JP2012098542A - 画像形成装置 - Google Patents

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Masafumi Kawai
雅史 川井
Naoichi Asakura
直一 浅倉
Taira Suzuki
平 鈴木
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Abstract

【課題】様々な記録材Pの状態に応じて排紙積載性を向上させた画像形成装置1を提供する。
【解決手段】本願発明の画像形成装置1は、トナー像が定着された記録材Pを排紙トレイ27上に排出する排紙ローラ26と、前記排紙ローラ26にて排出する以前の前記記録材Pの剛性を判定する剛性判定手段38,39,50と、前記剛性判定手段38,39,50の判定結果に応じて前記排紙ローラ26の回転速度を可変にする速度可変手段48,58とを備える。
【選択図】図1

Description

本願発明は画像形成装置に関するものである。画像形成装置には、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの機能を複合的に備えた複合機といった各種のものが含まれる。
従来から、電子写真方式を採用した画像形成装置では、トナー像を定着させた後の記録材を、一対の排紙ローラによって排紙トレイ上に排出することによって、一連の画像形成動作が終了する。例えば薄紙のように剛性の低い(腰が弱い)記録材を用いた場合は、記録材の先端側が垂れ下がって排紙トレイに接触することによって、記録材の後端側が記録材排出口の下縁部分に引っ掛かり、紙詰りの原因になる排紙時の積載不良を招来するという問題があった。
この点、特許文献1では、剛性の低い記録材であるOHP紙、樹脂フィルム又は小サイズ紙をユーザが入力操作にて選択した場合に、記録材が定着装置を通過した後、排紙ローラの回転速度を速くすることによって、剛性の低い特定の記録材を用いた場合の排紙積載性を向上させている。
特開2007−223774号公報
しかし、特許文献1の構成では、排紙ローラの回転速度を速めた設定で排紙される記録材がOHP紙、樹脂フィルム又は小サイズ紙というように限定されるため、例えば高温高湿環境下に置かれた普通紙に、排紙ローラの回転速度を速めた設定を適用できない。高温高湿環境下に置かれた普通紙の剛性は通常より低下するため、排紙時の積載不良という問題を回避するのは困難であった。つまり、例えば記録材のサイズ、種類、送り姿勢及び吸湿程度といった状態が相違すれば、自ずと記録材の剛性は異なるにも拘らず、特許文献1の構成では、様々な記録材の状態に応じて排紙積載性を向上させる対処ができないのであった。
本願発明はこのような現状に鑑み成されたものであり、様々な記録材の状態に応じて排紙積載性を向上させた画像形成装置を提供することを技術的課題とするものである。
請求項1の発明に係る画像形成装置は、トナー像が定着された記録材を排紙トレイ上に排出する排紙ローラと、前記排紙ローラにて排出する以前の前記記録材の剛性を判定する剛性判定手段と、前記剛性判定手段の判定結果に応じて前記排紙ローラの回転速度を可変にする速度可変手段とを備えているというものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載した画像形成装置において、前記速度可変手段は、前記剛性判定手段の判定結果が予め設定された基準値を下回る場合に、前記排紙ローラの回転速度を予め設定された基準速度よりも速くするというものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載した画像形成装置において、前記速度可変手段は、前記剛性判定手段の判定結果が予め設定された基準値を上回る場合に、前記排紙ローラの回転速度を予め設定された基準速度のまま維持するというものである。
請求項4の発明は、請求項1又は2に記載した画像形成装置において、前記速度可変手段は、前記剛性判定手段の判定結果が予め設定された基準値を上回る場合に、前記排紙ローラの回転速度を予め設定された基準速度よりも遅くするというものである。
請求項5の発明は、請求項1〜4のうちいずれかに記載した画像形成装置において、記録材を1枚ずつ取り出す給紙装置から前記排紙ローラに至る搬送経路中に、一対の記録材検出手段が配置されており、前記剛性判定手段は、前記両記録材検出手段の検出結果から得られる前記両記録材検出手段間の記録材の通過時間によって、前記記録材の剛性の高低を判定するというものである。
請求項6の発明は、請求項1〜4のうちいずれかに記載した画像形成装置において、前記剛性判定手段は、外部機器から入力された記録材の剛性関連情報に基づき、前記記録材の剛性の高低を判定するというものである。
本願の請求項に記載された発明によると、剛性判定手段の判定結果に応じて前記排紙ローラの回転速度を可変にするので、例えば記録材の剛性が低い(腰が弱い)状態であれば、前記記録材に対する排紙ローラの押し出し力を強くして、紙詰りの原因になる排紙時の積載不良を防止できる。また、記録材の剛性が高い状態であれば、前記排紙ローラの押し出し力を通常のままに維持したりして、前記記録材が排紙トレイから飛び出す不具合を抑制できる。従って、剛性判定手段と速度可変手段とからなる簡単な構成でありながら、様々な記録材の状態に応じて的確に排紙積載性を向上できる。
プリンタの概略説明図である。 コントローラの機能ブロック図である。 第1例における排紙速度可変制御のフローチャートである。 第2例における排紙速度可変制御のフローチャートである。 第3例における排紙速度可変制御のフローチャートである。
以下に、本願発明を画像形成装置の一例であるタンデム方式のカラーデジタルプリンタ(以下、プリンタと称する)に適用した実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば「左右」「上下」等)を用いる場合は、図1において紙面に直交した方向を正面視とし、これを基準にしている。これらの用語は説明の便宜のために用いたものであり、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1).プリンタの概要
まず、図1を参照しながら、プリンタ1の概要について説明する。図1に示すように、プリンタ1は、その筐体2内に、画像プロセス装置3、給紙装置4、及び定着装置5等を備えている。詳細は図示していないが、プリンタ1は、例えばLANといったネットワークに接続されていて、外部機器の一例である外部端末(図示省略)等からの印刷指令を受け付けると、当該指令に基づいて印刷を実行するように構成されている。
筺体2内の下部に位置する給紙装置4は、記録材Pを収容する給紙カセット21、給紙カセット21内の記録材Pを最上層から1枚ずつ繰り出す給紙ローラ22、及び、1枚に分離された記録材Pを所定のタイミングにて画像プロセス装置3に搬送する一対のレジストローラ24等を備えている。各給紙カセット21内の記録材Pは、給紙ローラ22の回転にて、最上層のものから1枚ずつ搬送経路30に送り出される。搬送経路30は、給紙装置4の給紙カセット21から、レジストローラ24のレジストニップ部35、画像プロセス装置3の二次転写ニップ部11、及び定着装置5の定着ニップ部を経て、筐体2上部にある排紙ローラ26に至る。
給紙カセット21内の記録材Pは、その通紙幅(搬送方向Sと直交する幅寸法)の中央を基準にして、搬送経路30に向けて矢印S方向に搬送するセンター基準にセットされる。実施形態では、給紙カセット21内に、給紙前の記録材Pをセンター基準に幅寄せするための一対の側部規制板25を備えている。一対の側部規制板25は、通紙幅方向(搬送方向Sと直交する方向)に互いに連動して遠近移動するように構成されている。給紙カセット21内の記録材Pを一対の側部規制板25にて通紙幅方向両側から挟持することによって、給紙カセット21内の記録材Pがその規格に拘らずセンター基準にセットされる。従って、画像プロセス装置3での転写処理や、定着装置5での定着処理もセンター基準で実行される。
給紙装置4の上方に位置する画像プロセス装置3は、像担持体の一例である感光体13上に形成されたトナー像を記録材Pに転写する役割を担うものであり、中間転写ベルト6、及びイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色に対応する計4つの作像部7等を備えている。中間転写ベルト6も像担持体の一例であり、筐体2内の中央部右側に位置する駆動ローラ8と、同じく中央部左側に位置する従動ローラ9とに巻き掛けられている。中間転写ベルト6のうち駆動ローラ8に巻き掛けられた部分の外側に二次転写ローラ10が配置されている。中間転写ベルト6と二次転写ローラ10との当接部分が、二次転写領域である二次転写ニップ部11(転写位置)になっている。中間転写ベルト6のうち従動ローラ9に巻き掛けられた部分の外側には、中間転写ベルト6上の未転写トナーを除去する転写ベルトクリーナ12が配置されている。筐体2内部のうち画像プロセス装置3と給紙装置4との間には、プリンタ1の制御全般を司る制御部28が配置されている。制御部28には、各種演算処理、記憶及び制御を実行するコントローラ50(詳細は後述する)が内蔵されている。
4つの作像部7は、中間転写ベルト6の下方において、図1の左からイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の順に、中間転写ベルト6に沿って並べて配置されている。なお、図1では説明の便宜上、各作像部7に、再現色に応じて符号Y,M,C,Bを添えている。各作像部7は感光体13を備えている。感光体13の周囲には、図1における時計回りの回転方向に沿って順に、帯電器14、露光部19、現像器15、一次転写ローラ16、及び感光体クリーナ17が配置されている。
各作像部7において、帯電器14にて帯電される感光体13に、露光部19からレーザービームが投射されると、静電潜像が形成される。静電潜像は、現像器15から供給されるトナーにて反転現像されて各色のトナー像となり、一次転写ニップ部において、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順で、感光体13から中間転写ベルト6の外周面に一次転写されて重ねられる。感光体13に残った未転写トナーは感光体クリーナ17にて掻き取られ、感光体13上から取り除かれる。そして、記録材Pが二次転写ニップ部11を通過する際に、重ね合わされた4色のトナー像が記録材Pに一括して二次転写される。中間転写ベルト6に残った未転写トナーは転写ベルトクリーナ12にて掻き取られ、中間転写ベルト6上から取り除かれる。
画像プロセス装置3における二次転写ローラ10の上方に位置する定着装置5は、ハロゲンランプヒータ等の熱源を内蔵した定着ローラ31と、定着ローラ31に対峙する加圧ローラ32とを備えている。定着ローラ31と加圧ローラ32との当接部分が定着領域である定着ニップ部になっている。二次転写ニップ部11を通過して未定着トナー像を載せた記録材Pは定着ローラ31と加圧ローラ32との間の定着ニップ部を通過する際に加熱・加圧され、記録材P上に未定着トナー像が定着される。その後、記録材Pは、一対の排紙ローラ26の回転にて排紙トレイ27上に排出される。なお、筐体2内には、内部の湿度を測定するための湿度センサ29が配置されている。実施形態の湿度センサ29は、筐体2内のうち給紙カセット21の近傍に配置されている。
図1に示すように、搬送経路30のうち二次転写ニップ部11より搬送上流側は、プリンタ1のコンパクト化のために、図1の正面視でS字状に湾曲している。ここで、以下の説明では、搬送経路30のS字状部分のうち給紙ニップ部34からレジストニップ部35に至る部分を湾曲給紙経路36と称し、レジストニップ部35から二次転写ニップ部11に至る部分を湾曲転写前経路37と称する。湾曲給紙経路36には、記録材Pの通過を検出する記録材検出手段としての一対の記録材センサ38,39が配置されている。実施形態では、給紙ニップ部34に近い位置(搬送上流側)に上流記録材センサ38が配置され、レジストニップ部35に近い位置(搬送下流側)に下流記録材センサ39が配置されている。各記録材センサ38,39としては、例えば記録材Pの通過を光学的に検出するフォトセンサや接触式のリミットスイッチ等が採用される。
(2).排紙速度可変制御の関連構造
次に、図2等を参照して、排紙速度可変制御に関連する構造を説明する。さて、筐体2内の制御部28には、排紙ローラ26を回転駆動させる排紙モータ48の作動等を制御する制御手段としてのコントローラ50が内蔵されている。コントローラ50は、後述する条件に基づき、排紙モータ48による排紙ローラ26の回転速度を制御するものである。コントローラ50は、各種演算処理や制御を実行するCPU51のほか、外部端末との接続用の通信インターフェイス(I/F)部52、EEPROMやフラッシュメモリ等の記憶手段53、制御プログラムやデータを一時的に記憶させるRAM54、記録材Pの搬送枚数等を計測するカウンタ55、時間を計測するタイマ56、及び入出力インターフェイス等を備えている。
コントローラ50の入出力インターフェイスには、例えば記録材Pの通過を検出する上流及び下流記録材センサ38,39、筐体2内部の湿度を測定する湿度センサ29、側部規制板25の位置から記録材Pの通紙幅を検出する通紙幅検出センサ57、及び排紙モータ48のモータ駆動回路58、筐体2に設けられた操作パネル49等が電気的に接続されている。なお、通紙幅検出センサ57としては、例えば側部規制板25におけるスリットの移動を読み取る光学的なセンサや、側部規制板25が接触移動する導体の抵抗値を測定するセンサ等を採用できる。
コントローラ50は、記録材Pの剛性(腰の強さ)に応じた排紙モータ48の作動制御によって、排紙ローラ26の回転速度を変更調節する排紙速度可変制御を実行するように構成されている。この場合、両記録材センサ38,39の検出結果から得られる両記録材センサ38,39間の記録材Pの通過時間TSによって、湾曲給紙経路36を通過した記録材Pの剛性の高低を判別する。そして、通過時間TSが基準値としての規定時間TA未満(下回る場合)であれば、排紙ローラ26の回転速度を基準速度VOよりも速い高速排紙速度VHにして、記録材Pの排紙時に排紙ローラ26を回転駆動させる。排紙ローラ26の規定時間TA以上(上回る場合)であれば、回転速度を予め設定された基準速度VOにして、記録材Pの排紙時に排紙ローラ26を回転駆動させることになる。この例では、高速排紙速度VHを基準速度VOよりも10%程度速い回転速度に設定している。また、回転速度を変化させるタイミングは、記録材Pの後端が定着装置5の定着ニップ部を抜けた後に設定されている。コントローラ50及び両記録材センサ38,39の組合せは剛性判定手段を構成している。排紙モータ48、そのモータ駆動回路58及びコントローラ50の組合せは速度可変手段を構成している。
通過時間TSは、記録材Pの先端が上流記録材センサ38にて検出されてから下流記録材センサ39にて検出されるまでの時間を意味している。予め設定される規定時間TAは実験等により求められる。この例では規定時間TAを320msに設定している。なお、基準値である規定時間TA自体は下回る側に含めてもよいし、上回る側に含めてもよい。実施形態では上回る側に含めた場合を示している。また、排紙ローラ26は通常の排紙時に、所定の基準速度で回転駆動するように設定されている。
ここで、記録材Pの剛性と通過時間TSとの関係について説明する。給紙ローラ22とレジストローラ24との間の湾曲給紙経路36では、記録材Pが給紙ガイド(図示省略)に摺接しながら搬送される。記録材Pに対する給紙ローラ22の搬送力よりも、記録材Pと給紙ガイドとの摩擦抵抗の方が大きい場合は、給紙ローラ22においてスリップが生ずる。この場合、例えば記録材Pのサイズ、種類、送り姿勢及び吸湿程度といった状態が相違すれば、自ずと記録材Pの剛性が異なるため、記録材Pの状態によっては給紙ガイドとの摩擦抵抗が変わる。そうすると、給紙ローラ22の回転速度は通常一定であるから、湾曲給紙経路36における記録材Pの搬送時間が変わることになる。
例えば、剛性の低い記録材Pであれば、給紙ガイドとの摩擦抵抗が小さく、給紙ローラ22のスリップが少なくて済む。このため、湾曲給紙経路36における記録材Pの搬送時間が短くなる。これに対して、剛性の高い記録材Pであれば、給紙ガイドとの摩擦抵抗が大きく、給紙ローラ22のスリップが多くなる。このため、湾曲給紙経路36における記録材Pの搬送時間が長くなる。本願発明者は、記録材Pの剛性と搬送時間との相関関係に鑑み、記録材Pの剛性推定に利用可能な両記録材センサ38,39間の記録材Pの通過時間TSを、排紙ローラ26の回転速度変更の基準に採用したのである。
(4).排紙速度可変制御の第1例
次に、図4を参照しながら、排紙速度可変制御の第1例について説明する。ここで、以下に開示のフローチャートに示すアルゴリズムは、コントローラ50の記憶手段53にプログラムとして予め記憶されていて、RAM54に読み出されてからCPU51にて実行される。図4に示す可動ガイド体姿勢制御の第1例では、上流記録材センサ38のオンから下流記録材センサ39のオンまでの通過時間TSを計測し(S1)、通過時間TSが予め設定された規定時間TA未満か否かを判別する(S2)。
ステップS2において通過時間TSが規定時間TA未満であれば(S2:YES)、湾曲給紙経路36を通過した記録材Pの剛性は比較的低目と解されるから、排紙ローラ26の回転速度を基準速度VOよりも速い高速排紙速度VHにして、記録材Pの排紙時に排紙ローラ26を回転駆動させる(S3)。通過時間TSが規定時間TA以上であれば(S2:NO)、湾曲給紙経路36を通過した記録材Pの剛性は比較的高目と解されるから、排紙ローラ26の回転速度を基準速度VOにして、記録材Pの排紙時に排紙ローラ26を回転駆動させる(S4)。
このように制御すると、例えば記録材Pが坪量小の薄紙であったり、周辺環境の湿度が高くて記録材Pの吸湿度が高かったり、記録材Pの筋目が排紙ローラ26の軸方向に沿って延びていたりして、記録材Pの剛性が低い(腰が弱い)状態であれば、排紙ローラ26の回転速度を高速排紙速度VHにして、記録材Pに対する排紙ローラ26の押し出し力を強くできる。その結果、記録材Pの後端側が記録材排出口40(図1参照)の下縁部分に引っ掛かるのを抑制でき、紙詰りの原因になる排紙時の積載不良を防止できる。また、記録材Pの剛性が中程度又は高い状態であれば、排紙ローラ26の回転速度を基準速度VOのままに維持するから、高速排紙速度VHにしたことによる排紙ローラ26の押し出し力強化の影響が、剛性中程度又は高目の記録材Pに及ぶことはなく、剛性中程度又は高目の記録材Pが排紙トレイ27から飛び出す不具合を抑制できる。従って、簡単な構成でありながら、様々な記録材Pの状態に応じて的確に排紙積載性を向上できるのである。
(5).排紙速度可変制御の第2例
図6は排紙速度可変制御の第2例を示すフローチャートである。この場合、予め設定された基準時間帯TBよりも通過時間TSが短い(早い)場合に、排紙ローラ26の回転速度を基準速度VOよりも速い高速排紙速度VHにし、通過時間TSが基準時間帯TB内であれば、排紙ローラ26の回転速度を予め設定された基準速度VOにし、基準時間帯TBよりも通過時間TSが長い(遅い)場合に、排紙ローラ26の回転速度を基準速度VOよりも遅い低速排紙速度VLにするという制御が実行される。この例では、高速排紙速度VHを基準速度VOよりも10%程度速い回転速度に、低速排紙速度VLを基準速度VOよりも10程度遅い回転速度に設定している。基準時間帯TBは、剛性中程度の記録材Pが両記録材センサ38,39間を通過する時間を中心として前後にΔTだけの幅を持たせたものである。この例では、剛性中程度の記録材Pが両記録材センサ38,39間を通過する時間の平均が例えば315msであるので、これに±5msの幅を持たせて基準時間帯TBとしている。
第2例の排紙速度可変制御ではまず、上流記録材センサ38のオンから下流記録材センサ39のオンまでの通過時間TSを計測し(S11)、通過時間TSと予め設定された基準時間帯TBとを比較する(S12)。通過時間TSが基準時間帯TB内であれば(S12:同)、排紙ローラ26の回転速度を基準速度VOのままで維持して、記録材Pの排紙時に排紙ローラ26を回転駆動させる(S13)。通過時間TSが基準時間帯TBから外れて短ければ(S12:短)、排紙ローラ26の回転速度を基準速度VOよりも速い高速排紙速度VHにして、記録材Pの排紙時に排紙ローラ26を回転駆動させる(S14)。通過時間TSが基準時間帯TBから外れて長ければ(S12:長)、排紙ローラ26の回転速度を基準速度VOよりも遅い低速排紙速度VLにして、記録材Pの排紙時に排紙ローラ26を回転駆動させる(S15)。
このように制御すると、例えば周辺環境の湿度が極めて低くて記録材Pが乾燥していて、記録材Pの剛性が高い(腰が強い)状態になった場合は、排紙ローラ26の回転速度を低速排紙速度VLにして、記録材Pに対する排紙ローラ26の押し出し力を弱くできる。剛性の高い状態にある記録材Pが排紙トレイ27から飛び出す不具合を確実に防止できる。従って、簡単な構成でありながら、様々な記録材Pの状態に応じてきめ細かく対処でき、排紙積載性をより一層向上できるのである。
(5).排紙速度可変制御の第3例
第1例及び第2例の排紙速度可変制御では、排紙ローラ26の回転速度を決定するパラメータとして、両記録材センサ38,39間の記録材Pの通過時間TS(剛性の高低)を採用したが、姿勢決定パラメータはこれに限定するものではない。図5に示す可動ガイド体姿勢制御の第3例では、筐体2に設けられた操作パネル49や外部端末(図示省略)といった外部機器からの指令に含まれる記録材Pの剛性関連情報に基づき、記録材Pの剛性の高低を判定し、判定結果に応じた排紙モータ48の作動制御によって、排紙ローラ26の回転速度を変更調節している。剛性関連情報としては、普通紙、OHP紙、コート紙、厚紙及びはがきといった記録材Pの種類、記録材Pの厚み、環境の温湿度、記録材Pの送り姿勢等が挙げられる。
第3例の排紙速度可変制御ではまず、操作パネル49等の外部機器からの指令に含まれる記録材Pの剛性関連情報を取得する(S21)。そして、取得された剛性関連情報が剛性の低い記録材Pに対応するものであれば(S22:低)、排紙ローラ26の回転速度を基準速度VOよりも速い高速排紙速度VHにして、記録材Pの排紙時に排紙ローラ26を回転駆動させる(S23)。剛性関連情報が剛性の高い記録材Pに対応するものであれば(S22:高)、排紙ローラ26の回転速度を基準速度VOにして、記録材Pの排紙時に排紙ローラ26を回転駆動させる(S24)。
従って、上記第3例を採用した場合も、第1例の場合と同様に、様々な記録材Pの状態に応じて的確に排紙積載性を向上できる。具体的には、記録材Pの剛性が低い(腰が弱い)状態であれば、記録材Pに対する排紙ローラ26の押し出し力を強くして、紙詰りの原因になる排紙時の積載不良を防止できる。また、記録材Pの剛性が中程度又は高い状態であれば、排紙ローラ26の押し出し力を通常のままに維持して、記録材Pが排紙トレイ27から飛び出す不具合を抑制できる。
(6).その他
本願発明は、前述の実施形態に限らず、様々な態様に具体化できる。例えば、画像形成装置としてプリンタを例に説明したが、これに限らず、複写機、ファクシミリ又はこれらの機能を複合的に備えた複合機等でもよい。また、いずれの実施形態でも、記録材Pの後端が定着装置5の定着ニップ部を抜けた後に排紙ローラ26の回転速度を変化させていることを付言しておく。その他、各部の構成は図示の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
1 プリンタ
26 排紙ローラ
22 給紙ローラ
24 レジストローラ
36 湾曲給紙経路
38 上流記録材センサ
39 下流記録材センサ
48 排紙ローラ
50 コントローラ
58 モータ駆動回路

Claims (6)

  1. トナー像が定着された記録材を排紙トレイ上に排出する排紙ローラと、前記排紙ローラにて排出する以前の前記記録材の剛性を判定する剛性判定手段と、前記剛性判定手段の判定結果に応じて前記排紙ローラの回転速度を可変にする速度可変手段とを備えている、
    画像形成装置。
  2. 前記速度可変手段は、前記剛性判定手段の判定結果が予め設定された基準値を下回る場合に、前記排紙ローラの回転速度を予め設定された基準速度よりも速くする、
    請求項1に記載した画像形成装置。
  3. 前記速度可変手段は、前記剛性判定手段の判定結果が予め設定された基準値を上回る場合に、前記排紙ローラの回転速度を予め設定された基準速度のまま維持する、
    請求項1又は2に記載した画像形成装置。
  4. 前記速度可変手段は、前記剛性判定手段の判定結果が予め設定された基準値を上回る場合に、前記排紙ローラの回転速度を予め設定された基準速度よりも遅くする、
    請求項1又は2に記載した画像形成装置。
  5. 記録材を1枚ずつ取り出す給紙装置から前記排紙ローラに至る搬送経路中に、一対の記録材検出手段が配置されており、
    前記剛性判定手段は、前記両記録材検出手段の検出結果から得られる前記両記録材検出手段間の記録材の通過時間によって、前記記録材の剛性の高低を判定する、
    請求項1〜4のうちいずれかに記載した画像形成装置。
  6. 前記剛性判定手段は、外部機器から入力された記録材の剛性関連情報に基づき、前記記録材の剛性の高低を判定する、
    請求項1〜4のうちいずれかに記載した画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9958814B2 (en) 2015-10-29 2018-05-01 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with function for determining recording material stiffness

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