉手段を制御する開閉制御手段とを含み、
前記開閉制御手段は、前記高利益状態中では、前記大入賞口に比較的多量の遊技球を入球させることが可能な高利益態様で前記開閉手段を制御し、前記低利益状態中では、前記大入賞口に遊技球をほとんど入球させることができないか、または前記大入賞口に比較的少量の遊技球しか入球させることができないような低利益態様で前記開閉手段を制御する、請求項3記載の弾球遊技機。 - 前記大当たり抽選の結果、大当たりでないはずれである場合に、所定の第3条件の成立を条件として、前記開閉制御手段が、前記前記大入賞口を、前記低利益態様と同様の態様で開放させる、請求項4記載の弾球遊技機。
- 前記サポート遊技モード中に大当たりとなる場合は、前記非サポート遊技モード中に大当たりとなる場合よりも、その後に発生する特別利益状態の終了後に前記サポート遊技モードに突入する確率が高く設定されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の弾球遊技機。
- 前記確率変動モードにおける大当たり確率は、前記非確率変動モードにおける大当たり確率と近似している、請求項1〜6のいずれか一項に記載の弾球遊技機。
- 前記遊技盤上に配設され、遊技球が通過可能な普通図柄始動手段と、
前記普通図柄始動手段を遊技球が通過することに応じて、前記普通変動入球装置を制御するか否かを抽選する普通図柄抽選手段とをさらに含み、
前記普通図柄始動手段は、前記遊技盤上に設けられた遊技領域の左右方向一方側に配置されており、
前記第2特別図柄始動手段は、前記遊技領域における前記一方側に向けて発射された遊技球が導かれることが可能な位置に配置されており、
前記弾球遊技機は、前記サポート遊技モード中において、前記遊技領域における前記一方側に向けて遊技球を発射すべき旨を遊技者に報知する報知手段をさらに含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の弾球遊技機。 - 前記遊技盤上に配設された表示用役物と、
前記継続回数計数手段により計数される前記継続回数に基づいて、前記表示用役物の動作態様を制御する表示用役物制御手段とをさらに含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の弾球遊技機。
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