JP2012099388A - 高圧カットアウト - Google Patents

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純司 石原
Takahiro Miki
隆弘 三木
Katsumasa Isemoto
勝正 伊勢本
Hironobu Murata
裕宣 村田
Kenji Matsumoto
賢治 松本
Ryota Yamazaki
良太 山崎
Yuichi Ikegami
友一 池上
Takaharu Matsumoto
隆治 松本
Go Okabe
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Abstract

【課題】高圧カットアウトを電柱等の腕金を用いずに支持することにより、高圧配電線に異常電圧が発生した場合であっても、沿面放電を発生させないようにして、地絡事故及び高圧カットアウト自体の破損を防止する。
【解決手段】軸方向に貫通した中空部14を備えた絶縁碍子部材12と、絶縁碍子部材の一次側端部に配置されて高圧配電線Wからの電力を入力する一次側導体16と、絶縁碍子部材の中空部内に配置され一次側導体と導通するヒューズ筒18と、絶縁碍子部材の二次側端部に配置されヒューズ筒を介して一次側導体と導通する二次側導体20と、を備えたカットアウト本体10と、一次側導体を高圧配電線に電気的、機械的に接続することによってカットアウト本体を高圧配電線に吊り下げる接続部材40と、を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、高圧配電線において、高圧変圧器や高圧進相コンデンサ等の一次側保護を目的として使用される高圧カットアウトに関し、特に、高圧カットアウトの支持構造の改良に関するものである。
従来、高圧配電線には、電圧を降圧させる高圧変圧器や、交流電力の力率を改善する為の進相コンデンサ等が設置されており、高圧変圧器等の一次側保護を目的として高圧配電線と高圧変電器等との間に高圧カットアウトが配置されている。高圧カットアウトは、その内部にヒューズ筒を備えており、高圧配電線に流れる異常電流をヒューズ筒により遮断して高圧変圧器等の一次側を保護する。
ここで、従来の高圧カットアウト設置例を、図を用いて説明する。図4は、従来の高圧カットアウトの支持構造を示す概略図である。
高圧カットアウト100は、軸方向に貫通した中空部(不図示)を備えた絶縁碍子部材102と、中空部内に配置されたヒューズ筒(不図示)と、絶縁碍子部材102の上端部(一次側)及び下端部(二次側)に、夫々絶縁電線からなる上部口出線104と、下部口出線106と、を備え、絶縁碍子部材102の中央部において電柱110の上部に延設されたL型アングル等からなる腕金112に支持されている。
上部口出線104は高圧カットアウト100の一次側電線であり、高圧配電線Wと電気的に接続される。また、上部口出線104は二次側電線であり、腕金112上に設置された柱上変圧器120の一次側の入力端子122と電気的に接続される。そして、上部口出線104と下部口出線106は、ヒューズ筒を介して導通している。
このように、絶縁碍子部分において腕金により支持する構造は一般的に採用されており、特許文献1や特許文献2にも開示されている。例えば特許文献1においては、カットアウト本体(絶縁碍子部分)の中央部を取り付けバンドに止着し、この取り付けバンドにより、電柱上の腕金に止着することにより、機械的に固定する構造が開示されている。また、特許文献2においては、高圧カットアウトの支持箇所をカットアウト本体(絶縁碍子部分)の上部と下部の二箇所にした発明が記載されている。
特開2003−303537公報 特開平11−111152号公報
しかしながら、高圧カットアウトを腕金等により支持する構造を採用した場合、誘導雷等により高圧配電線に異常電圧が発生すると、高圧配電線から絶縁碍子部分の表面に沿って放電し(沿面放電)、腕金側(対地側)に到達して地絡事故となる虞がある。また、このときに高圧カットアウト自体が破損する虞があるという問題がある。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、高圧カットアウトを電柱等の腕金を用いずに支持することにより、高圧配電線に異常電圧が発生した場合であっても、沿面放電を発生させないようにして、地絡事故及び高圧カットアウト自体の破損を防止することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、軸方向に貫通した中空部を備えた絶縁碍子部材と、該絶縁碍子部材の一次側端部に配置されて高圧配電線からの電力を入力する一次側導体と、該絶縁碍子部材の中空部内に配置され前記一次側導体と導通するヒューズ筒と、前記絶縁碍子部材の二次側端部に配置され前記ヒューズ筒を介して前記一次側導体と導通する二次側導体と、を備えたカットアウト本体と、前記一次側導体を高圧配電線に電気的、機械的に接続することによって前記カットアウト本体を前記高圧配電線に吊り下げる接続部材と、を備えた高圧カットアウトを特徴とする。
請求項1の発明では、カットアウト本体を接続部材により高圧配電線に吊り下げ支持することにより、腕金等の支持金具を不要とした。
請求項2に記載の発明は、前記接続部材は、前記一次側導体に対して電気的に接続されるとともに前記一次側導体に機械的に固定されるベース導体と、前記高圧配電線を挟持する挟持部を前記ベース導体との間に形成されるとともに、該挟持部を開閉自在にするよう前記ベース導体に支持された可動導体と、を備え、前記高圧配電線を前記挟持部にて挟持することにより前記カットアウト本体を前記高圧配電線に電気的に接続し、かつ機械的に固定する請求項1記載の高圧カットアウトを特徴とする。
請求項2の発明では、ベース導体と可動導体とによって高圧配電線を挟むので、カットアウト本体の取り付けが容易である。
請求項3に記載の発明は、前記接続部材は、高圧配電線に対して電気的に接続し、且つ機械的に固定される固定側接続導体と、前記一次側導体に電気的に接続し、且つ機械的に固定されるカットアウト側接続導体と、から成り、前記カットアウト側接続導体は、前記固定側接続導体に対して電気的、機械的に着脱自在に構成されている請求項1記載の高圧カットアウトを特徴とする。
請求項3の発明では、接続部材を固定側接続導体とカットアウト側接続導体とから構成したので、高圧配電線と固定側接続導体と接続するときにカットアウト本体を手に持つ必要がなく、接続作業が容易である。
請求項4に記載の発明は、前記固定側接続導体と前記カットアウト側接続導体との接続部は、螺子による締結構造である請求項3記載の高圧カットアウトを特徴とする。
請求項4の発明では、固定側接続導体とカットアウト側接続導体が螺子による締結構造であるため、カットアウト本体の取り付け及び取り外しが容易である。
本発明によれば、カットアウト本体を電線に直接吊り下げ支持するようにしたので、腕金等の支持金具と高圧配電線との間の絶縁を確保する必要がなく、高圧カットアウトの小型軽量化が可能となる。また、誘導雷等により高圧配電線に異常電圧が発生した場合の沿面放電による地絡事故を防止することができるとともに、高圧カットアウトの破損を防止することができる。
本発明の第一の実施形態に係る高圧カットアウト及びその支持構造を示す概略断面図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の第二の実施形態に係る高圧カットアウト及びその支持構造を示す概略断面図であり、(a)は支持前を示し、(b)は支持後を示す図である。 従来の高圧カットアウトの支持構造を示す概略図である。
〔第一の実施形態〕
以下、本発明の第一の実施形態に係る高圧カットアウト及びその支持構造を図1及び図2に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の第一の実施形態に係る高圧カットアウト及びその支持構造を示す概略断面図である。図2は、図1のA−A断面図である。本実施形態に係る高圧カットアウトは、カットアウト本体を電線に直接吊り下げ支持するようにした点に特徴がある。
高圧カットアウト1は、軸方向に貫通した中空部14を備えた絶縁碍子部材12と、絶縁碍子部材12の一次側端部に配置されて高圧配電線Wからの電力を入力する一次側導体16と、絶縁碍子部材12の中空部14内に配置され一次側導体16と導通するヒューズ筒18と、絶縁碍子部材12の二次側端部に配置されヒューズ筒18を介して一次側導体16と導通する二次側導体20と、を備えたカットアウト本体10と、一次側導体16を高圧配電線Wに電気的、機械的に接続することによってカットアウト本体10を高圧配電線Wに吊り下げる接続部材40と、を備えている。
絶縁碍子部材12は、絶縁材料から成る概略円筒形の部材である。なお、箱形やその他の形状の絶縁碍子部材12としてもよい。絶縁碍子部材12の外側面には、一次側と二次側の沿面距離を増大させて耐電圧を高める環状の鍔部22が複数突出形成されている。
絶縁碍子部材12は、磁器、ガラス、合成樹脂等から構成することができるが、カットアウト本体10を高圧配電線Wに吊り下げ支持する点を考慮すると、合成樹脂により作製して軽量化を図ることが望ましい。例えば、同一形状の高圧カットアウトである場合、絶縁碍子部材を磁器から構成した場合とポリマー樹脂から構成した場合とでは、後者は前者の1/3〜1/4程度の重量となり、高圧配電線Wへ加わる重量的な負担を減らすことができる。
ヒューズ筒18は、一次側導体16と二次側導体20との間に配置されて、高圧配電線Wに流れる異常電流を遮断して二次側導体20と導通した高圧変圧器等(不図示)の一次側を保護する。
二次側導体20は、絶縁碍子部材12の側面を貫通して絶縁碍子部材に外部へ導出された二次側電線24と導通しており、二次側電線24は、高圧変圧器等の一次側端子と接続されている。
高圧配電線Wは、内部に電力送電用の導体(心線Wa)を有した絶縁電線であり、例えば6.6kVといった高圧の電力を送電可能である。
また、カットアウト本体10は、さらに、中空部14の二次側に固定された下部カバー26と、下部カバー26に着脱自在に構成され、中空部14を封止する下部カバー蓋28と、下部カバー26と下部カバー蓋28とを繋ぐとともに、下部カバー蓋28の脱落を防止する蓋支持ロープ30と、を備えている。なお、下部カバー蓋28は、ヒューズ筒18を交換する際に開閉される。
本実施形態に係る接続部材40は、高圧配電線W(心線Wa)を挟持して、高圧配電線Wと一次側導体16と電気的に接続するとともに、カットアウト本体10を高圧配電線Wに吊り下げ支持する。
接続部材40は、一次側導体16に対して電気的に接続され、且つ機械的に固定されたベース導体42と、ベース導体42に対して接離移動可能に構成された可動導体44と、ベース導体42と可動導体44との間に形成された挟持部45と、可動導体44のベース導体42に対する距離を可変させることにより挟持部45を開閉自在にするボルト46と、を備える。
挟持部45は、ベース導体42に形成された凹部42aと、可動導体44に形成された凹部44aとから構成される。カットアウト本体10を高圧配電線Wに吊り下げ支持したとき、心線Waは挟持部45によって挟持されて、電気的に接続され、機械的に固定される。また、ベース導体42には、心線Waを凹部42aに向けて案内するガイド42bが形成されている。
ボルト46の後端部には、ボルト46から可動導体44が脱落することを防止する脱落防止用突起48が形成されており、可動導体44はボルト46によってベース導体44に支持されている。
本実施形態においては、可動導体44がベース導体42に対して進退移動することにより挟持部45を開閉するが、この挟持部の開閉構造は一例に過ぎない。例えば、可動導体をベース導体に回転自在に軸支することにより、挟持部を開閉自在に構成してもよい。
本実施形態に係る高圧カットアウトを高圧配電線に設置する方法について説明する。
まず、高圧カットアウト1を接続しようとする高圧配電線Wの被覆の一部を剥ぎ取り、心線Waを露出させる。次に、心線Waが凹部42a内に配置されるように、心線Waをガイド42bに沿って相対的に移動させる。可動導体44をベース導体42に接近する方向にボルト46を締め付ける。挟持部45によって心線Waを挟持することにより、電気的に接続されると同時に、機械的に固定される。この状態でカットアウト本体10は高圧配電線Wに吊り下げ支持される。なお、高圧配電線Wはベース導体42と可動導体44の双方と電気的に接続される。
最後に、高圧配電線Wとカットアウト本体10の接続部分において露出した導体部分は、絶縁カバー50により隠蔽される。つまり、心線Waと接続部材40と絶縁碍子部材12の一次側の一部を絶縁カバー50により被覆して、導体部分の露出による腐食を防止する。
このようにして、カットアウト本体10は、高圧配電線Wと電気的に接続されると共に機械的に固定されて、高圧配電線Wに吊り下げ支持される。
以上のように、本実施形態によれば、カットアウト本体を電線に直接吊り下げ支持するようにしたので、腕金等の支持金具と高圧配電線との間の絶縁を確保する必要がなく、高圧カットアウトの小型軽量化が可能となる。また、誘導雷等により高圧配電線に異常電圧が発生した場合の沿面放電による地絡事故を防止することができるとともに、高圧カットアウトの破損を防止することができる。
また、高圧カットアウトを電柱等に支持するための部材が不要となるため、高圧カットアウト設置に係るコストを削減することができる。また、高圧カットアウトと高圧配電線とを電気的に接続する電線が不要となるため、高圧カットアウトの設置が容易となる。
また、ベース導体と可動導体とによって心線を挟み、ボルトによって固定するので、カットアウト本体を高圧配電線に支持する際に特別な工具等を必要とせず、取り付けが容易であり確実に電気的、機械的固定が可能である。
〔第二の実施形態〕
本発明の第二の実施形態に係る高圧カットアウト及びその支持構造を図3に基づいて詳細に説明する。図3は、本発明の第二の実施形態に係る高圧カットアウト及びその支持構造を示す概略断面図であり、(a)は支持前を示し、(b)は支持後を示す図である。本実施形態に係る高圧カットアウトは、カットアウト本体を電線に直接吊り下げ支持する接続部材を固定側接続導体とカットアウト側接続導体から構成した点に特徴がある。以下、第一の実施形態と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態に係る高圧カットアウト2の接続部材60は、高圧配電線Wに対して電気的に接続し、且つ機械的に固定される固定側接続導体62と、一次側導体16に電気的に接続し、且つ機械的に固定されるカットアウト側接続導体72と、から成り、カットアウト側接続導体72は、固定側接続導体62に対して電気的、機械的に着脱自在に構成されている。
固定側接続導体62は、高圧配電線Wと直接電気的、機械的に接続される管状の圧縮スリーブ64と、圧縮スリーブ64の適所に配置されて、カットアウト側接続導体72との接続部となる受け口70と、を備えている。圧縮スリーブ64の周面には、心線Wa着脱用の直線状のスリット66が形成されている。受け口70は、軸方向一端部が圧縮スリーブ64の適所に固着されたソケット状の部材であり、圧縮スリーブ64と受け口70は、何れも導体である。
カットアウト側接続導体72は、一次側導体16に対して電気的に接続されると共に、機械的に固定されて、カットアウト本体10の頂部から突出している。言い換えれば、カットアウト側接続導体72は、予めカットアウト本体10と一体化された状態である。カットアウト側接続導体72のカットアウト本体10側端部には、絶縁碍子部材12に対して相対回転不能に構成されたストッパ74と、ストッパ74の側面から伸びて高圧カットアウト2の高圧配電線Wからの脱落を防止する脱落防止用バインド線76が設けられている。
受け口70の内側面には雌螺子が切られており、また、カットアウト側接続導体72の表面に雄螺子が切られており、固定側接続導体62とカットアウト側接続導体72との接続部は螺子による締結構造となっている。つまり、カットアウト側接続導体72は、固定側接続導体62に対して電気的かつ機械的に着脱自在に構成されている。
高圧カットアウト2を高圧配電線に設置するには、まず高圧カットアウト2を接続しようとする高圧配電線Wの被覆の一部を剥ぎ取り、心線Waを露出させる。次に、スリット66から心線Waを圧縮スリーブ64内部に挿入する。そして、圧縮機(不図示)により圧縮スリーブ64の適所(図中、圧縮部68)を圧縮することにより、圧縮スリーブ64と心線Waと電気的に接続し、かつ機械的に固定する。
続いて、受け口70の軸方向他端部がストッパ74と当接するまで、カットアウト側接続導体72を受け口70にねじ込み、螺合する。最後に、脱落防止用バインド線76を高圧配電線Wに巻き付けて接続を完了する。
なお、第一の実施形態と同様に、露出している胴体部分を絶縁カバーで被覆することが望ましい。このとき、心線Waと接続部材60と絶縁碍子部材12の一次側の一部を脱落防止用バインド線76ごと被覆する。
このようにして、カットアウト本体10は、高圧配電線Wと電気的に接続されると共に機械的に固定されて、高圧配電線Wに吊り下げ支持される。
以上のように、本実施形態によれば、固定側接続導体がカットアウト本体とは別体であるので、固定側接続導体を高圧配電線に電気的、機械的に固定する際には、カットアウト本体を手に持つ必要が無く、接続作業が容易である。また、カットアウト側接続導体が固定側接続導体に対して螺子により着脱自在に構成されているので、カットアウト本体の取り付け及び取り外しが容易である。
また、脱落防止用バインド線を高圧配電線に巻き付けるので、高圧カットアウトの脱落を防止できる。また、ストッパが絶縁碍子部材に対して回転不能であるので、脱落防止用バインド線を高圧配電線に巻き付けたときに、カットアウト側接続導体が固定側接続部材に対して回転することを防止し、カットアウト側接続導体と固定側接続部材との締結が緩む事態を防止できる。
なお、本実施形態においては、接続部材を固定側接続導体とカットアウト側接続導体からなる構成としたが、固定側接続導体とカットアウト側接続導体とを当初から一体化した構成としてもよい。
また、第一の実施形態においては、カットアウト本体と一体化されたベース導体を心線と直接電気的に接続する構成としたが、第二の実施形態と同様に、ベース導体を固定側(高圧配電線側)の導体とカットアウト側の導体とから構成し、固定側のベース導体に対してカットアウト側のベース導体を着脱自在に構成してもよい。
1、2…高圧カットアウト、10…カットアウト本体、12…絶縁碍子部材、14…中空部、16…一次側導体、18…ヒューズ筒、20…二次側導体、22…鍔部、24…二次側電線、26…下部カバー、28…下部カバー蓋、30…蓋支持ロープ、40…接続部材、42…ベース導体、42a…凹部、42b…ガイド、44…可動導体、45…挟持部、46…ボルト、48…脱落防止用突起、50…絶縁カバー、60…接続部材、62…固定側接続導体、64…圧縮スリーブ、66…スリット、68…圧縮部、70…受け口、72…カットアウト側接続導体、74…ストッパ、76…脱落防止用バインド線、100…高圧カットアウト、102…絶縁碍子部材、104…上部口出線、106…下部口出線、110…電柱、112…腕金、120…柱上変圧器、122…入力端子

Claims (4)

  1. 軸方向に貫通した中空部を備えた絶縁碍子部材と、該絶縁碍子部材の一次側端部に配置されて高圧配電線からの電力を入力する一次側導体と、該絶縁碍子部材の中空部内に配置され前記一次側導体と導通するヒューズ筒と、前記絶縁碍子部材の二次側端部に配置され前記ヒューズ筒を介して前記一次側導体と導通する二次側導体と、を備えたカットアウト本体と、
    前記一次側導体を高圧配電線に電気的、機械的に接続することによって前記カットアウト本体を前記高圧配電線に吊り下げる接続部材と、を備えたことを特徴とする高圧カットアウト。
  2. 前記接続部材は、前記一次側導体に対して電気的に接続されるとともに前記一次側導体に機械的に固定されるベース導体と、前記高圧配電線を挟持する挟持部を前記ベース導体との間に形成されるとともに、該挟持部を開閉自在にするよう前記ベース導体に支持された可動導体と、を備え、
    前記高圧配電線を前記挟持部にて挟持することにより前記カットアウト本体を前記高圧配電線に電気的に接続し、かつ機械的に固定することを特徴とする請求項1記載の高圧カットアウト。
  3. 前記接続部材は、高圧配電線に対して電気的に接続し、且つ機械的に固定される固定側接続導体と、前記一次側導体に電気的に接続し、且つ機械的に固定されるカットアウト側接続導体と、から成り、
    前記カットアウト側接続導体は、前記固定側接続導体に対して電気的、機械的に着脱自在に構成されていることを特徴とする請求項1記載の高圧カットアウト。
  4. 前記固定側接続導体と前記カットアウト側接続導体との接続部は、螺子による締結構造であることを特徴とする請求項3記載の高圧カットアウト。
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