JP2002304234A - キーボード台の取り付け構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラック内のスペースを有効に利用するため、
取り付け、取り外しが容易であり、必要なときだけ取り
付けるキーボード台２を提供すること。 【解決手段】 キーボード２を載置する台部３と、それ
らを支持する支持部４とで構成し、支持部４の左右どち
らか一方に長穴６を設け、長穴６に支持部材５を長穴６
内において可動に取り付け、支持部材５を可動とすると
共に、支持部４の側部に設けられた突出孔７から支持部
材５を突出させ、支持部材５により機器収納用ラック１
の内側面に取り付け可能であること。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】各種通信機器を収納する機器
収納用ラックに取り付けられるキーボード台の取り付け
構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来技術におけるキーボード台は、図６
〜図７に示すように、キーボードを収納する機器収納用
ラック２１には、スライド式台板２２を取り付け、そこ
にキーボード２３を載置し、必要なときにスライド式台
板２２を前方に引き出して使用していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のキーボード台は、キーボード２３を使用する全ての
機器収納用ラック２１に少なくとも一つ、スライド式台
板２２を取り付けなくてはならず、特にデータセンター
のように多くの機器収納用ラック２１があるところで
は、スライド式台板２２の取り付け作業だけでもかなり
の時間がかかっていた。また、スライド式台板２２を取
り付けるには、少なくともスライド式台板２２の厚さと
キーボード２３の厚さ分のスペースを確保しなくてはな
らなかった。ほとんどメンテナンス時のみにしかキーボ
ード２３を使用しなくても、それだけのスペースを確保
しなくてはならないので、他の機器を収納するスペース
が制限されてしまうことがあった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】そこで本発明は、ラック
内のスペースを有効に利用するため、取り付け、取り外
しが容易であり、必要なときだけ機器収納用ラックに取
り付けるキーボード台の取り付け構造を提供することを
目的とし、その構造は、キーボードを載置する台部と、
それらを支持する支持部とで構成し、支持部の左右どち
らか一方に長穴を設け、長穴に支持部材を長穴内におい
て可動に取り付けると共に、支持部の側部に設けられた
突出孔から支持部材を突出させ、支持部材によりキーボ
ード台が機器収納用ラックの内側面に取り付け可能であ
ることを特徴とする。

【０００５】

【発明の実施の形態】本発明に係るキーボード台は、ラ
ックに常設せず、必要な場合にのみ取り付けるものであ
る。キーボード台は機器収納用ラックの内側面に直接、
キーボード台に取り付けられた支持部材により取り付け
られる。キーボード台の左右側部には支持部材を突出さ
せるが、どちらか一方は固定され、他方は支点を長穴に
取り付け、長穴内において可動である。支持部材が固定
されている側を下にして、キーボード台を傾けて、固定
の支持部材を機器収納用ラックの内側面に設けられた溝
に差し入れる。可動の支持部材側を下げていくと、支持
部材は、長穴内で支点が上昇すると同時に、支持部材は
突出孔から突出する。そこで支持部材が機器収納用ラッ
クの内側面を押す形で、キーボード台は取り付けられ
る。

【０００６】

【実施例】本発明に係る実施例を図１〜図３の添付図面
に基づいて説明する。

【０００７】機器収納用ラック１は通信機器等が収納さ
れ、メンテナンス等でキーボードを使用する場合は、そ
の都度キーボード台２を機器収納用ラック１に取り付け
る。

【０００８】キーボード台２は、台部３と支持部４とで
構成され、台部３にはキーボードが載置される。支持部
４の両側端にはウレタン等で円柱状に形成された支持部
材５が取り付けられる。支持部材５は、左右どちらか一
方は、固定されていて、他方は、長穴６を設け、この長
穴６に取り付けて長穴６内において可動とする。また、
支持部４の両側部には突出孔７を設け、支持部材５が突
出孔７から突出される。機器収納用ラック１の本体の内
側面には溝８を形成し、溝８に支持部材５を対向させて
キーボード台２を取り付ける。

【０００９】キーボード台２を機器収納用ラック１に取
り付けるときには、支持部材５が固定されている側を先
に機器収納用ラック１の溝８に、キーボード台２を斜め
に傾けて当接し、支持部材５が可動である側を下げる。
支持部材５は支点９が、長穴６内を移動し、同時に突出
孔７より突出するため、キーボード台２が水平になった
とき、支持部材５が溝８にはまりキーボード台２は機器
収納用ラック１に支持される。

【００１０】キーボード台２を機器収納用ラック１から
取り外すときには、取り付けのときと逆の動作で、可動
である支持部材５を長穴６内を移動させて、キーボード
台２を斜めにして外す。

【００１１】本発明に係るキーボード台の取り付け構造
は、上記形状、材料に限定されるものではなく、例え
ば、図４〜図５に示すように、支持部材１０を角柱状に
しても良い。また、支持部材の材料も、ウレタンに限定
されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲に
おいて適宜変更可能である。

【００１２】

【発明の効果】以上のように本発明に係るキーボード台
の取り付け構造は、キーボードを載置する台部と、それ
らを支持する支持部とで構成し、支持部の左右どちらか
一方に長穴を設け、長穴に支持部材を長穴内において可
動に取り付けると共に、支持部の側部に設けられた突出
孔から支持部材を突出させ、支持部材によりキーボード
台を機器収納用ラックの内側面に取り付け可能であるた
め、メンテナンス等でキーボードが必要な場合でも、機
器収納用ラック一台に一つキーボード台を取り付ける手
間を省くことができる。特に、データセンターのように
たくさんの機器収納用ラックがある場合には、取り付け
時間が大幅に削減できる、作業性も向上させることがで
きる。また、キーボード台の取り付け、取り外し作業
は、大変容易であると共に、キーボード台を取り付ける
ための取り付け穴も必要でない。さらに、機器収納用ラ
ックの間口が同じものであれば、任意の位置に同じキー
ボード台を取り付けることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るキーボード台を示す斜視図であ
る。

【図２】図１における支持部材取り付け部の拡大断面図
である。

【図３】本発明に係るキーボード台の取り付け構造を示
す斜視図である。

【図４】本発明に係るキーボード台の変形実施例を示す
一部断面図である。

【図５】本発明に係るキーボード台の変形実施例を示す
一部斜視図である。

【図６】従来技術におけるキーボード台を示す説明図で
ある。

【図７】従来技術におけるキーボード台を示す正面図で
ある。

【符号の説明】

１ 機器収納用ラック ２ キーボード台 ３ 台部 ４ 支持部 ５ 支持部材 ６ 長穴 ７ 突出孔 ８ 溝 ９ 支点 １０ 支持部材

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 各種通信機器を収納する機器収納用ラッ
   クに取り付けられるキーボード台の取り付け構造であっ
   て、キーボードを載置する台部と、それらを支持する支
   持部とで構成し、前記支持部の左右どちらか一方に長穴
   を設け、該長穴に支持部材を前記長穴内において可動に
   取り付けると共に、前記支持部の側部に設けられた突出
   孔から前記支持部材を突出させ、前記支持部材により前
   記キーボード台が前記機器収納用ラックの内側面に取り
   付け可能であることを特徴とするキーボード台の取り付
   け構造。