JP2012096671A - バッテリ固定金具とそれを備える電子装置とバッテリの固定方法 - Google Patents

バッテリ固定金具とそれを備える電子装置とバッテリの固定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】狭い作業スペースでのバッテリ取り付け作業を容易にすることが可能なバッテリ固定金具等を提供することを目的とする。
【解決手段】背板と底板とを備える配置台にバッテリを押圧固定するバッテリ固定金具において、各端部が背板と底板とに各々固定されるL字形状であり、一方の端部は、底板に設けられた切り欠き部に対応するフックを備えるバッテリ固定金具とする。また、他方の端部は、背板にネジ止め固定されるネジ穴を備える固定金具とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、バッテリ固定金具とそれを備える電子装置とバッテリの固定方法とに関する。
従来、電子装置等にバッテリを搭載する場合には、例えば略L字型または略I字型等の固定金具を用いて、ネジ止めにより締結していた。このような固定金具を用いてバッテリをネジ止めする場合には、水平方向へのネジ止め箇所と、垂直方向へのネジ止め箇所と、の2箇所において互いに異なる方向へのネジ止め作業を遂行することとなっていた。
図7は従来のバッテリ取り付け方法にかかる電子装置を説明する図であり、図8は従来の筐体に取り付けられた状態のバッテリとバッテリ固定金具とを説明する斜視図である。
図7及び図8において、複数のバッテリ7300を固定するバッテリ固定金具7100は、底板へのネジ止めと背板へのネジ止めとにより固定されている。このため、底板及び背板へのネジ止め作業を各々遂行するための垂直方向、水平方向のネジ止めスペースが必要となる。図7及び図8から理解されるようにこのようなネジ止めスペースには、ネジ止め作業の障害となるような電子部品や部材等を配置することができない。
特に垂直方向すなわちバッテリの上方には、小型化の観点から複数の電子部品等が配置されることが好ましい場合も少なくないが、上述したようにネジ止めスペースを確保するために空間的な制約を受けることとなる。このようなバッテリの固定金具や固定方法は、例えば下記特許文献1及び下記特許文献2に開示されている。
特開平06−107090号公報 特開平08−034301号公報
従来のバッテリ固定金具においては、少なくとも2箇所において互いに異なる方向におけるネジ止め作業をする必要があったため、ネジ止め作業スペースに余裕がないような狭い装置内等において、バッテリ取り付け作業が困難となる場面が生じていた。
本発明は、上述した問題点に鑑み為されたものであり、狭い作業スペースでのバッテリ取り付け作業を容易にすることが可能なバッテリ固定金具等を提供することを目的とする。
本発明のバッテリ固定金具は、背板と底板とを備える配置台にバッテリを押圧固定するバッテリ固定金具において、各端部が背板と底板とに各々固定されるL字形状であり、一方の端部は、底板に設けられた切り欠き部に対応するフックを備えることを特徴とする。
本発明のバッテリ固定金具は、好ましくは他方の端部が、背板にネジ止め固定されるネジ穴を備えることを特徴とする。
本発明のバッテリ固定金具は、さらに好ましくは他方の端部が、背板に設けられた切り欠き孔に挿入される凸部を備えることを特徴とする。
本発明のバッテリ固定金具は、さらに好ましくはバッテリの上面を底板方向に押圧する第一バネ部材を備えることを特徴とする。
本発明のバッテリ固定金具は、さらに好ましくはバッテリの側面を背板方向に押圧する第二バネ部材を備えることを特徴とする。
本発明のバッテリ固定金具は、さらに好ましくはバッテリの上端と下端との二か所においてバッテリの側面を背板方向に押圧する二つの第二バネ部材を、バッテリの側面に対応する一辺に備えることを特徴とする。
本発明のバッテリ固定金具は、さらに好ましくはバネが最大収縮した場合にバネ部材が内壁から突出しないように、バネ部材を収納可能なバネ部材収納切り欠き部を備えることを特徴とする。
本発明のバッテリの固定方法は、上述のいずれかに記載のバッテリ固定金具を用いたバッテリの固定方法において、バッテリは複数のバッテリからなるバッテリ群であり、上面と側面とに露出するバッテリ群を構成する各バッテリに対して、露出した各面において各々少なくとも一か所で押圧固定するように、一以上のバッテリ固定金具を配置することを特徴とする。
本発明のバッテリの固定方法は、上述のいずれかに記載のバッテリ固定金具を用いたバッテリの固定方法において、バッテリを背板と底板とを備えるコーナーに載置する工程と、一方の端部に備えられたフックを、底板に設けられた切り欠き部に嵌め込む工程と、バッテリを覆うように、フックを中心にバッテリ固定金具を枢動させる工程と、バッテリを押圧した状態で、他方の端部を背板に固定する工程と、を有することを特徴とする。
本発明のバッテリの固定方法は、好ましくは固定された状態のバッテリの側面とバッテリ固定金具との間隙が、固定された状態のバッテリの上面とバッテリ固定金具との間隙よりも大きいことを特徴とする。
本発明の電子装置は、上述のいずれかに記載のバッテリ固定金具を備えることを特徴とする。
本発明により、狭い作業スペースでのバッテリ取り付け作業を容易にすることが可能なバッテリ固定金具等を提供できる。
実施形態のバッテリ固定金具がバッテリを固定する状態を説明する図である。 背板と底板とからなるバッテリ配置台を説明する図である。 バッテリ固定金具を説明する概念図である。 バッテリ固定金具を用いてバッテリを固定する手順を順次説明する概要図である。 バッテリ固定金具を用いたバッテリの取り付け作業工程を説明するフローチャートである。 バッテリ固定金具を取り外す動作を説明するフローチャートである。 従来のバッテリ取り付け方法にかかる電子装置を説明する図である。 従来の筐体に取り付けられた状態のバッテリとバッテリ固定金具とを説明する斜視図である。
実施形態で説明するバッテリ固定金具は、狭い設置作業スペースしかないような配置条件においても、良好な作業性を有して簡単かつ迅速にバッテリ取り付け作業を遂行できるものである。
実施形態で説明するL字形状のバッテリ固定金具は、底板に固定される一端がフック形状であるので、底板の切り欠き部に嵌め込むだけでよい。また、背板に固定される他端は、背板の切り欠き孔に挿入される凸部を備える。
このため、背板の切り欠き孔に凸部を挿入した仮固定状態で、すなわちバッテリの側面と上面とがバッテリ固定金具の内壁のバネ部材に押圧された仮固定状態において、背板に当該他端をネジ止めする作業を容易に遂行することができる。
また、バネ部材は、これが最大に収縮した場合に、バッテリ固定金具の内壁内に完全に収納される。すなわち、バッテリ固定金具は、その内壁にバネ部材の形状に対応するバネ部材収納切り欠き部を備える。このため、バッテリが許容される膨張可能な最大の寸法は、バッテリ固定金具の内壁寸法で規定されることとなるので、バネ部材の容積を別途に考慮する必要がなくバッテリがバッテリ固定金具内壁に当接するまで膨張可能である一方、バッテリ固定金具の小型化が可能である。
(実施形態)
図1は、実施形態のバッテリ固定金具100がバッテリ300を固定する状態を説明する図である。図1(a)はバッテリ固定金具100がバッテリ300を固定する状態を説明する側面図であり、図1(b)はバッテリ固定金具100がバッテリ300を固定する状態を説明する正面図であり、図1(c)はバッテリ固定金具100がバッテリ300を固定する状態を説明する平面図である。
図1に示すように、四つのバッテリ300(1),300(2),300(3),300(4)(以下、適宜バッテリ300と総称する)は、二つのバッテリ固定金具100(1),100(2)(以下、適宜バッテリ固定金具100と総称する)で固定されている。バッテリ固定金具100(1),100(2)は略L字型であって、バッテリ固定金具100(1)の内壁すなわちバッテリ300(1),300(2)と当接する側に、バネ部材130(1),130(2),130(3),130(4)を備える。
同様に、バッテリ固定金具100(2)の内壁すなわちバッテリ300(3),300(4)と当接する側に、バネ部材130(5),130(6),130(7),130(8)(以下、適宜バネ部材130(1)乃至バネ部材130(8)をバネ部材130と総称する)を備える。
バネ部材130(1),130(2),130(3),130(4)は、バッテリ300(1),300(2)を押圧状態で固定するとともに、仮にバッテリ300(1),300(2)が膨張または収縮した場合でも、バネ部材130の伸縮により、所定の範囲内で押圧固定状態を安定的に保つ。
同様に、バネ部材130(5),130(6),130(7),130(8)は、バッテリ300(3),300(4)を押圧状態で固定するとともに、仮にバッテリ300(3),300(4)が膨張または収縮した場合でも、バネ部材130の伸縮により、所定の範囲内で押圧固定状態を安定的に保つ。
バッテリ固定金具100(1)は、底板202に係合されるフック120(1)をその一端に備える。また、バッテリ固定金具100(1)は、背板201に挿入される凸部110(1)を他端に備える。さらにバッテリ固定金具100(1)の他端は、背板201にネジ止めされるためのネジ穴140(1)を備える。
同様に、バッテリ固定金具100(2)は、底板202に係合されるフック120(2)をその一端に備える。また、バッテリ固定金具100(2)は、背板201に挿入される凸部110(2)を他端に備える。さらにバッテリ固定金具100(2)の他端は、背板201にネジ止めされるためのネジ穴140(2)を備える。
背板201と底板202とは、共に電子装置の筐体であってもよいし、共にバッテリ300を載置するための専用トレイであってもよいし、いずれか一方が電子装置の筐体または専用トレイ等であってもよい。すなわち、バッテリ配置台は、専用トレイまたは筐体の一部等を利用してバッテリが配置可能に形成された配置位置を意味するものとする。
図1に示すように、バッテリ300は上面側と側面側とにおいて露出した各バッテリの個々の各面が、少なくとも一か所でバネ部材130により押圧固定される。これにより、複数のバッテリから構成されるバッテリ300が、安定かつ強固に固定されることとなる。
特に、バッテリ300の一個あたりの露出面積が比較的大きな側面においては、長手方向に二か所(バッテリ300(2)の側面に対するバネ部材130(3)とバネ部材130(4)、バッテリ300(4)の側面に対するバネ部材130(7)とバネ部材130(8))以上で押圧することが好ましい。
また、図1から理解されるように、例えばバネ部材130(3)がバッテリ300(2)の側面の上端を押圧し、バネ部材130(4)がバッテリ300(2)の側面の下端を押圧するように、離隔した二つの端部で露出した一面を押圧固定することが安定した固定をする上で好ましい。
さらに、バッテリ300一個あたりの露出面積が比較的小さな上面においては、バッテリ300(1)〜300(4)の露出した各上面の中央部分において一箇所ずつ、バネ部材130が押圧する構成とすることが好ましい。また、バッテリ300は一般に側面側への膨張が上面側への膨張よりも大きいので、バッテリ300とバッテリ固定金具100との間の間隙(すなわち図1におけるバネ部材130が占める伸縮方向の幅)は、側面側のほうが上面側よりも大きくすることが好ましい。
バネ部材130は、バッテリ固定金具100と一体的に設けることが好ましく、典型的にはバッテリ固定金具100本体フレームの一部をくり抜いて形成する。これにより、くり抜かれた跡がバネ部材収納切り欠き部(不図示)となり、バネ部材130が最大限収縮した場合には、バネ部材収納切り欠き部内へとバネ部材130が完全収納されるので、バッテリ固定金具100の内壁から突出することがない。このため、バッテリ300の膨張許容範囲が増大することとなり、換言すればバネ部材130の配置空間を別途に考慮する必要がなく、一方でバッテリ固定金具100を小型軽量化することが可能となる。
図2は、背板201と底板202とからなるバッテリ配置台200を説明する図である。図2(a)はバッテリ配置台200の側面図であり、図2(b)はバッテリ配置台200の正面図であり、図2(c)はバッテリ配置台200の平面図である。
図2に示すように、バッテリ配置台200の背板201には、バッテリ固定金具100の一端に設けられた凸部110が挿通される切り欠き孔210(1),210(2),210(3),210(4)(以下、適宜切り欠き孔210と総称する)が設けられている。
また、バッテリ配置台200の底板202には、バッテリ固定金具100の他端に設けられたフック120が係合される切り欠き部220(1),220(2),220(3),220(4)(以下、適宜切り欠き部220と総称する)が設けられている。
また、バッテリ配置台200の背板201には、バッテリ固定金具100の一端に設けられたネジ穴140と合致してネジ止め固定するためのネジ穴240(1),240(2)が備えられている。
図2においてバッテリ配置台200は、二つのバッテリ固定金具100を用いて複数のバッテリ300を固定することが可能な構造を有するものとして説明したが、バッテリ300の個数に対応する任意の個数のバッテリ固定金具100に対応する構造としてもよい。
また、図2においてはバッテリ配置台200を独立した一つの部材として説明したが、バッテリ300を搭載しバッテリ固定金具100の一端及び他端を各々固定または係合することが可能な背板201と底板202を有する筐体であれば、取り付け可能である。例えば、バッテリ配置台はトレイ形状の底板202のみとしてこれを筐体に固定し、背板201は筐体のバックボードを用いることとし、トレイ形状の底板と筐体の背板とによりバッテリ配置台を構成することもできる。
図3は、バッテリ固定金具100を説明する概念図である。図3(a)がバッテリ固定金具100の側面図であり、図3(b)がバッテリ固定金具100の正面図であり、図3(c)がバッテリ固定金具100の平面図である。
また、図4は、バッテリ固定金具100を用いてバッテリ300を固定する手順を順次説明する概要図である。図4(a)がバッテリ固定金具100を底板202に係合させる状態を説明する図であり、図4(b)がバッテリ固定金具100をフック120を支点として枢動させる状態を説明する図であり、図4(c)がバッテリ固定金具100の凸部110を背板201に挿通させた状態を説明する図である。
図4(c)で説明する状態においては、バッテリ固定金具100がバッテリ300を押圧している状態である。この状態では、フック120と凸部110とにおいて、各々底板202の切り欠き部220と背板201の切り欠き孔210とで支持されることとなるので、バッテリ300からの反作用の押圧力があるにも拘わらず、バッテリ固定金具100が仮固定された状態となる。
従って、バッテリ固定金具100に対して別途支持する必要(例えば手で支える等)が殆どなく、背板201へのネジ止め作業を極めて容易に遂行することができる。なお、図4においては、バッテリ固定金具100のネジ穴140と、背板201のネジ穴240とは記載を省略している。
図5は、バッテリ固定金具100を用いたバッテリ300の取り付け作業工程を説明するフローチャートである。以下、図5に示す各ステップに基づいて、適宜図3乃至図4を参照しながらバッテリ300の取り付け作業工程について順次説明する。
(ステップS510)
バッテリ300を電子装置等のバッテリ配置ポジションに配置する。典型的には、上述したバッテリ配置台200を用いて電子装置の筐体内にバッテリ配置ポジションを形成することができる。また、バッテリ300が複数のバッテリからなるバッテリ群である場合には、安定的に固定されるようにバッテリ固定金具100に対応させて適宜組み合わせて配置する。
(ステップS520)
バッテリ固定金具100の一端のフック120を底板202の切り欠き部220に係合させる。バッテリ固定金具100は、ネジ止めではなくフック120により底板202に係合されるので、作業性が向上するだけでなく迅速かつ省スペースとできる。
(ステップS530)
フック120を支点としてバッテリ固定金具100を枢動させて、バッテリ固定金具100の他端を背板201の方へと近づける。バッテリ固定金具100の他端が背板201に近づくのに伴いバネ部材130がバッテリ300に接触すると、バネ部材130が収縮されて弾性力を発揮する。
(ステップS540)
バッテリ固定金具100の凸部110を背板201の切り欠き孔210へと挿入する。この場合に、バネ部材130の弾性力に抗する力でバッテリ固定金具100を押圧しながら、切り欠き孔210へと挿入することとなる。しかし、この押圧及び挿入作業は比較的短い時間で為される作業であるので、極めて容易に遂行されることとなる。
(ステップS550)
バッテリ固定金具100を背板201にネジ止めする。この場合に、ステップS540の挿入作業により、バッテリ固定金具100のネジ穴140と、背板201のネジ穴240とが合致しており仮固定状態とされているので、ネジ止めによる本固定作業が容易となる。さらに、このステップS550におけるネジ止め作業は、装置筐体の正面側からの作業となる。このため、高さ方向の作業スペースが実質的に不要であり、極めて良好な作業を作業者の手前側から遂行できることとなる。
また、図6は、バッテリ固定金具100を取り外す動作を説明するフローチャートである。
(ステップS610)
バッテリ固定金具100の上端部における背板201へのネジ止めを外す。この作業は、装置筐体における正面側からの動作となるので、バッテリ300の上方に存在する部材等の有無に拘わらずオープンスペースが比較的大きくとれることとなり、作業性が良好である。
(ステップS620)
バッテリ固定金具100の下端部を中心に枢動させて、凸部110を切り欠き孔210から脱抜し、バッテリ300とバネ部材130との接触を解放する。これにより、バッテリ300への押圧力は解除されて、バッテリ300が自然状態で載置されている状態となる。
(ステップS630)
バッテリ固定金具100のフック120を、底板202の切り欠き部220から脱抜する。
(ステップS640)
バッテリ300を取り外す。必要に応じてバッテリ300及び周辺回路等のメンテナンスや更新を遂行し、バッテリ300を交換してもよい。バッテリ300の取り外し作業や取り付け作業は、比較的狭い作業空間や比較的小さな電子装置においても、スムースかつ容易に行える。
バッテリは使用環境や周囲温度や経年変化等によって膨張したり収縮したりしてその形状や大きさが多少変わることが知られているが、従来のバッテリ固定金具は、バッテリの大きさ等の変化に対応していなかった。
このため、バッテリの形状や大きさが変化しようとする場合に、バッテリ固定金具の固定箇所においてのみ強固に締め付けられて、しわよせを受けた他の箇所において過剰に応力がかかり膨張等してバッテリがいびつに歪み、バッテリ本来の性能を全うさせる上で好ましくない状態が生じる懸念があった。
本実施形態のバッテリ固定金具100は、このような問題点を解決するだけでなく、極めて容易な取り付け作業等を可能にする。また、例えばゴム板等をバッテリと固定金具との間に挟んでこれを緩衝部材とする場合には、仮にゴム板が収縮したとしてもゴム板が占める空間容積を確保しておく必要がある。
しかし、バッテリ固定金具100は、自身のメインフレーム内にバネ部材130を完全に収納可能であり、少なくとも内壁側(バッテリ300側)には突出しないように収縮可能である。このため、バッテリ300は、最大でメインフレームに当接するまで膨張が許容され、バネ部材130によって最大膨張寸法が制限されることがない。
そして、当該膨張した状態のいずれの寸法においてもバッテリ300は、バネ部材130により適度な押圧力を受けて固定される。さらに、ゴム板部材のように弾性力が劣化することがない。
また、バッテリ300が収縮した場合も、所定の範囲内でバネ部材130がバッテリ300の収縮に対応して、常に押圧力を付与してこれを固定する。これにより、バッテリ300は、膨張や収縮に拘わらず常に安定的に固定されることとなる。
また、バッテリ固定金具100は、上面から下方へと手前側面から奥側へとの二つのベクトルによりバッテリ300を背板201と底板202とで形成されるコーナー方向に押圧するので、極めて安定した固定が可能となる。
バッテリ300は一個あたりの寸法が例えば167mm×199mm×172mmであって重量が16キログラム程度であってもよく、これを四つ組み合わせたバッテリ群として構成してもよい。
また、バッテリ300の側面におけるバッテリ固定金具100の本体フレームとの間隙は、3ミリメートルより大きくしてもよい。また、バッテリ300の上面におけるバッテリ固定金具100の本体フレームとの間隙は、3ミリメートルより小さくしてもよい。これにより、側面における膨張に対してさらに効果的に対応可能なバッテリ固定金具100とできる。
また、バネ部材130の自然状態におけるバッテリ固定金具100の本体フレーム内壁からの突出高さは、6〜7mm程度としてもよい。これにより、プラスマイナス2mm程度のバッテリ300の膨張収縮に対して十分に対応可能なバッテリ固定金具100とできる。
また、バッテリ固定金具100は、SUS304の板厚0.6ミリメートル乃至1.0ミリメートル程度の部材により形成し、これを一部くり抜いてバネ部材130を形成してもよい。
本発明は、バッテリを搭載する電子装置等一般に幅広く適用できる。
100・・バッテリ固定金具、110・・凸部、120・・フック、130・・バネ部材、140・・ネジ穴、200・・バッテリ配置台、201・・背板、202・・底板、210・・切り欠き孔、220・・切り欠き部、240・・ネジ穴。

Claims (11)

  1. 背板と底板とを備える配置台にバッテリを押圧固定するバッテリ固定金具において、
    各端部が前記背板と前記底板とに各々固定されるL字形状であり、
    一方の前記端部は、前記底板に設けられた切り欠き部に対応するフックを備える
    ことを特徴とするバッテリ固定金具。
  2. 請求項1に記載のバッテリ固定金具において、
    他方の前記端部は、前記背板にネジ止め固定されるネジ穴を備える
    ことを特徴とするバッテリ固定金具。
  3. 請求項1または請求項2に記載のバッテリ固定金具において、
    前記他方の端部は、前記背板に設けられた切り欠き孔に挿入される凸部を備える
    ことを特徴とするバッテリ固定金具。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のバッテリ固定金具において、
    前記バッテリの上面を前記底板方向に押圧する第一バネ部材を備える
    ことを特徴とするバッテリ固定金具。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のバッテリ固定金具において、
    前記バッテリの側面を前記背板方向に押圧する第二バネ部材を備える
    ことを特徴とするバッテリ固定金具。
  6. 請求項5に記載のバッテリ固定金具において、
    前記バッテリの上端と下端との二か所において前記バッテリの側面を前記背板方向に押圧する二つの前記第二バネ部材を、前記バッテリの側面に対応する一辺に備える
    ことを特徴とするバッテリ固定金具。
  7. 請求項4乃至請求項6のいずれか一項に記載のバッテリ固定金具において、
    バネが最大収縮した場合に前記バネ部材が内壁から突出しないように、前記バネ部材を収納可能なバネ部材収納切り欠き部を備える
    ことを特徴とするバッテリ固定金具。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のバッテリ固定金具を用いたバッテリの固定方法において、
    前記バッテリは複数のバッテリからなるバッテリ群であり、
    前記上面と前記側面とに露出する前記バッテリ群を構成する各バッテリに対して、露出した各面において各々少なくとも一か所で押圧固定するように、一以上のバッテリ固定金具を配置する
    ことを特徴とするバッテリの固定方法。
  9. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のバッテリ固定金具を用いたバッテリの固定方法において、
    前記バッテリを前記背板と前記底板とを備える前記コーナーに載置する工程と、
    一方の前記端部に備えられたフックを、前記底板に設けられた前記切り欠き部に嵌め込む工程と、
    前記バッテリを覆うように、前記フックを中心に前記バッテリ固定金具を枢動させる工程と、
    前記バッテリを押圧した状態で、他方の端部を前記背板に固定する工程と、を有する
    ことを特徴とするバッテリの固定方法。
  10. 請求項9に記載のバッテリの固定方法において、
    固定された状態の前記バッテリの側面と前記バッテリ固定金具との間隙が、固定された状態の前記バッテリの上面と前記バッテリ固定金具との間隙よりも大きい
    ことを特徴とするバッテリの固定方法。
  11. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のバッテリ固定金具を備える
    ことを特徴とする電子装置。
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