JP2012099419A - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具 Download PDF

Info

Publication number
JP2012099419A
JP2012099419A JP2010248011A JP2010248011A JP2012099419A JP 2012099419 A JP2012099419 A JP 2012099419A JP 2010248011 A JP2010248011 A JP 2010248011A JP 2010248011 A JP2010248011 A JP 2010248011A JP 2012099419 A JP2012099419 A JP 2012099419A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
lens
reflector
projection lens
lamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010248011A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5615669B2 (ja
Inventor
Ippei Yamamoto
逸平 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koito Manufacturing Co Ltd filed Critical Koito Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2010248011A priority Critical patent/JP5615669B2/ja
Publication of JP2012099419A publication Critical patent/JP2012099419A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5615669B2 publication Critical patent/JP5615669B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S41/00Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
    • F21S41/20Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by refractors, transparent cover plates, light guides or filters
    • F21S41/25Projection lenses
    • F21S41/255Lenses with a front view of circular or truncated circular outline

Abstract

【課題】プロジェクタ型ランプの投射レンズにおける有効領域を拡大して配光における光度の向上を図った車両用灯具を提供する。
【解決手段】光源4と、光源4から出射した光を集光状態に反射するリフレクタ1と、リフレクタ1で反射した光を入射して前方に向けて照射する投射レンズ3とを備える車両用灯具であって、投射レンズ3(メインレンズ31)の非有効領域にサブレンズ32を設ける。サブレンズ32は焦点が光源4に一致され、光源4からの直接光を配光の中央領域に向けて照射する。投射レンズ3の非有効領域を有効領域として利用して配光の光度を向上する。
【選択図】 図1

Description

本発明は光源から出射した光をリフレクタで反射し、投射レンズを通して照射する車両用灯具に関し、特に光源から出射した光の利用効率を高めた車両用灯具に関するものである。
光源から出射した光をリフレクタで反射して集光し、この集光した光を投射レンズを通して車両の前方に向けて照射して所望の配光を得るようにした自動車用ランプとして、いわゆるプロジェクタ型のランプが提供されている。このプロジェクタ型ランプは第1焦点と第2焦点を有する回転楕円型のリフレクタを有しており、第1焦点に光源を配置し、第2焦点を投射レンズの後側焦点に一致させている。このプロジェタク型ランプではリフレクタで反射された光が均一な光量で投射レンズを透過しない特性があることが知られている。この特性については後述するが、投射レンズの中央寄りの領域は配光に寄与する光を透過する領域であり、周辺領域、例えば四隅領域は配光に寄与する程度の低い領域となっている。特に、周辺領域の一部には殆ど光が入射せず配光に全く寄与しない領域が存在する。ここで、光源からの光が入射して投射レンズでの透過光量が大で配光に有効な光を透過する領域を有効領域と称し、光源からの光が殆ど入射せず投射レンズでの透過光量が小で配光にあまり寄与しない光を透過する領域を非有効領域と称する。特許文献1ではこの特性を利用して、投射レンズの非有効領域にランプの内外を連通する開口を設け、この開口を通してランプ内の高温の空気を外部に逃がすように構成することでランプの過熱を防止する技術を提案している。
特開2008−16382号公報
このようにプロジェクタ型ランプは投射レンズに非有効領域が存在しており、投射レンズの有効領域に入射する光のみが配光に寄与することとなり、投射レンズの全面を有効利用した光照射を行っていない。そのため、ランプを小型化して投射レンズのサイズを小さく設計した場合には高い光度での配光を得ることが難しいものとなっている。また、その裏返しとして所望の光度の配光を得るためには投射レンズを大型化する必要があり、ランプを小型化する上での障害になっている。特許文献1では非有効領域を利用してランプの放熱効果を高めているが、有効領域を拡大したものではないため配光の光度を高めるには至っていない。
本発明の目的は投射レンズにおける実質的な有効領域を拡大して配光における光度の向上を図った車両用灯具を提供するものである。
本発明は、光源と、光源から出射した光を反射するリフレクタと、リフレクタで反射した光を入射して前方に向けて照射する投射レンズとを備える車両用灯具であって、投射レンズの非有効領域に、光源から入射された直接光を所望の方向に向けて照射するサブレンズを備えることを特徴とする。
ここで投射レンズは、リフレクタで反射される光が入射されるメインレンズを備え、このメインレンズの光入射面の一部領域にサブレンズが配設される。このサブレンズはリフレクタで反射された光がメインレンズに入射されない領域または配光に寄与しない光が入射される領域に配設され。また、サブレンズは入射側の焦点位置が光源に一致されている。
本発明の車両用灯具によれば、投射レンズの非有効領域にサブレンズを配設し、光源から出射して直接投射レンズに入射される光をサブレンズを通して前方に照射し、この光を配光に利用するので、投射レンズの非有効領域を利用して配光に寄与する光照射が実現でき、投射レンズにおける実質的な有効領域を拡大し、配光の光度の向上が実現できる。
また、本発明の車両用灯具によれば、投射レンズをメインレンズと、このメインレンズの非有効領域に配設したサブレンズとで構成することで既存の灯具の投射レンズを本発明の投射レンズに置き換えるだけで容易に本発明が実現できる。特に、サブレンズの入射側の焦点位置を光源に一致させることで、サブレンズを通して照射される光をランプ光軸に沿った領域に向けることができ、配光の中央領域の光度を高めることが可能になる。
本発明の実施形態1の部分分解斜視図。 実施形態1のランプ光軸に沿った縦断面図と投射レンズの正面図。 実施形態1の光路図と配光図。 実施形態2のランプ光軸に沿った縦断面図と投射レンズの正面図。 実施形態2の光路図と配光図。 実施形態3のハイビーム配光の光路を併せて示す概略縦断面図。 実施形態3のロービーム配光の光路を併せて示す概略縦断面図。
(実施形態1)
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明を自動車のヘッドランプ、特にハイビーム配光用のプロジェクタ型ランプユニットとして構成した実施形態1の部分分解斜視図、図2(a)はランプ光軸Lxに沿った縦断面図である。このランプユニットLU1はリフレクタ1、ホルダ2、投射レンズ3を備えており、リフレクタ1内には光源としてここではバルブ(電球)4が内装されている。前記リフレクタ1はランプ光軸Lx上に配置した第1焦点F1と第2焦点F2を有する楕円をランプ光軸Lx回りに回転した回転楕円面をランプ光軸Lx方向のほぼ中央で短軸方向に2つに切断した容器状に形成されており、内面はアルミニウム蒸着処理等によって光反射面1aとして形成されている。前記リフレクタ1の後面にはランプ光軸Lxに沿ってバルブ取付穴11が開口されており、このバルブ取付穴11に内挿されたバルブソケット5により前記バルブ4が支持されている。このバルブ4は白熱バルブあるいは放電バルブで構成されており、当該バルブ4の発光点は前記リフレクタ1の第1焦点F1に位置決めされている。
前記ホルダ2は前記リフレクタ1の前面開口径にほぼ等しい径寸法の円筒状に形成され、リフレクタ1の前面開口にネジ等により取着され、前記投射レンズ3を保持している。前記投射レンズ3は周縁に外径方向に突出したフランジ3aが一体に設けられ、このフランジ3aにおいて円環状のリテーナ21により当該ホルダ2の前面開口に一体的に取着されている。この投射レンズ3は投射レンズ3の大部分を占めるメインレンズ31と、このメインレンズ31と一体的に設けられたサブレンズ32からなる複合レンズとして構成されている。
前記投射レンズ3のメインレンズ31は所要の曲率の球面を有する片凸レンズとして形成されており、そのレンズ光軸(レン中心軸)は前記ランプ光軸Lxに一致されるとともに入射側の焦点、すなわち後側焦点は前記リフレクタ1の第2焦点F2に一致するように位置決めされている。また、図2(b)に正面図を示すように、メインレンズ31の円周に沿った上下、左右の4つの各縁部領域には周縁部から中心方向に向けてそれぞれ略U字型の切欠き31aが形成され、これらの切欠き31a内にそれぞれサブレンズ32が配設されている。これら4つの領域、すなわち切欠き31aを形成した領域は、同図に破線Uで囲った投射レンズ3の有効領域Auの外側の非有効領域Anとなる領域であるが、この詳細については後述する。
前記サブレンズ32はいずれも片凸レンズの一部で構成されており、この片凸レンズはそのレンズ光軸がランプ光軸Lxに一致されるとともに、後側焦点は前記バルブ4の発光点、すなわちリフレクタ1の第1焦点F1に一致されている。そして、前記サブレンズ32は接着剤等により前記メインレンズ31の切欠き31a内に一体的に接着固定されている。ここではサブレンズ32はメインレンズ31と同一の光透過材料で形成されているので、レンズ面の曲率半径はメインレンズ31の曲率半径よりも大きな球面に形成されており、このことから投射レンズ3は非球面レンズとして構成されることになる。なお、投射レンズ3を球面レンズとして構成することも可能であるが、その場合にはサブレンズ32にはメインレンズ31よりも光屈折率の小さい光透過材料を使用することになる。
この実施形態1のランプユニットLU1では、図3(a)に示すように、バルブ4を発光すると当該バルブ4から出射された光の多くはリフレクタ1により反射されて第2焦点F2に集光され、集光された後に投射レンズ3に入射され、投射レンズ3を透過して前方に向けて照射される。このとき、リフレクタ1は完全な回転楕円形状ではなく多少水平方向に偏平な形状をしていること、並びに放電バルブ4の発光点が完全な点光源ではなくリフレクタ1の第1焦点F1に対して広がりを有していることから、リフレタク1で反射された光が第2焦点F2に集光されるときには完全な点状に集光しない。そのため、第2焦点F2から投射レンズ3に入射される光はランプ光軸Lxを中心とした真円形にはならず、図2(b)に破線Uで示した領域Au内に入射される。この概ね四葉状をした領域Auが投射レンズ3の有効領域である。また、この有効領域Auの外側領域An、ここでは投射レンズ3の上下、左右の各縁部の領域はリフレクタ1からの光が入射されず、あるいは入射光量の少ない非有効領域Anとなる。前記有効領域Auはメインレンズ31に設定されているのでメインレンズ31に入射されかつ透過される光aはランプ光軸Lxに沿った方向に照射され、この照射光aで図3(b)に示すハイビーム配光Hiを構成する。
一方、バルブ4からランプユニットLU1の前方に向けて出射される光、すなわちリフレクタ1で反射されない光は直接光として投射レンズ3に入射される。この直接光のうち、メインレンズ31に入射された光は、メインレンズ31の後側焦点とバルブ4の発光点とが一致していないため、メインレンズ31を透過した後はハイビーム配光Hiの周辺領域に向けて照射されることになり、ハイビーム配光Hiに対する寄与度が少ない光、あるいは無効な光となる。しかし、バルブ4から直接投射レンズ3に入射された直接光のうち、メインレンズ31の上下、左右の各縁部に一体化したサブレンズ32に入射された光は、サブレンズ32の後側焦点が第1焦点F1、すなわちバルブ4の発光点に一致しているため、サブレンズ32を透過した後はランプ光軸Lxに沿った方向に向けて照射される光bになる。このランプ光軸Lxに沿った光bは図3(b)のようにハイビーム配光Hiのランプ光軸Lxを含むその近傍領域を照射するため、この領域の光度を高めることになる。これにより、バルブ4から出射された光のうちリフレクタ1で反射されない光の一部をハイビーム配光Hiに重畳してハイビーム配光Hiの中央領域の光度を高めることになり、ハイビーム配光Hiにおけるバルブ光、すなわち光源光の有効利用の効率を高め、運転者における視認性の向上を図るとともにランプの小型化が実現できるようになる。
(実施形態2)
図4(a)は本発明を自動車のロービーム配光用のプロジェクタ型ランプユニットLU2として構成した実施形態1の縦断面図である。実施形態1と同一または等価な部分には同一符号を付してある。このランプユニットLU2はリフレクタ1、ホルダ2、投射レンズ3Aを備えており、リフレクタ1内に光源としてのバルブ4を内装し、ホルダ2内にシェード6を内装している。前記リフレクタ1、ホルダ2、バルブ4は実施形態1と同じであるので説明は省略する。シェード6はリフレクタ1の第2焦点F2、すなわち投射レンズ3Aの後側焦点の近傍位置に配設されており、リフレクタ1で反射した光のうち投射レンズ3Aのランプ光軸Lxよりも上側の領域に入射する光を遮光してロービーム配光のカットラインを形成するように構成されている。このシェード6は既に広く知られているものを使用しているので詳細な説明は省略する。
前記投射レンズ3Aはメインレンズ31とサブレンズ32を一体化した複合型レンズとして構成されていることは実施形態1と同じであるが、図4(b)に投射レンズ3Aの正面図を示すように、ここではメインレンズ31の上縁部領域において上縁部から下方向に向けて略U字型の1つの切欠き31aが形成されており、この切欠き31a内に1つのサブレンズ32が埋設状態に配設されている。このサブレンズ32を配設した領域は、同図に破線Uで囲まれるメインレンズ31の有効領域Auの外側の非有効領域Anの一部領域であることも実施形態1と同じである。このサブレンズ32は片凸レンズの一部で構成されており、この片凸レンズはレンズ光軸がランプ光軸Lxに一致されるとともに、後側焦点はリフレクタ1の第1焦点F1、すなわち前記バルブ4の発光点に一致され、接着剤等により前記メインレンズ31に一体的に接着固定されている。
この実施形態2のランプユニットでは、図5(a)に示すように、バルブ4を発光すると当該バルブ4から出射された光の殆どはリフレクタ1により反射されて第2焦点F2に集光され、集光された後に投射レンズ3Aに入射されるが、投射レンズ3Aのランプ光軸Lxよりも上側領域に入射されようとする光はシェード6によって遮光される。そのため、投射レンズ3Aのランプ光軸Lxよりも下側領域に入射された光が投射レンズ3Aの有効領域Auを透過して前方に向けて照射される。この有効領域Auはメインレンズ31の領域であり、したがってメインレンズ31に入射された光は透過した後ランプ光軸Lxに沿った方向に照射される光cとなり、この照射光cで図5(b)に示すようなロービーム配光Loを構成する。
一方、バルブ4からランプユニットLU2の前方に向けて出射された光のうちリフレクタ1で反射されない直接光は投射レンズ3Aに向けられるが、ランプ光軸Lxの下側領域に向けられた直接光はシェード6によって遮光され投射レンズ3Aに入射されることはない。他方、当該バルブ4から出射された直接光のうちランプ光軸Lxの上側領域に向けられた直接光はシェード6で遮光されることなく投射レンズ3Aのサブレンズ32に入射される。サブレンズ32に入射された光は、サブレンズ32の後側焦点が第1焦点F1、すなわちバルブ4の発光点に一致しているため、サブレンズ32を透過するとほぼランプ光軸Lxに沿った方向に向けて照射される光dになる。このランプ光軸Lxに沿った光dは図5(b)のようにロービーム配光Loのランプ光軸Lxの近傍領域を照射する光dであるため、この光dが照射される領域の光度を高めることになる。これにより、バルブ4から出射された光のうちリフレクタ1で反射されない光の一部をロービーム配光Loに重畳してロービーム配光Loの中央領域の光度を高めることになり、ロービーム配光Loにおける光源光の有効利用の効率を高め、運転者における視認性の向上を図るとともにランプの小型化が実現できる。
(実施形態3)
図6は本発明をLED等の発光素子を光源とし、ハイビーム配光とロービーム配光の切り替えが可能なランプユニットLU3に適用した実施形態3の構成を示す断面図である。なお、この断面図はランプユニットLU3を構成する主要部のみの構成を模式的に示した図である。このランプユニットLU3は、光源とリフレクタと投射レンズを備えていることは実施形態1,2と同じである。ここでは光源は、ロービーム配光用光源としての第1LED4Aと、ハイビーム配光用光源としての第2LED4Bを備えている。これらのLED4A,4Bはそれぞれ基板7A,7Bに搭載した状態でランプユニットLU3内に支持されている。リフレクタは第1LED4Aから出射した光を反射する第1リフレクタ1Aと、第2LED4Bから出射した光を反射する第2リフレクタ1Bを備えている。第1LED4Aはランプ光軸Lx上に配置されて上方に向けて光を出射するように構成されており、第1リフレクタ1Aは第1LED4Aを第1焦点F11とし、ランプ光軸Lx上に第2焦点F2を有する回転楕円面の一部で形成され、反射面を下方に向けて第1LED4Aの上側領域を覆うように配設されている。第2LED4Bは第1リフレクタ1Bの前方位置に配置されて下方に向けて光を出射するように構成されており、第2リフレクタ1Bは第2LED4Bを第1焦点F12とし、前記第2焦点F2を共通の第2焦点とする回転楕円面の一部で構成され、反射面を上方に向けてランプ光軸Lxの下側領域に配設されている。前記第1リフレクタ1Aと第2リフレクタ1Bの共通する第2焦点F2はランプ光軸Lx上において投射レンズ3Bの後側焦点に一致されている。
前記投射レンズ3Bはメインレンズ31と、このメインレンズ31の上縁部と下縁部にそれぞれ設けられた2つのサブレンズ32(32u,32d)とで構成されている。すなわち、この投射レンズ3Bの図示は省略するが図2(b)に示した実施形態1の投射レンズ3において上側と下側のサブレンズ32のみを備えた構成と同様な構成である。メインレンズ31は投射レンズ3Bの有効領域を含む領域に延在され、その後側焦点は前記各リフレクタ1A,1Bの共通する第2焦点F2に一致されている。2つのサブレンズ32はメインレンズ31の非有効領域に配設されるとともにそれぞれレンズ光軸をランプ光軸Lxと平行な方向に向けられ、上側のサブレンズ32uは後側焦点が前記第1LED4Aの発光点に一致され、下側のサブレンズ32dは後側焦点が前記第2LED4Bの発光点に一致されている。
この実施形態3のランプユニットLU3では、図6に示したように、第1LED4Aと第2LED4Bの両方を発光すると、第1LED4Aから出射した光は第1リフレクタ1Aで反射されて第2焦点F2に集光され、投射レンズ3Bのランプ光軸Lxよりも下側領域に入射される。また、第2LED4Bから出射した光は第2リフレクタ1Bで反射されて第2焦点F2に集光され、投射レンズ3Bのランプ光軸Lxよりも上側領域に入射される。そして、これらの光は投射レンズ3Bの有効領域、すなわちメインレンズ31を透過した上でほぼランプ光軸Lxに沿って前方に照射される光eになり、図3(b)に示したと同様なハイビーム配光Hiでの照射となる。また、これと同時に第1LED4Aから出射した直接光は上側サブレンズ32uに入射され、第2LED4Bから出射した直接光は下側サブレンズ32dに入射される。上側のサブレンズ32uは後側焦点が第1LED4Aの発光点に一致され、下側のサブレンズ32dは後側焦点が第2LED4Bの発光点に一致されているため、各サブレンズ32u,32dを透過された光はランプ光軸Lxに沿った方向の光f,gとなり、ハイビーム配光Hiの中央領域を照射することになる。すなわち、図3(b)に示した実施形態1の配光に対応させると、光eは光aに対応し、光f,gは光bに対応する。このように、第1LED4A及び第2LED4Bから出射された光の一部をハイビーム配光に重畳してハイビーム配光の中央領域の光度を高めることになり、ハイビーム配光における光源光の有効利用の効率を高め、運転者における視認性の向上を図るとともにランプの小型化が実現できる。
一方、図7に示すように第1LED4Aのみを発光すると、第1LED4Aから出射した光は第1リフレクタ1Aで反射されて第2焦点F2に集光され、投射レンズ3Bに入射される。第1リフレクタ1Aはランプ光軸Lxの上側に配置されているので、第2焦点F2に集光した光は投射レンズ3Bのランプ光軸Lxよりも下側領域のメインレンズ31に入射され、メインレンズ31の有効領域を透過した光はランプ光軸Lxよりも下向きで照射される光hになり、図5(b)に示したと同様なロービーム配光Loでの照射となる。これと同時に、第1LED4Aから出射した光の一部は第1リフレクタ1Aで反射されることなく直接上側サブレンズ32uに入射される。上側サブレンズ32uは後側焦点が第1LED4Aの発光点に一致されているため、上側サブレンズ32uを透過された光はランプ光軸Lxに沿った方向に向けられ、ロービーム配光Loの中央領域を照射する光iになる。すなわち、図5(b)に対応させると、光hは光cに対応し、光iは光dに対応する。このように、第1LED4Aから出射された光の一部をロービーム配光に重畳してロービーム配光の中央領域の光度を高めることになり、ロービーム配光における光源光の有効利用の効率を高め、運転者における視認性の向上を図るとともにランプの小型化が実現できる。
実施形態1ではメインレンズの4箇所にサブレンズを配設し、実施形態2ではメインレンズの1箇所にサブレンズを配設し、実施形態3ではメインレンズの2箇所にサブレンズを配設しているが、リフレクタの構成によってメインレンズにおける有効領域が実施形態1〜3の場合と相違する場合には、この有効領域の違いに対応してサブレンズの個数や位置を適宜に変更して投射レンズを構成することが可能である。また、実施形態1〜3ではサブレンズを透過した光でランプ光軸に沿った領域を照明する例を示したが、ランプに要求される配光に応じて任意の領域を照射するように構成することも可能である。
実施形態1〜3ではサブレンズをメインレンズに接着して一体化しているが、レンズ加工が可能であれば1つの光学材料でメインレンズとサブレンズを一体成形し、あるいは削り出した投射レンズとして構成してもよい。また、メインレンズとサブレンズは必ずしも一体化する必要はなく、別体に構成したメインレンズとサブレンズをそれぞれランプユニット内に支承した構成としてもよい。また、実施形態1〜3ではメインレンズとサブレンズの後側の平坦面を一致するように投射レンズを構成しているが、メインレンズとサブレンズの前側の曲面が滑らかに連続するように投射レンズを構成してもよい。
実施形態1,2はハイビームランプとロービームランプをそれぞれ個別のランプとして構成しているが、ロービームランプに設けたシェードを機械的に可動制御することでハイビーム配光とロービーム配光を切り替えるようにしたランプに適用することも可能である。
本発明は光源から出射した光をリフレクタで反射し、投射レンズにて集光して照射を行うランプ、特にプロジェクタ型ランプに採用することが可能である。
1 1A,1B リフレクタ
2 ホルダ
3,3A,3B 投射レンズ
4 バルブ(光源)
6 シェード
31 メインレンズ
32,32u,32d サブレンズ
LU1,LU2,LU3 ランプユニット
F1,F11,F12 第1焦点
F2 第2焦点

Claims (4)

  1. 光源と、光源から出射した光を反射するリフレクタと、前記リフレクタで反射した光を入射して前方に向けて照射する投射レンズとを備える車両用灯具であって、前記投射レンズの非有効領域に、前記光源から入射される直接光を所望の方向に向けて照射するサブレンズを備えることを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記投射レンズは、前記リフレクタで反射される光が入射されるメインレンズを備え、このメインレンズの光入射面の一部領域に前記サブレンズが配設されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記サブレンズは前記リフレクタで反射された光が前記メインレンズに入射されない領域または配光に寄与しない光が入射される領域に配設されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用灯具。
  4. 前記サブレンズは入射側の焦点位置が前記光源に一致されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の車両用灯具。

JP2010248011A 2010-11-05 2010-11-05 車両用灯具 Active JP5615669B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010248011A JP5615669B2 (ja) 2010-11-05 2010-11-05 車両用灯具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010248011A JP5615669B2 (ja) 2010-11-05 2010-11-05 車両用灯具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012099419A true JP2012099419A (ja) 2012-05-24
JP5615669B2 JP5615669B2 (ja) 2014-10-29

Family

ID=46391091

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010248011A Active JP5615669B2 (ja) 2010-11-05 2010-11-05 車両用灯具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5615669B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9423089B2 (en) 2013-09-25 2016-08-23 Hyundai Motor Company Head lamp for vehicle
EP3385609A1 (de) * 2017-04-07 2018-10-10 ZKW Group GmbH Lichtmodul für einen kraftfahrzeugscheinwerfer
US10174899B2 (en) 2016-10-14 2019-01-08 Hyundai Motor Company Aspherical lens module for a headlamp
CN109827139A (zh) * 2019-03-20 2019-05-31 华域视觉科技(上海)有限公司 用于车灯的光线投射单元、车灯总成及汽车
JP2019117749A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 ダイハツ工業株式会社 車両用灯具

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01126006U (ja) * 1988-02-22 1989-08-29
JP2818008B2 (ja) * 1990-06-04 1998-10-30 ヤマハ発動機株式会社 プロジェクタランプ
JP2002358806A (ja) * 2001-03-27 2002-12-13 Stanley Electric Co Ltd ヘッドランプ
JP2005251435A (ja) * 2004-03-01 2005-09-15 Koito Mfg Co Ltd 車両用前照灯
JP2005276806A (ja) * 2004-02-26 2005-10-06 Koito Mfg Co Ltd 車両用前照灯
JP2006253137A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Valeo Vision 複数の機能を有する自動車用ヘッドライト
US20060215271A1 (en) * 2005-03-22 2006-09-28 Sebastien Casenave Lens for an optical module of a lighting apparatus for a motor vehicle
JP2007207612A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Ichikoh Ind Ltd 車両用灯具
JP2008016382A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Koito Mfg Co Ltd 車両用灯具
JP2009238470A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Stanley Electric Co Ltd 車両用前照灯

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01126006U (ja) * 1988-02-22 1989-08-29
JP2818008B2 (ja) * 1990-06-04 1998-10-30 ヤマハ発動機株式会社 プロジェクタランプ
JP2002358806A (ja) * 2001-03-27 2002-12-13 Stanley Electric Co Ltd ヘッドランプ
JP2005276806A (ja) * 2004-02-26 2005-10-06 Koito Mfg Co Ltd 車両用前照灯
JP2005251435A (ja) * 2004-03-01 2005-09-15 Koito Mfg Co Ltd 車両用前照灯
JP2006253137A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Valeo Vision 複数の機能を有する自動車用ヘッドライト
US20060215271A1 (en) * 2005-03-22 2006-09-28 Sebastien Casenave Lens for an optical module of a lighting apparatus for a motor vehicle
JP2007207612A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Ichikoh Ind Ltd 車両用灯具
JP2008016382A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Koito Mfg Co Ltd 車両用灯具
JP2009238470A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Stanley Electric Co Ltd 車両用前照灯

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9423089B2 (en) 2013-09-25 2016-08-23 Hyundai Motor Company Head lamp for vehicle
US10174899B2 (en) 2016-10-14 2019-01-08 Hyundai Motor Company Aspherical lens module for a headlamp
EP3385609A1 (de) * 2017-04-07 2018-10-10 ZKW Group GmbH Lichtmodul für einen kraftfahrzeugscheinwerfer
JP2019117749A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 ダイハツ工業株式会社 車両用灯具
JP7039787B2 (ja) 2017-12-27 2022-03-23 ダイハツ工業株式会社 車両用灯具
CN109827139A (zh) * 2019-03-20 2019-05-31 华域视觉科技(上海)有限公司 用于车灯的光线投射单元、车灯总成及汽车

Also Published As

Publication number Publication date
JP5615669B2 (ja) 2014-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100845487B1 (ko) 차량용 등기구
KR100858953B1 (ko) 차량용 등기구
US20060083002A1 (en) Lighting device
JP5288943B2 (ja) 車両用灯具ユニット
JP2005150041A (ja) 灯具
JP2010262750A (ja) 車両用灯具
JP2008171773A (ja) 車両用灯具
US10436408B2 (en) Lighting device, corresponding lamp and method
JP2010003451A (ja) 車両用灯具
TWM536321U (zh) 照明結構
JP4752626B2 (ja) 車両用灯具
JP2008181717A (ja) 車両用灯具ユニット
JP5615669B2 (ja) 車両用灯具
JP2012238477A (ja) ランプユニット
US20180187855A1 (en) Lighting device, corresponding lamp and method
KR101994611B1 (ko) 차량용 헤드램프
JP2009158386A (ja) 車両用前照灯
JP4529946B2 (ja) 車両用灯具
JP6545445B2 (ja) ヘッドランプ用レーザー光学系
JP2011108412A (ja) 車両用灯具
TWI642568B (zh) 照明結構及其配光方法
JP5027898B2 (ja) 照明灯具
JP5536345B2 (ja) プロジェクタ型車両用前照灯
JP6244614B2 (ja) 車両用前照灯
JP2005209602A (ja) プロジェクタ型車両用灯具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131003

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140520

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140715

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140826

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140910

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5615669

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150